コントローラ検出プロセス
CW9166D1 AP をサポートするには、コントローラで Cisco IOS XE Dublin 17.12.1 以降のリリースが実行されている必要があります。詳細については、 Cisco Catalyst 9166D1 アクセスポイントのデータシートを参照してください。
注意事項と制約事項
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アクセスポイントの名前にスペースが含まれていると、コントローラの CLI を使用してアクセスポイントを編集したり、アクセスポイントにクエリを送信したりすることができません。
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コントローラが現在の時刻に設定されていることを確認してください。コントローラをすでに経過した時刻に設定すると、その時刻には証明書が無効である可能性があり、アクセス ポイントがコントローラに join できない場合があります。
AP がネットワークでアクティブになるには、AP がコントローラを検出する必要があります。AP では、次のコントローラ ディスカバリ プロセスがサポートされています。
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ローカルに保存されたコントローラ IP アドレスの検出:アクセスポイントが以前にコントローラに接続していた場合、第 1、第 2、第 3 のコントローラの IP アドレスがアクセスポイントの不揮発性メモリに保存されています。今後の展開用にアクセス ポイントにコントローラの IP アドレスを保存するこのプロセスは、「アクセス ポイントのプライミング」と呼ばれます。プライミングの詳細については、設置前の設定(任意) を参照してください。
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DHCP サーバーの検出:この機能では、DHCP オプション 43 を使用してアクセスポイントにコントローラの IP アドレスを割り当てます。Cisco スイッチでは、通常この機能に使用される DHCP サーバ オプションをサポートしています。DHCP オプション 43 の詳細については、DHCP オプション 43 の設定 を参照してください。
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DNS の検出:アクセスポイントでは、ドメインネームサーバー(DNS)を介してコントローラを検出できます。アクセス ポイントでこれを実行するには、CISCO-CAPWAP-CONTROLLER.localdomain への応答としてコントローラの IP アドレスを返すよう、DNS を設定する必要があります。ここで、localdomain はアクセス ポイント ドメイン名です。CISCO-CAPWAP-CONTROLLER を設定することにより、お客様の既存の環境で下位互換性が実現します。アクセス ポイントは、DHCP サーバから IP アドレスと DNS の情報を受信すると、DNS に接続して CISCO-CAPWAP-CONTROLLER.localdomain を解決します。DNS からコントローラの IP アドレスのリストを受信すると、アクセスポイントはそれらのコントローラに検出要求を送信します。