インストールの問題
Windows で Fabric Manager をインストールするとき、[Install] をクリックしてもインストールされません
Java Web Start が正しくインストールされていることを確認してください。確認する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 [Programs] メニューを開き、Java Web Start が表示されているかどうかを確認します。
ステップ 2 Java Web Start プログラムを起動して、Java Runtime のインストールに問題がないか確認します。
ステップ 3 [Preferences] タブをクリックし、Web Start のプロキシ設定が適切かどうかを確認します。
ステップ 4 JNLP 設定を適切に処理するようにブラウザが設定されているか確認します(「Java Web Start を手動で設定する方法を教えてください」を参照)。
旧バージョンのアプリケーションを実行し、(エラーの詳細に)JNLP ファイルを開くことができないことを示すエラー ポップアップ ウィンドウが表示された場合、Java Web Start のキャッシュが破損している可能性があります。この問題を解決するには、キャッシュをクリアして、再試行してください。キャッシュをクリアする手順については、「Java Web Start のキャッシュをクリアする方法を教えてください」を参照してください。
Solaris 上で Fabric Manager を起動できません
Solaris 2.8 を使用し、ルートとしてログインしているユーザが、Netscape Navigator 6 を使用している場合は、MIME タイプを登録できません。正規ユーザが Netscape Navigator 6 に MIME タイプを登録するには、手動で追加する必要があります。Netscape 4.x は、すべてのユーザに対して適切に機能します。
ブラウザ上に JNLP ファイルの保存を促すプロンプトが表示されます
JNLP MIME タイプに対応した Java Web Start を起動するようにブラウザが設定されていない可能性があります。Java Web Start が適切にインストールされていないか、適切に設定されていません(「Java Web Start を手動で設定する方法を教えてください」を参照)。
[Java Web Start not detected] エラーが表示されます
Java Web Start をインストールしたにもかかわらず、スイッチのホーム ページに [Java Web Start not detected...] というエラー メッセージが(赤色で)表示される場合は、単純な JavaScript エラーの可能性があります。Java Web Start インストールを検出するために、Internet Explorer および Mozilla(新しいバージョン)でテストされた JavaScript コードが実行されています。一部のブラウザ(Netscape 6.0 や Opera など)では、リンクが機能していても、このコードが正しく機能しないことがあります。
• まず、インストール リンクをクリックしてください。
• それでもエラーが表示される場合は、ブラウザのヘルパー アプリケーションが正しく設定されているかどうかを確認してください(Netscape 6.0 の場合は [Edit] > [Preferences] > [Navigator] > [Helper Applications] をクリックします)。「Java Web Start を手動で設定する方法を教えてください」を参照してください。
デスクトップ ショートカットが表示されません
Windows 2000 および Windows NT の場合は、Fabric Manager および Device Manager のプログラム メニュー エントリ(新規 Cisco MDS 9000 プログラム メニューの下)、およびデスクトップ ショートカットが作成されます。Manager および Device Manager のデスクトップ ショートカットおよびスタート メニュー エントリの名前は、それぞれ [FabricManager] および [DeviceManager] です。Windows の他のバージョン(XP など)では、FabricManager.bat および DeviceManager.bat というバッチ ファイルがデスクトップに作成されます。UNIX の場合は、FabricManager.sh および DeviceManager.sh という名前のシェル スクリプトが $HOME/.cisco_mds9000/bin ディレクトリに作成されます。Mozilla ベースの各ブラウザ上で稼動する Windows インストールの場合は、デスクトップ ショートカットが作成されません。対処するには、手動でデスクトップ ショートカットを作成します。
Fabric Manager または Device Manager を新しいバージョンにアップグレードする方法を教えてください
Fabric Manager または Device Manager を新しいバージョンにアップグレードする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 稼動中の Fabric Manager または Device Manager のインスタンスをすべて閉じます。
ステップ 2 新規バージョンが稼動しているスイッチをブラウザで指定して、該当するインストール リンクをクリックします。このスイッチで新規バージョンが稼動している場合は、アップグレードを求めるプロンプトが表示されます。
インストーラがローカル コピーを調べて、新しいソフトウェア バージョンに更新します。
Fabric Manager または Device Manager をダウングレードする方法を教えてください
Cisco MDS NX-OS Release 4.xCisco MDS 以降、インストーラでは、ダウングレードをサポートしません。Fabric Manager または Device Manager を旧リリースにダウングレードするには、手動でアンインストールしてから、前のバージョンの Fabric Manager または Device Manager をインストールする必要があります。
アップグレードできません
Fabric Manager または Device Manager で、スイッチのバージョンの方が高いことを示すプロンプトが表示されたために、アップグレードを試みて失敗した場合は、デフォルト ブラウザ設定が正しくない可能性があります。最後のブラウザのアップグレードまたはインストール中に、何らかのエラーが発生しています。対処するには、ブラウザを単独で起動して、インストールをクリックします。
まれに、アップグレードしてもバージョンが変化しないことがあります。これは、HTTP がネットワークにキャッシュされているためです。アップグレード中に、スイッチのファイルに対する HTTP 要求がローカル マシンにキャッシュされます。スイッチのバージョンの方が高い場合でも、インストールされた管理ソフトウェアは古いバージョンのままです。対処するには、Fabric/Device Manager をアンインストールして、Java Web Start キャッシュをクリアしてから、新規にインストールします。
ダウンロード ダイアログで Java Web Start が停止します
ブラウザの設定と同様に Java Web Start がスイッチにアクセスするように設定されているかどうかを確認する手順は、次のとおりです。
ステップ 1
Java Web Start を起動します(
javaws.exe または
javaws )。Java Web Start Application Manager が表示されます。
ステップ 2 [File] > [Preferences] > [General] を選択し、プロキシが正しく設定されているかどうかを確認します。たとえば、HTTP プロキシを使用している場合、ここで設定します。
ステップ 3 [Use Browser] を選択します。
ステップ 4 [OK] をクリックします。
Java Web Start を手動で設定する方法を教えてください
Opera、特定のバージョンの Mozilla、または Konqueror などのブラウザでは、JNLP ファイルのヘルパー アプリケーションとして Java Web Start を手動で登録する必要があります。このために必要なデータは、次のとおりです。
• 記述 = Java Web Start
• ファイル拡張子 = jnlp
• MIME タイプ = application/x-java-jnlp-file
• アプリケーション = javaws のパス(/usr/local/javaws/javaws など)
この設定の完了後、ブラウザを再起動する必要があります。[Java Web Start not detected] という警告が表示されても、無視してかまいません。これらの警告は JavaScript に基づいています。すべてのブラウザが JavaScript と適切に連携するわけではありません。インストール リンクをクリックして、Fabric Manager または Device Manager をインストールします。
(注) Windows ユーザの場合:*.jnlp ファイルに Java Web Start を設定するには、[Windows Explorer] > [Tools] > [Folder Options] > [File Types] を選択します。javaws.exe によって *.jnlp ファイルが開かれるように、JNLP の既存設定を変更するか、または設定を追加します。この実行ファイルは Program Files¥Java Web Start 内にあります。
Java Web Start をコマンドラインから実行する方法を教えてください
ブラウザから Java Web Start を実行できない場合でも、コマンドラインから Java Web Start(javaws.exe または javaws)を実行できます。そのためには、スイッチ上の Fabric Manager または Device Manager の URL を引数として指定します。たとえば、スイッチの IP アドレスが 10.0.0.1 である場合は、次のコマンドを使用して、Fabric Manager および Device Manager を起動します。
javaws http://10.0.0.1/cgi-bin/fabric-manager.jnlp
javaws http://10.0.0.1/cgi-bin/element-manager.jnlp
Java Web Start のキャッシュをクリアする方法を教えてください
Java Web Start のキャッシュをクリアする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Java Web Start Application Manager( javaws.exe または javaws )を起動します。
ステップ 2 [File] > [Preferences] > [Advanced] を選択し、アプリケーション フォルダまたはキャッシュをクリアします。.javaws またはキャッシュ ディレクトリは手動で削除できます。Windows の場合、このディレクトリは [Documents and Settings] 内にあります。UNIX の場合は、$HOME 内にあります。
Fabric Manager のアップグレード中、ショートカットを作成するプロンプトが表示されません
この章の「Java Web Start のキャッシュをクリアする方法を教えてください」の手順に従って Java Web Start の キャッシュをクリアします。
Fabric Manager または Device Manager にログインできません
スイッチ上で初期設定ルーチンが実行されているかどうかを確認します。『Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Fundamentals Configuration Guide』を参照してください。簡単に確認する手順は、次のとおりです。
• スイッチの管理インターフェイスが起動しているかどうかを確認します(show interface mgmt0)。
• 管理インターフェイスに接続できるかどうかを調べます(ping)。
• ユーザ名が有効かどうかを確認します(show snmp user)。CLI(コマンドライン インターフェイス)からユーザを追加/編集することもできます。
• ネットワーク インターフェイスが複数存在する場合は、「Fabric Manager または Device Manager で正しいネットワーク インターフェイスが使用されません」を参照してください。
pcAnyWhere の実行中に Fabric Manager または Device Manager をインストールできません。または Java を実行できません
pcAnyWhere サービスを停止して Fabric Manager または Device Manager をインストールするか、または DirectX をインストール/更新してください。詳細については、 http://java.sun.com/ の Web サイトを参照してください。
[Services] メニューで、Fabric Manager または Performance Manager サービスが [disabled] と表示されます
この状況は、次の場合に発生することがあります。
• アンインストール/アップグレード中に、Fabric Manager または Performance Manager の [Services] メニューが開いていた場合
• アンインストール/アップグレード中に、Fabric Manager Client または Device Manager を実行していた場合
このエラーは、Windows がサービスを完全に削除できない場合に発生します。ホストを再起動すると、問題が解決されます。
McAfee Internet Suite 6.0 Professional の実行中に Fabric Manager または Device Manager をインストールできません。または Java を実行できません
McAfee Internet Suite にはウィルス スキャナ、ファイアウォール、アンチスパム、およびプライバシ管理機能が搭載されています。プライバシ管理機能によって、Fabric Manager Server と Client 間の相互作用が妨げられることがあります。対処するには、プライバシ サービスを停止する必要があります。
全般
面グラフのモニタ中にエラーが表示されます
モニタ ウィンドウから面グラフを表示する場合、最初のデ-タが戻される前に面グラフ上でマウスを移動すると、JChart getX() からのメッセージログに、java.lang.ArrayIndexOutOfBoundsException エラーが表示されます。これは、JChart がまだ存在しない値の検索を試みたことが原因です。この問題は、今後の JChart バージョンで修正される予定です。
[gen error] メッセージが表示されます
通常、[gen error] は、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)要求の処理プロセスで、スイッチの SNMP エージェントに予期せぬエラーが発生したことを意味します。ただし、Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)接続または任意の種類の Network Address Translation(NAT; ネットワーク アドレス変換)方式を介してスイッチにアクセスしている場合は、すべてのエラーが [gen error] として報告されます。これは既知の問題であり、今後のリリースで修正される予定です。これが [gen error] の原因であるかどうかを調べるには、NAT が設定されていない環境でこのエラーを再生成します(スイッチと同じネットワークで作業します)。
Device Manager Summary View にディスク イメージが表示されません
Device Manager の Summary View テーブルに、Fx ポートに接続されたディスクのアイコンが表示されないことがあります。これは、このポートに FC4 機能が設定されていないためです。LUN 検出を発行して、FC4 タイプが登録されていないホスト/ディスクに関する情報を検出する必要があります。これには Device Manager で、[FC] > [Advanced] > [LUNs] をクリックしてください。
Device Manager に D_S_TOV および E_D_TOV タイマーを同時に設定できません
E_D_TOV と D_S_TOV を両方同時に変更した場合、新しい D_S_TOV 値が古い E_D_TOV 値よりも大きいと、WrongValue エラーが表示されます。対処するには、これらの値を個別に変更する必要があります。
Device Manager テーブルのカラムを大きくする方法を教えてください
Device Manager が大型テーブルの表示を試みたとき、スイッチの実行が遅いと、テーブルが表示されたときにタブが非表示になります。対処するには、データが表示されるようにウィンドウのサイズを変更する必要があります。
ファブリックの変更がマップに伝播されません(リンクが消えない、など)
Fabric Manager では、ダウンしているデバイスまたはポート上にレッドの十字が表示されます。ただし、すでに検出された情報は自動的には削除されません。マップを正しく更新するには、再検出する必要があります。
PortChannel の作成ダイアログボックスを何度か使用したら小さくなってしまいました
MemberList TextBox(PortChannel の [Create] ウィンドウ内)を何度か使用すると、正しく表示されなくなります。ポート選択用のコンボ ボックスが付いた長いテキスト ボックスが、小さな正方形のテキスト ボックスに変わり、小さすぎてポートを選択できなくなります。これは既知の問題であり、今後のリリースで修正される予定です。この問題に対処するには、Fabric Manager または Device Manager を停止して再起動します。
IPFC を設定するとエラーが表示されます
IPFC および帯域外管理が設定されていると、IPFC アドレスを使用した場合に、Device Manager と SNMPv3 が正しく動作しなくなることがあります。対処するには、管理インターフェイス(mgmt0)アドレスを使用するか、または IPFC 上で SNMPv1/v2c を使用します。
Fabric Manager または Device Manager で正しいネットワーク インターフェイスが使用されません
この問題の原因は、ローカル インターフェイスが基本的な Java ライブラリによって任意に選択されることです。対処するには、コマンドライン引数を指定してから、Fabric/Device Manager を起動します。デスクトップ ショートカット、シェル スクリプト、またはバッチ ファイルに、パラメータ -Device Managerds.nmsAddress= を追加します。
たとえば、Windows では、この行は ..javaw.exe -Device Managerds.nmsAddress=X.X.X.X -cp .. のようになります。
デスクトップ ショートカットでは、この長さが、許容される最大文字数を超えることがあります。その場合は、-Dsun.java2d.ddoffscreen=false の部分を削除して、必要な文字数を確保します。新しいバージョンの Fabric Manager(Release 1.2 以降)では、推奨ネットワーク インターフェイスを選択できます。
Fabric Manager または Device Manager の画面が正常に表示されません
Fabric Manager または Device Manager のメニューからサブメニューを表示した場合、Fabric Manager Map のマウス ポインタの速度が遅く、マウスの移動に反応できない場合、または不正なツールチップが表示された場合、画面が正常に表示されませんが、Fabric Manager または Device Manager に問題があるわけではありません。
一部の古いビデオ カードでは、これらの異常な表示が発生する場合があります。この問題を解決するには、まずビデオ ドライバを更新します。それでも問題が解決しない場合は、ビデオ カードを交換します。
[Physical Attributes] カテゴリがほとんど表示されなくなりました
拡張機能がオフになっています。Fabric Manager 画面の右上にある [Advanced Features] チェック ボックスを確認してください。チェック ボックスをオンにします。
[Information] ペインが表示されません
通常、[Information] ペインは Fabric Manager のマップの上半分に表示されます。マップが重なっている可能性があります。マップ ウィンドウの端を下方向にドラッグするか、黒の三角をクリックして画面を再表示します。
編集ゾーン内のアクティブ ゾーン セットが(正しくアクティブ化した場合でも)太字で表示されます
VSAN のメンバーが IVR ゾーニングに参加しています。アクティブ ゾーンに IVR ゾーンが追加されたため、アクティブ ゾーン セットの設定が同名のローカル ゾーン セットの設定と異なります。この場合、ゾーン セット名が常に太字になります。
プレフィクスが IVRZ のゾーンまたは nozonset という名前のゾーン セットを作成できますか
これらの特殊な名前は使用しないでください。これらの名前は、IVR ゾーンを識別するためにシステムで使用されます。
ワンクリック ライセンス インストールが実行されず、シスコの Web サイトにもアクセスできません
ワンクリック ライセンス インストールでは、シスコ Web サイトへの HTTP 接続を開こうとします。ブラウザで HTTP プロキシを使用している場合には、Fabric Manager Client のスクリプトに次のコマンドライン変数を追加する必要があります。
-Dhttps.proxyHost and -Dhttps.proxyPort.
ワンクリック インストールの URL が「https://」ではなく「http://」から開始する場合、変数は次のようになります。
-Dhttp.proxyHost and -Dhttp.proxyPort.
たとえば、Windows の場合、MDS 9000¥bin¥FabricManager.bat ファイルを編集し、JVMARGS に「-Dhttps.proxyHost=HOSTADDRESS -Dhttps.proxyPort=HOSTPORT」を追加します。
Fabric Manager Client および Device Manager をスイッチに接続できません
Cisco MDS SAN-OS Release 1.3(3) 以前で SNMPv3 を使用している Fabric Manager または Device Manager は、Release 1.3(4) 以降を実行しているスイッチを管理できません。これは、Fabric Manager で Release 1.3(3) から Release 1.3(4) にソフトウェアをアップグレードする場合に影響することがあります。
Fabric Manager Client のログ ウィンドウ サイズを大きくする方法を教えてください
FM Client によるメモリ消費を制限するために、ログ ウィンドウはデフォルトで 500 行に制限されています。このサイズを拡大するには、<install directory>/db/<user> ディレクトリの sm.properties を編集し、LogBufferSize を変更します。
FM Server Database が起動できません。またはファイル ロック エラーが発生します
データベース ログ(FMPersist.log)に [The database is already in use by another process] というエラー メッセージが表示されます。HsqlDB 1.7.1 バージョンにこの問題があります。ファイル ロックはたまに発生しますが、db サーバをシャットダウンして再起動すると解決できます。Windows の場合は FMPersist サービスを停止して起動します。Unix の場合は FMPersist.sh スクリプトの引数を restart にして実行します。
Fabric Manager Client を Fabric Manager Server と再同期する方法を教えてください
場合によっては、Fabric Manager Client が Fabric Manager Server と非同期でクライアントとサーバの再同期が必要です。Fabrix Manager Client と Fabric Manager Server を再同期するには、[File] メニューから [Resync All Open Fabrics] を選択します。
現在のファブリックを再検出する方法を教えてください
Fabric Manager Server がファブリックのスイッチと非同期の場合、オンデマンド検出を実行してファブリックのスイッチの変更を Fabric Manager Client で最新の状態にする必要があります。ファブリック スイッチを再検出するには、[File] メニューから [Rediscover] を選択します。
SCSI ターゲットを再検出する方法を教えてください
Fabric Manager Server が SCSI ターゲットと非同期の場合、オンデマンド検出を実行してファブリックのスイッチの変更を Fabric Manager Client で最新の状態にする必要があります。ファブリック スイッチを再検出するには、[File] メニューから [Rediscover SCSI Targets] を選択します。
その他
Fabric Manager の再起動後もマップ レイアウトを保持する方法を教えてください
好みに合わせてマップを編成したあとにマップを「固定」して、Fabric Manager を停止して再起動したあとにもオブジェクトが引き続き表示されるように設定する場合は、次の手順を実行します。
ステップ 1 マップ内のブランク領域で右クリックします。メニューが表示されます。
ステップ 2 メニューで [Layout] > [Fix All Nodes] を選択します。
スイッチは 1 台しかないのにマップには 2 つ表示されます
スイッチが 1 台しかない場合に、マップにスイッチが 2 つ表示されるときは、隣接していない VSAN(仮想 SAN)内の 2 つのスイッチに同じドメイン ID が設定されている可能性があります。Fabric Manager は <vsanId><domainId> を使用してスイッチを検索するため、ファブリック検出時に、これらのスイッチ間にリンクが正しく割り当てられないことがあります。
この問題を回避するには、物理的に接続されたファブリック内の同じ VSAN 内のすべてのスイッチで、一意のドメイン ID が使用されているか確認します (この作業には、ファブリック コンフィギュレーション チェッカを使用します)。
スイッチ内のレッド/オレンジ/点線の意味を教えてください
スイッチ内にレッドの線が表示される場合、Fabric Manger はスイッチに関して問題点を検出しています。[Physical Attributes] ペインで [Switches] を選択して、[Information] ペインのステータス レポートを表示します。モジュール、ファン、電源装置に障害があるか、または装着されているにもかかわらずオフライン状態です。
スイッチ内にオレンジの点線が表示される場合は、スイッチに関するマイナー ステータス警告を示しています。通常、モジュールのいずれかに問題が発生しています。問題の原因はツールチップに表示されます。マウスをしばらくスイッチ上に置くと、ツールチップが表示されます。
次の表に、Fabric Manager および Device Manager のカラー設定およびツールチップ定義を示します。
表 12-1 Fabric Manager および Device Manager の色の定義
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レッドのスラッシュ |
SNMP を通してスイッチと通信できません。 |
レッドの X |
ファブリック スイッチの Domain Manager/Fabric Configuration Server リスト内のスイッチと通信したり、このスイッチを表示することができません。 |
|
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モード(FICON の場合は F、T、TE、U/I など)の付いたグリーンの正方形 |
ポートが起動しています。 |
モードの付いたオレンジの正方形 |
トランクが不完全です。 |
オレンジの十字 |
OLS および NOS が受信されています。 |
ブラウンの正方形 |
ポートは管理上のダウン状態です。 |
ライト グレーの正方形 |
ポートを管理できません。 |
レッドの十字 |
ハードウェア障害/ループバック診断障害/リンク障害です。 |
レッドの正方形 |
その他の設定障害です。 |
正方形なし、またはブラックの正方形 |
ポートが未設定です。 |
表 12-2 Device Manager ツールチップの定義
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adminDown |
ポートが管理上のダウン状態です。 |
bitErrRTThresExceeded |
ビット エラー レートが高すぎます。 |
bundleMisCfg |
PortChannel メンバーシップで設定エラーが検出されました。 |
channelAdminDown |
このポートは PortChannel のメンバーであり、この PortChannel が管理上のダウン状態です。 |
channelConfigurationInProgress |
このポートは PortChannel の設定中です。 |
channelOperSuspended |
このポートは PortChannel のメンバーであり、動作パラメータは PortChannel パラメータと互換性がありません。 |
deniedDueToPortBinding |
ポート バインディングにより中断中です。 |
domainAddrAssignFailureIsolation |
選択された主要スイッチがドメイン アドレス マネージャ機能を実行できないため、Nx_port のトラフィックをスイッチ間で転送できません。したがって、スイッチ内のすべての Interconnect_Ports が隔離されます。 |
domainInvalidRCFReceived |
無効な Reconfigure Fabric(RCF)が受信されました。 |
domainManagerDisabled |
ドメイン マネージャがディセーブルです。 |
domainMaxReTxFailure |
再試行を最大限に行っても、ドメイン マネージャに障害が発生します。 |
domainOtherSideEportIsolation |
ピア E ポートが隔離されています。 |
domainOverlapIsolation |
2 つの既存ファブリックを接続する際に、ドメインが重複しています。 |
elpFailureClassFParamErr |
クラス F パラメータ エラーによる ELP 障害のために隔離されています。 |
elpFailureClassNParamErr |
クラス N パラメータ エラーによる ELP 障害のために隔離されています。 |
elpFailureInvalidFlowCTLParam |
無効なフロー制御パラメータによる ELP 障害のために隔離されています。 |
elpFailureInvalidPayloadSize |
無効なペイロード サイズによる ELP 障害のために隔離されています。 |
elpFailureInvalidPortName |
無効なポート名による ELP 障害のために隔離されています。 |
elpFailureInvalidSwitchName |
無効なスイッチ名による ELP 障害のために隔離されています。 |
elpFailureInvalidTxBBCredit |
無効な B2B クレジットの伝送による ELP 障害のために隔離されています。 |
elpFailureIsolation |
ポート初期化中に、想定される Interconnect_Ports に互換性のないリンク パラメータが見つかりました。 |
elpFailureLoopbackDetected |
検出されたループバックによる ELP 障害のために隔離されています。 |
elpFailureRatovEdtovMismatch |
R_A_TOV または E_D_TOV の不一致による ELP 障害のために隔離されています。 |
elpFailureRevMismatch |
リビジョンの不一致による ELP 障害のために隔離されています。 |
elpFailureUnknownFlowCTLCode |
無効なフロー制御コードによる ELP 障害のために隔離されています。 |
ePortProhibited |
E/TE ポートに FICON 禁止マスクが設定されているために、ポートがダウンしています。 |
eppFailure |
再試行を最大限に行っても、トランク ネゴシエーション プロトコルに障害が発生します。 |
errorDisabled |
管理上の対応が必要なエラー条件により、ポートが動作していません。 |
escFailureIsolation |
Exchange Switch Capabilities(ESC)の結果、ポート初期化中に、想定される Interconnect_Ports が初期化を継続できません。 |
fabricBindingDBMismatch |
ファブリック バインディング アクティブ データベースがピアと一致しません。 |
fabricBindingDomainInvalid |
ファブリック バインディング アクティブ データベース内のピア ドメイン ID が無効です。 |
fabricBindingNoRspFromPeer |
ファブリック バインディングがピアからの応答を受信しません。 |
fabricBindingSWWNNotFound |
ファブリック バインディング アクティブ データベース内に、ピアのスイッチ WWN が見つかりません。 |
fcipPortAdminCfgChange |
設定変更により、FCIP ポートがダウンしました。 |
fcipPortKeepAliveTimerExpire |
TCP キープアライブ タイマーの期限切れにより、FCIP ポートがダウンしました。 |
fcipPortMaxReTx |
TCP 再送信回数が設定された制限値に到達したため、FCIP ポートがダウンしました。 |
fcipPortPersistTimerExpire |
TCP 持続タイマーの期限切れにより、FCIP ポートがダウンしました。 |
fcipPortSrcAdminDown |
発信元イーサネット リンクが管理上のシャットダウンになったために、FCIP ポートがダウンしました。 |
fcipPortSrcLinkDown |
イーサネット リンクのダウンにより、FCIP ポートがダウンしました。 |
fcipSrcModuleNotOnline |
発信元モジュールがオンラインでないため、FCIP ポートがダウンしました。 |
fcipSrcPortRemoved |
送信元ポートが削除されたため、FCIP ポートがダウンしました。 |
fcotChksumErr |
FSP SPROM チェックサム エラーが発生しました。 |
fcotNotPresent |
SFP(GBIC)が搭載されていません。 |
fcotVendorNotSupported |
FSP(GBIC)ベンダーがサポートされていません。 |
fcspAuthenfailure |
ファイバ チャネル セキュリティ プロトコル認証に失敗しました。 |
ficonBeingEnabled |
FICON がイネーブル化中です。 |
ficonNoPortnumber |
FICON ポート番号が設定されていません。 |
ficonNotEnabled |
FICON がイネーブル化されていません。 |
ficonVsanDown |
FICON VSAN がダウンしています。 |
firstPortNotUp |
加入過多型ライン カードで、グループ内の他のポートが起動している場合に、先頭ポートを E モードで起動することができません。 |
firstPortUpAsEport |
加入過多型ライン カードで、グループ内の先頭ポートが E モードで起動している場合に、このグループ内の他のポートを起動できません。 |
hwFailure |
ハードウェア障害です。 |
incomAdminRxBBCreditPerBuf |
管理ポート rxbbcredit、パフォーマンス バッファに互換性がないために、ディセーブルです。 |
incompatibleAdminMode |
ポート管理モードとポート機能に互換性がありません。 |
incompatibleAdminRxBBCredit |
受信 BB クレジットに互換性がありません。 |
incompatibleAdminRxBufferSize |
受信バッファ サイズに互換性がありません。 |
incompatibleadminSpeed |
ポート速度とポート機能に互換性がありません。 |
initializing |
ポートが初期化中です。 |
interfaceRemoved |
インターフェイスの削除中です。 |
invalidAttachment |
接続が無効です。 |
invalidConfig |
このポートのポート チャネル設定ミスです。 |
invalidFabricBindExh |
ファブリック バインディング交換が無効です。 |
linkFailCreditLoss |
過剰なクレジット損失が示されたため、リンクに障害が発生しました。 |
linkFailCreditLossB2B |
キューが空でないため、Link Reset(LR)動作に失敗したときに、リンク障害が発生しました。 |
linkFailDebounceTimeout |
再ネゴシエーションに失敗したために、リンク障害が発生しました。 |
linkFailLineCardPortShutdown |
ポートがシャットダウンしたために、リンク障害が発生しました。 |
linkFailLinkReset |
リンクがリセットされたために、リンク障害が発生しました。 |
linkFailLIPF8Rcvd |
F8 LIP が受信されたために、リンク障害が発生しました。 |
linkFailLIPRcvdB2B |
受信キューが空でないため、Loop Initialization(LIP)動作に失敗したときに、リンク障害が発生しました。 |
linkFailLossOfSignal |
Loss of Signal(LOS; 信号消失)により、リンク障害が発生しました。 |
linkFailLossOfSync |
同期ずれにより、リンク障害が発生しました。 |
linkFailLRRcvdB2B |
受信キューが空でないため、LR 動作に失敗したときに、リンク障害が発生しました。 |
linkFailNOSRcvd |
動作しないシーケンスが受信されたため、リンクに障害が発生しました。 |
linkFailOLSRcvd |
オフライン シーケンスが受信されたために、リンク障害が発生しました。 |
linkFailOPNyRETB2B |
受信キューが空でない場合に、オープンな基本信号が戻されたため、リンク障害が発生しました。 |
linkFailOPNyTMOB2B |
受信キューが空でない場合に、オープンな基本信号がタイムアウトになったため、リンク障害が発生しました。 |
linkFailPortInitFail |
ポートの初期化に失敗したために、リンク障害が発生しました。 |
linkFailPortUnusable |
ポートが使用不能なために、リンク障害が発生しました。 |
linkFailRxQOverFlow |
受信キューのオーバーフローにより、リンク障害が発生しました。 |
linkFailTooManyINTR |
ポート中断が過度に発生したために、リンク障害が発生しました。 |
linkFailure |
物理的なリンク障害が発生しました。 |
loopbackDiagFailure |
ループバック診断障害が発生しました。 |
loopbackIsolation |
ポートが同じスイッチ内の別のポートに接続されています。 |
noCommonVsanIsolation |
ピアに対して共通の VSAN が存在しないため、トランクが隔離されています。 |
none |
障害は発生していません。 |
nonParticipating |
ループ初期化中に、ポートがループ動作に参加できません。 |
offline |
物理リンクがオフライン ステート(FC-FS 標準で定義済み)です。 |
ohmsExtLBTest |
外部ループバック診断障害により、リンクが中断しました。 |
other |
原因が定義されていません。 |
parentDown |
このインターフェイスがバインドされている物理ポートがダウンしています。 |
peerFCIPPortClosedConnection |
ピア FCIP ポートによって TCP 接続が閉じられたため、ポートがダウンしました。 |
peerFCIPPortResetConnection |
ピア FCIP ポートによって TCP 接続がリセットされたため、ポートがダウンしました。 |
portBindFailure |
ポート バインド障害が発生したために、ポートが隔離されました。 |
portBlocked |
FICON により、ポートがブロックされました。 |
portChannelMembersDown |
動作中のメンバーがありません。 |
portFabricBindFailure |
ファブリック バインド障害が発生したために、ポートが隔離されました。 |
portGracefulShutdown |
ポートが正常にシャットダウンしました。 |
portVsanMismatchIsolation |
異なるポート VSAN を持つ非トランキング ポートを使用して、2 つのスイッチを接続しようとしました。 |
rcfInProgres |
隔離された xE_port が、隔離されていない単一ファブリックを構築するために RCF を送信し、中断的再設定を要求しています。隔離できるのは Interconnect_Ports だけです。 |
srcPortNotBound |
このインターフェイスに対して送信元ポートが指定されていません。 |
suspendedByMode |
動作モードに互換性がないために、ポート チャネルに属するポートが中断しています。 |
suspendedBySpeed |
動作速度に互換性がないために、ポート チャネルに属するポートが中断しています。 |
suspendedByWWN |
リモート sWWN に互換性がないために、ポート チャネルに属するポートが中断しています。 |
swFailure |
ソフトウェア障害です。 |
tooManyInvalidFLOGIs |
無効な FLOGI が多すぎるために中断しました。 |
tovMismatch |
TOV の不一致により、リンクが隔離されました。 |
trunkNotFullyActive |
ピアと共通の VSAN の一部が起動していません。 |
upgradeInProgress |
ライン カード アップグレードが進行中です。 |
vsanInactive |
ポート VSAN が非アクティブです。ポート VSAN をアクティブにすると、ポートが再び動作可能になります。 |
vsanMismatchIsolation |
トランク ポートの両側にこの VSAN が設定されていません。 |
zoneMergeFailureIsolation |
2 つの Interconnect_Ports が、ゾーニングのマージ要求を交換したあとに、ゾーニング設定をマージできません。 |
zoneRemoteNoRespIsolation |
リモート ゾーン サーバが応答していないために、隔離されました。 |
マップ設定を保持したままアップグレードする方法を教えてください
Fabric Manager のバージョンをアップグレードする場合に、マップ設定(ラック名、マップ上の位置など)を保持できます。
MDS 9000/db ディレクトリには、各ユーザのサブフォルダ(1 つは fmserver 用)が格納されています。これらのサブフォルダには、検出されたすべてのファブリック(*.dat)およびマップ(*.map)に関するファイルが格納されています。これらはバージョン間でアップグレード可能です。ファブリック キャッシュをクリアする必要がある場合は、まずラックをファイルにエクスポートし、これらが失われないようにします。ラック以外のすべてのもの、およびマップ座標は、スイッチに格納されます。初期設定、前回開いたときの設定、および site_ouis.txt フォーマットには、リリースによる違いがありません。
Fabric Manager Server を新規ホストに移行するときに履歴データを保持する方法を教えてください
Fabric Manager Server を新規ホストに移行するときにデータを保持する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ラックをファイルにエクスポートします。
ステップ 2 Fabric Manager をインストールし直します(新しいホストにインストールする場合は、Fabric Manager をインストールします)。
ステップ 3 インストールしたら、Fabric Manager Server を停止します。
ステップ 4 RRD ファイルを 元のホストから新規ホストにコピーします。このファイルを MDS 9000 ディレクトリに格納します(Windows PC では、このディレクトリのデフォルトのインストール場所は C:¥Program Files¥Cisco Systems¥DCM です)。
ステップ 5 新規ホストの MDS 9000¥bin フォルダにある PMUpgrade.bat を実行します。これにより、ファイルと新規ディレクトリ構造が作成されます。データを収集したスイッチごとに、ディレクトリが存在します。
ステップ 6 特定のスイッチでデータ収集を継続するには、該当スイッチのフォルダ内の db サブフォルダを pm フォルダにコピーします。
ステップ 7 新規ホストで、Performance Manager Service(Windows)または Daemon(UNIX)を再起動します。この作業には bin/PM.bat ファイルを使用します。または、Fabric Manager のメニューから [ Performance] > [Collector] > [Restart] を選択します。
ステップ 8 ラックの新規ホストを再度インポートします。
ステップ 9 古いホストの元のサービスは必ずオフにします。
FCIP で Fabric Manager を使用する場合の制約事項はありますか
FCIP トンネルが起動しているかぎり、Fabric Manager はこのトンネル上で制限なく機能します。ただし、Fabric Manager はファブリック内にある Cisco SN5428 の管理 IP アドレスを自動検出できません。このスイッチの場合は、タイムアウト エラーが発生するため、FCIP デバイスにレッドのスラッシュが表示されます。ただし、ネーム サーバまたは FSPF 内にターゲット、発信側、および Cisco SN5428(または他の任意のスイッチ)に接続された ISL(スイッチ間リンク)が表示されているかぎり、このスイッチはこれらをすべて認識します。
この問題を解決するには、[Switches] テーブルに IP アドレスを手動で入力し、[Apply] をクリックします。コミュニティ ストリングが正しい場合、レッド スラッシュは消えます。コミュニティ ストリングが正しくない場合でも、Cisco SN5428 をダブルクリックすると、Web ツールが起動します。
[Please insure that FM server is running on localhost] メッセージへの対処法を教えてください
このエラー メッセージは、ファブリックに接続できない場合、および PC に複数のネットワーク インターフェイス カードが搭載されている場合に、表示されることがあります。問題として考えられるのは、Fabric Manager が不正なインターフェイスを通して通信を試みていることです(このことを確認するには、FMServer.log ファイルを調べます)。
通常は、起動時にインターフェイスを自動的に選択する方法が最適です。上記エラーが表示される場合は、不正な設定が含まれている可能性があります。
Fabric Manager をリセットして、次回の起動時にインターフェイスを自動的に選択する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Fabric Manager のインストール ディレクトリ内にある server.properties ファイルを開きます。Windows プラットフォームの場合、このファイルはデフォルトで C:¥Program Files¥Cisco Systems¥MDS 9000 内にあります。
ステップ 2 snmp.localaddress 行をコメント化します。
ステップ 3 ファイルを保存して、終了します。
ステップ 4 Fabric Manager を再起動します。
(注) 場合によってはこの方法を使用せずに、Fabric Manager が使用するインターフェイスを手動で選択する必要があります。詳細については、「複数のインターフェイスを使用して Cisco Fabric Manager を実行する方法を教えてください」を参照してください。
複数のインターフェイスを使用して Cisco Fabric Manager を実行する方法を教えてください
ご使用の PC に複数のインターフェイス(NIC)が装備されている場合は、4 つの Cisco Fabric Manager アプリケーションによってこれらのインターフェイスが自動的に検出されます(ループバック インターフェイスは無視されます)。Fabric Manager Client および Device Manager は、起動するたびに PC 上のすべてのインターフェイスを検出し、ユーザはその中の 1 つを選択できます。Fabric Manager Server および Performance Manager は、初回インストール時にすべてのインストールを検出し、ユーザはその中の 1 つを選択できます。これらの 2 つのアプリケーションでは、インターフェイスの選択を求めるプロンプトは再表示されません。
使用しているインターフェイスを変更しなければならない場合があります。
例:
• Fabric Manager Server または Performance Manager をインストールしたあとに、インターフェイスを追加した場合
• 最初に選択したインターフェイスと異なるインターフェイスを使用する場合
• 何らかの理由により、いずれかの Cisco Fabric Manager アプリケーションが複数のインターフェイスを検出しなかった場合
インターフェイスを認識するアプリケーションに応じて、次のセクションを参照してください。
• 「Fabric Manager Server の手動によるインターフェイスの指定」
• 「Fabric Manager Client または Device Manager の手動によるインターフェイスの指定」
Fabric Manager Server の手動によるインターフェイスの指定
Fabric Manager Server(Performance Manager および Fabric Manager Web Services を含む)にインターフェイスを指定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 MDS 9000 フォルダに移動します。Windows プラットフォームの場合、このフォルダはデフォルトで C:¥Program Files¥Cisco Systems¥MDS 9000 内にあります。
ステップ 2 テキスト エディタを使用して server.properties ファイルを編集します。
ステップ 3 snmp.localaddress 行が表示されるまでスクロールします。
ステップ 4 この行がコメント化されている場合は、コメント文字を削除します。
ステップ 5 使用する NIC の IP アドレスまたはインターフェイス名にローカル アドレス値を設定します。
ステップ 6 ファイルを保存します。
ステップ 7 Fabric Manager Server を停止して、再起動します。
Fabric Manager Client または Device Manager の手動によるインターフェイスの指定
Fabric Manager Client または Device Manager にインターフェイスを指定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 MDS 9000/bin フォルダに移動します。Windows プラットフォームの場合、このフォルダはデフォルトで C:¥Program Files¥Cisco Systems¥MDS 9000 内にあります。
ステップ 2 DeviceManager.bat ファイルまたは FabricManager.bat ファイルを編集します。
ステップ 3 set JVMARGS= で開始する行にスクロールします。
ステップ 4 パラメータ -Device Managerds.nmsaddress= ADDRESS を追加します。 ADDRESS は使用する NIC の IP アドレスまたはインターフェイス名です。
ステップ 5 ファイルを保存して、Fabric Manager Client または Device Manager を再起動します。
HTTP プロキシ サーバの設定方法を教えてください
ネットワークでプロキシ サーバを使用して HTTP 要求を処理する場合は、Java Web Start Application Manager にプロキシ サーバの IP アドレスが正しく設定されているか確認してください。
Java Web Start Application Manager にプロキシ サーバを設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Java Web Start アプリケーションを起動します。
ステップ 2 Java WebStart Application Manager で [File] > [Preferences] を選択します。
ステップ 3 [Manual] オプション ボタンをクリックし、[HTTP Proxy] フィールドにプロキシ サーバの IP アドレスを入力します。
ステップ 4 [HTTP Port] フィールドに、プロキシ サービスで使用する HTTP ポート番号を入力します。
ステップ 5 [OK] をクリックします。
トポロジ マップをクリアする方法を教えてください
ファブリックから削除されたスイッチがある場合は、スイッチのアイコンにレッドの X が表示されます。スイッチを再起動しなくても、Fabric Manager Client または Fabric Manager Server からこの情報をクリアすることができます(Fabric Manager Server の場合は、すべてのクライアントの情報がクリアされます)。
Fabric Manager を使用してトポロジ マップの情報をクリアする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Fabric Manager の [Refresh Map] アイコンをクリックします。
クライアントから情報がクリアされます。
ステップ 2 [Server] メニューの [Purge Down Elements] をクリックします。
サーバから情報がクリアされます。
注意 現在アクセスできないすべてのデバイス(オフラインの可能性がある)が除去されます。
ソフトウェア混在環境での Fabric Manager の使い方を教えてください
Fabric Managerバージョン 2.0(x) を使用すると、Cisco MDS 9000 スイッチが混在しているファブリックを管理できます。これらの機能をサポートしないソフトウェア バージョンが稼動するスイッチでは、特定の 2.0 機能タブには何も表示されません。
Fabric Manager 起動時に「corrupted jar file」エラーが表示されます。対処方法を教えてください
次のエラーが表示される場合:
An error occurred while launching the application Fabric Manager.
download error:corrupted jar file at <ipaddress>¥Device Managerboot.jar
(<ipaddress> はスイッチの IP アドレス)
表示されるエラー メッセージは、Java Web Start キャッシュが破損していることを示します。まず、Java Web Start キャッシュをクリアしてください。キャッシュをクリアするには、([Programs] メニューから)Java Web Start を実行し、[preferences] で [clear cache] を選択します。または、すべての Fabric Manager または Device Manager インスタンスが閉じていることを確認してから、.javaws/cache を削除して、手動でキャッシュをクリアします。新しい JRE では、このディレクトリは Documents and Settings¥USERNAME 内に、古い JRE では Program Files¥Java Web Start 内に作成されます。
キャッシュ フォルダ内を参照して、問題となる IPAddress フォルダ(cache/http/D10.0.0.1 など)を削除することもできます。
同様に、ホストでウィルス チェッカ/Java ブロック機能が稼動していないか確認してください。
アンインストール プログラムを実行してから、.cisco_mds ディレクトリを削除することもできます。その後、Fabric Manager を再インストールします。
ファブリック内のデバイスの検索方法を教えてください
Fabric Manager では、pWWN などの複数の属性を使用して、1 つまたは複数のデバイスを検索できます。
Fabric Manager で検索する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 マップを右クリックし、ドロップダウン メニューから [Find Elements] を選択します。
[Find Fabric] ダイアログボックスが表示されます(図 12-1 を参照)。
ステップ 2 左のドロップダウン リストから [End Device] を選択します。
ステップ 3 右のドロップダウン リストから [Port WWN] を選択します。
WWN の一部を入力してワイルドカード(*)を使用することもできます(たとえば、 *fb*f8 と入力できます)。
図 12-1 エンド デバイスと Port WWN を選択した状態でファブリック ダイアログボックスを検索
ステップ 4 [Map] で [Find] をクリックします。
ゾーン内のデバイスを検索するには、[Zones] で [Find] をクリックします。[Fabric] ペイン内でデバイスがハイライト表示されます。任意のデバイスを右クリックすると、そのデバイスの属性が表示されます。これらのデバイスに接続されたリンクを選択して、リンクの属性を表示することもできます。
テーブルの検索方法を教えてください
Fabric Manager では、1 つ以上の属性が割り当てられたデバイスを検索できます。[Find] ダイアログボックスに検索ストリングを入力し、[Next] および [Previous] ボタンを使用して結果を移動します。
Fabric Manager のテーブル内を検索する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ツールバーの [Find] アイコンをクリックします。
[Find] ダイアログボックスが表示されます(図 12-2 を参照)。
図 12-2 [Find] ダイアログボックス
ステップ 2 [Find] テキストボックスに検索ストリングを入力します。
ステップ 3 [Selection] をクリックして選択した行を検索します。
ステップ 4 大文字と小文字を区別しない場合は、[Ignore Case] チェックボックスをオンにします。
ステップ 5 検索ストリングに完全に一致した結果だけ表示する場合は [Exact Match] チェックボックスをオンにします。
ステップ 6 検索するには、[Next] をクリックします。
ステップ 7 ダイアログボックスを閉じるには、[Cancel] をクリックします。
Fabric Manager Server のライセンスについて教えてください
Cisco MDS 9000 ファミリ Cisco Fabric Manager Server のライセンス パッケージが提供する拡張管理機能を使用する場合は、スイッチを管理するファブリックごとに、少なくとも 1 台のスイッチにこのパッケージをインストールする必要があります。Performance Manager機能を使用してモニタ(履歴パフォーマンス モニタリング)するすべてのスイッチにも、ライセンスが必要です。すべてのスイッチにライセンスを取得しないと、フロー パフォーマンス モニタリングを効果的に使用できません。したがって、Cisco Fabric Manager Server で管理する各ファブリック内のすべてのスイッチにライセンスを取得することを推奨します。
ライセンスをインストールする前に、Cisco Fabric Manager Server の機能を自由に試すことができます。ただし、これらの拡張機能は、120 日の猶予期間が過ぎると停止します。猶予期間が過ぎて、ライセンスを保持するスイッチが存在しなくなっても、標準の Cisco Fabric Manager 設定機能および管理機能は引き続き使用できます。
複数のファブリックの管理方法を教えてください
複数のファブリックをモニタして管理するには、1 つまたは複数のファブリックを保持する必要があります。このためには、[Server] > [Admin] ダイアログボックスの [Fabric] タブで [Persist] チェック ボックスをオンにします。SAN-OS Release 1.3.x 以降が稼動するスイッチを両方のファブリックで使用し、これらで同じユーザ/パスワードを使用する必要もあります。両方のファブリックを物理的に接続しないでください。
ライセンス期限が切れるとスイッチに表示されるオレンジの X をクリアする方法を教えてください
ライセンス付き機能を使用している場合に、ライセンス期限が切れると、Fabric Manager はライセンス違反であることを示し、Fabric Manager マップ上のスイッチにオレンジの X を付加します。
ライセンス違反メッセージおよびオレンジの X をクリアするには、ホスト上で Cisco Fabric Manager サービスを停止し、再起動します。