Puppet Labs によって開発された Puppet ソフトウェア パッケージは、サーバやその他の技術情報を管理するためのオープン ソースの自動化ツールセットです。Puppet ソフトウェアは、構成設定などのデバイス状態を適用することにより、サーバとリソースの管理を実現します。

Puppet コンポーネントには、管理対象デバイス（ノード）および Puppet Primary（サーバ）上で動作する Puppet エージェントが含まれます。通常、Puppet Primary は個別の専用サーバ上で実行され、複数のデバイスにサービスを提供します。Puppet エージェントの操作では、Puppet Primary に定期的に接続する必要があります。そして、Puppet Primary は構成マニフェストをコンパイルしてエージェントに送信します。エージェントは、ノードの現在の状態でこのマニフェストを調整し、相違点に基づいて状態を更新します。

Puppet マニフェストは、デバイスの状態を設定するためのプロパティ定義の集合です。これらのプロパティ状態の確認および設定の詳細は抽象化されているため、マニフェストは複数のオペレーティングシステムまたはプラットフォームで使用できます。マニフェストは、通常、構成時の設定を定義するために使用されますが、ソフトウェアパッケージのインストール、ファイルのコピー、およびサービスの開始にも使用できます。

詳細については、Puppet Labs を参照してください。

Puppet Agent ソフトウェアは、ゲスト シェル（CentOS を実行する Linux コンテナ環境）のスイッチにインストールする必要があります。ゲスト シェルは、ホストから切り離された安全でオープンな実行環境を提供します。

Cisco NX-OS リリース 9.2（1）以降、Puppet Agent の Bash-shell（Cisco NX-OS の基盤となるネイティブ WindRiver Linux 環境）インストールはサポートされなくなりました。

次に、エージェント ソフトウェアのダウンロード、インストール、およびセットアップに関する情報を示します：

ciscopuppet モジュールは、Cisco が開発したオープン ソース ソフトウェア モジュールです。これは、Puppet マニフェストの抽象技術情報構成と、Cisco NX-OS オペレーティング システムおよびプラットフォームの特定の実装の詳細との間のインターフェイスとなります。このモジュールは Puppet プライマリにインストールされ、Cisco Nexus スイッチでの Puppet エージェントの操作に必要です。

ciscopuppet モジュールは、Puppet Forge で利用できます。

ここでは、ciscopuppet モジュール インストール手順についての追加情報を提供します：