Fibre Channel Common Transport の概要
FC-CT 管理セキュリティ機能により、ストレージ管理者またはネットワーク管理者だけが、スイッチに対してクエリーを送信し、情報にアクセスできるようにネットワークを設定できます。このような情報には、ファブリック内のログイン デバイス、ファブリック内のスイッチなどのデバイス、デバイスの接続方法、各スイッチのポートの数、各ポートの接続先、設定済みゾーンの情報、ゾーンまたはゾーン セットの追加と削除の権限、ファブリックに接続するすべてのホストのホスト バス アダプタ(HBA)の詳細などがあります。
Note |
Cisco MDS NX-OS Release 6.2(9) では、FC 管理機能はデフォルトで無効です。FC 管理機能を有効にするには、fc-management enable コマンドを使用します。 |
FC-CT 管理クエリーを送信し、管理サーバーへの要求を変更できる pWWN を設定できます。いずれかのモジュール(ゾーン サーバー、ゾーン分割されていないファイバ チャネル ネーム サーバー(FCNS)、またはファブリック コンフィギュレーション サーバー(FCS)など)が FC-CT 管理クエリーを受信すると、FC 管理データベースに対する読み取り操作が実行されます。FC 管理データベースでデバイスが検出されると、付与されている権限に基づいて応答が送信されます。デバイスが FC 管理データベースにない場合は、各モジュールが拒否を送信します。FC 管理が無効な場合、各モジュールが各管理クエリーを処理します。