データ シートシスコ第 2 世代サービス統合型ルータ発注ガイド2010 年 6 月1 シスコの第 2 世代サービス統合型ルータシスコの 3900、2900、および 1900 シリーズ サービス統合型ルータは、シスコの 25 年にわたる技術革新および市場をリードする製品の歴史を基盤としています。サービス統合型ルータの第 2 世代により、ブランチ オフィスはさらに進化します。ブランチに、ビデオ、柔軟で強力なローカル アプリケーションを実現するローカル コンピューティング リソース、およびリッチ メディアのエクスペリエンスがもたらされます。セキュリティ、ユニファイド コミュニケーション、ワイヤレス、アプリケーション最適化サービスなど、第 1 世代のサービス統合型ルータで利用可能な幅広いサービスに加えて、第 2 世代では、ソフトウェア ライセンスおよび簡略化された Cisco IOS ソフトウェア パッケージで柔軟な「オンデマンド」のサービスを導入することにより、ブランチ オフィス全体の費用を大幅に削減します。 第 2 世代サービス統合型ルータ(ISR)のポートフォリオは、第 1 世代の ISR と同様、Cisco 3900、2900、および 1900 シリーズ サービス統合型ルータの 3 つの製品ファミリで構成されています。Cisco 1921 から Cisco 3945E までのポートフォリオは、パフォーマンス、モジュール スロット密度、および機能が向上しており、さまざまなリッチ サービスを実行するブランチ オフィスのニーズを満たします。 プラットフォームは、セキュリティ、ユニファイド コミュニケーション、アプリケーション サービスの基本システム、またはバンドル システムとして発注できます。この発注ガイドでは、基本システムの設定とオプションに重点を置いて説明しますが、大部分の要素はバンドル発注にも適用できます。第 2 世代サービス統合型ルータの高度なテクノロジー バンドルの一覧については、このガイドのセクション 4 を参照してください。 1.1 3900 シリーズ サービス統合型ルータの発注Cisco 3900 シリーズは、サービス統合型ルータ ポートフォリオの中で最高のパフォーマンスとサービス密度を提供します。このシリーズには Cisco 3945E、Cisco 3925E、Cisco 3945、Cisco 3925 ルータがあります。これらの主な違いは、パフォーマンスとサービス モジュール(SM)スロット数です。 3900 シリーズ サービス統合型ルータは、システムのルート プロセッサ、EHWIC スロット、オンボード イーサネットおよび DSP スロット(Cisco 3900 シリーズのみ利用可能なオプション)をホストする、現場交換可能な Services Performance Engine(SPE)を提供します。SPE は、将来開発されるより高性能なエンジンにアップグレードすることが可能な、モジュラ式マザーボードです。Cisco 3945E は SPE250、Cisco 3925E は SPE200、Cisco 3945 は SPE150、Cisco 3925 は SPE100 をそれぞれ搭載して出荷されます。SPE のスペアまたはアップグレードを発注する際、SPE250 および SPE150 は Cisco 3945 プラットフォームのみ、SPE200 および SPE100 は Cisco 3925 プラットフォームにそれぞれ対応していることに注意が必要です。 表 1 Cisco 3900 シリーズ プラットフォームおよび Services Performance Engine
Cisco 3900 シリーズの各プラットフォームは、デュアル電源内蔵で発注できます。このデュアル電源を使用すると、電源の冗長性を設定したり、POE デバイスの電源を増加したりできます。プライマリおよびセカンダリ電源には、AC、POE、または DC、あるいはこれらの任意の組み合わせが可能です。ルータに統合されているスイッチ モジュールの POE ポートに電源を供給するには、POE 電源内蔵のルータを発注する必要があります。 次の表 2 の電源 SKU は、システム発注と同時に、またはスペアとして発注できます。Cisco 3900 シリーズ ISR の POE 電源でより高い電流定格に対応するには、C15 定格電源ケーブルが必要です。 表 2 Cisco 3900 シリーズ ルータの電源オプション(システム発注と同時、またはスペアとして発注)
* 電源の DC バージョンは 2010 年上半期中に利用できるようになる予定です。 Cisco 3945E、3925E、3945、3925 は 1GB の DRAM と 256MB のコンパクト フラッシュがデフォルトのメモリとして搭載されています。1GB DRAM の構成は、2 つの 512MB DIMM が対称的に Cisco 3900 シリーズ ルータの SPE 上の各メモリ スロットに取り付けられています。システム パフォーマンスを高めるためにメモリをより高い密度にアップグレードする場合は、両方のメモリ スロットは同じタイプと密度の DIMM ものを使用する必要があります。Cisco 3900 シリーズでは、2 つの DIMM スロットにそれぞれ異なる密度の DRAM を使用したり、1 つのスロットのみを使用することはサポートされていません。メモリ タイプおよび SKU は、表 3 に示すように 3900 シリーズ プラットフォームすべてで同じものを使用できます。 表 3 Cisco 3900 シリーズ ルータの DRAM(工場アップグレードおよびスペア)
次の表 4 にあるコンパクト フラッシュ SKU は、サービス統合型ルータ第 2 世代のポートフォリオのすべてのルータに共通です。コンパクト フラッシュ スロット 0 には、工場出荷時のデフォルトで 256MB CF が使用されます。また、追加のコンパクト フラッシュ スロット 1 があり、必要な密度のコンパクト フラッシュを発注してオプションで設定できます。 表 4 Cisco 3900 シリーズ ルータのコンパクト フラッシュ(工場アップグレードおよびスペア)
Cisco 3900 シリーズ ルータには、ルータ シャーシ内で「ビジネスからベゼルへ」のエアーフローを促進するファン アセンブリが出荷時にデフォルトで搭載されています。または、オプションのファン アセンブリは「ベゼルからビジネスへ」のエアーフローを提供し、埃の多い動作環境や NEBS 設置に適したエアー フィルタを含みます。いずれのファン アセンブリも、システムに搭載して出荷することも、スペア用として発注することもできます。スペア用エアー フィルタも、定期メンテナンスおよび交換用に発注可能です。また、Cisco 3900 シリーズの冗長電源のカバーも、スペアとして発注可能です。 表 5 Cisco 3900 シリーズ ルータのファン関連製品
1.2 2900 シリーズ サービス統合型ルータの発注2900 シリーズ サービス統合型ルータには、Cisco 2901 ISR、Cisco 2911 ISR、Cisco 2921 ISR、および Cisco 2951 ISR の 4 つのプラットフォームがあり、表 6 に示す SKU を用意しています。 表 6 Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータ
Cisco 2911、2921、および 2951 は、AC、POE、または DC 電源内蔵で発注できます。電源タイプは、製品設定時に、国ごとに必要な電源ケーブルとともに選択する必要があります。これらのプラットフォームでは、外部冗長電源(RPS)デバイス(Cisco RPS 2300)を使用することにより電源の冗長化も可能ですが、外部 RPS デバイスに接続するには RPS アダプタが必要です。Cisco 2901 は、AC または POE タイプの電源内蔵で発注できますが、DC バージョンの電源は提供しておらず、また外部 RPS もサポートしていません。 次の表 7 の電源および RPS アダプタ SKU は、ルータの発注時、またはスペア用として発注できます。ルータに接続されたスイッチ モジュールのポートに電源を供給するには、POE 電源内蔵のルータを発注する必要があります。電源 SKU は、Cisco 2921 と Cisco 2951 で共通です。 表 7 Cisco 2900 シリーズ ルータの電源および RPS アダプタのオプション(工場オプションおよびスペア)
* Cisco 2911 用電源の DC バージョンは 2010 年上半期中に利用できるようになる予定です。 ** Cisco 2951 および 2921 用電源の DC バージョンは 2010 年上半期中に利用できるようになる予定です。 すべての Cisco 2900 シリーズ ベース プラットフォームには、512MB の DRAM と 256MB のコンパクト フラッシュがデフォルトのメモリとして搭載されています。デフォルトの Cisco 2951 は固有のメモリ構成で、512MB DIMM が Cisco 2951 の 2 つのメモリ スロットの 1 つにインストールされています。Cisco 2951 でメモリをアップグレードする場合は、そのシングル DIMM の密度を上げるか、または 2 つのスロットに DIMM を搭載します。Cisco 2951 では、2 つのスロットに非対称の密度の DRAM を使用できます。Cisco 2921、2911、および 2901 では、512MB のデフォルト DRAM がマザーボードにはんだ付けされています。したがって、メモリ アップグレードでは、残りのメモリ スロットに 512MB、1GB、および 2GB のメモリを追加できます。DRAM SKU は、Cisco 2921、2911、および 2901 で共通ですが、Cisco 2951 では使用できません。同様に、Cisco 2951 DRAM メモリは、Cisco 2900 シリーズのその他のプラットフォームでは使用できません。 表 8 Cisco 2900 シリーズ ルータの DRAM (工場アップグレードおよびスペア)
次の表 9 にあるコンパクト フラッシュ SKU は、サービス統合型ルータ第 2 世代のポートフォリオのすべてのプラットフォームに共通です。コンパクト フラッシュ スロット 0 には、工場出荷時のデフォルトで 256MB CF が使用されます。また、追加のコンパクト フラッシュ スロット 1 があり、必要な密度のコンパクト フラッシュを発注してオプションで設定できます。 表 9 Cisco 2900 シリーズ ルータのコンパクト フラッシュ(工場アップグレードおよびスペア)
すべての Cisco 2900 シリーズのファン アセンブリは、必要に応じてスペア用として発注できます。埃の多い環境または NEBS 展開用のエアー フィルタが Cisco 2911 で提供されています。このエアー フィルタはシステムと一緒に発注することも、定期メンテナンスおよび交換用のスペアとして発注することも可能です。Cisco 2951、2921、2911 の冗長電源スロットのカバーは、スペアとして発注できます。ファン アセンブリは Cisco 2951 と Cisco 2921 で共通です。同様にファン ブロワー アセンブリは Cisco 2901 と Cisco 1941 ルータで共通です。 表 10 Cisco 2900 シリーズ ルータのファン関連製品
1.3 1900 シリーズ サービス統合型ルータの発注Cisco 1900 サービス統合型ルータには主に、Cisco 1941 および Cisco 1921 の 2 つのシリーズがあります。Cisco1841 の 5 倍の性能を持つ Cisco 1941 は、高性能セキュリティ、メトロ イーサネット、高密度スイッチング、統合型ワイヤレス ソリューション向けに位置付けられています。Cisco 1841 の 3 倍の性能を持つ Cisco 1921 シリーズは、シリアル、T1/E1、xDSL など現在 Cisco 1841 によって提供されている幅広いブロードバンド ソリューションをターゲットとしています。 Cisco 1941 シリーズは、Cisco 1941 および Cisco 1941 ワイヤレスの 2 つのモデルをサポートします。1941 のワイヤレス バージョンは、802.11 a/b/g/n WLAN アクセス ポイント用の内部モジュールを搭載してシスコから提供されます。無線設定は国および地域に固有であるため、これら地域固有のソリューションを提供する日本で発注可能な 1941 ワイヤレス SKU は、次の表に示す通りとなります。 表 11 Cisco 1900 シリーズ ルータ
Cisco 1941 は、AC または POE タイプの内蔵電源で発注できます。Cisco 1941 では、DC バージョンの電源は提供しておらず、また外部 RPS もサポートしていません。 Cisco 1921 はデフォルトで AC 電源内蔵で出荷されるため、ユーザが AC 電源を選択する必要はありません。Cisco 1921 または 1941 のスイッチ モジュールのポートに電源を供給するには、POE 電源を搭載したルータを発注する必要があります。Cisco 1921 の場合、POE 電源はルータに外付けとなります。 表 12 Cisco 1900 シリーズ ルータの電源オプション
Cisco 1921 シリーズは固定のメモリ構成で提供されますが、Cisco 1941 シリーズは拡張可能なメモリ構成で提供されます。Cisco 1921 シリーズは内蔵 256MB eUSB フラッシュおよび内蔵はんだ付け 512MB DRAM メモリに対応しています。Cisco 1941 および 1941 ワイヤレス ルータでは、512MB のデフォルト DRAM もマザーボードにはんだ付けされています。Cisco 1941 のメモリ アップグレードでは、512MB、1GB、および 2GB の密度のモジュラ型 DIMM を利用できます。 表 13 Cisco 1900 シリーズ ルータの DRAM
次の表 14 にあるコンパクト フラッシュ SKU は、サービス統合型ルータ第 2 世代のポートフォリオのすべてのルータに共通です。コンパクト フラッシュ スロット 0 には、工場出荷時のデフォルトで 256MB CF が使用されます。また、追加のコンパクト フラッシュ スロット 1 があり、必要な密度のコンパクト フラッシュを発注してオプションで設定できます。 表 14 Cisco 1900 シリーズ ルータのコンパクト フラッシュ
Cisco 1941 のファン ブロワーは、必要に応じてスペア用として発注できます。 表 15 Cisco 1900 シリーズ ルータのファン関連製品
1.4 Cisco 3900、2900、1900 シリーズ ルータに共通の品目の発注ISR G2 ポートフォリオの各ルータ(Cisco 1921 を除く)は、次の品目で構成されるデフォルトのアクセサリ キットとともに出荷されます。
デフォルトのアクセサリ キットには、カテゴリ 5 RJ45 イーサネット ケーブルや、ルータのコンソールまたは補助ポート用のケーブルは含まれていません。コンソール ケーブルおよび補助ケーブルは、ルータの設定時のオプションとして、またはスペア用として発注できます。第 2 世代サービス統合型ルータは革新的な USB ベースのコンソール ポートを備えていますが、これにはコンソール ケーブルが別途必要です。 23 インチ ラックマウント ブラケット、モジュール スロットのブランクの前面プレート、およびスロット ディバイダは、次の表 16 に示すようにスペア用として発注できます。SM スロット(SM- BLANK-KIT=)用のブランクの前面プレートのスペアが提供されます。これは、倍幅サービス モジュールを取り外した後の隙間を覆うための Cisco 2921 および 3925 に特有の品目です。この SKU は、SM スロット ディバイダに SM ブランクを取り付けた部品で、L 字型になっています。シングル幅 SM の通常の使用状況では、このエリアはブランクの前面プレートで覆われており、シングル幅サービス モジュールを挿入できません。同様に Cisco 1941 ルータでは、倍幅 HWIC を取り外した後の隙間を覆うために、ブランクの HWIC 前面プレートのスペア(HWIC-BLANK-KIT=)が提供されます。この SKU は、HWIC スロット ディバイダに HWIC ブランクを取り付けた部品で、L 字型になっています。 Cisco 1921、2900、3900 ルータで利用できる不透明シールドも提供されています。このシールドは、連邦情報処理標準(FIPS)140-3 レベル 2 の不透明要件に準拠しています。Cisco 1941 はルータに硬質カバーが付属しており、ルータの内部が露出されないため、不透明シールドは必要ありません。 表 16 Cisco 3900、2900、1900 シリーズ ルータ用ケーブル、ラックマウント ブラケット、ブランクの前面プレート、FIPS シールド
Cisco Configuration Professional は、ISR G2 の設定をサポートするデバイス設定アプリケーションです。プラットフォームには、デフォルトでスロット 0 のコンパクト フラッシュ上に Cisco CP Express(ISR-CCP-EXP)が搭載されています。Cisco CP の完全版を Cisco.com で無料ダウンロードするか、新しい ISR システムと共に CD を注文してご利用いただけます。CCP ソフトウェアの完全製品を発注するには、ルータ設定時に CD のオプション SKU の 1 つを選択するか、後でスペアとして発注します。 表 17 Cisco 3900、2900、1900 シリーズ ルータ用 Cisco Configuration Professional
2 Cisco IOS ソフトウェア イメージおよびライセンスの発注サービス統合型ルータは、業界最高レベルの Cisco IOS ソフトウェアで動作する革新的なテクノロジーを提供します。 第 2 世代サービス統合型ルータには、ルータで使用できるすべての機能を含んだユニバーサル IOS イメージが用意されています。セキュリティ、ユニファイド コミュニケーション、データなどのテクノロジー パッケージ ライセンスの使用をアクティブにすることにより、特定のフィーチャ セットを利用できます。 図 1 3900、2900、および 1900 シリーズ サービス統合型ルータ用 IOS パッケージ モデル ISR G2 ルータでサポートされるユニバーサル イメージには、次の 2 種類があります。 1. イメージ名に universalk9 を含むユニバーサル イメージ:このユニバーサル イメージでは、IPSec VPN、SSL VPN、セキュア ユニファイド コミュニケーションなどの強力なペイロード暗号化機能を含むすべての Cisco IOS 機能が提供されます。 2. イメージ名に universalk9_npe を含むユニバーサル イメージ:シスコのソフトウェア アクティベーションにより暗号化機能のコントロールを強化して、米国の輸出規制の暗号化要件に準拠できます。しかし、一部の国の輸入要件では、プラットフォームで強力なペイロード暗号化がサポートされないことが必要になります。そのような国の輸入要件を満たすために、強力なペイロード暗号化をサポートしない「npe」ユニバーサル イメージ付きでルータを発注できます。「npe」イメージは、ゾーンベースのファイアウォール、SECNPE-K9 ライセンスによる侵入防御などのセキュリティ機能をサポートします。 ユニバーサル IOS イメージの特定のタイプおよびバージョンは、Cisco 3945E および 3925 の両方で同じ IOS イメージを共有します。Cisco 3945 と Cisco 3925 は別の IOS イメージを共有します。同様に、Cisco 1921、1941 および Cisco 1941 ワイヤレス ルータも同じユニバーサル IOS イメージを共有します。Cisco 2900 シリーズ製品内では、Cisco 2901、2911、および 2921 が特定のタイプおよびバージョンでユニバーサル IOS イメージを共有しますが、Cisco 2951 では、Cisco 2900 シリーズのその他のイメージとは異なる独自の IOS イメージを使用します。 表 18 Cisco 3900、2900、1900 シリーズ ルータ用ユニバーサル IOS イメージ - 15.0(1)M および 15.1(1)T SKU
すべてのルータは、デフォルトで IP Base のライセンスとともに出荷されます。ルータは、ライセンス書類 SKU(キーワード「SL」で始まる)を使用して、テクノロジー ライセンスを工場でプレインストールした状態で購入できます。また、アドバンスト テクノロジー機能が後で展開される場合、必要なライセンスをスペアとして購入できます。テクノロジー ライセンスのスペアは、ライセンス書類または電子配布ライセンス(キーワード「L-SL」で始まる)として購入できます。 特定のテクノロジーについては、ライセンス製品 SKU が、特定の製品ファミリのルータで共通となります。たとえば、IP ベース ライセンス SKU は、Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータの Cisco 2901、2911、2921、および 2951 で共通です。SKU は、次の表 19 に示すようにプラットフォーム ファミリ間で異なります。 表 19 Cisco 3900、2900、1900 シリーズ ルータ用 IP ベース ライセンス - 両方のタイプのユニバーサル イメージへのマッピング
表 20 のセキュリティ ライセンスを使用して、Cisco 3900、2900、1900 シリーズ プラットフォームで提供される高度なセキュリティ機能をアクティブにできます。これらの SKU は、ペイロード暗号化をサポートするユニバーサル イメージに対してのみ購入できます。 表 20 Cisco 3900、2900、1900 シリーズ ルータ用セキュリティ ライセンス - universalk9 イメージへのマッピング
ペイロード暗号化なしのユニバーサル イメージのセキュリティ機能をアクティブ化するセキュリティ ライセンス SKU を、次の表 21 に示します。 表 21 Cisco 3900、2900、1900 シリーズ ルータ用セキュリティ ライセンス(ペイロード暗号化なし) - universalk9_npe イメージへのマッピング
Cisco 2900 および 3900 シリーズ ルータ上でユニファイド コミュニケーション機能をアクティブにする UC ライセンス SKU を、次の表 22 に示します。 表 22 Cisco 3900、2900、1900 シリーズ ルータ用ユニファイド コミュニケーション ライセンス - 両方のイメージへのマッピング
表 23 のデータ ライセンスを使用して、Cisco 3900、2900、および 1900 シリーズ ルータで提供されるデータ機能をアクティブにできます。 表 23 Cisco 3900、2900、1900 シリーズ ルータ用データ ライセンス - 両方のユニバーサル イメージへのマッピング
Cisco 3900、2900、および 1900 シリーズ ルータではさらに、高度なセキュリティ機能およびユニファイド コミュニケーション機能(CME、SRST、CUBE、SSL VPN、IOS IPS など)に対する幅広い機能ライセンスとサブスクリプション ライセンスが提供されます。特定のソリューション展開では、テクノロジー ライセンスに加えてこれらのライセンスが必要です。機能ライセンスとサブスクリプション ライセンスの完全な一覧については、『ライセンス展開ガイド(Licensing Deployment Guide)』を参照してください。 3 第 2 世代サービス統合型ルータ用モジュールの発注ISR G2 のポートフォリオでは、第 1 世代サービス統合型ルータからの既存モジュールの大部分がサポートされています。サポートされるモジュールおよびサポートされないモジュールに関する完全な一覧については、各製品ファミリの『シスコ対応モジュールおよびインターフェイス(Cisco Relevant Modules and Interfaces)』を参照してください。 既存のネットワーク モジュール(NM、NME)または拡張音声モジュール(EVM)を ISR G2 上のサービス モジュール(SM)スロットに統合するには、ネットワーク モジュール アダプタが必要です。同様に、既存のパケット音声デジタル モジュール(PVDM2)を Cisco 3900 または 2900 シリーズ ルータの PVDM3 スロットに実装するには、PVDM アダプタが必要です。プラグインする必要があるモジュールごとに 1 つのアダプタが必要となります。このアダプタは、Cisco Dynamic Configurator Tool でシステム設定する際に発注でき、また、元の ISR からの既存モジュールに実装するスペアとしても発注できます。 表 24 Cisco 2900 および 3900 シリーズ ルータ用モジュール アダプタ(工場オプションおよびスペア)
4 第 2 世代サービス統合型ルータ用バンドル システムISR G2 ポートフォリオは、ブランチのセキュリティ、ユニファイド コミュニケーション、およびアプリケーション サービスなど、高度なテクノロジーを展開するためにあらかじめパッケージ化されたバンドル システムとしても発注可能です。大部分のバンドル システムは、図 2 に示すように第 1 世代の ISR から引き継がれ、ISR G2 ルータ用に更新されます。 図 2 3900、2900、および 1900 シリーズ サービス統合型ルータに提供されるバンドル システム 4.1 セキュリティ バンドルCisco® ルータ セキュリティ バンドルを使用すると、Cisco IOS ソフトウェア ベースの侵入防御システム(IPS)、ファイアウォール、VPN、コンテンツ フィルタリング、およびさまざまな WAN アクセス テクノロジーに対するインフラストラクチャ セキュリティ サービスなどのセキュリティ機能が提供されます。これにより、現在の拡大するビジネス ニーズに応じて、高度なパフォーマンス、スケーラビリティ、およびアベイラビリティを実現できます。表 25 は Cisco 3900、2900、および 1900 シリーズ ルータ向けの ISR G2 セキュリティ バンドルの一覧です。これらのセキュリティ バンドルは、セキュリティ テクノロジー ライセンスがアクティブ化され、高度なセキュリティ機能が使用可能な状態で出荷されます。また、ペイロード暗号化をサポートするユニバーサル IOS イメージがデフォルトで搭載されています。 表 25 Cisco 3900、2900、および 1900 シリーズ ルータ用セキュリティ バンドル - universalk9 イメージおよび SEC ライセンスを含む
* お客様は、Cisco SMARTnet サービス(CON-SNT-XXX)、または侵入防御システム(IPS)向けの SMARTnet サービスとシグニチャ アップデートを含む Cisco Services for IPS(CON-SU1-XXX)のいずれかを購入できます。 4.2 ユニファイド コミュニケーション バンドルCisco ISR G2 音声および音声セキュリティ バンドルは、多様なプロトコル、メディア インターワーキング、信号およびメディアのセキュリティ、トランスコーディング、会議、QoS など、豊富なシグナリングおよびメディア処理のインフラストラクチャを使用してユニファイド コミュニケーションを実現しています。これらのバンドルは、Cisco Communications Manager Express(CME)または Survivable Remote Site Telephony(SRST)のオプションのライセンスとともに発注できます。 Cisco 3900 および 2900 シリーズ ルータ上のすべてのユニファイド コミュニケーション バンドルでは、新しい Cisco 高密度パケット音声デジタル信号プロセッサ(DSP)モジュール(PVDM3)のサポートが追加されました。このモジュールでは、音声およびビデオの同時サポートが最適化されています。PVDM3 モジュールでは、以前の世代の PVDM のすべての音声ゲートウェイ機能がサポートされます。また、より高密度で強力な処理能力が追加され、最新のリッチメディア アプリケーションがサポートされます。 表 26 は、Cisco 3900 および 2900 シリーズ ルータ向けの ISR G2 音声バンドルの一覧です。これらのバンドルは、エントリレベルの PVDM3、UC テクノロジー ライセンス、およびユニファイド コミュニケーション機能が使用可能な状態で出荷されます。また、ペイロード暗号化をサポートするユニバーサル IOS イメージがデフォルトで搭載されています。 表 26 Cisco 3900 および 2900 シリーズ ルータ用音声バンドル - universalk9 イメージ、UC ライセンス、および PVDM3 を含む
表 27 は、Cisco 3900 および 2900 シリーズ ルータ向けの ISR G2 CME-SRST バンドルの一覧です。これらのバンドルは、エントリレベルの PVDM3、UC テクノロジー ライセンス、および CME または SRST の 25 ユーザ分のライセンスを使用する権利付きで出荷されます。 表 27 Cisco 3900 および 2900 シリーズ ルータ用 CME-SRST バンドル - universalk9 イメージ、UC および CME/SRST ライセンス、PVDM3 を含む
表 28 は、Cisco 3900 および 2900 シリーズ ルータ向けの ISR G2 音声セキュリティ バンドルの一覧です。これらのセキュリティ バンドルは、エントリレベルの PVDM3、ユニファイド コミュニケーション、およびセキュリティ テクノロジー ライセンスがアクティブ化された状態で出荷されます。また、ペイロード暗号化をサポートするユニバーサル IOS イメージがデフォルトで搭載されています。 表 28 Cisco 3900 および 2900 シリーズ ルータ用 VSEC バンドル - universalk9 イメージ、UC および SEC ライセンス、PVDM3 を含む
4.3 アプリケーション サービス(SRE)バンドルCisco Services Ready Engine モジュールは、シスコ、サードパーティ、およびカスタムアプリケーションをホストする機能を提供する、シスコの第 2 世代サービス統合型ルータ向けの高性能ルータ ブレードです。モジュールにはホスト ルータ リソースから独立して動作する独自のプロセッサ、ストレージ、ネットワーク インターフェイス、およびメモリがあり、最大の同時ルーティングとアプリケーション パフォーマンスを確保します。 Cisco Services Ready Engine モジュールでは、オンデマンドな展開モデルをサポートします。このモデルにより、いつでもモジュール上の統合サービスおよびブランチ オフィス アプリケーションをプロビジョニングできます。このソリューションは、統合サービス展開コストの削減、ネットワークの将来性の保証、また必要なときに必要な場所で新しいブランチ オフィス アプリケーションを迅速に展開する際に役立ちます。 表 29 は、Cisco 3900、2900、および 1900 シリーズ ルータ向けの ISR G2 SRE バンドルの一覧です。1941 SRE バンドルには、セキュリティ テクノロジー ライセンスに加えて、ISM-SRE-300-K9 モジュールが含まれています。VSEC 設定に基づいた 2900 および 3900 SRE バンドルには、ルータごとに UC およびセキュリティ テクノロジー ライセンスと、エントリレベルの PVDM3 が含まれています。2901 および 2911 VSEC-SRE バンドルには、ISM-SRE-300-K9 モジュールが含まれていますが、2921、2951、3925、および 3945 SRE バンドルには、ブランチでアプリケーション サービスを展開するための SM-SRE-700-K9 モジュールが含まれています。Cisco 3945E および Cisco 3925E SRE バンドルはデフォルトで SM-SRE-900-K9 が含まれています。また、ペイロード暗号化をサポートするユニバーサル IOS イメージがデフォルトで搭載されています。 表 29 Cisco 3900、2900、および 1900 シリーズ ルータ用 SRE バンドル - SRE モジュールを含む
* お客様は、ルータおよびモジュール(「ブランク」 SRE モジュールを含む)に対応する SRE バンドルのテクニカル サポートとして、Cisco SMARTnet サービス(CON-SNT-XXX)を購入できます。SRE モジュール上で稼動するアプリケーションには、SASU サービスが必要です。 5 シスコおよびパートナーのブランチ向けサービスシスコおよびパートナーが提供するインテリジェントで個別化されたサービスにより、ブランチ オフィスのエクスペリエンスが変革され、ボーダレス ネットワークにおけるビジネスの刷新および成長が加速します。シスコはさまざまなテクノロジーを導入する際、わかりやすく複製可能で最適化されたブランチ ネットワークを構築するために必要な、幅広い専門知識を提供します。計画および設計によってテクノロジーとビジネス目標との整合性を図ることによって、展開の正確性、速度、および効率性を向上することができます。テクニカル サービスは、運用効率、費用の節約、およびリスクの緩和に貢献します。また最適化サービスは、パフォーマンスの向上に継続的に努めるとともに、お客様が新しいテクノロジーを使用して成功を収められるよう設計されています。 5.1 ISR G2 製品で利用可能なテクニカル サービス
表 30 テクニカル サービスの使用例
6 追加情報およびマーケティング問い合わせ先ISR G2 ポートフォリオ製品の最新の価格情報については、シスコの価格表を参照してください。 シスコの第 2 世代サービス統合型ルータの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/isr/ を参照してください。 シスコ テクニカル サービスの詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/services/portfolio/tss/ を参照してください。 |
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