Cisco Vision Director での Cisco StadiumVision Director の管理
このモジュールでは、メディア プレーヤーの通常オペレーションの管理に関する情報を説明します。この章は、次の項で構成されています。
■ システム健全性レポートに関する情報
■ システムステートレポートを使用するためのベスト プラクティス
■ システムステートレポートの入手方法
■メディア プレーヤーのデバイス ステータスの表示
■Cisco Vision Director での DMP 動作の管理
■ イベント スクリプト実行中の故障したメディア プレーヤーの交換
■ デジタル メディア プレーヤーのトラブルシューティング
システム健全性レポートに関する情報
ベストプラクティスとして、メディアプレーヤーと Cisco Vision Director システムの全体的な状態を監視および管理するために、 正常性レポートを毎日確認する必要があります。このレポートは、毎日 8 時に自動的に実行されます。1 つまたは複数の電子メールアドレスにレポートを送信するようにシステムを設定できます。
図 1 に、一般的な Cisco Vision 健全性レポートの電子メール通知を示します。電子メールの本文には、レポートの概要がまとめられており、レポートの詳細は.txt ファイルとして添付されています。
図 1 電子メールで通知される Cisco Vision 健全性レポートのサンプル
カテゴリ別のデバイス詳細を表示させるには、電子メールに添付されているテキスト ファイルを開きます。 図 2 に、ステータス カテゴリ別にまとめられたデバイスの詳細レポートの抜粋を示します。
図 2 Cisco Vision 健全性レポートの詳細(抜粋)
システム 健全性通知レポートの展開
日次健全性レポートに、HPMMonitoredServices.xml で説明されているさまざまなサービス エンドポイントのステータスが含まれるようになります。ステータスは、[UNKNOWN]、[NORMAL]、[NONOPTIMAL]、[CRITICAL] のいずれかです。
DSD サーバーのステータス:CPU、メモリ、ストレージ使用率
次のスニペットを DailyHealthReport.java => generate() の形式で含めることができます。
システムステートレポートを使用するためのベスト プラクティス
■Cisco Vision 健全性レポートが適切に送信されていることを確認するために、次のようにしてシステムを定期的に確認します。
–ステートレポートの電子メール設定を確認します。
–Cisco Vision 健全性レポートに設定されている SMTP サーバーが正常に実行していることを、施設の IT 担当者にこまめに問い合わせます。
■Cisco Vision Director システムのメディア プレーヤーと全体的な健全性を監視するため、Cisco Vision の健全性レポートを毎日確認します。
■「Devices in critical state」と「Devices not reachable」のセクションで報告されたすべてのデバイスを調べます。
注 :これらの 2 つのセクションのデバイス数は通常は等しいですが、必ずそうであるというわけではありません。
–これらのデバイスについてイベント マネージャに通知します。
–影響を受けているデバイスを確認して、正常なステートに戻します。必要に応じて交換します。
–これらのセクションで報告されたデバイスは無視しないでください。メディア プレーヤーは、ほとんどの場合、TV ディスプレイに黒画面を表示します。
■リブートするデバイス数が通常よりも多くなったことに気付いた場合は、さらに調査します。この原因として、エッジ スイッチの電源変動の問題が発生した、エッジ スイッチ自体がリブートされた、または影響を受けたデバイスへの電力供給の中断によって別の問題が発生したなどが考えられます。
■非準拠デバイス:
–通常は非準拠ステートのデバイスがいくつかあることがわかっている場合は、このアイテムは無視してください。
–非準拠デバイスの数が予期した数と異なる場合は、問題を確認して修正します。
システムステートレポートの入手方法
このセクションは、次のトピックで構成されています。
■ システム健全性レポートの電子メール通知用の設定
■ システムステートレポート タスクの時刻の変更
■ メディア プレーヤーのデバイス ステータスの表示
システム健全性レポートの電子メール通知用の設定
ユーザー ロール:管理者(Administrator)
デフォルトでは、Cisco Vision Director は、システムステートレポートを午前 8 時に自動的に実行します。ただし、電子メール通知は無効になっています。
システム健全性レポートの電子メール通知を設定するには、次の手順を実行します。
1. [Configuration] > [System Configuration] > [Notification Settings] > [Email Id] をクリックします。
2. [Configuration Property] ボックスで、[Enable Email notification] を選択します。
3. [Edit](鉛筆アイコン)をクリックします。[Edit – Configuration Setting] ダイアログボックスが表示されます。
4. 下矢印を使用して [yes] を選択します。
5. [ 保存(Save) ] をクリックします。
6. [Edit](鉛筆アイコン)をクリックします。[Edit – Configuration Setting] ダイアログボックスが表示されます。
7. [Recipient] リストに電子メールアドレスを入力します。[ 保存(Save) ] をクリックします。
8. その都度 [Edit] をクリックしながら、下のボックスで囲まれたすべてのフィールドに入力します( 図 3)。
図 3 システムステートレポートの構成プロパティ
表 1 に、プロパティと指定可能な値を説明します。
表 1 電子メール通知の構成プロパティ
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電子メール通知の有効化(Enable Email Notification?)
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[No]:(デフォルト)電子メール通知を無効にします。
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施設用の SMTP 電子メール サーバーの IP アドレスまたはホスト名。(ホスト名を使用する場合、ネットワーク DNS サーバーが解決できるものにする必要があります)。
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受信者リスト(Recipient list)(カンマ区切り)
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レポートを受け取る電子メール受信者のカンマ区切りリスト。(例:email1@domain.com, email2@domain.com)
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使用する送信元アドレス(From address to use)
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(任意)電子メール送信者名。デフォルトは「SV-email-notifier」です。
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デフォルトの件名テキスト(Default subject text)
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(任意)電子メールの [件名(Subject)] フィールドに表示されるテキスト。デフォルトは「Cisco Vision Health Report as of
year-month-day
hh:mm:ss am/pm」です。
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電子メール ID プレフィックス(Email id prefix)
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(任意)電子メールの件名フィールドの先頭に使用するプレフィックス。これを使用して、複数の顧客またはサイトからの電子メール アラートを整理することができます。
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システムステートレポート タスクの時刻の変更
ユーザー ロール:管理者(Administrator)
デフォルトでは、Cisco Vision Director は、システム健全性レポートを毎日午前 8 時に実行します。
システム健全性レポートのタスクの時刻を変更するには、次の手順を実行します。
1. [Configuration] > [System Configuration] > [Scheduled Tasks] をクリックします。
2. 右側のパネルで、[HPMReportTask] を選択します 。
3. [Edit] (鉛筆アイコン)をクリックします 。[Schedule Task — Edit] ダイアログボックスが表示されます(図 4)
。
4. [Task Time] をクリックして、レポートを実行する時刻を指定します(24 時間形式)。
5. [Servers] で [config]、[control]、[monitor]、 または [all] を選択します。
図 4 健全性レポートの時刻の変更
6. [ 保存(Save) ] をクリックします。
7. 確認メッセージがフラッシュします。
メディア プレーヤーのデバイス ステータスの表示
ユーザー ロール:管理者(Administrator)/ヘルプ デスク(Help Desk)/サポート(Support)/施設管理者(Venue Administrator) /施設オペレータ(Venue Operator)
[Device Management] では、メディアプレーヤーデバイスのステータスに関する情報をさまざまなレベルと方法で取得できます。このトピックでは、 図 5に示すような、詳細なデバイス ステータスを取得する方法を説明します。
重要 :すべてのデジタル メディア プレーヤーで、すべてのコマンドまたは表示エリアがサポートされているわけではありません。したがって、デバイスに関する情報が報告されない表示エリアもあります。また、使用率情報と CPU 使用率レポートは、新しいグローバルアイコン [System Status] に表示されます。Cisco Vision Director でのサービス リソースの管理を参照してください。
図 5 [Device Management] 上のメディアプレーヤーデバイスのステータス
メディア プレーヤー デバイスのステータスを表示するには、次の手順を実行します。
1. [Device Management] をクリックします。
2. 左側パネルのフォルダからデバイスを選択します。メインパネルが表示されます。
3. メインパネルからデバイスを選択すると、[Status] および [Console] パネルが下に表示されます(図 6)。
図 6 デバイスステータス情報パネル
すべての列が並べ替え可能です。いずれかのヘッダーをクリックします。MIB(管理情報ベース)は検索可能です。[MIB Variable] フィールドに入力を開始すると、情報が更新されます。
4. [Status] タブと [Console] タブには、メディアプレーヤーに関する情報が表示されます。
注 :dmp.monitorPower ディスプレイパラメータを使用すると、[Device Management] から Get Status コマンドを実行して、DMP が認識している最新の TV 正常性ステータスを取得できます。この情報は、powerQuery が最後に実行された時点に応じて、最大で 2 分前のものになる場合もあれば、数秒前のものになる場合もあります。「dmp.monitorPower」パラメータが False に設定されていると、正しい TV ヘルス ステータスは取得されません。
Cisco Vision Director での DMP 動作の管理
この項では、 デジタル メディア プレーヤーの正常動作の維持について説明します。
説明する項目は次のとおりです。
■ デジタルメディアプレーヤーの Device Management コマンド
■ デジタル メディア プレーヤーの定期リブートの実行
■ デジタル メディア プレーヤーのストレージのクリア
■DMP での USB および SD カードの制限
■ 工場出荷時のデフォルトによる デジタル メディア プレーヤーのレジストリのクリア
■ サーバー電力損失後の DMP 動作の回復
デジタルメディアプレーヤーの Device Management コマンド
このセクションでは、デジタルメディアプレーヤーでサポートされる新規および既存の Device Management コマンドについて要約しています。
デジタル メディア プレーヤーの自動登録コマンド
表 2 管理ダッシュボードの自動登録コマンド
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DMP のステートの変更(Change DMP State)
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DMP のプロビジョニング(Provision DMP)
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デジタル メディア プレーヤーの定期リブートの実行
重要: デジタル メディアプレーヤーの正常な動作を維持するためのベストプラクティスは、デバイスを 毎週 リブートすることです。以下のタスクノートには、DMP リブートのデフォルト値は 2 週間であると記載されています。
注 : Cisco Vision Director リブート タスクは、すべてのメディア プレーヤー デバイスにグローバルに適用されます。
DMP リブート システム タスクを設定する方法については、『 Task Note: Configure Reboot DMPs 』を参照してください。
デジタルメディア プレーヤーのストレージのクリア
DMP には、さまざまなキャパシティとタイプのストレージがあります。ストレージが不足し始めている場合や、保存済みデータを回復する必要がある場合は、メディアプレーヤー上のストレージをクリアできます。詳細については、『 Cisco Vision Deployment Guide for Digital Media Players: Dynamic Signage Director 』を参照してください。
デバイスのストレージを表示するには、次の手順を実行します。
1. メインパネルでデバイスをクリックします。
2. [Status] > [Utilization] をクリックします。
また、[Device Management] のサムネイルビューでデバイスの詳細を表示すると、使用可能なストレージに関する情報を確認できます。
注 :このタスクを使用するには、メディア プレーヤー上で HTML ランタイムが実行されている必要があります。
デジタル メディア プレーヤーのストレージをクリアするには、次の手順を実行します。
1. [Device Management] をクリックします。
2. クリアする デバイスを選択します。
3. ドロップダウンメニューで、[Reset Storage] を選択します。
4. [Play]([Send Command])をクリックします。
デバイス上の SSD ストレージのコンテンツ(Cisco Vision Director ランタイム ソフトウェアとスクリプト コンテンツ)が削除されます。このコマンドの実行後に、デバイスの自動リブートは行われません。
5. [デバイスのリブート(Reboot Device)] を選択します。
6. [Play]([Send Command] ) をクリックします。選択したデバイスがリブートして、ファームウェアと設定が最プロビジョニングされます。
工場出荷時のデフォルトによるデジタル メディア プレーヤーのレジストリのクリア
DMP のレジストリ設定をクリアし、デバイスを再プロビジョニングする必要がある場合、[Restore Default Settings] コマンドを使用します。DMP レジストリ設定をクリアしても、データストレージはワイプまたはクリアされません。
メディア プレーヤーのレジストリをクリアするには、次の手順を実行します。
1. [Device Management] をクリックします。
2. クリアする デバイスを選択します。
3. ドロップダウンメニューで、[Restore Default Settings] を選択します。
4. [Play]([Send Command])をクリックします。
DMP 上の永続デバイス設定がすべて消去されて、ボックスが工場出荷時のデフォルト状態になります。 DMP が自動的にリブートし、ファームウェアと設定が再プロビジョニングされます。
注: DMP を工場出荷時の設定に戻す必要がある場合は、次の順序で実行することを強く推奨します。
1. DMP のストレージのリセットを実行します。 デジタル メディア プレーヤーのストレージのクリアを参照してください。
2. 工場出荷時設定へのリセットを実施します。工場出荷時のデフォルトによる デジタル メディア プレーヤーのレジストリのクリアを参照してください。
サーバー電力損失後の DMP 動作の回復
ユーザー ロール:インストーラ(管理者)(Installer (Administrator))
デバイスの電源が入っている間に Cisco Vision Director サーバーに電力損失が発生した場合、サーバーの電力復元後にデバイスを回復する必要があります。
サーバー電源の損失後に DMP の動作を回復するには、次の手順を実行します。
1. Cisco Vision Director サーバーへの電源を復元します。
2. Cisco Vision Director にログインします。
3. [Device Management] をクリックします。
4. リブートするデバイスを選択します。
5. [Action] ドロップダウンメニューから [Reboot Device] を選択します。
6. デバイスの [Play]([Send Command])をクリックします。
重要: 何らかの理由で、新しい Cisco Vision Director サーバーに対して DMP の動作を復元する必要がある場合(フェールオーバー動作ではない)、DHCP サーバーオプション 43 を変更し、DMP の自動プロビジョニング用に新しいサーバーを再設定し、 デバイスの新規展開の場合と同様に デバイスをリブートする必要があります。詳細については、『 Cisco Vision Deployment Guide for Digital Media Players: Dynamic Signage Director』を参照してください。
イベント スクリプト実行中の故障したメディア プレーヤーの交換
このタスクでは、故障したメディア プレーヤーを、同じスクリプトに従う新しいデバイスに交換する手順について説明します。
交換の後、新しいメディア プレーヤーは次のようになっている必要があります。
■同じグループとゾーンに属している。
■ゾーン/グループのステートアクションに応答する。
■交換されたメディア プレーヤーと同じコンテンツを表示する。
障害が発生したメディア プレーヤーをイベント スクリプトの実行中に交換するには、次の手順を実行します。
1. 故障したデバイスのプラグを抜いて、新しいデバイスに交換します。
2. 自動登録とプロビジョニングが完了するまで待機します。新しいデバイスが [Device Management] > [Auto Registered] フォルダ に表示されます。
3. [Configuration] > [Zones & Groups] で、障害が発生したデバイスのマッピングをそのロケーションから解除し、新しいデバイスをこのロケーションにマッピングします。
4. [Script Management] で、コンテンツを新しいデバイスに手動でステージングします。
5. [Device Management] のドロップダウンメニューで、新しいデバイスの [Restart Runtime] を選択します。
6. 新しいデバイスに、予期したコンテンツが表示されていることを確認します。
7. 障害が発生したデバイスを Cisco Vision Director から削除します。このデバイスの名前は、"Unassigned-xx-xx-xx-xx-xx-xx" という形式になります(xx-xx-xx-xx-xx-xx は MAC アドレスです)。
デジタル メディア プレーヤーのトラブルシューティング
この項では、次のトピックについて取り上げます。
■ DMP のトラブルシューティングを開始する前に
■ デジタル メディア プレーヤーの PTP 動作のトラブルシューティング
■ DMP ハードウェア動作のトラブルシューティング
■ DMP TV とビデオ ディスプレイの問題のトラブルシューティング
DMP の RMA プロセス
返品許可(RMA)プロセスは、Cisco Vision 担当の Cisco Solution Support サービスが対応します。
DMP の Cisco Solution Support ケースをオープンする前に、次の手順を実施してください。
1. DMP のトラブルシューティング トピックで症状を確認し、提案されているトラブルシューティングの手順に従って問題の特定を開始します。
2. 推奨されるトラブルシューティングの手順を使用しても問題を解決できない場合は、Cisco Solution Support ケースをオープンして詳細なトラブルシューティングを行い、ベンダーと返品プロセスを調整します。
3. デジタルメディアプレーヤーの返品許可(RMA)プロセスは、Cisco Vision 担当の Cisco Solution Support サービスが対応します。
保証情報は こちら からご覧いただけます。
DMP 診断の URL
DMP の一部のトラブルシューティング手順では、問題をさらに診断するために、ブラウザを開き、次の URL を使用してデバイスに直接アクセスすることを推奨しています。
http://dmp-ip-address
診断 URL を使用するにはパスワードが必要です。パスワードは、[System Configuration] の「 defaultDmpAdminPwd 」レジストリキーで設定されます。デフォルトのユーザー名は「 admin 」です。
セキュリティ対策のベスト プラクティスとして、パスワードはデフォルト値から必ずリセットしてください。
重要: DMP の再起動要求が失敗した場合は、新しいフォールバック パスワード レジストリを使用できます( defaultDmpAdminPwdBackup )。この新しいレジストリを設定および使用する方法の詳細については、DMP 管理者パスワードを参照してください。
注 : このパスワードは Diagnostic Web Server(DWS)にも使用されます。
重要事項:
■リリース 6.3 のフルインストールでは、DMP パスワードはランダムに生成されます。DMP DWS にアクセスする必要がある場合は、レジストリ値 defaultDmpAdminPwd で値を検索します。
■リリース 6.1 からリリース 6.2 への移行では、既存の DMP パスワードが保持されます。
リリース 6.2 の場合、DWS のデフォルトは DMP に対して無効になっています。データ移行後の DWS の有効化/無効化に関する重要な情報については、『 Release Notes 6.2 for Cisco Vision Dynamic Signage Director 』を参照してください。
症状:ローカル PNG が デバイス間で同期されない
トラブルシューティングの手順:
1. デバイスの PTP 設定を確認します。[Configuration] > [System Configuration] > [Global DMP Settings] > [Time Source]
をクリックします。
PTP ドメインと PTP リード候補のプロパティ設定がネットワークに適切であることを確認します。
2. ブラウザを開き、デバイスの 1 つに移動します。
http://dmp-ip-address/ptp.html
3. ユーザー名とパスワードを入力します。
注 :パスワード ポリシーが変更されました。Cisco Vision Director へのログインのルールに従います。『 Cisco Vision Administration Guide: Dynamic Signage Director 』を参照してください。
4. "PTP is not enabled" というメッセージを探します。
このメッセージは、設定を変更した後に、デバイスがリブートされていないことを示している可能性があります。
5. このメッセージが表示されたら、デバイスをリブートします。
症状:DMP でプレイリストが次のコンテンツ アイテムに進まない
現在の PTP リードが到達不能(シャットダウンしている、またはネットワーク上で到達不能)の場合、PTP のメンバーはクロックを更新できなくなり、この状況が発生します。
トラブルシューティングの手順:
1. デバイスの PTP 設定を確認します。[Configuration] > [Global DMP Settings] > [Time Source] をクリックします。
2. PTP ドメインと PTP リード候補のプロパティ設定がネットワークに適切であることを確認します。
3. ブラウザを開き、デバイスの 1 つに移動します。
http://dmp-ip-address/ptp.html
4. ユーザー名とパスワードを入力します。
注 :パスワード ポリシーが変更されました。Cisco Vision Director へのログインのルールに従います。『 Cisco Vision Administration Guide: Dynamic Signage Director 』を参照してください。
5. 「offsetFromMaster」の値が 0.0 のユニットを探して、PTP リード(図 7)を特定します。
図 7 PTP リーダーの特定
6. リード PTP デバイスを ping します。
7. リーダーが到達不能になり、代替リーダーを設定したものの、しばらく待ってもリーダーとして報告されない場合は、PTP リーダー候補の 1 つをリブートします。
注 : 代替リーダーの IP アドレスを明示的に特定しており、かつネットワーク上で選択可能なデバイスを指定するのに「*」ワイルドカードを使用していない場合、この手順で代替リーダーを特定するタスクはさらに容易に実行できます。
8. デバイスが同期していないことを示す場合、同期を強制するためにデバイスをリブートします。
症状:SV-4K または DMP-2K のスタートアップ画面に「Please Insert Card」というメッセージが表示される
トラブルシューティングの手順:
1. デバイスに IP アドレスが割り当てられていることを確認します。
2. DHCP オプション 43 の構成が適切であることを確認します。
3. Cisco Vision Director サーバーが実行中であり、到達可能であることを確認します。
4. さらにトラブルシューティングを行い、RMA プロセスを続行するには、シスコのテクニカル サポートにお問い合わせください。
症状:Pwr と Eth の LED が点灯せず、デバイス上でアクティビティの兆候がない
トラブルシューティングの手順:
1. デバイス上のイーサネット ポートに、視認できる破損がないかどうかを確認します。
2. デバイス上に視認できるポートの破損が ない 場合は、次の手順を実行します。
a. 12V 5A 電源をメディア プレーヤーに接続して、起動して正常に操作できることを確認します。
b. イーサネット ケーブルを交換します。
c. メディア プレーヤーを、別のデバイスで動作が確認されているスイッチ ポートに接続します。
d. スイッチの POE+ 設定を確認します。
ヒント :スイッチ設定を Cisco Vision Director にインポートした場合、POE+ の設定を表示できます。
[Device Management] をクリックします。 デバイスを選択すると、 [Status] 情報が表示されます。 [Settings] > [Network] をクリックします。
スイッチとの LLDP ネゴシエーションの後、 デバイス の電力は通常「29.5」と表示されます。
e. 上記の手順で問題を特定できない場合、RMA プロセスを進めるためにシスコ テクニカル サポートに連絡してください。
症状:起動後に DMP が自動的にリブートする
トラブルシューティングの手順:
1. 複数のデバイスが自動リブートを実行しているかどうかを確認します。
2. 複数の デバイスが起動時に自動リブートを実行している場合は、次の手順を行います。
a. デバイスが IP アドレスを取得していることを確認します。デバイスが IP アドレスを取得していない(TV ディスプレイに「Unable to get IP address」というメッセージが表示される)場合は、DHCP サーバーとの通信を確認します。
b. DHCP オプション 43 の構成が適切であることを確認します。
3. DMP がロード画面に進捗バーで表示されている場合、Cisco Vision Director サーバーとの通信を確認します。
4. (上級)HTTP 要求が /var/log/httpd/access_log に送信されていることを確認します(システムステートレポート [SSR] を使用)。
次のようなメッセージを見つけます。
10.194.169.242 - - [13/Oct/2014:13:10:05 -0700] "GET /CiscoVision/dmp_v4/scripts/boot.brs HTTP/1.1" 200 89403 "-" "-"
注: Auto Registration パラメータが正確でない場合も、リブートが繰り返されます。
症状:ポートレートモードの DMP およびデフォルトのマルチキャスト ビデオ ストリーミング時に表示が歪む
トラブルシューティングの手順:
1. ポートレート表示が歪んでいないかどうかを確認します。
2. 表示が歪む場合は、次の点を確認してください。
a. [Configuration] > [System Configuration] > [Advanced Registry Settings] をクリックします。
b. レジストリデータで scaleToFit.video を見つけます。
c. scaleToFit.video が存在しない場合(デフォルト)、[Add] をクリックします。[Create — Configuration Setting] ボックスが表示されます。
d. [Name] フィールドに「 scaleToFit.video 」 と入力し、 [Value] に「 true 」 と入力します。
e. [ 保存(Save) ] をクリックします。
注: この値を「false」に設定する必要がある場合、表示が歪むようになります。その場合は、マルチキャスト ビデオ ストリーミングではなく、デフォルトのポートレートモード URL の Web ページを使用します。
f. ポートレート表示用に別のデフォルトのポートレートコンテンツ URL を設定します。デフォルト コンテンツ チャネルの設定を参照してください。
症状:DMP TV ディスプレイに黒い画面が表示される/マルチキャスト ビデオ ストリームがない
トラブルシューティングの手順:
1. 複数の TV ディスプレイが同じマルチキャスト ビデオ ストリームの黒画面を表示しているかどうかを確認します。
2. 複数の TV ディスプレイに同じマルチキャスト ストリームの黒画面が表示されている場合は、次の手順を実行します。
a. メディア プレーヤーの LED を確認します。
b. LED が通常のステートの場合、Cisco Vision Director サーバーの電源がオンになっており、到達可能であることを確認します。
c. すべての TV ディスプレイが同じモデルまたは新しいモデル(あるいはその両方)である場合、動作が確認されている別の TV ディスプレイ モデルでテストします。
d. (上級)問題のあるデバイスと同じスイッチ ポート/インターフェイスに接続されているラップトップでテストし、問題のあるビデオ ストリームがオープン ソースの VLC プレーヤーを使用して表示できるかどうかを確認します。
e. 別のマルチキャスト ビデオ ストリームをテストします。
f. ローカル ビデオ コンテンツでテストします。ローカル ビデオが作動した場合、ビデオ ヘッドエンドやその他のネットワークの問題のトラブルシューティングを行います。
g. ブラウザを使用して http://sv4k-ip-address に移動し、DMP のビデオ出力設定を確認します。
3. 問題が DMP デバイスに特定される場合は、次の手順を実行します。
a. 電源/イーサネット LED がオンになっていることを確認します。
b. 別の HDMI ケーブルで試行してみます。
c. 別の TV ディスプレイをテストします。
d. (上級)問題のある DMP と同じスイッチ ポート/インターフェイスに接続されているラップトップでテストし、問題のあるビデオ ストリームがオープン ソースの VLC プレーヤーを使用して表示できるかどうかを確認します。
症状:外部ボリューム方式の構成時にローカル制御がない
トラブルシューティングの手順:
1. RS-232 ケーブルが接続されていますか。その場合、ケーブル接続を確認します。
2. 使用されているシリアル ケーブルのタイプを、TV ディスプレイの RS-232 要件(ヌル モデム [クロスオーバー] またはストレートスルー)と照合して確認します。
3. 外部出力方式が他の TV ディスプレイで有効かどうかを確認します。
4. メーカーの RS-232 コードを、Cisco Vision Director の TV ディスプレイ仕様と照合して確認します。