デバイス管理ライセンス
Cisco ISE リリース 3.0 でライセンスの消費を有効にするには、Cisco Smart Software Manager(CSSM)を使用して既存のスマートライセンスか従来のライセンスを新しいライセンスタイプに変換する必要があります。
Cisco ISE 2.4 以降、デバイス管理ライセンスの数は、展開環境のデバイス管理ノード(デバイス管理サービス用に設定された PSN)の数と同じである必要があります。
現在、デバイス管理ライセンスを使用していてリリース 2.4 以降へのアップグレードを計画している場合、TACACS+ 機能はリリース 2.4 以降で 50 デバイス管理ノードに対しサポートされます。
新しい PID から生成された PAK をインストールすると、PAK ファイルで利用可能な数量に応じてデバイス管理ライセンス数が表示されます。必要なデバイス管理ノード数に基づいて、展開に複数のデバイス管理ライセンスを追加できます。Evaluation
ライセンスでは、1 つのデバイス管理ノードをサポートします。
VM ノードのライセンス
Cisco ISE は、仮想アプライアンスとしても提供されています。リリース 2.4 以降では、展開に VM ノードの適切な VM ライセンスをインストールすることをお勧めします。VM ノードの数と CPU やメモリなどの各 VM ノードのリソースに基づいて、VM
ライセンスをインストールする必要があります。そうでない場合、リリース 2.4 以降で VM ライセンスキーを調達してインストールする警告と通知が表示されますが、サービスは中断されません。
VM ライセンスは、インフラストラクチャ ライセンスなので、展開で使用可能なエンドポイント ライセンスに関係なく VM ライセンスをインストールできます。展開に Evaluation、Base、Plus、Apex ライセンスのどれもインストールされていない場合でも、VM
ライセンスをインストールできます。ただし、Base、Plus、または Apex ライセンスによって有効になる機能を使用するには、適切なライセンスをインストールする必要があります。
リリース 2.4 以降のインストールまたはアップグレードの後、展開済みの VM ノードの数とインストール済みの VM ライセンスの数の間に不一致がある場合、アラームが 14 日ごとに [アラーム(Alarms)] ダッシュレットに表示されます。アラームは、VM
ノードのリソースに変化がある場合や、VM ノードが登録または登録解除されるたびにも表示されます。
VM ライセンスは永続ライセンスです。VM ライセンスの変更は、Cisco ISE GUI にログインするたびに表示され、通知ダイアログボックスで [このメッセージを再度表示しない(Do not show this message again)] チェックボックスをオンにすると表示されなくなります。
以前に ISE VM ライセンスのいずれも購入していない場合は、『Cisco Identity Services Engine 発注ガイド』を参照して購入する適切な VM ライセンスを選択します。製品認証キー(PAK)が関連付けられていない ISE VM ライセンスを購入済みの場合、licensing@cisco.com で ISE VM 購入を反映する販売注文番号を使用して VM PAK を要求することができます。この要求は、過去に購入した ISE VM ごとに 1 つの中規模 VM ライセンスキーを提供するように処理されます。
VM ライセンスのカテゴリ
VM ライセンスは、小、中、大の 3 つのカテゴリで提供されます。これらのカテゴリは、ハードウェアアプライアンス、RAM 容量、CPU 数などのリソースによって異なります。たとえば、8 コアと 64 GB RAM を搭載した 3595 相当の
VM ノードを使用している場合に、その VM で同じ機能をレプリケートするには、中カテゴリの VM ライセンスが必要になります。展開の要件に応じて、VM とそのリソースの数に基づいて、複数の VM ライセンスをインストールする必要があります。
次の表は、VM カテゴリに必要な VM 最小リソースを示しています。
VM カテゴリ
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VM ライセンス仕様
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小
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中
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大
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最小 256GB RAM および CPU 16 コア(500,000 を超える同時セッションをサポートするクラスタの MnT)。
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最小 256GB RAM および CPU 24 コア(SNS-3695 相当)。
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ライセンスの詳細については、『Cisco Identity Services Engine 管理者ガイド』の「Cisco ISE ライセンス」の章を参照してください。