クライアントがサービスに接続する方法
Cisco Jabber は、サービスに接続するために次の情報を必要とします。
-
ユーザがクライアントにログインをできるようにする認証ソース。
-
サービスのロケーション。
- URL 設定
-
ユーザには、管理者から電子メールが送信されます。電子メールには、サービス ディスカバリに必要なドメインを設定する URL が含まれます。
- サービス ディスカバリ
-
クライアントはサービスを自動的に検出して接続します。
- 手動接続設定
-
ユーザは、クライアント ユーザ インターフェイスで接続設定を手動で入力します。
Cisco Webex Platform サービス ディスカバリ
Cisco Jabber は、ユーザがチームのメッセージモードに対応しているかどうかを確認するために、HTTPS 要求を Cisco Webex Platform サービスに送信します。ユーザがチームメッセージングに対して有効になっている場合、Jabber は利用可能なオンプレミスのサービスを引き続きチェックします。
Cisco Webex Messenger Service Discovery
Cisco Jabber は Cisco Webex Messenger サービス用の CAS URL に対してクラウド HTTP 要求を送信します。Cisco Jabber は Cisco Webex Messenger サービスでユーザを認証し、使用可能なサービスに接続します。
サービスは Cisco Webex 管理ツールで設定されます。
シスコ クラスタ間検索サービス
Cisco Unified Communications Manager クラスタが複数存在する環境では、クラスタ間検索サービス(ILS)を設定します。ILS は、クライアントがユーザのホーム クラスタを検索して、サービスを検出できるようにします。
Expressway for Mobile and Remote Access サービス ディスカバリ
Expressway for Mobile and Remote Access は、リモート ユーザによるサービスへのアクセスを有効にします。
クライアントは、SRV レコードのネーム サーバを問い合わせます。_collab-edge
SRV レコードでは、クライアントはExpressway for Mobile and Remote Access 経由で内部ネットワークに接続して、サービスを検出しようとします。
ネーム サーバは _collab-edge
SRV レコードを返し、クライアントは Cisco Expressway-E サーバの場所を取得します。その後で、Cisco Expressway-E サーバが内部ネーム サーバに対するクエリの結果をクライアントに提供します。これは _cisco-uds
SRV レコードに必ず含まれ、クライアントはCisco Unified Communications Manager からサービス プロファイルを受け取ります。
(注) |
ボイス サービス ドメインがサインイン ドメインと同じ場合は 、MRA 用 voiceservicesdomain は設定しないでください。ドメインが異なる場合にのみ voiceservicesdomain を設定します。 |
推奨される接続方式
サービスに接続するための必要情報をどのような方法でクライアントに提供するかは、展開タイプ、サーバのバージョン、製品モードによって異なります。次の表では、さまざまな導入方法とクライアントに必要な情報を提供する方法について詳しく示しています。
製品モード |
サーバのバージョン |
検出方法 |
非 DNS SRV レコード法 |
---|---|---|---|
フル UC(デフォルト モード) |
リリース 9.1.2 以降:
|
_cisco-uds.<domain> に対する DNS SRV 要求 |
次のインストーラ スイッチと値を使用する。
|
IM 専用(デフォルト モード) |
|
_cisco-uds.<domain> に対する DNS SRV 要求 |
次のインストーラ スイッチと値を使用する。
|
電話モード |
|
_cisco-uds.<domain> に対する DNS SRV 要求 |
次のインストーラ スイッチと値を使用する。
ハイ アベイラビリティ は、この展開の方法ではサポートされません。 |
Cisco Unified Communications Manager リリース 9.x 以前:Cisco Extension Mobility を有効にする場合は、CCMCIP に使用される Cisco Unified Communications
Manager ノードで Cisco Extension Mobility
サービスをアクティブにする必要があります。Cisco Extension Mobility の詳細については、使用している Cisco Unified Communications Manager のリリースに応じた『Feature and Services』ガイドを参照してください。
(注) |
Cisco Jabber リリース 9.6 以降では、引き続き_cuplogin DNS SRV 要求を使用して、完全な Unified Communications および IM 専用サービスを検出できますが、_cisco-uds 要求が提示された場合はその要求が優先されます。 |
更新インストールの最初のログイン時に電子メール画面をバイパスする場合は、SERVICES_DOMAIN インストーラのスイッチを使用して DNS レコードが存在するドメインの値を指定します。
製品モード |
サーバのバージョン |
検出方法 |
---|---|---|
フル UC(デフォルト モード) |
リリース 9 以降:
|
_cisco-uds.<domain> に対する DNS SRV 要求 |
製品モード |
サーバのバージョン |
検出方法 |
---|---|---|
フル UC(デフォルト モード) |
リリース 9 以降:
|
_cisco-uds.<domain> と _cuplogin.<domain> に対する DNS SRV 要求 |
IM 専用(デフォルト モード) |
リリース 9 以降: Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service |
_cisco-uds.<domain> と _cuplogin.<domain> に対する DNS SRV 要求 |
電話機モード |
リリース 9 以降: Cisco Unified Communications Manager |
_cisco-uds.<domain> に対する DNS SRV 要求 |
(注) |
Cisco Unified Communications Managerバージョン 9 以降では、引き続き _cuplogin DNS SRV 要求を使用して、完全な Unified Communications および IM 専用サービスを検出できますが、_cisco-uds 要求が提示された場合はその要求が優先されます。 |
サーバのバージョン |
接続方法 |
---|---|
Cisco Webex Messenger |
https://loginp.webexconnect.com/cas/FederatedSSO?org=<domain> に対する HTTPS 要求 |
Cisco Webex Platform サービス |
atlas-a.wbx2.comに対するHTTPS 要求 |
展開タイプ |
接続方法 |
---|---|
シングル サインオン(SSO) |
Cisco Webex 管理ツール SSO_ORG_DOMAIN 引数を設定するためのブートストラップ ファイル。 |
SSO に対しては有効ではありません |
Cisco Webex 管理ツール |
認証ソース
認証ソースまたはオーセンティケータにより、ユーザはクライアントにログインすることができます。
-
Cisco Unified Communications Manager IM and Presence:フル UC または IM のみでのオンプレミス展開。
-
Cisco Unified Communications Manager:電話機モードでのオンプレミス展開。
-
Cisco Webex Messenger サービス—クラウドベースまたはハイブリッド クラウド ベースでの展開。
-
Cisco Webex Platform サービスクラウドベースまたはハイブリッド クラウド ベースでの展開。