この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、ネットワーク管理システムで Cisco Unified Presence Server をモニタできるように SNMP バージョン 1 および 2c を設定する方法について説明します。この章は、次の項で構成されています。
ヒント SNMP バージョン 3 を使用する場合は、「SNMP V3 の設定」を参照してください。
SNMP エージェントはコミュニティ ストリングを使用してセキュリティを提供するので、Cisco Unified Presence Server システムで、管理情報ベース(MIB)にアクセスするためのコミュニティ ストリングを設定する必要があります。Cisco Unified Presence Server システムへのアクセスを制限するには、コミュニティ ストリングを変更します。コミュニティ ストリングを追加、変更、削除するには、SNMP Community String Configuration ウィンドウにアクセスします。
ステップ 1 Snmp > V1/V2c Configuration > Community String を選択します。
ステップ 2 Server ドロップダウン リスト ボックスから、コミュニティ ストリングを設定する対象のサーバを選択します。
• 新しいコミュニティ ストリングを追加する場合は、 Add New ボタンをクリックし、ステップ 4 に進みます。
• 既存のコミュニティ ストリングを変更する場合は、編集するコミュニティ ストリングの名前をクリックし、ステップ 5 に進みます。
• コミュニティ ストリングを削除する場合は、削除するコミュニティ ストリング(複数可)の横にあるチェックボックスをオンにし、 Delete Selected をクリックします。このコミュニティ ストリングに関連する通知エントリが削除されることを示すメッセージが表示されます。削除を続行するには、 OK をクリックし、ステップ 9 に進みます。
ステップ 4 Community String Name フィールドに、コミュニティ ストリングの名前を入力します。名前には、英数字、ハイフン(-)、アンダースコア(_)の任意の組み合せで、最大 32 文字を指定できます。
ヒント 外部者にわかりにくいコミュニティ ストリング名を選択してください。
ステップ 5 Host IP Addresses Information グループ ボックスで、SNMP パケットの送信元のホストを指定します。次のいずれかのオプションをクリックします。
• すべてのホストから SNMP パケットを受信する場合は、 Accept SNMP Packets from any host オプション ボタンをクリックします。
• 指定したホストからのみ SNMP パケットを受信する場合は、 Accept SNMP Packets only from these hosts オプション ボタンをクリックします。Host IP Address フィールドに、パケットの送信元のホストを入力し、 Insert をクリックします。パケットの送信元のホストごとに、このプロセスを繰り返します。ホストを削除するには、Host IP Addresses リスト ボックスからホストを選択し、 Remove をクリックします。
ステップ 6 Access Privileges ドロップダウン リスト ボックスから、次に示す適切なアクセス レベルを選択します。
• ReadOnly:コミュニティ ストリングは、MIB オブジェクト値の読み取りのみが可能です。
• ReadWrite:コミュニティ ストリングは、MIB オブジェクト値の読み取りと書き込みが可能です。
• ReadWriteNotify:コミュニティ ストリングは、MIB オブジェクト値の読み取りと書き込みに加えて、MIB オブジェクト値のトラップおよび通知メッセージの送信が可能です。
• NotifyOnly:コミュニティ ストリングは、MIB オブジェクト値のトラップおよび通知メッセージの送信のみが可能です。
• None:コミュニティ ストリングは、読み取り、書き込み、トラップ情報送信のいずれも不可能です。
(注) Cisco Unified Presence Server トラップの設定パラメータを変更するには、NotifyOnly 特権または ReadWriteNotify 特権を持つコミュニティを使用する必要があります。
ステップ 7 コミュニティ ストリングをクラスタ内のすべてのサーバに適用するには、 Apply To All Nodes チェックボックスをオンにします。
ステップ 8 Insert をクリックして新しいコミュニティ ストリングを保存するか、 Save をクリックして既存のコミュニティ ストリングへの変更を保存します。
ステップ 9 SNMP マスター エージェントを再起動するまで変更が有効にならないことを示すメッセージが表示されます。SNMP マスター エージェントを再起動せずに設定を続行するには、 Cancel をクリックします。SNMP マスター エージェント サービスを再起動するには、 OK をクリックします。
(注) すべての SNMP 設定が終了するのを待ってから、SNMP マスター エージェント サービスを再起動することをお勧めします。サービスを再起動する方法については、「サービスの管理」を参照してください。
SNMP Community String Configuration ウィンドウの表示が更新されます。作成したコミュニティ ストリングがウィンドウに表示されます。
「関連項目」を参照してください。
V1/V2c の通知先(トラップ/通知の受信者)を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Snmp > V1/V2c Configuration > Notification Destination の順に選択します。
ステップ 2 Server ドロップダウン リスト ボックスから、通知先を設定する対象のサーバを選択します。
• 新しい SNMP 通知先を追加する場合は、 Add New ボタンをクリックし、ステップ 4 に進みます。
• 既存の SNMP 通知先を変更する場合は、編集する SNMP 通知先の名前をクリックし、ステップ 5 に進みます。
• SNMP 通知先を削除する場合は、削除する SNMP 通知先(複数可)の横にあるチェックボックスをオンにし、 Delete Selected をクリックします。ステップ 11 に進みます。
ステップ 4 Host IP Addresses ドロップダウン リスト ボックスから、トラップ宛先のホスト IP アドレスを選択するか、Add New を選択します。Add New を選択した場合は、IP アドレスを入力します。
ステップ 5 Port Number フィールドに、SNMP パケットを受信する通知先サーバが通知を受信するポート番号を入力します。
ステップ 6 SNMP Version Information Group ペインで、該当する SNMP バージョンのオプション ボタンである V1 または V2C のいずれか(使用する SNMP のバージョンによって異なる)をクリックします。
V1 を選択した場合は、ステップ 8 に進みます。V2C を選択した場合は、ステップ 7 に進みます。
ステップ 7 Notification Type ドロップダウン リスト ボックスから、適切な通知タイプを選択します。
ステップ 8 Community String ドロップダウン リスト ボックスから、このホストが生成する通知メッセージで使用するコミュニティ名を選択します。
ヒント 最下位の通知特権(ReadWriteNotify または Notify Only)を持つコミュニティ ストリングのみが表示されます。このような特権を持つコミュニティ ストリングを設定していない場合、ドロップダウン リスト ボックスにオプションは表示されません。必要に応じて Create New ボタンをクリックしてコミュニティ ストリングを作成します。コミュニティ ストリングを作成する方法については、「SNMP コミュニティ ストリングの設定」を参照してください。
ステップ 9 クラスタ内のすべてのノードに通知先を適用するには、 Apply To All Nodes チェックボックスをオンにします。
ステップ 10 Insert をクリックして通知先を保存するか、 Save をクリックして既存の通知先への変更を保存します。
ステップ 11 SNMP マスター エージェントを再起動するまで変更が有効にならないことを示すメッセージが表示されます。SNMP マスター エージェントを再起動せずに設定を続行するには、 Cancel をクリックします。SNMP マスター エージェントを再起動するには、 OK をクリックします。
(注) SNMP 設定が終了するのを待ってから、SNMP マスター エージェント サービスを再起動することをお勧めします。サービスを再起動する方法については、「サービスの管理」を参照してください。
「関連項目」を参照してください。
• 『 Cisco Unified CallManager Serviceability システム ガイド 』の「SNMP」