priority コマンドは、特定のトラフィック クラスが他のクラスに対する遅延要件を持つように指定します。プライオリティ キューが複数ある場合、priority level コマンドを使用してポリシー マップ内の特定クラスにプライオリティ サービスのレベルを設定できます。デバイスは、アウトバウンド リンク上で低優先順位トラフィックよりも前に高優先順位トラフィックを配置します。したがって、高優先順位パケットが低優先順位パケットより遅れることはありません。
デバイスは、高優先順位プライオリティ キューが空になるまで対応し続けた後、次のレベルのプライオリティ キューと非優先キューに対応します。デバイスがキューのサービスを行う間、サービス レートは可能な限り速くなり、基礎となるリンクのレートまたは階層内の親ノードのみによって制約されます。レートが設定されていて、トラフィック
ストリームが設定されているレートを超過したとデバイスが判断した場合、デバイスは輻輳時に超過したパケットを廃棄します。リンクが現在輻輳していない場合、デバイスは超過したパケットをアウトバウンド リンクに配置します。
ポリシー マップ内のさまざまなトラフィック クラスに MPQ を設定する場合、それらのトラフィック クラスに異なるポリシー レベルを指定する必要があります。たとえば、あるトラフィック クラスを優先度レベル 2 に設定し、別のクラスを優先度レベル
1 に設定するなどです。
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すべてのトラフィックがレベル 2 のプライオリティ キューのみを通じて送信される階層 MPQ 構成では、レベル 2 のプライオリティ キューを通じて送信されるトラフィックは、レベル 1 のプライオリティ キューから送信されるトラフィックと同じ扱いになります。
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同じポリシー マップ内の異なるクラスに対して priority コマンドと priority level コマンドの両方を設定することはできません。