AsyncOS 14.2 の新機能
機能 |
説明 |
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送信者の成熟度 |
このリリースでは、従来の送信者ドメインのレピュテーション(SDR)ドメインのエージ機能が、送信者の成熟度に置き換えられます。送信者の成熟度は、送信者のレピュテーションを確立するための重要な機能です。送信者の成熟度は、スパムを分類するために、複数の情報源に基づいて自動的に生成され、「Whois-based domain age」とは異なる場合があります。 [送信者の成熟度(Sender Maturity)] は、電子メール送信者としてのドメインの成熟度に関する Cisco Talos の見解を表します。成熟度の値は、電子メールに関する脅威の検出を有効にするように調整されており、通常は「Whois-based domain age」で表されるドメインの経過時間は反映されません。 送信者の成熟度は 30 日の制限に設定されており、この制限を超えるとドメインは電子メール送信者として成熟していると見なされてそれ以上の詳細は提供されません。
送信者の成熟度は送信者のレピュテーションの計算に使用されます。未熟なドメインには低いレピュテーションが割り当てられます。Cisco Talos では、ポリシーアクションの決定にのみ送信者のレピュテーションを使用することを推奨しています。送信者の成熟度は、特定の標準外シナリオに合わせてフィルタを微調整するために使用されます。
詳細については、送信者ドメイン レピュテーション フィルタリングを参照してください。 |
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新しい送信者ドメインのレピュテーション判定 |
このリリース以降、送信者ドメインのレピュテーションの判定は、所期の意味と推奨される使用法を正確に反映するように更新されています。 アップグレード中に、システムは送信者ドメイン レピュテーション メッセージまたはコンテンツフィルタ設定を自動的に更新して、新しい判定を反映します。メッセージまたはコンテンツフィルタを確認し、適宜設定してください。 新しい SDR 判定ごとに実行できる推奨されるアクションの詳細については、「送信者ドメイン レピュテーション フィルタリング」の「SDR 判定」セクションを参照してください。 AsyncOS 14.2.x リリースにアップグレードすると、コンテンツまたはメッセージフィルタ、レポート、およびメッセージトラッキングの従来の SDR 判定は、次のように新しい SDR 判定に置き換えられます。
詳細については、送信者ドメイン レピュテーション フィルタリングを参照してください。 |
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送信者ドメインのレピュテーション(SDR)フィルタリングの改善 |
このリリースでは、SDR サービスのユーザーエクスペリエンスおよび全体的な品質が、パフォーマンスの向上、可用性の向上、および SDR の展開によって強化されています。 |
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ファイル分析レポート用のアプライアンスのグループ化に対する強化 |
電子メールゲートウェイは、スマートアカウント ID を使用して、組織内のアプライアンスをグループ化し、すべてのアプライアンスのファイル分析結果を表示するようになりました。 電子メールゲートウェイでスマートライセンスが有効になっている場合、ファイル分析レポート用にアプライアンスグループを設定すると、システムによりスマートアカウント ID がアプライアンスグループ ID として自動的に登録されます。アプライアンスグループ ID はいつでも変更でき、変更はコミットアクションなしですぐに有効になります。 詳細については、(パブリック クラウド ファイル分析サービスのみ)アプライアンス グループの設定を参照してください。 |
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スマート ソフトウェア ライセンシングの機能強化 |
スマート ソフトウェア ライセンシング機能に加えられた拡張機能は次のとおりです。
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接続先コントロールのための TLS 証明書の拡張 |
特定のドメインの「デフォルト」接続先コントロールエントリで設定された証明書以外の別の証明書を選択できるようになりました。 別の証明書は、次のいずれかの方法で選択できます。
詳細については、TLS の管理を参照してください。 |
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クラシックライセンスの変更:Web インターフェイスおよび CLI の期限日 |
このリリース以降、クラシックライセンスの Web インターフェイスおよび CLI の既存の [期限日(Expiration Date)] 列ヘッダーが [期限日(猶予期間を含む)(Expiration Date (including grace period))] に変更されます。これは、期限日に猶予期間が含まれることを示しています。
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