Cisco Customer Response Solutions(CRS)Appadmin のページから Resource Manager(RM)Java Telephony Application Programming Interface(JTAPI)プロバイダーの作成を試みると、その試みは次のエラー メッセージのいずれかで失敗します。
LDAP での RMJTAPI ユーザ更新中のエラー
Jtapi プロバイダ更新中のエラー
この問題は、Cisco CRS を Active Directory(AD)に統合するときに発生します。
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
Cisco CallManager
Cisco CRS
Active Directory
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
Cisco CRS 4.x
Cisco CallManager 3.3 以降
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
次の状況では、Active Directory 統合の使用時に RM JTAPI プロバイダを追加できないという問題が発生します。
CRS 4.x サーバで RM JTAPI プロバイダを作成する場合
CRS 4.x 新規インストール システムで RM JTAPI プロバイダを設定する場合
復元プロセスで LDAP 移行ステップを実行するときに、CRS 3.x システムから CRS 4.0 システムに移行する場合
Cisco CallManager AD プラグインがセキュリティ制約付きでインストールされており、この制約により AD 管理ユーザにユーザの組織単位(OU)への書き込み特権を付与できない場合、CRS は AD に JTAPI/RM JTAPI ユーザを作成できません。これにより、サブシステムの設定が失敗します。また、CRS 3.x から CRS 4.0 へのアップグレード時に、移行ウィザードが AD にこれらのユーザを作成できません。これが原因で、Backup and Restore System(BARS)からの復元操作が失敗します。
CRS を AD に統合する場合、この問題を解決するために、JTAPI プロバイダとして設定されているすべての Cisco CallManager サーバで次の手順を実行する必要があります。
C:\dcdsrvr\config を参照し、UMDirectoryConfiguration.ini ファイルをメモ帳で開きます。
注:ファイルをメモ帳で開く必要があります。それ以外のテキスト エディタでこのファイルを開くと、アプリケーションによってはファイルが破損することがあります。
UMDirectoryConfiguration.iniファイルでUserDirAccessキーを見つけ、値をTrueに変更します。
Notepad で [File] > [Save] を選択し、ファイルを保存して UMDirectoryConfiguration.ini ファイルを閉じます。
[Start] > [Run] を選択します。
regedit と入力し、[OK] をクリックします。
レジストリ内の <file://\\HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Cisco> \\HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Cisco Systems, Inc.\Directory Configuration を参照します。
右側のペインで、DirAccess レジストリ キーをダブルクリックします。[false] レジストリ エントリを削除し、新しいレジストリ エントリとして [true] を入力します。
IIS Admin Service とその依存サービスを再起動するため、次の手順を実行します。
[Start] > [Programs] > [Administrative Tools] > [Services] の順に選択します。
[IIS Admin Service] を右クリックして、[Restart] を選択します。
依存サービスの再起動を求めるダイアログボックスが表示されます。これらのサービスは、設定に基づいて異なります。
[Yes] をクリックし、依存サービスを再起動します。
改定 | 発行日 | コメント |
---|---|---|
1.0 |
13-Jun-2007 |
初版 |