サポートされる MIB に関する情報
ここでは、次に示すように、WAAS によってサポートされる Cisco に固有の MIB について説明します。
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ACTONA-ACTASTOR-MIB |
CIFS トランスペアレント アクセラレータ。 |
CISCO-CDP-MIB |
ローカル インターフェイスの ifIndex 値を表示します。リピータ ポートに ifIndex 値が割り当てられていない 802.3 リピータでは、この値はポートの固有値であり、リピータでサポートされる ifIndex 値より大きくなります。この例では、特定のポートが cdpInterfaceGroup と cdpInterfacePort の対応する値によって示されています。この場合、これらの値は、RFC 1516 のグループ番号値とポート番号値に対応します。 |
CISCO-CONFIG-MAN-MIB |
次のようなさまざまな場所に存在する設定データのモデルを表します。 • running:実行中のシステムによって使用中 • terminal:接続されているハードウェア • local:NVRAM またはフラッシュ メモリにローカルに保存済み • remote:ネットワーク上のサーバに保存済み この MIB には、設定に明確に関連する操作のみが含まれています。ただし、一部のシステム機能は一般的なファイルの保存と転送に使用できます。 |
CISCO-CONTENT-ENGINE-MIB |
Cisco Systems の Cisco WAAS デバイス用の MIB モジュール。この MIB の次のオブジェクトがサポートされます。 • cceAlarmCriticalCount • cceAlarmMajorCount • cceAlarmMinorCount • cceAlarmHistTableSize |
CISCO-ENTITY-ASSET-MIB |
ENTITY-MIB(RFC 2037)entPhysicalTable の資産情報項目をモニタします。この MIB は、MIBentPhysicalTable に表示される関連するエンティティの注文可能製品番号、シリアル番号、ハードウェア リビジョン、製造番号およびリビジョン、ファームウェア ID およびリビジョン(存在する場合)およびソフトウェア ID およびリビジョン(存在する場合)を表示します。 |
CISCO -SMI |
Cisco Enterprise Structure of Management Information 用の MIB モジュール。この MIB で照会するものはありません。Cisco MIB の構造を記述します。 |
CISCO-WAN-OPTIMIZATION-MIB |
アプリケーション最適化装置に関連付けられたステータスおよび統計情報に関する情報を提供します。この MIB の次のオブジェクトがサポートされます。 • cwoAoStatsIsConfigured • cwoAoStatsIsLicensed • cwoAoStatsOperationalState • cwoAoStatsStartTime • cwoAoStatsTotalHandledConn • cwoAoStatsTotalOptConn • cwoAoStatsTotalHandedOffConn • cwoAoStatsTotalDroppedConn • cwoAoStatsActiveOptConn • cwoAoStatsPendingConn • cwoAoStatsMaxActiveOptConn この MIB は、TFO 統計情報も提供します。次のオブジェクトがサポートされます。 • cwoTFOStatsTotalHandledConn • cwoTFOStatsActiveConn • cwoTFOStatsMaxActiveConn • cwoTFOStatsActiveOptTCPPlusConn • cwoTFOStatsActiveOptTCPOnlyConn • cwoTFOStatsActiveOptTCPPrepConn • cwoTFOStatsActiveADConn • cwoTFOStatsReservedConn • cwoTFOStatsPendingConn • cwoTFOStatsActivePTConn • cwoTFOStatsTotalNormalClosedConn • cwoTFOStatsResetConn |
ENTITY-MIB |
単一の SNMP エージェントがサポートする複数の論理エンティティを表すための MIB モジュール。この MIB の次のグループがサポートされています。 • entityPhysicalGroup • entityLogicalGroup entConfigChange 通知がサポートされています。この MIB は、RFC 2737 で文章化されています。 |
EVENT-MIB |
ネットワーク管理のためにイベント トリガーとアクションを定義します。MIB は RFC 2981 として公開されます。 |
HOST-RESOURCES-MIB |
ホスト システムを管理します。 ホスト という用語は、インターネットに接続されている他の類似したコンピュータと通信する、任意のコンピュータを意味します。HOST-RESOURCES-MIB は、主要な機能が通信サービスであるデバイス(ターミナル サーバ、ルータ、ブリッジ、モニタリング機器)に必ずしも適用されるとは限りません。この MIB は、すべてのインターネット ホスト(たとえば、UNIX のバリエーションを実行するパーソナル コンピュータやシステム)に共通する属性を提供します。 |
IF-MIB |
64 ビットのインターフェイス カウンタを含み、インターフェイス関連の統計情報のクエリをサポートします。これらのカウンタにはデバイスのインターフェイスで送受信されたオクテット、ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャスト パケットが含まれます。ifCounterDiscontinuityTime を除き、ifXEntry のすべてのオブジェクトがサポートされています。この MIB は、RFC 2233 で文章化されています。 |
MIB-II |
RFC 1213 に記載されており、TCP/IP ベースのインターネットでネットワーク管理プロトコルとともに使用するためのインターネット標準の MIB。この MIB は、ダウンロード サイトの v1 ディレクトリの RFC1213-MIB ファイルにあります(他の MIB は v2 ディレクトリにあります)。 |
SNMP-COMMUNITY-MIB |
RFC 2576 に記載されています。 |
SNMP-FRAMEWORK-MIB |
RFC 2571 に記載されています。 |
SNMP-NOTIFICATION-MIB |
RFC 3413 に記載されています。 |
SNMP-TARGET-MIB |
RFC 3413 に記載されています。 |
SNMP-USM-MIB |
RFC 2574 に記載されています。 |
SNMPv2-MIB |
RFC 1907 に記載されています。この MIB では次の通知がサポートされます。 • coldStart • linkUp • linkDown • authenticationFailure |
SNMP-VACM-MIB |
RFC 2575 に記載されています。 |
SNMP トラップの表示とイネーブル化
WAAS システムで使用可能な SNMP トラップ オプションを表示するには、[My WAN] > [Device Group] > [AllDevicesGroup] > [Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [General Settings] を選択します。[SNMP General Settings] ウィンドウが表示されます(図 3-1)。
図 3-1 [SNMP General Settings] ウィンドウ
[SNMP General Settings] ウィンドウから SNMP トラップをイネーブルにする方法については、『 Cisco Wide Area Application Services Configuration Guide 』の「 Configuring SNMP Monitoring 」の章を参照してください。
一般的な SNMP MIB OID に関する情報
ここでは、一般的な SNMP トラップ OID について説明します。
オブジェクト |
cceAlarmCriticalRaised |
OID |
1.3.6.1.4.1.9.9.178.2.0.7 |
ステータス |
最新 |
MIB |
CISCO-CONTENT-ENGINE-MIB :サポート イメージの表示 |
トラップ コンポーネント |
cceAlarmHistId cceAlarmHistModuleId cceAlarmHistCategory cceAlarmHistInfo cceAlarmHistTimeStamp |
説明 |
モジュールが重大アラームを出しました。 |
オブジェクト |
coldStart |
OID |
1.3.6.1.6.3.1.1.5.1 |
ステータス |
最新 |
MIB |
SNMPv2-MIB :サポート イメージの表示 |
説明 |
通知発信元アプリケーションをサポートする SNMP エンティティが自動的に再初期化されています。このエンティティの設定は変更された可能性があります。 |
オブジェクト |
cceAlarmCriticalCleared |
OID |
1.3.6.1.4.1.9.9.178.2.0.8 |
ステータス |
最新 |
MIB |
CISCO-CONTENT-ENGINE-MIB :サポート イメージの表示 |
トラップ コンポーネント |
cceAlarmHistId cceAlarmHistModuleId cceAlarmHistCategory cceAlarmHistInfo cceAlarmHistTimeStamp |
説明 |
モジュールが重大アラームをクリアしました。 |
オブジェクト |
cceFailedDiskName |
OID |
1.3.6.1.4.1.9.9.178.1.5.1 |
タイプ |
OCTET STRING |
権限 |
accessible-for-notify |
ステータス |
最新 |
MIB |
CISCO-CONTENT-ENGINE-MIB :サポート イメージの表示 |
説明 |
ディスクの障害イベントが発生したディスクの名前。 |
オブジェクト |
ciscoContentEngineDiskFailed |
OID |
1.3.6.1.4.1.9.9.178.2.0.6 |
ステータス |
最新 |
MIB |
CISCO-CONTENT-ENGINE-MIB :サポート イメージの表示 |
トラップ コンポーネント |
cceFailedDiskName |
説明 |
Content Engine データ ドライブで障害が発生しました。このオブジェクトによって、ciscoContentEngineDataDiskFailed が置き換えられます。エラーに関する追加情報は Syslog に記録されます。 |
SNMP トリガーの表示と設定
WAAS システムで SNMP トリガーを表示して設定できます。特定の設定に関係のある他の MIB オブジェクトについて追加の SNMP トラップを生成するようカスタム トリガーを設定できます。
WAE には 6 個のデフォルトのトリガーがあります。デフォルトのトリガーを削除して、設定を保存した場合、デバイスをリロードすると削除したトリガーが元に戻ります。図 3-2 に、デフォルトのトリガーを示します。
手順
ステップ 1 [My WAN] > [Device Group] > [AllDevicesGroup] > [Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [Trigger] を選択します。
デフォルトのトリガーと設定済みのトリガーのリストが示された [Trigger List Entries] ウィンドウが表示されます(図 3-2)。
図 3-2 SNMP のトリガー リスト
ステップ 2 トリガーを作成するには、[Trigger List Entries] ウィンドウで [Create] アイコンをクリックします。
[Create new SNMP Trigger] ウィンドウが表示されます(図 3-3)。
図 3-3 SNMP トリガーの作成
ステップ 3 新規 SNMP トリガーを設定します。
SNMP トリガーの設定については、『 Cisco Wide Area Application Services Configuration Guide 』の「 Configuring SNMP Monitoring 」の章を参照してください。