ESI を使用した EVPN マルチホーミングとの相互運用性

この章は、次の内容で構成されています。

第 2 世代の Cisco Nexus 9000 スイッチ(EX モデル以降)は、EVPN マルチホーミングを完全にはサポートしていません。


(注)  


EVPN マルチホーミング機能の詳細については、「マルチホーミングの構成」の章を参照してください。


ただし、次のセクションで説明するように、Cisco Nexus 9000 スイッチは、EVPN マルチホーミング機能を完全にサポートするスイッチと同じ VXLAN EVPN ファブリックに統合できます。

ESI を使用した EVPN マルチホーミングとの相互運用性

Cisco NX-OS リリース 10.2(2)F以降、予約されていない ESI(0 または MAX-ESI)値と予約されている ESI(0 または MAX-ESI)値を持つ EVPN MAC/IP ルート(タイプ 2)は、転送(機能は通常 ESI RX と呼ばれます)のために評価されます。EVPN MAC/IP ルート解決の定義は、 RFC 7432 Section 9.2.2 で定義されています。

EVPN MAC/IP ルート(タイプ 2):

  • 予約されている ESI 値(0 または MAX-ESI)は、MAC/IP ルート単独(タイプ 2 内の BGP ネクストホップ)によって単独で解決されます。

  • 予約されていない ESI 値は、適合する ES イーサネット自動検出ルート(タイプ 1、ES EAD ごと)が存在する場合、単独で解決されます。

予約されていない ESI 値を使用した EVPN MAC/IP ルート解決は、Cisco Nexus 9300-EX/FX/FX2/FX3/GX プラットフォーム スイッチでサポートされます。

つまり、これらのスイッチは、ローカルに接続されたデバイスに vPC マルチホーミングを使用しながら(前の vPC マルチホーミングの構成 およびvPC ファブリック ピアリングの設定セクション で説明したように)、ローカル デバイスの接続に EVPN マルチホーミングを使用する他のスイッチと VXLAN EVPN ファブリック内で共存できます。リモート エンドポイントの MAC アドレスと IP アドレスは、上記の EVPN コントロール プレーン メッセージを使用してこれらのリモート スイッチから学習され、複数のネクストホップ IP アドレス(EVPN マルチホーミングを実装する各スイッチを識別する一意の VTEP アドレス)が割り当てられます。