dnscrypt
DNScrypt がデバイスと Cisco Umbrella 間の接続を暗号化できるようにするには、DNS インスペクション ポリシー マップのパラメータ コンフィギュレーション モードで dnscrypt コマンドを使用します。DNScrypt を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
dnscrypt
no dnscrypt
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド デフォルト
DNScrypt は無効になっています。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンドモード |
ファイアウォールモード |
セキュリティコンテキスト |
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ルーテッド |
トランスペアレント |
シングル |
マルチ |
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コンテキスト |
システム |
||||
パラメータ コンフィギュレーション |
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— |
コマンド履歴
リリース |
変更内容 |
---|---|
9.10(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
DNS インスペクション ポリシーマップを設定する際に、次のコマンドを使用します。
DNScrypt を有効にすると、Umbrella リゾルバとのキー交換スレッドが開始されます。キー交換スレッドは、1 時間ごとにリゾルバとのハンドシェイクを実行し、新しい秘密鍵でデバイスを更新します。
DNScrypt では UDP/443 を使用するため、そのポートが DNS インスペクションに使用するクラス マップに含まれていることを確認する必要があります。デフォルトのインスペクション クラスには DNS インスペクションに UDP/443 がすでに含まれています。
例
次の例では、デフォルト ポリシーを使用して Umbrella を有効にし、グローバル DNS インスペクションで使用されるデフォルトのインスペクション ポリシーマップで DNScrypt も有効にします。グローバル DNS インスペクションはすでに UDP/443 に適用されています。
ciscoasa(config)# policy-map type inspect dns preset_dns_map
ciscoasa(config-pmap)# parameters
ciscoasa(config-pmap-p)# umbrella
ciscoasa(config-pmap-p)# dnscrypt