問題の診断
スイッチの LED は、スイッチに関するトラブルシューティング情報を提供します。LED の状態を確認することによって、ポートの接続問題とスイッチ全体の性能を把握できます。Web UI、CLI または SNMP ワークステーションから統計情報を入手することもできます。詳細については、Cisco Catalyst IE3100 高耐久性シリーズ スイッチ のソフトウェア設定ガイドまたは SNMP アプリケーションに付属しているドキュメントを参照してください。
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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
スイッチの LED は、スイッチに関するトラブルシューティング情報を提供します。LED の状態を確認することによって、ポートの接続問題とスイッチ全体の性能を把握できます。Web UI、CLI または SNMP ワークステーションから統計情報を入手することもできます。詳細については、Cisco Catalyst IE3100 高耐久性シリーズ スイッチ のソフトウェア設定ガイドまたは SNMP アプリケーションに付属しているドキュメントを参照してください。
スイッチのトラブルシューティングを行う際は、LED を確認します。LED の色と意味については、Cisco Catalyst IE3100 高耐久性シリーズ スイッチの章に記載されている LED の情報を参照してください。
ケーブルにわずかでも傷や破損がないか必ず確認してください。物理層の接続に問題がないように見えるケーブルでも、配線やコネクタのごくわずかな損傷が原因でパケットが破損することがあります。ポートでパケット エラーが多く発生したり、ポートがフラッピング(リンクの切断および接続)を頻繁に繰り返したりする場合は、ケーブルにこのような破損がある場合があります。
銅線ケーブルまたは光ファイバ ケーブルを問題がないことがわかっているケーブルに交換します。
ケーブル コネクタで破損または欠落したピンがないか確認します。
発信元と宛先の間のパッチ パネルの接続やメディア コンバータに問題がないことを確認します。可能な場合は、パッチ パネルをバイパスするか、メディア コンバータ(光ファイバ/銅線)を除去します。
ケーブルを別のポートに接続して、問題が発生するかどうかを確認します。
ケーブルが適切であることを確認します。
イーサネットの場合、10 Mb/s UTP 接続にはカテゴリ 3 の銅線ケーブルを使用します。10/100、10/100/1000 Mbps、PoE 接続には、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 の UTP を使用します。
距離やポート タイプに適した光ファイバ ケーブルであることを確認します。接続先の装置のポートが一致しており、同じタイプの符号化、光周波数、およびファイバ タイプを使用していることを確認します。
銅線のストレート ケーブルを使用すべきところにクロス ケーブルが使用されていたり、クロス ケーブルを使用すべきところにストレート ケーブルが使用されていたりしないかを確認します。スイッチの Auto-MDIX を有効にするか、ケーブルを交換します。
両側でリンクが確立されていることを確認します。配線が切れていたり、ポートがシャットダウンしていたりすると、片側ではリンクが表示されても反対側では表示されない可能性があります。
ポート LED が点灯していても、ケーブルが正常なことを示しているわけではありません。物理的な圧力がかかっている場合は、限界レベルで動作している可能性があります。ポート LED が点灯しない場合は、次のことを確認します。
ケーブルをスイッチから外して、問題のない装置に接続します。
ケーブルの両端が正しいポートに接続されていることを確認します。
両方の装置の電源が入っていることを確認します。
正しいケーブル タイプが使用されていることを確認します。詳細については、このガイドの ケーブルとコネクタ 章を参照してください。
接触不良がないか確認します。完全に接続されているように見えても、そうでないことがあります。ケーブルをいったん外して、接続し直してください。
ポートが誤動作していると思われる場合は、次の手順を実行します。
LED を調べて、すべてのポートのステータスを確認します。詳細については、このガイドのCisco Catalyst IE3100 高耐久性シリーズ スイッチの章に記載されている LED に関する情報を参照してください。
show interfaces 特権 EXEC コマンドを使用して、ポートが error-disabled、disabled、または shutdown の状態になっていないかどうかを確認します。必要に応じて、ポートを再度有効にします。
ケーブル タイプを確認します。
Cisco SFP モジュール以外は使用しないでください。各シスコ製モジュールには、セキュリティ情報が符号化されたシリアル EEPROM が組み込まれています。この符号化によって、モジュールがスイッチの要件を満たしていることが確認されます。
SFP モジュールを調査します。疑わしい SFP モジュールを故障していないことがわかっているモジュールに交換します。
モジュールが使用するプラットフォームでサポートされていることを確認します。(Cisco.com にあるスイッチのリリース ノートに、スイッチがサポートする SFP モジュールの一覧が示されています)。
show interfaces 特権 EXEC コマンドを使用して、ポートまたはモジュールが error-disabled、disabled、または shutdown の状態になっていないかどうかを確認します。必要に応じて、ポートを再度有効にします。
光ファイバの接続部分がクリーンな状態で、しっかりと接続されていることを確認します。
インターフェイスが無効になっていないか、電源がオフになっていないかを確認してください。リンクの片側でインターフェイスを手動でシャットダウンした場合は、そのインターフェイスが再度有効にされるまで復活しません。show interfaces 特権 EXEC コマンドを使用して、インターフェイスが errordisabled、disabled、または shutdown の状態になっていないかどうかを確認します。必要に応じて、インターフェイスを再度有効にします。
ping を使用して、最初は直接接続されているスイッチから始めて、接続できない原因となっている箇所を突き止めるまで、ポートごと、インターフェイスごと、トランクごとに段階的にさかのぼって調べます。各スイッチの連想メモリ(CAM)テーブル内に、エンド デバイスの MAC アドレスが存在していることを確認します。
スパニングツリー プロトコル(STP)にループが発生すると、重大な性能上の問題が引き起こされ、その状況がポートやインターフェイスの問題のように見えることがあります。
ループは、単方向リンクによって引き起こされることがあります。つまり、スイッチから送信されたトラフィックがネイバーで受信されるが、ネイバーからのトラフィックがスイッチで受信されない場合に発生します。破損したケーブル、その他のケーブル配線の問題、またはポートの問題によって、この単方向通信が引き起こされる可能性があります。
スイッチで単方向リンク検出(UDLD)を有効にすると、単方向リンク問題の特定に役立ちます。スイッチで UDLD を有効にする方法の詳細については、Cisco.com にあるスイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドの「UDLD の概要」の項を参照してください。
ポートの統計情報に、アライメント エラー、フレーム チェック シーケンス(FCS)、またはレイト コリジョン エラーが大量に表示される場合は、速度またはデュプレックスの不一致を示している可能性があります。
2 台のスイッチ間、スイッチとルータ間、またはスイッチとワークステーション/サーバー間でデュプレックスと速度の設定が一致しない場合は、共通の問題が発生します。この不一致は、速度およびデュプレックスを手動で設定した場合や、2 台の装置間における自動ネゴシエーションの問題が原因となることがあります。
スイッチの性能を最大限に引き出してリンクを保証するには、次のいずれかのガイドラインに従ってデュプレックスまたは速度の設定を変更してください。
両方のポートで、速度とデュプレックスの両方を自動ネゴシエーションします。
接続の両端でインターフェイスの速度とデュプレックスのパラメータを手動で設定します。
リモート デバイスが自動ネゴシエートしない場合は、2 つのポートのデュプレックス設定を同じにします。速度パラメータは、接続先ポートが自動ネゴシエーションを実行しない場合でも自動的に調整されます。
次の場合、スイッチを工場出荷時設定にリセットすることをお勧めします。
スイッチをネットワークに設置したが、誤った IP アドレスを割り当てたため、スイッチに接続できない。
スイッチのパスワードをリセットする必要がある。
(注) |
スイッチをリセットすると、設定が削除されてスイッチが再起動されます。 |
注意 |
スイッチの電源をオンにする際に [Express Setup] ボタンを押すと、自動ブート シーケンスが停止され、ブートローダ モードが開始されます。 Attention : Si vous appuyez sur le bouton de configuration express lors de la mise sous tension, la séquence de démarrage automatique s’arrête et le commutateur passe en mode de chargeur de démarrage. |
スイッチをリセットするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 |
ペーパークリップまたは類似のもので、Express Setup ボタンを約 10 秒間押し続けます。 このボタンは、前面プレートの小さな穴の奥に埋め込まれています。スイッチが再起動すると、Express Setup LED が緑色になります。 |
ステップ 2 |
もう一度 [Express Setup] ボタンを 3 秒間押します。 スイッチの 10/100 イーサネット ポートが緑色に点滅します。 |
これで、このスイッチは未設定のスイッチと同様に動作します。スイッチの設定は、このガイドの「CLI ベースのセットアッププログラムによるスイッチの設定」の章で説明されている CLI セットアップ手順に従って行うことができます。また、このガイドの「Express Setup の実行」の章で説明されているように、Express Setup を使用してスイッチを設定することもできます。
スイッチのデフォルト設定では、スイッチを直接操作するエンド ユーザが、スイッチの電源投入時に起動プロセスを中断して新しいパスワードを入力することにより、パスワードを紛失した状態から回復できます。ここで紹介する回復手順を実行するには、スイッチを直接操作してください。
(注) |
これらのデバイスでは、システム管理者はデフォルト設定に戻す場合に限りエンドユーザーによるパスワードのリセットを許可することによって、この機能の一部を無効にできます。パスワード回復が無効になっている場合に、エンド ユーザーがパスワードをリセットしようとすると、回復プロセスの間に設定がデフォルトに戻ることを再認識させるステータスメッセージが表示されます。 |
スイッチをリセットして新しいパスワードを入力する手順については、このガイドのスイッチのリセットを参照してください。
シスコの技術サポートに問い合わせを行う場合は、スイッチのシリアル番号を確認する必要があります。または、show version 特権 EXEC コマンドを使用して、スイッチのシリアル番号を取得することもできます。
また、スイッチのシリアル番号は、デバイスのラベルに記載されています。