このドキュメントでは、Desktop Administrator の再インストールが失敗する理由について説明し、Cisco IP Contact Center(IPCC)Express Edition 環境で Desktop Administrator をアンインストールするための正しい手順を紹介します。
このドキュメントの読者は次のトピックについての専門知識を有している必要があります。
Cisco CallManager
Cisco IPCC Express Edition
Cisco Desktop Product Suite
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
Cisco CallManager
Cisco IPCC Express Edition
Cisco Desktop Product Suite バージョン 4.2.x
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細については、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
Cisco Desktop Administrator を再インストールすると、次の「重大」エラー メッセージが表示されます(図 1 を参照)。
図 1 – Cisco Desktop Administrator 再インストール時の重大なエラーAn error occurred reading the registry key: APP VERSION. Setup will exit.
Cisco Desktop Administrator の最初のインストールは正常に完了します。ただし、Cisco Desktop Administrator をアンインストールして再インストールしようとすると、この問題が発生します。
Cisco Desktop Administrator をアンインストールしても、以前のインストールの一部のファイルがシステムに残っているため、この問題が発生します。
Cisco Desktop Administrator を完全に削除するには、次の手順を実行します。
Desktop Administrator を削除します。
Desktop Servers を削除します。
Desktop Base に対して [Add/Remove] を実行します(図 2 を参照)。
図 2 – [Add/Remove Programs] ウィンドウ
コンピュータを再起動します。
このレジストリ キーに移動して Spanlink を削除します(図 3 を参照)。
図 3 – Spanlink キーへの移動HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Spanlink
次のキーに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ODBC\ODBC.INI
次のファイルを削除します(図 4 を参照)。
FCRasSvrDB
FCVoIP
SYNC_SERVER_A
SYNC_SERVER_B
次のレジストリ キーに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\ SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
次のレジストリ キーに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
これらのキーを削除します:
FastCall Chat Server
RASCALServer
Spanlink FastCall Enterprise Server
splkldap
SyncServer
TAIServer
VoIPMonitorServer
Desktop Server が独自のコンピュータにインストールされている(共存していない)場合は、次のレジストリ キーを削除します。
MSSQLSERVER
SQLSERVERAGENT
Tomcat
レジストリを変更した後にサーバを再起動します。
c:\program files\cisco ディレクトリに移動します。
表1に示すように、名前が*Mgr.cfgとInstallManager.cfgに一致するすべてのファイルを開きます。
表 1 – 名前が *Mgr.cfg と InstallManager.cfg に一致するファイル[名前(Name)] | フォルダ |
---|---|
Tt | |
InstallManager.cfg | C:\Program Files\Cisco\Desktop_Config\Desktop |
ICD42AdmEnhIMgr.cfg | C:\Program Files\Cisco\Desktop\IMconfigbk |
ICD42AdmStdIMgr.cfg | C:\Program Files\Cisco\Desktop\IMconfigbk |
ICD42DskEnhIMgr.cfg | C:\Program Files\Cisco\Desktop\IMconfigbk |
ICD42DskStdIMgr.cfg | C:\Program Files\Cisco\Desktop\IMconfigbk |
ICD42MTadmEngIMgr.cfg | C:\Program Files\Cisco\Desktop\IMconfigbk |
ICD42MTadmStdIMgr.cfg | C:\Program Files\Cisco\Desktop\IMconfigbk |
ICD42MTDskEnhIMgr.cfg | C:\Program Files\Cisco\Desktop\IMconfigbk |
ICD42MTDskStdIMgr.cfg | C:\Program Files\Cisco\Desktop\IMconfigbk |
[Installer Settings] セクションで、CfgFileLocation キーで指定される場所をメモします。これは、ネットワーク構成フォルダです。すべての Desktop Administrator を削除する予定の場合はこの場所に移動し、図 6 に示すようにこれを削除します。
図 6 – ベース フォルダの削除
[Installer Settings] セクションで、Base Folder キーで指定される(1 つまたは複数の)場所をメモします。図7に示すように、場所に移動して削除します。ソフトウェアを複数の場所にインストールした場合は、場所ごとに同じ操作を繰り返します。
図 7 – 場所をメモする
図 7 に示すように、Base Folder キーで指定されるディレクトリを削除します。
次のディレクトリを削除します。
c:\Program Files\Cisco\Common
c:\Program Files\Cisco\Desktop
c:\Program Files\Spanlink
システム ドライブの C:\program files\InstallShield Installation Information ディレクトリの下にある次のフォルダを削除します。
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注: これは隠しディレクトリです。これを表示するには、フォルダ設定を変更してください。
改定 | 発行日 | コメント |
---|---|---|
1.0 |
15-May-2007 |
初版 |