前提条件
DMP のファームウェアをアップグレードする前に、次の要件が満たされていることを確認します。
注意: 新しい DMP-2K の初期導入では、次のことを確認してください。
— DMP-2K に他のアクセサリが接続されていない。
— 最長 100 m のケーブル配線に標準のカテゴリ 5e または 6 を使用している。
■
『 Release Notes for Cisco Vision Dynamic Signage Director Release 6.1 』を読んで最新情報を把握し、サポートされている DMP ファームウェア アップグレード パスを確認している。
■
適切な POE+ 操作のために必要な LLDP 含め、Connected Stadium スイッチが設定されている。
■
DHCP サーバが設定済みで、必須であるオプション 60 とオプション 43 のプロパティも設定が済んでいる。
詳細については、Cisco Vision 認定パートナーが利用できる『 Cisco Vision Dynamic Signage Solution Operation and Network Requirements 』を参照してください。
プロビジョニング タスク
ファームウェアをプロビジョニングするには、次のタスクを実行します。
■
すべてのメディア プレーヤーのファームウェアのダウンロード(必須)
■
Cisco Vision Dynamic Signage Director への DMP ファームウェアのアップグレード(必須)
■
DMP の自動登録の設定(必須)
すべてのメディア プレーヤーのファームウェアのダウンロード
メディア プレーヤーのファームウェア イメージは、Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアとバンドルされていません。
注: ファームウェアは、Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアへのアクセスにも使用可能なデバイスにダウンロードしてください。
シリーズ 2 DMP 基本ファームウェアのダウンロード
必須の基本ファームウェア バージョンのいずれかを Cisco Vision Dynamic Signage Director にまだアップロードしていない場合は、パスワード保護されたサイトからファームウェア イメージを個別にダウンロードし、Cisco Vision Dynamic Signage Director にアップロードします。
Cisco Vision(StadiumVision)認定パートナーが利用可能な「SV-4K ファームウェアのダウンロード方法」のドキュメントについては、Cisco Systems の担当者にお問い合わせください。
Cisco Vision Dynamic Signage Director への DMP ファームウェアのアップグレード
外部ベンダーから取得した DMP のファームウェア イメージを Cisco Vision Dynamic Signage Director にアップロードします。
注意: シリーズ 2 およびシリーズ 3 DMP の場合は、ファームウェア バージョンを Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバにアップロードします。
基本ファームウェア バージョン:7.0.92
製品のファームウェア バージョン:シリーズ 2 またはシリーズ 3 は 7.0.92
注: ファームウェアをアップロードするには、管理ダッシュボードの [Firmware Upgrade] ページを使用します。このページで、デバイスのソフトウェアをプロビジョニングするコマンドを実行 しない でください。デバイスが起動またはリブートするたびに、Cisco Vision Dynamic Signage Director の自動登録設定でデバイスがロードするファームウェアに対してコンプライアンスチェックが実行されます。ファームウェア バージョンが一致しない場合は、シリーズ 2 およびシリーズ 3 DMP がファームウェア アップグレードを 自動的 に開始します。
シリーズ 2 およびシリーズ 3 ファームウェアをアップロードする手順は次のとおりです。
1.
ファームウェアをダウンロードしたデバイスで、管理者として Cisco Vision Dynamic Signage Director にログインします。
2.
[Tools] > [Management Dashboard] > [DMP and TV Controls] > [DMP Install] > [Firmware Upload] に移動します。
3.
プロビジョニングする DMP モデルに応じて [Series 2 Parameters] または [Series 3 Parameters] タブを選択し、アップロード アイコン(図 1)をクリックします。
図 1 DMP ファームウェアのアップロード
4.
ファームウェアイメージ ファイルを選択し、 [OK] をクリックします。
画面下部にアップロード ステータスの文字列が表示され、ファームウェアのアップロードの完了を示します。
DMP の自動登録の設定
ファームウェアをメディア プレーヤーにプロビジョニングする前に、Cisco Vision Dynamic Signage Director にアップロードして自動登録を設定します。
シリーズ 2 およびシリーズ 3 DMP の自動登録を設定する手順は次のとおりです。
1.
[Tools] > [Management Dashboard] > [Dynamic Signage Director Configuration] > [System Configuration] > [Auto Registration Settings] > [Provision DMP] に移動します。
2.
次のいずれかを実行します。
–
SV-4K または DMP-2K をプロビジョニングするには、[Series 2 DMP] をクリックします。
–
CV-HD または CV-UHD をプロビジョニングするには、[Series 3 DMP] をクリックします。
3.
[Configuration Property] パネルで、ファームウェア プロパティを探して設定します。
–
図 2に自動登録の設定を示し、表 1にリリース 6.1 の CV-UHD および CV-HD で必要なファームウェア プロパティを示します。
–
図 3に自動登録の設定を示し、表 2にリリース 6.1 の SV-4K および DMP-2K で必要なファームウェア プロパティを示します。
注: CV-HD および CV-UHD メディア プレーヤーでは、SV-4K および DMP-2K メディア プレーヤーとは異なる 基本 ファームウェアが必要です。
–
[Firmware image to use]:ドロップダウン ボックスから選択します。
–
[init.version]:バージョンを入力します。
–
[Base firmware image to use]:ドロップダウン ボックスから選択します。
–
[Base.version]:バージョンを入力します。
注: ファームウェア イメージをアップロードした直後は、ドロップダウン ボックスの隣にある [Refresh] アイコンをクリックして新しいファイルを表示させる必要があります。
図 2 CV-UHD および CV-HD のプロビジョニングに必要なファームウェア イメージとバージョンのプロパティ
表 1 リリース 6.1 の CV-UHD および CV-HD で必須のファームウェア プロパティ
|
|
|
|
Firmware image to use (CV-UHD, CV-HD)
|
|
init.version (CV-UHD, CV-HD)
|
|
|
Base firmware image to use (CV-UHD, CV-HD)
|
|
base.version (CV-UHD, CV-HD)
|
|
図 3 SV-4K および DMP-2K のプロビジョニングに必要なファームウェア イメージとバージョンのプロパティ
表 2 リリース 6.1 の SV-4K および DMP-2K で必須のファームウェア プロパティ
|
|
|
|
使用するファームウェアイメージ(SV-4K、DMP-2K)
|
|
init.version (SV-4K、DMP-2K)
|
|
|
使用する基本ファームウェアイメージ(SV-4K、DMP-2K)
|
必要なファームウェアがまだインストールされていない場合は、5.1.68.1 のファームウェア ファイルをアップロードして選択します。
注: 5.1.68.1のファームウェアの取得方法については、Cisco Systems の担当者にお問い合わせください。
|
base.version (SV-4K、DMP-2K)
|
|
4.
変更を保存します。
5.
DMP を起動するかリブートします。
6.
スタートアップ シーケンスを確認します。スタートアップ シーケンスの詳細については、『 Cisco Vision Deployment Guide for Series 2 and Series 3 Media Players: Dynamic Signage Director 』を参照してください。