uc-ime(非推奨)
Cisco Intercompany Media Engine プロキシインスタンスを作成するには、グローバル コンフィギュレーション モードで uc-ime コマンドを使用します。このプロキシインスタンスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
uc-ime uc-ime_name
no uc-ime uc-ime_name
構文の説明
uc-ime_name |
ASA 上で設定されている Cisco Intercompany Media Engine プロキシのインスタンス名を指定します。name は 64 文字までに制限されています。 ASA に設定できる Cisco Intercompany Media Engine プロキシは 1 つだけです。 |
コマンド デフォルト
デフォルトの動作や値はありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンドモード |
ファイアウォールモード |
セキュリティコンテキスト |
|||
---|---|---|---|---|---|
ルーテッド |
トランスペアレント |
シングル |
マルチ |
||
コンテキスト |
システム |
||||
グローバル コンフィギュレーション |
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— |
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— |
— |
コマンド履歴
リリース |
変更内容 |
---|---|
8.3(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.4(1) |
このコマンドは廃止されました。 |
使用上のガイドライン
Cisco Intercompany Media Engine プロキシを設定します。Cisco Intercompany Media Engine により、企業はインターネット経由での相互接続をオンデマンドで行うことが可能になり、VoIP テクノロジーによる高度な機能を利用できます。Cisco Intercompany Media Engine では、ピアツーピア、セキュリティ、および SIP プロトコルを使用してビジネス間にダイナミック SIP トランクを作成することにより、異なる企業内の Cisco Unified Communications Manager クラスタの間で企業間フェデレーションを実現できます。企業の集合は、最終的にそれらの間にクラスタ間トランクが存在する 1 つの大きなビジネスであるかのように連携します。
メディア ターミネーション インスタンスは、Cisco Intercompany Media Engine プロキシで指定する前に作成する必要があります。
ASA に設定できる Cisco Intercompany Media Engine プロキシは 1 つだけです。
例
次に、uc-ime コマンドを使用して Cisco Intercompany Media Engine プロキシを設定する例を示します。
ciscoasa
(config)# uc-ime local_uc-ime_proxy
ciscoasa(config-uc-ime)# media-termination ime-media-term
ciscoasa(config-uc-ime)# ucm address 192.168.10.30 trunk-security-mode non-secure
ciscoasa(config-uc-ime)# ticket epoch 1 password password1234
ciscoasa(config-uc-ime)# fallback monitoring timer 120
ciscoasa(config-uc-ime)# fallback hold-down timer 30