この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この機能では、ポリシー サーバから送信される単一の認可変更(CoA)メッセージによって、複数のサービスをアクティブ化または非アクティブ化することができます。 この機能は、Access Accept メッセージでのマルチサービスのアクティブ化機能に似ていますが、この場合は、ユーザ セッションがすでにアクティブであると見なされています。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、『Bug Search Tool』およびご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
CoA マルチサービスのアクティブ化または非アクティブ化メッセージには、サービスのリストが含まれます。 複数のサービスが、VSA 252 の複数行の形式で一覧されます。
1 つの CoA メッセージでマルチサービスを非アクティブ化する場合、RADIUS サーバは、1 つの CoA マルチサービス非アクティブ化メッセージで、複数のサービスを非アクティブ化する要求を送信します。 マルチサービス非アクティブ化メッセージに表示される各サービスについて、BRAS がサービスを非アクティブ化します。 サービスが正常に非アクティブ化されると、アカウンティング終了メッセージが続きます。
サービスを正常に非アクティブ化できない場合、BRAS はマルチサービス アクティブ化メッセージに含まれるすべての後続サービスの非アクティブ化を中断します。 失敗したサービスがアクティブ化される前に、BRAS では、同じマルチサービス アクティブ化メッセージ内の、正常に非アクティブ化されたすべてのサービスをアクティブ化します。
1 つのマルチサービスのアクティブ化または非アクティブ化 CoA メッセージを形成するために、既存の VSA 252 が使用されます。 1 つのマルチサービスのアクティブ化または非アクティブ化 CoA メッセージを形成するために、メッセージに複数行の VSA 252 が含められます。 次に、1 つの CoA メッセージにマルチサービスのアクティブ化または非アクティブ化が混在する例を示します。
ISG# 00:41:15: RADIUS: CoA received from id 76 10.168.1.6:1700, CoA Request, len 67 00:41:15: CoA: 10.168.1.6 request queued 00:41:15: RADIUS: authenticator C4 AC 5D 50 6A BE D7 00 - F9 1D FA 38 15 32 25 3A 00:41:15: RADIUS: Vendor, Cisco [26] 18 00:41:15: RADIUS: ssg-account-info [250] 12 "S151.1.1.2" 00:41:15: RADIUS: Vendor, Cisco [26] 17 00:41:15: RADIUS: ssg-command-code [252] 11 00:41:15: RADIUS: 0B 70 6F 6C 69 63 65 31 [Service-Log-On service1] 00:41:15: RADIUS: Vendor, Cisco [26] 17 00:41:15: RADIUS: ssg-command-code [252] 11 00:41:15: RADIUS: 0B 70 6F 6C 69 63 65 32 [Service-Log-On service2] 00:41:15: RADIUS: Vendor, Cisco [26] 17 00:41:15: RADIUS: ssg-command-code [252] 11 00:41:15: RADIUS: 0C 73 65 72 76 69 63 65 33 [Service-Log-Off service3] 00:41:15: RADIUS: Vendor, Cisco [26] 17 00:41:15: RADIUS: ssg-command-code [252] 11 00:41:15: RADIUS: 0B 70 6F 6C 69 63 65 34 [Service-Log-On service4]
RADIUS CoA メッセージに VSA 252 連結 Quality of Service(QoS)構文を使用できます。 この構文は、VSA 252 連結文字列を解析して、ISG サービスおよび QoS ポリシーをアクティブ化または非アクティブ化するために使用されます。
(注) |
ISG は、1 つの CoA メッセージで複数の QoS サービスを管理し、スタティックでパラメータ化された QoS をアクティブ化するためにメッセージを適用します。 |
CoA を使用してセッション サービスを動的にアクティブ化するために、RADIUS のサービス プロファイルの Cisco VSA 252 を設定します。 RADIUS は次の構文で CoA メッセージの VSA 252 を使用します。
vsa cisco generic 252 binary 0b suffix "qos:vc-qos-policy-out=IPOne_out;qos:vc-qos-policy-in=IPOne_in;;"
この例の CoA コマンドでは、次のアクションが実行されます。
CoA を使用してセッションを動的にアクティブ化し、仮想テンプレートの QoS ポリシーをデフォルト設定するには、RADIUS サービス プロファイルの Cisco VSA 252 を設定します。 RADIUS は次の構文で CoA メッセージの VSA 252 を使用します。
vsa cisco generic 252 binary 0c suffix "qos:vc-qos-policy-out=IPOne_out;qos:vc-qos-policy-in=IPOne_in;;"
この例の CoA コマンドでは、次のアクションが実行されます。
QoS サービスをアクティブ化するために、RADIUS は 1 つの VSA 252 文字列の親と子ポリシーに 1 つ以上の複数 QoS クラスを追加し、次の構文をリレーします。
CoA VSA 252 0b <new service>
既存のサービスに加えて、新しいサービスをインストールし、現在のサービスとクラスが重複しないようにする必要があります。
次に、QoS アクティブ化を定義し、パラメータ化された QoS サービスの RADIUS フォームで QoS クラスを追加する例を示します。
VSA252 0b q-p-out=IPOne1-isg-acct_service(1)((c-d,voip)1(200000,9216,0,1,0,0)10(9));q-p-in= ((c-d,voip)1(200000,9216,0,1,0,0)10(9))
2 つ目のサービスを非アクティブ化するために、RADIUS はサービスのアクティブ化に使用されたのと同じ VSA 252 文字列を「0b」を「0c」に置き換えてリレーします。
次に、QoS 非アクティブ化を定義し、パラメータ化された QoS サービスの RADIUS フォームで QoS クラスを削除する例を示します。
VSA252 0c q-p-out=IPOne1-isg-acct_service(1)((c-d,voip)1(200000,9216,0,1,0,0)10(9));q-p-in= ((c-d,voip)1(200000,9216,0,1,0,0)10(9))
関連項目 |
マニュアル タイトル |
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Cisco IOS コマンド |
|
ANCP コマンド |
『Cisco IOS Access Node Control Protocol Command Reference』 |
IEEE 802.1Q VLAN |
『Configuring Routing Between VLANs with IEEE 802.1Q Encapsulation』 |
Queue-in-Queue VLAN タグ |
『IEEE 802.1Q-in-Q VLAN Tag Termination』 |
RFC |
タイトル |
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ANCP 拡張ドラフト |
『GSMP Extensions for Access Node Control Mechanism』(インターネット ドラフト) |
RFC 3292 |
『General Switch Management Protocol (GSMP) V3』 |
RFC 3293 |
『General Switch Management Protocol (GSMP), Packet Encapsulations for Asynchronous Transfer Mode (ATM), Ethernet and Transmission Control Protocol (TCP)』 |
説明 |
リンク |
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次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
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CoA メッセージでのマルチサービスのアクティブ化および非アクティブ化 |
Cisco IOS XE Release 2.4 |
CoA メッセージでのマルチサービスのアクティブ化および非アクティブ化機能は、RADIUS CoA メッセージを使用した複数のサービスの動的なアクティブ化および非アクティブ化をサポートします。 この機能は、Cisco IOS XE 2.4 で、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに導入されました。 |