Cisco IP Video Phone 7985G 電話ガイド
偏向のない言語
この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
翻訳について
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
- Updated:
- 2012年2月22日
章のタイトル： 応用的なコール処理
応用的なコール処理
応用的なコール処理のタスクには、特別な（標準以外の）機能が伴うため、コール処理の需要や作業環境に応じて、システム管理者に電話機の設定を依頼します。デフォルトの設定では、通常はこれらの機能にアクセスできません。
パークされているコールの保存と取得
コールを「パーク」すると、コールを保存し、Cisco CallManager システムの別の電話機（同僚のデスクや会議室の電話機など）でコールを取得できます。コール パークは特別な機能のため、システム管理者に設定を依頼します。
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コール中に、 Park を押します（必要に応じて、最初に more ソフトキーを押します）。電話機にコールが保存されます。電話機のスクリーンに表示されたコールのパーク番号を書き留めて、切断します。 |
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（注） パークされているコールを取得するまでの時間は制限されていて、その時間を過ぎると元の電話機に戻って呼出音が鳴ります。この時間制限については、システム管理者にお問い合せください。
呼び出し中のコールを自分の電話機にリダイレクトする
コール ピックアップを使用すると、同僚の電話機で呼び出し中のコールを自分の電話機にリダイレクトして、そのコールに応答できます。コール ピックアップは特別な機能のため、コール処理の需要や作業環境に応じて、システム管理者に設定を依頼します。たとえば、コール処理を同僚と分担することが多い場合などに、この機能を使用できます。システム管理者がコール ピックアップ「グループ」を定義します。
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GPickUp を押します。システム管理者から提供されたコール グループ ピックアップ コード番号を入力します。コールの呼出音が自分の電話機で鳴ります。 |
共有回線について
「共有」回線は、システム管理者が提供する場合があります。共有回線機能は、標準の非共有回線には適用されません。通常、共有回線は主に次の 2 つの用途に適しています。
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1 人が複数の電話機に 1 つの共有回線を適用する場合：たとえば、共有回線として内線 23456 をデスクの電話機に適用するとします。また、実験室の電話機にログインすることにより、その電話機で一時的に自分の内線を共有することもできます。この場合、内線 23456 への着信コールはデスクと実験室の両方の電話機で鳴り、いずれの電話機を使用してもコールに応答できます。
• 複数の人が 1 つの回線を共有する場合：たとえば、マネージャとアシスタントが回線と内線番号と共有しているとします。その内線への着信コールは、両方の電話機で鳴ります。
共有回線でサポートされるコールの最大数について
共有回線を使用したコールは、他の回線を使用したコールと同じように発信できます（詳細については、「ビデオ コールの発信」を参照してください）。ただし、システム管理者による共有回線の設定によっては、サポートされるコールの数が、回線を共有する同僚と自分との間で異なる場合があることに留意してください。したがって、同僚が共有回線で新しいコールを発信できる場合でも、自分にはできない場合があります。
たとえば、共有回線として内線 78888 があるとします。そして、自分の電話機は、その共有回線で最大 4 コールをサポートするように設定されています。一方、同僚は同じ共有回線 78888 で最大 5 コールをサポートする電話機を持っています。すでに 4 つのアクティブなコールが共有回線に存在している場合は、自分の電話機からは共有回線を使用して新しいコールを発信できないため、 NewCall ソフトキーを使用できません。これに対して、同僚は共有回線で 4 コールではなく最大 5 コールをサポートする電話機を持っているので、新しいコールを発信できます。
共有回線のコールへの参加
共有回線で開設されたコールに参加するには、2 つのオプションがあります。システム管理者が電話機を設定した方法に応じて、通常はこれらのオプションのいずれかを使用できます。
• Barge：進行中のコールに最小限の中断で参加できます。Barge を使用すると、コールの他の参加者に対して自分の存在を知らせるビープ音が鳴ります。割り込みコールに別の発信者を追加することはできません。コールを切断すると、他の参加者に切断音が聞こえ、元のコールが続行します。Cisco IP Phone 7985G からの Barge は可能ですが、Cisco IP Phone 7985G への Barge は不可能です。つまり、発信者は 7985G ビデオ電話機に割り込むことはできません。ただし、着信割り込みをサポートする別のビデオ電話機には割り込むことができます。
• cBarge：進行中のコールに参加し、そのコールを標準の会議に切り替えることができます。この処理によって、標準の会議で使用できる機能が自分とコールの参加者すべてに提供されます（詳細については、「会議コールの発信」を参照してください）。したがって、別の参加者をコールに追加することもできます。cBarge を使用すると、コールの他の参加者にトーンが聞こえ、コールの短い中断が発生して、スクリーンのコール情報が変更されます。コールを切断しても、3 名以上の参加者が残っていれば、そのコールは会議コールとして続行します。
（共有回線アイコン）が表示されます。
（回線ボタン）を押し、回線を選択します。プライベート コール以外はすべてコール アクティビティ領域に表示されます。他人による共有回線のコールの表示および参加の防止
共有回線を使用する場合、プライバシー機能を使用すると、その回線を共有している他人がその回線のコールを表示したり、それに参加したりするのを防ぐことができます。プライバシー機能が有効か無効かは、システム管理者が電話機を設定した方法によって決まります。
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• 同僚がプライバシー機能を有効にしている場合は、共有回線が表示されていても、使用中であるかどうかはわかりません。たとえば、同僚が共有回線を使用している場合、通常は、リモートで使用中のアイコンが自分の電話機に表示されます。しかし、プライバシー機能が有効になっている場合は、このアイコンが表示されないため、回線が使用中かどうかを示すものは何もありません。
• 同一の回線を共有する他のすべての電話機でプライバシー機能が有効になっている場合でも、共有回線を使用して新しいコールを発信できます。しかし、この場合、共有回線を使用して進行中のコールに参加することはできません。
• プライバシー機能は、電話機のすべての共有回線に適用されます。その結果、自分の電話機に複数の共有回線がある状態でプライバシー機能を有効にすると、自分の電話機と回線を共有する人は、その共有回線のコールを表示したり、それに参加したりすることができなくなります。
不審なコールのトレース
不審（迷惑）なコールを受信している場合、システム管理者は電話機に Malicious Call Identification（MCID）機能を追加できます。この機能を使用すると、アクティブなコールを不審なコールとして識別できます。その結果、一連のトラッキングと通知のメッセージが自動的に発信されます。
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MCID を押します。特別なトーンが聞こえ、電話機に「MCID successful」というメッセージが表示されます。このコールは終了しない限りアクティブです。 |
重要なコールの優先順位付け
軍事施設や政府機関のような特別な環境では、緊急または重要なコールを発信および受信しなければならない場合があります。重要なコールは、他のコールに優先して処理できるように、他のコールよりも高いプライオリティを必要とします。この特別なコール処理が必要な場合は、電話機への Multilevel Precedence and Preemption（MLPP）の追加をシステム管理者に依頼します。
• Precedence ：コールに関連付けられたプライオリティを示します。
• Preemption ：プライオリティの低い既存のコールを終了して、電話機に送信されたプライオリティのより高いコールを受け入れる処理です。
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コールに対応する Precedence 番号のリスト（最低～最高の範囲）については、システム管理者にお問い合せください。 |
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コールはプライオリティの高い順にコールのリストの先頭から表示されます。次のアイコンによって、プライオリティの割り当てが示されます。 |
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アイコンなし：普通（日常）のコール
緑色：プライオリティの低い（プライオリティ）コール
黄色：中程度のプライオリティの（即時）コール
オレンジ色：プライオリティの高い（フラッシュ）コール
赤色：プライオリティの最も高い（フラッシュ オーバーライド）コール
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