Cisco Nexus Dashboard Data Broker 導入ガイド、リリース 3.10.1

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Cisco Nexus Dashboard Data Broker 導入ガイド、リリース 3.10.1

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組み込みモードでの Cisco Nexus Dashboard Data Brokerの展開

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2023年7月7日

章のタイトル： 組み込みモードでの Cisco Nexus Dashboard Data Brokerの展開

組み込みモードでの Cisco Nexus Dashboard Data Brokerの展開

この章では、Nexus シリーズ スイッチに Cisco Nexus Dashboard Data Broker を展開する手順の詳細について説明します。p

リリース 3.10.1 から、Cisco Nexus Data Broker（NDB）の名前は、Cisco Nexus Dashboard Data Brokerに変更されました。ただし、GUI およびインストール フォルダ構造と対応させるため、一部の NDB のインスタンスがこのドキュメントには残されています。NDB/ Nexus Data Broker/ Nexus Dashboard Data Brokerという記述は、相互に交換可能なものとして用いられています。

この章のアップグレード/インストール手順に進む前に、Cisco.com の Nexus Dashboard Data Broker イメージと、Linux にコピーされたイメージ ファイルの md5sum を比較してください。次のコマンドを使用してを確認します（Linux の場合）。

cisco@NDB-virtual-machine:~/3.10.2/$ md5sum ndb1000-sw-app-emb-9.3-plus-k9-3.10.2.zip
Displayed output: 685a0fe58f3280590dd878b7835241aa  ndb1000-sw-app-emb-9.3-plus-k9-3.10.2.zip

Nexus Dashboard Data Broker サーバーと Nexus Dashboard Data Broker スイッチ間の TLS 証明書の生成は、組み込みモードの展開ではサポートされていません。TLS の詳細については、Managing TLS Certificate, KeyStore and TrustStore Files の章（Cisco Nexus Dashboard Data Broker Configuration Guide）を参照してください。

NX-API 用の Cisco Nexus Dashboard Data Broker Embedded ソフトウェアの入手

手順

ステップ 1

Web ブラウザで、Cisco.com を参照します。

ステップ 2

下方向へスクロールして、[ダウンロード（ Downloads）] をクリックします。

ステップ 3

[製品の選択（ Select a Product）] フィールドに、「 Nexus Dashboard Data Broker」と入力します。3.10.2 の埋め込み NXAPI ファイルが表示されます。

入力を求められたら、Cisco.com のユーザー名およびパスワードを入力して、ログインします。

ステップ 4

Cisco Nexus Data Broker Release 3.10.2 アプリケーション バンドルの zip ファイルをダウンロードして解凍します。

ステップ 5

アクティベータ スクリプトをダウンロードします。NDB をアクティブ化するために必要な Python アクティベータ スクリプトは、https://github.com/datacenter/nexus-data-broker で入手できます。

（注）  

 

インストール プロセスを開始する前に、Github から最新のスクリプトを入手してください。

次のタスク

サポートされている Cisco Nexus シリーズ スイッチにソフトウェアをインストールします。サポートされているプラットフォームのリストについては、Cisco Nexus Dashboard Data Broker Release 3.10.2, Release Notesを参照してください。

NX-OS 9.3(1) 以降の NX-API モード用の Cisco Nexus Dashboard Data Broker 組み込みソフトウェアのインストールとアクティブ化

Cisco Nexus Dashboard Data Broker は OVA としてインストールされず、ゲストシェルにインストールされます。NXOS 9.3(1) 以降のリリースに Cisco Nexus Dashboard Data Broker-Embedded ソフトウェアをインストールするには、Nexus Dashboard Data Broker アクティベータ スクリプトの NDBActivator4.0_9.3_plus.py を使用します。

アクティベータ スクリプトは、次の機能を実行します。

  • Guestshell リソースのサイズを変更します。

  • ndb フォルダーを解凍して、/usr/bin ディレクトリーに配置します。

  • ゲストシェルを管理 VRF に設定します。

始める前に


（注）  
デフォルトでは、既存の Cisco Nexus Data Dashboard Broker-Embedded アプリケーションがインストールされ、アクティブになっている場合、Cisco Nexus Dashboard Data Broker-Embedded の新しいバージョンをインストールすることはできません。python bootflash コマンドで --force 属性を指定し、アクティベーター スクリプトが既にアクティブ化されている場合でも、アクティベーター スクリプトを強制的に実行できます。次に例を示します。 
Syntax: python <file path>NDBActivator4.0_9.3_plus.py –v guestshell+ <zip file path> --force

Example:  python bootflash:NDBActivator4.0_9.3_plus.py –v guestshell+ /bootflash/ndb1000-sw-app-emb-9.3-plus-k9-3.10.2.zip --force

（注）  
Nexus Dashboard Data Broker アプリケーションをアンインストールするには、guestshell destroy コマンドを使用して Guestshell を破棄します。Nexus Dashboard Data Broker のインスタンスがゲストシェルに存在し、新しい Nexus Dashboard Data Broker インスタンスをインストールする必要がある場合は、既存のゲストシェルを破棄して、ゲストシェルと Nexus Dashboard Data Broker を再インストールする必要があります。 
N9K-switch# guestshell destroy

（注）  

NXAPI モードを無効にしてから有効にした後、ノードで nxapi use-vrf 管理コマンドを再構成する必要があります。


重要

ブートフラッシュに十分な領域を使用できることを確かめてください。 ndb1000-sw-app-emb-9.3-plus-k9-3.10.2.zip ファイルは、解凍プロセスのため、ブートフラッシュ (/volatile フォルダー) に合計で ~600 MB のスペースを必要とします。このスクリプトは、メモリが 8GB を超える NXOS プラットフォーム、バージョン 9.3(1) でのみ動作します。

手順

ステップ 1

switch# copy ftp:/10.10.10.1 NDBActivator4.0_9.3_plus.py bootflash:vrf management

NDBActivator4.0_9.3_plus.py を、ダウンロードしたディレクトリからスイッチにコピーします。HTTP、FTP、SSH などのさまざまなソースからファイルをダウンロードできます。

ステップ 2

switch# copy ftp://10.10.10.1 ndb1000-sw-app-emb-9.3-plus-k9-3.10.2.zip bootflash:vrf management

Cisco Nexus Data Broker Embedded パッケージを、ダウンロードしたディレクトリからスイッチにコピーします。HTTP、FTP、SSH などのさまざまなソースからファイルをダウンロードできます。

ステップ 3

switch# show virtual-service list

コピー プロセスのステータスを監視します。

ステップ 4

switch# guestshell enable

ゲストシェルを有効化します。

ステップ 5

switch# python bootflash:NDBActivator4.0_9.3_plus.py -v guestshell+ /bootflash/ndb1000-sw-app-emb-9.3-plus-k9-3.10.2.zip

スイッチに Cisco Nexus Dashboard Data Broker-Embedded パッケージをインストールします。

ステップ 6

switch# show virtual-service list

インストールのステータスを監視します。

（注）  

 

Nexus Dashboard Data Broker アプリケーションを開始するには、guestshell enable コマンドを使用します。Nexus Dashboard Data Broker アプリケーションが Python スクリプトを介して開始された場合、ゲストシェルは自動的に有効になります。

（注）  

 

Nexus Dashboard Data Broker アプリケーションを停止するには、guestshell disable コマンドを使用します。Nexus Dashboard Data Broker を有効にするには、guestshell enable コマンドを使用します。

（注）  

 

インストールが正常に完了するまで続行しないでください。Nexus Dashboard Data Broker アプリケーションは、正常にインストールされると起動します。

ステップ 7

switch# show processes cpu sort | grep java

例:

switch# show processes cpu sort | grep java

19587 3 6 551 0.00% java

switch#

Nexus Dashboard Data Broker が正常にインストールおよび開始されたかどうかを確認します。

次のタスク

HTTPS を使用して Cisco Nexus Dashboard Data Broker GUI にログインします。Cisco Nexus Dashboard Data Broker GUI のデフォルトの HTTPS Web リンクは、https://IP_address:8443/monitor です。ユーザー名とパスワードを入力します（デフォルト値は admin/admin）。

Cisco NXOS リリース 9.3(1) 以降でのリリース 3.10.2 へのアップグレード

このプロセスでは、GUI を使用して構成をダウンロードし、アップグレードを実行してから、構成をアップロードします。このプロセスは、リリース 3.10 以降に適用されます。

Cisco Nexus OS の I4(6) から I6(1) および I7(1) へのアップグレードの詳細については、Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Software Upgrade and Downgrade Guide, Release 9.3(x)を参照してください。

手順

ステップ 1

Nexus Dashboard Data Broker GUI にログインします。

ステップ 2

[管理（Administration）] > [バックアップ/復元（Backup/Restore）] に移動します。[バックアップとローカル バックアップ（Backup and Backup Locally）] をクリックして、構成を zip ファイル形式でダウンロードします。

ステップ 3

NDBActivator4.0_9.3_plus.py をダウンロードしたディレクトリからスイッチにコピーします。HTTP、FTP、SSH などのさまざまなソースからファイルをダウンロードできます。

例:

switch# copy scp://10.10.10.1 NDBActivator4.0_9.3_plus.py bootflash:vrf management

ステップ 4

Cisco Nexus Data Broker Embedded パッケージをダウンロードしたディレクトリからスイッチにコピーします。HTTP、FTP、SSH などのさまざまなソースからファイルをダウンロードできます。

例:

switch# copy scp://10.10.10.1 ndb1000-sw-app-emb-9.3-plus-k9-3.10.2.zip bootflash:vrf management

ステップ 5

コピー プロセスのステータスを監視します。

例:

switch# show virtual-service list

ステップ 6

ゲストシェルを有効化します。

例:

switch# guestshell enable

ステップ 7

スイッチに Cisco Nexus Data Broker Embedded パッケージをインストールします。

例:

switch# python bootflash:NDBActivator4.0_9.3_plus.py -v guestshell+ /bootflash/ndb1000-sw-app-emb-9.3-plus-k9-3.10.2.zip

ステップ 8

インストール プロセスのステータスを監視します。

例:

switch# show virtual-service list

Nexus Dashboard Data Broker アプリケーションを停止するには、guestshell disable コマンドを使用します。

（注）  

 

インストールが完了するまで続行しないでください。Nexus Dashboard Data Broker アプリケーションは、正常にインストールされると起動します。

ステップ 9

Nexus Dashboard Data Broker が正常にインストールされ、開始されたかどうかを確認します。

例:

switch# show processes cpu sort | grep java
Example:
switch# show processes cpu sort | grep java
19587 3 6 551 0.00% java

ステップ 10

実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

ステップ 11

ステップ 1 でダウンロードした Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.10.2 構成を Cisco Nexus Dashboard Data Broker ユーザー インターフェイス（UI）にアップロードします。[管理（Administration）] > [バックアップの復元（Backup Restore）] > [ローカルに復元（Restore Locally）] に移動します。

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