この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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デフォルトでは、Cisco Configuration Engine ソフトウェアのインストール時にマルチゾーン システムのセットアップは提供されません。マルチゾーン システムのセットアップが必要な場合は、システム セットアップ時にマルチゾーン機能を有効にする必要があります。Cisco Configuration Engine サーバに複数の IP アドレスをセットアップするには、サーバのネットワーク パラメータを手動でカスタマイズして複数の IP アドレスを持つようにする必要があります。複数の IP アドレスを設定する方法には、1 つのネットワーク インターフェイス カードで IP エイリアスを使用する方法と、複数のネットワーク インターフェイス カードを使用して各カードに IP アドレスを割り当てる方法があります。この章では、Cisco Configuration Engine のマルチゾーン セットアップの概要を示します。次の事項について説明します。
Cisco Configuration Engine サーバには eth0(Ethernet 0)と eth1(Ethernet 1)の 2 つのネットワーク インターフェイスがインストールされています。両方のインターフェイスを設定してネットワークに接続できます。Cisco Configuration Engine のセットアップには次の制限があります。
1. eth0 と eth1 のどちらのインターフェイスについても、デフォルト ゲートウェイは eth0 と同じネットワーク上に設定する必要があります。
2. プライマリ IP アドレスとホスト名は eth0 に割り当てられます。
3. CNS イベント バスの場所は、CNS Configuration Engine のセットアップ時に表示される CNS Event Bus Network parameter プロンプトによって制御されます。これは eth0 のホスト名として設定する必要があります。
Cisco Configuration Engine を複数の異なるセキュリティ ゾーンに分散アーキテクチャで配置するには、次の手順に従います。
• ゾーン 1:パブリック ネットワークを通じてネットワーク要素と通信する Cisco Configuration Engine プロセスを配置する。
• ゾーン 2:Cisco Configuration Engine の管理インターフェイス、API、およびバックエンド サービスを配置する。
• ゾーン 3:LDAP と、テンプレート ファイルを含むネットワーク ファイル システムを配置する。
Cisco Configuration Engine の 1 つのインスタンスを分散アーキテクチャで配置するには、Cisco Configuration Engine を Demilitarized Zone(DMZ; 非武装地帯)に置く必要があります。図 5-1 に、Cisco Configuration Engine ソフトウェアをインストールした Cisco Configuration Engine サーバをプライベート ネットワークとパブリック ネットワークを含むマルチネットワーク環境に展開する場合の一般的な例を示します。
• プライベート ネットワーク:このプライベート ネットワークには Network Operations Center(NOC; ネットワーク オペレーション センター)が配備されており、プロビジョニング アプリケーションが CNS イベント バスを通じて Cisco Configuration Engine に接続します。
• パブリック ネットワーク:このパブリック ネットワークは管理ネットワークへの入口であり、CPE が TCP 接続を通じて Cisco Configuration Engine に接続します。
• 図 5-1 で、パブリック ネットワークはゾーン 1、プライベート ネットワークはゾーン 3 を表し、Cisco Configuration Engine は DMZ のゾーン 2 にあります。
• Cisco Configuration Engine 3.5 では、パブリック ネットワークからの管理要求をすべてブロックするようにサーバを設定できます。これはセットアップ時に自動的に行われます。セットアップ プログラムにより、Cisco Configuration Engine サーバに複数の IP アドレスが割り当てられているかどうかがチェックされます。複数の IP アドレスが割り当てられている場合は、マルチゾーン機能を有効にするかどうかを確認するプロンプトが表示されます。