基本コンポーネント

基本コンポーネントは、次の必要な RPM パッケージで構成されます。

• mtx-infra：インフラストラクチャ

• mtx-device：Cisco ネイティブ モデル

モデル化された NX-OS インターフェイスにアクセスするには、次のエージェント パッケージの少なくとも 1 つをインストールする必要があります。

• mtx-netconf-agent：NETCONF エージェント

• mtx-restconf-agent：RESTCONF エージェント

• mtx-grpc-agent：gRPC エージェント

共通モデル コンポーネント

共通モデル コンポーネント RPM は、OpenConfig モデルをサポートします。OpenConfig モデルを使用するには、OpenConfig RPM をダウンロードしてインストールする必要があります。利便性のため、サポートされているすべての OpenConfig モデルの単一の結合パッケージ、mtx-openconfig-all があります。

単一の結合パッケージを推奨していますが、代わりに、選択したモデルと、次の表に記載されているサポート モデル間の依存関係を満たすための RPM をダウンロードしてインストールすることもできます。mtx-openconfig-all RPM は、個々のモデル RPM と互換性がありません。後者をインストールする場合はその前に前者をアンインストールし、また逆に、前者をインストールする場合はその前に後者をアンインストールする必要があります。

デバイスで Bash シェルを開く

スイッチへの RPM のインストールは、Bash シェルで実行されます。デバイスで機能 feature bash が構成されていることを確認します。

Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# feature bash-shell
Switch(config)# end
Switch# run bash sudo su
bash-4.2#

Bash からデバイスの CLI プロンプトに戻るには、exit または Ctrl-D を入力します。

デバイスの準備状況の確認

RPM をインストールする前に、次の CLI show コマンドを使用してデバイスの準備状況を確認できます。

• show module：すべてのモジュールが稼働しているかどうかを示します。

  Switch# show module

• show system redundancy status：スタンバイ デバイスが稼働しており、HA モードになっているかどうかを示します。スタンバイ同期が進行中の場合、RPM のインストールが失敗する可能性があります。

  Switch# show system redundancy status

ラインカードが起動しない場合は、Bash シェルで createrepo /rpms コマンドを入力します。

bash-4.2# createrepo /rpms