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レイヤ 2 の MAC アドレス テーブルでダイナミック アドレス エントリをクリアするには、 clear mac address-table dynamic コマンドを使用します。
clear mac address-table dynamic [[ address mac_addr ] [ vlan vlan_id ] [ interface { type slot/port | port-channel number }]
(任意)インターフェイスを指定します。インターフェイスのタイプとスロット番号とポート番号の組み合わせ、またはポートチャネル番号を使用します。 |
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テーブルからすべてのダイナミック エントリを削除するには、 clear mac address-table dynamic コマンドを引数なしで使用します。
テーブルでスタティック MAC アドレスをクリアするには、コンフィギュレーション モードで no mac address-table static コマンドを使用します。
clear mac address-table dynamic コマンドをオプションなしで使用した場合は、すべてのダイナミック アドレスが削除されます。インターフェイスを指定せずにアドレスを指定した場合は、そのアドレスがすべてのインターフェイスから削除されます。アドレスを指定せずにインターフェイスを指定した場合は、指定したインターフェイス上のすべてのアドレスがデバイスにより削除されます。
次に、MAC アドレス テーブルですべてのダイナミック レイヤ 2 エントリをクリアする例を示します。
次に、ポート 2/20 上の VLAN 20 の MAC アドレス テーブルですべてのダイナミック レイヤ 2 エントリを削除する例を示します。
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Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)のカウンタをクリアするには、 clear spanning-tree counters コマンドを使用します。
clear spanning-tree counters [ vlan vlan-id ] [ interface { ethernet { interface-num } | port-channel { channel-num }}]
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次に、VLAN 5 の STP カウンタをクリアする例を示します。
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プロトコル移行を再開するには、 clear spanning-tree detected-protocol コマンドを使用します。
clear spanning-tree detected-protocol [ interface { ethernet { interface-num } | port-channel { channel-num }}]
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Rapid per VLAN Spanning Tree Plus(Rapid PVST+)および Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)には互換メカニズムが組み込まれており、このメカニズムにより、IEEE スパニング ツリーの他のバージョンまたは他の領域と適切に対話することができます。たとえば、Rapid PVST+ を実行するブリッジは、レガシー ブリッジに接続されると、そのポートの 1 つで 802.1D Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)を送信できます。MST ブリッジは、レガシー BPDU、または異なる領域に関連付けられた MST BPDU を受信すると、ポートが領域の境界にあることを検出できます。
このメカニズムは、常に最も効率的なモードに戻せるわけではありません。たとえば、レガシー 802.1D ブリッジ用に指定された Rapid PVST+ ブリッジは、レガシー ブリッジがリンクから削除されたあとも 802.1D モードのままとなります。同様に、MST ポートが接続されているブリッジが同じ領域に追加されると、その MST ポートはそれ自体が境界ポートであると想定します。
MST ポートに強制的にネイバーと再度ネゴシエーションを行わせるには、 clear spanning-tree detected-protocol コマンドを入力します。
clear spanning-tree detected-protocol コマンドを引数なしで入力した場合は、デバイスのすべてのポートにこのコマンドが適用されます。
次に、特定のインターフェイスでプロトコル移行を再開する例を示します。
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指定した VLAN またはすべての VLAN のカウンタをクリアするには、 clear vlan counters コマンドを使用します。
clear vlan [ id { vlan-id }] counters
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プライベート VLAN をイネーブルにするには、 feature private-vlan コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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プライベート VLAN 機能をイネーブルにするには、このコマンドを使用する必要があります。プライベート VLAN をユーザに見えるようにするには、プライベート VLAN をイネーブルにする必要があります。プライベート VLAN をディセーブルにすると、この機能のすべての設定がインターフェイスから削除されます。
no feature private-vlan コマンドは、プライベート VLAN モードで動作しているポートがデバイス上にある場合は適用できません。 no feature private-vlan コマンドを使用する前に、プライベート VLAN モードで動作しているポートをすべてシャットダウンする必要があります。インターフェイスをシャットダウンし、 no feature private-vlan コマンドを入力したあとは、これらのポートがデフォルト モードに戻ります。
次に、デバイスでプライベート VLAN 機能をイネーブルにする例を示します。
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プライベート VLAN に関する情報を表示します。この機能がイネーブルでない場合は、このコマンドによりエラーが返されます。 |
1 つの VLAN または複数の VLAN のセットを Multiple Spanning Tree Instance(MSTI; MST インスタンス)にマップするには、 instance vlan コマンドを使用します。このインスタンスを削除してデフォルトのインスタンス(CIST)に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
instance instance-id vlan vlan-id
no instance instance-id vlan vlan-id
どの MST インスタンスにも VLAN をマップしません(すべての VLAN を CIST インスタンスにマップします)。
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vlans vlan-range は、単一の値または範囲で入力します。
3968 から 4047 または 4094 までの VLAN は、1 つの MST インスタンスにマップできません。これらの VLAN は、デバイスで内部的に使用するために予約されています。
このマッピングは差分マッピングです。絶対マッピングではありません。一定の範囲の VLAN を入力すると、この範囲が既存のインスタンスに追加されるか、または既存のインスタンスから削除されます。
マップされていない VLAN はいずれも CIST インスタンスにマップされます。
次に、一定の範囲の VLAN を MSTI 4 にマップする例を示します。
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レイヤ 2 テーブルのエントリに経過時間を設定するには、 mac address-table aging-time コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
mac address-table aging-time seconds [ vlan vlan_id ]
no mac address-table aging-time [ vlan vlan_id ]
レイヤ 2 に対する MAC テーブル エントリの経過時間です。範囲は 120 ~ 918000 秒です。デフォルトは 1800 秒です。0 を入力すると、経過時間はディセーブルになります。 |
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0 秒を入力すると、経過時間プロセスがディセーブルになります。
経過時間の値は、最も近い 5 の倍数の秒数に丸められる場合があります。経過時間の値がシステムの丸めプロセスにより、ユーザが指定した値と異なる値に丸められた場合は、システムから情報メッセージが返されます。
このコマンドをグローバル コンフィギュレーション モードで使用すると、設定が指定されていないすべての VLAN の経過時間の値は変更され、経過時間が特定の値に変更された VLAN は変更されません。このコマンドの no 形式を VLAN パラメータなしで使用すると、経過時間が特定の値に設定されていない VLAN のみがデフォルト値にリセットされます。経過時間が特定の値に変更された VLAN は変更されません。
このコマンドを使用して VLAN を指定すると、指定した VLAN の経過時間のみが変更されます。このコマンドの no 形式を使用して VLAN を指定すると、その VLAN の経過時間が現在の経過時間の グローバル コンフィギュレーションに返されます。この経過時間は、経過時間のグローバル コンフィギュレーションがこれまでに変更されたかどうかに応じて、デフォルト値の 300 秒である場合とそうでない場合があります。
次に、デバイス全体で、エントリが MAC アドレス テーブルに残る時間を 500 秒に変更する例を示します。
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レイヤ 2 MAC アドレス テーブルのスタティック エントリを設定するには、 mac address-table static コマンドを使用します。スタティック エントリを削除するには、コマンドの no 形式を使用します。
mac address-table static mac-address vlan vlan-id {[ drop | interface { type slot/port | port-channel number ]}
no mac address-table static { address mac_addr } { vlan vlan_id }
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マルチキャスト MAC アドレスには mac address-table static mac-address vlan vlan-id drop コマンドを適用できません。
VLAN インターフェイス、つまり Switched Virtual Interface(SVI; スイッチ仮想インターフェイス)は出力インターフェイスとして指定できません。
次に、MAC アドレス テーブルにスタティック エントリを追加する例を示します。
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(注) DC-OS では、Ethernet VLAN のみを使用できます。media ethernet コマンドはデバイスに表示されますが、どの設定にも適用されません。
VLAN のメディア タイプをイーサネットに設定するには、 media ethernet コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
次に、VLAN 2 のメディア タイプをイーサネットに設定する例を示します。
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VLAN に名前を設定するには、 name コマンドを使用します。ユーザが設定した名前を VLAN から削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
VLAN の名前。32 文字までの英数字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。 |
vlan-name 引数は VLANxxxx です。xxxx は、VLAN ID 番号に等しい 4 桁(最初の0を含む)の数字を表します。
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名前は VDC 内では一意である必要がありますが、別の VDC では同じ名前を再使用できます。
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Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)領域の名前を設定するには、 name コマンドを使用します。デフォルト名に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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2 つ以上のデバイスのVLAN マッピングと設定バージョン番号が同じであっても、その領域名が異なる場合は、異なる MST 領域にあるとみなされます。
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プライベート VLAN を設定するには、 private-vlan コマンドを使用します。指定した VLAN を通常の VLAN モードに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
private-vlan { isolated | community | primary }
no private-vlan { isolated | community | primary }
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プライベート VLAN を設定する前に、feature private-vlan コマンドを使用してプライベート VLAN をイネーブルにする必要があります。プライベート VLAN を設定する各コマンドは、プライベート VLAN をイネーブルにするまでは表示されません。
(注) VLAN をコミュニティ セカンダリ VLAN または独立セカンダリ VLAN として設定する前に、その VLAN の VLAN インターフェイス、つまり Switched Virtual Interface(SVI; スイッチ仮想インターフェイス)をシャットダウンする必要があります。
プライマリ VLAN またはセカンダリ VLAN を削除した場合は、その VLAN に関連付けられていたポートが非アクティブになります。 no private-vlan コマンドを入力すると、VLAN は通常の VLAN モードに戻ります。プライマリおよびセカンダリとしてのその VLAN との関連付けはすべて保留されますが、インターフェイスはプライベート VLAN モードのままとなります。ただし、指定した VLAN を再度プライベート VLAN モードにすると、元の関連付けが回復されます。
プライマリ VLAN に対して no vlan コマンドを入力した場合は、その VLAN とのプライベート VLAN の関連付けはすべて失われます。ただし、セカンダリ VLANに対して no vlan コマンドを入力した場合は、その VLAN とのプライベート VLAN の関連付けは保留され、指定した VLAN を作成して以前のセカンダリ VLAN として設定した時点で元に戻ります。
VLAN1 および内部的に割り当てられた VLAN はいずれも、プライベート VLAN として設定できません。
プライベート VLAN は、VLAN 番号ペアの共通のセットを使用するという特性を持つプライベート ポートのセットです。各ペアは、2 つ以上の特殊な単方向 VLAN で形成されており、独立ポートおよびポートのコミュニティの一方または両方により、ルータとの通信に使用されます。
独立 VLAN は、独立ポートが無差別ポートとの通信に使用する VLAN です。独立 VLAN のトラフィックは、同じ VLAN 上の他のすべてのプライベート ポートでブロックされます。このトラフィックを受信できるのは、標準トランキング ポート、および対応するプライマリ VLAN に割り当てられた無差別ポートのみです。
無差別ポートは、プライマリ VLAN に割り当てられたプライベート ポートとして定義されています。
コミュニティ VLAN は、コミュニティ ポート間、およびコミュニティ ポートから対応するプライマリ VLAN 上の無差別ポートへのトラフィックが通過する VLAN として定義されています。
プライマリ VLAN は、ルータからプライベート ポート上の顧客端末へのトラフィックの通過に使用される VLAN として定義されています。
複数のコミュニティ VLAN および独立 VLAN を使用できます。一定の範囲のプライマリ VLAN を入力した場合は、その範囲の最初の番号を使用して関連付けが行われます。
次に、プライマリ VLAN からプライベート VLAN の関連付けを削除する例を示します。関連付けられたセカンダリ VLAN は削除されません。
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プライベート VLAN 上のプライマリ VLAN とセカンダリ VLAN 間の関連付けを設定するには、 private-vlan association コマンドを使用します。関連付けを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
private-vlan association {[ add ] secondary-vlan-list | remove secondary-vlan-list }
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プライベート VLAN を設定する前に、feature private-vlan コマンドを使用してプライベート VLAN をイネーブルにする必要があります。プライベート VLAN を設定する各コマンドは、プライベート VLAN をイネーブルにするまでは表示されません。
(注) VLAN をコミュニティ セカンダリ VLAN または独立セカンダリ VLAN として設定する前に、その VLAN の VLAN インターフェイス、つまり Switched Virtual Interface(SVI; スイッチ仮想インターフェイス)をシャットダウンする必要があります。
プライマリ VLAN またはセカンダリ VLAN を削除した場合は、その VLAN に関連付けられていたポートが非アクティブになります。 no private-vlan コマンドを入力すると、VLAN は通常の VLAN モードに戻ります。プライマリおよびセカンダリとしてのその VLAN との関連付けはすべて保留されますが、インターフェイスはプライベート VLAN モードのままとなります。ただし、指定した VLAN を再度プライベート VLAN モードにすると、元の関連付けが回復されます。
プライマリ VLAN に対して no vlan コマンドを入力した場合は、その VLAN とのプライベート VLAN の関連付けはすべて失われます。ただし、セカンダリ VLANに対して no vlan コマンドを入力した場合は、その VLAN とのプライベート VLAN の関連付けは保留され、指定した VLAN を作成して以前のセカンダリ VLAN として設定した時点で元に戻ります。
secondary-vlan-list 引数にスペースを含めることはできません。カンマで区切った複数の項目は含めることができます。各項目は、1 つのセカンダリ VLAN ID、またはハイフンで示された一定の範囲のセカンダリ VLAN ID のいずれかです。 secondary-vlan-list パラメータには複数のセカンダリ VLAN ID を含めることができます。
プライベート VLAN は、VLAN 番号ペアの共通のセットを使用するという特性を持つプライベート ポートのセットです。各ペアは、2 つ以上の特殊な単方向 VLAN で形成されており、独立ポートおよびポートのコミュニティの一方または両方により、ルータとの通信に使用されます。
複数のコミュニティ VLAN および独立 VLAN を使用できます。一定の範囲のプライマリ VLAN を入力した場合は、その範囲の最初の番号を使用して関連付けが行われます。
独立 VLAN およびコミュニティ VLAN は、1 つのプライマリ VLAN にのみ関連付けることができます。すでにプライマリ VLAN に関連付けられている VLAN をプライマリ VLAN として設定することはできません。
詳細な設定のガイドラインについては、『 Cisco DC-OS Layer 2 Switching Configuration Guide 』を参照してください。
次に、プライマリ VLAN 14、独立 VLAN 19、およびコミュニティ VLAN 20 および 21 の間でプライベート VLAN の関連付けを作成する例を示します。
次に、プライベート VLAN の関連付けから、独立 VLAN 18 とコミュニティ VLAN 20 を削除する例を示します。
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プライマリ VLAN とセカンダリ VLAN の両方が同じレイヤ 3 VLAN インターフェイス、つまり Switching Virtual Interface(SVI; スイッチ仮想インターフェイス)を共有するよう、これらの VLAN 間のマッピングを作成するには、SVI で private-vlan mapping コマンドを使用します。すべてのプライベート VLAN マッピングをレイヤ 3 VLAN インターフェイスから削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
private-vlan mapping {[ add ] secondary-vlan-list | remove secondary-vlan-list }
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プライベート VLAN を設定する前に、feature private-vlan コマンドを使用してプライベート VLAN をイネーブルにする必要があります。プライベート VLAN を設定する各コマンドは、プライベート VLAN をイネーブルにするまでは表示されません。
private-vlan mapping コマンドは、プライマリ VLAN のインターフェイス コンフィギュレーション モードで有効です。
secondary-vlan-list 引数にスペースを含めることはできません。カンマで区切った複数の項目は含めることができます。各項目は、1 つのセカンダリ VLAN ID、またはハイフンで示された一定の範囲のセカンダリ VLAN ID のいずれかです。
(注) VLAN インターフェイス、つまり SVI は、設定する前にイネーブルにする必要があります。VLAN インターフェイスをイネーブルにするには、feature interface-vlan コマンドを使用します。
VLAN インターフェイスの作成と設定については、『Cisco NX-OS Interfaces Configuration Guide』を参照してください。
セカンダリ VLAN で受信されたトラフィックは、プライマリ VLAN の SVI によってルーティングされます。
VLAN をセカンダリ プライベート VLAN として設定すると、既存の VLAN の SVI が機能せず、このコマンドの入力後にダウンしたとみなされます。
セカンダリ VLAN は 1 つのプライマリ SVI にのみマップできます。プライマリ VLAN をセカンダリ VLAN として設定した場合は、このコマンドで指定されたマッピングがすべて保留されます。
最初にすべてのセカンダリ VLAN を、 private-vlan コマンドでプライマリ VLAN に関連付ける必要があります。有効なレイヤ 2 関連付けのない 2 つの VLAN 間のマッピングを設定した場合、設定の効果はありません。
プライマリ VLAN とセカンダリ VLAN に関する詳細情報については、 private-vlan コマンドを参照してください。
次に、VLAN 20 のインターフェイスを VLAN 18 のレイヤ 3 VLAN インターフェイス、つまり SVI にマップする例を示します。
次に、プライベート VLAN 303 ~ 307、309、および 440 からセカンダリ VLAN が受信したトラフィックのルーティングを許可する例を示します。
次に、VLAN 19 の SVI から、すべてのプライベート VLAN のマッピングを削除する例を示します。
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セカンダリ VLAN をプライマリ VLAN として、同じ MST インスタンスにマップするには、 private-vlan synchronize コマンドを使用します。
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MST コンフィギュレーション サブモードを終了するときに、関連付けられたプライマリ VLAN としてセカンダリ VLAN が同じ MST インスタンスにマップされていない場合は、関連付けられた VLAN として同じ MST インスタンスにマップされていないセカンダリ VLAN の一覧を示す警告メッセージがデバイスに表示されます。 private-vlan synchronize コマンドは自動的にすべてのセカンダリ VLAN を、関連付けられたプライマリ VLAN として同じインスタンスにマップします。
次の例では、プライマリ VLAN 2 とセカンダリ VLAN 3 が VLAN 2 に関連付けられ、すべての VLAN が CIST インスタンス 1 にマップされていることを想定し、プライマリ VLAN 2 のマッピングのみを変更した場合の出力を示しています。
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Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)領域設定のリビジョン番号を設定するには、 revision コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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2 つ以上のデバイスのVLAN マッピングと名前が同じであっても、その設定リビジョン番号が異なる場合は、異なる MST 領域にあるとみなされます。
次に、MST 領域設定のリビジョン番号を設定する例を示します。
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ハードウェア MAC アドレスに関する情報を表示するには、 show hardware mac address-table コマンドを使用します。
show hardware mac address table { module }
[ address { mac-address }{[ interface { ethernet slot/port | port-channel channel-number }] [ vlan vlan-id ]]
[ dynamic [ address { mac-address }] [ interface { ethernet slot/port | port-channel channel-number }] [ vlan vlan-id ]]
[ interface { ethernet slot/port | port-channel channel-number }] [ address { mac-address }] [ vlan vlan-id ]]
[ static [ address { mac-address }] [ interface { ethernet slot/port | port-channel channel-number }] [ vlan vlan-id ]]
[ vlan { vlan-id } [ address mac-address ] [ interface { ethernet slot/port | port-channel channel-number }]
(任意)X.X.X, XX-XX-XX-XX-XX-XX, XX:XX:XX:XX:XX:XX, XXXX.XXXX.XXXX という形式で MAC アドレスを指定します。 |
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(任意)インターフェイスを指定します。スロット番号とポート番号を備えたイーサネット、またはポートチャネル番号を使用します。 |
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• Index ― 宛先インデックス。MAC を学習したポートを示します。
• Static ― スタティックに設定されたエントリ。ハードウェアは、このエントリを変更しません。このエントリは、ラインカード プロセスにおいては経過時間とはみなされません。
• SW ― このエントリに関連付けられた 3 ビット ソフトウェア値
• Modified ― 最後の通知以降に、MAC エントリ がハードウェアにより変更されました。これは、インデックスの値が変化すると設定されます。
• Age byte ― このエントリの MAC が送信元 MAC である最後のパケットが着信したときの経過時間タイマー値
• Tmr sel ― このエントリの経過時間の更新に使用される経過時間タイマー。VLAN に設定された経過時間の値に基づき、4 つのタイマーのいずれかを使用して、経過時間が更新されます。
• GM ― ゲートウェイ MAC であるかどうかを指定します。
• TRAP ― このビットを設定すると、このエントリの MAC が送信元 MAC であるパケットがすべてドロップされます。
• NTFY ― 通知。セキュアおよび通知の両ビットを設定すると、パケットがスーパーバイザにリダイレクトされると同時に、ハードウェアがインデックス値を更新します。
(注) RM フィールドおよび RMA フィールドは Nexus 7000 ではサポートされていません。
• Capture ― このビットを設定すると、この宛先に送信されたあらゆるパケットが、CAP1 ビットの設定によりコピーされます。
• Fld ― フラッディング ビット。このビットを設定すると、この宛先 MAC に送信されたあらゆるパケットにより、フラッディング ビットが設定される結果となります。
• Always learn ― 常時学習。このビットを設定すると、このエントリにスタティックのマークが付けられているかどうかにかかわらず、ハードウェアがインデックス値を変更します。
次に、すべての MAC アドレス VLAN 1 に関する情報をモジュール 2 に表示する例を示します。
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MAC アドレスおよびバーンドイン MAC アドレスに関する情報を表示するには、 show interface mac-address コマンドを使用します。
show interface [ type slot/port ] mac-address
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インターフェイスを指定しない場合は、すべての MAC アドレスが表示されます。このコマンドは、バーンドイン MAC アドレスと設定した MAC アドレスの両方を表示します。
次に、デバイスのすべての MAC アドレスに関する情報を表示する例を示します。
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MAC アドレス テーブルにスタティック エントリを追加します。または、スタティック MAC アドレスを設定し、このアドレスに対して IGMP スヌーピングをディセーブルにします。 |
プライマリ VLAN インターフェイスのプライベート VLAN マッピングに関する情報を表示するには、 show interface private-vlan mapping コマンドを使用します。
show interface private-vlan mapping
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このコマンドを使用して、プライマリ VLAN とセカンダリ VLAN の両方がプライマリ VLAN の VLAN インターフェイスを共有するようなマッピングを表示できます。
次に、プライマリとセカンダリのプライベート VLAN マッピングに関する情報を表示する例を示します。
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両方の VLAN が同一のプライマリ VLAN インターフェイスを共有するように、プライマリ VLAN とセカンダリ VLAN の間のマッピングを作成します。 |
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指定した VLAN に関する情報を表示するには、 show interface vlan コマンドを使用します。
show interface vlan vlan-id [ brief | description | private-vlan mapping | status ]
(任意)指定した VLAN にプライベート VLAN マッピングが設定されている場合に、このマッピングに関する情報を表示します。 |
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このコマンドを使用して、指定した VLAN(プライベート VLAN を含む)に関する情報を表示できます。
プライマリ VLAN を指定すると、指定したプライマリ VLAN にマップされたすべてのセカンダリ VLAN がデバイスにより表示されます。
デバイスは、プライマリ プライベート VLAN を指定した場合にのみ、 private-vlan mapping キーワードの出力を表示します。セカンダリ プライベート VLAN を指定して private-vlan mapping キーワードを入力した場合は、何も出力されません。
(注) 指定した VLAN の詳細な統計を表示するには、show interface vlan counters コマンドと show vlan counters コマンドを使用します。
プライベート VLAN に関する詳細情報を表示するには、show interface private-vlan コマンドを使用します。
次に、指定した VLAN に関する情報を表示する例を示します。このコマンドは、1 分間隔で VLAN 上で収集された統計情報を表示します。
次に、指定した VLAN の簡単な説明を表示する例を示します。この例では、セカンダリ VLAN、タイプ(設定されている場合)、およびステータスが表示されています。
次に、指定した VLAN にプライベート VLAN マッピングが設定されている場合に、このマッピングに関する情報を表示する例を示します。
次に、指定した VLAN のステータスを表示する例を示します。
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指定した VLAN の統計を表示するには、 show interface vlan counters コマンドを使用します。
show interface vlan { vlan-id } counters [ detailed [ all ] | snmp ]
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このコマンドを使用して、プライベート VLAN を含むすべての VLAN で受信したオクテット、ユニキャスト パケット、マルチキャスト パケット、およびブロードキャスト パケットに加え、送信したオクテット、ユニキャスト パケット、マルチキャスト パケット、およびブロードキャスト パケットに関する情報を表示できます。
次に、指定した VLAN のゼロ以外のカウンタのみを表示する例を示します。
次に、指定した VLAN のすべての詳細な統計を表示する例を示します。
次に、指定した VLAN の MIB 値を表示する例を示します。
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MAC アドレス テーブルに関する情報を表示するには、 show mac address-table コマンドを使用します。
show mac address-table [ num ] [ dynamic | static ] [ address mac-address | interface { type slot/port | port-channel number } | vlan vlan-id ]
(注) この引数を使用すると、次のオプションの引数のいずれかで指定したモジュールのすべてのエントリが表示されます。この引数を使用しない場合は、すべてのモジュールのプライマリ エントリのみが表示されます。 |
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(任意)インターフェイスを指定します。インターフェイスのタイプとスロット番号とポート番号の組み合わせ、またはポートチャネル番号を使用します。 |
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プライマリ エントリは、そのインターフェイスで学習した MAC アドレスです。
(注) すべてのモジュールのプライマリ エントリのみを表示するには、show mac address-table コマンドを num 引数なしで使用します。num 引数を使用すると、オプションの引数でさらに指定したモジュールのすべてのエントリがデバイスにより表示されます。
startup-config ファイルに保存されたスタティック MAC アドレス エントリはリブート後もデバイスで維持され、ダイナミック エントリはフラッシュされます。
各 Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)には、個別の、明確に区別された MAC アドレス テーブルがあります。
(注) VDC の MAC アドレスを表示するには、show vdc コマンドを使用します。
次に、レイヤ 2 MAC アドレス テーブルのエントリに関する情報を表示する例を示します。
次に、特定のモジュールのレイヤ 2 MAC アドレス テーブルのエントリに関する情報を表示する例を示します。
次に、特定の MAC アドレスのレイヤ 2 MAC アドレス テーブルのエントリに関する情報を表示する例を示します。
次に、レイヤ 2 MAC アドレス テーブルのダイナミック エントリに関する情報を表示する例を示します。
次に、特定のインターフェイスのレイヤ 2 MAC アドレス テーブルに関する情報を表示する例を示します。
次に、レイヤ 2 MAC アドレス テーブルのスタティック エントリを表示する例を示します。
次に、特定の VLAN のレイヤ 2 MAC アドレス テーブルのエントリを表示する例を示します。
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MAC アドレス テーブルにスタティック エントリを追加します。または、スタティック MAC アドレスを設定し、このアドレスに対して IGMP スヌーピングをディセーブルにします。 |
MAC アドレス テーブルのタイムアウト値に関する情報を表示するには、 show mac address-table aging-time コマンドを使用します。
show mac address-table aging-time [ vlan vlan-id ]
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VLAN ごと、またはデバイス全体の MAC アドレス経過時間を設定できます。有効な値の範囲は 120 ~ 918000 です。0 を入力すると、MAC 経過時間がディセーブルになります。
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Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)の実行コンフィギュレーションを表示するには、 show running-config spanning-tree コマンドを使用します。
show running-config spanning-tree [ all ]
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(注) 表示出力は、Rapid Per VLAN Spanning Tree(Rapid PVST+)と Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)のどちらを実行しているかにより、若干異なります。
次に、MST 実行時の実行 STP コンフィギュレーションに関する情報を表示する例を示します。
次に、MST 実行時の実行 STP コンフィギュレーションに関する詳細情報を表示する例を示します。
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指定した VLAN の実行コンフィギュレーションを表示するには、 show running-config vlan コマンドを使用します。
show running-config vlan { vlan-id }
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このコマンドは、プライベート VLAN を含む、指定した VLAN に関する情報を提供します。
表示は、設定に応じて異なります。名前、シャットダウン ステータス、または保留ステータスを設定した場合は、それらも表示されます。
次に、VLAN50 の実行コンフィギュレーションを表示する例を示します。
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Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)に関する情報を表示するには、 show spanning-tree コマンドを使用します。
show spanning-tree [ blockedports | inconsistentports | pathcost method ]
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STP ポート タイプは、ポートを、STP エッジ ポートまたは STP ネットワーク ポートとして設定しているときにのみ表示されます。STP ポート タイプを設定していない場合、ポート タイプは表示されません。
(注) 表示出力は、Rapid PVST+ と MST のどちらを実行しているかによって、若干異なります。
次に、Rapid PVST+ の実行時に STP を表示する例を示します。
次に、MST の実行時に STP 情報を表示する例を示します。
次に、スパニング ツリーのブロックされたポートを表示する例を示します。
次に、STP が不整合状態のポートがあるかどうかを特定する例を示します。
次に、Rapid PVST+ の実行時にパス コスト方式を表示する例を示します。
次に、MST の実行時にパス コスト方式を表示する例を示します。
表1 は、上記の例に示す各フィールドの説明です。
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STP アクティブ インターフェイスのSpanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)情報のみを表示するには、 show spanning-tree active コマンドを使用します。
show spanning-tree active [ brief | detail ]
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次に、STP アクティブ インターフェイスの STP 情報を表示する例を示します。
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Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)ローカル ブリッジのステータスと設定を表示するには、 show spanning-tree bridge コマンドを使用します。
show spanning-tree bridge [ address | brief | detail | forward-time | hello-time | id | max-age | priority [ system-id ] | protocol ]
(任意)デバイスで、Rapid Per VLAN Spanning Tree(Rapid PVST+)と Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)のどちらの STP プロトコルがアクティブかを表示します。 |
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デバイス上のSpanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)のステータスおよび設定の簡単な一覧を表示するには、 show spanning-tree brief コマンドを使用します。
show spanning-tree brief [ active ]
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デバイス上の Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)のステータスおよび設定の詳細情報を表示するには、 show spanning-tree detail コマンドを使用します。
show spanning-tree detail [ active ]
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指定したインターフェイスの Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)のステータスおよび設定に関する情報を表示するには、 show spanning-tree interface コマンドを使用します。
show spanning-tree interface { ethernet { slot/port } | port-channel { channel-number }} [ active [ b rief | detail ] | brief [ active ] | cost | detail [ active ] | edge | inconsistency | priority | rootcost | state ]
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STP ポート タイプは、ポートを、STP エッジ ポートまたは STP ネットワーク ポートとして設定しているときにのみ表示されます。STP ポート タイプを設定していない場合、ポート タイプは表示されません。
STP を実行していないインターフェイスを指定した場合は、デバイスによりエラー メッセージが返されます。
MST の実行時には、このコマンドにより PVST シミュレーション設定が表示されます。
(注) MST を実行している場合に、指定したインターフェイスの詳細を表示するには、show spanning-tree mst コマンドを使用します。
次に、Rapid PVST+ の実行時に、指定したインターフェイスに関する STP 情報を表示する例を示します。
次に、MST の実行時に、指定したインターフェイスに関する STP 情報を表示する例を示します。
次に、Rapid PVST+ の実行時に、指定したインターフェイスに関する詳細な STP 情報を表示する例を示します。
次に、MST の実行時に、指定したインターフェイスに関する詳細な STP 情報を表示する例を示します。
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MST のステータスおよび設定の情報を表示するには、 show spanning-tree mst コマンドを使用します。
show spanning-tree mst [ instance-id [ detail | interface { ethernet { slot/port } | port-channel { channel-number }} [ detail ]]] | [ configuration [ digest ]] | [ detail ] | [ interface { ethernet { slot/port } | port-channel { channel-number }} [ detail ]]
(任意)現在の MST 領域情報を表示します。すべての VLAN の、VLAN とインスタンスのマッピングを表示します。 |
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このコマンドの入力時に、Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)モードではなく、STP Rapid Per VLAN Spanning Tree(Rapid PVST+)モードで実行している場合は、デバイスにより次のメッセージが返されます。
フィールドで有効な値の情報については、 表1 を参照してください。
次に、現在アクティブな VLAN ポートの MST インスタンス情報に関する STP 情報を表示する例を示します。
次に、特定の MST インスタンスに関する STP 情報を表示する例を示します。
次に、MST プロトコルに関する詳細な STP 情報を表示する例を示します。
次に、指定した MST インターフェイスに関する STP 情報を表示する例を示します。
次に、現在の MST 設定に含まれる MD5 ダイジェストを表示する例を示します。
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Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)ルート ブリッジのステータスと設定を表示するには、 show spanning-tree root コマンドを使用します。
show spanning-tree root [ address | brief | cost | detail | forward-time | hello-time | id | max-age | port | priority [ system-id ]]
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デバイスの Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)情報の一覧を表示するには、 show spanning-tree summary コマンドを使用します。
show spanning-tree summary [ totals ]
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このコマンドの表示出力は、Rapid Per VLAN Spanning Tree(Rapid PVST+)の実行時と Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)の実行時では異なります。
次に、Rapid PVST+ の実行時に、デバイスに関する STP 情報の一覧を表示する例を示します。
次に、MST の実行時に、デバイスに関する STP 情報の一覧を表示する例を示します。
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指定した VLAN の Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)情報を表示するには、 show spanning-tree vlan コマンドを使用します。
show spanning-tree vlan { vlan-id }
[ active [ b rief | detail ]
| blockedports
| bridge [ address ] | brief | detail | forward-time | hello-time | id | max-age | priority [ system-id ] | protocol }
| brief [ active ]
| detail
| inconsistentports
| interface { ethernet { slot/port } | port-channel { channel-number }} [ active [ b rief | detail ]] | brief [ active ] | cost | detail [ active ] | edge | inconsistency | priority | rootcost | state ]]
| root [ address | brief | cost | detail | forward-time | hello-time | id | max-age | port | priority [ system-id ]]
| summary }
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次に、VLAN 1 に関する STP 情報を表示する例を示します。
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VLAN 情報を表示するには、 show vlan コマンドを使用します。
show vlan [ all-ports | brief | { name name } | summary ]
(任意)VLAN 名で特定される単一の VLAN に関する情報のみを表示します。有効な値は 1 ~ 32 の ASCII 文字列です。 |
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このコマンドは、プライベート VLAN を含む、デバイスのすべての VLAN の情報を表示します。
各アクセス ポートは、1 つの VLAN にのみ属することができます。トランク ポートは複数の VLAN に属することができます。
(注) ポートは、アクセス VLAN、ネイティブ VLAN、またはトランクで許可されたポートの 1 つとして VLAN に関連付けることができますが、このコマンドで Ports に表示されるのはアクセス VLAN の一覧のみです。
state suspend コマンドまたは state active コマンドを使用して VLAN をシャットダウンした場合は、次の値が Status フィールドに表示されます。
shutdown コマンドを使用して VLAN をシャットダウンした場合は、次の値が Status フィールドに表示されます。
• act/lshut ― VLAN のステータスはアクティブですが、ローカルでシャットダウンされています。
• sus/lshut ― VLAN のステータスは保留ですが、ローカルでシャットダウンされています。
VLAN が内部的にシャットダウンされた場合は、次の値が Status フィールドに表示されます。
• act/ishut ― VLAN のステータスはアクティブですが、内部的にシャットダウンされています。
• sus/ishut ― VLAN のステータスは保留ですが、内部的にシャットダウンされています。
VLAN がローカルで内部的にシャットダウンされた場合は、Status フィールドに act/ishut または sus/ishut と表示されます。VLAN がローカルでのみシャットダウンされた場合は、Status フィールドに act/lshut または sus/lshut と表示されます。
次に、デバイスのすべての VLAN の情報を表示する例を示します。
次に、VLAN と、各 VLAN のすべてのポートを表示する例を示します。
次に、VLAN 名、ステータス、および関連付けられたポートのみを表示する例を示します。
次に、特定の VLAN の名前を指定して、その VLAN 情報を表示する例を示します。
次に、デバイスで設定されている VLAN の数に関する情報を表示する例を示します。
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指定した VLAN またはすべての VLAN の統計を表示するには、 show vlan counters コマンドを使用します。
show vlan [ id { vlan - id }] counters
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このコマンドは、プライベート VLAN を含む、デバイスのすべての VLAN のカウンタを表示します。
VLAN ID を省略すると、デバイスのすべての VLAN の統計が表示されます。このコマンドで次の情報が表示されます。
• 送信および受信されたユニキャスト、マルチキャスト、およびルーティングされたパケットとオクテット
• レイヤ 2、IPv4、および IPv6 のユニキャスト、マルチキャスト、および未知のパケットとオクテットに関する情報
複数の VLAN の範囲はハイフンで、複数の VLAN はカンマで区切り、間にスペースは入れません。次に入力例を示します。
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ネイティブ VLAN のタギングのステータスを表示するには、 show vlan dot1q tag native コマンドを使用します。
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次に、デバイスのネイティブ VLAN タギングのステータスを表示する例を示します。
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個々の VLANまたは一定の範囲の VLAN の情報と統計を表示するには、 show vlan id コマンドを使用します。
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このコマンドは、プライベート VLAN を含む、個々の VLAN または一定の範囲の VLAN に関する情報と統計を表示するために使用します。
このコマンドで counters 引数を使用すると、個々の VLAN または一定の範囲の VLAN に関する次の統計が表示されます。
• 送信および受信されたユニキャスト、マルチキャスト、およびルーティングされたパケットとオクテット
• レイヤ 2、IPv4、および IPv6 のユニキャスト、マルチキャスト、および未知のパケットとオクテットに関する情報
(注) show vlan name コマンドを使用すると、個々の VLAN に関する情報も表示できます。
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プライベート VLAN 情報を表示するには、 show vlan private-vlan コマンドを使用します。
show vlan [ id { vlan-id }] private-vlan [ type ]
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次に、デバイスのすべてのプライベート VLAN に関する情報を表示する例を示します。
次に、特定のプライベート VLAN の情報を表示する例を示します。
次に、デバイスの、すべてのプライベート VLAN のタイプに関する情報を表示する例を示します。
次に、指定したプライベート VLAN のタイプに関する情報を表示する例を示します。
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両方の VLAN が同一のプライマリ VLAN インターフェイスを共有するような、プライマリ VLAN とセカンダリ VLAN の間のプライベート VLAN マッピングに関する情報を表示します。 |
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VLAN 上のローカル トラフィックをシャットダウンするには、 shutdown コマンドを使用します。VLAN をデフォルトの動作状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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VLAN 1 および VLAN 1006 ~ 4094 は、シャットダウンすることも、ディセーブルにすることもできません。
VLAN をシャットダウンしたあとは、その VLAN 上でトラフィックの流れが停止します。その VLAN のアクセス ポートでもトラフィックが停止しますが、トランク ポートでは、そのポートで許可された他の VLAN のトラフィックが続行されます。ただし、指定した VLAN のインターフェイスとの関連付けは保持され、その VLAN の再イネーブルまたは再作成を行うと、デバイスは自動的に、その VLAN の元のポートをすべて回復します。
VLAN が内部的にシャットダウンされたどうかを調べるには、 show vlan コマンド出力の Status フィールドをチェックします。VLAN が内部的にシャットダウンされた場合は、次の値の 1 つが Status フィールドに表示されます。
• act/lshut ― VLAN のステータスはアクティブで、内部的にシャットダウンされています。
• act/lshut ― VLAN のステータスは保留で、内部的にシャットダウンされています。
(注) VLAN が保留されてシャットダウンされた場合は、no shutdown と state active の両コマンドを使用して、VLAN をアクティブな状態に戻します。
次に、VLAN をシャットダウンしたか、またはディセーブルにしたあとに、VLAN 2 上のローカル トラフィックを復元する例を示します。
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インターフェイスで BPDU フィルタリングをイネーブルにするには、 spanning-tree bpdufilter コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree bpdufilter { enable | disable }
spanning-tree port type edge bpdufilter default コマンドの使用時にすでに設定されていた設定
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spanning-tree bpdufilter enable コマンドを入力して BPDU フィルタリングをイネーブルにすると、スパニング ツリー エッジ ポート設定が無効になります。その後、このポートは通常のスパニング ツリー ポート タイプに戻り、通常のスパニング ツリー移行に従って動作します。
すべてのスパニング ツリー エッジ ポートで BPDU フィルタリングをイネーブルにするには、 spanning-tree port type edge bpdufilter default コマンドを使用します。
次に、このインターフェイスで BPDU フィルタリングをイネーブルにする例を示します。
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インターフェイスで BPDU ガードをイネーブルにするには、 spanning-tree bpduguard コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree bpduguard { enable | disable }
spanning-tree port type edge bpduguard default コマンドの使用時にすでに設定されていた設定
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BPDU ガードをイネーブルにすると、ポートが BPDU を受信しなくなります。ポートが BPDU を受信し続ける場合は、防止策としてポートはエラーディセーブル ステートになります。
この BPDU ガードをグローバルにイネーブルにすると、このコマンドはスパニング ツリー エッジ ポートにのみ適用されます。BPDU ガードのグローバル コマンドの詳細情報については、 spanning-tree port type edge bpduguard default を参照してください。ただし、この機能を インターフェイス でイネーブルにすると、スパニング ツリー ポート タイプ に関係なく 、インターフェイスに適用されます。
• spanning-tree bpduguard enable ― インターフェイスで無条件に BPDU ガードをイネーブルにします。
• spanning-tree bpduguard disable ― インターフェイスで無条件に BPDU ガードをディセーブルにします。
• no spanning-tree bpduguard ― 機能しているスパニング ツリー エッジ ポートである場合、および spanning-tree port type edge bpduguard default コマンドを設定した場合は、インターフェイスで BPDU ガードをイネーブルにします。
通常、この機能は、アクセス ポートがスパニング ツリーに関与しないようにするために、サービス プロバイダ環境でネットワーク管理者が使用します。
次に、このインターフェイスで BPDU ガードをイネーブルにする例を示します。
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デバイスでブリッジ保証をイネーブルにするには、 spanning-tree bridge assurance コマンドを使用します。ブリッジ保証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree bridge assurance
no spanning-tree bridge assurance
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デバイスでブリッジ保証をイネーブルにするには、このコマンドを使用します。
ブリッジ保証は、スパニング ツリー ネットワーク インターフェイスでのみアクティブになります。インターフェイスをスパニング ツリー ネットワーク インターフェイスとして設定するには、 spanning-tree port type network コマンドまたは spanning-tree port type network default コマンドを使用します。
(注) ブリッジ保証はポイントツーポイント リンクでのみ機能します。この機能は、リンクの両端で設定する必要があります。
ブリッジ保証がネットワーク ポートでイネーブルになっていると、すべてのポートが BPDU を送信します。ブリッジ保証がイネーブルになっているネットワーク ポートが、指定された期間にまったく BPDU を受信しないと、そのインターフェイスはブロッキング ステートに移行します。ネットワーク ポートが再度 BPDU を受信したあとは、ポートは通常のスパニング ツリー移行を開始します。
レイヤ 2 ホストに接続されたインターフェイスを、誤ってスパニング ツリー ネットワーク ポートとして設定すると、そのインターフェイスはブロッキング ステートに移行します。
次に、デバイスでブリッジ保証をイネーブルにする例を示します。
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Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)計算のインターフェイスのパス コストを設定するには、 spanning-tree cost コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree [ vlan vlan-id ] cost { value | auto }
no spanning-tree [ vlan vlan-id ] cost
(任意)パス コストを割り当てるトランク インターフェイスの VLAN の一覧を表示します。このパラメータはアクセス ポートには使用しないでください。範囲は 1 ~ 4094 です。 |
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インターフェイスのメディア速度によりポート コストの値を設定します(値については 表2 を参照)。 |
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STP ポートのパス コストのデフォルト値は、LAN インターフェイスのメディア速度およびパス コスト計算方式で決定されます( 表2 を参照)。Rapid PVST+ のパス コスト計算方式の設定情報については、spanning-tree pathcost method コマンドを参照してください。
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value を設定したときは、値が大きいほど、コストが高くなります。
アクセス ポートでは、ポートごとにポート コストを割り当てます。トランク ポートでは、VLAN ごとにポート コストを割り当てます。トランク ポートのすべての VLAN を同一のポート コストに設定できます。
ポート チャネル バンドルは単一のポートとみなされます。ポート コストは、そのチャネルに割り当てられたすべての設定済みポート コストを集約したものです。
(注) Rapid PVST+ のポート コストを設定するには、このコマンドを使用します。MST のポート コストを設定するには、spanning-tree mst cost コマンドを使用します。
次に、インターフェイスにアクセスし、そのインターフェイスに関連付けられたスパニング ツリー VLAN のパス コストを 250 に設定する例を示します。
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ループ ガードまたはルート ガードをイネーブルまたはディセーブルにするには、 spanning-tree guard コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree guard { loop | root | none }
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ルート ガードがイネーブルの場合はループ ガードをイネーブルにできませんが、デバイスでコマンドを入力して、スパニング ツリー エッジ ポートでループ ガードをイネーブルにできます。
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ポートにリンク タイプを設定するには、 spanning-tree link-type コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree link-type { auto | point-to-point | shared }
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高速移行(IEEE 802.1w で指定された)は、2 つのブリッジ間のポイントツーポイント リンクでのみ機能します。
デフォルトでは、デュプレックス モードに基づくポートのリンク タイプがデバイスで使用されます。全二重ポートはポイントツーポイント リンクとみなされ、共有リンクは半二重に設定されているとみなされます。
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ブリッジのすべてのポートで、デフォルトでループ ガードをイネーブルにするには、 spanning-tree loopguard default コマンドを使用します。ループ ガードをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree loopguard default
no spanning-tree loopguard default
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ループ ガードをイネーブルにすると、ブリッジ ネットワークのセキュリティを高めることができます。ループ ガードにより、単方向リンクを引き起こす原因となる障害が発生した場合に代替ポートまたはルート ポートが指定ポートに移行しなくなります。
ループ ガードは、スパニング ツリーによりポイントツーポイント リンクとみなされるポートでのみ動作し、スパニング ツリー エッジ ポートでは動作しません。
指定したインターフェイスに対してループ ガードのコマンドを入力すると、 spanning-tree guard loop コマンドにより、このコマンドが無効になります。
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Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)モードを Rapid per VLAN Spanning Tree Plus(Rapid PVST+)または Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)に切り替えるには、 spanning-tree mode コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree mode { rapid-pvst | mst }
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Rapid PVST+ と MST の両方を、1 つの VDC には使用できません。ただし、Rapid PVST+ と MST をそれぞれ異なる VDC で使用することはできます。
次に、デフォルト モード(Rapid PVST+)に戻す例を示します。
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Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)コンフィギュレーション サブモードにするには、 spanning-tree mst configuration コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree mst configuration
no spanning-tree mst configuration
MST 設定のデフォルト値は、そのすべてのパラメータのデフォルト値です。
• どの MST インスタンスにも VLAN をマップしません(すべての VLAN を CIST インスタンスにマップします)。
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• Instance VLAN mapping ― instance vlan コマンドを参照してください。
• Region name ― name(mst コンフィギュレーション) コマンドを参照してください。
• Configuration revision number ― revision コマンドを参照してください。
abort コマンドおよび exit コマンドで、mst コンフィギュレーション サブモードを終了できます。この 2 つのコマンドの相違点は、変更を保存するかどうかです。
exit コマンドでは、mst コンフィギュレーション サブモードを終了する前のすべての変更が保存され、適用されます。
abort コマンドでは、変更を適用することも保存することもせずに、mst コンフィギュレーション サブモードを終了します。
セカンダリ VLAN を、関連付けられたプライマリ VLAN として同じインスタンスにマップしていない場合は、mst コンフィギュレーション サブモードを終了すると、次の警告メッセージが表示されます。
この問題を解決するには、 switchport mode private-vlan host コマンドを参照してください。
mst コンフィギュレーション サブモード パラメータを変更すると、接続が失われる場合があります。サービスの中断を減らすには、mst コンフィギュレーション サブモードにするときに、現在の MST 設定のコピーを変更します。設定の編集が終わったら、exit キーワードを使用してすべての変更を一度に適用できます。または、abort キーワードを使用して設定の変更を保存せずにサブモードを終了できます。
万一、2 人のユーザが新しい設定をまったく同時に適用した場合は、次の警告メッセージが表示されます。
次に、MST 設定(名前、インスタンス マッピング、およびリビジョン番号)をデフォルト設定にリセットする例を示します。
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任意の Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)インスタンス(インスタンス ID 0 の CIST を含む)にパス コスト パラメータを設定するには、 spanning-tree mst cost コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree mst instance-id cost { cost | auto }
no spanning-tree mst instance-id cost
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ポート コストは、ポートの速度によって変わります。インターフェイスの速度が速いほど、コストは小さくなります。MST は常に long パス コストを使用します。
cost の値が大きいほど、コストが大きくなります。 cost を入力するときは、カンマを使用しないでください。たとえば、1,000 ではなく、1000 と入力します。
ポート チャネル バンドルは単一のポートとみなされます。ポート コストは、そのチャネルに割り当てられたすべての設定済みポート コストを集約したものです。
次に、インターフェイスのパス コストを設定する例を示します。
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デバイスのすべてのインスタンスに転送遅延タイマーを設定するには、 spanning-tree mst forward-
time コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree mst forward-time seconds
no spanning-tree mst forward-time
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デバイスのすべてのインスタンスにハロー タイム遅延タイマーを設定するには、 spanning-tree mst hello-time コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree mst hello-time seconds
no spanning-tree mst hello-time
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デバイスのすべてのインスタンスに最大経過時間タイマーを設定するには、 spanning-tree mst max-age コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree mst max-age seconds
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Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)が廃棄される前に領域内で実行できるホップの数を指定するには、 spanning-tree mst max-hops コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree mst max-hops hop-count
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任意の Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)インスタンス(インスタンス ID 0 の CIST を含む)にポート優先度のパラメータを設定するには、 spanning-tree mst port-primary コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree mst instance-id port-priority priority
no spanning-tree mst instance-id port-priority
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指定したインターフェイスに、標準 MST メッセージではなく、先行標準 MST メッセージの送信を強制するには、 spanning-tree mst pre-standard コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree mst pre-standard
no spanning-tree mst pre-standard
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ブリッジ優先度として設定できるのは 4096 の倍数のみです。優先度の設定時の有効値は 0、4096、8192、12288、16384、20480、24576、28672、32768、36864、40960、45056、49152、53248、57344、および 61440 です。
priority 引数を 0 に設定すると、デバイス ルートにすることができます。
instance-id 引数は、0-3,5,7-9 のように、単一のインスタンスまたは一定の範囲のインスタンスとして入力できます。
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show spanning-tree mst [ interface { interface }] [ detail ] |
ブリッジ優先度を設定するには、 spanning-tree mst priority コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree mst { instance-id } priority priority-value
no spanning-tree mst { instance-id } priority
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ブリッジ優先度として設定できるのは 4096 の倍数のみです。優先度の設定時の有効値は 0、4096、8192、12288、16384、20480、24576、28672、32768、36864、40960、45056、49152、53248、57344、および 61440 です。
priority 引数を 0 に設定すると、デバイス ルートにすることができます。
instance-id 引数は、0-3,5,7-9 のように、単一のインスタンスまたは一定の範囲のインスタンスとして入力できます。
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プライマリ ルートとセカンダリ ルートを指定して、インスタンスにタイマー値を設定するには、 spanning-tree mst root コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree mst { instance-id } root { primary | secondary } [ diameter dia [ hello-time hello-time ]]
no spanning-tree mst { instance-id } root
(任意)ルート デバイスが設定メッセージを生成する間隔を指定します。値の範囲は 1 ~ 10 秒で、デフォルト値は 2 秒です。 |
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instance-id 引数は、0-3,5,7-9 のように、単一のインスタンスまたは一定の範囲のインスタンスとして入力できます。
diameter dia および hello-time hello-time のキーワードと引数は、インスタンス 0(IST)にのみ使用できます。
hello-time 引数を指定しない場合は、引数がネットワークの直径から計算されます。 hello-time hello-time キーワードと引数を指定する前に、最初に diameter dia キーワードと引数を指定する必要があります。
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特定の Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)インターフェイスが、Rapid per VLAN Spanning Tree(Rapid PVST+)を実行する接続デバイスと自動的に連携しないようにするには、 spanning-tree mst simulate pvst disable コマンドを使用します。特定のインターフェイスを、デバイスでグローバルに設定されているデフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。MST と Rapid PVST+ の間で自動的に連携するよう、特定のインターフェイスを再度イネーブルにするには、 spanning-tree mst simulate pvst コマンドを使用します。
spanning-tree mst simulate pvst
no spanning-tree mst simulate pvst
spanning-tree mst simulate pvst disable
イネーブル。デフォルトでは、デバイスのすべてのインターフェイスは、MST と Rapid PVST+ の間でシームレスに連携します。この動作をグローバルに変更するには、 spanning-tree mst simulate pvst global を参照してください。
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(注) このコマンドを使用するには、インターフェイスがレイヤ 2 ポート モードである必要があります。
MST は、ユーザによる設定なしで Rapid PVST+ と連携します。PVST シミュレーション機能により、このシームレスな連携が可能となります。ただし、MST イネーブルのポートが Rapid PVST+ イネーブルのポートに誤って接続されないよう、MST と Rapid PVST+ 間の接続の管理が必要な場合があります。
spanning-tree mst simulate pvst disable コマンドを使用すると、Rapid PVST+(SSTP)BPDU を受信した指定 MST インターフェイスは STP ブロッキング ステートに移行します。このようなインターフェイスは、ポートが Rapid PVST+ BPDU の受信を停止するまで不整合状態を維持し、その後、ポートは通常の STP 移行プロセスを再開します。
(注) デバイス全体で、自動的な MST と Rapid PVST+ の連携をブロックするには、no spanning-tree mst simulate pvst global コマンドを使用します。これは、インターフェイス コマンド モードで使用できます。
このコマンドは、Rapid PVST+ を実行するデバイスへの誤接続を防止する場合に便利です。
特定のインターフェイスでの MST と Rapid PVST+ の間のシームレスな動作を再度イネーブルにするには、 spanning-tree mst simulate pvst コマンドを使用します。
次に、指定したポートが、Rapid PVST+ を実行する接続デバイスと自動的に連携しないようにする例を示します。
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MST と Rapid PVST+ 間のグローバルでシームレスな連携をイネーブルにします。デフォルトはイネーブル(enabled)です。 |
Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)デバイスが、Rapid per VLAN Spanning Tree(Rapid PVST+)を実行する接続デバイスと自動的に連携しないようにするには、 no spanning-tree mst simulate pvst global コマンドを使用します。デフォルト設定、つまり、デバイスを MST と Rapid PVST+ の間のシームレスな動作に戻すには、 spanning-tree mst simulate pvst global コマンドを使用します。
spanning-tree mst simulate pvst global
no spanning-tree mst simulate pvst global
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MST は、ユーザによる設定なしで Rapid PVST+ と連携します。PVST シミュレーション機能により、このシームレスな連携が可能となります。ただし、MST イネーブルのポートが Rapid PVST+ イネーブルのポートに誤って接続されないよう、MST と Rapid PVST+ 間の接続の管理が必要な場合があります。
no spanning-tree mst simulate pvst global コマンドを使用すると、MST モードで実行中のデバイスは、Rapid PVST+(SSTP)Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)を受信するすべてのインターフェイスを Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)ブロッキング ステートに移行します。このようなインターフェイスは、ポートが Rapid PVST+ BPDU の受信を停止するまで不整合状態を維持し、その後、ポートは通常の STP 移行プロセスを再開します。
また、このコマンドをインターフェイス モードで使用することもできます。この場合、設定がデバイス全体に適用されます。
(注) 特定のインターフェイスに対する MST と Rapid PVST+ の自動的な連携をブロックするには、spanning-tree mst simulate pvst コマンドを参照してください。
このコマンドは、MST を実行していないデバイスへの誤接続を防止する場合に便利です。
デバイスを、MST と Rapid PVST+ の間のシームレスな動作に戻すには、 spanning-tree mst simulate pvst global コマンドを使用します。
次に、デバイスのすべてのポートが、Rapid PVST+ を実行する接続デバイスと自動的に連携しないようにする例を示します。
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インターフェイスによる、MST と Rapid PVST+ 間のシームレスな連携をイネーブルにします。デフォルトはイネーブル(enabled)です。 |
デフォルトのパス コスト計算方式を設定するには、 spanning-tree pathcost method コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree pathcost method { long | short }
no spanning-tree pathcost method
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(注) このコマンドは、デフォルト モードである Rapid PVST+ スパニング ツリー モードにのみ適用されます。MST スパニング ツリー モードを使用しているときは、デバイスは long パス コスト計算方式のみを使用し、ユーザが MST を設定することはできません。
long パス コスト計算方式は、パス コストの計算に 32 ビット のすべてを使用し、2 ~ 200,000,000 の範囲の値を算出します。
次に、デフォルトのパス コスト方式を long に設定する例を示します。
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レイヤ 2 ホストに接続されたインターフェイスをエッジ ポートとして設定し、ブロッキング ステートもラーニング ステートも通過せずに、ポートを自動的にスパニング ツリー フォワーディング ステートに移行するには、 spanning-tree port type edge コマンドを使用します。ポートを通常のスパニング ツリー ポートに戻すには、 no spanning-tree port type コマンドまたは spanning-tree port type normal コマンドを使用します。
spanning-tree port type edge [ trunk ]
spanning-tree port type normal
デフォルトは、 spanning-tree port type edge default コマンドの入力時に設定されたデフォルト ポート タイプ エッジのグローバル設定です。グローバル設定を設定していない場合は、デフォルトのスパニング ツリー ポート タイプは normal です。
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このコマンドを使用して、ポートをトランク モードでスパニング ツリー エッジ ポートとして設定することもできます。
リンクアップが発生すると、スパニング ツリー エッジ ポートは、標準転送時間遅延を待つことなく、直接スパニング ツリー フォワーディング ステートに移行します。
(注) これは、以前にシスコ専用 PortFast 機能が提供していたものと同じ機能です。
このコマンドを使用すると、次のようなメッセージが返されます。
このコマンドを、 trunk キーワードなしで使用すると、次のようなメッセージが返されます。
トランク インターフェイスをスパニング ツリー エッジ ポートとして設定するには、 spanning-tree port type trunk コマンドを使用します。スパニング ツリー エッジ ポート タイプの設定を解除するには、 spanning-tree port type normal コマンドを使用します。
次に、リンクアップと同時に自動的にフォワーディング ステートに移行するよう、レイヤ 2 ホストに接続されたインターフェイスをエッジ ポートとして設定する例を示します。
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すべてのスパニング ツリー エッジ ポートで BPDU フィルタリングをデフォルトでイネーブルにするには、 spanning-tree port type edge bpdufilter default コマンドを使用します。すべてのエッジ ポートで BPDU フィルタリングをデフォルトでディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree port type edge bpdufilter default
no spanning-tree port type edge bpdufilter default
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デフォルトで BPDU フィルタリングをイネーブルにするには、次の手順を実行する必要があります。
• spanning-tree port type edge コマンドまたは spanning-tree port type edge default コマンドを使用して、インターフェイスをスパニング ツリー エッジ ポートとして設定します。
このコマンドは、すべてのスパニング ツリー エッジ ポートでグローバルに BPDU フィルタリングをイネーブルにするために使用します。BPDU フィルタリングにより、ポートは BPDU をまったく送受信しなくなります。
インターフェイス レベルで BPDU フィルタリングを設定すると、この spanning-tree port type edge bpdufilter default コマンドのグローバルな効果を無効にできます。インターフェイス レベルでのこの機能の使用については、 spanning-tree bpdufilter コマンドを参照してください。
(注) BPDU フィルタリングをイネーブルにするときは、注意が必要です。この機能は、ポートごとにイネーブルである場合と、グローバルにイネーブルである場合とでは効果が異なります。グローバルにイネーブルにすると、BPDU フィルタリングは、機能しているスパニング ツリー エッジ ポートにのみ適用されます。ポートは、リンクアップ時に 2、3 個の BPDU を送信したあとに、アウトバウンド BPDU を実際にフィルタリングします。エッジ ポートで BPDU を受信した場合、そのポートはただちに通常のすべての移行を行うスパニング ツリー ポートとなり、BPDU フィルタリングはディセーブルになります。ポートで BPDU フィルタリングをローカルにイネーブルにすると、デバイスはこのポートで BPDU を送受信できなくなります。
次に、機能しているすべてのスパニング ツリー エッジ ポートで、デフォルトで BPDU フィルタリングをグローバルにイネーブルにする例を示します。
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すべてのスパニング ツリー エッジ ポートで BPDU ガードをデフォルトでイネーブルにするには、 spanning-tree port type edge bpduguard default コマンドを使用します。すべてのエッジ ポートで BPDU ガードをデフォルトでディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree port type edge bpduguard default
no spanning-tree port type edge bpduguard default
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デフォルトで BPDU ガードをイネーブルにするには、次の手順を実行する必要があります。
• spanning-tree port type edge コマンドまたは spanning-tree port type edge default コマンドを入力して、インターフェイスをスパニング ツリー エッジ ポートとして設定します。
このコマンドは、すべてのスパニング ツリー エッジ ポートでグローバルに BPDU ガードをイネーブルにするために使用します。BPDU ガードをイネーブルにすると、ポートは、BPDU を受信した場合にディセーブルになります。
グローバル BPDU ガードはスパニング ツリー エッジ ポートにのみ適用されます。
BPDU ガードをインターフェイスごとにイネーブルにすることもできます。詳細については、 spanning-tree bpduguard コマンドを参照してください。
(注) BPDU ガードは、すべてのスパニング ツリー エッジ ポートでイネーブルにすることを推奨します。
次に、すべてのスパニング ツリー エッジ ポートで、BPDU ガードをデフォルトでイネーブルにする例を示します。
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レイヤ 2 ホストに接続されたすべてのアクセス ポートを、デフォルトでエッジ ポートとして設定するには、 spanning-tree port type edge default コマンドを使用します。レイヤ 2 ホストに接続されたすべてのポートを、デフォルトで通常のスパニング ツリー ポートに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree port type edge default
no spanning-tree port type edge default
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このコマンドは、すべてのインターフェイスをデフォルトでスパニング ツリー エッジ ポートとして自動的に設定するために使用します。このコマンドは、トランク ポートでは機能しません。
リンクアップが発生すると、エッジ ポートとして設定されたインターフェイスは標準転送時間遅延を待つことなく、自動的にスパニング ツリー フォワーディング ステートに直接移行します。(この移行は、以前はシスコ専用 PortFast 機能として設定されていました。)
このコマンドを使用すると、次のようなメッセージが返されます。
spanning-tree port type edge コマンドを使用すると、個々のインターフェイスをエッジ ポートとして設定できます。
次に、レイヤ 2 ホストに接続されたすべてのポートを、スパニング ツリー エッジ ポートとしてグローバルに設定する例を示します。
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レイヤ 2 スイッチまたはブリッジに接続するインターフェイスを、グローバル コンフィギュレーションにかかわらず、ネットワーク スパニング ツリー ポートとして設定するには、 spanning-tree port type network コマンドを使用します。ポートを通常のスパニング ツリー ポートに戻すには、 spanning-tree port type normal コマンドを使用します。
spanning-tree port type network
spanning-tree port type normal
デフォルトは、 spanning-tree port type network default コマンドの入力時に設定されたデフォルト ポート タイプ ネットワークのグローバル設定です。グローバル設定を設定していない場合は、デフォルトのスパニング ツリー ポート タイプは normal です。
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このコマンドは、レイヤ 2 スイッチまたはブリッジに接続するインターフェイスをスパニング ツリー ネットワーク ポートとして設定するために使用します。ブリッジ保証は Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)ネットワーク ポートでのみ動作します。
(注) レイヤ 2 ホストに接続するポートを、誤って STP ネットワーク ポートとして設定し、ブリッジ保証をイネーブルにした場合、これらのポートは自動的にブロッキング ステートに移行します。
(注) ブリッジ保証はデフォルトでイネーブルであり、スパニング ツリー ネットワーク ポートとして設定されたすべてのインターフェイスではブリッジ保証がイネーブルです。
ポートをスパニング ツリー ネットワーク ポートとして設定するには、 spanning-tree port type network コマンドを使用します。この設定を解除するには、 spanning-tree port type normal コマンドを使用します。 no spanning-tree port type コマンドを使用すると、ポートがネットワーク ポート タイプのグローバル デフォルト設定に戻ります。
spanning-tree port type network default コマンドを入力すると、レイヤ 2 スイッチまたはブリッジに接続されたすべてのポートを、デフォルトでスパニング ツリー ネットワーク ポートとして設定できます。
次に、レイヤ 2 スイッチまたはブリッジに接続されたインターフェイスをスパニング ツリー ネットワーク ポートとして設定する例を示します。
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デフォルトですべてのポートをスパニング ツリー ネットワーク ポートとして設定するには、 spanning-tree port type network default コマンドを使用します。デフォルトですべてのポートを通常のスパニング ツリー ポートに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree port type network default
no spanning-tree port type network default
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このコマンドは、デフォルトで、レイヤ 2 スイッチまたはブリッジに接続されたすべてのインターフェイスを自動的にスパニング ツリー ネットワーク ポートとして設定するために使用します。そのあとに、 spanning-tree port type edge コマンドを使用して、レイヤ 2 ホストに接続された指定ポートをスパニング ツリー エッジ ポートとして設定できます。
(注) レイヤ 2 ホストに接続するポートを、誤って Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)ネットワーク ポートとして設定し、ブリッジ保証をイネーブルにした場合、これらのポートは自動的にブロッキング ステートに移行します。
デバイスでブリッジ保証をイネーブルにした場合は、すべてのネットワーク ポートでこの機能が実行されます。ブリッジ保証をイネーブルにするには、 spanning-tree bridge assurance コマンドを参照してください。
他のレイヤ 2 スイッチまたはブリッジに接続するポートのみをネットワーク ポートとして設定します。これは、ブリッジ保証機能により、レイヤ 2 ホストに接続されたネットワーク ポートがスパニング ツリー ブロッキング ステートに移行するためです。
spanning-tree port type network コマンドを使用すると、個々のインターフェイスをネットワーク ポートとして特定できます。
次に、レイヤ 2 スイッチまたはブリッジに接続されたすべてのポートを、スパニング ツリー ネットワーク ポートとしてグローバルに設定する例を示します。
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2 つのブリッジがルート ブリッジとして競合しているときにインターフェイス優先度を設定するには、 spanning-tree port-priority コマンドを使用します。優先度の設定により競合が解消します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree [ vlan vlan-id ] port-priority value
no spanning-tree [ vlan vlan-id ] port-priority
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(注) このコマンドは、デフォルト STP モードである Rapid PVST+ スパニング ツリー モードのポート優先度を設定するために使用します。MST スパニング ツリー モードのポート優先度を設定するには、spacing-tree mst port-priority コマンドを使用します。
アクセス ポートでは、 vlan vlan-id パラメータを使用しないでください。アクセス ポートにはポート優先度の値、トランク ポートには VLAN ポート優先度の値が使用されます。
次に、ポート優先度を 32 に変更し、アクセス ポート インターフェイス 2/0 のスパニング ツリー インスタンスがルート ブリッジとして選択される確立を高める例を示します。
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VLAN ごとに Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)パラメータを設定するには、 spanning-tree vlan コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
spanning-tree vlan vlan-id [ forward-time value | hello-time value | max-age value | priority value | [ root { primary | secondary } [ diameter dia [ hello-time hello-time ]]]]
no spanning-tree vlan vlan-id [ forward-time | hello-time | max-age | priority | root ]
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max-age の 秒数 の設定時に 、 指定した間隔の時間内にブリッジがルート ブリッジからの BPDU を認識しない場合、ブリッジは、ネットワークが変更されたとみなし、スパニング ツリー トポロジを再計算します。
spanning-tree root primary は、このデバイスのブリッジ優先度を 24576 に変更します。spanning-tree root primary コマンドを入力しても、デバイスがルートにならない場合は、ブリッジ優先度が、現在のブリッジのブリッジ優先度より 4096 だけ小さい値に変更されます。このコマンドは、ルート ブリッジになるために必要な値が 1 より小さい場合は失敗します。デバイスがルートにならない場合は、エラーが発生します。
ネットワーク デバイスがデフォルト ブリッジ優先度の 32768 に設定されている場合は、spanning-tree root secondary コマンドを入力すると、このデバイスのブリッジ優先度が 28762 に変更されます。ルート デバイスに障害が発生した場合は、このデバイスが次のルート スイッチとなります。
次に、VLAN 200 で スパニング ツリーをイネーブルにする例を示します。
次に、デバイスを、ネットワークの直径が 4 である VLAN 10 のルート スイッチとして設定する例を示します。
次に、デバイスを、ネットワークの直径が 4 である VLAN 10 のセカンダリ ルート スイッチとして設定する例を示します。
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VLAN に動作状態を設定するには、 state { active | suspend } コマンドを使用します。VLAN をデフォルトの動作状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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プライベート VLAN のレイヤ 2 ホスト ポートとなるよう、インターフェイス タイプを設定するには、 switchport mode private-vlan host コマンドを使用します。
switchport mode private-vlan host
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最初にインターフェイスで switchport コマンドを使用したあとに、 switchport mode private-vlan host コマンドを使用する必要があります。
ポートをホスト プライベート VLAN ポートとして設定しており、次のいずれかに該当する場合は、ポートが非アクティブになります。
• ポートに、有効なプライベート VLAN 関連付けが設定されていない。
• ポートが Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)宛先である。
プライベート VLAN ポート関連付けを削除した場合、またはプライベート ポートを、SPAN 宛先、削除したプライベート VLAN ポート関連付け、または SPAN 宛先として設定したプライベート ポートとして設定した場合は、そのポートは非アクティブになります。
(注) スパニング ツリー BPDU ガードを、すべてのプライベート VLAN ホスト ポートでイネーブルにすることを推奨します。
次に、ポートをプライベート VLAN のホスト モードに設定する例を示します。
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プライベート VLAN のレイヤ 2 無差別ポートとなるよう、インターフェイス タイプを設定するには、 switchport mode private-vlan promiscuous コマンドを使用します。
switchport mode private-vlan promiscuous
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最初にインターフェイスで switchport コマンドを使用したあとに、 switchport mode private-vlan promiscuous コマンドを使用する必要があります。
ポートを無差別プライベート VLAN ポートとして設定しており、次のいずれかに該当する場合は、ポートが非アクティブになります。
• ポートに、有効なプライベート VLAN マッピングが設定されていない。
• ポートが Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)宛先である。
プライベート VLAN ポート マッピングを削除した場合、またはプライベート ポートを、SPAN 宛先、削除したプライベート VLAN ポート マッピング、または SPAN 宛先として設定したプライベート ポートとして設定した場合は、そのポートは非アクティブになります。
無差別ポートの詳細情報については、 private-vlan コマンドを参照してください。
次に、ポートをプライベート VLAN の無差別モードに設定する例を示します。
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独立ポートまたはコミュニティ ポートのプライベート VLAN 関連付けを定義するには、 switchport private-vlan host-association コマンドを使用します。ポートからプライベート VLAN 関連付けを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchport private-vlan host-association { primary-vlan-id } { secondary-vlan-id }
no switchport private-vlan host-association
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プライベート VLAN ホスト モードでないかぎり、ポートでの実行時の効果はありません。ポートがプライベート VLAN ホスト モードであるが、いずれの VLAN も存在しない場合、このコマンドは使用できますが、ポートは非アクティブになります。プライベート VLAN 間の関連付けが保留されている場合にも、ポートが非アクティブになることがあります。
セカンダリ VLAN は独立 VLAN またはコミュニティ VLAN です。
プライマリ VLAN、セカンダリ VLAN、 および独立ポートまたはコミュニティ ポートの詳細情報については、 private-vlan コマンドを参照してください。
次に、プライマリ VLAN(VLAN 18)およびセカンダリ VLAN(VLAN 20)を持つレイヤ 2 ホスト プライベート VLAN ポートを設定する例を示します。
次に、ポートからプライベート VLAN の関連付けを削除する例を示します。
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無差別ポートのプライベート VLAN 関連付けを定義するには、 switchport private-vlan mapping コマンドを使用します。プライベート VLAN からすべてのマッピングをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchport private-vlan mapping { primary-vlan-id } {[ add ] secondary-vlan-list | remove secondary-vlan-list }
no switchport private-vlan mapping
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プライベート VLAN 無差別モードでないかぎり、ポートでの実行時の効果はありません。ポートがプライベート VLAN 無差別モードであるが、プライマリ VLAN が存在しない場合、このコマンドは使用できますが、ポートは非アクティブになります。
セカンダリ VLAN は独立 VLAN またはコミュニティ VLAN です。
プライマリ VLAN、セカンダリ VLAN、 および独立ポートまたはコミュニティ ポートの詳細情報については、 private-vlan コマンドを参照してください。
次に、プライベート VLAN 無差別ポートで、セカンダリ独立 VLAN 20 に関連付けられたプライマリ VLAN 18 を設定する例を示します。
次に、無差別ポートでの関連付けに VLAN を追加する例を示します。
次に、ポートからすべてのプライベート VLAN 関連付けを削除する例を示します。
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VLAN を追加する、または VLAN コンフィギュレーション モードにする場合は、 vlan コマンドを使用します。
VLAN を削除して、VLAN コンフィギュレーション モードを終了するには、このコマンドの no 形式を使用します。
no vlan { vlan-id | vlan-range }
(注) VLAN1 および内部的に割り当てられた VLAN のいずれも、作成、削除、変更することはできません。 |
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(注) VLAN コンフィギュレーション サブモードで同じコマンドを使用して、VLAN の作成および削除も可能です。
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vlan vlan-id コマンドを入力すると、新しい VLAN がすべてデフォルトのパラメータで作成され、CLI が VLAN コンフィギュレーション サブモードになります。入力した vlan-id 引数が既存の VLAN と一致している場合、VLAN コンフィギュレーション サブモードになること以外何も変化はありません。
vlan-range は、カンマ(,)、ダッシュ(-)、および数字を使用して入力できます。
VLAN 1 パラメータは出荷時に設定されており、変更できません。また、この VLAN を作成することも削除することもできません。さらに、VLAN 4095 および内部的に割り当てられた VLAN のいずれも、作成することも削除することもできません。
VLAN を削除すると、その VLAN のすべてのアクセス ポートがシャットダウンされ、トラフィックはまったく流れません。トランク ポートでは、ポートで許可された他の VLAN へのトラフィックは流れ続けますが、削除された VLAN へのパケットはドロップされます。ただし、その VLAN の VLAN/ポート間のマッピングはすべて保持され、指定した VLAN の再イネーブルまたは再作成を行うと、デバイスは自動的に、その VLAN の元のポートをすべて回復します。
次に、新しい VLAN を追加し、VLAN コンフィギュレーション サブモードにする例を示します。
次に、一定の範囲の新しい VLAN を追加し、VLAN コンフィギュレーション サブモードにする例を示します。
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