コードと形式
この章では、CLI ステータス コード、およびインポートとエクスポートの形式について説明します。
返されるステータス
nrcmd プログラムは、標準出力ストリームに書き込まれる情報の最初の行に、ステータス情報を返します。データが 1 行に納まらない場合、 nrcmd は、追加の行に情報を表示します。
最初の行は、番号で表されたステータスと、それに続くエラー ステータスの説明から構成されます。
ステータス コードは、すべて 10 進数で表した 3 桁の 整数です。ステータス コードは 100 ~ 599 の範囲で、 表 4-1 に示すようにグループ化されます。
表 4-1 ステータス情報
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100-199 |
正常な戻り |
200-299 |
情報(警告) |
300-499 |
エラー |
500-599 |
重大なエラー |
エラー以外の場合、Network Registrar は、要求された操作が完了したものと見なします。ただし、警告メッセージの中には、現在の状態が修正を必要とすることを示すメッセージもあります。重大なエラーが発生しない限り、コマンドライン インターフェイスは対話モードで実行を続けます。重大なエラーとは、重大なことが発生して、Network Registrar コマンドライン プロセッサを再起動する必要がある状況を意味します。
Network Registrar のエラー コード
エラー コード は、Network Registrar のエラー コードについて説明しています。
表 4-2 エラー コード
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100 |
OK。 |
101 |
OK(警告あり)。 |
102 |
このクライアントに対してリースがすでに予約されています。 |
103 |
リースが予約されていません。 |
104 |
リースが予約と共に削除されました。 |
105 |
リースが予約と共に作成されました。 |
106 |
アサートに失敗しました。 |
107 |
ネームスペース ID が現在少なくとも 1 つのスコープによって使用されています。 |
204 |
割り当てられたホストがプール ゾーンに含まれていません。 |
301 |
サーバが見つかりません。 |
302 |
見つかりません。 |
303 |
読み取り専用プロパティ。 |
304 |
ポリシーが見つかりません。 |
305 |
多すぎます。 |
306 |
コマンドが不明です。 |
307 |
キーワードが不明です。 |
308 |
パラメータが不明です。 |
309 |
引数が多すぎます。 |
310 |
引数が少なすぎます。 |
311 |
リース要求に応答がありません。 |
312 |
サーバから予期しない応答がありました。 |
313 |
一致しません。 |
314 |
オブジェクトが重複しています。 |
315 |
インポートに失敗しました。 |
316 |
無効です。 |
317 |
オープンに失敗しました。 |
318 |
MAC アドレスが見つかりません。 |
319 |
リースが見つかりません。 |
320 |
一般的なエラー。 |
321 |
名前が無効です。 |
322 |
機能がサポートされていません。 |
323 |
読み取りエラー。 |
324 |
IP アドレス リストが無効です。 |
325 |
タイプが無効です。 |
326 |
ODBC データベース アクセス エラー |
327 |
IP アドレスがプール サブネットに含まれていません。 |
328 |
同一の MX リソース レコードがすでに存在します。 |
329 |
同一の TXT リソース レコードがすでに存在します。 |
330 |
アドレスがプールに含まれていません。 |
331 |
ホストはすでにアドレスに割り当てられています。 |
332 |
アドレスはすでにホストに割り当てられています。 |
333 |
割り当てられていない IP アドレスはプールにありません。 |
334 |
アドレスがホストに割り当てられていません。 |
335 |
スタティック アドレス プールがイネーブルではありません。イネーブルにするにはプールを作成してください。 |
336 |
別のプールと範囲がオーバーラップしています。 |
337 |
ホストに複数の IP アドレスが割り当てられています。 |
338 |
アドレスに複数のホストが割り当てられています。<name> 引数を与える必要があります。 |
339 |
符号なし 16 ビット プリファレンス値が予期されています。 |
340 |
ODBC 3.x 以降が必要です。 |
350 |
一般的な DHCP エラー。 |
351 |
パートナー名を IP アドレスに解決できません。 |
352 |
指定したパートナーにはフェールオーバー オブジェクトがありません。 |
353 |
パートナーとまだ通信中です。 |
354 |
サーバはすでに partner-down 状態です。 |
355 |
回復中は partner-down に設定できません。 |
356 |
読み取り専用モードは使用できません。 |
357 |
セカンダリではありません。 |
358 |
プライマリではありません。 |
359 |
一致するゾーンがありません。 |
360 |
このゾーンに対する xfer はすでにスケジュールされています。 |
361 |
リースが予約されていません。 |
362 |
スコープがサーバで不明です。 |
363 |
IP アドレスがサーバで無効です。 |
364 |
MAC アドレスがサーバで無効です。 |
365 |
MAC アドレスの作成にサーバで失敗しました。 |
366 |
不明なオブジェクトがサーバにあります。 |
367 |
コマンドがサーバでサポートされていません。 |
368 |
サーバでの長さが誤っています。 |
369 |
矛盾するスコープがサーバにあります。 |
370 |
updateSMS がサーバで設定されていません。 |
371 |
サーバのメモリ容量に空きがありません。 |
372 |
SMS インターフェイスの .dll が正しくロードされませんでした。 |
373 |
updateSMS がすでにサーバで処理中です。 |
374 |
ワード配列が無効です。 |
375 |
updateSMS の引数が無効です。 |
376 |
リースが異なるクライアントに予約されています。 |
377 |
クライアントがすでに異なるリースを予約しています。 |
378 |
フィールド名または番号が見つかりません。 |
379 |
サブオプション名または番号がすでに存在します。 |
380 |
サブオプション名または番号が見つかりません。 |
381 |
ベンダーオプション名に無効な文字「-」が含まれています。 |
382 |
ベンダーオプションのデータが見つかりません。 |
383 |
ファイル名または番号がすでに存在します。 |
384 |
counted-array は配列型だけで使用できます。 |
385 |
読み取り専用アトリビュートは修正できません。 |
386 |
必須アトリビュートは設定解除できません。 |
387 |
ネームスペース ID が無効です。 |
388 |
IP アドレス構文が無効です。 |
389 |
ネームスペース名が無効です。 |
390 |
IP アドレスの値が無効です。 |
391 |
ネームスペース指定が無効です。 |
392 |
セッションの現在のネームスペースを削除できません。 |
393 |
プロパティが重複しています。 |
394 |
ネームスペース ID 指定が無効です。 |
395 |
リースにスコープ ポインタがありません(内部エラー)。 |
401 |
ログインに失敗しました。 |
402 |
権限が拒否されました。 |
403 |
データベースをロックできませんでした。 |
404 |
ログインが必要です。 |
405 |
ライセンス キーが無効です。 |
406 |
この操作にはロックが必要です。 |
407 |
ロックが解除できません。 |
408 |
ロックを取得できません。 |
409 |
スタティック アドレス プールをロックできませんでした。 |
501 |
接続障害が発生しました。 |
502 |
サーバ障害が発生しました。 |
503 |
クラスタ バージョンに関する障害が発生しました。 |
インポートとエクスポートのファイル形式
この項では、インポート リースとエクスポート リースのファイル形式について説明します。
構文は次のとおりです。
field1|field2|field3|...
フィールドについては次で説明します。インポート ファイルでオプションのフィールドの情報を指定しない場合は、デリミタ( | )を使用してフィールド数を 12 に保つ必要があります。たとえば xyz|abc||123 と入力します。
• MAC アドレス。xx:xx:xx:...:xx の形式(必須)
• MAC アドレス タイプ(必須)
• MAC アドレスの長さ(必須)
• IP アドレス。a.b.c.d のようにピリオドで区切られた 10 進形式(必須)
• リース開始時刻(GMT)(オプション)
• リース期限満了時刻(GMT)(オプション)
• 延長可能時間(GMT)(オプション)
• 最終トランザクション時刻(GMT)(オプション)
• DHCP サーバの IP アドレス(オプション)
• ホスト名(ドメインなし)(オプション)
• ドメイン名(オプション)
• クライアント ID(オプション)
• ネームスペース(オプション。省略した場合は、グローバル ネームスペース)
(注) すべての時間フィールドでは、1970 年を起点とした秒数か、曜日、月、日、時刻、年の形式(Mon Apr 13 16:35:48 1998)のどちらかを使用できます。