この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールで説明される機能に関する情報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「新機能および変更された機能に関する情報」の章を参照してください。
ここでは、端末設定およびセッションに関する情報について説明します。
Cisco NX-OS ソフトウェア機能では、端末の次の特性を管理できます。
コンソール ポートは非同期シリアル ポートであり、RJ-45 コネクタを持つ標準の RS-232 ポートを使用してデバイスに接続し、初期設定を行うことができます。 このポートに接続されるすべてのデバイスには、非同期伝送能力が必要です。 コンソール ポートには、次のパラメータを設定できます。
ターミナル エミュレータには、9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、パリティなしを設定します。
COM1 ポートは、モデムなどの外部のシリアル通信デバイスに接続できる DB-9 インターフェイスを備えた RS-232 ポートです。 COM1 ポートに関して、次のパラメータを設定できます。
ターミナル エミュレータには、9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、パリティなしを設定します。
仮想端末回線を使用して、Cisco NX-OS デバイスに接続できます。 セキュア シェル(SSH)と Telnet によって、仮想端末セッションが作成されます。 仮想端末の非アクティブ セッションのタイムアウトおよびセッションの最大数制限を設定できます。
スーパーバイザ モジュールの COM1 ポートまたはコンソール ポートにモデムを接続できます。 Cisco NX-OS ソフトウェアを実行するデバイスでは、次のモデムがテスト済みです。
MultiTech MT2834BA(http://www.multitech.com/en_us/support/families/multimodemii/)
Hayes Accura V.92(http://www.zoom.com/products/dial_up_external_serial.html#hayes)
(注) |
デバイスの起動中は、モデムを接続しないでください。 デバイスの電源がオンになってから、モデムを接続します。 |
Cisco NX-OS ソフトウェアには、接続されたモデムを検出するためのデフォルトの初期化文字列(ATE0Q1&D2&C1S0=1\015)が用意されています。 デフォルトの文字列は次のように定義されています。
検出できないモジュールの設定を削除する場合を除いて、コンフィギュレーション ファイルの操作は、仮想デバイス コンテキスト(VDC)に対してローカルです。 検出できないモジュールの設定は、デフォルトの VDC からだけ削除できます。 VDC の詳細については、 『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』を参照してください。
次の表に、この機能のライセンス要件を示します。
製品 |
ライセンス要件 |
---|---|
Cisco NX-OS |
端末の設定にライセンスは不要です。 ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。 Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細については、 『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。 |
コンソール ポートの次の特性を設定できます。
コンソール ポートにログインします。
デフォルト VDC にいることを確認します。
COM1 ポートの次の特性を設定できます。
コンソール ポートまたは COM1 ポートにログインします。
デフォルト VDC にいることを確認します。
ここでは、Cisco NX-OS デバイスに仮想端末を設定する方法について説明します。
Cisco NX-OS デバイス上の非アクティブな仮想端末セッションのタイムアウトを設定できます。
Cisco NX-OS デバイス上の仮想端末セッションの数を制限できます。
COM1 ポートまたはコンソール ポートにモデムを接続できます。
モデムの接続には、COM1 ポートを使用することを推奨します。
モデムを使用するには、その前にポート上のモデム接続をイネーブルにする必要があります。
コンソール ポートにログインします。
デフォルト VDC にいることを確認します。
Cisco NX-OS ソフトウェアでは、モデムでの接続用にダウンロードできるデフォルトの初期化文字列が用意されています。 デフォルトの初期化文字列は ATE0Q1&D2&C1S0=1\015 です。
コンソール ポートにログインします。
デフォルト VDC にいることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||||
ステップ 2 | 次のいずれかのコマンドを入力します。
例: switch# line com1 switch(config-com1)# |
|||||||
ステップ 3 | modem init-string default 例: switch(config-com1)# modem init-string default |
モデムにデフォルトの初期化文字列を書き込みます。 |
||||||
ステップ 4 | exit 例: switch(config-com1)# exit switch(config)# |
COM1 またはコンソール コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||||||
ステップ 5 | show line 例: switch(config)# show line |
(任意) COM1 とコンソールの設定を表示します。 |
||||||
ステップ 6 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
デフォルトの初期化文字列がモデムと互換性がない場合は、独自の初期化を設定してダウンロードできます。
コンソール ポートにログインします。
デフォルト VDC にいることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||||
ステップ 2 | 次のいずれかのコマンドを入力します。
例: switch# line com1 switch(config-com1)# |
|||||||
ステップ 3 | modem set-string user-input string 例: switch(config-com1)# modem set-string user-input ATE0Q1&D2&C1S0=3\015 |
COM1 またはコンソール ポートのユーザ指定の初期化文字列を設定します。 初期化文字列は、最大 100 文字の長さの英数字で、大文字と小文字が区別され、特殊文字を含むことができます。
|
||||||
ステップ 4 | modem init-string user-input 例: switch(config-com1)# modem init-string user-input |
COM1 またはコンソール ポートに接続されたモデムにユーザ指定の初期化文字列を書き込みます。 |
||||||
ステップ 5 | exit 例: switch(config-com1)# exit switch(config)# |
COM1 またはコンソール コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||||||
ステップ 6 | show line 例: switch(config)# show line |
(任意) COM1 とコンソールの設定を表示します。 |
||||||
ステップ 7 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
電源が入っている物理デバイスにモデムを接続する場合は、使用する前にモデムを初期化する必要があります。
Cisco NX-OS デバイスがブート シーケンスの実行を完了し、システム イメージが実行されるまで待った後、デバイスの COM1 ポートまたはコンソール ポートにモデムを接続します。
ポートでモデム接続をイネーブルにします。
デフォルト VDC にいることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | modem connect line {com1 | console} 例: switch# modem connect line com1 |
デバイスに接続されたモデムを初期化します。 |
Cisco NX-OS デバイス上の端末セッションをクリアできます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | show users 例: switch# show users |
(任意) デバイス上のユーザ セッションを表示します。 |
ステップ 2 | clear line name 例: switch# clear line pts/0 |
特定の回線上の端末セッションをクリアします。 回線名は、大文字と小文字が区別されます。 |
端末およびセッションに関する情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。
コマンド |
目的 |
---|---|
show terminal | 端末の設定を表示します。 |
show line | COM1 ポートおよびコンソール ポートの設定を表示します。 |
show users | 仮想端末セッションを表示します。 |
show running-config [all] | 実行コンフィギュレーションのユーザ アカウント設定を表示します。 all キーワードを指定すると、ユーザ アカウントのデフォルト値が表示されます。 |
これらのコマンドの出力フィールドの詳細については、ご使用のデバイスの『Cisco Nexus Command Reference Guide』を参照してください。
パラメータ |
デフォルト |
---|---|
デフォルトのファイル システム |
bootflash: |
関連項目 |
参照先 |
---|---|
ライセンス |
『Cisco NX-OS Licensing Guide』 |
コマンド リファレンス |
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Fundamentals Command Reference』 |
目次
- 端末設定およびセッションの設定
- 機能情報の確認
- 端末設定とセッションの概要
- 端末セッションの設定
- コンソール ポート
- COM1 ポート
- 仮想端末
- モデムのサポート
- コンフィギュレーション ファイルに対する仮想化のサポート
- 端末設定およびセッションのライセンス要件
- コンソール ポートの設定
- COM1 ポートの設定
- 仮想端末の設定
- 非アクティブ セッションのタイムアウトの設定
- セッション制限の設定
- モデム接続の設定
- モデム接続のイネーブル化
- デフォルトの初期化文字列のダウンロード
- ユーザ指定の初期化文字列の設定およびダウンロード
- 電源がオンになっている Cisco NX-OS デバイスのモデムの初期化
- 端末セッションのクリア
- 端末およびセッション情報の表示
- ファイル システム パラメータのデフォルト設定
- 端末設定およびセッションに関する追加情報
- 端末設定およびセッションの関連資料
この章の内容は、次のとおりです。
- 機能情報の確認
- 端末設定とセッションの概要
- 端末設定およびセッションのライセンス要件
- コンソール ポートの設定
- COM1 ポートの設定
- 仮想端末の設定
- モデム接続の設定
- 端末セッションのクリア
- 端末およびセッション情報の表示
- ファイル システム パラメータのデフォルト設定
- 端末設定およびセッションに関する追加情報
機能情報の確認
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールで説明される機能に関する情報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「新機能および変更された機能に関する情報」の章を参照してください。
端末設定とセッションの概要
コンソール ポート
コンソール ポートは非同期シリアル ポートであり、RJ-45 コネクタを持つ標準の RS-232 ポートを使用してデバイスに接続し、初期設定を行うことができます。 このポートに接続されるすべてのデバイスには、非同期伝送能力が必要です。 コンソール ポートには、次のパラメータを設定できます。
- データ ビット
- データに使用する 8 ビット バイトのビット数を指定します。
- 非アクティブ セッションのタイムアウト
- セッションが終了になるまでの非アクティブ時間を分単位で指定します。
- パリティ
- エラー検出用の奇数または偶数パリティを指定します。
- 速度
- 接続の送信速度を指定します。
- ストップ ビット
- 非同期回線のストップ ビットを指定します。
ターミナル エミュレータには、9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、パリティなしを設定します。
COM1 ポート
COM1 ポートは、モデムなどの外部のシリアル通信デバイスに接続できる DB-9 インターフェイスを備えた RS-232 ポートです。 COM1 ポートに関して、次のパラメータを設定できます。
- データ ビット
- データに使用する 8 ビット バイトのビット数を指定します。
- ハードウェア フロー制御
- フロー制御ハードウェアをイネーブルにします。
- パリティ
- エラー検出用の奇数または偶数パリティを指定します。
- 速度
- 接続の送信速度を指定します。
- ストップ ビット
- 非同期回線のストップ ビットを指定します。
ターミナル エミュレータには、9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、パリティなしを設定します。
モデムのサポート
スーパーバイザ モジュールの COM1 ポートまたはコンソール ポートにモデムを接続できます。 Cisco NX-OS ソフトウェアを実行するデバイスでは、次のモデムがテスト済みです。
MultiTech MT2834BA(http://www.multitech.com/en_us/support/families/multimodemii/)
Hayes Accura V.92(http://www.zoom.com/products/dial_up_external_serial.html#hayes)
(注)
デバイスの起動中は、モデムを接続しないでください。 デバイスの電源がオンになってから、モデムを接続します。
Cisco NX-OS ソフトウェアには、接続されたモデムを検出するためのデフォルトの初期化文字列(ATE0Q1&D2&C1S0=1\015)が用意されています。 デフォルトの文字列は次のように定義されています。
- AT
- アテンション
- E0(必須)
- エコーなし
- Q1
- 結果コード オン
- &D2
- 通常のデータ端末動作可能(DTR)オプション
- &C1
- データ キャリア状態の追跡がイネーブル
- S0=1
- 1 回の呼び出し音の後に応答
- \015(必須)
- 8 進数値での復帰
コンソール ポートの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 line console
例:switch# line console switch(config-console)#コンソール コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 databits bits
例:switch(config-console)# databits 7バイト当たりのデータ ビットの数を設定します。 有効な範囲は 5 ~ 8 です。 デフォルトは 8 です。
ステップ 4 exec-timeout minutes
例:switch(config-console)# exec-timeout 30非アクティブ セッションのタイムアウトを設定します。 有効な範囲は 0 ~ 525600 分(8760 時間)です。 0 分の値を設定すると、セッション タイムアウトはディセーブルになります。 デフォルトは 30 分です。
ステップ 5 parity {even | none | odd}
例:switch(config-console)# parity evenパリティを設定します。 デフォルトは none です。
ステップ 6 speed {300 | 1200 | 2400 | 4800 | 9600 | 38400 | 57600 | 115200}
例:switch(config-console)# speed 115200送受信の速度を設定します。 デフォルト値は 115200 です。
ステップ 7 stopbits {1 | 2}
例:switch(config-console)# stopbits 2ストップ ビットを設定します。 デフォルトは 1 です。
ステップ 8 exit
例:switch(config-console)# exit switch(config)#コンソール コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 9 show line console
例:switch(config)# show line console(任意) コンソールの設定を表示します。
ステップ 10 copy running-config startup-config
例:switch(config)# copy running-config startup-config(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
COM1 ポートの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 line com1
例:switch# line com1 switch(config-com1)#COM1 コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 databits bits
例:switch(config-com1)# databits 7バイト当たりのデータ ビットの数を設定します。 有効な範囲は 5 ~ 8 です。 デフォルトは 8 です。
ステップ 4 flowcontrol hardware
例:switch(config-com1)# flowcontrol hardwareハードウェア上のフロー制御をイネーブルにします。 デフォルトはイネーブルです。
ハードウェア上のフロー制御をディセーブルにするには、no flowcontrol hardware コマンドを使用します。
ステップ 5 parity {even | none | odd}
例:switch(config-com1)# parity evenパリティを設定します。 デフォルトは none です。
ステップ 6 speed {300 | 1200 | 2400 | 4800 | 9600 | 38400 | 57600 | 115200}
例:switch(config-com1)# speed 115200送受信の速度を設定します。 デフォルトは 9600 です。
ステップ 7 stopbits {1 | 2}
例:switch(config-com1)# stopbits 2ストップ ビットを設定します。 デフォルトは 1 です。
ステップ 8 exit
例:switch(config-com1)# exit switch(config)#COM1 コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 9 show line com1
例:switch(config)# show line com1(任意) COM1 ポートの設定を表示します。
ステップ 10 copy running-config startup-config
例:switch(config)# copy running-config startup-config(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
仮想端末の設定
非アクティブ セッションのタイムアウトの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 line vty
例:switch# line vty switch(config-line)#ライン コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 exec-timeout minutes
例:switch(config-line)# exec-timeout 30VDC での非アクティブ セッションのタイムアウトを設定します。 有効な範囲は 0 ~ 525600 分(8760 時間)です。 0 分の値を指定すると、タイムアウトがディセーブルになります。 デフォルト値は 30 です。
ステップ 4 exit
例:switch(config-line)# exit switch(config)#ライン コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 5 show running-config all | begin vty
例:switch(config)# show running-config all | begin vty(任意) 仮想端末の設定を表示します。
ステップ 6 copy running-config startup-config
例:switch(config)# copy running-config startup-config(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
セッション制限の設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 line vty
例:switch# line vty switch(config-line)#ライン コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 session-limit sessions
例:switch(config-line)# session-limit 10Cisco NX-OS デバイスの仮想セッションの最大数を設定します。 有効な範囲は 1 ~ 64 です。 デフォルトは 32 です。
ステップ 4 exit
例:switch(config-line)# exit switch(config)#ライン コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 5 show running-config all | being vty
例:switch(config)# show running-config all | begin vty(任意) 仮想端末の設定を表示します。
ステップ 6 copy running-config startup-config
例:switch(config)# copy running-config startup-config(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
モデム接続の設定
モデム接続のイネーブル化
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 次のいずれかのコマンドを入力します。
コマンド 目的 line com1 COM1 コンフィギュレーション モードを開始します。 line console コンソール コンフィギュレーション モードを開始します。
例:switch# line com1 switch(config-com1)#COM1 コンフィギュレーション モードまたはコンソール コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3 modem in
例:switch(config-com1)# modem inCOM1 またはコンソール ポート上のモデム入力をイネーブルにします。
ステップ 4 exit
例:switch(config-com1)# exit switch(config)#COM1 またはコンソール コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 5 show line
例:switch(config)# show line(任意) コンソールと COM1 の設定を表示します。
ステップ 6 copy running-config startup-config
例:switch(config)# copy running-config startup-config(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
デフォルトの初期化文字列のダウンロード
手順Cisco NX-OS ソフトウェアでは、モデムでの接続用にダウンロードできるデフォルトの初期化文字列が用意されています。 デフォルトの初期化文字列は ATE0Q1&D2&C1S0=1\015 です。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 次のいずれかのコマンドを入力します。
オプション 説明 line com1 COM1 コンフィギュレーション モードを開始します。 line console コンソール コンフィギュレーション モードを開始します。
例:switch# line com1 switch(config-com1)#ステップ 3 modem init-string default
例:switch(config-com1)# modem init-string defaultモデムにデフォルトの初期化文字列を書き込みます。
ステップ 4 exit
例:switch(config-com1)# exit switch(config)#COM1 またはコンソール コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 5 show line
例:switch(config)# show line(任意) COM1 とコンソールの設定を表示します。
ステップ 6 copy running-config startup-config
例:switch(config)# copy running-config startup-config(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
ユーザ指定の初期化文字列の設定およびダウンロード
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 configure terminal
例:switch# configure terminal switch(config)#グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 次のいずれかのコマンドを入力します。
オプション 説明 line com1 COM1 コンフィギュレーション モードを開始します。 line console コンソール コンフィギュレーション モードを開始します。
例:switch# line com1 switch(config-com1)#ステップ 3 modem set-string user-input string
例:switch(config-com1)# modem set-string user-input ATE0Q1&D2&C1S0=3\015COM1 またはコンソール ポートのユーザ指定の初期化文字列を設定します。 初期化文字列は、最大 100 文字の長さの英数字で、大文字と小文字が区別され、特殊文字を含むことができます。
(注) 文字列を初期化する前に、まず user-input の文字列を設定する必要があります。
ステップ 4 modem init-string user-input
例:switch(config-com1)# modem init-string user-inputCOM1 またはコンソール ポートに接続されたモデムにユーザ指定の初期化文字列を書き込みます。
ステップ 5 exit
例:switch(config-com1)# exit switch(config)#COM1 またはコンソール コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 6 show line
例:switch(config)# show line(任意) COM1 とコンソールの設定を表示します。
ステップ 7 copy running-config startup-config
例:switch(config)# copy running-config startup-config(任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
電源がオンになっている Cisco NX-OS デバイスのモデムの初期化
はじめる前に手順Cisco NX-OS デバイスがブート シーケンスの実行を完了し、システム イメージが実行されるまで待った後、デバイスの COM1 ポートまたはコンソール ポートにモデムを接続します。
ポートでモデム接続をイネーブルにします。
デフォルト VDC にいることを確認します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 modem connect line {com1 | console}
例:switch# modem connect line com1デバイスに接続されたモデムを初期化します。
関連タスク
端末およびセッション情報の表示
端末およびセッションに関する情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。
コマンド
目的
show terminal 端末の設定を表示します。
show line COM1 ポートおよびコンソール ポートの設定を表示します。
show users 仮想端末セッションを表示します。
show running-config [all] 実行コンフィギュレーションのユーザ アカウント設定を表示します。 all キーワードを指定すると、ユーザ アカウントのデフォルト値が表示されます。
これらのコマンドの出力フィールドの詳細については、ご使用のデバイスの『Cisco Nexus Command Reference Guide』を参照してください。