電話機の Web ページへのアクセス
Cisco Unified IP Phone の Web ページにアクセスするには、次の手順を実行します。
(注) Web ページにアクセスできない場合は、アクセスが無効になっている可能性があります。詳細については、「Web ページへのアクセスの無効化および有効化」を参照してください。
手順
ステップ 1 次のいずれかの方法で、Cisco Unified IP Phone の IP アドレスを取得します。
• Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス(Device)] > [電話(Phone)] を選択して、電話機を検索します。Cisco Unified Communications Manager に登録されている電話機の IP アドレスが、[電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)] ウィンドウと [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの上部に表示されます。
• Cisco Unified IP Phone のアプリケーション ボタンを押し、[管理者設定(Administrator Settings)] > [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] を選択してから [IP アドレス(IP Address)] オプションまでスクロールします。
ステップ 2 Web ブラウザを開いて、次の URL を入力します。ここで、 IP_address は Cisco Unified IP Phone の IP アドレスです。
http:// IP_address
Cisco Unified IP Phone の Web ページには、次の項目が含まれています。
• [デバイス情報( Device Information)]:電話機のデバイス設定と関連情報を表示します。詳細については、「デバイス情報」を参照してください。
• [ネットワークのセットアップ(Network Setup)]:ネットワークのセットアップ情報とその他の電話機の設定情報を表示します。詳細については、「ネットワークのセットアップ」を参照してください。
• [ネットワーク統計(Network Statistics)]:ネットワーク トラフィックに関する情報を提供する、次のハイパーリンクが含まれます。
– [イーサネット情報(Ethernet Information)]:イーサネット トラフィックに関する情報が表示されます。詳細については、「ネットワーク統計」を参照してください。
– [ネットワーク(Network)](ポート):電話機のネットワーク ポートとの間で送受信されるネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。詳細については、「ネットワーク統計」を参照してください。
• [デバイス ログ(Device Logs)]:トラブルシューティングに使用できる情報を提供する次のハイパーリンクが含まれます。
– [コンソール ログ(Console Logs)]:個々のログ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。詳細については、「デバイス ログ」を参照してください。
– [コア ダンプ(Core Dumps)]:個々のダンプ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。詳細については、「デバイス ログ」を参照してください。
– [ステータス メッセージ(Status Messages)]:電話機に最後に電源が投入されてから電話機が生成したステータス メッセージの中で最近のものを最大 10 件表示します。詳細については、「デバイス ログ」を参照してください。
– [デバッグの表示(Debug Display)]:トラブルシューティング時に Cisco TAC のサポートが必要な場合に、役立つ可能性のあるデバッグ メッセージを表示します。詳細については、「デバイス ログ」を参照してください。
• [ストリームの統計(Streaming Statistics)]:次のハイパーリンクが含まれています。
– [ストリーム 1(Stream 1)]:さまざまなストリームの統計を表示します。詳細については、「ストリームの統計」を参照してください。
Web ページへのアクセスの無効化および有効化
セキュリティを確保するために、電話機の Web ページへのアクセスを禁止する場合があります。この場合、この章で説明する Web ページおよび Cisco Unified CM のユーザ オプション Web ページへのアクセスを禁止します。
電話機の Web ページへのアクセスを無効にするには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] を選択します。
ステップ 2 電話機を検索する条件を指定して [検索(Find)] をクリックするか、または [検索(Find)] をクリックしてすべての電話機のリストを表示します。
ステップ 3 デバイス名をクリックして、そのデバイスの [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウを開きます。
ステップ 4 [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration)] セクションまで、下方向にスクロールします。[Web アクセス(Web Access)] ドロップダウン リスト ボックスから [無効(Disabled)] を選択します。
ステップ 5 [更新(Update)] をクリックします。
(注) Cisco Quality Report Tool などの一部の機能は、電話機の Web ページにアクセスしないと正しく動作しません。また、Web アクセスを無効にすると、CiscoWorks などの Web アクセスに依存するサービサビリティ アプリケーションにも影響します。
無効になっている Web ページへのアクセスを有効にするには、アクセスを無効にする上記の手順を参照してください。同じ手順に従いますが、ステップ 4 で [有効(Enabled)] を選択して Web ページを有効にします。
デバイス情報
電話機の Web ページの [デバイス情報(Device Information)] 領域には、電話機のデバイス設定と関連情報が表示されます。 表 8-1 に、これらの項目を示します。
[デバイス情報(Device Information)] 領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明に従って電話機の Web ページにアクセスし、次に [デバイス情報(Device Information)] ハイパーリンクをクリックします。
表 8-1 [デバイス情報(Device Information)] 領域の項目
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MAC アドレス(MAC Address) |
電話機の Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)アドレス。 |
ホスト名(Host Name) |
電話機の MAC アドレスに基づいて電話機に自動的に割り当てられる一意の固定された名前。 |
電話番号(Phone DN) |
電話機に割り当てられた電話番号。 |
アプリケーション ロード ID(App Load ID) |
電話機で作動しているファームウェアの ID。 |
起動ロード ID(Boot Load ID) |
電話機で作動しているプレインストール済みのロードの ID。 |
ハードウェアのリビジョン(Hardware Revision) |
電話機のハードウェアのリビジョン値。 |
シリアル番号(Serial Number) |
電話機の固有のシリアル番号。 |
モデル番号(Model Number) |
電話機のモデル番号。 |
メッセージ受信(Message Waiting) |
この電話機のプライマリ回線で受信したボイス メッセージがあるかどうかを示します。 |
UDI |
電話機に関する次の Cisco Unique Device Identifier(UDI)情報を表示します。 • デバイス タイプ:ハードウェア タイプを示します。たとえば、電話機の場合は、モデルにかかわらず phone と表示されます。 • デバイスの説明:示されたモデル タイプに関連付けられている電話機の名前を表示します。 • 製品 ID:電話機のモデルを示します。 • バージョン ID:電話機のハードウェア バージョンを示します。 • シリアル番号:電話機の固有のシリアル番号が表示されます。 |
時刻(Time) |
電話機が属する Cisco Unified Communications Manager の管理ページの日時グループから取得される時刻。 |
タイムゾーン(Time Zone) |
電話機が属する Cisco Unified Communications Manager の管理ページの日時グループから取得されるタイムゾーン。 |
日付(Date) |
電話機が属する Cisco Unified Communications Manager の管理ページの日時グループから取得される日付。 |
ネットワークのセットアップ
電話機の Web ページにある [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] には、ネットワークの設定情報と電話機のその他の設定に関する情報が表示されます。 表 8-2 に、これらの項目を示します。
これらの項目の多くは、Cisco Unified IP Phone の [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューおよび [電話の情報(Phone Information)] メニューから表示および設定できます。詳細については、 第 4 章「Cisco Unified IP Phone の設定値の設定」 を参照してください。
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)] 領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明に従って電話機の Web ページにアクセスし、次に [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] ハイパーリンクをクリックします。
表 8-2 [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] 領域の項目
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DHCP サーバ(DHCP Server) |
電話機の IP アドレス取得元となる Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバの IP アドレス。 |
MAC アドレス(MAC Address) |
電話機の MAC アドレス。 |
ホスト名(Host Name) |
DHCP サーバが電話機に割り当てたホスト名。 |
ドメイン名(Domain Name) |
電話機が常駐している Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ドメインの名前。 |
IP アドレス(IP Address) |
電話機の Internet Protocol(IP; インターネット プロトコル)アドレス。 |
サブネット マスク(Subnet Mask) |
電話機で使用されるサブネット マスク。 |
TFTP サーバ 1(TFTP Server 1) |
電話機で使用される、プライマリの Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバ。 |
TFTP サーバ 2(TFTP Server 2) |
電話機で使用される、バックアップの Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバ。 |
デフォルト ルータ 1 ~ 5(Default Router 1-5) |
電話機で使用されるデフォルト ルータ([デフォルト ルータ 1(Default Router 1)])およびオプションのバックアップ ルータ([デフォルト ルータ 2(Default Router 2)] ~ [デフォルト ルータ 5(Default Router 5)])。 |
DNS サーバ 1 ~ 5(DNS Server 1-5) |
電話機で使用されるプライマリ DNS サーバ([DNS サーバ 1(DNS Server 1)])およびオプションのバックアップ DNS サーバ([DNS サーバ 2(DNS Server 2)] ~ [DNS サーバ 5(DNS Server 5)])。 |
オペレーショナル VLAN ID(Operational VLAN ID) |
電話機が所属する、Cisco Catalyst スイッチに設定された補助 Virtual Local Area Network(VLAN; 仮想 LAN)。 |
管理 VLAN ID(Admin. VLAN ID) |
電話機がメンバーになっている補助 VLAN。 |
Unified CM 1 および Unified CM 2 |
電話機を登録可能な Cisco Unified Communications Manager サーバのホスト名または IP アドレス(優先順位順)。限定的された Cisco Unified Communications Manager 機能を提供できる SRST ルータが使用可能な場合、項目にそのルータの IP アドレスが表示されることもあります。 使用可能なサーバについては、この項目に Cisco Unified Communications Manager サーバの IP アドレスと、次の状態のいずれかが表示されます。 • アクティブ:現在、この電話機に対してコール処理サービスを提供している Cisco Unified Communications Manager サーバです。 • スタンバイ:現在のサーバが使用不能になった場合に、この電話機が切り替え先とする Cisco Unified Communications Manager サーバです。 • ブランク:現在、この Cisco Unified Communications Manager サーバへの接続はありません。 項目には、SRST 指定も含めることができます。これは、限定された Cisco Unified Communications Manager 機能を提供できる SRST ルータを特定します。このルータは、他のすべての Cisco Unified Communications Manager サーバが到達不能になった場合に、コールの処理を引き継ぎます。SRST Cisco Unified Communications Manager は、アクティブであっても、常にサーバのリストの最後尾に表示されます。SRST ルータ アドレスは、[Cisco Unified CM の設定(Cisco Unified Communications Manager Configuration)] ウィンドウの [デバイス プール(Device Pool)] セクションで設定します。 |
情報 URL(Information URL) |
電話機に表示されるヘルプ テキストの URL。 |
ディレクトリ URL(Directories URL) |
電話機でディレクトリ情報の取得元となるサーバの URL。 |
メッセージ URL(Messages URL) |
電話機でメッセージ サービスの取得元となるサーバの URL。 |
サービス URL(Services URL) |
電話機が Cisco Unified IP Phone サービスを取得するサーバの URL。 |
DHCP を使う(DHCP Enabled) |
電話機で DHCP が使用されているかどうかを示します。 |
DHCP アドレス解放(DHCP Address Released) |
電話機の [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューの [DHCP アドレス解放(DHCP Address Released)] オプションの設定を示します。 |
代替 TFTP(Alternate TFTP) |
電話機が代替 TFTP サーバを使用しているかどうかを示します。 |
転送の遅延(Forwarding Delay) |
電話機がアクティブになったときに、内蔵スイッチが電話機の PC ポートとスイッチ ポート間でパケット転送を開始するかどうかを示します。[転送の遅延(Forwarding Delay)] を無効に設定すると、内蔵スイッチはすぐにパケットの転送を開始します。[転送の遅延(Forwarding Delay)] を有効に設定すると、内蔵スイッチは 8 秒間待機してから PC ポートと SW ポート間でパケットを転送します。冗長アップリンク用に両方のポートに接続しているか、デイジーチェーンの電話機の場合は、[転送の遅延(Forwarding Delay)] を有効に設定する必要があります。 |
アイドル URL(Idle URL) |
電話機が [URL のアイドル時間(Idle URL Time)] で指定された時間にわたって使用されず、メニューが開かれていない場合に表示される URL。 |
URL のアイドル時間(Idle URL Time) |
何秒数間電話機が使用されず、メニューが開かれなかった場合に、[アイドル URL(Idle URL)] に指定された XML サービスがアクティブになるかを示します。 |
プロキシ サーバの URL(Proxy Server URL) |
電話機の HTTP クライアントの代わりにローカル以外のホスト アドレスに HTTP 要求を送信し、ローカル以外のホストから電話機の HTTP クライアントへの応答を提供するプロキシ サーバの URL。 |
認証 URL(Authentication URL) |
電話機の Web サーバに発行された要求を検証するために、電話機が使用する URL。 |
SW ポート設定(SW Port Configuration) |
スイッチ ポートの速度と二重化モード。次のいずれかになります。 • A:自動ネゴシエーション • 10H:10-BaseT/半二重 • 10F:10-BaseT/全二重 • 100H:100-BaseT/半二重 • 100F:100-BaseT/全二重 • リンクがありません:スイッチ ポートへの接続がありません。 |
PC ポート設定(PC Port Configuration) |
PC ポートの速度と二重化モード。次のいずれかになります。 • A:自動ネゴシエーション • 10H:10-BaseT/半二重 • 10F:10-BaseT/全二重 • 100H:100-BaseT/半二重 • 100F:100-BaseT/全二重 • リンクがありません:PC ポートへの接続がありません。 |
TFTP サーバ 2(TFTP Server 2) |
プライマリ TFTP サーバが使用不能になった場合に、電話機が使用するバックアップ TFTP サーバ。 |
ユーザ ロケール(User Locale) |
電話機のユーザに関連付けられているユーザ ロケール。言語、フォント、日付と時刻の形式、および英数字キーボードのテキスト情報など、ユーザをサポートするための一連の詳細情報を示します。 |
ネットワーク ロケール(Network Locale) |
電話機のユーザに関連付けられたネットワーク ロケール。電話機が使用するトーンと断続周期の定義など、特定の場所にある電話機をサポートするための一連の詳細情報を示します。 |
ヘッドセットを使う(Headset Enabled) |
電話機のヘッドセット ボタンが有効になっているかどうかを示します。 |
ユーザ ロケール バージョン(User Locale Version) |
電話機にロードされたユーザ ロケールのバージョン。 |
ネットワーク ロケール バージョン(Network Locale Version) |
電話機にロードされたネットワーク ロケールのバージョン。 |
PC ポートを無効にする(PC Port Disabled) |
電話機の PC ポートが有効になっているか無効になっているかを示します。 |
スピーカを使う(Speaker Enabled) |
電話機のスピーカフォンが有効になっているかどうかを示します。 |
GARP を使う(GARP Enabled) |
電話機が Gratuitous ARP 応答から MAC アドレスを取得するかどうかを示します。 |
ビデオ機能を使う(Video Capability Enabled) |
適切に準備されたPCに接続されたときに、電話機がビデオコールに参加できるかどうかを示します。 |
ボイス VLAN を使う(Voice VLAN Enabled) |
電話機が、PC ポートに接続されたデバイスに、ボイス VLAN へのアクセスを許可するかどうかを示します。 |
自動回線選択(Auto Line Select) |
電話機が、すべての回線上でコール フォーカスを着信コールに移動するかどうかを指定します。 |
通話制御の DSCP(DSCP for Call Control) |
コール制御シグナリングの DSCP IP 分類。 |
設定の DSCP(DSCP for Configuration) |
電話機の設定転送の DSCP IP 分類。 |
サービスの DSCP(DSCP for Services) |
電話機ベースのサービスの DSCP IP 分類。 |
セキュリティ モード(Security Mode) |
電話機に設定されているセキュリティ モードを表示します。 |
Web アクセス可能(Web Access Enabled) |
電話機の Web アクセスが有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
PC ポートへのスパン(Span to PC Port) |
電話機が、ネットワーク ポートで送信および受信したパケットを、アクセス ポートへ転送するかどうかを示します。 |
PC VLAN |
PC に送信されたパケットから 802.1P/Q タグを識別し、削除するために使用される VLAN。 |
LLDP-MED:スイッチ ポート(LLDP-MED: Switch Port) |
スイッチ ポートで Link Layer Discovery Protocol Media Endpoint Discovery(LLDP-MED)が有効になっているかどうかを示します。 |
LLDP 電源優先度(LLDP Power Priority) |
電話機の電源優先度をスイッチにアドバタイズし、スイッチが電源を適切に電話機に供給できるようにします。次の設定があります。 • [不明(Unknown)]:デフォルト • [低い(Low)] • [高い(High)] • [重要(Critical)] |
LLDP アセット ID(LLDP Asset ID) |
在庫管理のため電話機に割り当てられているアセット ID を識別します。 |
CDP:PC ポート(CDP: PC Port) |
PC ポートで CDP がサポートされているかどうかを示します(デフォルトでは有効)。 PC ポートに Cisco VT Advantage/Unified Video Advantage(CVTA)を接続した場合は、PC ポートで CDP を有効にします。CVTA が動作するには、CDP と電話機の連携が必要です。 CDP が Cisco Unified Communications Manager で無効になっているときは、PC ポートで CDP を無効にすると、CVTA が動作しなくなることを示す警告が表示されます。 PC ポートとスイッチ ポートの CDP に関する現在の値は、[設定(Settings)] メニューに表示されます。 |
CDP:SW ポート(CDP: SW Port) |
スイッチ ポートで CDP がサポートされているかどうかを示します(デフォルトでは有効)。 電話機、電力ネゴシエーション、QoS 管理、および 802.1x セキュリティに VLAN を割り当てる場合は、スイッチ ポートで CDP を有効にします。 電話機を Cisco スイッチに接続した場合は、スイッチ ポートで CDP を有効にします。 CDP が Cisco Unified Communications Manager で無効になっているときは、電話機を Cisco スイッチ以外のスイッチに接続した場合に限り、スイッチ ポートで CDP を無効にする必要があることを示す警告が表示されます。 PC ポートとスイッチ ポートの CDP に関する現在の値は、[設定(Settings)] メニューに表示されます。 |
ネットワーク統計
電話機の Web ページにある次のネットワーク統計ハイパーリンクには、電話機のネットワーク トラフィックに関する情報が表示されます。ネットワーク統計の領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明に従って、電話機の Web ページにアクセスします。
• [イーサネット情報(Ethernet Information)]:イーサネット トラフィックに関する情報が表示されます。 表 8-3 に、この領域の項目についての説明を示します。
• [ネットワーク(Network)]:電話機のネットワーク ポート(10/100 SW)との間で送受信されるネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。 表 8-4 に、この領域の項目についての説明を示します。
表 8-3 [イーサネット情報(Ethernet Information)] の項目
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Tx Frames |
電話機が送信したパケットの総数。 |
Tx broadcast |
電話機が送信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Tx unicast |
電話機が送信したユニキャスト パケットの総数。 |
Rx Frames |
電話機が受信したパケットの総数。 |
Rx broadcast |
電話機が受信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Rx unicast |
電話機が受信したユニキャスト パケットの総数。 |
表 8-4 [アクセス(Access)] および [ネットワーク(Network)] の項目
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Tx Frames |
電話機が送信したパケットの総数。 |
Tx broadcast |
電話機が送信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Tx Unicast |
電話機が送信したユニキャスト パケットの総数。 |
Rx Frames |
電話機が受信したパケットの総数。 |
Rx broadcast |
電話機が受信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Rx unicast |
電話機が受信したユニキャスト パケットの総数。 |
LLDP FramesOutTotal |
電話機から送信された LLDP フレームの総数。 |
LLDP AgeoutsTotal |
キャッシュ内でタイム アウトになった LLDP フレームの総数。 |
LLDP FramesDiscardedTotal |
必須 TLV のいずれかについて、欠落している、順序に誤りがある、または範囲を超える文字列長が含まれているために廃棄された LLDP フレームの総数。 |
LLDP FramesInErrorsTotal |
検出可能なエラーが 1 つ以上含まれる状態で受信された LLDP フレームの総数。 |
LLDP FramesInTotal |
電話機で受信された LLDP フレームの総数。 |
LLDP TLVDiscardedTotal |
破棄された LLDP TLV の総数。 |
LLDP TLVUnrecognizedTotal |
電話機で認識されなかった LLDP TLV の総数。 |
CDP ネイバー デバイス ID(CDP Neighbor Device ID) |
CDP プロトコルで検出された、このポートに接続されているデバイスの ID。 |
CDP ネイバー IP アドレス(CDP Neighbor IP Address) |
CDP プロトコルで検出されたネイバー デバイスの IP アドレス。 |
CDP ネイバー ポート(CDP Neighbor Port) |
CDP プロトコルで検出された、電話機が接続されているネイバー デバイスのポート。 |
LLDP ネイバー デバイス ID(LLDP Neighbor Device ID) |
LLDP プロトコルで検出された、このポートに接続されているデバイスの ID。 |
LLDP ネイバー IP アドレス(LLDP Neighbor IP Address) |
LLDP プロトコルで検出されたネイバー デバイスの IP アドレス。 |
LLDP ネイバー ポート(LLDP Neighbor Port) |
LLDP プロトコルで検出された、電話機が接続されているネイバー デバイスのポート。 |
ポート情報(Port Information) |
速度と二重化モード。 |
IPv4 |
DHCP ステータスに関する情報。 |
デバイス ログ
電話機の Web ページにある次のデバイス ログのハイパーリンクには、電話機のモニタとトラブルシューティングに役立つ情報が表示されます。デバイス ログの領域にアクセスするには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明に従って、電話機の Web ページにアクセスします。
• [コンソール ログ(Console Logs)]:個々のログ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。コンソール ログ ファイルには、電話機が受信したデバッグ メッセージとエラー メッセージが含まれます。
• [コア ダンプ(Core Dumps)]:個々のダンプ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。コア ダンプ ファイルには、電話のクラッシュ時のデータが含まれています。
• [ステータス メッセージ(Status Messages)]:電話機に最後に電源が投入されてから電話機が生成したステータス メッセージの中で最近のものを最大 10 件表示します。この情報は、電話機の [ステータス メッセージ(Status Messages)] 画面にも表示されます。 表 7-2 に、表示されるステータス メッセージを示します。
• [デバッグの表示(Debug Display)]:トラブルシューティング時に Cisco TAC のサポートが必要な場合に、役立つ可能性のあるデバッグ メッセージを表示します。
• [リスタートの原因(Restart Cause)]:リスタートの原因を表示します。
ストリームの統計
Cisco Unified IP Phone は、同時に最大で 3 つのデバイスとの間で情報をストリーミングできます。電話機は、コール中、または音声やデータの送受信サービスの作動中に、情報をストリーミングします。
電話機の Web ページの [ストリームの統計(Streaming Statistics)] 領域には、ストリームに関する情報が表示されます。Cisco Unified IP Phone 6900 シリーズは、ストリーム 1 のみを使用します。
[ストリームの統計(Streaming Statistics)] 領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明に従って、電話機の Web ページにアクセスし、次に [ストリーム 1(Stream 1)] ハイパーリンクをクリックします。
表 8-5 に、[ストリームの統計(Streaming Statistics)] 領域の項目を示します。
表 8-5 [ストリームの統計(Streaming Statistics)] 領域の項目
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リモート アドレス(Remote Address) |
ストリームの宛先の IP アドレスおよび UDP ポート。 |
ローカル アドレス(Local Address) |
電話機の IP アドレスおよび UPD ポート。 |
開始時間(Start Time) |
Cisco Unified Communications Manager が電話機にパケットの送信開始を要求した時間を示す内部タイム スタンプ。 |
ストリーム ステータス(Stream Status) |
ストリーミングがアクティブかどうかを示します。 |
ホスト名(Host Name) |
電話機の MAC アドレスに基づいて電話機に自動的に割り当てられる一意の固定された名前。 |
送信パケット(Sender Packets) |
この接続の開始以降に電話機が送信した RTP データ パケットの総数。接続が受信専用モードに設定されている場合、値は 0 です。 |
送信オクテット(Sender Octets) |
この接続の開始以降に電話機が RTP データ パケットで送信したペイロード オクテットの総数。接続が受信専用モードに設定されている場合、値は 0 です。 |
送信コーデック(Sender Codec) |
送信ストリームに使用された音声符号化のタイプ。 |
送信した送信レポート(Sender Reports Sent) |
RTCP 送信レポートが送信された回数。 |
送信した送信レポート時間(Sender Report Time Sent)1 |
最後に RTCP 送信レポートが送信された時間を示す内部タイム スタンプ。 |
受信喪失パケット(Rcvr Lost Packets) |
この接続でのデータ受信の開始以降に失われた RTP データ パケットの総数。予期されたパケット数から実際に受信されたパケット数を差し引いた値として定義されます。受信パケット数には、遅延または重複パケットも含まれます。接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
平均ジッタ(Avg Jitter) |
RTP データ パケットの内部到着時間の平均偏差の推定値(ミリ秒単位)。接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
受信コーデック(Rcvr Codec) |
受信ストリームに使用された音声符号化のタイプ。 |
送信した受信レポート(Rcvr Reports Sent)1 |
RTCP 受信レポートが送信された回数。 |
送信した受信レポート時間(Rcvr Report Time Sent)1 |
RTCP 受信レポートが送信された時間を示す内部タイム スタンプ。 |
受信パケット(Rcvr Packets) |
この接続でのデータ受信の開始以降に電話機が受信した RTP データ パケットの総数。マルチキャスト コールの場合は、さまざまな送信元から受信したパケットが含まれます。接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
受信オクテット(Rcvr Octets) |
この接続でのデータ受信の開始以降にデバイスが RTP データ パケットで受信したペイロード オクテットの総数。マルチキャスト コールの場合は、さまざまな送信元から受信したパケットが含まれます。接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
累積秘匿率(Cumulative Conceal Ratio) |
秘匿フレームの総数を、音声ストリームの開始から受信した音声フレームの総数で割ったもの。 |
間隔秘匿率(Interval Conceal Ratio) |
アクティブな音声に先行する 3 秒間の間隔における、音声フレームに対する秘匿フレームの比率。Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティビティ検出)を使用している場合、3 秒間のアクティブな音声を蓄積するには、より長い間隔が必要になることがあります。 |
最大秘匿率(Max Conceal Ratio) |
音声ストリームの開始以降、最も高い間隔の秘匿率。 |
秒数を秘匿(Conceal Secs) |
音声ストリームの開始以降、秘匿イベント(フレーム損失)があった秒数([厳密に秒数を秘匿(Severely Conceal Secs)] の値を含む)。 |
厳密に秒数を秘匿(Severely Conceal Secs) |
音声ストリームの開始以降、5 % を超える秘匿イベント(フレーム損失)があった秒数。 |
遅延(Latency)1 |
ネットワーク遅延の推定値(ミリ秒単位)。ラウンドトリップ遅延の実行中の平均値を表します。これは、RTCP 受信レポート ブロックの受信時に測定されます。 |
最大ジッタ(Max Jitter) |
瞬時ジッタの最大値(ミリ秒単位)。 |
送信サイズ(Sender Size) |
送信ストリームの RTP パケット サイズ(ミリ秒単位)。 |
受信した送信レポート(Sender Reports Received)1 |
RTCP 送信レポートが受信された回数。 |
受信した送信レポート時間(Sender Report Time Received)1 |
RTCP 送信レポートが最後に受信された時間。 |
受信サイズ(Rcvr Size) |
受信ストリームの RTP パケット サイズ(ミリ秒単位)。 |
受信削除(Rcvr Discarded) |
ネットワークから受信されたが、ジッタ バッファから廃棄された RPT パケット。 |
受信した受信レポート(Rcvr Reports Received)1 |
RTCP 受信レポートが受信された回数。 |
受信した受信レポート時間(Rcvr Report Time Received)1 |
RTCP 受信レポートが最後に受信された時間。 |
音声品質メトリック(Voice Quality Metrics) |
累積秘匿率(Cumulative Conceal Ratio) |
秘匿フレームの総数を、音声ストリームの開始から受信した音声フレームの総数で割ったもの。 |
間隔秘匿率(Interval Conceal Ratio) |
アクティブな音声に先行する 3 秒間の間隔における、音声フレームに対する秘匿フレームの比率。Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティビティ検出)を使用している場合、3 秒間のアクティブな音声を蓄積するには、より長い間隔が必要になることがあります。 |
最大秘匿率(Max Conceal Ratio) |
音声ストリームの開始以降、最も高い間隔の秘匿率。 |
秒数を秘匿(Conceal Secs) |
音声ストリームの開始以降、秘匿イベント(フレーム損失)があった秒数([厳密に秒数を秘匿(Severely Conceal Secs)] の値を含む)。 |
厳密に秒数を秘匿(Severely Conceal Secs) |
音声ストリームの開始以降、5 % を超える秘匿イベント(フレーム損失)があった秒数。 |
関連項目
• 「Cisco Unified IP Phone の設定値の設定」 の章