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この章では、Cisco Nexus 7000 シリーズおよび MDS 9500 シリーズ スイッチの Cisco NX-OS Fibre Channel over Ethernet(FCoE)コマンドについて説明します。
Fibre Channel over Ethernet(FCoE)VLAN を仮想デバイス コンテキスト(VDC)に割り当てるには、allocate fcoe-vlan-range コマンドを使用します。VDC の共有 FCoE VLAN 設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
allocate fcoe-vlan-range vlan-range from vdcs vdc-name... [, vdcs vdc-name]
no allocate fcoe-vlan-range vlan-range from vdc vdc-name...[, vdcs vdc-name]
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fcoe-vlan-range を割り当てる前に、最初にストレージ vdc を作成する必要があります。
(注) fcoe-vlan-range を割り当てる前に、最初にストレージ vdc を作成する必要があります。
次に、VDC に FCoE VLAN を割り当てる例を示します。
次に、VDC に対する共有 FCoE VLAN 設定を削除する例を示します。
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ポートを共有するために仮想デバイス コンテキスト(VDC)にインターフェイスを割り当てるには、allocate shared interface ethernet コマンドを使用します。VDC にインターフェイスを共有させないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
allocate shared interface ethernet slot/chassis number
no allocate shared interface ethernet slot/chassis number
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次に、ポートを共有するために VDC にインターフェイスを割り当てる例を示します。
次に、VDC にインターフェイスを共有させないようにする例を示します。
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物理または論理インターフェイスに仮想ファイバ チャネル(VFC)インターフェイスをバインドするには、bind interface コマンドを使用します。VFC インターフェイスをアンバインドするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bind interface {ethernet slot/port number | ethernet-port-channel port-channel port-channel number}
no bind interface {ethernet slot/port number | ethernet-port-channel port-channel port-channel number}
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次に、イーサネット インターフェイスに VFC インターフェイスをバインドする例を示します。
次に、ポート チャネル インターフェイスに VFC インターフェイスをバインドする例を示します。
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Fibre Channel over Ethernet(FCoE)フィーチャ セットをイネーブルにするには、feature-set fcoe コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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FCoE のすべての機能をイネーブルにするには、feature-set fcoe コマンドを使用します。最初に install feature-set fcoe コマンドを使用して FCoE サポートをインストールする必要があります。
(注) feature-set fcoe コマンドは、FCoE ラインカードが挿入された時点で自動的にインストールされ、イネーブルになります。
no feature-set fcoe コマンドは、FCoE フィーチャ セットに関連付けられた設定をすべてクリーン アップする必要があるため、設定のサイズが極端に大きい場合、完了するまで多少時間がかかる場合があります。
次に、Cisco Nexus 7000 および MDS 9000 シリーズ スイッチで FCoE のフィーチャ セットをディセーブルにする例を示します。
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Fibre Channel over Ethernet(FCoE)フィーチャ セットをインストールするには、install feature-set fcoe コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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(注) feature-set fcoe コマンドは、FCoE ラインカードが挿入された時点で自動的にインストールされ、イネーブルになります。
次に、インストールされた FCoE フィーチャ セットをデフォルト値に設定する例を示します。
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Fibre Channel over Ethernet(FCoE)フィーチャ セットに関する情報を表示するには、show feature-set fcoe コマンドを使用します。
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次に、FCoE フィーチャ セットに関する情報を表示する例を示します。
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Fibre Channel over Ethernet(FCoE)ノード(ENode)を関連付けるために使用される FCoE MAC アドレス プレフィックス(FC-Map)を設定するには、 fcoe fcmap コマンドを使用します。デフォルトのグローバル FC-Map 値 0xefc00 に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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このコマンドを使用する前に、機能 feature fcoe または feature-set fcoe コマンドを使用してスイッチの FCoE をイネーブルにする必要があります。
対象となるスイッチのファイバ チャネル ファブリックを識別するための FC-Map を設定することにより、ファブリック間の通信に伴うデータの破損を防ぐことができます。FC-Map が設定されると、現在のファブリックの一部ではない MAC アドレスがスイッチによって廃棄されます。
次に、スイッチ上で FC-Map 値を設定する例を示します。
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FC-Map、デフォルト FCF プライオリティ値、FKA アドバタイズメント期間などの FCoE パラメータを表示します。 |
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Fibre Channel Forwarder(FCF)から FCoE ノード(ENode)にアドバタイズされる Fibre Channel over Ethernet(FCoE)Initialization Protocol(FIP)のプライオリティ値を設定するには、 fcoe fcf-priority コマンドを使用します。デフォルトの FCF プライオリティ値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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このコマンドを使用する前に、 feature fcoe コマンドを使用してスイッチの FCoE をイネーブルにする必要があります。
スイッチは、自身のプライオリティをアドバタイズします。このプライオリティは、最適な接続先スイッチを判別するためにファブリック内の統合ネットワーク アダプタ(CNA)によって使用されます。
次に、スイッチ上で FCF プライオリティを設定する例を示します。
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FCoE MAC Address Prefix(FC-Map; FCoE MAC アドレス プレフィックス)値を設定します。 |
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FC-Map、デフォルト FCF プライオリティ値、FKA アドバタイズメント期間などの FCoE パラメータを表示します。 |
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Fabric Initialization Protocol(FIP)キープアライブ(FKA)メッセージが Fibre Channel over Ethernet(FCoE)ノード(ENode)の MAC アドレスに送信される時間間隔を設定するには、 fcoe fka-adv-period コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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このコマンドを使用する前に、 feature fcoe コマンドを使用してスイッチの FCoE をイネーブルにする必要があります。
次に、スイッチの FKA アドバタイズメント期間を 5 秒に設定する例を示します。
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FCoE ノード(ENode)を関連付けるのに使用される FCoE MAC アドレス プレフィックス(FC-Map)を設定します。 |
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FC-Map、デフォルト FCF プライオリティ値、FKA アドバタイズメント期間などの FCoE パラメータを表示します。 |
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Fibre Channel over Ethernet(FCoE)トラフィックを伝送する VLAN に仮想 SAN(VSAN)をマッピングするには、 fcoe vsan コマンドを使用します。マッピングを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
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FCoE VLAN を VSAN にマッピングする前に、VLAN データベース コンフィギュレーション モードで vsan コマンドを使用して VSAN を作成する必要があります。
FCoE には FCoE VLAN だけを使用する必要があります。デフォルト VLAN の VLAN1 を FCoE VLAN として使用しないでください。プライベート VLAN では、FCoE はサポートされません。
FCoE VLAN を VSAN にマッピングするとき、その VSAN が別の FCoE VLAN にマッピングされていないことを確認してください。FCoE VLAN をマッピングする VSAN が別の FCoE VLAN にすでにマッピングされている場合、次のエラーが表示されます。
VSAN 番号を指定しない場合、使用中の FCoE VLAN から、同じ番号の VSAN へのマッピングが作成されます。
次に、FCoE VLAN から VSAN にマッピングする例を示します。
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すべての VE ポートの VFID チェックをディセーブルにするには、 fcoe veloopback コマンドを確認します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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FCoE VLAN を VSAN にマッピングする前に、VLAN データベース コンフィギュレーション モードで vsan コマンドを使用して VSAN を作成する必要があります。
FCoE には FCoE VLAN だけを使用する必要があります。デフォルト VLAN の VLAN1 を FCoE VLAN として使用しないでください。プライベート VLAN では、FCoE はサポートされません。
FCoE VLAN を VSAN にマッピングするとき、その VSAN が別の FCoE VLAN にマッピングされていないことを確認してください。FCoE VLAN をマッピングする VSAN が別の FCoE VLAN にすでにマッピングされている場合、次のエラーが表示されます。
VSAN 番号を指定しない場合、使用中の FCoE VLAN から、同じ番号の VSAN へのマッピングが作成されます。
次に、Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチの VE のループバックをイネーブルにする例を示します。
次に、Cisco MDS 9500 スイッチの VE のループバックをイネーブルにする例を示します。
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仮想ファイバ チャネル(VFC)インターフェイスを設定するには、interface vfc コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface vfc vfc-id {bind interface ethernet slot/port | shutdown | switchport mode E/F}
no interface vfc vfc-id {bind interface ethernet slot/port | shutdown | switchport mode E/F}
interface vfc slot/port {shutdown | switchport mode E/F}
no interface vfc slot/port {shutdown | switchport mode E/F}
イーサネット インターフェイスのスロット番号とポート番号を指定します。スロット番号は 1 ~ 255、ポート番号は 1 ~ 128 です。 |
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次の形式でコマンドを入力して、インターフェイスの範囲を指定できます。
インターフェイスをイネーブルにするには、no shutdown コマンドを使用します。
interface vfc slot/port コマンドは、特定のイーサネット インターフェイス x/y に暗黙的にバインドされる VFC を作成するために使用します。
次に、VFC インターフェイス 3 のインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
次に、イーサネット インターフェイス 1/3 に暗黙的にバインドされる VFC(VFC 1/3)を作成する例を示します。
次に、イーサネット ポート チャネル 3 にバインドされる VFC(vfc-po 3)を作成する例を示します。
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ポート チャネル インターフェイスに暗黙的にバインドされる仮想ファイバ チャネル(VFC)を作成するには、interface vfc-port-channel コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface vfc-port-channel interface-id
no interface vfc-port-channel interface-id
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Fibre Channel over Ethernet(FCoE)モジュールのライセンス機能を変更するには、license fcoe module コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
license fcoe module module-number
no license fcoe module module-number
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次に、FCoE モジュールのライセンスを変更する例を示します。
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仮想ファイバ チャネル(VFC)インターフェイスの仮想 SAN リストを許可するには、switchport trunk allowed vsan コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchport trunk allowed vsan vsan-id
no switchport trunk allowed vsan vsan-id
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次に、VFC インターフェイスの VSAN リストを許可する例を示します。
次に、許可したリストに VSAN 100 を追加する例を示します。
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スイッチ上の Fibre Channel over Ethernet(FCoE)パラメータのステータスを表示するには、 show fcoe コマンドを表示します。
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FCoE ノード(ENode)の関連付けに使用する FCoE MAC Address Prefix(FC MAP)を設定します。 |
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Fibre Channel over Ethernet(FCoE)データベースの内容を表示するには、show fcoe database コマンドを使用します。
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ポート チャネル インターフェイスにバインドされた仮想ファイバ チャネル(VFC)インターフェイスに関する情報を表示するには、show interface vfc-port-channel コマンドを使用します。
show interface vfc-port-channel int-number
インターフェイス番号を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。 指定できる範囲は 1 ~ 4095 です。 |
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次に、ポート チャネル インターフェイスにバインドされる VFC インターフェイスに関する情報を表示する例を示します。
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仮想デバイス コンテキスト(VDC)の Fibre Channel over Ethernet(FCoE)VLAN 範囲を表示するには、 show vdc fcoe-vlan-range コマンドを使用します。
ネットワーク管理者
ネットワーク オペレータ
VDC 管理者
VDC オペレータ
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次に、現在の VDC の FCoE VLAN 範囲を表示する例を示します。
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VDC 上の共有インターフェイスを表示するには、 show vdc shared membership コマンドを使用します。
ネットワーク管理者
ネットワーク オペレータ
VDC 管理者
VDC オペレータ
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(注) FCoE は F シリーズ カード上だけで動作するため、そのカード上のインターフェイスだけを共有に割り当てます(どのポートが一緒に VDC に向かう必要があり、したがって FCoE VLAN および共有に割り当てできるかを確認するには、VDC コンフィギュレーション ガイドも参照してください)。
次の例は、VDC 上の共有インターフェイスを表示する方法を示しています。
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設定された仮想 SAN(VSAN)の情報を表示するには、 show vsan コマンドを使用します。
show vsan [ vsan-id ] [ membership ]
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show vsan membership interface コマンドを入力すると、この VSAN に設定されているインターフェイスに関するインターフェイス情報が表示されます。
インターフェイスの範囲は昇順にする必要があり、オーバーラップはなしです。ハイフンを使用して範囲を指定することも、カンマを使用して複数のインターフェイスを指定することも可能です。
ファイバ チャネル インターフェイスの範囲の形式は、次のとおりです。
fcslot/port - port, fcslot/port, fcslot/port
次に、設定されている VSAN の情報を表示する例を示します。
次に、VSAN のメンバーシップ情報を表示する例を示します。
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Fibre Channel over Ethernet(FCoE)VLAN と仮想 SAN(VSAN)のマッピングに関する情報を表示するには、 show vlan fcoe コマンドを使用します。
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次に、スイッチでの FCoE VLAN と VSAN のマッピングを表示する例を示します。
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仮想ファイバ チャネル(VFC)インターフェイスの設定情報を表示するには、 show interface vfc コマンドを使用します。
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次に、指定された VFC インターフェイスの設定情報を表示する例を示します。
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仮想 SAN(VSAN)データベース モードを開始して VSAN 情報およびメンバーシップを設定するには、 vsan database コマンドを使用します。
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次に、VSAN データベース コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
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FCoE VLAN のスパニングツリー プロトコル(STP)をイネーブルにするには、 spanning-tree fcoe コマンドを使用します。FCoE VLAN の STP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ネットワーク管理者
ネットワーク オペレータ
VDC 管理者
VDC オペレータ
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自動的にイネーブルになる STP Lite 機能は、FCoE VLAN の FCoE 共有および専用両方のリンクで動作し、提案 BPDU を受信するたびに合意 BPDU を送信してネットワーク全体で高速コンバージェンスを提供します。トラブルシューティングの目的でこの機能をディセーブルにする場合は、no spanning-tree fcoe コマンドを入力します。
このコマンドは、FCoE がイネーブルの場合に F シリーズ モジュールでだけ使用できます。
STP タイプ エッジ ポートとして FCoE リンクのピア側でインターフェイスを設定することを推奨します。ピア インターフェイスを STP タイプのネットワーク ポートとして設定しないでください。
(注) この機能は、FCoE VLAN 上でのみ動作します。
次に、FCoE VLAN の STP をイネーブルにする例を示します。
次に、トラブルシューティングを行う必要がある場合に FCoE VLAN の STP Lite をディセーブルにする例を示します。
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