MQC について
Cisco Modular QoS コマンド ライン インターフェイス(MQC)は、QoS ポリシーを定義する言語を提供します。
QoS ポリシーは次の 3 つの手順を使用して設定します。
-
トラフィック クラスを定義する。
-
各トラフィック クラスにポリシーおよびアクションをアソシエートします。
-
ポリシーを論理または物理インターフェイスに付加します。
MQC には、トラフィックのクラスとポリシーを定義するためのコマンド タイプが用意されています。
-
policy-map:ポリシー セットを表すポリシー マップを定義します。ポリシー マップはクラス別にクラス マップに適用されます。
ポリシー マップは、帯域幅の制限やパケットのドロップなど、アソシエートされたトラフィック クラスで実行するアクション セットを定義します。
クラス マップおよびポリシー マップを作成するときに、次のオブジェクト タイプを定義します。
-
network-qos:システム レベル-関連のアクションに使用できる MQC オブジェクトを定義します。
-
qos:マーキングおよびポリシングに使用できる MQC オブジェクトを定義します。
-
queuing:キューイングおよびスケジューリングに使用できる MQC オブジェクトを定義します。
(注) |
デフォルトは qos タイプです。 出力 QoS ポリシーは、サブインターフェイスではサポートされません。 |
service-policy コマンドを使用して、ポリシーをポート、ポート チャネル、またはサブインターフェイスに付加できます。
show class-map コマンドおよび show policy-map コマンドを使用して、MQC オブジェクトのすべてまたは個々の値を表示できます。
注意 |
インターフェイス コンフィギュレーション モードでは、インターフェイスがホストとなっているライン カードがアップしているか、ダウンしているかに関係なく、デバイスは QoS およびアクセス コントロール リスト(ACL)コマンドを受け入れることが可能です。ただし、ラインカードがダウンしている場合は、デバイスが事前設定情報をどれも受け入れないため、インターフェイス サブモードにはできません。 |