ご使用中の Cisco DSL ルータには、インターネット サービス プロバイダー(ISP)から固定パブリック IP アドレスが割り当てられています。
ヒント:シスコデバイスの設定方法に詳しくなく、段階的な設定を行いたい場合は、「静的IPアドレスによるIRBの段階的な設定」を参照してください。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
注:この例では、次の2種類の設定が強調表示されています。
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ
ネットワーク アドレス変換(NAT)。
実行する作業は次のとおりです。
プライベート LAN の IP アドレス割り当て方式を設計します。
Cisco DSL ルータのイーサネット インターフェイスで IP アドレスとサブネット マスクを設定します。
Cisco DSL ルータの ATM インターフェイス(Asymmetric Digital Subscriber Line(ADSL; 非対称デジタル加入者線)インターフェース)に ATM Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)とカプセル化を設定します。
Integrated Routing and Bridging(IRB)をイネーブルにします。
固定 IP アドレスを使用して、IRB 用 Cisco DSL ルータのブリッジ グループ仮想インターフェイス(BVI)を作成、設定します。
NAT の設定BVI インターフェイスのスタティック パブリック IP アドレスを共有できるように、Cisco DSL ルータで NAT を設定します。
オプション:ISP から追加の IP アドレスを提供されている場合は NAT プール。
オプション:インターネット ユーザが内部サーバにアクセスする必要がある場合はスタティック NAT。
IP アドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイ、およびドメイン ネーム システム(DNS)サーバを使用して各ホスト PC を設定します。
DHCP サーバの設定:Cisco DSL ルータによって PC クライアントのダイナミック IP アドレスを割り当てる場合は、DHCP を使用して自動的に IP アドレスと DNS サーバを取得するように各 PC を設定します。
このセクションでは、このドキュメントで説明する機能を設定するために必要な情報を提供しています。
注: このドキュメントで使用されているコマンドの詳細を調べるには、Command Lookup Tool(登録ユーザ専用)を使用してください。
ヒント:シスコデバイスの設定方法に詳しくなく、段階的な設定を行いたい場合は、「静的IPアドレスによるIRBの段階的な設定」を参照してください。
固定 IP アドレスが割り当てられた Cisco DSL ルータ |
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!--- Comments contain explanations and additional information. service timestamps debug datetime msec service timestamps log datetime msec ! bridge irb ! ip subnet-zero ! !--- For DHCP Server: ip dhcp excluded-address |
現在、この設定に使用できる確認手順はありません。
ADSL サービスが適切に動作しない場合、『IRB を使用した RFC1483 ブリッジングのトラブルシューティング』を参照してください。
この設定とトラブルシューティング ガイドの以前のページに戻ります(『RFC1483 ブリッジングと IRB 実装オプションと』)。
『Cisco DSL ルータの設定とトラブルシューティング ガイド』のメイン ページに戻ります。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
11-Sep-2006 |
初版 |