Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上の Cisco ISE
Cisco ISE は Oracle Cloud Infrastructure(OCI)で使用できます。OCI で Cisco ISE を設定してインストールするには、OCI のいくつかの機能とソリューションについてよく理解しておく必要があります。開始する前に理解しておく必要がある概念には、コンパートメント、可用性ドメイン、イメージとシェイプ、ブートボリュームなどがあります。OCI のコンピューティングリソースの単位は、Oracle CPU(OCPU)です。1 つの OCPU は、2 つの vCPU に相当します。
『Oracle Cloud Infrastructure Documentation』を参照してください。
Cisco ISE は、イメージとスタックの 2 つの形式で OCI で利用できます。Cisco ISE ユーザーが使いやすいようにカスタマイズされていることから、スタックタイプを使用して Cisco ISE をインストールすることをお勧めします。
OCI インスタンス | OCPU | OCI インスタンスメモリ(GB 単位) |
Standard3.Flex
(このインスタンスは、Cisco ISE 評価のユースケースをサポートしています。100 の同時アクティブエンドポイントがサポートされています) |
2 | 16 |
Optimized3.Flex |
8 | 32 |
16 | 64 | |
Standard3.Flex | 4 | 32 |
8 | 64 | |
16 | 128 | |
32 | 256 |
Optimized3.Flex シェイプはコンピューティングに最適化され、コンピューティング集約型のタスクやアプリケーションの PSN として使用するのに最適です。
Standard3.Flex シェイプは、PAN または MnT ノード、またはその両方としての使用に最適な汎用のシェイプであり、データ処理タスクとデータベース操作を目的としています。
汎用インスタンスを PSN として使用する場合、パフォーマンスの数値は、PSN としてのコンピューティング最適化インスタンスのパフォーマンスよりも低くなります。
Standard3.Flex(4 OCPU、32 GB)シェイプは、極小規模の PSN としてのみ使用する必要があります。
OCI インスタンスタイプのスケールおよびパフォーマンスデータについては、『Performance and Scalability Guide for Cisco Identity Services Engine』を参照してください。
(注) |
Cisco ISE インスタンスを作成するために既存の OCI イメージを複製しないでください。 |