この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチでは、プロセス再起動によりハイ アベイラビリティ機能が提供されます。このプロセスによって、プロセス レベルの障害がシステム レベルの障害を発生させる原因にならないようになります。また、障害が発生したプロセスの自動的な再起動も行います。このプロセスは、障害の前の状態を復元し、障害が発生した時点以降を実行し続けます。
• 制御トラフィックが影響を受けないため、ステートフル(中断なし)です。
スイッチオーバーは、次の 2 つのプロセスのいずれかにより発生します。
• アクティブ スーパーバイザ モジュールに障害が発生し、スタンバイ スーパーバイザ モジュールに切り替わります。
• アクティブ スーパーバイザ モジュールからスタンバイ スーパーバイザ モジュールへのスイッチオーバーを手動で開始します。
スイッチオーバー プロセスが開始すると、安定したスタンバイ スーパーバイザ モジュールを利用できるまで、同一のスイッチで別のスイッチオーバー プロセスを開始できません。
アクティブ スーパーバイザ モジュールによって、稼動中のイメージがスタンバイ スーパーバイザモジュールに自動的に同期化されます。ブート変数は、このプロセス中に同期化されます。
スタンバイ スーパーバイザ モジュールは、アクティブ スーパーバイザ モジュールで稼動中のイメージを使ってそのイメージを自動的に同期化させます。
(注) スーパーバイザ モジュールが起動されるイメージは、ブートフラッシュから削除できません。これは、新しいスタンバイ スーパーバイザ モジュールが、プロセス中に同期できないためです。
手動スイッチオーバーを実行するときは、次のガイドラインに注意してください。
• スイッチオーバーを手動で開始すると、システム メッセージにより 2 つのスーパーバイザ モジュールが存在することが示されます。
アクティブ スーパーバイザ モジュールからスタンバイスーパーバイザ モジュールを手動で開始するには、Device Manager を使用してアクティブ スーパーバイザ モジュールを使用します 。このコマンドを入力すると、安定したスタンバイ スーパーバイザ モジュールを利用できるまで、同一のスイッチで別のスイッチオーバー プロセスを開始できません。
Device Manager を使用してスイッチオーバーを実行するには、次の手順に従います。
ステップ 1 [Physical] > [Modules] を選択して複数のモジュールが存在することを確認することによって、HA スイッチオーバーが可能であることを確認します。
図 2-1 に示す画面が表示されます。
ステップ 2 Device Manager のメイン画面で、[Admin] > [Reset Switch] を選択します。
ステップ 3 [Switch to Standby] をクリックします。
• 1 つのスーパーバイザ モジュールの内部ステートが Active with HA standby で、もう一方のスーパーバイザ モジュールの内部ステートが HA standby の場合は、スイッチは操作上 HA であり、自動同期化を実行できます。
• 片方のスーパーバイザ モジュールの内部ステートが none の場合は、スイッチは自動同期化を実行できません。
表 2-1 に、冗長ステートの有効値を示します。
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スイッチが初期化でスーパーバイザ モジュールの障害を検出して、モジュールの電源の切断と再投入が 3 回自動試行されます。3 回の試行の後に、失敗したステートを表示し続けます。 (注) スーパーバイザ モジュールを、HA standby として起動されるまで初期化を試行する必要があります。このステートは、一時的なステートです。 |
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表 2-2 に、スーパーバイザ モジュール ステートの有効値を示します。
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表 2-3 に、内部冗長ステートの有効値を示します。
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スタンバイスーパーバイザ モジュールの HA スイッチオーバーメカニズムがイネーブルにされています(「スーパーバイザ モジュールの同期」を参照)。 |
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スイッチ内のアクティブ スーパーバイザ モジュールを設定できる状態です。スタンバイ モジュールは、HA-standby ステートです。 |
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