応用的なコール処理
応用的なコール処理のタスクには、特別な機能が伴うため、コール処理の需要や作業環境に応じて、システム管理者に電話機の設定を依頼します。
短縮ダイヤル
短縮ダイヤル機能により、インデックス番号の入力、ボタンの押下、または、電話スクリーン項目の選択を行い、発信できます。設定に応じて、電話機で複数の短縮ダイヤル機能をサポートできます。
• 短縮ダイヤル ボタン
• 固定短縮ダイヤル
• ファースト ダイヤル
短縮ダイヤルおよび固定短縮ダイヤルを設定するには、ユーザ オプション Web ページにアクセスする必要があります。「ユーザ オプション Web ページへのアクセス」を参照してください。
ファースト ダイヤルを設定するには、パーソナル ディレクトリ機能にアクセスする必要があります。「電話機でのパーソナル ディレクトリの使用方法」を参照してください。
システム管理者が、短縮ダイヤルを設定することができます。
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短縮ダイヤル ボタンを使用する |
1. 短縮ダイヤル ボタンを設定します。「Web での短縮ダイヤルの設定」を参照してください。 2. コールを発信するには、 ( )を押します。 (注) 電話機が Busy Lamp Field(BLF; ビジー ランプ フィールド)短縮ダイヤル機能をサポートする場合は、短縮ダイヤル番号が話し中であるかどうかを、ダイヤルする前に確認できます。「BLF の使用による回線の状態の確認」を参照してください。 |
固定短縮ダイヤルを使用する(オンフック) |
1. 固定短縮ダイヤル コードを設定します。「Web での短縮ダイヤルの設定」を参照してください。 2. コールを発信するには、固定短縮ダイヤル コードを入力し、[短縮] を押します。 |
固定短縮ダイヤルを使用する(オフフック) |
1. ハンドセットを取り上げます。 2. [短縮] ソフトキーを押し、キーパッドを使用して固定短縮ダイヤル コードを入力します。 3. [短縮] ソフトキーをもう一度押します。 会議コールにオフフックの固定短縮ダイヤルを使用するには、次の操作を実行します。 1. [会議] ソフトキーを押します。ダイヤル トーンが鳴ります。 2. 上記のステップ 2 および 3 を実行します。 3. [会議] ソフトキーをもう一度押します。 コールの転送にオフフックの固定短縮ダイヤルを使用するには、次の操作を実行します。 1. [転送] ソフトキーを押します。ダイヤル トーンが鳴ります。 2. 上記のステップ 2 および 3 を実行します。 3. [転送] ソフトキーをもう一度押します。 コールが保留状態のときにオフフックの固定短縮ダイヤルを使用するには、次の操作を実行します。 1. [発信] ソフトキーを押します。 2. 上記のステップ 2 および 3 を実行します。 |
ファースト ダイヤルを使用する |
1. 個人アドレス帳エントリを作成し、ファースト ダイヤル コードを割り当てます。「Web でのパーソナル ディレクトリの使用方法」を参照してください。 2. コールを発信するには、電話機からファースト ダイヤル サービスにアクセスします。「Web でのパーソナル ディレクトリの使用方法」を参照してください。 |
自分の電話機で他の電話機の着信に応答
コール ピックアップでは、同僚の電話機で呼び出し中のコールを自分の電話機にリダイレクトすることによって、そのコールに応答できます。同僚とコール処理タスクを共有する場合、コール ピックアップを使用することができます。
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自分のコール ピックアップ グループ内の内線で鳴っているコールに応答する |
1. [ピック] ソフトキーまたは [ピック] ボタンを使用します(ソフトキーを表示するためにオフフックにしなければならない場合があります)。 電話機が自動ピックアップをサポートする場合、すぐにコールに接続します。 2. コールが鳴ったら、[応答] を押してコールに接続します。 |
自分のコール ピックアップ グループ外の別の内線で鳴っているコールに応答する |
1. [G ピック] ソフトキーまたは [グループ ピックアップ] ボタンを使用します(ソフトキーを表示するためにオフフックにしなければならない場合があります)。 2. グループ ピックアップ番号を入力します。 電話機が自動ピックアップをサポートする場合、すぐにコールに接続します。 3. コールが鳴ったら、[応答] を押してコールに接続します。 |
自分のグループまたは関連付けられたグループ内の別の内線で鳴っているコールに応答する |
1. [他 Grp] ソフトキーまたは [他のピックアップ] ボタンを使用します(ソフトキーを表示するためにオフフックにしなければならない場合があります)。 電話機が自動ピックアップをサポートする場合、すぐにコールに接続します。 2. コールが鳴ったら、[応答] を押してコールに接続します。 |
特定の内線(回線番号)で鳴っているコールに応答する |
1. [G ピック] ソフトキーまたは [グループ ピックアップ] ボタンを使用します(ソフトキーを表示するためにオフフックにしなければならない場合があります)。 2. ピックアップするコールの回線番号を入力します。たとえば、ピックアップするコールが回線 12345 で鳴っている場合、12345 と入力します。 3. 電話機が自動ピックアップをサポートする場合、すぐにコールに接続します。 4. コールが鳴ったら、[応答] を押してコールに接続します。 |
ヒント
• ピックアップ対象のコールが複数ある場合、電話機は最も古いコール(呼び出し中の状態が最も長いコール)から ピックアップ します。
• [G ピック] ソフトキーまたは [グループ ピックアップ] ボタンを押して回線番号を入力すると、電話機はその回線で呼び出し中のコールをピックアップします(回線が使用可能な場合)。
• 複数の回線があり、プライマリでない回線のコールに応答する場合、最初に目的の回線の を押してからコール ピックアップのボタンまたはソフトキーを押します。
• ユーザの電話機の設定によっては、ピックアップ グループへのコールに関する音声または表示(あるいはその両方)によるアラートを受信する場合があります。
• BLF ピックアップ機能を電話機で使用する場合は、「BLF の使用による回線の状態の確認」を参照してください。
パークされているコールの保存と取得
コールをパークすると、コールを保存し、Cisco Unified Communications Manager システムの別の電話機(同僚のデスクや会議室の電話機など)でコールを取得できます。次の方法を使用してコールをパークできます。
• コール パーク:[パーク] ソフトキーを使用してコールを保存します。コールが保存されるコール パーク番号が電話機に表示されます。この番号を記録し、コールを取得する場合もこの番号を使用する必要があります。
• ダイレクト コール パーク: ボタンを使用して、ダイヤルまたは短縮ダイヤルで使用可能なダイレクト コール パーク番号にコールを割り当てます。ダイレクト コール パーク番号からコールを取得するには、パーク取得プレフィクスをダイヤルしてから、同じダイレクト コール パーク番号にダイヤルまたは短縮ダイヤルする必要があります。[ダイレクトコールパーク] ボタンを使用して、ダイレクト コール パーク番号に短縮ダイヤルしたり、ダイレクト コール パーク番号が使用中か使用可能かを監視したりできます。
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コール パークを使用してアクティブなコールを保存する |
1. コール中に [パーク] を押します(必要に応じて、[次へ] ソフトキーを押して、[パーク] を押します)。 2. 電話機のスクリーンに表示されたコール パーク番号を書き留めます。 3. 切断します。 |
パークされたコールを取得する |
ネットワーク内の任意の Cisco Unified IP Phone でコールのパーク番号を入力し、コールに接続します。 |
アクティブなコールをダイレクト コール パーク番号に転送し、保存する |
1. コール中に、 を押します。 2. [ダイレクトコールパーク] ( )を押して、ダイレクト コール パーク番号に短縮ダイヤルします。 [ダイレクトコールパーク] (点滅)( )は、そのダイレクト コール パーク番号が使用できないことを示します。 3. もう一度 [転送] を押して、コールの保存を終了します。 |
パークされたコールをダイレクト コール パーク番号から取得する |
ネットワーク内の任意の Cisco Unified IP Phone からパーク取得プレフィクスを入力し、ダイレクト コール パーク番号にダイヤルします。または、パーク取得プレフィクスを入力した後、 (点滅)( )を押してコールに接続します。 |
ヒント
• パークされているコールを取得するまでの時間は制限されています。この時間を過ぎると元の番号に戻って呼出音が鳴ります。詳細については、システム管理者にお問い合せください。
• システム管理者は、電話機の使用可能な回線ボタンに [ダイレクトコールパーク] ボタンを割り当てることができます。
• [ダイレクトコールパーク] ボタンが電話機にない場合でも、ダイレクト コール パーク番号にダイヤルできます。ただし、ダイレクト コール パーク番号のステータスは表示されません。
ハント グループからのログアウト
大量の着信コールを受信する組織に属している場合、ハント グループのメンバーになっている可能性があります。ハント グループには、着信コールの負荷を共有する一連の電話番号が設定されています。ハント グループ内の最初の電話番号が使用中の場合は、次に使用可能な番号がグループ内で検索され、その電話機にコールが転送されます。
電話機から離れているときは、ハント グループからログアウトすることによって、ハント グループのコールが自分の電話機で鳴らないようにできます。
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ハント グループからログアウトして一時的にハント グループのコールをブロックする |
[ハント] を押します。電話機のスクリーンに「ハントグループからログアウト」と表示されます。 |
ログインしてハント グループのコールを受信する |
[ハント] を押します。ログインすると、[ハントグループ] ボタン が点灯します。 |
ヒント
ハント グループからログアウトしても、ハント グループ以外のコールは引き続き着信します。
共有回線の使用
次の場合、システム管理者が共有回線の使用を指示することがあります。
• 複数の電話機で 1 つの電話番号を使う
• 同僚とコール処理タスクを共有する
• マネージャに代わってコールを処理する
共有回線について
リモートで使用中のアイコン
リモートで使用中のアイコン は、共有回線の別の電話機に接続コールがある場合に表示されます。リモートで使用中のアイコンが表示されていても、通常どおり共有回線でコールを発信 および受信できます。
コール情報の共有と割り込み
共有回線の電話機には、共有回線で発信および受信したコールに関する情報がそれぞれ表示されます。この情報には、発信者 ID および通話時間が含まれます(例外については、「プライバシー」を参照してください)。
異なるモデルの Cisco Unified IP Phone を使用している同僚と回線を共有している場合、共有回線のアクティブなコールに自分自身を追加(または割り込み)できることがあります。通常、この機能は電話機でサポートされていません。必要な場合は、システム管理者に問い合せてください。必要ない場合は、同僚がコールに参加しないように、プライバシーを有効にしてください。
プライバシー
回線を共有している同僚に対して自分のコールに関する情報が表示されないようにするには、プライバシー機能を有効にします。プライバシーを有効にすると、回線を共有する他者がコールを表示したり、コールに割り込んだりできなくなります。
共有回線での操作
共有回線のコールの情報を表示したり、同僚が保留にした共有回線のコールを取得したり、他者がコールに割り込むことを防いだりできます。
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共有回線が使用中であることを確認する |
赤い回線ボタン (点灯)の横に、リモートで使用中のアイコン があるかどうかを確認します。 |
共有回線における現在のコールの詳細を表示する |
リモートで使用中の回線の赤い回線ボタン (点灯)を押します。プライベート コール以外はすべて電話スクリーンのコール アクティビティ領域に表示されます。 |
共有回線で保留コールを取得する |
リモートで使用中の回線の赤い回線ボタン (点滅)を押します。 |
他者が共有回線のコールを表示したり、コールに割り込んだりするのを防止する |
1. [非通知] ( )を押します。 2. プライバシー機能がオンになっていることを確認するには、オレンジの回線ボタン の横にある機能有効アイコン を確認します。 |
他者が共有回線のコールを表示したり、コールに割り込んだりするのを許可する |
1. [非通知] ( )を押します。 2. プライバシー機能がオフであることを確認するには、点灯していない回線ボタン の横にある機能無効アイコン を確認します。 |
ヒント
• 回線を共有している電話機でプライバシー機能が有効になっている場合、共有回線を通常どおり使用して、コールの発信や受信ができます。
• プライバシー機能は、使用している電話機のすべての共有回線に適用されます。したがって、複数の共有回線でプライバシー機能を有効にすると、自分が共有している回線すべてにおいて、同僚がコールを表示したりコールに割り込んだりすることを防止できます。
BLF の使用による回線の状態の確認
Busy Lamp Field(BLF; ビジー ランプ フィールド)機能を使用すると、電話機の短縮ダイヤル ボタン、履歴、またはディレクトリ リストに関連付けられた電話回線の状態を確認することができます。BLF ピックアップを使用すると、監視対象の回線で呼び出し中のコールに応答できます。どの BLF 機能を電話機に設定するかは、システム管理者が決定します。
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履歴またはディレクトリに表示されている回線の状態を確認する |
回線番号の横にある BLF インジケータを確認します。 回線は使用中です。 回線はアイドル状態です。 |
短縮ダイヤル回線の状態を確認する |
回線番号の横にある BLF インジケータを確認します。 回線は使用中です。 回線はアイドル状態です。 BLF で監視された回線が呼び出し中(BLF ピックアップ) |
BLF ピックアップを使用して、同僚の電話機で呼び出し中のコールに応答する |
回線の呼び出し中に [BLF ピックアップ] ボタン を押します。 電話機で使用可能な次の回線にコールがリダイレクトされます(回線を指定する場合は、先に回線ボタンを押してから、[BLF] ボタンを押します)。 電話機が自動ピックアップをサポートしている場合、自動的にコールが接続されます。サポートしていない場合、ユーザが自分でコールに応答するようにユーザ自身の電話機が鳴ります。 監視対象の回線が呼び出し中でないときに [BLF ピックアップ] ボタンを押すと、電話機はその回線番号に短縮ダイヤルします。 |
ヒント
• 監視対象の回線に呼び出し中のコールがあるときに、電話機がオーディオ インジケータを再生して通知できる場合があります(BLF ピックアップのみ)。
• BLF ピックアップは、呼び出し中のコールの中で最も古いコールから応答します(監視対象の回線に呼び出し中のコールが複数ある場合)。
安全なコールの送受信
システム管理者が電話機システムをどのように設定するかによって異なりますが、電話機では安全なコールの送受信がサポートされます。
電話機では、次のタイプのコールがサポートされます。
• 認証された コール:コールに参加しているすべての電話機の ID が検証されています。
• 暗号化された コール:電話機では、Cisco Unified Communications ネットワーク内で暗号化された音声(会話)が送受信されています。暗号化済みのコールは認証済みのコールでもあります。
• 保護された コール:電話機は、暗号化されたオーディオ(会話)を別の電話機との間で送受信しています。保護されたコールは、暗号化されたコールと同等のセキュリティを確保できるだけでなく、より高度なセキュリティも実現します。コールが両端で保護されている場合、会話の最初にセキュリティ トーンが再生されます。保護されたコールが設定された場合、会議コール、共有回線、エクステンション モビリティ、および回線をまたいで参加など一部の機能が使用できません。保護されたコールは認証済みのコールでもあります。
• ノンセキュア コール:参加している電話機または接続の少なくとも 1 つでセキュリティ機能がサポートされていないか、電話機を検証できません。
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コールまたは会議のセキュリティ レベルを確認する |
コール アクティビティ領域の右上、通話時間タイマーの横にあるセキュリティ アイコンが、次のいずれかの状態になっていることを確認します。 認証されたコールまたは会議 暗号化されたコールまたは会議 ノンセキュアなコールまたは会議 |
接続の相手側の電話機も安全であることを確認する |
暗号化を示す鍵のマークのアイコンが表示されていること、およびコールの最初にセキュリティ トーンが聞こえることを 確認します。 電話機に暗号化されたコールが設定されると、鍵のマークのアイコンが表示されます。ただし、会話が保護されるのは、セキュリティ トーンがコールの最初に再生される場合だけです。セキュリティ トーンの再生は、コールの両端が保護されていることを示します。保護されていない電話機に接続するコールでは、セキュリティ トーンは再生されません。 |
社内で安全なコールを発信できるかどうかを判断する |
システム管理者にお問い合せください。 |
(注) 相互作用や制約、制限によって、電話機におけるセキュリティ機能の動作が悪影響を受ける場合があります。詳細については、システム管理者にお問い合せください。
(注) コールに関与するデバイスは、シスコによって、信頼できる、または信頼できないと判断されます。コールが安全な場合でも、信頼できないデバイスから発着信したコールのときは、[Cisco Unified IP Phone] 画面に鍵アイコンまたはシールド アイコンは表示されません。
不審なコールのトレース
不審(迷惑)なコールを受信している場合、システム管理者は電話機に Malicious Call Identification(MCID; 迷惑呼 ID)機能を追加できます。この機能を使用すると、アクティブなコールを不審なコールとして識別できます。その結果、一連のトラッキングと通知のメッセージが自動的に発信されます。
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システム管理者に不審なコールまたは嫌がらせのコールの受信を通知する |
[迷惑呼] を押します。 電話機でトーンが再生され、電話機に「迷惑呼が成功しました」というメッセージが表示されます。 |
重要なコールの優先順位付け
官庁のような特別な環境では、緊急または重要なコールを発信および受信しなければならない場合があります。この特別なコール処理が必要な場合は、電話機への Multilevel Precedence and Preemption(MLPP)の追加をシステム管理者に依頼します。
次の用語に留意してください。
• Precedence :コールに関連付けられたプライオリティを示します。
• Preemption :プライオリティの低い既存のコールを終了して、電話機に送信されたプライオリティのより高いコールを受け入れる処理です。
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発信コールのプライオリティ レベル(Precedence)を選択する |
対応するコールの Precedence 番号のリストについては、システム管理者にお問い合せください。 |
プライオリティ(Precedence)コールをかける |
電話番号の前に、システム管理者から提供された MLPP アクセス番号を入力します。 |
特別な呼出音(通常より速い)または特別なコール待機音が鳴る |
プライオリティ(Precedence)コールを受けていることを意味します。コールのプライオリティ レベルは、電話スクリーン上の MLPP アイコンによって示されます。 |
コールのプライオリティ レベルを確認する |
電話スクリーン上の MLPP アイコンを確認します。 プライオリティ コール 中程度のプライオリティの(即時)コール プライオリティの高い(フラッシュ)コール プライオリティの最も高い(フラッシュ オーバーライド)コール、つまりエグゼクティブ オーバーライド コール より高いプライオリティのコールが、コール リストの先頭に表示されます。MLPP アイコンが表示されていない場合、コールのプライオリティ レベルは通常(ルーチン)です。 |
コール中に連続したトーンが聞こえる |
自分または通話相手が、現在のコールより優先されるべきコールを受信しています。すぐに切断し、プライオリティのより高いコールの呼出音が鳴るようにします。 |
ヒント
• MLPP が有効なコールを発信または受信すると、標準のトーンとは異なる特別な呼出音とコール待機音が鳴ります。
• Multilevel Precedence and Preemption(MLPP)を使用すると、サイレント(DND)機能が無効になります。
• 無効な MLPP アクセス番号を入力すると、音声によるアナウンスでエラーが通知されます。
• 次の場合には、MLPP が有効なコールのプライオリティと優先ステータスがそのまま維持されます。
– コールを保留にする
– コールを転送する
– コールを 3 者会議に追加する
– [ピック] を使用してコールに応答する
Cisco エクステンション モビリティの使用
Cisco エクステンション モビリティ(EM)を使って、自分用に Cisco Unified IP Phone を一時的に設定することができます。EM にログインすると、電話機が、電話回線、機能、設定されたサービス、および Web ベースの設定といったユーザ プロファイルを選択します。システム管理者は、EM を設定する必要があります。
Extension Mobility PIN 設定機能を使用すると、Cisco Unified IP Phone から PIN を変更できます。
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EM にログインする |
1. ( )> [サービス] > [EM Service] を選択します(名前は異なる場合があります)。 2. ユーザ ID および PIN(システム管理者より提供されたもの)を入力します。 3. 指示がある場合、デバイス プロファイルを選択します。 |
EM からログアウトする |
1. ( )> [サービス] > [EM Service] を選択します(名前は異なる場合があります)。 2. ログアウトの指示があったら、[Yes] を押します。 |
[クレデンシャルの変更] サービスを使用して PIN を変更する |
1. ( )> [サービス] > [クレデンシャルの変更] を選択します。 2. [ユーザ ID] フィールドにユーザ ID を入力します。 3. [現在の PIN] フィールドに PIN を入力します。 4. [新しい PIN] フィールドに新しい PIN を入力します。 5. [PIN の確認] フィールドに新しい PIN をもう一度入力します。 6. [変更] を押します。 「PIN の変更が完了しました。」メッセージが表示されます。 7. [終了] を押します。 |
[PIN 設定] ソフトキーを使用して PIN を変更する |
1. ( )> [サービス] > [EM Service] を選択します(名前は異なる場合があります)。 2. [PIN 設定] を押します。 3. [現在の PIN] フィールドに PIN を入力します。 4. [新しい PIN] フィールドに新しい PIN を入力します。 5. [PIN の確認] フィールドに新しい PIN をもう一度入力します。 6. [変更] を押します。 「PIN の変更が完了しました」メッセージが表示されます。 7. [終了] を押します。 |
ヒント
• 一定の時間が過ぎると、EM によって自動的にログアウトされます。この時間制限は、システム管理者により設定されます。
• Cisco Unified CM ユーザ オプション Web ページを使用して EM プロファイルに加えた変更は、電話機で EM にログインしている場合はすぐに有効になります。ログインしていない場合は、次回ログインしたときに有効になります。
• ユーザ オプション Web ページを使用して電話機に加えた変更は、EM からログアウトしている場合はすぐに有効になります。ログアウトしていない場合は、ログアウトした後に有効になります。
• 電話機によって制限を受けるローカル設定は、EM プロファイルには保存されません。
1 つの電話番号を使用したビジネス コールの管理
Intelligent Session Control は、携帯電話番号をビジネス IP 電話番号に関連付けます。リモート接続先(携帯電話)へのコールが着信すると、デスクの電話機の呼出音は鳴りません。リモート接続先のみが鳴ります。携帯電話で着信コールに応答すると、デスクの電話機には「リモートで使用中」メッセージが表示されます。
通話中には、任意の携帯電話機能も使用できます。たとえば、携帯番号へのコールが着信した場合、デスクの電話機からコールに応答したり、コールを携帯電話からデスクの電話機にハンドオフしたりできます。
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着信のモバイル アクティブ コールをデスクの電話機に転送する |
携帯電話のさまざまな機能を使用します(*74 など)。アクセス コードのリストについては、システム管理者にお問い合わせください。 |
モバイル コネクトとモバイル ボイス アクセスをインストールしておくと、デスクトップの電話番号に関連付けられているコールを携帯電話で処理できます。
デスクトップとリモート接続先でコールを同時に受信します。
デスクトップの電話機でコールに応答すると、リモート接続先の電話機の呼出音が止まってコールが切断され、不在履歴メッセージが表示されます。
1 つのリモート接続先でコールに応答すると、それ以外のリモート接続先では呼出音が止まってコールが切断され、不在履歴メッセージが表示されます。
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モバイル コネクトを設定する |
ユーザオプション Web ページを使用して、リモート接続先を設定し、特定の電話番号からのコールがリモート接続先に渡されるのを許可またはブロックするためのアクセス リストを作成します。「Cisco WebDialer の使用方法」を参照してください。 |
携帯電話でコールに応答する |
「コールへの応答」を参照してください。 |
進行中のコールをデスクの電話機と携帯電話との間で切り替える |
「進行中のコールの他の電話機への切り替え」を参照してください。 |
携帯電話で応答したコールを保留にする |
1. [保留](ソフトキーの正確な名前は異なる場合があります)ソフトキーを押します。 通話相手は保留状態になります。 2. 携帯電話で、[復帰](名前は異なる場合があります)ソフトキーを押します。「進行中のコールの他の電話機への切り替え」を参照してください。 |
モバイル ボイス アクセスに接続する |
1. 任意の電話機から、割り当てられたモバイル ボイス アクセス番号にダイヤルします。 2. 発信番号(要求された場合)と PIN を入力します。 |
携帯電話からモバイル コネクトを有効にする |
1. 割り当てられたモバイル ボイス アクセス番号にダイヤルします。 2. 携帯電話の番号(要求された場合)と PIN を入力します。 3. 2 を押してモバイル コネクトを有効にします。 4. 次のように、設定したすべての電話機に対してモバイル コネクトを有効化するか 1 台のみで有効化するかを選択します。 – すべての電話機の場合: 2 を入力します。 – 1 台の電話機の場合: 1 を入力します。次にリモート接続先として追加する番号を入力し、続けて # を入力します。 |
携帯電話からコールを発信する |
「コールの発信:その他のオプション」を参照してください。 |
携帯電話からモバイル コネクトを無効にする |
1. 割り当てられたモバイル ボイス アクセス番号にダイヤルします。 2. 携帯電話の番号(要求された場合)と PIN を入力します。 3. 3 を押してモバイル コネクトを無効にします。 4. 次のように、設定したすべての電話機に対してモバイル コネクトを無効化するか 1 台のみで無効化するかを選択します。 – すべての電話機の場合: 2 を入力します。 – 1 台の電話機の場合: 1 を入力します。次にリモート接続先として削除する番号を入力し、続けて # を入力します。 |
すべてのリモート接続先へのモバイル コネクトアクセスをデスクトップの電話機で有効または無効にする |
1. [モビリティ] を押して、リモート接続先の現在のステータス(有効または無効)を表示します。 2. [選択] を押して、ステータスを変更します。 3. [終了] を押します。 |
ヒント
• 次の条件が当てはまる場合は、モバイル ボイス アクセスにコールするときに発信番号と PIN を入力する必要があります。
– 発信している番号がリモート接続先の番号でない場合。
– 通信事業者によって番号がブロックされている(「不明な番号」と表示される)場合。
– 番号が Cisco Unified Communications Manager のデータベースと完全には一致しない場合。たとえば、ユーザの番号が 510-666-9999 でデータベースに表示されている番号が 666-9999 の場合や、ユーザの番号が 408-999-6666 でデータベースには 1-408-999-6666 と入力されている場合などがこれに当てはまります。
• 要求された情報(携帯電話の番号または PIN)の入力を 3 回連続して誤ると、モバイル ボイス アクセス コールから切断され、一定の時間ロックアウトされます。この場合はシステム管理者に連絡してサポートを受けてください。