Content Security タブの機能
CSC SSM に接続すると、図7-1 に示すように、Content Security タブが表示されます。Content Security タブでは、次のコンテンツ セキュリティ ステータスを一目で確認することができます。
• CSC SSM Information:製品モデル番号、デバイスの IP アドレス、CSC SSM ソフトウェアのバージョンおよびビルド番号、重要な通知情報
• Threat Summary:検出された脅威の当日、7 日、 30 日ごとの検出数を表形式で表示
• System Resources Status:SSM の CPU およびメモリの使用状況の確認が可能
• Email Scan:スキャンされた電子メールの数およびスキャンした電子メールで検出された脅威の数をグラフィックで表示
• Latest CSC Security Events:最近ログに記録されたセキュリティ イベント 25 個をリスト表示
図7-1 Content Security タブ
Help アイコンをクリックすると、このウィンドウに表示された情報の詳細が表示されます。
コンテンツ セキュリティのモニタリング
Monitoring > Trend Micro Content Security の順にクリックして、モニタリングのオプションを表示します。次のオプションがあります。
• Threats:最近検出された脅威をもたらすアクティビティを、後述のカテゴリ別にグラフで表示します。
• Live Security Events:モニタリング対象プロトコルで最近検出された、セキュリティ イベント(コンテンツフィルタリング違反、スパム、ウィルス検出、スパイウェア検出など)のレポートを表示します。
• Software Updates:コンテンツのセキュリティをスキャンする各種コンポーネント(ウィルス パターン ファイル、スキャン エンジン、スパイウェア/グレイウェア パターンなど)の、バージョンおよび最近のアップデート日時/時刻を表示します。
• Resource Graphs:SSM の CPU 使用状況とメモリの使用状況をグラフで表示します。
図7-2 に、ASDM の Monitoring オプションの表示画面を示します。
図7-2 ASDM のコンテンツ セキュリティの Monitoring オプション
脅威のモニタリング
Monitoring ペインで Threats をクリックすると、図7-2 に示すように、最大 4 種類のグラフ表示用のカテゴリから選択できます。次のカテゴリ別に、最新アクティビティの件数を表示することができます。
• 検出されたウィルスおよび他の脅威
• ブロックされたスパイウェア
• 検出されたスパム(この機能を使用するには Plus ライセンスが必要です)
• URL フィルタリング アクティビティ、および URL ブロッキング アクティビティ(この機能を使用するには Plus ライセンスが必要です)
たとえば、Base と Plus の両方のライセンスがある場合は、上記の 4 種類すべての脅威タイプのモニタリングを選択できます。図7-3 に、グラフの表示例を示します。
図7-3 脅威のモニタリング グラフ
グラフは一定の時間間隔(通常は 10 秒)でリフレッシュされるため、最新のアクティビティが一目で分かります。詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。
セキュリティ イベントのライブによるモニタリング
Monitoring ペインで Live Security Events をクリックして、View をクリックすると、図7-4 のようなレポートが作成されます。
図7-4 Live Security Events モニタリング レポート
このレポートには、CSC SSM で検出されたすべてのイベントがリスト表示されます。Source カラムでは、検出ソースが SMTP と POP3 の両プロトコルの場合は「Email」と表示されます。縦横のスクロール バーで、画面に表示されなかった追加部分のレポート内容が確認できます。画面上部でフィルタリングを行うと、特定のイベントが検索されるように調整できます。詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。
ソフトウェアのアップデートのモニタリング
図7-5 のように、Monitoring ペインで Software Updates をクリックすると、CSC SSM のコンポーネントに関する情報が次のように表示されます。
図7-5 Software Updates モニタリング ウィンドウ
ASDM で Monitoring > Trend Micro Content Security > Software Updates の順にクリックすると表示される、Configure Updates リンクをクリックすると、 Scheduled Update ウィンドウが CSC SSM コンソールに表示されます。図2-4を参照してください。
Scheduled Update ウィンドウでは、CSC SSM が Trend Micro ActiveUpdate サーバからコンポーネントのアップデートを受信する間隔を、1 日、1 時間、または 15 分から選択して指定できます。
SCS SSM コンソールの Manual Update ウィンドウでは、オンデマンドでコンポーネントを手動アップデートすることもできます。図5-1を参照。いずれのアップデートについても、詳細はオンラインヘルプを参照してください。
リソースのモニタリング
Monitoring ペインで Resource Graphs をクリックすると、モニタリング可能な 2 種類のリソースである、CPU 使用状況とメモリが表示されます。これらのリソースの使用状況が 100% に近いと表示された場合は、次のいずれかを推奨します。
• ASA-SSM-20 にアップグレードする(現在 ASA-SSM-10 を使用している場合)、または
• 他の ASA アプライアンスを購入する
CPU またはメモリの使用状況を表示するには、表示する情報の種類を選択してから Show Graphs をクリックします。次に例を示します。
図7-6 メモリ モニタリング グラフ