この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco IP Video Phone 7985G は、ご使用のコンピュータが使用しているデータ ネットワークを介して、業務用の優れたビデオ映像を提供します。7985G は、個別の職場環境に対応するように設計されているので、電話コールのように簡単にビデオ会議を実施できます。ビデオ電話機は、Cisco IP Phone と同じソフトキーの機能と特徴を備えています。したがって、ビデオ電話機では、コールの発信、受信、保留、転送、会議コールの開設などが可能であり、さらに発信者の映像も見ることができるという利点があります。
• あらゆる職場環境において、個人のビデオ映像に対応できるように設計された一体化システム
• 音声コールとビデオ コールの両方に対応する統合キーパッド
• ハンドセット、スピーカフォン、およびヘッドセットのジャック
• ユーザ オプション Web ページからのオンライン制御(コンピュータで Web ブラウザを使用して電話機の機能をカスタマイズします)
• 包括的なオンライン ヘルプ システム(役に立つヒント、説明、および操作手順を電話機から直接入手します)
この後の各項で、ビデオ電話機の外観およびビデオ電話機との相互の通話に関するヒントについて説明します。今までに、他の Cisco IP Phone を使用していた場合でも、Cisco IP Video Phone 7985G で提供される新機能について調べる際には、これらの情報が役立ちます。
Cisco IP Video Phone 7985G は、次のハードウェア機能を備えています。
• スピーカフォン モードまたはヘッドセット モードのサポート
• メッセージ、ディレクトリ、サービス、および設定に簡単にアクセスする 4 つの機能ボタン
• 組み込みのオンライン ヘルプにワンタッチでアクセスするボタン
• ビデオ専用のボタン(表示、明るさ、セルフ ビュー、および子画面(PiP))
図3 Cisco IP Video Phone 7985G の外観
図4 Cisco IP Video Phone 7985G のキーパッド
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回線メニューのオン/オフを切り替えます。回線メニューでは、電話機で使用できる回線が表示され、回線の変更が可能です。また、短縮ダイヤルを設定していれば、それも回線メニューに表示されます。 |
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モニタの明るさを調節します。「モニタの明るさのカスタマイズ」を参照してください。 |
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ビデオ映像を着信ビデオから発信ビデオに切り替えます。「発信ビデオ映像の表示」を参照してください。 |
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発信ビデオを子画面に表示します。子画面(PiP)ボタンを 1 回押すと、PiP が右上隅に表示されます。続けて子画面ボタンを押すと、映像がスクリーンの他の 3 つの隅に移動し、最後は非表示になります。「発信ビデオ映像の表示」を参照してください。 |
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ヘルプ メニューをアクティブにします。「電話機に関するヘルプの表示」を参照してください。 |
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メニューのスクロールや項目の強調表示に使用します。このボタンをソフトキーと組み合せて使用すると、強調表示された項目をアクティブにすることができます。右矢印と左矢印を使用してテキスト フィールドを移動し、そのフィールドを編集することができます。 中央のボタンで、メニュー項目をアクティブにすることができます。また、このボタンをヘルプ ボタンと一緒に使用すると、メニュー項目に関する状況依存ヘルプが表示されます。 |
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サービス メニューのオン/オフを切り替えます。サービス メニューでは、割り当てられたサービスや登録済みのサービスなどの電話機サービスにアクセスできます。 |
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ミュート機能のオン/オフを切り替えます。ミュートがアクティブになっている場合、相手の発信者にはビデオ映像は見えますが、音声は聞こえません。 |
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音量を調節します。「音量の調節」を参照してください。 |
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ビデオ ミュート機能のオン/オフを切り替えます。ビデオ ミュートがアクティブになっている場合、相手の発信者にはビデオ映像は見えません。 |
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設定メニューのオン/オフを切り替えます。「電話機の設定のカスタマイズ」を参照してください。 |
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ディレクトリ メニューのオン/オフを切り替えます。ディレクトリ メニューでは、履歴(不在、着信、および発信)と社内ディレクトリが表示されます。「ボイス メッセージ、履歴、およびディレクトリの使用」を参照してください。 |
次の例は、アクティブなビデオ コールでメイン スクリーンがどのように見えるかを示しています。メニューは、スクリーン上のビデオ映像の前面に半透明の層として表示されます。メニューのオン/オフを切り替えるには、 (表示ボタン)を押します。
図5 Cisco IP Video Phone 7985G のスクリーン レイアウト
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現在アクティブになっている回線およびその回線に割り当てられている設定済みの電話番号を表示します。アイコンは、コールの状態を示しています。「コール処理とナビゲーションのヒント」を参照してください。 |
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このガイドラインは、Cisco IP Video Phone でのコールの処理、およびメニューのナビゲートに役立ちます。
利用可能な機能とサービスおよびそれらの設定方法は、社内の電話機サポート チームが決定します。このため、このビデオ電話ガイドに記載されている機能の一部がご使用の電話機システムで利用できない、または動作が異なる場合があります。利用可能な機能について確認する場合は、社内のサポート デスクまたはシステム管理者にお問い合せください。
電話機がオンフックかオフフックかによって、電話機の作業や操作手順が異なることがあります。
• オンフック:電話機のハンドセットが受け台に置かれている状態。アクティブになっているコールはなく、アクティブなダイヤル トーンも聞こえません。電話機には、 オンフック ダイヤル 、つまり電話番号を入力または選択してからコールをアクティブにできる機能が備わっています。
• オフフック:電話機のハンドセットが受け台から取り上げられているか、スピーカフォンがアクティブになっている状態、あるいは、その他の方法によって(コールを発信するための)ダイヤル トーンが聞こえているか、着信コールに応答できる状態です。
電話機の 回線 と コール を混同しないようにしてください。混同しないために、次の説明を参考(ヒント)にしてください。
電話機は、システム管理者がプログラマブル ボタンを設定した方法に応じて、最大 2 つの回線または内線番号をサポートできます。回線の数を確認するには、回線ボタンを押して回線メニューを開きます。回線と内線番号の数は同じです。
各回線は、電話機の設定に応じて、一定数のコールをサポートできます。デフォルトでは、各回線は最大 4 つのコールをサポートできますが、システム管理者は必要に応じてこの数を調整できます。このため、電話機には 1 回線しかない場合でも、複数のコールを処理していることがあります。
各電話機は、回線の数にかかわらず、最大 100 コールをサポートします。1 回線の場合、システム管理者は、その 1 回線で 100 コールまでサポートするように電話機を設定できます。あるいは、2 回線の場合は、各回線で 50 コールをサポートすることで、最大 100 コールをサポートできます。
コールには、さまざまな状態があります。それらの状態は、コール アクティビティ領域の特別なアイコンで示されます。 アクティブ となり得るコールは常に 1 つに限定されます。アクティブなコールとは、接続コールまたは進行中のコール(電話番号のダイヤル中または発信コールの呼出音が鳴っている状態のコール)のことです。その他のコールは、呼び出し中、保留、またはリモートで使用中(共有回線の場合)の状態になります。
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電話番号のダイヤル中または発信コールの呼出音が鳴っている状態のアクティブなコールのタイプ。まだ通話相手に接続されていません。詳細については、「ビデオ コールの発信」を参照してください。 |
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この回線のコール アクティビティはありません。オンフック ダイヤル機能を使用している場合でも、オフフックにするまでは進行中のコールになりません。詳細については、「ビデオ コールの発信」を参照してください。 |
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いずれかの回線で着信コールの呼出音が鳴っています。詳細については、「ビデオ コールの発信」を参照してください。 |
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コールが保留になっています。詳細については、「コールの保留と復帰」を参照してください。 |
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共有回線の別の電話機に、アクティブな接続コールがあります。詳細については、「共有回線について」を参照してください。 |
電話機の機能の多くは、その機能の対象となるコールが選択されていることを前提にしています。たとえば、保留中のコールが 15 あるうち、4 コールだけを会議コールに参加させるとします(デフォルトでは、参加者の最大数は 4 です)。このような場合は、会議コールに追加するコールだけを選択してから、機能を有効にします。
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接続コールまたは保留状態のコールを強調表示し、 Select を押します。選択されたコールの横に、 (チェック マーク)が表示されます。 |
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ナビゲーションボタンを使用して、コールのリストをスクロールします。選択されたコールは (チェック マーク)で示され、コールのリストでまとめて表示されます。 |
電話機は、システム管理者が電話機システムを設定した方法に応じて、各回線で複数のコールをサポートできます。次に示すヒントは、1 本または複数の回線でコールを切り替えるときに役立ちます。
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(回線ボタン)を押し、回線を選択します。コール アクティビティ領域に、その回線における現在のコールの情報が表示されます。別の回線に切り替えると、最初の回線における接続コールはすべて自動的に保留状態になります。 |
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• アクティブとなり得るコールは常に 1 つに限定されるので、他のコールは自動的に保留状態になります。
• 同じ回線に複数のコールがある場合は、優先順位が最も高く、通話時間の最も長いコールがコールのリストの先頭に表示されます。
• 同じタイプのコールは、コールのリストでまとめて表示されます。たとえば、相互に通話したコールは先頭付近にまとめて表示されます。次に、選択されたすべてのコールがまとめて表示されます。最後に、まだ応答していないコールまたは他の方法で相互に通話したコールが末尾にまとめて表示されます。
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機能ボタンを押します(機能メニューだけが表示されている場合)。または、メニューが閉じるまで Exit を何度か押します。 |
Cisco IP Video Phone には、包括的なオンライン ヘルプ システムが備わっています。ヘルプの項目はスクリーンに表示されます。次の表に詳細を示します。