SIP 電話機用の Cisco Unified CME 機能の設定方法
この項では、次の作業について説明します。
• 「営業時間外のコール ブロッキングの設定」
• 「SIP 電話機対 SIP 電話機の自動転送の設定」
• 「コール転送の設定」
• 「コール ウェイティング ビープ音の設定」
• 「固有呼び出し音の設定」
• 「ボイス ハント グループの設定」
• 「ハントストップの設定」
• 「一括登録の設定」
営業時間外のコール ブロッキングの設定に関する情報
Cisco CME 3.4 以降では、SCCP 電話機用に提供されているものと同じ時間ベースのコール ブロッキング メカニズムが SIP エンドポイントにも採用されています。Cisco Unified IP Phone の不正使用を防ぐためのコール ブロッキングは、特定の時刻、曜日、または日付に、指定した番号パターンを照合することによって実装されます。ブロックする番号パターンは、最大 32 個指定できます。
Cisco CME 3.4 より前のバージョンでは、コール ブロッキングは、SCCP によって制御されるアナログ電話アダプタ(Cisco ATA)または SCCP によって制御される Foreign Exchange Station(FXS)ポートに接続された IP Phone およびアナログ電話機でサポートされています。この機能では、着信 SIP コールおよびアナログ FXS コールがサポート対象です。Cisco CME 3.4 以降では、コール ブロッキング設定は、Cisco Unified CME ルータを通過する SCCP、H.323、SIP、および POTS のすべてのコールに適用されます。
Cisco Unified CME セッション アプリケーションは、現在の営業時間外設定にアクセスし、Cisco Unified CME ルータに登録されている SIP 電話機によって発信されたコールにその設定を適用します。営業時間外について設定するコマンドは、Cisco Unified CME の SCCP 電話機用のものと同じです。
コール ブロッキング用に定義された期間に、コール ブロッキング用に指定されたパターンと一致する番号にユーザがコールを発信しようとすると、コールはただちに終了され、発信者には小刻みなビジー トーンが再生されます。
営業時間外の設定は、Cisco Unified CME のすべてのダイヤルピアに対してグローバルに適用されます。次の 3 つのメカニズムのいずれかを使用すると、この機能を SIP 電話機上で無効にできます。
• voice register dn:個々の電話番号を例外として設定します。
• voice register pool:個々の voice register dn での設定に関係なく、SIP 電話機に関連付けられたすべての電話番号を例外として設定します。
• dial peer:特定のダイヤルピアを例外として設定します。
show voice register dial-peer コマンドは、登録済みの SIP 電話機によって動的に作成されたすべてのダイヤルピアを表示します。このコマンドは、営業時間外ブロッキングおよび自動転送の設定も表示します。
コール ブロッキングの設定
Cisco Unified CME の IP Phone すべてのコール ブロッキング機能を設定するには、この項で示す手順に従います。
制約事項
• Cisco CME 3.3 より前のバージョンでは、H.323 モードで Cisco ATA または FXS ポートに接続されたアナログ電話機におけるコール ブロッキングはサポートされません。
• Cisco CME 3.4 より前のバージョンでは、Cisco Unified CME に直接接続された SIP IP Phone におけるコール ブロッキングはサポートされません。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. telephony service
4. after-hours block pattern pattern-tag pattern [ 7-24 ]
5. after-hours date month date start-time stop-time
6. after-hours day day start-time stop-time
7. end
詳細手順
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • パスワードを入力するように求められた場合は、入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global 設定モードを開始します。 |
ステップ 3 |
telephony service
Router(config)# telephony service |
telephony service 設定モードを開始します。 |
ステップ 4 |
after-hours block pattern pattern-tag pattern [ 7-24 ]
Router(config-telephony)# after-hours block pattern 2 91 |
IP Phone でコールをブロックするために照合するパターンを定義します。 • pattern-tag :コール ブロッキング用の一意の番号パターン。最大 32 個のコール ブロッキング パターンをそれぞれ別のコマンドで定義します。値の範囲は 1 ~ 32 です。 |
ステップ 5 |
after-hours date month date start-time stop-time
Router(config-telephony)# after-hours date jan 1 0:00 23:59 |
定義したブロック パターンと一致する発信コールを IP Phone 上でブロックする期間を月日で定義します。 • コール ブロッキングの開始時刻と終了時刻を 24 時間単位の HH:MM 形式で入力します。 stop-time には、 start-time よりも大きな値を指定する必要があります。値 24:00 は無効です。終了時刻に 00:00 を入力すると、23:59 に変更されます。開始時刻と終了時刻の両方に 00:00 を入力すると、指定した日は 24 時間通してコールがブロックされます。 |
ステップ 6 |
after-hours day day start-time stop-time
Router(config-telephony)# after-hours day sun 0:00 23:59 |
定義したブロック パターンと一致する発信コールを IP Phone 上でブロックする期間を曜日で定義します。 • コール ブロッキングの開始時刻と終了時刻を 24 時間単位の HH:MM 形式で入力します。 stop-time には、 start-time よりも大きな値を指定する必要があります。値 24:00 は無効です。終了時刻に 00:00 を入力すると、23:59 に変更されます。開始時刻と終了時刻の両方に 00:00 を入力すると、指定した曜日は 24 時間通してコールがブロックされます。 |
ステップ 7 |
end
Router(config-register-dn)# end または Router(config-register-dn)# end |
設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。 |
コール ブロッキングからの SIP IP Phone または SIP IP Phone 上の内線番号の除外を設定
個々の SIP 電話機に関連付けられたすべての内線番号または個々の電話番号をコール ブロッキング設定から除外するには、この項で示す手順に従います。
制約事項
• Login トール バーの無効化は、SIP IP Phone でサポートされていません。SIP 電話機からブロッキングをバイパスするための PIN はありません。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. voice register pool pool-tag
または
voice register dn dn-tag
4. after-hour exempt
5. end
詳細手順
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • パスワードを入力するように求められた場合は、入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global 設定モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register pool pool-tag または voice register dn dn-tag
Router(config)# voice register pool 1 または Router(config)# voice register dn 1 |
指定した SIP 電話機のパラメータを設定するため、voice register pool 設定モードを開始します。 • pool-tag :設定する SIP 電話機の固有のシーケンス番号。値の範囲は、1 ~ 100(または max-pool コマンドで定義した上限値)です。 または SIP 電話機、インターコム回線、音声ポート、または MWI の電話番号を定義するため、voice register dn モードを開始します。 • dn-tag :特定の電話番号を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。値の範囲は、1 ~ 150(または max-dn (voice register global) コマンドで定義した最大値)です。 |
ステップ 4 |
after-hour exempt
Router(config-register-pool)# after-hour exempt または Router(config-register-dn)# after-hour exempt |
SIP 電話機上のすべての番号をコール ブロッキングから除外します。 または 個々の電話番号をコール ブロッキングから除外します。 |
ステップ 5 |
end
Router(config-register-dn)# end または Router(config-register-dn)# end |
設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。 |
コール ブロッキングからのダイヤルピアの除外を設定
H.323 および SIP のトランク コールを許可して、Cisco Unified CME での営業時間外の設定と関係なく音声ゲートウェイを活用するには、この項で示す手順に従います。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. dial-peer voice tag { pots | voatm | vofr | voip }
4. paramspace callsetup after-hours-exempt true
5. end
詳細手順
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • パスワードを入力するように求められた場合は、入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global 設定モードを開始します。 |
ステップ 3 |
dial-peer voice tag { pots | voatm | vofr | voip }
Router(config)# dial peer voice 501 voip |
特定のダイヤルピアを定義し、音声カプセル化の方法を指定し、dial-peer 設定モードを開始します。 |
ステップ 4 |
paramspace callsetup after-hours-exempt true
Router(config-dialpeer)# paramspace callsetup after-hours-exempt true |
特定のダイヤルピアをコール ブロッキング設定から除外します。 |
ステップ 5 |
end
Router(config-dialpeer)# end または Router(config-register-dn)# end |
設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。 |
例
次の例は、2 つのコール ブロッキング基準を示しています。パターン 1 は、ユーザが「9011」とダイヤルする必要のあるすべての発信コールを、週 7 日、1 日 24 時間ブロックします。パターン 2 は、ユーザが「91」とダイヤルする必要のあるすべての発信コールを、日曜日と 1 月 1 日だけ午前 0 時から午後 11 時 59 分までブロックします。
after-hours block pattern 1 9011 7-24
after-hours block pattern 2 91
after-hours block Sun 0:00 23:59
after-hours block Jan 1 0:00 23:59
次の例は、設定済みのコール ブロッキング基準から、個々の電話番号、または個々の SIP 電話機上のすべての番号を除外する方法を示しています。
または
次の例は、設定済みのコール ブロッキング基準から特定のダイヤルピアを除外する方法を示しています。
router(config)# dial-peer voice 501 voip
router(config-dial-peer)# paramspace callsetup after-hours-exempt true
router(config-dial-peer)#
SIP 電話機対 SIP 電話機の自動転送の設定
任意のダイヤルピアで自動転送を可能にする Back-To-Back User Agent(B2BUA; バックツーバック ユーザ エージェント)を使用して SIP 対 SIP の自動転送を設定するには、この項で示す手順に従います。
Cisco Unified CME は、UA サーバと UA クライアントの両方の役割を果たします。つまり、B2BUA として機能します。SIP 電話機に着信したコールは他の SIP デバイスまたは SCCP デバイスに自動転送できます。転送先のデバイスには、Cisco Unity(または Cisco Unity Express)、サードパーティ製ボイスメール システム、自動アテンダント、IVR システム(Cisco Unified IPCC や Cisco Unified IPCC Express など)が含まれます。さらに、SCCP 電話機から SIP 電話機への自動転送が可能です。
SIP トランクまたは SIP ユーザ エージェントと接続された Cisco Unity などのボイス メッセージ システムは、コールの自動転送時に MWI を SIP 電話機に渡すことができます。SIP 電話機は、ボイス メッセージ システムから指示されると MWI を表示します。
自動転送のビジー応答は、VoIP ダイヤルピアを使用してコールが SIP 電話機に送信され、その電話機からビジー応答が送り返されたときに発生します。SIP 対 SIP の自動転送は、電話機が直接ダイヤルされた場合にだけ開始されます。シーケンシャル、最長アイドル、またはピアのいずれかのハント グループを通じて電話番号がコールされた場合、自動転送は開始されません。
自動転送は、個々の電話番号にも、SIP 電話機上のすべての番号にも設定できます。voice register dn と voice register pool の両方のモードで情報が設定されている場合、voice register dn で設定されている情報が優先されます。
(注) Cisco Unified CME に登録されていないエンドポイントの自動転送を設定するには、「Cisco Unified CME(SIP IP Phone 用)とのボイスメール接続の設定」を参照してください。
制約事項
• SIP 対 SIP の自動転送は、電話機が直接ダイヤルされた場合にだけ開始されます。シーケンシャル、最長アイドル、またはピアのいずれかのハント グループを通じて電話番号がコールされた場合、自動転送は開始されません。
• 自動転送をハント グループのメンバーに対して設定した場合、ハント グループは自動転送を無視します。
• call-forward b2bua unreachable コマンドは、Cisco Unified CME 4.1 で廃止されました。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. voice register dn dn-tag
4. call-forward b2bua all directory-number
5. call-forward b2bua busy directory-number
6. call-forward b2bua mailbox directory-number
7. call-forward b2bua noan directory-number timeout seconds
8. call-forward b2bua unreachable directory-number
9. end
詳細手順
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • パスワードを入力するように求められた場合は、入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global 設定モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register dn dn-tag
Router(config)# voice register dn 1 |
SIP 電話機、インターコム回線、音声ポート、または MWI の電話番号を定義するため、voice register dn モードを開始します。 • dn-tag :特定の電話番号(内線番号)を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。値の範囲は、1 ~ 150(または max-dn (voice register global) コマンドで定義した最大値)です。 |
ステップ 4 |
call-forward b2bua all directory- number
Router(config-register-dn)# call-forward b2bua all 5005 |
SIP バックツーバック ユーザ エージェントのための自動転送を有効にして、すべての着信コールが指定電話番号に転送されるようにします。 • Cisco CME 3.4 および Cisco Unified CME 4.0 の場合、このコマンドは voice register pool 設定モードでも使用できます。voice register dn モードで設定する情報は、voice register pool モードで設定した情報よりも優先されます。 |
ステップ 5 |
call-forward b2bua busy directory- number
Router(config-register-dn)# call-forward b2bua busy 5006 |
SIP バックツーバック ユーザ エージェントのための自動転送を有効にして、通話中の内線番号に着信したコールが指定電話番号に転送されるようにします。 • Cisco CME 3.4 および Cisco Unified CME 4.0 の場合、このコマンドは voice register pool 設定モードでも使用できます。voice register dn モードで設定する情報は、voice register pool モードで設定した情報よりも優先されます。 |
ステップ 6 |
call-forward b2bua mailbox directory- number
Router(config-register-dn)# call-forward b2bua mailbox 5007 |
SIP バックツーバック ユーザ エージェントのための自動転送を有効にして、通話中または無応答の内線番号に転送された着信コールが受信者のボイスメールに転送されるようにします。 • Cisco CME 3.4 および Cisco Unified CME 4.0 の場合、このコマンドは voice register pool 設定モードでも使用できます。voice register dn モードで設定する情報は、voice register pool モードで設定した情報よりも優先されます。 |
ステップ 7 |
call-forward b2bua noan directory- number timeout seconds
Router(config-register-pool)# call-forward b2bua noan 5010 timeout 10 または
Router(config-register-dn)# call-forward b2bua noan 5010 timeout 10
|
SIP バックツーバック ユーザ エージェントのための自動転送を有効にして、無応答の内線番号に着信したコールが指定電話番号に転送されるようにします。 • Cisco CME 3.4 および Cisco Unified CME 4.0 の場合、このコマンドは voice register pool 設定モードでも使用できます。voice register dn モードで設定する情報は、voice register pool モードで設定した情報よりも優先されます。 • timeout seconds :コールが宛先電話番号に自動転送される前に呼び出し音を鳴らす時間の長さ。値の範囲は 3 ~ 60000 です。デフォルト値は 20 です。 |
ステップ 8 |
call-forward b2bua unreachable directory- number
Router(config-register-pool)# call-forward b2bua unreachable 5009
または
Router(config-register-dn)# call-forward b2bua unreachable 5009
|
SIP バックツーバック ユーザ エージェントのための自動転送を有効にして、Cisco Unified CME に登録されていない電話機にコールを転送できるようにします。 • 指定電話番号は、Cisco Unified CME に設定する必要があります。 • Cisco CME 3.4 および Cisco Unified CME 4.0 の場合、このコマンドは voice register pool 設定モードでも使用できます。voice register dn モードで設定する情報は、voice register pool モードで設定した情報よりも優先されます。 • このコマンドは、Cisco Unified CME 4.1 で廃止されました。 |
ステップ 9 |
end
Router(config-register-dn)# end |
設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。 |
コール転送の設定
コール転送機能は、共通パラメータを有効にするために作成されたテンプレートを使用することにより、Cisco Unified CME の個々の SIP 電話機に適用されます。「テンプレートの作成と SIP 電話機への適用」を参照してください。
コール ウェイティング ビープ音の設定
Cisco Unified CME の SIP 電話機上でコールが保留中であることを示す、繰り返し再生される可聴アラート通知をシステム全体に設定するには、 hold-alert コマンドを使用します。
(注) コール ウェイティング機能はデフォルトで有効になっています。コール ウェイティング機能は、call-waiting (voice register pool) コマンドを使用して、Cisco Unified CME の個々の SIP 電話機に対して無効または有効にできます。「Cisco Unified CME での個々の SIP 電話機に対する電話機固有パラメータ(オプション)の設定」を参照してください。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. voice register global
4. mode cme
5. hold-alert timeout
6. end
詳細手順
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • パスワードを入力するように求められた場合は、入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global 設定モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register global
Router(config)# voice register global |
Cisco Unified CME でサポートされているすべての SIP 電話機のパラメータを設定するため、voice register global 設定モードを開始します。 |
ステップ 4 |
mode cme
Router(config-register-global)# mode cme |
SIP 電話機を Cisco Unified CME でプロビジョニングするためのモードを有効にします。 |
ステップ 5 |
hold-alert timeout
Router(config-register-global)# hold-alert 30 |
コールが SIP 電話機上で保留にされているときの可聴アラート通知を設定します。デフォルトでは無効になっています。 • timeout :可聴アラート通知が繰り返される間隔を秒単位で指定します。値の範囲は 15 ~ 300 です。 |
ステップ 6 |
end
Router(config-register-global)# end |
設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。 |
固有呼び出し音の設定
Cisco Unified CME の SIP 電話機の固有呼び出し音を設定するには、この項で示す手順に従います。
固有呼び出し音は、内部コールと外部コールを識別するために使用します。内部コールとは、Cisco Unified CME に登録されている Cisco Unified IP Phone から発信されたコール、またはローカル FXS ポートを介してルーティングされたコールのことです。
要求したタイプの呼び出し音は、アラート情報信号を使用して SIP 電話機に伝えられます。この機能が有効になっている場合、Cisco Unified CME は、Cisco Unified CME に登録されていないすべての電話機からローカル SIP エンドポイントへの着信コールについてアラート情報を生成します。内部で生成されたアラート情報を優先して、着信 SIP レッグからのアラート情報を発信 SIP レッグにリレーできます。Cisco Unified IP Phone は、Telecordia Technologies の標準固有呼び出し音タイプを使用します。
(注) SIP 電話機用にサポートされている Telecordia オプションは、bellcore-dr1 ~ bellcore-dr5 だけです。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. voice register global
4. external-ring { bellcore-dr1 | bellcore-dr2 | bellcore-dr3 | bellcore-dr4 | bellcore-dr5 }
5. end
詳細手順
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • パスワードを入力するように求められた場合は、入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global 設定モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register global
Router(config)# voice register global |
Cisco Unified CME でサポートされているすべての SIP 電話機のパラメータを設定するため、voice register global 設定モードを開始します。 |
ステップ 4 |
external-ring { bellcore-dr1 | bellcore-dr2 | bellcore-dr3 | bellcore-dr4 | bellcore-dr5 }
Router(config-register-global)# external-ring bellcore-dr3 |
SIP 電話機または SCCP 電話機で外部コール用に使用する呼び出し音のタイプを指定します。 • デフォルト:すべての着信コールに対して内部呼び出し音が使用されます。 |
ステップ 5 |
end
Router(config-register-global)# end |
設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。 |
ボイス ハント グループの設定
ハント グループ機能を SIP 内線番号のリストに適用し、特定の番号(ハント グループのパイロット番号)へのコールを定義済み電話番号グループにリダイレクトするには、この項で示す手順に従います。
voice hunt-group コマンドは、SCCP ephone-dn ダイヤルピア用の ephone-hunt コマンドと同じ短絡戦略を使用し、類似のサービスを提供します。SIP ハント グループ タイプには、固定の順序を使用するシーケンシャル ハント、ラウンドロビン循環、および最長アイドル循環選択が含まれます。この機能は、B-ACD コール キューイング TCL スクリプトで使用できます。SIP VoIP ダイヤルピア用のパラレル ハント グループ(コール ブラストとも呼ばれる)も Cisco Unified CME でサポートされています。コール ブラストは、コール フォーキングのバックツーバック ユーザ エージェント版です。
制約事項
• SIP 対 H.323 コールはサポートされません。
• 自動転送をハント グループのメンバーに対して設定した場合、ハント グループは自動転送を無視します。
• ボイス ハント グループへの自動転送または転送はサポートされません。
• コーデック リストを持つ音声クラスは、voice register pool モードで設定できます。B2BUA コールでは複数のリスト メンバーはサポートされません。
• 更新された発信者 ID は、付加サービスではサポートされません。
• サポートされるボイス ハント グループの最大数は 100 です。
• ボイス ハント グループは、max-redirect による制約を受けます。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. voice hunt-group hunt-tag [ longest-idle | parallel | peer | sequential ]
4. pilot number [ secondary number ]
5. list dn-number , dn-number [, dn-number ...]
6. final final-number
7. preference preference-order [ secondary secondary-order ]
8. hops number
9. timeout seconds
10. default default-value
11. end
詳細手順
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|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • パスワードを入力するように求められた場合は、入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global 設定モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice hunt-group hunt-tag [ longest-idle | parallel | peer | sequential ]
Router(config)# voice hunt-group 1 longest-idle |
voice hunt-group 設定モードを開始し、ハント グループを定義します。 • hunt-tag :設定するハント グループの固有のシーケンス番号。値の範囲は 1 ~ 100 です。 • 新しいハント グループを定義するには、次のいずれかのキーワードを入力します。 – longest idle :最も長い期間アイドルになっている電話番号にコールが転送されるハント グループ。 – parallel :コールが複数の電話機の呼び出し音を同時に鳴らすハント グループ。 – peer :リストから最初の電話番号がラウンドロビンで選択されるハント グループ。 – sequential :リストに示されている順序(左から右へ)で電話番号が呼び出されるハント グループ。 • ハント グループ タイプを変更するときはキーワードは不要です。このコマンドの no 形式を使用して既存のハント グループを削除してから、グループを再作成します。 |
ステップ 4 |
pilot number [ secondary number]
Router(config-voice-hunt-group)# pilot number 8100 |
発信者がボイス ハント グループに到達するためにダイヤルする電話番号を定義します。ボイス ハント グループからパイロット番号を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。 • number :E.164 電話番号を表す最大 16 文字の文字列。 • インターコム番号のように、この番号が Cisco Unified CME ルータによってしかダイヤルされず、電話機のキーパッドからダイヤルされない場合は、数字列に英字を含めることができます。 • secondary number :(オプション)ボイス ハント グループ用の追加パイロット番号として続く番号を定義するキーワードと引数の組み合せ。 • セカンダリ番号の文字列にはワイルドカードを含めることができます。ワイルドカードはピリオド(.)です。この部分は、入力されたすべての数字に一致します。 |
ステップ 5 |
list directory-number , directory-number [, directory-number ...]
Router(config-voice-hunt-group)# list 8000, 8010, 8020, 8030 |
ボイス ハント グループのメンバーである内線番号のリストを作成します。ルータの設定からリストを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。 • directory-numbers :ボイス ハント グループにメンバーとして追加する内線番号のリスト。各内線番号はカンマで区切ります。 • ハント グループ リストのすべての内線番号を一度に追加または削除します。既存のリストの 1 つの番号だけを追加または削除することはできません。 • ハント グループ リストには 2 ~ 10 個の内線番号が必要で、また、各番号はプライマリ番号またはセカンダリ番号であることが必要です。 • number (voice register dn) コマンドまたは number (and voice register pool) コマンドによって定義済みでない番号は、リストに追加できません。 • リスト内の番号をパラレル ハント グループのパイロット番号にすることはできません。 |
ステップ 6 |
final d irectory-number
Router(config-voice-hunt-group)# final 8888 |
ボイス ハント グループの最後の内線番号を定義します。 • あるハント グループの最終番号を別のハント グループのパイロット番号として設定している場合、最初のハント グループのパイロット番号を他のハント グループの最終番号として設定することはできません。 |
ステップ 7 |
preference preference-order [ secondary secondary-order ]
Router(config-voice-hunt-group)# preference 6 |
ボイス ハント グループのパイロット番号に関連付けられている電話番号の優先順位を設定します。
(注) パラレル ハント グループのパイロット番号はシステム内で一意にすることをお勧めします。ダイヤルピアの部分一致または完全一致が複数あると、パラレル ハント グループは機能しない可能性があります。このことは、たとえば、パイロット番号が「8000」で、「8...」と一致する別のダイヤルピアがある場合に起こります。一致結果が複数になることを避けられない場合は、他のダイヤルピアにより低い優先順位を割り当てて、コール パラレル ハント グループに最も高い実行優先順位を付与します。最も低い優先順位の値は 10 です。デフォルトでは、パラレル ハント グループによって作成されたダイヤルピアには優先順位「0」が設定されます。
• preference-order :値の範囲は 0 ~ 8 です。優先順位が最も高いのは 0、最も低いのは 8 です。デフォルトは 0 です。 • secondary secondary-order: (オプション)セカンダリ パイロット番号の優先順位の設定に使用されるキーワードと引数の組み合せ。値の範囲は 0 ~ 10 です。優先順位が最も高いのは 0、最も低いのは 10 です。デフォルトは 9 です。 |
ステップ 8 |
hops number
Router(config-voice-hunt-group)# hops 2 |
ピアまたは最長アイドルのボイス ハント グループを設定する場合のみ。コールが最終番号に達するまでに、ピアまたは最長アイドルのボイス ハント グループ内で次の番号にホップできる回数を定義します。 • number :ホップの数。値の範囲は 2 ~ 10 です。また、 list コマンドで指定した内線番号の数以下である必要があります。 • デフォルトは、 list コマンドで定義した宛先の数と同じ数です。 |
ステップ 9 |
timeout seconds
Router(config-voice-hunt-group)# timeout 100 |
コールに対して応答がない場合、何秒後にボイス ハント グループ リスト内の次の電話番号へコールがリダイレクトされるかを定義します。 • デフォルトは 180 秒です。 |
ステップ 10 |
default default-value
Router(config-voice-hunt-group)# default timeout |
特定のボイス ハント グループ コマンドのデフォルト値を設定します。 • 設定するボイス ハント グループ コマンドごとに、それぞれ別の default コマンドが必要です。 • default-value :ボイス ハント グループ設定コマンドのいずれか。有効な選択肢は次のとおりです。 –hops(ピアまたは最長アイドルのボイス ハント グループのみ) –preference –timeout |
ステップ 11 |
end
Router(config-voice-hunt-group)# end |
設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。 |
例
次に、最長アイドル ボイス ハント グループの例を示します。
voice hunt-group 1 longest-idle
list 8000, 8010, 8020, 8030
次に、パラレル ボイス ハント グループの例を示します。
voice hunt-group 2 parallel
次に、ピア ボイス ハント グループの例を示します。
次に、シーケンシャル ボイス ハント グループの例を示します。
voice hunt-group 31 sequential
ハントストップの設定
ハントストップ機能を設定し、また、一般的なデフォルトの宛先が設定されたダイヤルピアに、通話中のハントによって電話機への着信コールがリダイレクトされないよう防止するには、この項で示す手順に従います。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. voice register dn dn-tag
4. number number
5. huntstop
6. end
詳細手順
|
|
ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • パスワードを入力するように求められた場合は、入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global 設定モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register dn dn-tag
Router(config-register-global)# voice register dn 1 |
SIP 電話機、インターコム回線、音声ポート、または MWI の電話番号を定義するため、voice register dn 設定モードを開始します。 • dn-tag :特定の電話番号(内線番号)を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。値の範囲は、1 ~ 150(または max-dn (voice register global) コマンドで定義した最大値)です。 |
ステップ 4 |
number number
Router(config-register-dn)# number 5001 |
電話番号用の有効な番号を定義します。 • number :E.164 電話番号を表す最大 16 文字の文字列。 • インターコム番号のように、この番号が Cisco Unified CME ルータによってしかダイヤルされず、電話機のキーパッドからダイヤルされない場合は、数字列に英字を含めることができます。 |
ステップ 5 |
huntstop
Router(config-register-dn)# huntstop |
SIP 電話機の内線番号に対してコール ハント動作を無効にします。 • デフォルトでは、ハントストップは無効になっています。 |
ステップ 6 |
end
Router(config-register-dn)# end |
設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。 |
例
次の例は、ハントストップが必要な一般的な設定を示しています。 huntstop コマンドが有効にされており、内線番号 5001 が通話中の場合、内線番号 5001 へのコールは 5... のオンネット H.323 ダイヤルピアに再ルーティングされません(3 つのピリオドはワイルドカードとして使用されています)。
dial-peer voice 5000 voip
session target ipv4:192.168.17.225
一括登録の設定
ひとまとまりの電話番号を外部レジストラに登録するための一括登録を設定し、コールを SIP ネットワークから Cisco Unified CME にルーティングできるようにするには、この項で示す手順に従います。
定義した番号パターンと一致する番号は、外部レジストラに登録できます。登録する番号の集合には、SIP または SCCP を使用して Cisco Unified CME に接続されている任意の電話機またはシスコ ルータの FXS ポートに直接接続されている任意のアナログ電話機を含めることができます。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. voice register global
4. mode cme
5. bulk number
6. authenticate [ all ][ realm string ]
7. exit
8. voice register pool pool-tag
9. username user name password string
10. exit
11. sip-ua
12. registrar { dns : address | ipv4 : destination-address } expires seconds [ tcp ] [ secondary ] no registrar [ secondary ]
13. end
詳細手順
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • パスワードを入力するように求められた場合は、入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global 設定モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register global
Router(config)# voice register global |
Cisco Unified CME でサポートされているすべての SIP 電話機のパラメータを設定するため、voice register global 設定モードを開始します。 |
ステップ 4 |
mode cme
Router(config-register-global)# mode cme |
SIP 電話機を Cisco Unified CME でプロビジョニングするためのモードを有効にします。 |
ステップ 5 |
bulk number
Router(config-register-global)# bulk 408526.... |
SIP プロキシ サーバに登録する E.164 番号用の一括登録を設定します。 • number :SIP プロキシ サーバに登録する E.164 番号を表すワイルドカードおよびパターンを含む、最大 32 文字の一意のシーケンス。 |
ステップ 6 |
authenticate [ all ][ realm string ]
Router(config-register-global)# authenticate all realm company.com |
(オプション)SIP 電話機の MAC アドレスを他の方法で識別できない登録要求について、認証を有効にします。このコマンドが必要になるのは、認証を有効にする場合だけです。 • realm string :(オプション)RFC 2617 で指定されているチャレンジ/応答のキーワードと引数の組み合せ。 |
ステップ 7 |
exit
Router(config-register-pool)# exit |
設定モードを終了して、設定モード階層の次の上位モードに移行します。 |
ステップ 8 |
voice register pool pool-tag
Router(config)# voice register pool 3 |
このコマンドが必要になるのは、 authenticate (voice register global) コマンドで認証を有効にする場合だけです。SIP 電話機の電話機固有パラメータを設定するため、voice register pool 設定モードを開始します。 • pool-tag :設定する SIP 電話機の固有のシーケンス番号。値の範囲は、1 ~ 100(または max-pool コマンドで定義した上限値)です。 |
ステップ 9 |
username user name password string
Router(config-register-pool)# username smith password 123zyx |
このコマンドが必要になるのは、 authenticate (voice register global) コマンドで認証を有効にする場合だけです。SIP 電話機登録専用の認証クレデンシャルを作成します。
(注) このコマンドは、SIP プロキシ登録用ではありません。パスワードは暗号化されません。電話機のすべての回線が、同じクレデンシャルを共有します。
• username :ローカルの Cisco Unified IP Phone ユーザを識別します。デフォルトは Admin です。 • password :ローカルの Cisco Unified IP Phone ユーザのパスワードを有効にします。 • パスワード に使用する文字列を入力します。 |
ステップ 10 |
exit
Router(config-register-pool)# exit |
このコマンドが必要になるのは、 authenticate (voice register global) コマンドで認証を有効にする場合だけです。設定モードを終了して、設定モード階層の次の上位モードに移行します。 |
ステップ 11 |
sip-ua
Router(config)# sip-ua |
ユーザ エージェントを設定するため、sip-ua(Session Initiation Protocol ユーザ エージェント)設定モードを開始します。 |
ステップ 12 |
registrar { dns : address | ipv4 : destination-address } expires seconds [ tcp ] [ secondary ] no registrar [ secondary ]
Router(config-sip-ua)# registrar server ipv4:1.5.49.240 |
SIP ゲートウェイを有効にして E.164 番号を SIP プロキシ サーバに登録します。 • dns : address :プライマリ SIP レジストラ サーバの DNS アドレスを指定します。 • ipv4 : destination- address :プライマリ SIP レジストラ サーバの IP アドレスを指定します。 • expires seconds :(オプション)デフォルトの登録時間(秒数)。値の範囲は 60 ~ 65535 です。デフォルトは 3600 です。 • tcp :(オプション)トランスポート層プロトコルを TCP に設定します。デフォルトは UDP です。 • secondary :(オプション)プライマリ レジストラに障害が発生した場合の冗長性確保のため、セカンダリ SIP プロキシまたはレジストラに登録するよう指定します。 |
ステップ 13 |
end
Router(config-sip-ua)# end |
設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。 |
例
次の例は、パターン「408555..」に一致するすべての電話番号が SIP プロキシ サーバ(IP アドレス 1.5.49.240)に登録される状況を示しています。
registrar ipv4:1.5.49.240
特定の電話番号に対する SIP プロキシ登録の無効化
特定の電話番号が外部 SIP プロキシ サーバに登録されないように設定するには、この項で示す手順に従います。
voice register dn コマンドを使用すると、Cisco Unified CME は個々の電話番号を外部レジストラに登録できるため、このコマンドは一括登録の代替または補足として役立ちます。特定の電話番号が外部レジストラに登録されないように指定できます。
制約事項
• voice register dn を使用して登録する電話番号は、Cisco Unified CME に登録された SIP 電話機に属している必要があります。
要約手順
1. enable
2. configure terminal
3. voice register dn dn-tag
4. number number
5. no-reg
6. end
詳細手順
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ステップ 1 |
enable
Router> enable |
特権 EXEC モードを有効にします。 • パスワードを入力するように求められた場合は、入力します。 |
ステップ 2 |
configure terminal
Router# configure terminal |
global 設定モードを開始します。 |
ステップ 3 |
voice register dn dn-tag
Router(config-register-global)# voice register dn 1 |
SIP 電話機、インターコム回線、音声ポート、または MWI の電話番号を定義するため、voice register dn 設定モードを開始します。 • dn-tag :特定の電話番号を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。値の範囲は、1 ~ 150(または max-dn (voice register global) コマンドで定義した最大値)です。 |
ステップ 4 |
number number
Router(config-register-dn)# number 4085550152 |
Cisco Unified CME で SIP 電話機に割り当てられる電話番号用の有効な番号を定義します。 • number :E.164 電話番号を表す最大 16 文字の文字列。 • インターコム番号のように、この番号が Cisco Unified CME ルータによってしかダイヤルされず、電話機のキーパッドからダイヤルされない場合は、数字列に英字を含めることができます。 |
ステップ 5 |
no-reg
Router(config-register-dn)# no-reg |
voice register-dn コマンドで指定した電話番号が外部プロキシ サーバに登録されないようにします。 |
ステップ 6 |
end
Router(config-register-dn)# end |
設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。 |
例
次の例は、電話番号 1、番号「4085550101」 を除いて 、パターン「408555..」に一致するすべての電話番号が SIP プロキシ サーバ(IP アドレス 1.5.49.240)に登録される状況を示しています。除外される番号については、 no-reg コマンドで一括登録が無効にされています。
registrar ipv4:1.5.49.240