Cisco NetFlow Generation Appliance(NGA)3340 クイック スタート ガイド
Cisco NetFlow Generation Appliance の準備および設置
NetFlow V5 または V9 のレコードをエクスポートするためのアプライアンスの設定
オプション 1:アプリケーション イメージをダウンロードし、HDD に書き込む
オプション 2:アプリケーション イメージをダウンロードし、HDD を再フォーマットする
オプション 4:アプリケーション イメージ CLI パスワードをデフォルト値にリセットする
オプション h:サービス エンジンを終了し、シャットダウンする
外部 RJ-45 ポートを経由するシリアル コンソール アクセスの設定
このマニュアルでは、グラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)を使用して Cisco NetFlow Generation Appliance を素早くセットアップし設定する方法について説明します。クイック スタートのセクションでは、設置場所における設置準備、装置ラックへのアプライアンスのハードウェアの設置、単一のモニタ インスタンスの設置および設定、アプライアンス のトラブルシューティングの方法について、実施する必要のある手順について概略を説明し、必要に応じて詳細な指示への参照先を示しています。
保証、サービス、およびサポート情報は、アプライアンスに付属の『Cisco Information Packet』に含まれます。
CLI を使って Cisco NGA を設定する場合は、Cisco.com の『 Cisco NetFlow Generation Appliance Command Reference Guide 』を参照してください。
このセクションでは、Cisco NetFlow Generation Appliance についての概要と、アプライアンスのハードウェアと主なコンポーネントについて説明します。
Cisco NetFlow Generation Appliance 3340 には、Cisco NetFlow Generation 1.1 (1) ソフトウェアがあらかじめインストールされています。このソフトウェアは、ネイティブ NetFlow の生成能力が不足しているか、スイッチに対するパフォーマンス上の影響のために制限されているような状況で、NetFlow レコードを生成します。
次のいずれかの方法、または両方を使用して、Cisco NetFlow Generation Appliance にパケットを転送できます。
これらのモニタリング構成をセットアップする方法については、ルータまたはスイッチに付属のマニュアルを参照してください。いずれのイーサネット リンクからの SPAN 機能またはハードウェア ネットワーク タップも複数のネットワーク デバイスをサポートできます。
アプライアンスには、Web ベースの GUI が組み込まれていて、設定メニューに素早くアクセスしたり、アプライアンスに関する管理情報に簡単にアクセスすることができます。
製品の詳細な仕様については、『 Cisco NetFlow Generation Appliance Data Sheet 』を参照してください。
この項では、製品が正常に動作するために必要な要件について説明します。
– Cisco SFP+ 近距離トランシーバ、10 Gb 850 nm
– Cisco SFP+ 長距離トランシーバ、10 Gb 1310 nm
– Cisco SFP+ 長距離マルチモード(SFP-10G-LRM)トランシーバ、10 Gb 1310 nm
– Cisco SFP+ 銅(Twinax)ケーブル(アクティブ モード ケーブルまたは 1 m のパッシブ モード ケーブルを使用。これよりも長いパッシブ モード ケーブルを使用すると、高速時に CRC エラーが発生する可能性があります)。
詳細については、Cisco.com の次の URL にアクセスして『Cisco 10GBASE SFP+ Modules』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_data_sheets_list.html
– Microsoft Internet Explorer 11
ブラウザのポップアップ ウィンドウが無効になっている場合は、ポップアップ ウィンドウを許可します。ポップアップ ウィンドウが有効になっていないと、設定タスクを完了できません。
– Cisco NGA アプライアンスに割り当てる IP アドレスおよびサブネット マスク。
– デフォルト ネットワーク ゲートウェイおよびプライマリ DNS サーバの IP アドレス。
– F シリーズと M シリーズ モジュールを使用する Nexus 7000 シリーズ スイッチ。ソフトウェア イメージ バージョン NX-OS 5.2(1) 以降。
– Nexus 5000 シリーズ スイッチ。ソフトウェア イメージ バージョン NX-OS 5.1.3N1(1) 以降。
– 次のいずれかの組み合わせ:NetFlow データ エクスポート バージョン 5、9、および/または IP フロー情報エクスポート(IPFIX)。
– NetFlow コレクタのサポート。サードパーティ製のコレクタと、Cisco Prime Network Analysis Module(NAM)、Cisco NetFlow Collector(NFC)、および Cisco Prime Infrastructure(PI)などのシスコ製のコレクタが含まれます。
このセクションでは、Cisco NetFlow Generation Appliance を素早くセットアップして利用を開始するために必要な情報を記載しています。
表 1 に、設置および設定のプロセスの概要を示します。設定が完了した後の詳細設定、管理、トラブルシューティングなどについては、『 Cisco NetFlow Generation Appliance User Guide 』またはオンライン ヘルプを参照してください。
モニタ、エクスポータ、およびコレクタへのログインや設定が含まれます。1 |
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管理対象デバイスの設定(オプション)、高度な設定を使用した複数の NetFlow モニタ インスタンスの設定、システム パラメータの表示、および診断などが含まれます。また、トラブルシューティング、アップグレード、リカバリの詳細に関する情報の参照先も記載しています。 |
『 Cisco NetFlow Generation Appliance User Guide 』を参照してください。 |
このセクションでは、Cisco NetFlow Generation Appliance(NGA)の準備およびインストール方法の概要について説明します。
(注) アプライアンスの設置、運用、または修理保守の前に、『Regulatory Compliance and Safety Information』を参照して重要な安全情報を確認してください。このマニュアルは Cisco NGA に関して確認されています。
警告 安全上の重要事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の安全についての警告を参照してください。ステートメント 1071
これらの注意事項を保管しておいてください
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
図 1 を使用して、Cisco NetFlow Generation Appliance 上のどの物理デバイス(位置 1 で識別される)を使用してネットワークに接続するかを決めます。図 2 は、前面パネルおよびコンソール ケーブルを接続する場所を表しています。アプライアンスの前面パネルと背面パネル上のすべてのコンポーネントの詳細については、 Cisco.com を参照してください。
Cisco NetFlow Generation Appliance を設置して Cisco Nexus スイッチに接続するには、次の手順に従います。
ステップ 1 装置を開梱し、すべてのコンポーネントが揃っていることを確認します。サーバの開梱と点検を参照してください。
ステップ 2 Cisco NGAをラックに設置します。設置の準備 およびラックへのアプライアンスの取り付け を参照してください。
(注) 背面パネルのポート番号は、図 1 の位置番号をミラーリングします。これらは標準のポート番号とは異なりますので、特に注意してください。
ステップ 3 コンポーネントを Cisco NGA に設置します。SFP+ モジュールの設置を参照してください。
ステップ 4 アプライアンスの背面の 1 Gb 管理イーサネット ポートをネットワークに接続します。これは、スイッチまたはルータのポートになる可能性があります。図 1 の中の位置番号 6 を参照してください。
(注) Cisco NGA 管理イーサネット ポートを UCS Cisco Integrated Management Interface(CIMC)ポートと混同しないでください。
ステップ 5 最大 4 つの 10 Gb イーサネット Cisco NGA データ ポートをトラフィック ソースに接続します(たとえば、Nexus 7000 シリーズ スイッチ SPAN ポートなど)。図 1 の位置番号 1 ~ 4 を参照してください。
次に、以下のいずれかの操作を実行し、トラフィック ソースを設定します。
次に、Cisco Nexus スイッチの SPAN の宛先経由でレプリケーションの確認を行います。スイッチのコンソールに以下のコマンドを入力します。
show interface ethernet <module>/<port>
このモニタリング構成をセットアップする方法の詳細については、ルータまたはスイッチのデバイスのマニュアルを参照してください。スイッチの IP アドレスを管理対象デバイスとして設定する方法については、『 Cisco NetFlow Generation Appliance User Guide 』を参照してください。
ステップ 6 コンソールにリモートでアクセスするには、ターミナル サーバに COM1 シリアル ポートを接続します。図 1 の位置番号 5 を参照してください。
ステップ 7 モニタとキーボードを使用してローカル コンソールにアクセスするには、前面パネルに KVM ケーブルを接続します。図 2 の位置番号 4 を参照してください。
ステップ 8 アプライアンスの背面にある電源ケーブルを差し込みます。図 1 の位置番号 8 を参照してください。
ステップ 9 アプライアンスの電源をオンにします。すべてのケーブル接続を完了するまで、Cisco NGA の電源は投入しないでください。
電源ボタンの位置については、図 2 の位置 8 を参照してください。電源ステータス LED は次の状態に対応します。
前面パネルのステータス LED の追加説明については、前面パネルの LED を参照してください。
初めて Cisco NGA の電源をオンにして起動したら、付属のコンソール上にログイン プロンプトが表示されます。
ステップ 10 アプライアンスにログインします。ユーザに root 、パスワードに root を使用します。
システムによりパスワードを変更するよう求められます。工場出荷時には、Cisco NGA 上で root ユーザがあらかじめ設定されています。root ユーザのデフォルトのパスワードは root です。root ユーザは、Cisco NGA の root(読み書き)レベルの特権アクセスが可能で、コマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドを入力できます。
(注) 最初のログイン セッション中に root ユーザのパスワードを変更する必要があります。8 文字以上で、数字、大文字と小文字、および記号を含むパスワードを使用してください。
ステップ 11 ip CLI コマンドを使用して次の情報を入力します。
ステップ 12 show ip を入力し、正常なネットワーク設定を入力したか確認します。
ステップ 13 (GUI ユーザで必要) ip http server enable を入力し、Web ユーザのアカウントを作成します。HTTPS のセキュア Web サーバを有効にするには、 ip http secure server enable と入力します。
Web サーバには、適切に設定された Web 管理者が少なくとも 1 つ必要です。アプライアンスで Web ユーザ名とパスワードが要求されない場合は、少なくとも 1 つの Web 管理者が以前に設定されています。
(注) Cisco NetFlow Generation Appliance は、1 つの Web ユーザ アカウントのみサポートします。
Web 管理者のユーザ名を入力します。 Enter キーを押してデフォルト Web 管理者のユーザ名 admin を使用します。
Web 管理者のパスワードを入力し、同じパスワードを再入力して正確に入力されたか確認します。
ステップ 14 Web ブラウザに Cisco NetFlow Generation Appliance のユーザ インターフェイスをロードします。たとえば、 http://<NetFlow_Generation_Appliance_management_address> と入力します。ステップ 11 で設定した完全修飾ドメイン名をアプライアンス名または Cisco NGA IP アドレスに使用できます。
ステップ 15 ステップ 13 で入力したユーザ名とパスワードを入力し、Cisco NetFlow Generation Appliance にログインします。
ステップ 16 トラフィックがアプライアンスにレプリケーションされていることを確認します。レプリケーションを確認するには、次のように入力します。
show dataport statistics cumulative
show dataport statistics rates
ステップ 17 [Administration] > [System] > [System Time] を選択し、時刻と時間帯の設定を行います。必要に応じて、CLI からこのタスクを実行できます。アプライアンスがいくつかのプロセスを再起動します。
ステップ 18 [Administration] > [System] > [SNMP Agent] を選択し、SNMP エージェントのコミュニティ ストリングとシステム情報を設定します。
ステップ 19 NetFlow V5 または V9 のレコードをエクスポートするためのアプライアンスの設定 に進み、クイック スタート セットアップを完了します。
このセクションでは、クイック セットアップのグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)を使用して、単一の NetFlow モニタ インスタンス(モニタ、エクスポータ、およびコレクタ)を複数ではなく 1 つの Web ページに素早く設定する方法を説明します。
高度な設定の GUI を使用すると、複数の NetFlow モニタ インスタンスを別個のウィンドウに設定できます。トラフィックの量を Cisco NetFlow Generation Appliance から高度な設定の GUI で指定するコレクタに制限するフィルタを設定することもできます。IPv6 またはレイヤ 2 レコードを設定するには、[Advanced Setup] タブまたは CLI を使用する必要があります。このガイドでは、クイック セットアップの詳細のみを説明します。上記の設定シナリオのいずれかを完了するには、『 Cisco NetFlow Generation Appliance User Guide 』を参照してください。
より多彩なネットワークト ラフィック環境では、Cisco NetFlow Generation Appliance NetFlow が、IPv4 と IPv6 が混じったトラフィックのために、レコードを処理および生成することができます。
NetFlow v5 では、IPv4 のみがサポートされます。V9 はテンプレート ベースで、IPv6、MPLS、または IPv4 などのフローをレポートするのに使用されます。
この構成では、Cisco NGA がデータ ポートをモニタし、IPv4 または IPv6、あるいは両方のフロー データの v5 または v9 の NetFlow レコードを指定したコレクタにエクスポートできます。
次の手順に従います。詳細情報が必要な場合はオンライン ヘルプを使用してください。CLI コマンドを使ってアプライアンスを設定することもできます。
NetFlow トラフィックをエクスポートするようにアプライアンスを設定するには、次の手順に従います。
ステップ 1 クイック セットアップ(モニタ、エクスポータ、およびコレクタから構成される)を完了するには、[Setup] > [NetFlow] > [Quick Setup] を選択します。
v9 レコードの場合、[Quick Setup] ペインで希望する一致および収集フィールドを選択します。これにより、IPv4 のみのフロー レコードを設定できます。IPv6 レコードは、高度な設定でのみ利用できます。詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。
たとえば、IPv6 レコードを設定する必要があるなど、より高度な要件がある場合は、[Advanced Setup] ウィンドウを使用してコンポーネントを手動で追加する必要があります。この設定の全詳細については、『 Cisco NetFlow Generation Appliance User Guide 』を参照してください。
[Monitor] タブが現れ、新しく追加された name_monitor が表示されます。
ステップ 4 フロー モニタをアクティブにするには、[Monitor] タブで作成したモニタを選択し、[Activate/Inactivate] をクリックします。これにより、フロー モニタが有効になり、コレクタへの NetFlow 情報が生成されます。
ステップ 5 生成されたフロー レコードの確認 に進み、レコードが宛先に確実に届くようにします。
フロー レコードが宛先に到達したかどうかを確認するには、次の両方のコマンドを入力し、コレクタのデータをチェックします。
コレクタがフロー レコードのデータを受信したことを確認したら、クイック スタートの設定は完了です。追加のモニタ インスタンスを設定するには、クイック スタートの設定を繰り返すか、高度な設定を使用した複数のモニタ インスタンスの設定方法についてユーザ ガイドの手順を確認します。
このセクションには、次の内容に関する詳細な手順と参照情報が含まれます。
Cisco NetFlow Generation Appliance の設置準備の手順は、Cisco UCS C220 M4 の場合と同様です。このサーバに慣れているのであれば、Cisco NGA の設置には、安全、準備、および設置に関して、同じ指示が使用されます(注意書きあり)。
Cisco NetFlow Generation Appliance をインストールする前に、このセクションおよびラックへのアプライアンスの取り付けの安全に関するガイドラインを確認し、負傷や機器の損傷を避けてください。
さらに、アプライアンスを交換、設定、または保守する前に、『 Regulatory Compliance and Safety Information 』のマニュアルに一覧表示されている安全に関する警告を確認してください。
アプライアンスの使用および取り扱いには、次の一般的な注意事項を守ってください。
安全を確保して、機器を保護するため、次の注意事項に従ってください。ただし、このリストには、生じる可能性のある危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。注意を怠らないでください。
警告 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。 ステートメント 1017
警告 感電を防ぐため、安全超低電圧(SELV)回路を電話網電圧(TNV)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が、WAN ポートには TNV 回路が組み込まれています。一部の LAN ポートおよび WAN ポートは RJ-45 コネクタを使用しています。ステートメント 1021
警告 電源コードが接続されている場合は、電源に触れないでください。電源スイッチを備えたシステムの場合、電源スイッチがオフになっていても、電源コードが接続されていれば、電源装置内部に入力電圧がかかっています。電源スイッチのないシステムの場合、電源コードが接続されていれば、電源装置内部に入力電圧がかかっています。ステートメント 4
警告 電力系統に接続された装置で作業する場合は、事前に、指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外してください。金属は電源やアースに接触すると、過熱して重度のやけどを引き起こしたり、金属類が端子に焼き付いたりすることがあります。ステートメント 43
警告 シャーシの作業や電源モジュール周辺の作業を行う前に、AC 装置の電源コードを外し、DC 装置の回路ブレーカーの電源を切ってください。ステートメント 12
警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行ったりしないでください。ステートメント 1001
警告 この機器は接地されることを前提にしています。通常の使用時にホストが接地されていることを確認してください。ステートメント 39
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
– 十分注意して、自分自身が被害者にならないようにしてください。
– 可能であれば、医療を受けるために別の人を呼びます。それができないときは、被害者の状態を判別してから助けを呼んでください。
– 被害者が人工呼吸、心臓マッサージ、またはその他の治療を必要としているかどうか判断して、適切な処置を施してください。
さらに、電源は切断されているが、電話回線またはネットワーク ケーブルにはまだ接続されている機器を取り扱う場合は、次のガイドラインに従ってください。
静電放電(ESD)によって機器が損傷し、電子回路に不具合が生じる可能性があります。静電放電は、電気プリント基板の取り扱いが不適切な場合に生じ、障害あるいは断続的障害を引き起こします。モジュールの取り外し時および交換時には、必ず ESD 保護手順に従ってください。
アプライアンスの重量は約 33 lbs です。アプライアンスは、頻繁に移動されることを想定していません。アプライアンスを設置する前に、電源とネットワーク接続に対応するためにアプライアンスを後で移動する必要性が生じないように、設置場所が正しく準備されていることを確認してください。
ヒント 後でアプライアンスの輸送が必要になったときに備えて、輸送用の箱を保管しておいてください。
(注) シャーシは厳密に検査したうえで出荷されています。輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。
ステップ 1 段ボール箱からアプライアンスを取り出します。梱包材はすべて保管しておいてください。
ステップ 2 カスタマー サービスの担当者から提供された機器リストと梱包内容を比較して、欠品がないことを確認します。
ステップ 3 破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。次の情報を用意しておきます。
警告 システムの過熱を防ぐため、最大推奨周囲温度の 40 ℃(104 °F)を超えるエリアで操作しないでください。
ステートメント 1047
警告 いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態にしておいてください。
ステートメント 1019
警告 この製品は、設置する建物に短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。この保護装置の定格が 250 V、15 A 以下であることを確認します。
ステートメント 1005
警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。
ステートメント 1074
アプライアンスを設置する際には、次のガイドラインに従ってください。
ここでは、ラックにアプライアンスを設置する方法について説明します。
警告 ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次のガイドラインを守ってください。
ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。
ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックに装置を設置したり、ラック内の装置を保守したりしてください。ステートメント 1006
ステップ 1 前面側の固定ラッチを開きます(図 3 を参照)。スライド レール部品の「FRONT」のマークの付いた端部に、バネ仕掛けの固定ラッチがあります。取り付けペグをラック支柱の穴に挿入する前に、この固定ラッチが開いている必要があります。
a. 固定ラッチ部品の背面側で、「PULL」のマークの付いたクリップを開いた状態に維持します。
b. バネ仕掛けの固定ラッチを取り付けペグから離れる方向にスライドさせます。
c. 開位置で「PULL」クリップを解放して固定ラッチをロックします。
ステップ 2 次の手順に従って、スライド レールをラックに取り付けます。
a. 左側の 2 本のラック支柱の内側でスライド レール部品の位置を合わせます(図 4 を参照)。
スライド レール部品上の「FRONT」および「REAR」のマークを使用して、ラックの前後の支柱の向きに部品を正しく合わせます。
b. 前面側のラック支柱の目的の穴に前面から入るように、前面側の取り付けペグの位置を合わせます。
(注) ラック支柱の穴を通る取り付けペグは、丸形または正方形の穴か、より小さい #10-32 の丸形の穴(取り付けペグの圧縮時)に適合するように設計されています。ラックに #10-32 のラック支柱の穴がある場合は、取り付けペグをそれらの穴の位置に合わせてから、バネ仕掛けのペグを圧縮して内側の #10-32 ベグを露出させます。
c. 取り付けペグがラックの後側の支柱の目的の穴にはまるまで、長さ調整ブラケットを伸ばします。
穴に背面側の取り付けペグを挿入する際、背面の固定ラッチを指で開いたままにします。ラッチを放すと、ラックの支柱が巻き込まれ、スライド レール部品が固定されます。
d. 2 つ目のスライド レール部品を、ラックの反対側に取り付けます。2 つのスライド レール部品が水平で同じ高さになっていることを確かめます。
e. 所定の位置に収まって留まるまで、各部品の内側のスライド レールをラック前方へ引き出します。
ステップ 3 アプライアンスをスライド レールに装着します。
(注) 内側のレールは、工場出荷時にあらかじめアプライアンスの側面に取り付けられています。内側のレールが損傷したり、失われたりした場合は、交換用の内側レールを発注できます(Cisco PID UCSC-RAIL1-I)。
a. アプライアンス側面にある内側レールを、空のスライド レールの前側に合わせます。
b. 内部の停止位置に収まるまで、アプライアンスをスライド レールに押し込みます。
c. プラスチック製の解除クリップ(「PUSH」のラベルのついた)を内側の各レールに押し込み、次に、前面側のラッチがラック支柱に差し込まれるまでアプライアンスをラックに押し込みます。
Cisco NetFlow Generation Appliance は、最大 4 つの 10 ギガビット イーサネット Small Form-Factor Pluggable モジュール(Cisco 10GBASE SFP+ モジュール)を使用して、光ファイバ ケーブルをデータ入力ソースとして接続します。長距離および短距離 SFP+ モジュールを任意に組み合わせて設置できます。使用する SFP+ タイプに応じて、正しい光ファイバ ケーブルを使用する必要があります。監視対象デバイスのインターフェイスの SFP は、Cisco NGA 上で接続しているモニタリング ポートと同じタイプである必要があります。
ハードウェア オプションとして SFP+ を注文するか、『 Cisco 10GBASE SFP+ Modules Data Sheet 』で説明されている仕様を満たす限り、すでに所有している SFP を使用することができます。SFP は壊れやすいデバイスなので、別に梱包されており、出荷前にアプライアンスに設置されていません。Cisco NGA は、短距離および長距離両方の Cisco 標準 SFP+(10G SFP)をサポートします。
SFP+ モジュールは、Cisco NGA の背面パネルにあるスロットに取り付けます。データ ポート 1 ~ 4 のスロットは、論理的には番号が付けてないので、それらの位置を必ず確認してください(図 3を参照)。図 5 に、SFP+ モジュールの詳細な取り付け図を示します。
SFP+ モジュールには、図 6 に示すラッチなしと 図 7 に示すラッチ付きのベイル クラスプ ラッチ メカニズムが使用されます。テクノロジー タイプとモデルは、SFP+ のラベルで確認できます。
SFP+ を Cisco NetFlow Generation Appliance の中に設置するには、次の手順に従います。
ステップ 1 設置する SFP+ を準備し、保護パッケージをすべて取り外します。
ステップ 2 SFP+ をどのスロットに設置するか決めます。図 1を参照してください。
ステップ 3 ラッチを開いた状態で、抵抗を感じるまで SFP+ をスロットの中にスライドさせ、ソケットにはまり込む感じがする(または音が聞こえる)まで SFP+ をさらに強く押し込みます。
図 6 は、ラッチを開いた状態の SFP+ を示しています。
ステップ 4 指を使い、ラッチを上に引っ張って SFP+ をスロットにロックします。図 7を参照してください。
SFP+ は、光ファイバ ケーブルからの入力を受信できるようになりました。
Cisco NetFlow Generation Appliance で SFP+ を交換するには、次の手順に従います。
ステップ 1 設置する新しい SFP+ を準備し、保護パッケージをすべて取り外します。破損していないか SFP+ を詳細に調べます。
ステップ 2 Cisco NGA の背面パネルでどの SFP+ を交換するか決めます。
ステップ 3 SFP+ から光ファイバ ケーブルを取り外します。
ステップ 4 指を使い、ラッチを下に引っ張って SFP+ をラッチされた位置から開放します。
図 6を参照してください。
ステップ 5 ラッチを使用して、アプライアンスから SFP+ を引き出し、安全な場所に置きます。
ステップ 6 新しい SFP+ をスロットに挿入し、抵抗を感じるまで中にスライドさせて、カチッと音がするまで SFP+ をソケットに強く押し込みます。
ステップ 7 指を使い、ラッチを上に引っ張って SFP+ をスロットにロックします。図 7を参照してください。
現場交換可能ユニット(ハードディスクまたは電源)の交換方法については、『 Cisco NetFlow Generation Appliance User Guide 』を参照してください。
このセクションでは、アプライアンスの技術仕様について説明します。内容は次のとおりです。
このアプライアンスは UCS C220 M4 をベースにしています。ケーブルと電源コードの仕様の詳細については、Cisco.com の『 UCS C220 Installation and Service Guide 』を参照してください。
表 4 に、アプライアンスの物理仕様を示します。
表 5 に、アプライアンスの環境仕様を示します。
表 6 に、電源の仕様を一覧表示します。
シスコでは、Cisco NetFlow Generation Appliance にダウンロードしてインストールできる NGA ソフトウェア用のアップグレードを不定期に提供しています。また、ダウンロード可能なソフトウェアを使用して、壊滅的な障害が発生した場合にアプライアンス ソフトウェアを復元することもできます。
アプライアンス ソフトウェアをアップグレードまたは復元した後、NGA の設定がバックアップされている場合は、その設定を復元することで、大きな遅延を生じることなくネットワーク モニタリングを再開できます。
NGA 設定の変更が完了したら、コマンドライン インターフェイスを使用して NGA 設定をアーカイブ サーバにアップロードします。
コマンドライン インターフェイスを使用して、以前の NGA 設定を復元します。
NGA ソフトウェアの最新バージョンをダウンロードし、単一の CLI コマンドを使用してソフトウェアのアップグレードを実行します。
ヘルパー ユーティリティを使用して、リカバリ インストールを実行します。
アップグレード処理を開始する前に、現在の NGA 設定を完全にバックアップすることを推奨します。
(注) バックアップ設定ファイルがあると、ハードディスク ドライブの再フォーマットや再パーティション化を必要とするようなハードディスク障害の影響を NGA アプライアンスが受けた場合に、時間とフラストレーションを軽減できます。この手順では、キャプチャ ファイルとモニタリング データをバックアップしません。
現在の設定をバックアップするには、次のように NGA CLI の config upload コマンドを使用します。
config upload ftp:// user:password@server//path backup_file_name
config upload ftp:// admin:secret@172.20.104.11/archive/nga_config
NGA 3340 では、ftp の他に、sftp、scp、https などのセキュアな転送プロトコルもサポートしています。config upload ? を実行すると、最新のヘルプ情報と例を取得できます。
config upload コマンドは、NGA の現在の設定のコピーを指定された宛先に送信します。設定のコピーは、末尾にサフィックス .config が付いたバックアップ設定ファイル(例: NGA_host-nga-1.1-1.config )に保存されます。宛先アドレスは、有効なサーバ名、読み取りおよび書き込み権限を持つディレクトリ パスでなければなりません。
FTP または HTTP を使用してアクセスできるリモート サーバの場所に NGA 設定ファイルを保存している場合(設定のバックアップを参照)、システムのリカバリまたはアップグレード後に NGA 設定ファイルを復元できます。ただし、これはオプションです。
config network コマンドを使用して、次のように以前の NGA 設定を復元します。
config network ftp:// user:password@server//path backup_file_name
config network ftp:// admin:secret@172.20.104.11/archive/nga_config/NGA_host-nga-1.1-1.config or NGA_host-nga-1.1.1.ngaconf.tar
NGA 3340 では、ftp の他に、sftp、scp、https などのセキュアな転送プロトコルもサポートしています。config upload ? を実行すると、最新のヘルプ情報と例を取得できます。
Cisco NetFlow Generation Applianceのソフトウェアをアップグレードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Cisco.com の次の URL にアクセスして、Cisco NetFlow Generation Applianceの NGA アプリケーション ソフトウェアをダウンロードします。
http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/nam-appl
ステップ 2 nfa-app-x86_64.x-x-x.bin.gz ( x-x-x は NGA ソフトウェアのリリース番号)のように、nfa-app から始まるファイルを探します。ファイルは、NGA アプリケーション イメージとして記述されます。
ステップ 3 NGA 設定をアーカイブしたのと同じサーバに NGA アプリケーション ソフトウェアを格納します。
ステップ 4 表 1-7 に示すアップグレード コマンドのリストからコマンドを必要に応じて使用します。
コマンド
2
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NGA 3340 では、ftp の他に、sftp、scp、https などのセキュアな転送プロトコルもサポートしています。config upload ? を実行すると、最新のヘルプ情報と例を取得できます。 |
ハードディスクのクラッシュなどの致命的な障害によってアプライアンスが影響を受け、NGA アプリケーション ソフトウェアを起動できなくなった場合は、ヘルパー ユーティリティを使用して NGA アプリケーションを Cisco NetFlow Generation Appliance に再インストールできます。
ヘルパー ユーティリティにアクセスするには、Cisco Image Management Controller(CIMC、NGA 管理ポートではありません)を使用して、NGA リカバリ ISO ファイルを仮想メディア CD にマップします。
(注) このタスクを実行するには、user または admin 権限を持つユーザとしてログインする必要があります。
ステップ 1 (他のすべての NGA イメージがある)CCO から ISO ファイルをダウンロードします。
ステップ 2 Web ブラウザを使用して CIMC Web インターフェイスにログインします(デフォルト: admin/password )。
CIMC の設定の詳細については、『 Set up CIMC for the UCS C-Series Server 』を参照してください。
ステップ 3 [Launch KVM Console] をクリックします(Java が必要です)。
Java Launcher ファイル(.jnlp)がダウンロードされます。
ステップ 4 Java Web Start Launcher を使用して Java Launcher ファイルを開きます。
ステップ 5 Java アプレットで、[Virtual Media] タブをクリックします。
ステップ 6 サーバで仮想メディアの暗号化セッションを受け入れる場合は、[Accept this session] をクリックします。
[Virtual Media] メニューに仮想デバイスが表示されます。
ステップ 8 [Virtual Media] > [Map CD/DVD] を選択します。
ステップ 9 [Browse] をクリックし、ISO ファイルを選択します。
ステップ 11 CIMC Web インターフェイスで、[Power Cycle Server] をクリックします。
ステップ 12 マップされた ISO イメージからアプライアンスが起動し、[Helper Utility] メニューで停止します。
a. ISO にバンドルされているイメージをインストールするには、[Option 3] を選択します。
b. ネットワークから新しいイメージをプルダウンするには、[Option 1] を選択します。
オプションの詳細については、次の項の「ヘルパー ユーティリティの使用」を参照してください。
ここでは、[Helper Utility] メニューの各オプションの機能、および特定のオプションを使用するための要件について説明します。ヘルパー ユーティリティは、ディスクの再フォーマットが必要な場合にのみ使用することをお勧めします。それ以外の場合は、リカバリ CD またはアップグレード ソフトウェアの説明に従ってください。
(注) メニュー項目 1 および 2 を使用する前に、まずメニュー項目 n を使用して、アプライアンスのネットワーク パラメータを設定する必要があります。
[Helper Utility] メニューのトップレベルで選択できるのは、 1、2、3、4、5、6、n、r および h です。
オプション n を使用して、アプライアンスのネットワーク パラメータを設定します。
ステップ 1 [Configure Network Interface] メニューが表示されたら、 2 を入力して手動で設定します。
ステップ 2 ユーティリティで、アプライアンスの IP アドレス、ネットマスク、およびデフォルト ゲートウェイを入力するよう求められます。
ステップ 3 [Configure Network] メニューのオプション 3 を使用してネットワーク設定を確認します。
オプション 1 を使用する前に、 オプション n を使用してネットワークを設定します。
FTP サーバがある場所からアプリケーション イメージのバージョンをダウンロードし、ハード ディスク ドライブにイメージを書き込むには、 オプション 1 を使用します。このオプションを使用するには、ネットワーク接続が必要であることに加え、[Helper] メニュー項目 n を使用して、アプライアンスのネットワーク パラメータを設定しておく必要があります。
このオプションを使用して、FTP の場所、または http を使用してアクセスできる場所に保存しているイメージをダウンロードできます。NGA ソフトウェアの最新バージョンは次の URL からダウンロードできます。
http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/nga-appl
この URL を使用するには、シスコ サービス契約を締結している必要があり、zip 形式のソフトウェアをダウンロードするためにインターネットへのアクセスが必要です。
オプション 2 を使用する前に、 オプション n を使用してネットワークを設定します。
アプリケーション イメージをダウンロードし、ハード ディスク ドライブにそのイメージを書き込むには、 オプション 2 を使用します。このオプションを使用すると、FTP サーバがある場所または http を使用してアクセスできる場所から、アプリケーション イメージのバージョンがダウンロードされます。
このオプションを使用すると、アプリケーション イメージを書き込む前にハード ディスク ドライブが再フォーマットされるので、レポートやデータ キャプチャなどのすべてのデータが破棄されます。
Cisco.com からも 最新バージョンをダウンロード できます。
オプション 5 を使用して、ping を実行し、ネットワーク接続が存在するかどうかを調べます。要求された場合は、ping を実行する対象の IP アドレスまたは完全ドメイン名を入力します。
新たにインストールしたアプリケーション イメージを再起動する前に、 オプション r を使用してアプライアンスをリセットします。
オプション r を使用する前に、CD ドライブからリカバリ CD を取り出し、アプライアンスがアプリケーション イメージを起動できるようにします。
Cisco Integrated Management Controller(CIMC)は Cisco UCS サーバの組み込み機能であり、リモートでサーバにアクセスし、サーバの設定、管理、モニタリングを行う Web ベース GUI または SSH ベースの CLI を提供します。NGA は Cisco UCS サーバ プラットフォームをベースにしているため、CIMC 機能が含まれています。
NGA を使用するために CIMC を設定する必要は厳密にはありませんが、特定の管理タスクやトラブルシューティング タスクは CIMC を介してしか実行できません。したがって、必要に応じてアクセスできるように CIMC に IP アドレスを設定することを強くお勧めします。
CIMC の IP アドレスを設定するには、NGA を再起動し、F8 を押してプロンプトが表示されたら、「Cisco IMC Configuration Utility」と入力します。[NIC mode] を [Shared LOM] に設定し、適切な IP と VLAN パラメータを設定します。CIMC の設定プロセスの詳細については、『 Cisco UCS C240 M3 Server Installation and Service Guide 』を参照してください。
NGA シリアル コンソールに接続するには、次の 2 つの方法があります。
NGA では、com0 と com1 の 2 つのシリアル コンソール ポートがサポートされます。NGA CLI には、これらのポートのいずれかを経由してアクセスできます。ただし、ブートアップ プロセスで完全な出力と双方向性を提供するのは、com0 ポートのみです。2 つのシリアル コンソール オプション(SoL または RJ-45 コネクタ)で同時に com0 を使用することはできないため、環境で通常使用するほうに com0 を割り当ててください。NGA のデフォルトの設定では、SoL に com0 が割り当てられるため、SoL のアクセス方式を優先使用する場合は、何もする必要はありません。RJ-45 シリアル ポートに com0 を割り当てる場合は、「外部 RJ-45 ポートを経由するシリアル コンソール アクセスの設定」の手順に従います。
シリアル コネクタ(RJ-45)の位置については、図 1 を参照してください。
外部 RJ-45 ポート経由でシリアル コンソール アクセスを設定するには、次の手順に従います。
ステップ 2 [Server] タブをクリックし、[Remote Presence] をクリックします。
ステップ 3 [Serial over LAN] タブをクリックします。
ステップ 4 Serial over LAN を使用しない場合は、[Enabled] チェックボックスをオフにします。これにより、com0 が割り当てられた RJ-45 ポート経由でシリアル コンソールにアクセスできるようになります。また、主に RJ-45 シリアル コンソールを使用するものの、NGA CLI にアクセスする 2 次的な方法として Serial over LAN も維持しておく場合は、Serial over LAN を有効にしたまま、[Com Port] を com1 に変更します。
ステップ 5 [Save Changes] ボタンをクリックします。
RJ-45 コンソール ポート経由でのコンソール アクセスが有効になります。コンソールへの接続時に 9600 ボー/bps、8-N-1 を使用するようにターミナル エミュレータまたはターミナル サーバを設定します。
状況によっては、シリアル コンソールが動作するために NGA の電源の再投入が必要になることがあります。CIMC GUI から [Server] タブをクリックし、[Summary]、[Power Cycle Server] の順にクリックします。
このセクションでは、アプライアンスに起こりうるトラブルのすべてを網羅するのではなく、お客様で頻繁に確認されている問題を中心に取り上げます。
これらの各条件が満たされると、ハードウェアの設置が完了し、基本設定に進む必要があります(適切な設定手順については、ソフトウェア インストレーション ガイドまたはアプライアンスをサポートするユーザガイドを参照してください)。
問題を特定できない場合は、手順についてカスタマー サービス担当者にお問い合わせください。テクニカル サポートについては、アプライアンスに付属される『Cisco Information Packet』を参照してください。ご連絡の前に、次の情報を揃えておいてください。
(注) 初期インストール後に Cisco NetFlow Generation Applianceで行ったアップグレードまたはメンテナンスの情報をカスタマー サービスの担当者に必ず伝えてください。アプライアンス上で実施されたアクションの説明に加え、日付と担当ユーザが記載されたサイト ログを作成することをお勧めします。
問題解決のキーは、Cisco NetFlow Generation Applianceの動作と実行されるべき動作とを比較し、問題を特定の箇所に絞り込むことです。
つまり、トラブルシューティングの際は、症状を明確にし、症状を引き起こしうる問題すべてを洗い出してから、症状が消えるまで、その潜在的な問題を(最も起こりやすいものから最も起こりにくいものまで)それぞれ体系的に排除します。
(注) アプライアンスの前面パネルの LED によって、アプライアンスの性能および動作を判別できます。これらの LED の説明については、“LED の読み取り” sectionを参照してください。
問題解決の際は、まず、次に示すアプライアンスのサブシステムを確認してください。
表 8 は、アプライアンス サブシステムの考えられる問題に対するトラブルシューティングのヒントを提供します。
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アプライアンスの前面パネルにある電源 LED を確認して電源障害の有無を確認します。LED が点灯している場合は、電源は機能しています。 |
LED が点灯していない場合は、『Cisco Information Packet』で保証情報を確認するか、カスタマー サービス担当者にお問い合わせください。 |
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– アダプタ カードを確認してください。アダプタ カードに問題がある可能性があります。アダプタ カード付属の資料を参照してください。 |
保証情報については、アプライアンス付属の『Cisco Information Packet』マニュアルを確認するか、カスタマー サービス担当者にお問い合わせください。 |
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特定のケーブルを取り外した場合に限り、Cisco NetFlow Generation Appliance の電源が投入され、起動する。 |
保証情報については、アプライアンスに付属の『Cisco Information Packet』マニュアルを参照するか、カスタマー サービス担当者にお問い合わせください。 |
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オンラインまたは電話でサービスのリクエスト要求をする前に、 CPI ツール を使用して製品のシリアル番号を検索します。 |
Cisco NetFlow Generation Appliance では、シリアル番号ラベルは、アプライアンス前面の RJ-45 シリアル コネクタの右上隅に記載されています。(図 2 を参照)。 |
この項では、次の Cisco NetFlow Generation Appliance LED について説明します。
Cisco NetFlow Generation Appliance および対応するアダプタ カードの前面パネルと背面パネル上の LED は、アプライアンスとアダプタのパフォーマンスと操作を判断するのに役立ちます。
表 9 は、これらの LED について説明します。アプライアンス の前面パネルの LED の場所については、図 2 を参照してください。
これらの電源モードの定義については、Cisco.com の『 UCS C220 Installation and Service Guide 』を参照してください。 |
表 10 は、これらの LED について説明します。背面パネルの LED については、図 1 または Cisco.com の『 UCS C220 Installation and Service Guide 』を参照してください。
図 8 は、アプライアンスの背面にある NIC 1 と NIC 2 の LED を示しています。これらの LED は、NIC ポートの接続アクティビティと速度を示します。 表 11 で、各 LED の状態に関連付けられているアクティビティと接続速度について説明します。10 Gb イーサネットのリンク ステータス LED と速度 LED を一緒に読み取って、次のように解釈します。
Cisco NetFlow Generation Appliance の使用方法については、『 Cisco NetFlow Generation Appliance User Guide 』を参照してください。
ほとんどのタスクは、Cisco NGA ユーザ インターフェイスかコマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して実行できます。Cisco.com の『 Cisco NetFlow Generation Appliance Command Reference Guide 』を参照してください。
マニュアルの入手、Cisco Bug Search Tool(BST)の使用、サービス要求の送信、追加情報の収集の詳細については、『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。
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