データ シートCisco UCS M4308 モジュラ シャーシCloudScale アプリケーションに対応したモジュール型高密度省電力コンピューティング プラットフォームであるCisco UCS® M シリーズ モジュラ サーバは、おもに単一スレッドのアプリケーションを並列的に多数実行する環境のハイパフォーマンス要件に適合するよう設計されています。Cisco UCS M シリーズの革新的なアーキテクチャは、Cisco® の仮想インターフェイス カード(VIC)テクノロジーと、広く普及している x86 のコンピューティング要素を搭載したサーバ ファブリック管理機能を結合し、拡張性に優れた低コストのプラットフォームを可能にしています。Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシは、Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバのメイン構成要素の 1 つです。 この Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシ(図 1)は、Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS)ポートフォリオの機能を高密度の 2 RU フォームファクタ シャーシに拡張したものであり、最大 8 個のフロントアクセス スロットに最大 8 個のシングルワイド カートリッジを組み込めるようになっています。 このシャーシには、コンピュート カートリッジだけでなく、特殊カートリッジも収容できます。シャーシの後部では、取り外し可能な内部 RAID コントローラに接続する 4 つの SSD をサポートします。ストレージ容量と接続性は、シスコの第 3 世代の VIC を使用して着脱可能なコンピューティング カートリッジに分散させます。ネットワーク I/O を受け持つ 2 つの 40 Gbps QSFP ポートでは、すべてのコンピューティング カートリッジの I/O と管理トラフィックを 1 つの接続に集約し、ケーブルの統合と効率化を図っています。ラックの上部にあるアップストリームの VNTag 対応スイッチは、このソリューション全体で必要なコンポーネントであり、導入時に Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトと一緒に取り付けます。 Cisco UCS M142 コンピュート カートリッジは、Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシに対応した最初のカートリッジです。 概要Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシのもう 1 つのメイン構成要素は、シスコの次世代 VIC です。この VIC によって、コンピュート カートリッジ、共有の周辺機器、ファブリック インターコネクトを接続します。従来は、各種のコンポーネントをすべての物理サーバことに組み込むことで冗長が発生していましたが、VIC の独自のテクノロジーによってハイレベルのサーバ分離が可能になり、サーバをまたぐ形でその種のコンポーネントを一元化できるようになりました。Cisco UCS M4308 シャーシには、8 つのコンピュート カートリッジを収容できます。各カートリッジには、2 つの独立したサーバと一元管理リソースが組み込まれており、それらのリソースをシステム コンポーネント間で共有できるようになっています。 Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシの構成は以下のとおりです。
Cisco UCS M4308 シャーシは、物理ケーブルで Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトに接続しています。ファブリック インターコネクトは、シャーシとその中に組み込んだコンピュート カートリッジの管理と通信のためのバックボーンです。1 組のファブリック インターコネクトに最大 20 個の Cisco UCS M4308 シャーシとそれに関連付けたカートリッジを接続し、1 つのドメイン内で管理できます。ファブリック インターコネクトには、一元管理を実行するための Cisco UCS Manager が追加料金なしで組み込まれています。 Cisco UCS M4308 シャーシの機能とメリット表 1 は、Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシの機能とメリットをまとめたものです。 表 1 機能とメリット
主な機能表 2 は、Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシのおもな特長をまとめたものです。 表 2 主な機能
仕様と発注方法発注方法は、2014 年の第 4 四半期に公開される予定です。
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