ライセンス要件
Cisco NX-OS ライセンス方式の推奨の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco NX-OS ライセンス方式の推奨の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
イーサネット ポートは、サーバまたは LAN に接続される標準のイーサネット インターフェイスとして機能します。
イーサネット インターフェイスはデフォルトでイネーブルです。
interface コマンドを使用すれば、イーサネット インターフェイスのさまざまな機能をインターフェイスごとにイネーブルにできます。interface コマンドを入力する際には、次の情報を指定します。
Cisco Nexus ファブリック エクステンダとの使用をサポートするために、インターフェイスのナンバリング規則は、次のように拡張されています。
switch(config)# interface ethernet [chassis/]slot/port
シャーシ ID は、接続されている ファブリック エクステンダ のポートをアドレス指定するために使用できる任意のエントリです。インターフェイス経由で検出された ファブリック エクステンダ を識別するために、シャーシ ID はスイッチ上の物理イーサネットまたは EtherChannel インターフェイスに設定されます。シャーシ ID の範囲は、100 ~ 199 です。
シスコ独自の単一方向リンク検出(UDLD)プロトコルでは、光ファイバまたは銅線(たとえば、カテゴリ 5 のケーブル)のイーサネット ケーブルで接続されているポートでケーブルの物理的な構成をモニタリングし、単一方向リンクの存在を検出できます。スイッチが単方向リンクを検出すると、UDLD は関連する LAN ポートをシャットダウンし、ユーザに警告します。単方向リンクは、スパニング ツリー トポロジ ループをはじめ、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
UDLD は、レイヤ 1 プロトコルと協調してリンクの物理ステータスを検出するレイヤ 2 プロトコルです。レイヤ 1 では、物理的シグナリングおよび障害検出は、自動ネゴシエーションによって処理されます。UDLD は、ネイバーの ID の検知、誤って接続された LAN ポートのシャットダウンなど、自動ネゴシエーションでは実行不可能な処理を実行します。自動ネゴシエーションと UDLD の両方をイネーブルにすると、レイヤ 1 とレイヤ 2 の検出が協調して動作して、物理的な単一方向接続と論理的な単一方向接続を防止し、その他のプロトコルの異常動作を防止できます。
リンク上でローカル デバイスから送信されたトラフィックはネイバーで受信されるのに対し、ネイバーから送信されたトラフィックはローカル デバイスで受信されない場合には常に、単方向リンクが発生します。対になっているファイバ ケーブルのいずれかの接続が切断された場合、自動ネゴシエーションがアクティブであれば、そのリンクは存続できません。この場合、論理リンクは不定であり、UDLD は何の処理も行いません。レイヤ 1 で両方の光ファイバが正常に動作している場合は、レイヤ 2 で UDLD が、これらの光ファイルが正しく接続されているかどうか、および正しいネイバー間でトラフィックが双方向に流れているかを調べます。自動ネゴシエーションはレイヤ 1 で動作するため、このチェックは、自動ネゴシエーションでは実行できません。
Cisco Nexus デバイスは、UDLD がイネーブルになっている LAN ポート上のネイバー デバイスに定期的に UDLD フレームを送信します。一定の時間内にフレームがエコー バックされてきて、特定の確認応答(echo)が見つからなければ、そのリンクは単一方向のフラグが立てられ、その LAN ポートはシャットダウンされます。プロトコルが単一方向リンクを正しく識別してディセーブルにするには、リンクの両端のデバイスで UDLD をサポートする必要があります。
次の図は、単方向リンクが発生した状態の一例を示したものです。デバイス B はこのポートでデバイス A からのトラフィックを正常に受信していますが、デバイス A は同じポート上でデバイス B からのトラフィックを受信していません。UDLD によって問題が検出され、ポートがディセーブルになります。
次の表は、UDLD のデフォルト設定を示したものです。
機能 |
デフォルト値 |
---|---|
UDLD グローバル イネーブル ステート |
グローバルにディセーブル |
UDLD アグレッシブ モード |
ディセーブル |
ポート別の UDLD イネーブル ステート(光ファイバ メディア用) |
すべてのイーサネット光ファイバ LAN ポートでイネーブル |
ポート別の UDLD イネーブル ステート(ツイストペア(銅製)メディア用) |
すべてのイーサネット 10/100 および 1000BASE-TX LAN ポートでディセーブル |
デフォルトでは、UDLD アグレッシブ モードはディセーブルになっています。UDLD アグレッシブ モードは、UDLD アグレッシブ モードをサポートするネットワーク デバイスの間のポイントツーポイントのリンク上に限って設定できます。UDLD アグレッシブ モードがイネーブルになっている場合、UDLD ネイバー関係が確立されている双方向リンク上のポートが UDLD フレームを受信しなくなったとき、UDLD はネイバーとの接続の再確立を試行します。この再試行に 8 回失敗すると、ポートはディセーブルになります。
スパニング ツリー ループを防止するため、間隔がデフォルトの 15 秒である非アグレッシブな UDLD でも、(デフォルトのスパニング ツリー パラメータを使用して)ブロッキング ポートがフォワーディング ステートに移行する前に、単方向リンクをシャットダウンすることができます。
UDLD アグレッシブ モードをイネーブルにすると、次のようなことが発生します。
リンクの一方にポート スタックが生じる(送受信どちらも)
リンクの一方がダウンしているにもかかわらず、リンクのもう一方がアップしたままになる
このような場合、UDLD アグレッシブ モードでは、リンクのポートの 1 つがディセーブルになり、トラフィックが廃棄されるのを防止します。
レイヤ 2 インターフェイスの設定には次の注意事項と制約事項があります。
自動ネゴシエーションはサポートされません。
1G 自動ネゴシエーションは N3K-C36180YC-R および N9K-X96136YC-R スイッチではサポートされません。この問題を回避するには、速度を手動で 1000 に設定する必要があります。ネイバーで自動ネゴシエーションが有効になっている場合は、それらのネイバーで自動ネゴシエーションを無効にする必要があります。
Cisco Nexus N3K-C3636C-R および N3K-C36180YC-R スイッチでは、QSFP-100G-CR4 ケーブルを使用して 100G リンクを起動すると、ポート 49 〜 64 で自動ネゴシエーションが機能しないことがあります。この問題を回避するには、ポート 49 〜 64 の速度をハードコードし、自動ネゴシエーションを無効にする必要があります。
Cisco Nexus 36180YC-R スイッチには、デフォルト速度が 10 G の 48 個 の Small Form-Factor Pluggable(SFP)ポートと、デフォルト速度が 100 G の 6 個 のQuad Small Form-Factor Pluggable(QSFP)ポートがあります。48 個 の SFP インターフェイス ポートは、 25 G、10 G、1 G の速度をサポートできます。6 個の QSFP インターフェイスポートは、100 G および 40 G の速度をサポートできます。
最初の 48 ポートでは、ポート グループの各 4 ポートに同じ速度が設定されている必要があります。一度に 1 つのポートを設定することはできません。エラーが発生する可能性があります。詳細については、CSCve80686 を参照してください。
スイッチ |
4x10G |
4x25G |
2x50G |
---|---|---|---|
N3K-C3636C-R |
対応 |
対応 |
対応 |
N3K-C36180YC-R |
対応 |
対応 |
対応 |
Cisco Nexus 3600 プラットフォーム ポートでは、QSFP ポートを 40 ギガビット イーサネット モードまたは 4x10 ギガビット イーサネット モードで動作させることができます。デフォルトでは、49 〜 54 の番号が付けられた 6 つの QSFP インターフェイスポートがあり、40 ギガビット イーサネット モードで動作できます。これらの 40 ギガビット イーサネット ポートには、2 タプルの命名規則で番号が割り当てられます。たとえば、2 番目の 40 ギガビット イーサネット ポートには 1/50 という番号が割り当てられます。40 ギガビット イーサネットから 10 ギガビット イーサネットに設定を変更するプロセスは「ブレイクアウト」と呼ばれ、10 ギガビット イーサネットからギガビット イーサネットに設定を変更するプロセスは「ブレイクイン」と呼ばれます。40 ギガビット イーサネット ポートを 10 ギガビット イーサネット ポートにブレイクアウトする場合、得られたポートには 3 タプルの命名規則を使用して番号が割り当てられます。たとえば、2 番目の 40 ギガビット イーサネット ポートのブレイクアウト ポートには 1/49/1、1/49/2、1/49/3、1/49/4 という番号が割り当てられます。
(注) |
40G ポートを 4x10G モードにブレイクアウトするか、100G ポートを 4x25G モードにブレイクアウトすると、ブレイクアウト ポートが管理上有効な状態になります。以前のリリースからアップグレードする場合は、復元された設定によって、ポートの適切な管理状態の復元が処理されます。 |
(注) |
40 ギガビット イーサネットから 10 ギガビット イーサネットにブレイクアウトするか、10 ギガビット イーサネットから 40 ギガビット イーサネットにブレイクインすると、すべてのインターフェイス設定がリセットされ、影響を受けるポートは管理上使用できなくなります。これらのポートを使用可能にするには、no shut コマンドを使用します。 |
(注) |
新しい QSFP + 40 Gb トランシーバは、Cisco Nexus 3600 プラットフォーム スイッチでサポートされています。新しい QSFP+(40-Gb)トランシーバは、4 個の 10Gb SFP-10G-LR トランシーバに分岐するケーブルを備えています。これを使用するには、ポートが 4x10G モードである必要があります。ブレークアウト ケーブルを使用する場合は、40G ポートを 4x10G モードで動作させる必要があります。 |
40 ギガビット イーサネット ポートを 4 個の 10 ギガビット イーサネット ポートに動的にブレイクアウトする機能および 4 個の 10 ギガビット イーサネット ポートを 40 ギガビット イーサネット ポートに動的にブレイクインする機能により、任意のブレイクアウト対応ポートを使用して、それらを永続的に定義することなく、40 ギガビット イーサネット モードまたは 10 ギガビット イーサネット モードを利用できます。
スイッチ仮想インターフェイス(SVI)は、デバイスの VLAN のブリッジング機能とルーティング機能間の論理インターフェイスを表します。デフォルトでは、VLAN インターフェイスに複数のポートがある場合、VLAN 内のすべてのポートがダウンすると、SVI はダウン状態になります。
自動ステートの動作は、対応する VLAN のさまざまなポートの状態によって管理されるインターフェイスの動作状態です。VLAN の SVI インターフェイスは、VLAN に STP フォワーディング ステートのポートが少なくとも 1 個ある場合にアップになります。同様に、このインターフェイスは最後の STP 転送ポートがダウンするか、別の STP 状態になったとき、ダウンします。
デフォルトでは、自動ステートの計算はイネーブルです。SVI インターフェイスの自動ステートの計算をディセーブルにし、デフォルト値を変更できます。
Cisco Discovery Protocol(CDP)は、すべてのシスコ デバイス(ルータ、ブリッジ、アクセス サーバ、およびスイッチ)のレイヤ 2(データリンク層)で動作するデバイス検出プロトコルです。ネットワーク管理アプリケーションは CDP を使用することにより、既知のデバイスのネイバーであるシスコ デバイスを検出することができます。また、下位レイヤのトランスペアレント プロトコルが稼働しているネイバー デバイスのデバイス タイプや、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)エージェント アドレスを学習することもできます。この機能によって、アプリケーションからネイバー デバイスに SNMP クエリーを送信できます。
CDP は、サブネットワーク アクセス プロトコル(SNAP)をサポートしているすべてのメディアで動作します。CDP はデータリンク層でのみ動作するため、異なるネットワーク層プロトコルをサポートする 2 つのシステムで互いの情報を学習できます。
CDP が設定された各デバイスはマルチキャスト アドレスに定期的にメッセージを送信して、SNMP メッセージを受信可能なアドレスを 1 つまたは複数アドバタイズします。このアドバタイズには、受信側デバイスで CDP 情報を廃棄せずに保持する時間を表す存続可能時間、つまりホールドタイム情報も含まれます。各デバイスは他のデバイスから送信されたメッセージも待ち受けて、ネイバー デバイスについて学習します。
このスイッチは、CDP バージョン 1 とバージョン 2 の両方をサポートします。
次の表は、CDP のデフォルト設定を示したものです。
機能 |
デフォルト設定 |
---|---|
CDP インターフェイス ステート |
イネーブル |
CDP タイマー(パケット更新頻度) |
60 秒 |
CDP ホールドタイム(廃棄までの時間) |
180 秒 |
CDP バージョン 2 アドバタイズ |
イネーブル |
インターフェイスが(no shutdown コマンドを使用して)管理上イネーブルであるが、プロセスによってランタイム時にディセーブルになる場合、そのインターフェイスは error-disabled(err-disabled)ステートです。たとえば、UDLD が単方向リンクを検出した場合、そのインターフェイスは実行時にシャットダウンされます。ただし、インターフェイスは管理上イネーブルなので、インターフェイス ステータスは err-disabled として表示されます。いったん err-disabled ステートになったインターフェイスは、手動でイネーブルにする必要があります。ただし、自動回復までのタイムアウト値を設定することもできます。err-disabled 検出はすべての原因に対してデフォルトでイネーブルです。 自動回復はデフォルトでは設定されていません。
インターフェイスが err-disable ステートになった場合は、errdisable detect cause コマンドを使用して、そのエラーに関する情報を取得してください。
タイム可変の変更によって起きる特定の err-disabled に対しては自動 err-disabled リカバリ タイムアウトを設定できます。
errdisable recovery cause コマンドを使用すると、300 秒後に自動回復します。回復までの時間を変更する場合は、errdisable recovery interval コマンドを使用して、タイムアウト時間を指定します。指定できる値は 30 ~ 65535 秒です。
errdisabled ステートからインターフェイスのリカバリをディセーブルにするには、no errdisable recovery cause コマンドを使用します。
all:すべての原因からタイマーが回復できるようにします。
bpduguard:ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)ガードの error-disabled ステートからタイマーが回復できるようにします。
failed-port-state:スパニングツリー プロトコル(STP)のポート状態設定障害からタイマーが回復できるようにします。
link-flap:リンクステート フラッピングからタイマーが回復できるようにします。
pause-rate-limit:ポーズ レート リミットの error-disabled ステートからタイマーが回復できるようにします。
udld:単方向リンク検出(UDLD)の error-disabled ステートからタイマーが回復できるようにします。
loopback:ループバックの error-disabled ステートからタイマーが回復できるようにします。
原因に対する err-disabled 回復をイネーブルにしない場合、そのインターフェイスは shutdown コマンドおよび no shutdown コマンドが入力されるまで err-disabled ステートのままです。原因に対して回復をイネーブルにすると、そのインターフェイスの err-disable ステートは解消され、すべての原因がタイムアウトになった段階で動作を再試行できるようになります。エラーの原因を表示する場合は、show interface status err-disabled コマンドを使用します。
デフォルト インターフェイス機能を使用して、イーサネット、ループバック、管理、VLAN、およびポート チャネル インターフェイスなどの物理インターフェイスおよび論理インターフェイスの両方に対する設定済みパラメータを消去できます。
デバウンス タイマーを設定するとリンク変更の通知が遅くなり、ネットワークの再設定によるトラフィック損失が減少します。デバウンス タイマーはイーサネット ポートごとに個別に設定します。遅延時間はミリ秒単位で指定できます。遅延時間の範囲は 0~5000 ミリ秒です。デフォルトでは、このパラメータはデバウンス タイマーが作動しない 100 ミリ秒に設定されています。このパラメータが 0 ミリ秒に設定されると、デバウンス タイマーがディセーブルになります。
Caution |
デバウンス タイマーをイネーブルにするとリンクダウン検出が遅くなり、デバウンス期間中のトラフィックが失われます。この状況は、一部のレイヤ 2 とレイヤ 3 プロトコルのコンバージェンスと再コンバージェンスに影響する可能性があります。 |
スイッチは、フレームをフラグメント化しません。そのためスイッチでは、同じレイヤ 2 ドメイン内の 2 つのポートに別々の最大伝送単位(MTU)を設定することはできません。物理イーサネット インターフェイス別 MTU はサポートされていません。代わりに、MTU は QoS クラスに従って設定されます。クラス マップとポリシー マップを設定して、MTU を変更します。
Note |
インターフェイス設定を表示すると、物理イーサネット インターフェイスに 1500 というデフォルトの MTU が表示されます。 |
管理インターフェイスでは、最大 9216 バイトの MTU サイズを設定することができます。設定の変更により、エンド デバイスで一時的なリンク フラップがトリガーされることがあります。
設定、パケット サイズ、増加するカウンタの値、およびトラフィックに関する次の情報を参照してください。
設定 |
パケット サイズ |
増加するカウンタ |
Traffic |
---|---|---|---|
L2 ポート:MTU 設定なし |
6400 および 10000 |
Jumbo、Giant、および Input error |
Dropped |
L2 ポート:ネットワーク QoS 設定にジャンボ MTU 9216 あり |
6400 |
Jumbo |
Forwarded |
L2 ポート:ネットワーク QoS 設定にジャンボ MTU 9216 あり |
10000 |
Jumbo、Giant、および Input error |
Dropped |
レイヤ 3 ポート:ネットワーク QoS 設定にデフォルト レイヤ 3 MTU およびジャンボ MTU 9216 あり |
6400 |
Jumbo |
パケットは、CPU にパントされ(CoPP 設定の対象)、断片化された後に、ソフトウェアによって転送される。 |
レイヤ 3 ポート:ネットワーク QoS 設定にデフォルト レイヤ 3 MTU およびジャンボ MTU 9216 あり |
6400 |
Jumbo |
パケットは、CPU にパントされ(CoPP 設定の対象)、断片化された後に、ソフトウェアによって転送される。 |
レイヤ 3 ポート:ネットワーク QoS 設定にデフォルト レイヤ 3 MTU およびジャンボ MTU 9216 あり |
10000 |
Jumbo、Giant、および Input error |
Dropped |
レイヤ 3 ポート:ネットワーク QoS 設定にジャンボ レイヤ 3 MTU およびジャンボ MTU 9216 あり |
6400 |
Jumbo |
断片化なしで転送される。 |
レイヤ 3 ポート:ネットワーク QoS 設定にジャンボ レイヤ 3 MTU およびジャンボ MTU 9216 あり |
10000 |
Jumbo、Giant、および Input error |
Dropped |
レイヤ 3 ポート:ジャンボ レイヤ 3 MTU およびデフォルト L2 MTU 設定あり |
6400 および 10000 |
Jumbo、Giant、および Input error |
Dropped |
(注) |
|
Cisco Nexus 3048 スイッチのリロード後、ダウンリンク RJ-45 ポートの前にアップリンク SFP+ ポートを動作上有効にできます。SFP+ ポートが有効になるまで、ハードウェアの RJ-45 ポートの有効化を遅延させる必要があります。
リロード時に、指定されたタイムアウト時間が経過した後にのみハードウェアのダウンリンク RJ-45 ポートを有効にするタイマーを設定できます。このプロセスにより、アップリンク SFP+ ポートを最初に使用可能にすることができます。このタイマーは、管理上有効なポートについてのみ、ハードウェアで有効になります。
ダウンリンク遅延はデフォルトでは無効になっており、明示的に有効にする必要があります。有効になっている場合、遅延タイマーが指定されないと、デフォルトの 20 秒の遅延に設定されます。
次の表に、すべての物理イーサネット インターフェイスのデフォルト設定を示します。
パラメータ |
デフォルト設定 |
---|---|
デュプレックス |
オート(全二重) |
カプセル化 |
ARPA |
MTU1 |
1500 バイト |
ポート モード |
アクセス |
速度 |
オート(10000) |
イーサネット インターフェイスの設定
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチでのインターフェイス イーサネット コマンドの設定における動作の変更があります。たとえば、sh int ethernet Eth1/1 transceiver コマンドは機能しなくなりました。コマンドを sh int ethernet 1/1 transceiver のように設定する必要があります。
単一方向リンク検出(UDLD)を実行するように設定されているデバイス上のイーサネット インターフェイスには、ノーマル モードまたはアグレッシブ モードの UDLD を設定できます。インターフェイスの UDLD モードをイネーブルにするには、そのインターフェイスを含むデバイス上で UDLD を事前にイネーブルにしておく必要があります。UDLD は他方のリンク先のインターフェイスおよびそのデバイスでもイネーブルになっている必要があります。
ノーマル UDLD モードを使用するには、ポートの 1 つをノーマル モードに設定し、他方のポートをノーマル モードまたはアグレッシブ モードに設定する必要があります。アグレッシブ UDLD モードを使用するには、両方のポートをアグレッシブ モードに設定する必要があります。
Note |
設定前に、リンクされている他方のポートとそのデバイスの UDLD をイネーブルにしておかなければなりません。 |
Command or Action | Purpose | |
---|---|---|
Step 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Step 2 |
switch(config)# feature udld |
デバイスの UDLD をイネーブルにします。 |
Step 3 |
switch(config)# no feature udld |
デバイスの UDLD をディセーブルにします。 |
Step 4 |
switch(config)# show udld global |
デバイスの UDLD ステータスを表示します。 |
Step 5 |
switch(config)# interface type slot/port |
設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Step 6 |
switch(config-if)# udld {enable | disable | aggressive} |
ノーマル UDLD モードをイネーブルにするか、UDLD をディセーブルにするか、またはアグレッシブ UDLD モードをイネーブルにします。 |
Step 7 |
switch(config-if)# show udld interface |
インターフェイスの UDLD ステータスを表示します。 |
次の例は、スイッチの UDLD をイネーブルにする方法を示しています。
switch# configure terminal
switch(config)# feature udld
次の例は、イーサネット ポートのノーマル UDLD モードをイネーブルにする方法を示しています。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# udld enable
次の例は、イーサネット ポートのアグレッシブ UDLD モードをイネーブルにする方法を示しています。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# udld aggressive
次の例は、イーサネット ポートの UDLD をディセーブルにする例を示しています。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# udld disable
次の例は、スイッチの UDLD をディセーブルにする方法を示しています。
switch# configure terminal
switch(config)# no feature udld
リンク ステート整合性チェッカを手動でトリガーして、インターフェイスのハードウェアおよびソフトウェア リンク ステータスを比較し、その結果を表示することができます。リンク ステート整合性チェッカを手動でトリガーして結果を表示するには、次のコマンドを特定のモードで使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|---|
switch# show consistency-checker link-state module slot |
指定されたモジュールのリンク ステート整合性検査を開始し、その結果を表示します。 |
次に、リンク ステート整合性検査をトリガーして結果を表示する例を示します。
switch# show consistency-checker link-state module 1
Link State Checks: Link state only
Consistency Check: FAILED
No inconsistencies found for:
Ethernet1/1
Ethernet1/2
Ethernet1/3
Ethernet1/4
Ethernet1/5
Ethernet1/6
Ethernet1/7
Ethernet1/8
Ethernet1/9
Ethernet1/10
Ethernet1/12
Ethernet1/13
Ethernet1/14
Ethernet1/15
Inconsistencies found for following interfaces:
Ethernet1/11
最初の 48 ポートは 1 G/10 G/25 G をサポートし、残りの 6 ポートは40 G/100 G をサポートします。
最初の 48 ポートでは、ポート グループの各 4 ポートに同じ速度が設定されている必要があります。一度に 1 つのポートを設定することはできません。エラーが発生する可能性があります。詳細については、CSCve80686 を参照してください。
ポート グループ |
Ports |
---|---|
Port-Group 1 |
ポート 1 ~ 4 |
Port-Group 2 |
ポート 5 〜 8 |
Port-Group 3 |
ポート 9 〜 12 |
Port-Group 4 |
ポート 13 〜 16 |
Port-Group 5 |
* ポート 17 ~ 20 |
Port-Group 6 |
ポート 21 〜 24 |
Port-Group 7 |
ポート 25 〜 28 |
Port-Group 8 |
ポート 29 〜 32 |
Port-Group 9 |
ポート 33 〜 36 |
Port-Group 10 |
ポート 37 〜 40 |
Port-Group 11 |
ポート 41 〜 44 |
Port-Group 12 |
ポート 45 ~ 48 |
(注) |
インターフェイスとトランシーバの速度が一致しない場合、 show interface ethernet slot/port コマンドを入力すると、SFP 検証失敗メッセージが表示されます。たとえば、speed 1000 コマンドを設定せずに 1 ギガビット SFP トランシーバをポートに挿入すると、このエラーが発生します。デフォルトでは、すべてのポートが 10 Gbps です。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# interface type slot/port |
指定したインターフェイスに対してインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。このインターフェイスに、1 ギガビット イーサネット SFP トランシーバが挿入されている必要があります。 |
ステップ 3 |
switch(config-if)# speed speed |
インターフェイスの速度を設定します。
|
次に、1 ギガビット イーサネット ポートの速度を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# speed 1000
ポートを 10-GbE モードにブレイクアウトする場合、最初の QSFP ポートと SFP+ ポート 1 ~ 4 を切り替えることができます。最初の QSFP ポートまたは 4 個の SFP+ ポートのいずれかを、いつでもアクティブにできます。QSFP は、インターフェイス速度が 40 Gbps のデフォルト ポートです。
最初の QSFP ポートが 40-GbE モードの場合、ポートを 4 個の SFP+ ポートに切り替えることはできず、ポートを 10-GbE モードにブレイクアウトするまで最初の QSFP ポートはアクティブです。これは、SFP+ ポートが 40-GbE モードをサポートしないためです。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# interface breakout module module number port port rangemap 10g-4x |
モジュールを 10g モードで設定できるようにします。ポート モードを QSFP から SFP+ に変更する場合、hardware profile front portmode コマンドは、このコマンドに表示されている 最初の QSFP ポートがブレイクアウトされた後にのみ有効になります。 |
ステップ 3 |
(任意) switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)
リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
40 ギガビット イーサネット インターフェイスのブレークアウトを設定する例を示します。
switch# show int e1/49 tranceiver
Ethernet1/49transceiver is present
type is QSFP-4X10G-AOC1M
name is CISCO-AVAGO
part number is AFBR-7IER01Z-CS2
revision is 01
serial number is AVE20421070
nominal bitrate is 10300 MBit/sec per channel
Link length supported for copper is 1 m
cisco id is 13
cisco extended id number is 16
cisco part number is 10-2932-02
cisco product id is QSFP-4X10G-AOC1M
cisco vendor id is V02
switch# configure terminal
switch(config)#
switch(config)# interface breakout module 1 port 49 map 10g-4x
switch(config)# exit
switch# show interface ethernet 1/49/1-4 br
--------------------------------------------------------------------------------
Ethernet VLAN Type Mode Status Reason Speed Port
Interface Ch #
--------------------------------------------------------------------------------
Eth1/49/1 1 eth access up none 10G(D) --
Eth1/49/2 1 eth access up none 10G(D) --
Eth1/49/3 1 eth access up none 10G(D) --
Eth1/49/4 1 eth access up none 10G(D) --
no negotiate auto コマンドを使用することにより、リンク ネゴシエーションをディセーブルにすることができます。デフォルトの場合、自動ネゴシエーションは 1 ギガビット ポートではイネーブル、10 ギガビット ポートではディセーブルです。デフォルトの場合、自動ネゴシエーションは Cisco Nexus 3064 スイッチおよび Cisco Nexus 3064-X スイッチではイネーブル、Cisco Nexus 3048 スイッチではディセーブルです。1 ギガビット ポートでは自動ネゴシエーションをディセーブルにできません。
デフォルトでは、自動ネゴシエーションはすべての 1G SFP+ および 40G QSFP ポートではイネーブル、10G SFP+ ポートではディセーブルです。自動ネゴシエーションは、デフォルトで、すべての 1G および 10G Base-T ポートでイネーブルです。1G および 10G Base-T ポートではディセーブルにできません。
このコマンドは、Cisco IOS の speed non-negotiate コマンドに相当します。
Release 6.0(2)U5(1) 以降では、すべての 40G インターフェイスで自動ネゴシエーションをディセーブルにできます。すべての 40G インターフェイスで自動ネゴシエーションをディセーブルにするために、新しい CLI コマンドの no system default interface 40g auto-negotation が導入されました。この新しい CLI コマンドは 40G インターフェイスについてのみ有効で、1G また 10G インターフェイスには影響を与えません。CR4 ケーブルの場合は、起動するリンクの両方のエンド デバイスで自動ネゴシエーション設定が同じである必要があります。
(注) |
|
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 |
switch(config)# interface ethernet slot/port |
インターフェイスを選択し、インターフェイス モードを開始します。 |
||
ステップ 3 |
switch(config-if)# no negotiate auto |
選択したイーサネット インターフェイス(1 ギガビット ポート)に対してリンク ネゴシエーションをディセーブルにします。 |
||
ステップ 4 |
(任意) switch(config-if)# negotiate auto |
(任意)
選択したイーサネット インターフェイスに対してリンク ネゴシエーションをイネーブルにします。1 ギガビット イーサネット ポートに対してはデフォルトでイネーブルです。
|
次に、指定したイーサネット インターフェイス(1 ギガビット ポート)で自動ネゴシエーションをディセーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# no negotiate auto
switch(config-if)#
次に、指定したイーサネット インターフェイス(1 ギガビット ポート)で自動ネゴシエーションをイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/5
switch(config-if)# negotiate auto
switch(config-if)#
対応する VLAN でインターフェイスが稼働していなくても、SVI がアクティブのままになるように設定できます。この機能拡張は自動ステートのディセーブル化と呼ばれます。
自動ステートの動作を有効または無効にすると、SVI ごとに自動ステートを設定しない限り、スイッチのすべての SVI に適用されます。
(注) |
自動ステートの動作はデフォルトでイネーブルです。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# feature interface-vlan |
インターフェイス VLAN 機能をイネーブルにします。 |
ステップ 3 |
switch(config)# [no]system default interface-vlan autostate |
自動ステートのデフォルト動作をイネーブルまたはディセーブルにするようにシステムを設定します。 |
ステップ 4 |
(任意) switch(config)# interface vlan interface-vlan-number |
(任意)
VLAN インターフェイスを作成します。number の範囲は 1 ~ 4094 です。 |
ステップ 5 |
(任意) switch(config-if)# [no] autostate |
(任意)
SVI ごとに自動ステートの動作をイネーブルまたはディセーブルにします。 |
ステップ 6 |
(任意) switch(config)# show interface-vlan interface-vlan |
(任意)
SVI のイネーブルまたはディセーブルになっている自動ステートの動作を表示します。 |
ステップ 7 |
(任意) switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)
リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、スイッチのすべての SVI に対してシステムの自動ステートのデフォルトをディセーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# feature interface-vlan
switch(config)# system default interface-vlan no autostate
switch(config)# interface vlan 50
switch(config-if)# no autostate
switch(config)# copy running-config startup-config
次に、システムの自動ステート設定を有効にする例を示します。
switch(config)# show interface-vlan 2
Vlan2 is down, line protocol is down, autostate enabled
Hardware is EtherSVI, address is 547f.ee40.a17c
MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec
デフォルト インターフェイス機能によって、イーサネット、ループバック、管理、VLAN、およびポート チャネル インターフェイスなどの複数インターフェイスの既存コンフィギュレーションを消去できます。特定のインターフェイスでのすべてのユーザ コンフィギュレーションは削除されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# default interface type interface number |
|
ステップ 3 |
switch(config)# exit |
|
次に、イーサネット インターフェイスの設定を削除し、デフォルト設定に戻す例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# default interface ethernet 1/3
.......Done
switch(config)# exit
Cisco Discovery Protocol(CDP)更新の頻度、情報を廃棄するまでの保持期間、およびバージョン 2 アドバタイズメントを送信するかどうかを設定することができます。
Command or Action | Purpose | |
---|---|---|
Step 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Step 2 |
(Optional) switch(config)# [no] cdp advertise {v1 | v2 } |
(Optional)
使用するバージョンを設定して、CDP アドバタイズメントを送信します。バージョン 2 がデフォルト ステートです。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
Step 3 |
(Optional) switch(config)# [no] cdp format device-id {mac-address | serial-number | system-name} |
(Optional)
CDP デバイス ID のフォーマットを設定します。デフォルトはシステム名です。完全修飾ドメイン名で表すことができます。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
Step 4 |
(Optional) switch(config)# [no] cdp holdtime seconds |
(Optional)
デバイスから送信された情報が受信デバイスで破棄されるまでの保持時間を指定します。指定できる範囲は 10 ~ 255 秒です。デフォルトは 180 秒です。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
Step 5 |
(Optional) switch(config)# [no] cdp timer seconds |
(Optional)
CDP アップデートの送信頻度を秒単位で設定します。指定できる範囲は 5 ~ 254 です。デフォルトは 60 秒です。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
次の例は、CDP 特性を設定する方法を示しています。
switch# configure terminal
switch(config)# cdp timer 50
switch(config)# cdp holdtime 120
switch(config)# cdp advertise v2
CDP をイーサネット インターフェイスに対してイネーブルにしたり、ディセーブルにしたりできます。このプロトコルは、同一リンクの両方のインターフェイスでイネーブルになっている場合にだけ機能します。
Command or Action | Purpose | |
---|---|---|
Step 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Step 2 |
switch(config)# interface type slot/port |
指定したインターフェイスに対してインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Step 3 |
switch(config-if)# cdp enable |
インターフェイスに対して CDP をイネーブルにします。 正常に機能するには、このパラメータが同一リンク上の両方のインターフェイスでイネーブルになっている必要があります。 |
Step 4 |
switch(config-if)# no cdp enable |
インターフェイスに対して CDP をディセーブルにします。 |
次に、イーサネット ポートに対して CDP をイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# cdp enable
このコマンドは、物理的なイーサネット インターフェイスにしか適用できません。
アプリケーションでの errdisable ステート検出をイネーブルにすることができます。その結果、原因がインターフェイスで検出された場合、インターフェイスは err-disabled ステート(リンクダウン ステートに類似した動作ステート)となります。
(注) |
Cisco Nexus 5020 または 5010 スイッチと同様のポーズ レート制限により、Cisco Nexus 5500 の基本ポートは error disabled になりません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# errdisable detect cause {all | link-flap | loopback} |
インターフェイスを err-disabled ステートにする条件を指定します。デフォルトではイネーブルになっています。 |
ステップ 3 |
switch(config)# shutdown |
インターフェイスを管理ダウンさせます。インターフェイスを err-disabled ステートから手動で回復させるには、最初にこのコマンドを入力します。 |
ステップ 4 |
switch(config)# no shutdown |
インターフェイスを管理上アップにし、err-disabled ステートから手動で回復できるようにします。 |
ステップ 5 |
switch(config)# show interface status err-disabled |
err-disabled ステートにあるインターフェイスについての情報を表示します。 |
ステップ 6 |
(任意) switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)
リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、すべての場合に err-disabled 検出をイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# errdisable detect cause all
switch(config)# shutdown
switch(config)# no shutdown
switch(config)# show interface status err-disabled
switch(config)# copy running-config startup-config
アプリケーションを指定してインターフェイスを error-disabled(err-disabled)ステートから抜け出させ、稼働を再試行できます。回復タイマーを設定しない限り、300 秒後にリトライします(errdisable recovery interval コマンドを参照)。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# errdisable recovery cause {all | udld | bpduguard | link-flap | failed-port-state | pause-rate-limit | loopback} |
インターフェイスが err-disabled ステートから自動的に回復し、デバイスがそのインターフェイスを再びアップ状態にする条件を指定します。デバイスは 300 秒待機してからリトライします。デフォルトではディセーブルになっています。 |
ステップ 3 |
switch(config)# show interface status err-disabled |
err-disabled ステートにあるインターフェイスについての情報を表示します。 |
ステップ 4 |
(任意) switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)
リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、すべての条件下で err-disabled リカバリをイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# errdisable recovery cause loopback
switch(config)# show interface status err-disabled
switch(config)# copy running-config startup-config
下記の手順により、errdisable ステート回復のタイマー値を設定することができます。有効な範囲は 30 ~ 65535 秒です。デフォルトは 300 秒です。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# errdisable recovery interval interval |
インターフェイスが errdisable ステートから回復する間隔を指定します。有効な範囲は 30 ~ 65535 秒です。デフォルトは 300 秒です。 |
ステップ 3 |
switch(config)# show interface status err-disabled |
err-disabled ステートにあるインターフェイスについての情報を表示します。 |
ステップ 4 |
(任意) switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)
リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、すべての条件下で err-disabled リカバリをイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# errdisable recovery interval 32
switch(config)# show interface status err-disabled
switch(config)# copy running-config startup-config
err-disabled ステートからのインターフェイスのリカバリを無効にできます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# no errdisable recovery cause {all | udld | bpduguard | link-flap | failed-port-state | pause-rate-limit | loopback} |
インターフェイスがデフォルトの err-disabled ステートに戻る条件を指定します。 |
ステップ 3 |
(任意) switch(config)# show interface status err-disabled |
(任意)
err-disabled ステートにあるインターフェイスについての情報を表示します。 |
ステップ 4 |
(任意) switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)
リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、err-disabled リカバリをディセーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# no errdisable recovery cause loopback
switch(config)# show interface status err-disabled
switch(config)# copy running-config startup-config
イーサネット ポートのデバウンス タイマーは、デバウンス時間をミリ秒単位(ms)で指定することによりイネーブル化でき、デバウンス時間に 0 を指定することによりディセーブル化できます。デフォルトでは、デバウンス タイマーは、デバウンス タイマーが作動しない 100 ミリ秒に設定されています。
show interface debounce コマンドを使用すれば、すべてのイーサネット ポートのデバウンス時間を表示できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# interface type slot/port |
指定したインターフェイスに対してインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
switch(config-if)# link debounce time milliseconds |
指定した時間(1 ~ 5000 ミリ秒)でデバウンス タイマーをイネーブルにします。 0 ミリ秒を指定すると、デバウンス タイマーはディセーブルになります。 |
次に、イーサネット インターフェイスのデバウンス タイマーをイネーブルにし、デバウンス時間を 1000 ミリ秒に設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 3/1
switch(config-if)# link debounce time 1000
次の例は、イーサネット インターフェイスでデバウンス タイマーをディセーブルにする方法を示しています。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 3/1
switch(config-if)# link debounce time 0
イーサネット ポートのインターフェイスに関する説明を入力することができます。
Command or Action | Purpose | |
---|---|---|
Step 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Step 2 |
switch(config)# interface type slot/port |
指定したインターフェイスに対してインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Step 3 |
switch(config-if)# description test |
インターフェイスの説明を指定します。 |
次に、インターフェイスの説明を Server 3 Interface に設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/3
switch(config-if)# description Server 3 Interface
イーサネット インターフェイスは、シャットダウンして再起動することができます。この操作により、すべてのインターフェイス機能がディセーブル化され、すべてのモニタリング画面でインターフェイスがダウンしているものとしてマークされます。
Command or Action | Purpose | |
---|---|---|
Step 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Step 2 |
switch(config)# interface type slot/port |
指定したインターフェイスに対してインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Step 3 |
switch(config-if)# shutdown |
インターフェイスをディセーブルにします。 |
Step 4 |
switch(config-if)# no shutdown |
インターフェイスを再起動します。 |
次に、イーサネット ポートをディセーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# shutdown
次に、イーサネット インターフェイスを再起動する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# no shutdown
Cisco Nexus 3600 シリーズ スイッチでは、ライン カード拡張モジュール(LEM)の MAC アドレス テーブル内に存在できる MAC アドレスの数の上限を設定できます。制限はシステム、VLAN、ポート、トランク、およびトンネル レベルで設定できます。たとえば、指定された VLAN での制限が 2000 の MAC アドレスである場合、レイヤ 2 フォワーディング マネージャ(L2FM)は、受信した最初の 2000 の MAC アドレスを受け入れ、残りの MAC を拒否します。VLANでMACアドレス制限を設定するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# mac address-table limit system value |
システム レベルでの MAC 学習の上限を指定します。 |
ステップ 3 |
switch(config)# mac address-table limit vlan value |
VLAN レベルでの MAC 学習の上限を指定します。 |
ステップ 4 |
switch(config)# exit |
設定モードを終了します。 |
switch# configure terminal
switch(config)# mac address-table limit system 10000
Configuring Mac address limit will result in flushing existing Macs in the specified VLAN/System.Proceed(yes/no)? [no] yes
switch(config)# mac address-table limit vlan 30 3000
Configuring Mac address limit will result in flushing existing Macs in the specified VLAN/System.Proceed(yes/no)? [no] yes
switch(config)# exit
switch# configure terminal
switch(config)# sh mac address-table limit
System Limit: 10000
Vlan Learning Limit
---- ----------
1 196000
20 196000
30 3000
100 196000
switch(config)# exit
スイッチは、802.1Q および Q-in-Q カプセル化に 0x8100 のデフォルトの ethertype を使用します。スイッチポート インターフェイスで dot1q ethertype コマンドを有効にすることで、ポート単位で EtherType 0x9100、0x9200、および 0x88a8 を設定できます。802.1Q タグ付きまたは 802.1p タグ付きフレームの標準 0x8100 EtherType フィールド値を使用しないネットワーク デバイスをサポートするように、ポートでカスタム EtherType フィールド値を設定できます。
(注) |
二重タグ フレームを伝送する出力トランク インターフェイスだけに EtherType を設定する必要があります。設定した EtherType 値は、(Q-in-Q パケットおよび 802.1Q パケットの両方で)インターフェイスから出るすべてのタグ付きパケットに影響します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# interface ethernet slot/port |
設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
switch(config-if)# switchport |
インターフェイスをレイヤ 2 スイッチング ポートとして設定します。 |
ステップ 4 |
switch(config-if)# switchport mode |
インターフェイスをレイヤ 2 スイッチング ポート モードとして設定します。 |
ステップ 5 |
switch(config-if)# switchport dot1q ethertype value |
ポート上の Q-in-Q トンネル用に EtherType を設定します。 |
ステップ 6 |
(任意) switch(config-if)# switchport access vlan value |
(任意)
インターフェイスのアクセス VLAN を設定します。 |
ステップ 7 |
switch(config-if)# exit |
設定モードを終了します。 |
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# switchport
switch(config-if)# switchport mode dot1q-tunnel
switch(config-if)# switchport dot1q ethertype 0x9100
switch(config-if)# switchport access vlan 30
switch(config-if)# exit
switch(config)# exit
SFP+ ポートが有効になるまでハードウェアの RJ-45 ポートの有効化を遅延させることにより、Cisco Nexus 3048 スイッチのリロード後、ダウンリンク RJ-45 ポートの前にアップリンク SFP+ ポートを動作上有効にできます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
switch(config)# downlink delay enable | disable [timeout time-out] |
ダウンリンク遅延を有効または無効にして、タイムアウトを設定します。 |
次に、スイッチでダウンリンク遅延を有効にして遅延タイムアウトを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# downlink delay enable timeout 45
定義済みインターフェイスに関する設定情報を表示するには、次のうちいずれかの手順を実行します。
コマンド |
目的 |
---|---|
switch# show interface type slot/port |
指定したインターフェイスの詳細設定が表示されます。 |
switch# show interface type slot/port capabilities |
指定したインターフェイスの機能に関する詳細情報が表示されます。このオプションは、物理インターフェイスに関してのみ使用可能です。 |
switch# show interface type slot/port transceiver |
指定したインターフェイスに接続されているトランシーバに関する詳細情報が表示されます。このオプションは、物理インターフェイスに関してのみ使用可能です。 |
switch# show interface brief |
すべてのインターフェイスのステータスが表示されます。 |
switch# show interface flowcontrol |
すべてのインターフェイスでフロー制御設定の詳細なリストを表示します。 |
show interface コマンドは、EXEC モードから呼び出され、インターフェイスの設定を表示します。引数を入力せずにこのコマンドを実行すると、スイッチ内に設定されたすべてのインターフェイスの情報が表示されます。
次に、物理イーサネット インターフェイスを表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/1
Ethernet1/1 is up
Hardware is 1000/10000 Ethernet, address is 000d.eca3.5f08 (bia 000d.eca3.5f08)
MTU 1500 bytes, BW 10000000 Kbit, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 190/255, rxload 192/255
Encapsulation ARPA
Port mode is trunk
full-duplex, 10 Gb/s, media type is 1/10g
Input flow-control is off, output flow-control is off
Auto-mdix is turned on
Rate mode is dedicated
Switchport monitor is off
Last clearing of "show interface" counters never
5 minute input rate 942201806 bytes/sec, 14721892 packets/sec
5 minute output rate 935840313 bytes/sec, 14622492 packets/sec
Rx
129141483840 input packets 0 unicast packets 129141483847 multicast packets
0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 storm suppression packets
8265054965824 bytes
0 No buffer 0 runt 0 Overrun
0 crc 0 Ignored 0 Bad etype drop
0 Bad proto drop
Tx
119038487241 output packets 119038487245 multicast packets
0 broadcast packets 0 jumbo packets
7618463256471 bytes
0 output CRC 0 ecc
0 underrun 0 if down drop 0 output error 0 collision 0 deferred
0 late collision 0 lost carrier 0 no carrier
0 babble
0 Rx pause 8031547972 Tx pause 0 reset
次に、物理イーサネットの機能を表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/1 capabilities
Ethernet1/1
Model: 734510033
Type: 10Gbase-(unknown)
Speed: 1000,10000
Duplex: full
Trunk encap. type: 802.1Q
Channel: yes
Broadcast suppression: percentage(0-100)
Flowcontrol: rx-(off/on),tx-(off/on)
Rate mode: none
QOS scheduling: rx-(6q1t),tx-(1p6q0t)
CoS rewrite: no
ToS rewrite: no
SPAN: yes
UDLD: yes
MDIX: no
FEX Fabric: yes
次に、物理イーサネット トランシーバを表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/1 transceiver
Ethernet1/1
sfp is present
name is CISCO-EXCELIGHT
part number is SPP5101SR-C1
revision is A
serial number is ECL120901AV
nominal bitrate is 10300 MBits/sec
Link length supported for 50/125mm fiber is 82 m(s)
Link length supported for 62.5/125mm fiber is 26 m(s)
cisco id is --
cisco extended id number is 4
次に、インターフェイス ステータスの要約を表示する例を示します(簡潔にするため、一部の出力が削除されています)。
switch# show interface brief
--------------------------------------------------------------------------------
Ethernet VLAN Type Mode Status Reason Speed Port
Interface Ch #
--------------------------------------------------------------------------------
Eth1/1 200 eth trunk up none 10G(D) --
Eth1/2 1 eth trunk up none 10G(D) --
Eth1/3 300 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
Eth1/4 300 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
Eth1/5 300 eth access down Link not connected 1000(D) --
Eth1/6 20 eth access down Link not connected 10G(D) --
Eth1/7 300 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
...
次に、CDP ネイバーを表示する例を示します。
switch# show cdp neighbors
Capability Codes: R - Router, T - Trans-Bridge, B - Source-Route-Bridge
S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater,
V - VoIP-Phone, D - Remotely-Managed-Device,
s - Supports-STP-Dispute
Device ID Local Intrfce Hldtme Capability Platform Port ID
d13-dist-1 mgmt0 148 S I WS-C2960-24TC Fas0/9
n5k(FLC12080012) Eth1/5 8 S I s N5K-C5020P-BA Eth1/5