この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
(注) |
Cisco Jabber for Mac、Cisco Jabber for iPhone and iPad、および Cisco Jabber for Android は、ディレクトリ統合用の LDAPv3 標準をサポートしています。 この標準をサポートするディレクトリ サーバは、これらのクライアントと互換性がある必要があります。 |
Windows Server 2012 R2 の Active Directory Domain Services
Windows Server 2008 R2 の Active Directory Domain Services
Cisco Unified Communications Manager User Data Server(UDS)
OpenLDAP
Active Directory Lightweight Directory Service(AD LDS)または Active Directory Application Mode(ADAM)
OpenLDAP、AD LDS、または ADAM とのディレクトリ統合では、Cisco Jabber コンフィギュレーション ファイルで固有のパラメータを定義する必要があります。 詳細については、「LDAP ディレクトリ サーバ」を参照してください。
連絡先ソースとはユーザに関するデータの集合です。 ユーザが連絡先を検索したり、Cisco Jabber クライアントに連絡先を追加するときに、連絡先ソースから連絡先情報が読み取られます。
Cisco Jabber は連絡先ソースから連絡先情報を取り出して連絡先リストに入力し、クライアントの連絡先カードと連絡先情報を表示する他の領域を更新します。 インスタント メッセージや音声/ビデオ コールなどの着信をクライアントが受信したときに、連絡先ソースを使用して連絡先情報が解決されます。
(注) |
Active Directory ドメインに登録されているワークステーションに Cisco Jabber for Windows をインストールします。 この環境では、Cisco Jabber for Windows をディレクトリに接続するように設定する必要がありません。 クライアントはディレクトリを自動的に検出し、そのドメイン内のグローバル カタログ サーバに接続します。 |
オンプレミス展開では、クライアントがユーザ情報のディレクトリ検索を解決するために次の連絡先ソースのいずれかを要求します。
User Data Service(UDS)は、連絡先解決を提供する Cisco Unified Communications Manager の REST インターフェイスです。
ディレクトリ サーバから Cisco Unified Communications Manager に連絡先データを同期します。 そうすると、Cisco Jabber が自動的に UDS からその連絡先データを取得します。
EDI は、ネイティブな Microsoft Windows API を使用してディレクトリ サービスから連絡先データを取得します。
基本ディレクトリ統合(BDI)を使用している場合は、次のように、クライアントがディレクトリ サービスから連絡先データを取得します。
クライアントが Cisco Unified Presence または Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービス ノードに接続します。
クライアントが Cisco Unified Presence または Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービス ノードからサービス プロファイル内の LDAP プロファイル設定セクションを取得します。
サービス プロファイルに、Cisco Unified Communications Manager(TFTP)ノードの場所が含まれています。 設定によっては、サービス プロファイルにディレクトリで認証を受けるためのクレデンシャルが含まれる場合もあります。
クライアントが Cisco Unified Communications Manager ノードに接続します。
クライアントが Cisco Unified Communications Manager ノードからクライアント コンフィギュレーション ファイルをダウンロードします。
クライアントの設定ファイルには、ディレクトリの場所が含まれます。 設定によっては、クライアントの設定ファイルにディレクトリで認証を受けるためのクレデンシャルが含まれる場合もあります。
クライアントはディレクトリの場所と認証クレデンシャルを使用し、ディレクトリに接続します。
Cisco Jabber はさまざまな属性を使用して連絡先ソースを検索しますが、これらの属性すべてがデフォルトでインデックス化されるわけではありません。 効率的に検索するために、Cisco Jabber で使用される属性をインデックス化する必要があります。
Cisco Jabber は、アカウントを使用してディレクトリ サーバを認証します。 このアカウントは、ディレクトリへの読み取りアクセス専用にして、一般的なパブリック クレデンシャル セットにすることを推奨します。
サービス プロファイルまたは jabber-config.xml ファイルのパラメータを使用して、Cisco Jabber がディレクトリ サーバに接続するように設定します。 Cisco Jabber for Windows はデフォルトでグローバル カタログ サーバに接続します。これは Cisco Jabber for Windows 向けの推奨方式であり、ディレクトリに接続するために Cisco Jabber for Windows を設定する必要はありません。
Cisco Jabber はユーザ連絡先リストのローカル キャッシュを作成します。 ユーザが連絡先リストで連絡先を検索するとき、Cisco Jabber はローカル キャッシュで一致する連絡先を検索してから、ディレクトリ検索を開始します。
ユーザが連絡先リストに存在しない連絡先を検索している場合、Cisco Jabber はローカル キャッシュを検索してから、社内ディレクトリを検索します。 ユーザがその連絡先とチャットまたは通話を開始すると、連絡先情報がローカル キャッシュに追加されます。 その後この連絡先を検索することによって、連絡先情報が連絡先または最新リストに返されます。
ローカル キャッシュ情報は 24 時間で期限切れになります。
Cisco Jabber で最適な結果を得るには、連絡先写真を特定の形式と寸法にする必要があります。 サポートされる形式と最適な寸法を確認してください。 クライアントが連絡先の写真に対して行う調整について説明します。
Cisco Jabber では、GIF 形式の連絡先写真のレンダリングを向上させるための変更は適用されません。 その結果、GIF 形式の連絡先写真が不正にレンダリングされたり最適な品質にならない場合があります。 最適な品質を得るには、連絡先写真として PNG 形式を使用します。
ヒント |
連絡先写真の最適な寸法は、アスペクト比 1:1 の 128 X 128 ピクセルです。 |
参照先 |
寸法 |
---|---|
音声コール ウィンドウ |
128 X 128 ピクセル |
|
64 X 64 ピクセル |
|
32 X 32 ピクセル |
ヒント |
連絡先写真のサイズ変更により、最適な解像度が得られない場合があります。 このため、クライアントによって連絡先写真のサイズが自動的に変更されないように、128 X 128 ピクセルの連絡先写真を使用してください。 |
トリミング:Cisco Jabber では、正方形以外の連絡先写真を正方形のアスペクト比(つまり、幅と高さが同じであるアスペクト比 1:1)に自動的にトリミングします。
ディレクトリ内の連絡先写真が縦方向である場合、クライアントは上端から 30 %、下端から 70 % をトリミングします。
たとえば、ディレクトリ内の連絡先写真が幅 100 ピクセル、高さ 200 ピクセルである場合、アスペクト比が 1:1 となるように Cisco Jabber では高さから 100 ピクセルをトリミングする必要があります。 この場合、クライアントは写真の上端から 30 ピクセルを、写真の下端から 70 ピクセルをトリミングします。
ディレクトリ内の連絡先写真が横方向である場合、クライアントで両方の側から 50 % をトリミングします。
たとえば、ディレクトリ内の連絡先写真が幅 200 ピクセル、高さ 100 ピクセルである場合、アスペクト比が 1:1 となるように Cisco Jabber では幅から 100 ピクセルをトリミングする必要があります。 この場合、クライアントは写真の右側から 50 ピクセルを、写真の左側から 50 ピクセルをトリミングします。
目次
ディレクトリ サーバ
次のディレクトリを Cisco Jabber で使用できます。
(注)
Cisco Jabber for Mac、Cisco Jabber for iPhone and iPad、および Cisco Jabber for Android は、ディレクトリ統合用の LDAPv3 標準をサポートしています。 この標準をサポートするディレクトリ サーバは、これらのクライアントと互換性がある必要があります。
Windows Server 2012 R2 の Active Directory Domain Services
Windows Server 2008 R2 の Active Directory Domain Services
Cisco Unified Communications Manager User Data Server(UDS)
Cisco Jabber は、次の Cisco Unified Communications Manager バージョンを使用して UDS をサポートします。
- Cisco Unified Communications Manager バージョン 9.1(2) 以降(Cisco Options Package(COP)ファイル cmterm-cucm-uds-912-5.cop.sgn を使用)。
- Cisco Unified Communications Manager バージョン 10.0(1)。 COP ファイルは必要ありません。
OpenLDAP
Active Directory Lightweight Directory Service(AD LDS)または Active Directory Application Mode(ADAM)
連絡先ソース オプション
Cisco Unified Communications Manager User Data Service
LDAP オプション:EDI と BDI
基本ディレクトリ統合
基本ディレクトリ統合(BDI)を使用している場合は、次のように、クライアントがディレクトリ サービスから連絡先データを取得します。
クライアントが Cisco Unified Presence または Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービス ノードに接続します。
クライアントが Cisco Unified Presence または Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービス ノードからサービス プロファイル内の LDAP プロファイル設定セクションを取得します。
サービス プロファイルに、Cisco Unified Communications Manager(TFTP)ノードの場所が含まれています。 設定によっては、サービス プロファイルにディレクトリで認証を受けるためのクレデンシャルが含まれる場合もあります。
クライアントが Cisco Unified Communications Manager ノードに接続します。
クライアントが Cisco Unified Communications Manager ノードからクライアント コンフィギュレーション ファイルをダウンロードします。
クライアントの設定ファイルには、ディレクトリの場所が含まれます。 設定によっては、クライアントの設定ファイルにディレクトリで認証を受けるためのクレデンシャルが含まれる場合もあります。
クライアントはディレクトリの場所と認証クレデンシャルを使用し、ディレクトリに接続します。
LDAP の前提条件
LDAP サービス アカウント
Cisco Jabber は、アカウントを使用してディレクトリ サーバを認証します。 このアカウントは、ディレクトリへの読み取りアクセス専用にして、一般的なパブリック クレデンシャル セットにすることを推奨します。
サービス プロファイルまたは jabber-config.xml ファイルのパラメータを使用して、Cisco Jabber がディレクトリ サーバに接続するように設定します。 Cisco Jabber for Windows はデフォルトでグローバル カタログ サーバに接続します。これは Cisco Jabber for Windows 向けの推奨方式であり、ディレクトリに接続するために Cisco Jabber for Windows を設定する必要はありません。
連絡先のキャッシュ
Cisco Jabber はユーザ連絡先リストのローカル キャッシュを作成します。 ユーザが連絡先リストで連絡先を検索するとき、Cisco Jabber はローカル キャッシュで一致する連絡先を検索してから、ディレクトリ検索を開始します。
ユーザが連絡先リストに存在しない連絡先を検索している場合、Cisco Jabber はローカル キャッシュを検索してから、社内ディレクトリを検索します。 ユーザがその連絡先とチャットまたは通話を開始すると、連絡先情報がローカル キャッシュに追加されます。 その後この連絡先を検索することによって、連絡先情報が連絡先または最新リストに返されます。
ローカル キャッシュ情報は 24 時間で期限切れになります。
連絡先の写真の形式と寸法
連絡先の写真の調整
Cisco Jabber は次のように連絡先写真を調整します。
サイズ変更:ディレクトリ内の連絡先写真が 128 X 128 ピクセル以外のサイズである場合、クライアントによって写真のサイズが自動的に変更されます。 たとえば、ディレクトリ内の連絡先写真が 64 X 64 ピクセルであるとします。 Cisco Jabber でディレクトリから連絡先写真を取得すると、その写真のサイズが 128 X 128 ピクセルに変更されます。
ヒント
連絡先写真のサイズ変更により、最適な解像度が得られない場合があります。 このため、クライアントによって連絡先写真のサイズが自動的に変更されないように、128 X 128 ピクセルの連絡先写真を使用してください。
トリミング:Cisco Jabber では、正方形以外の連絡先写真を正方形のアスペクト比(つまり、幅と高さが同じであるアスペクト比 1:1)に自動的にトリミングします。
ディレクトリ内の連絡先写真が縦方向である場合、クライアントは上端から 30 %、下端から 70 % をトリミングします。
たとえば、ディレクトリ内の連絡先写真が幅 100 ピクセル、高さ 200 ピクセルである場合、アスペクト比が 1:1 となるように Cisco Jabber では高さから 100 ピクセルをトリミングする必要があります。 この場合、クライアントは写真の上端から 30 ピクセルを、写真の下端から 70 ピクセルをトリミングします。
ディレクトリ内の連絡先写真が横方向である場合、クライアントで両方の側から 50 % をトリミングします。
たとえば、ディレクトリ内の連絡先写真が幅 200 ピクセル、高さ 100 ピクセルである場合、アスペクト比が 1:1 となるように Cisco Jabber では幅から 100 ピクセルをトリミングする必要があります。 この場合、クライアントは写真の右側から 50 ピクセルを、写真の左側から 50 ピクセルをトリミングします。