仮想アプライアンスのインストール
Sourcefire は VMware ESXi ホスト環境用にパッケージ化した仮想アプライアンスを、圧縮アーカイブ( .tar.gz )ファイルとしてサポート サイトで提供します。Sourcefire 仮想アプライアンスは、仮想ハードウェアのバージョン 7 の仮想マシンとしてパッケージ化されています。
仮想アプライアンスは、仮想インフラストラクチャ(VI)または ESXi Open Virtual Format(OVF)テンプレートを使用して展開します。
- VI OVF テンプレートを使用して展開する場合、展開時にセットアップ ウィザードを使用して、Sourcefire 必須設定(管理者アカウントのパスワードおよびアプライアンスをネットワーク上で通信可能にする設定など)を構成できます。
管理プラットフォーム(VMware vCloud Director または VMware vCenter のいずれか)に展開する必要があります。
- ESXi OVF テンプレートを使用して展開する場合、インストール後に仮想アプライアンスの VMware コンソールでコマンド ライン インターフェイス(CLI)を使用して設定を構成する必要があります。
管理プラットフォーム(VMware vCloud Director または VMware vCenter)に展開するか、またはスタンドアロン アプライアンスとして展開できます。
重要! Sourcefire 仮想アプライアンスの VMware スナップショットはサポートされていません。
この章の手順を使用して、Sourcefire 仮想アプライアンスのダウンロード、インストール、および設定を行います。仮想ホスト環境の作成については、VMware ESXi のマニュアルを参照してください。
次の手順に従って仮想アプライアンスをインストールして構成したら、電源を入れて初期設定し、次の章で説明するように、初期設定プロセスを開始します。仮想アプライアンスのアンインストールの詳細については、 仮想アプライアンスのアンインストールを参照してください。
Sourcefire 仮想アプライアンスのインストールと展開を行うには:
- 計画した展開が 動作環境の前提条件で説明されている前提条件を満たしていることを確認します。
- サポート サイトから正しいアーカイブ ファイルを取得し、適切なストレージ メディアにコピーして、圧縮解除します。 インストール ファイルの取得を参照してください。
- VMware vCloud Director Web ポータルまたは vSphere Client を使用して、仮想アプライアンスをインストールしますが、電源をオンにしないでください。 仮想アプライアンスのインストールを参照してください。
- ネットワーク、ハードウェア、およびメモリの設定を確認して調整します。 インストール後の重要な設定の更新を参照してください。
- 仮想デバイス上のセンシング インターフェイスが ESXi ホスト仮想スイッチに正しく接続されていることを確認します。 仮想デバイスのセンシング インターフェイスの設定を参照してください。
インストール ファイルの取得
Sourcefire は仮想アプライアンスをインストールするために圧縮アーカイブ( .tar.gz )ファイルを提供します。1 つは防御センター用で、1 つはデバイス用です。各アーカイブには次のファイルが含まれています。
- ファイル名に -ESXi- が含まれている Open Virtual Format( .ovf )テンプレート
- ファイル名に -VI- が含まれている Open Virtual Format( .ovf )テンプレート
- ファイル名に -ESXi- が含まれているマニフェスト ファイル( .mf )
- ファイル名に -VI が含まれているマニフェスト ファイル( .mf )
- 仮想マシン ディスク形式( .vmdk )
仮想アプライアンスをインストールする前に、Sourcefire サポート サイトから正しいアーカイブ ファイルを取得します。Sourcefire は、常に最新のパッケージを使用することを推奨します。仮想アプライアンスのパッケージは、一般にシステム ソフトウェアのメジャー バージョンに関連付けられます(たとえば 5.2 または 5.3 など)。
仮想アプライアンスのアーカイブ ファイルを取得するには:
- サポート アカウントのユーザ名とパスワードを使用して、Sourcefire サポート サイト( https://support.sourcefire.com/ )にログインします。
- [Downloads] をクリックして、表示されるページで [3D System] タブを選択し、インストールするシステム ソフトウェアのメジャー バージョンをクリックします。
たとえば、バージョン 5.3 アーカイブ ファイルをダウンロードするには、[Downloads] > [3D System] > [5.3] をクリックします。
- 次の命名規則を使用して、仮想デバイスまたは仮想防御センターのいずれかに対してダウンロードするアーカイブ ファイルを検索します。
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware- X.X.X-xxx .tar.gz
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware- X.X.X-xxx .tar.gz
ここで、 X.X.X-xxx はダウンロードするアーカイブ ファイルのバージョンとビルド番号です。
ページの左側にあるリンクの 1 つをクリックして、ページの適切なセクションを表示できます。たとえば、[5.3 Virtual Appliances] をクリックして、Sourcefire 3D System のバージョン 5.3 に対するアーカイブを表示します。
- ダウンロードするアーカイブをクリックします。
ファイルのダウンロードが始まります。
-
サポート サイトにログインしている間、Sourcefire は、仮想アプライアンスの使用可能なすべての更新をダウンロードすることを推奨します。こうすることで、仮想アプライアンスをメジャー バージョンにインストールした後で、システム ソフトウェアを更新できるようになります。。アプライアンスによってサポートされるシステム ソフトウェアの最新バージョンを常に実行する必要があります。防御センター向けに、新しい侵入ルールと脆弱性データベース(VDB)の更新もダウンロードする必要があります。
- vSphere Client または VMware vCloud Director Web ポータルを実行中のワークステーションまたはサーバからアクセス可能な場所に、アーカイブ ファイルをコピーします。
-
アーカイブ ファイルを電子メールで転送
しない でください。ファイルが破損することがあります。
- 任意のツールを使用してアーカイブ ファイルの圧縮を解除し、インストール ファイルを抽出します。
仮想デバイスの場合:
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware- X.X.X-xxx -disk1.vmdk
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware-ESXi- X.X.X-xxx .ovf
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware-ESXi- X.X.X-xxx .mf
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware-VI- X.X.X-xxx .ovf
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware-VI- X.X.X-xxx .mf
仮想防御センターの場合:
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware- X.X.X-xxx -disk1.vmdk
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware-ESXi- X.X.X-xxx .ovf
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware-ESXi- X.X.X-xxx .mf
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware-VI- X.X.X-xxx .ovf
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware-VI- X.X.X-xxx .mf
ここで、 X.X.X-xxx はダウンロードしたアーカイブ ファイルのバージョンとビルド番号です。
必ずすべてのファイルを同じディレクトリ内に保持してください。
- 仮想アプライアンスのインストールに進み、仮想アプライアンスを展開します。
仮想アプライアンスのインストール
仮想アプライアンスをインストールするには、プラットフォーム インターフェイス(VMware vCloud Director Web ポータルまたは vSphere Client)を使用して、OVF(VI または ESXi)テンプレートを管理プラットフォーム(VMware vCloud Director または VMware vCenter)に展開します。
- VI OVF テンプレートを使用して展開する場合、インストール時に Sourcefire の必須設定を構成できます。この仮想アプライアンスは VMware vCloud Director または VMware vCenter を使用して管理する必要があります。
- ESXi OVF テンプレートを使用して展開する場合、インストール後に Sourcefire の必須設定を構成する必要があります。この仮想アプライアンスは VMware vCloud Director または VMware vCenter のどちらかを使用して管理するか、スタンドアロン アプライアンスとして使用できます。
計画した展開が前提条件( 動作環境の前提条件を参照)を満たしていることを確認し、必要なアーカイブ ファイルをダウンロードしたら、VMware vCloud Director Web ポータルまたは vSphere Client を使用して仮想アプライアンスをインストールします。
仮想アプライアンスをインストールするために、次のインストール オプションがあります。
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware-VI- X.X.X-xxx .ovf
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware-ESXi- X.X.X-xxx .ovf
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware-VI- X.X.X-xxx .ovf
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware-ESXi- X.X.X-xxx .ovf
ここで、 X.X.X-xxx は使用するファイルのバージョンとビルド番号です。
次の表に、展開に必要な情報を示します。
設定 |
操作 |
Import/Deploy OVF Template |
前の手順でダウンロードした、使用する OVF テンプレートを参照します。 |
OVF Template Details |
インストールするアプライアンス(仮想防御センターまたは仮想デバイス)と展開オプション( VI または ESXi )を確認します。 |
Name and Location |
仮想アプライアンスの一意のわかりやすい名前を入力し、アプライアンスのインベントリの場所を選択します。 |
Host / Cluster |
仮想デバイス用のみ。デバイスを展開するホストまたはクラスタを選択します。 |
Disk Format |
仮想ディスクを保存する形式を、シック プロビジョニング(Lazy Zeroed)、シック プロビジョニング(Eager Zeroed)、シン プロビジョニングの中から選択します。 |
Network Mapping |
仮想アプライアンスの管理インターフェイスを選択します。 |
VI OVF テンプレートを使用して展開する場合、インストール プロセスで、仮想防御センターの基本設定、および仮想デバイスの初期設定全体を実行できます。次を指定することができます。
- 管理者アカウントの新しいパスワード
- アプライアンスが管理ネットワークで通信することを許可するネットワーク設定
- 仮想デバイスについてのみ、最初の検出モード
- 仮想デバイスについてのみ、管理元の防御センター
ESXi OVF テンプレートを使用して展開する場合、またはセットアップ ウィザードを使用する構成を選択しない場合、VMware コンソールを使用して仮想アプライアンスの初期設定を実行する必要があります。指定する構成に関するガイダンスなど、初期設定の実行の詳細については、 仮想アプライアンスの設定を参照してください。
次のオプションのいずれかを使用して、仮想アプライアンスをインストールします。
ネットワーク設定と検出モードの詳細については、 CLI を使用した仮想デバイスの設定と 仮想防御センターの設定を参照してください。
VMware vCloud Director Web ポータルを使用したインストール
次の手順により、VMware vCloud Director Web ポータルを使用して仮想アプライアンスを展開できます。
- vApp テンプレートを含めるための組織とカタログを作成します。詳細については、『 VMware vCloud Director User's Guide 』を参照してください。
- Sourcefire 3D System 仮想アプライアンス OVF パッケージを vApp テンプレートとしてカタログにアップロードします。詳細については、 仮想アプライアンス OVF パッケージのアップロードを参照してください。
- vApp テンプレートを使用して、仮想アプライアンスを作成します。詳細については、 vApp テンプレートの使用を参照してください。
仮想アプライアンス OVF パッケージのアップロード
次の OVF パッケージを VMware vCloud Director 組織カタログにアップロードできます。
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware-VI- X.X.X- xxx .ovf
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware-VI- X.X.X-xxx .ovf
ここで、 X.X.X-xxx はアップロードする OVF パッケージのバージョンとビルド番号です。
仮想アプライアンス OVF パッケージをアップロードするには:
- VMware vCloud Director Web ポータルで、[Catalogs] > [ Organization ] > [vApp Templates] を選択します。ここで、[ Organization ] は、vApp テンプレートを含める組織の名前です。
- [vApp Templates media] タブで、アップロード アイコン(
)をクリックします。
[Upload OVF package as a vApp Template] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
- [OVF package] フィールドに OVF パッケージの場所を入力するか、または [Browse] をクリックして OVF パッケージを参照します。
仮想防御センターの場合:
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware-VI- X.X.X- xxx .ovf
仮想デバイスの場合:
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware-VI- X.X.X-xxx .ovf
ここで、 X.X.X-xxx はアップロードする OVF パッケージのバージョンとビルド番号です。
- 名前およびオプションで OVF パッケージの説明を入力します。
- ドロップダウン リストから、vApp テンプレートを含める、仮想データセンター、ストレージ プロファイル、およびカタログを選択します。
- [Upload] をクリックして、OVF パッケージを vApp テンプレートとしてカタログにアップロードします。
OVF パッケージは組織のカタログにアップロードされます。
- vApp テンプレートの使用に進み、vApp テンプレートから仮想アプライアンスを作成します。
vApp テンプレートの使用
vApp テンプレートを使用して仮想アプライアンスを作成し、セットアップ ウィザードを使用したインストール時に Sourcefire の必須設定を構成できます。ウィザードの各ページで設定を指定してから、[Next] をクリックして続行します。ユーザの利便性のために、ウィザードの最終ページでは、手順を完了する前に、設定を確認することができます。
vApp テンプレートを使用して仮想アプライアンスを作成するには:
- VMware vCloud Director Web ポータルで、[My Cloud] > [vApps] を選択します。
- [vApps media] タブで、追加アイコン(
)をクリックし、カタログから vApp を追加します。
[Add vApp from Catalog] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
- テンプレートのメニュー バーで、[All Templates] をクリックします。
使用可能なすべての vApp テンプレートのリストが表示されます。
- 追加する vApp テンプレートを選択し、仮想アプライアンスの説明を表示します。
仮想防御センターの場合:
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware-VI- X.X.X- xxx .ovf
仮想デバイスの場合:
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware-VI- X.X.X-xxx .ovf
ここで、 X.X.X-xxx はアーカイブ ファイルのバージョンとビルド番号です。
エンドユーザ ライセンス契約(EULA)が表示されます。
- EULA を読み、承認します。
[Name this vApp] 画面が表示されます。
- 名前およびオプションで vApp の説明を入力します。
[Configure Resources] 画面が表示されます。
- [Configure Resources] 画面で、仮想データセンターを選択し、コンピュータ名を入力して(またはデフォルトのコンピュータ名を使用して)、ストレージ プロファイルを選択します。
[Network Mapping] 画面が表示されます。
- 外部、管理、および内部の送信元に対する宛先と IP の割り当てを選択することにより、OVF テンプレートで使用されるネットワークをインベントリのネットワークにマッピングします。
[Custom Properties] 画面が表示されます。
- オプションで、[Custom Properties] 画面で、セットアップ ウィザードの Sourcefire の必須設定を入力し、アプライアンスの初期設定を実行します。初期設定をすぐに実行しない場合、 仮想アプライアンスの設定の手順を使用して、後で行うことができます。
[Ready to Complete] 画面が表示され、仮想アプライアンスの設定が表示されます。
- 設定を確認し、[Finish] をクリックします。
重要! 仮想デバイスの [Power on after deployment]
オプションを有効化
しない でください。センシング インターフェイスをマッピングする必要があります。必ず、アプライアンスの電源を投入する前にセンシング インターフェイスが接続するように設定してください。詳細については、
仮想アプライアンスの初期化を参照してください。
- インストール後の重要な設定の更新に進みます。
vSphere Client を使用したインストール
vSphere Client を使用して、VI OVF テンプレートまたは ESXi OVF テンプレートによる展開が可能です。
- VI OVF テンプレートを使用して展開する場合、アプライアンスは VMware vCenter または VMware vCloud Director で管理する必要があります。
- OVF ESXi テンプレートを使用して展開する場合、アプライアンスを VMware vCenter または VMware vCloud Director で管理するか、またはスタンドアロン ホストに展開できます。いずれの場合も、インストール後に Sourcefire の必須設定を構成する必要があります。
ウィザードの各ページで設定を指定してから、[Next] をクリックして続行します。ユーザの利便性のために、ウィザードの最終ページでは、手順を完了する前に、設定を確認することができます。
vSphere Client を使用して仮想アプライアンスをインストールするには:
- vSphere Client を使用して、[File] > [Deploy OVF Template] をクリックし、以前にダウンロードした OVF テンプレートを展開します。
[Source] 画面が表示され、展開するテンプレートをドロップダウン リストで参照できます。
- ドロップダウン リストから、展開する OVF テンプレートを選択します。
仮想防御センターの場合:
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware-VI- X.X.X- xxx .ovf
Sourcefire_Defense_Center_Virtual64_VMware-ESXi- X.X.X- xxx .ovf
仮想デバイスの場合:
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware-VI- X.X.X-xxx .ovf
Sourcefire_3D_Device_Virtual64_VMware-ESXi- X.X.X- xxx .ovf
ここで、 X.X.X-xxx はダウンロードしたアーカイブ ファイルのバージョンとビルド番号です。
[OVF Template Details] 画面が表示されます。
- 正しい仮想マシンを選択したことを確認します。
ESXi OVF テンプレートの場合:
[Name and Location] 画面が表示されます。
VI OVF テンプレートの場合:
[End User License Agreement (EULA)] 画面が表示されます。
EULA を読み、承認します。次に、[Name and Location] 画面が表示されます。
- テキスト フィールドに仮想アプライアンスの名前を入力し、アプライアンスを展開するインベントリの場所を選択します。
[Host/Cluster] 画面が表示されます。
- テンプレートを展開するホストまたはクラスタを選択します。
[Specific Host] 画面が表示されます。
- テンプレートを展開するクラスタ内の特定のホストを選択します。
[Storage] 画面が表示されます。
- 仮想マシンの宛先ストレージを選択します。
[Disk Format] 画面が表示されます。
- 次の選択肢から、仮想ディスクを保存する形式を選択します。
シック プロビジョニング(Lazy Zeroed)
• シン プロビジョニング(Eager Zeroed)
シン プロビジョニング
[Network Mapping] 画面が表示されます。
- テンプレートを展開するネットワークを選択します。
ESXi OVF テンプレートの場合:
[ESXi Finish] 画面が表示されます。
VI OVF テンプレートの場合:
[Properties] 画面が表示されます。
アプライアンス用に Sourcefire の必須設定を入力するか、後でセットアップを完了するためにそのままクリックし、設定を確認して、[Finish] をクリックします。
重要! 仮想デバイスの [Power on after deployment]
オプションを有効化
しない でください。センシング インターフェイスをマッピングする必要があります。必ず、アプライアンスの電源を投入する前にセンシング インターフェイスが接続するように設定してください。詳細については、
仮想アプライアンスの初期化を参照してください。
- インストールが完了したら、ステータス ウィンドウを閉じます。
- インストール後の重要な設定の更新に進みます。
インストール後の重要な設定の更新
仮想アプライアンスをインストールしたら、仮想アプライアンスのハードウェアおよびメモリの設定が展開の要件を満たしていることを確認する必要があります。デフォルトの設定は、システム ソフトウェアの実行の最小要件であるため、 減らさない でください。ただし、使用可能なリソースによっては、パフォーマンスを向上させるために仮想アプライアンスのメモリと CPU の数を増やすことができます。次の表に、デフォルトのアプライアンス設定を示します。
設定 |
デフォルト |
設定調整の可否 |
メモリ |
4 GB |
可。仮想デバイスに対して次の量を割り当てる 必要 があります。
- 4 GB 以上
- カテゴリとレピュテーション ベースの URL フィルタリングを追加するには 5 GB
- 大規模なダイナミック フィードを使用してセキュリティ インテリジェンス フィルタリングを追加するには 6 GB
- URL フィルタリングおよびセキュリティ
インテリジェンスを追加するには 7 GB
|
仮想 CPU |
4 |
可。最大 8 |
ハード ディスク プロビジョニング サイズ |
40 GB (デバイス) 250 GB(防御センター) |
不可 |
次の手順は、仮想アプライアンスのハードウェアとメモリの設定を確認して調整する方法を説明しています。
仮想アプライアンスの設定を確認するには:
- 新しい仮想アプライアンスの名前を右クリックし、コンテキスト メニューから [Edit Settings] を選択するか、メイン ウィンドウの [Getting Started] タブから [Edit virtual machine settings]をクリックします。
[Virtual Machine Properties] ポップアップ ウィンドウが表示され、[Hardware] タブが表示されます。
- デフォルトの仮想アプライアンス設定に示すように、[Memory] 、[CPUs] 、および [Hard disk 1] の設定がデフォルト値以上になっていることを確認します。
アプライアンスのメモリ設定および仮想 CPU の数は、ウィンドウの左側に表示されます。ハード ディスクの を表示するには、[Hard disk 1] をクリックします。
- オプションで、ウィンドウの左側の適切な設定をクリックしてメモリと仮想 CPU の数を増やし、ウィンドウの右側で変更します。
- [Network adapter 1] 設定が次のようになっていることを確認し、必要に応じて変更します。
[Device Status] の下で、[Connect at power on] チェックボックスをオンにします。
• [MAC Address] の下で、仮想アプライアンスの管理インターフェイスの MAC アドレスを手動で設定します。
仮想デバイスに手動で MAC アドレスを割り当て、ダイナミック プール内の他のシステムによる MAC アドレスの変更または競合を回避します。
また、仮想防御センターの場合、MAC アドレスを手動で設定することにより、アプライアンスの再イメージ化が必要になった場合に、Sourcefire からライセンスを再要求しなくて済みます。
• [Network Connection] の下で、[Network label] を仮想アプライアンスの管理ネットワーク名に設定します。
- [OK] をクリックします。
変更が保存されます。
- 次の手順は、インストールしたアプライアンスのタイプにより異なります。
仮想デバイスのセンシング インターフェイスの設定
仮想デバイスのセンシング ンターフェイスは無差別モードを受け入れる ESXi ホスト仮想スイッチ上のポートへネットワーク接続が可能である必要があります。
ヒント! 仮想スイッチにポート グループを追加し、無差別モードの仮想ネットワーク接続を実稼動トラフィックから分離します。ポート グループの追加とセキュリティ属性の設定の詳細については、VMware のマニュアルを参照してください。
無差別モードを許可するには:
- vSphere Client を使用してサーバにログインし、サーバの [Configuration] タブをクリックします。
[Hardware] 選択リストと [Software] 選択リストが表示されます。
- [Hardware] リストで、[Networking] をクリックします。
仮想スイッチの図が表示されます。
- 仮想デバイスのセンシング インターフェイスを接続するスイッチおよびポート グループの [Properties] をクリックします。
[Switch Properties] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
- [Switch Properties ] ポップアップ ウィンドウで、[Edit] をクリックします。
[Detailed Properties] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
- [Detailed Properties] ポップアップ ウィンドウで、[Security] タブを選択します。
[Policy Exceptions] > [Promiscuous Mode] の下で、無差別モードが [Accept] に設定されていることを確認します。
-
仮想環境で VLAN トラフィックを監視するには、無差別ポートの VLAN ID を 4095 に設定します。
- 変更を保存します。
デバイスが初期化できる状態になります。
- 次の章 仮想アプライアンスの設定に進みます。
仮想アプライアンスのアンインストール
仮想アプライアンスをアンインストールまたは削除する必要が生じることがあります。仮想アプライアンスをシャット ダウンし、削除することにより、仮想アプライアンスをアンインストールします。
ヒント! 仮想デバイスを削除した後、必ず検知接続の仮想スイッチ ポート グループをデフォルトの設定である、[Promiscuous Mode]:[Reject]に戻してください。詳細については、 仮想デバイスのセンシング インターフェイスの設定を参照してください。
仮想アプライアンスのシャット ダウン
次の手順を使用して、仮想アプライアンスを適切にシャット ダウンします。
仮想アプライアンスをシャット ダウンするには:
- VMware コンソールで、管理者(または仮想デバイス用、CLI 設定用)権限を持つユーザとしてログインします。
アプライアンスのプロンプトが表示されます。
- 次のように、仮想アプライアンスをシャット ダウンします。
仮想防御センターで、 sudo su - と入力し、パスワードを再入力します。root プロンプトで shutdown -h now と入力し、アプライアンスをシャット ダウンします。
• 仮想デバイスで、 system shutdown と入力します。
仮想アプライアンスがシャット ダウンします。
仮想アプライアンスの削除
仮想アプライアンスの電源が切れたら、仮想アプライアンスを削除できます。
次の手順を使用して、VMware vCloud Director に展開された仮想アプライアンスを削除します。
VMware vCloud Director Web ポータルを使用して仮想アプライアンスを削除するには:
- [My Cloud] > [vApps] を選択し、削除する vApp を右クリックして、メニューから [Delete] をクリックし、確認ポップアップ ウィンドウで [Yes] をクリックします。
仮想アプライアンスがアンインストールされます。
次の手順を使用して、VMware vCenter に展開された仮想アプライアンスを削除します。
vSphere Client を使用して仮想アプライアンス削除するには:
- vSphere Client コンテキスト メニューのアプライアンス名をクリックし、[Inventory] メニューを使用して [Delete] をクリックし、確認ダイアログ ボックスで [Yes] をクリックします。