概要
Rackspace は、あらゆる主要なパブリックおよびプライベートクラウド テクノロジーにわたる専門知識とマネージドサービスを提供するリーディングプロバイダです。Rackspace Cloud は、ユーティリティ コンピューティング ベースで課金が行われるクラウドコンピューティング製品およびサービスのセットです。
Rackspace Cloud で ASAv for Rackspace を仮想アプライアンスとして導入できます。この章では、単一インスタンスの ASAv アプライアンスをインストールして構成する方法について説明します。
Rackspace Cloud のインスタンスタイプは、フレーバと呼ばれます。フレーバという用語は、RAM サイズ、vCPU、ネットワークスループット(RXTX ファクタ)、ディスク容量から成るサーバーの組み合わせを指します。次の表に、ASAv の導入に適した Rackspace フレーバを示します。
フレーバ |
属性 |
総帯域幅 |
|
---|---|---|---|
vCPU |
メモリ(GB) |
||
汎用 1-2 |
2 |
2 |
400 Mbps |
汎用 1-4 |
4 |
4 |
800 Mbps |
汎用 1-8 |
8 |
8 |
1.6 Gbps |
コンピューティング 1-4 |
2 |
3.75 |
312.5 Mbps |
コンピューティング 1-8 |
4 |
7.5 |
625 Mbps |
コンピューティング 1-15 |
8 |
15 |
1.3 Gbps |
メモリ 1-15 |
2 |
15 |
625 Mbps |
メモリ 1-15 |
4 |
30 |
1.3 Gbps |
メモリ 1-15 |
8 |
60 |
2.5 Gbps |
Rackspace のフレーバについて
Rackspace 仮想クラウドサーバーのフレーバは、次のクラスに分類されます。
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汎用 v1
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汎用ワークロードから高パフォーマンスの Web サイトまで、さまざまなユースケースに役立ちます。
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vCPU はオーバーサブスクライブされ、「バースト可能」です。つまり、物理ホスト上のクラウドサーバーに割り当てられる vCPU の数は、物理 CPU スレッドの数よりも多くなります。
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コンピューティング v1
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Web サーバー、アプリケーションサーバー、およびその他の CPU 集約型のワークロード向けに最適化されています。
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vCPU は「予約済み」です。つまり、物理ホスト上のクラウドサーバーに割り当てられる vCPU の数は、そのホスト上の物理 CPU スレッドの数よりも多くなることはありません。
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メモリ v1
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メモリ集約型のワークロードに推奨されます。
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I/O v1
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高速ディスク I/O のメリットを得やすい高パフォーマンスのアプリケーションおよびデータベースに最適です。
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