この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
キー チェーンの認証キーが有効に送信される期間を設定するには、キー チェーン キー コンフィギュレーション モードで send-lifetime コマンドを使用します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
send-lifetime start-time { infinite | end-time | duration seconds }
no send-lifetime start-time { infinite | end-time | duration seconds }
無制限(開始時間は 1993 年 1 月 1 日、終了時間は無期限)
キー チェーン キー コンフィギュレーション(config-keychain-key)
リリース |
変更内容 |
---|---|
11.1 |
このコマンドが導入されました。 |
12.4(6)T |
IPv6 のサポートが追加されました。 |
12.2(33)SRB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
start-time 値と、infinite、end-time、または duration seconds のいずれかの値を指定します。
キーにライフタイムを設定する場合は、ネットワーク タイム プロトコル(NTP)または他の時刻同期方式を実行することを推奨します。
最後のキーの有効期限が切れると、認証が続行され、エラー メッセージが生成されます。 認証をディセーブルにするには、手動で有効な最後のキーを削除する必要があります。
次の例では、chain1 という名前のキー チェーンが設定されます。 キー「key1」は午後 1 時 30 分から午後 3 時 30 分まで受け入れられ、午後 2 時から午後 3 時まで送信されます。 キー「key2」は午後 2 時 30 分から午後 4 時 30 分まで受け入れられ、午後 3 時から午後 4 時まで送信されます。 重複により、キーの移行またはルータの設定時間の相違に対処できます。 時間の相違に対処するために両側に 30 分の余裕があります。
Router(config)# interface ethernet 0 Router(config-if)# ip rip authentication key-chain chain1 Router(config-if)# ip rip authentication mode md5 ! Router(config)# router rip Router(config-router)# network 172.19.0.0 Router(config-router)# version 2 ! Router(config)# key chain chain1 Router(config-keychain)# key 1 Router(config-keychain-key)# key-string key1 Router(config-keychain-key)# accept-lifetime 13:30:00 Jan 25 1996 duration 7200 Router(config-keychain-key)# send-lifetime 14:00:00 Jan 25 1996 duration 3600 Router(config-keychain-key)# exit Router(config-keychain)# key 2 Router(config-keychain-key)# key-string key2 Router(config-keychain-key)# accept-lifetime 14:30:00 Jan 25 1996 duration 7200 Router(config-keychain-key)# send-lifetime 15:00:00 Jan 25 1996 duration 3600
次の例では、EIGRP アドレスファミリに chain1 という名前のキー チェーンが設定されます。 キー「key1」は午後 1 時 30 分から午後 3 時 30 分まで受け入れられ、午後 2 時から午後 3 時まで送信されます。 キー「key2」は午後 2 時 30 分から午後 4 時 30 分まで受け入れられ、午後 3 時から午後 4 時まで送信されます。 重複により、キーの移行またはルータの設定時間の相違に対処できます。 時間の相違に対処するために両側に 30 分の余裕があります。
Router(config)# eigrp virtual-name Router(config-router)# address-family ipv4 autonomous-system 4453 Router(config-router-af)# network 10.0.0.0 Router(config-router-af)# af-interface ethernet0/0 Router(config-router-af-interface)# authentication key-chain trees Router(config-router-af-interface)# authentication mode md5 Router(config-router-af-interface)# exit Router(config-router-af)# exit Router(config-router)# exit Router(config)# key chain chain1 Router(config-keychain)# key 1 Router(config-keychain-key)# key-string key1 Router(config-keychain-key)# accept-lifetime 13:30:00 Jan 25 1996 duration 7200 Router(config-keychain-key)# send-lifetime 14:00:00 Jan 25 1996 duration 3600 Router(config-keychain-key)# exit Router(config-keychain)# key 2 Router(config-keychain-key)# key-string key2 Router(config-keychain-key)# accept-lifetime 14:30:00 Jan 25 1996 duration 7200 Router(config-keychain-key)# send-lifetime 15:00:00 Jan 25 1996 duration 3600
コマンド |
説明 |
---|---|
accept-lifetime |
キー チェーンの認証キーが有効として受信される期間を設定します。 |
key |
キー チェーンの認証キーを識別します。 |
key chain |
ルーティング プロトコルの認証をイネーブルにするために必要な認証キー チェーンを定義します。 |
key-string(認証) |
キーの認証文字列を指定します。 |
show key chain |
認証キーの情報を表示します。 |
自動的にタグ値を計算するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで set automatic-tag コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
set automatic-tag
no set automatic-tag
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
このコマンドは、デフォルトでディセーブルになっています。
ルート マップ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
タグを設定する場合は、match 句を使用する必要があります(「permit everything」リストを指している場合でも)。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、一致基準、つまり現在の route-map コマンドについて再配布を許可する条件を指定します。 set コマンドでは、set 処理(match コマンドによる基準が満たされた場合に実行する特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドにより、ルート マップが削除されます。
set コマンドは、ルート マップのすべての一致基準が満たされた場合に実行される処理を指定します。 すべての一致基準を満たすと、すべての set 処理が実行されます。
次に、Border Gateway Protocol(BGP)で学習されたルートのタグ値を自動的に計算するようにシスコ ソフトウェアを設定する例を示します。
route-map tag match as-path 10 set automatic-tag ! router bgp 100 table-map tag
コマンド |
説明 |
---|---|
match as-path |
BGP 自律システム パス アクセス リストを照合します。 |
match community |
BGP コミュニティを照合します。 |
match interface(IP) |
指定されたインターフェイスのいずれかがネクスト ホップであるルートを再配布します。 |
match ip address |
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
match ip next-hop |
指定のアクセス リストのいずれかが通過する、ネクスト ホップ ルータ アドレスを持ったルートをすべて再配布します。 |
match ip route-source |
アクセス リストによって指定されたアドレスで、ルータおよびアクセス サーバによってアドバタイズされたルートを再配布します。 |
match metric(IP) |
指定したメトリックを持つルートを再配布します。 |
match route-type(IP) |
指定されたタイプのルートを再配布します。 |
match tag |
指定されたタグと一致するルーティング テーブルのルートを再配布します。 |
route-map(IP) |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
set as-path |
BGP ルートの自律システム パスを変更します。 |
set community |
BGP コミュニティ属性を設定します。 |
set level(IP) |
ルートのインポート先を示します。 |
set local-preference |
自律システム パスのプリファレンス値を指定します。 |
set metric(BGP、OSPF、RIP) |
ルーティング プロトコルのメトリック値を設定します。 |
set metric-type |
宛先ルーティング プロトコルのメトリック タイプを設定します。 |
set next-hop |
ネクスト ホップのアドレスを指定します。 |
set tag(IP) |
宛先ルーティング プロトコルのタグ値を設定します。 |
set weight |
ルーティング プロトコルの BGP 重みを指定します。 |
show route-map |
設定されたすべてのルート マップ、または指定した 1 つのルート マップだけを表示します。 |
ポリシー ルーティングにおいてルート マップの match 句を満たしたパケットの出力先を示すには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで set ip next-hop コマンドを使用します。 パケットの出力先を示すエントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set ip next-hop { ip-address [ ...ip-address ] | dynamic dhcp | encapsulate l3vpn profile-name | peer-address | recursive [ global | vrf vrf-name ] ip-address | verify-availability [ ip-address sequence track track-object-number ] }
no set ip next-hop { ip-address [ ...ip-address ] | dynamic dhcp | encapsulate l3vpn profile-name | peer-address | recursive [ global | vrf vrf-name ] ip-address | verify-availability [ ip-address sequence track track-object-number ] }
パケットはルーティング テーブル上のネクストホップ ルータに転送されます。
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
リリース |
変更内容 |
---|---|
11.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.0(28)S |
このコマンドが変更されました。 recursive キーワードが追加されました。 |
12.3(14)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.3(14)T に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
Cisco IOS XE Release 2.2 |
Cisco IOS XE Release 2.2 では、このコマンドが Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに統合されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが変更されました。 encapsulate および l3vpn キーワードが追加されました。 |
コマンド構文の省略記号(...)は、コマンド入力で ip-address 引数に複数の値を含めることができることを示します。
ポリシー ルーティング パケットに関する条件を定義するには、ip policy route-map インターフェイス コンフィギュレーション コマンド、route-map グローバル コンフィギュレーション コマンド、match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 ip policy route-map コマンドは、名前でルート マップを識別します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、一致基準(ポリシー ルーティングが発生する条件)を指定します。 set コマンドでは、set 処理(match コマンドによる基準が満たされた場合に実行する特定のルーティング アクション)を指定します。
set ip next-hop コマンドで指定された最初のネクスト ホップに関連付けられているインターフェイスがダウン状態になると、任意で指定された IP アドレスが使用されます。
set 句は互いに組み合わせて使用できます。 set 句は次の順で評価されます。
(注) |
set ip next-hop コマンドと set ip default next-hop コマンドは似ていますが、動作順序が異なります。 set ip next-hop コマンドを設定すると、最初にポリシーベース ルーティングを使用してからルーティング テーブルを使用します。 set ip default next-hop コマンドを設定すると、最初にルーティング テーブルを使用してから指定のネクスト ホップをポリシー ルーティングします。 |
(注) |
set ip next-hop ip-address コマンドは Cisco 7600 シリーズ ルータの set ip global next-hop ip-address コマンドに相当するものとして扱われるため、set ip next-hop コマンドは Cisco 7600 シリーズ ルータの継承 VRF ルーティングをサポートしません。 (継承 VRF ルーティングにより、同じ発信インターフェイスを介してルーティングされる VRF インターフェイスに到着するパケットがイネーブルになります)。そのため、Cisco 7600 シリーズ ルータを使用する場合は、set ip vrf vrf next-hop コマンドを使用して、ネクスト ホップの選択元の VRF を明示的に指定することを推奨します。 また、Cisco 7600 シリーズ ルータでは、set ip next-hop コマンドはソフトウェアの動作とハードウェアの動作が類似している非 VRF インターフェイスに適用されるルート マップでだけ使用することを推奨します。 |
次に、3 ~ 50 バイトのレベル 3 のパケットが IP アドレス 10.14.2.2 のルータに出力される場合の例を示します。
interface serial 0 ip policy route-map thataway ! route-map thataway match length 3 50 set ip next-hop 10.14.2.2
次に、IP アドレス 10.3.3.3 が再帰ネクストホップ アドレスとして設定される場合の例を示します。
route-map map_recurse set ip next-hop recursive 10.3.3.3
コマンド |
説明 |
---|---|
ip policy route-map |
インターフェイスでポリシー ルーティングに使用するルート マップを特定します。 |
match ip address |
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
match length |
パケットのレベル 3 長に基づいてポリシー ルーティングを実行します。 |
route-map(IP) |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
set default interface |
ポリシー ルーティングにおいてルート マップの match 句を満たし、宛先への明示ルートがないパケットの出力先を示します。 |
set interface |
ポリシー ルーティング用のルート マップの match 節を通過したパケットの送出先を示します。 |
set ip default next-hop verify-availability |
ポリシー ルーティングにおいてルート マップの match 句を満たしたパケットの宛先への明示ルートを Cisco IOS ソフトウェアが持たない場合の出力先を示します。 |
ルートのインポート先を示すには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで set level コマンドを使用します。 エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set level { level-1 | level-2 | level-1-2 | nssa-only | stub-area | backbone }
no set level { level-1 | level-2 | level-1-2 | nssa-only | stub-area | backbone }
level-1 |
ルートをレベル 1 エリアにインポートします。 |
level-2 |
ルートをレベル 2 サブドメインにインポートします。 |
level-1-2 |
ルートをレベル 1 エリアとレベル 2 エリアにインポートします。 |
nssa-only |
ルートを NSSA エリアにだけインポートします。 |
stub-area |
ルートを Open Shortest Path First(OSPF)NSSA エリアにインポートします。 |
backbone |
ルートを OSPF バックボーン エリアにインポートします。 |
このコマンドは、デフォルトでディセーブルになっています。 Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)では、デフォルト値は level-2 です。
ルート マップ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
15.0(1)M |
このコマンドが変更されました。 キーワード nssa-only が追加されました。 |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、一致基準(現在の route-map コマンドで再配布が許可される条件)を指定します。 set コマンドでは、set 処理(match コマンドによる基準が満たされた場合に実行する特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドはルート マップを削除します。
set route-map コンフィギュレーション コマンドは、ルート マップのすべての一致基準が満たされたときに実行される再配布 set 処理を指定します。 すべての一致基準を満たすと、すべての set 処理が実行されます。
stub-area および backbone キーワードは、ルートがインポートされる場所に影響を与えません。
次に、ルートをレベル 1 エリアにインポートする例を示します。
route-map name set level level-l
コマンド |
説明 |
---|---|
match as-path |
BGP 自律システム パス アクセス リストを照合します。 |
match community |
BGP コミュニティを照合します。 |
match interface(IP) |
指定のインターフェイスの 1 つのネクスト ホップを持つルートを配布します。 |
match ip address |
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
match ip next-hop |
指定のアクセス リストのいずれかが通過する、ネクスト ホップ ルータ アドレスを持ったルートをすべて再配布します。 |
match ip route-source |
アクセス リストによって指定されたアドレスで、ルータおよびアクセス サーバによってアドバタイズされたルートを再配布します。 |
match metric(IP) |
指定したメトリックを持つルートを再配布します。 |
match route-type(IP) |
指定されたタイプのルートを再配布します。 |
match tag |
指定されたタグと一致するルーティング テーブルのルートを再配布します。 |
route-map(IP) |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
set automatic-tag |
自動的にタグ値を計算します。 |
set community |
BGP コミュニティ属性を設定します。 |
set ip next-hop |
ネクスト ホップのアドレスを指定します。 |
set level(IP) |
ルートのインポート先を示します。 |
set local-preference |
自律システム パスのプリファレンス値を指定します。 |
set metric(BGP、OSPF、RIP) |
ルーティング プロトコルのメトリック値を設定します。 |
set metric-type |
宛先ルーティング プロトコルのメトリック タイプを設定します。 |
set origin(BGP) |
BGP 送信元コードを設定します。 |
set tag(IP) |
宛先ルーティング プロトコルの値を設定します。 |
ルート マップに合格した自律システム パスのプリファレンス値を指定するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで set local-preference コマンドを使用します。 ルート マップからエントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set local-preference number
no set local-preference
number |
プリファレンス値。 0 ~ 4294967295 の整数。 |
プリファレンス値 100
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
ローカル プリファレンス属性は、宛先への複数のルートがある場合に、別のルートに対するあるルートの相対的なプリファレンスを示す番号です。 プリファレンスが高いルートは、プリファレンスが低いルートよりも優先されます。
この属性は、iBGP ピアだけの間で交換されます。 つまり、プリファレンスは、ローカル自律システム内のすべてのルータにだけ送信されます。 この属性は、ローカル ポリシーを指定するために使用します。
bgp default local-preference コマンドを使用して、デフォルトのプリファレンス値を変更できます。
次に、アクセス リスト 1 に含まれるすべてのルートに対して、ローカル プリファレンスを 200 に設定する例を示します。
route-map map-preference match as-path 1 set local-preference 200
コマンド |
説明 |
---|---|
bgp default local-preference |
ローカル プリファレンスのデフォルト値を変更します。 |
match as-path |
BGP 自律システム パス アクセス リストを照合します。 |
match community |
BGP コミュニティを照合します。 |
match interface(IP) |
指定のインターフェイスの 1 つのネクスト ホップを持つルートを配布します。 |
match ip address |
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
match ip next-hop |
指定のアクセス リストのいずれかが通過する、ネクスト ホップ ルータ アドレスを持ったルートをすべて再配布します。 |
match ip route-source |
アクセス リストによって指定されたアドレスで、ルータおよびアクセス サーバによってアドバタイズされたルートを再配布します。 |
match metric(IP) |
指定したメトリックを持つルートを再配布します。 |
match route-type(IP) |
指定されたタイプのルートを再配布します。 |
match tag |
指定されたタグと一致するルーティング テーブルのルートを再配布します。 |
route-map(IP) |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
set automatic-tag |
自動的にタグ値を計算します。 |
set community |
BGP コミュニティ属性を設定します。 |
set ip next-hop |
ネクスト ホップのアドレスを指定します。 |
set level(IP) |
ルートのインポート先を示します。 |
set metric(BGP、OSPF、RIP) |
ルーティング プロトコルのメトリック値を設定します。 |
set metric-type |
宛先ルーティング プロトコルのメトリック タイプを設定します。 |
set origin(BGP) |
BGP 送信元コードを設定します。 |
set tag(IP) |
宛先ルーティング プロトコルの値を設定します。 |
ルーティング プロトコルのメトリック値を設定するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで set metric コマンドを使用します。 デフォルトのメトリック値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
set metric metric-value
no set metric metric-value
metric-value |
メトリック値。-294967295 ~ 294967295 の整数。 この引数は、Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)を除くすべてのルーティング プロトコルに適用されます。 |
動的に学習されたメトリック値。
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
デフォルト値を変更する前に、シスコのテクニカル サポート担当者に問い合わせてください。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、一致基準、つまり現在の route-map コマンドについて再配布を許可する条件を指定します。 set コマンドでは、set 処理(match コマンドによる基準が満たされた場合に実行する特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドはルート マップを削除します。
set route-map コンフィギュレーション コマンドは、ルート マップのすべての一致基準が満たされたときに実行される再配布 set 処理を指定します。 すべての一致基準を満たすと、すべての set 処理が実行されます。
次に、ルーティング プロトコルのメトリック値を 100 に設定する例を示します。
route-map set-metric set metric 100
コマンド |
説明 |
---|---|
match as-path |
BGP 自律システム パス アクセス リストを照合します。 |
match community |
BGP コミュニティを照合します。 |
match interface(IP) |
指定のインターフェイスの 1 つのネクスト ホップを持つルートを配布します。 |
match ip address |
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
match ip next-hop |
指定のアクセス リストのいずれかが通過する、ネクスト ホップ ルータ アドレスを持ったルートをすべて再配布します。 |
match ip route-source |
アクセス リストによって指定されたアドレスで、ルータおよびアクセス サーバによってアドバタイズされたルートを再配布します。 |
match metric(IP) |
指定したメトリックを持つルートを再配布します。 |
match route-type(IP) |
指定されたタイプのルートを再配布します。 |
match tag |
指定されたタグと一致するルーティング テーブルのルートを再配布します。 |
route-map(IP) |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
set automatic-tag |
自動的にタグ値を計算します。 |
set community |
BGP コミュニティ属性を設定します。 |
set ip next-hop |
ネクスト ホップのアドレスを指定します。 |
set level(IP) |
ルートのインポート先を示します。 |
set local-preference |
自律システム パスのプリファレンス値を指定します。 |
set metric(BGP、OSPF、RIP) |
ルーティング プロトコルのメトリック値を設定します。 |
set metric-type |
宛先ルーティング プロトコルのメトリック タイプを設定します。 |
set origin(BGP) |
BGP 送信元コードを設定します。 |
set tag(IP) |
宛先ルーティング プロトコルの値を設定します。 |
宛先ルーティング プロトコルのメトリック タイプを設定するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで set metric-type コマンドを使用します。 デフォルトに戻るには、no 形式のコマンドを使用します。
set metric-type commandset metric-type { internal | external | type-1 | type-2 }
no set metric-type { internal | external | type-1 | type-2 }
internal |
BGP の MED としての Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)内部メトリックまたは IGP メトリック。 |
external |
IS-IS 外部メトリック。 |
type-1 |
Open Shortest Path First(OSPF)外部タイプ 1 メトリック。 |
type-2 |
OSPF 外部タイプ 2 メトリック。 |
このコマンドは、デフォルトでディセーブルになっています。
ルート マップ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、一致基準(現在の route-map コマンドで再配布が許可される条件)を指定します。 set コマンドでは、set 処理(match コマンドによる基準が満たされた場合に実行する特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドはルート マップを削除します。
set route-map コンフィギュレーション コマンドは、ルート マップのすべての一致基準が満たされたときに実行される再配布 set 処理を指定します。 すべての一致基準を満たすと、すべての set 処理が実行されます。
(注) |
このコマンドは、BGP へのルートの再配送ではサポートされていません。 |
次に、宛先プロトコルのメトリック タイプを OSPF 外部タイプ 1 に設定する例を示します。
route-map map-type set metric-type type-1
コマンド |
説明 |
---|---|
match as-path |
BGP 自律システム パス アクセス リストを照合します。 |
match community |
BGP コミュニティを照合します。 |
match interface(IP) |
指定のインターフェイスの 1 つのネクスト ホップを持つルートを配布します。 |
match ip address |
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
match ip next-hop |
指定のアクセス リストのいずれかが通過する、ネクスト ホップ ルータ アドレスを持ったルートをすべて再配布します。 |
match ip route-source |
アクセス リストによって指定されたアドレスで、ルータおよびアクセス サーバによってアドバタイズされたルートを再配布します。 |
match metric(IP) |
指定したメトリックを持つルートを再配布します。 |
match route-type(IP) |
指定されたタイプのルートを再配布します。 |
match tag |
指定されたタグと一致するルーティング テーブルのルートを再配布します。 |
route-map(IP) |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
set automatic-tag |
自動的にタグ値を計算します。 |
set community |
BGP コミュニティ属性を設定します。 |
set ip next-hop |
ネクスト ホップのアドレスを指定します。 |
set level(IP) |
ルートのインポート先を示します。 |
set local-preference |
自律システム パスのプリファレンス値を指定します。 |
set metric(BGP、OSPF、RIP) |
ルーティング プロトコルのメトリック値を設定します。 |
set metric-type |
宛先ルーティング プロトコルのメトリック タイプを設定します。 |
set origin(BGP) |
BGP 送信元コードを設定します。 |
set tag(IP) |
宛先ルーティング プロトコルの値を設定します。 |
set weight |
ルーティング プロトコルの BGP 重みを指定します。 |
ネクスト ホップのアドレスを指定するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで set next-hop コマンドを使用します。 エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set next-hop commandset next-hop next-hop
no set next-hop next-hop
next-hop |
ネクスト ホップ ルータの IP アドレス。 |
デフォルト ネクスト ホップ アドレス。
ルート マップ コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
タグを設定する場合は、match 句を使用する必要があります(「permit everything」リストを指している場合でも)。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、一致基準(現在の route-map コマンドで再配布が許可される条件)を指定します。 set コマンドでは、set 処理(match コマンドによる基準が満たされた場合に実行する特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドはルート マップを削除します。
set route-map コンフィギュレーション コマンドは、ルータのすべての一致基準が満たされたときに実行される再配布 set 処理を指定します。 すべての一致基準を満たすと、すべての set 処理が実行されます。
次の例では、アクセス リストを通過するルートのネクスト ホップが 172.160.70.24 に設定されます。
route-map map_hop match address 5 set next-hop 172.160.70.24
コマンド |
説明 |
---|---|
match as-path |
BGP 自律システム パス アクセス リストを照合します。 |
match community |
BGP コミュニティを照合します。 |
match interface(IP) |
指定のインターフェイスの 1 つのネクスト ホップを持つルートを配布します。 |
match ip address |
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
match ip next-hop |
指定のアクセス リストのいずれかが通過する、ネクスト ホップ ルータ アドレスを持ったルートをすべて再配布します。 |
match ip route-source |
アクセス リストによって指定されたアドレスで、ルータおよびアクセス サーバによってアドバタイズされたルートを再配布します。 |
match metric(IP) |
指定したメトリックを持つルートを再配布します。 |
match route-type(IP) |
指定されたタイプのルートを再配布します。 |
match tag |
指定されたタグと一致するルーティング テーブルのルートを再配布します。 |
route-map(IP) |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
set automatic-tag |
自動的にタグ値を計算します。 |
set community |
BGP コミュニティ属性を設定します。 |
set ip next-hop |
ネクスト ホップのアドレスを指定します。 |
set level(IP) |
ルートのインポート先を示します。 |
set local-preference |
自律システム パスのプリファレンス値を指定します。 |
set metric(BGP、OSPF、RIP) |
ルーティング プロトコルのメトリック値を設定します。 |
set metric-type |
宛先ルーティング プロトコルのメトリック タイプを設定します。 |
set origin(BGP) |
BGP 送信元コードを設定します。 |
set tag(IP) |
宛先ルーティング プロトコルの値を設定します。 |
set weight |
ルーティング プロトコルの BGP 重みを指定します。 |
ルート マップのルートのタグ値を設定するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで set tag コマンドを使用します。 エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set tag { tag-value | tag-value-dotted-decimal }
no set tag { tag-value | tag-value-dotted-decimal }
tag-value |
10 進数のルート タグ値。 指定できる範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
tag-value-dotted-decimal |
ドット付き 10 進数のルート タグ値。 範囲は 0.0.0.0 ~ 255.255.255.255 です。 |
ルートにはタグ付けされません。
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが、Cisco ASR 1000 シリーズの集約サービス ルータに実装されました。 |
15.2(2)S |
このコマンドが変更されました。 このコマンドが Cisco IOS Release 15.2(2)S に統合され、tag-value-dotted-decimal 引数がドット付き 10 進表記のタグ値をサポートするために追加されました。 |
Cisco IOS XE Release 3.6S |
このコマンドが変更されました。 ドット付き 10 進表記のタグ値をサポートするために、tag-value-dotted-decimal 引数が追加されました。 |
ルート マップ内のルートの管理タグを設定するには、set tag コマンドを使用します。 ルート タグはルートに付加される 32 ビット値です。 10 進数またはドット付き 10 進数としてタグ値を設定できます。 ルートは、ルート マップによってルートをフィルタリングするために使用されます。 タグ値は、ルーティングの決定に影響しません。 ルートがルーティング プロトコル間で再配布されるときに、ルートにマークまたはフラグを付けてルーティング ループを防ぐために使用されます。
次に、宛先ルーティング プロトコルのタグ値を 5 に設定する例を示します。
Device(config)# route-map tag Device(config-route-map)# set tag 5
次に、ドット付き 10 進表記のタグ値を設定する例を示します。
Device(config)# route-map tag Device(config-route-map)# set tag 10.10.10.10
コマンド |
説明 |
---|---|
match tag |
特定のルート タグに一致するルートをフィルタリングします。 |
route-map(IP) |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
set automatic-tag |
自動的にタグ値を計算します。 |
既存の双方向フォワーディング検出(BFD)隣接の 1 行ごとのリストを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show bfd neighbors コマンドを使用します。
show bfd neighbors [ client { bgp | eigrp | isis | ospf | rsvp | te-frr } | details | interface-type interface-number | internal | ipv4 ip-address | ipv6 ipv6-address | vrf vrf-name ]
client |
(任意)特定のクライアントのネイバーを表示します。 |
bgp |
(任意)Border Gateway Protocol(BGP)のクライアントを表示します。 |
eigrp |
(任意)Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)のクライアントを表示します。 |
isis |
(任意)Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)のクライアントを指定します。 |
ospf |
(任意)Open Shortest Path First(OSPF)のクライアントを指定します。 |
rsvp |
(任意)リソース予約プロトコル(RSVP)のクライアントを指定します。 |
te-frr |
(任意)トラフィック エンジニアリング(TE)高速再ルーティング(FRR)のクライアントを指定します。 |
details |
(任意)各ネイバーの BFD プロトコル パラメータおよびタイマーを表示します。 |
interface-type interface-number |
(任意)指定されたインターフェイスのネイバー。 |
internal |
(任意)内部 BFD 情報を表示します。 |
ipv4 |
(任意)IPv4 ネイバーを指定します。 ipv4 キーワードを ip-address 引数なしで使用する場合、すべての IPv4 セッションが表示されます。 |
ip-address |
(任意)A.B.C.D 形式のネイバーの IP アドレス。 |
ipv6 |
(任意)IPv6 ネイバーを指定します。 ipv6 キーワードを ipv6-address 引数なしで使用する場合、すべての IPv6 セッションが表示されます。 |
ipv6-address |
(任意)X:X:X:X 形式のネイバーの IPv6 アドレス。 |
vrf vrf-name |
(任意)指定された VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスのエントリを表示します。 |
ユーザ EXEC (>)
特権 EXEC(#)
S リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(31)S |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(18)SXE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXE に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドが変更されました。 vrf vrf-name キーワードと引数、client キーワード、および ip-address 引数が追加されました。 |
12.2(33)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SB に統合されました。 |
12.2(33)SXI |
このコマンドが変更されました。 出力が、details キーワードが指定された「OurAddr」フィールドのみを表示するように変更されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが変更されました。 IPv6 のサポートが追加されました。 |
15.1(2)S |
このコマンドが変更されました。 |
15.1(3)S |
このコマンドが、マルチホップ セッションに関する情報を表示するように変更されました。 |
15.2(4)S |
このコマンドが変更されました。 コマンドの出力が、シングルホップ セッションの Template および Authentication フィールドを含めるように拡張されました。 |
15.1(1)SY |
このコマンドが、Cisco IOS Release 15.1(1)SY に統合されました。 |
T リリース |
変更内容 |
12.4(4)T |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.4(4)T に統合されました。 |
12.4(9)T |
このコマンドが変更されました。 BFD バージョン 1 および BFD エコー モードのサポートが追加されました。 |
15.1(2)T |
このコマンドが変更されました。 IPv6 のサポートが追加されました。 |
15.1(1)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 15.1(1)SG に統合されました。 |
XE リリース |
変更内容 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.1 に統合されました。 |
BFD 機能をトラブルシューティングするために show bfd neighbors コマンドが使用できます。
details キーワードの全出力は、Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータ用のルート プロセッサ(RP)ではサポートされません。 Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータで details キーワードを指定して show bfd neighbors コマンドを入力する場合は、ラインカードでコマンドを入力する必要があります。 ラインカードとの CLI セッションの確立するには attach slot コマンドを使用します。
BFD ハードウェア オフロードをサポートする Cisco IOS Release 15.1(2)S 以降のリリースでは、両方の BFD ピアの Tx および Rx 間隔を 50 ミリ秒の倍数で設定する必要があります。 そうでない場合、show bfd neighbors details コマンドの出力は、変更された間隔ではなく、設定された間隔を示します。
ハードウェア オフロードの前提条件および制限の詳細については、『Cisco 7600 Series Ethernet Services Plus (ES+) and Ethernet Services Plus T (ES+T) Line Card Configuration Guide』の「Configuring Synchronous Ethernet on the Cisco 7600 Router with ES+ Line Card」の項を参照してください。
次は、隣接またはネイバーの状態を示す、show bfd neighbors の出力例です。
Device# show bfd neighbors OurAddr NeighAddr LD/RD RH Holdown(mult) State Int 172.16.10.1 172.16.10.2 1/6 1 260 (3 ) Up Fa0/1
Device# show bfd neighbors details NeighAddr LD/RD RH/RS State Int 10.1.1.2 1/1 1(RH) Up Et0/0 Session state is UP and not using echo function. OurAddr: 10.1.1.1 Local Diag: 0, Demand mode: 0, Poll bit: 0 MinTxInt: 50000, MinRxInt: 50000, Multiplier: 3 Received MinRxInt: 50000, Received Multiplier: 3 Holddown (hits): 150(0), Hello (hits): 50(2223) Rx Count: 2212, Rx Interval (ms) min/max/avg: 8/68/49 last: 0 ms ago Tx Count: 2222, Tx Interval (ms) min/max/avg: 40/60/49 last: 20 ms ago Elapsed time watermarks: 0 0 (last: 0) Registered protocols: CEF Stub Uptime: 00:01:49 Last packet: Version: 0 - Diagnostic: 0 I Hear You bit: 1 - Demand bit: 0 Poll bit: 0 - Final bit: 0 Multiplier: 3 - Length: 24 My Discr.: 1 - Your Discr.: 1 Min tx interval: 50000 - Min rx interval: 50000 Min Echo interval: 50000
Device# show bfd neighbors Cleanup timer hits: 0 OurAddr NeighAddr LD/RD RH Holdown(mult) State Int 172.16.10.2 172.16.10.1 2/0 0 0 (0 ) Up Fa6/0 Total Adjs Found: 1
Device# show bfd neighbors details Cleanup timer hits: 0 OurAddr NeighAddr LD/RD RH Holdown(mult) State Int 172.16.10.2 172.16.10.1 2/0 0 0 (0 ) Up Fa6/0 Registered protocols: OSPF Uptime: never %% BFD Neighbor statistics are not available on RP. Please execute this command on Line Card.
Device# attach 6 Entering Console for 8 Port Fast Ethernet in Slot: 6 Type "exit" to end this session Press RETURN to get started! Device> show bfd neighbors Cleanup timer hits: 0 OurAddr NeighAddr LD/RD RH Holdown(mult) State Int 172.16.10.2 172.16.10.1 2/1 1 848 (5 ) Up Fa6/0 Total Adjs Found: 1
Device# attach 6 Entering Console for 8 Port Fast Ethernet in Slot: 6 Type "exit" to end this session Press RETURN to get started! Device> show bfd neighbors details Cleanup timer hits: 0 OurAddr NeighAddr LD/RD RH Holdown(mult) State Int 172.16.10.2 172.16.10.1 2/1 1 892 (5 ) Up Fa6/0 Local Diag: 0, Demand mode: 0, Poll bit: 0 MinTxInt: 50000, MinRxInt: 1000, Multiplier: 3 Received MinRxInt: 200000, Received Multiplier: 5 Holdown (hits): 1000(0), Hello (hits): 200(193745) Rx Count: 327406, Rx Interval (ms) min/max/avg: 152/248/196 last: 108 ms ago Tx Count: 193748, Tx Interval (ms) min/max/avg: 204/440/331 last: 408 ms ago Last packet: Version: 0 - Diagnostic: 0 I Hear You bit: 1 - Demand bit: 0 Poll bit: 0 - Final bit: 0 Multiplier: 5 - Length: 24 My Discr.: 1 - Your Discr.: 2 Min tx interval: 200000 - Min rx interval: 200000 Min Echo interval: 0 Uptime: 17:54:07 SSO Cleanup Timer called: 0 SSO Cleanup Action Taken: 0 Pseudo pre-emptive process count: 7728507 min/max/avg: 8/16/8 last: 12 ms ago IPC Tx Failure Count: 0 IPC Rx Failure Count: 0 Total Adjs Found: 1 Device>
次は、BFD ネイバー デバイスが BFD バージョン 1 を実行し、BFD セッションがアップしてエコー モードで実行中であることを示す show bfd neighbors details コマンドの出力例です。
Device# show bfd neighbors details OurAddr NeighAddr LD/RD RH/RS Holdown(mult) State Int 172.16.1.2 172.16.1.1 1/6 Up 0 (3 ) Up Fa0/1 Session state is UP and using echo function with 50 ms interval. Local Diag: 0, Demand mode: 0, Poll bit: 0 MinTxInt: 1000000, MinRxInt: 1000000, Multiplier: 3 Received MinRxInt: 1000000, Received Multiplier: 3 Holdown (hits): 3000(0), Hello (hits): 1000(337) Rx Count: 341, Rx Interval (ms) min/max/avg: 1/1008/882 last: 364 ms ago Tx Count: 339, Tx Interval (ms) min/max/avg: 1/1016/886 last: 632 ms ago Registered protocols: EIGRP Uptime: 00:05:00 Last packet: Version: 1 - Diagnostic: 0 State bit: Up - Demand bit: 0 Poll bit: 0 - Final bit: 0 Multiplier: 3 - Length: 24 My Discr.: 6 - Your Discr.: 1 Min tx interval: 1000000 - Min rx interval: 1000000 Min Echo interval: 50000
次は、すべての IPv6 セッションを表示する show bfd neighbors コマンドの出力例です。
Device# show bfd neighbors ipv6 2001::1 OurAddr NeighAddr LD/RD RH/RS Holddown(mult) State Int 2001:DB8:0:ABCD::1 2001:DB8:0:ABCD::2 2/2 Up 0 (3 ) Up Et0/0 2001:DB8:0:1:FFFF:1234::5 2001:DB8:0:1:FFFF:1234::6 4/4 Up 0 (3 ) Up Et1/0
次に、show bfd neighbors コマンドの出力例を示します。
Device# show bfd neighbors NeighAddr LD/RD RH/RS State Int 192.0.2.1 4/0 Down Down Et0/0 192.0.2.2 5/0 Down Down Et0/0 192.0.2.3 6/0 Down Down Et0/0 192.0.2.4 7/0 Down Down Et0/0 192.0.2.5 8/0 Down Down Et0/0 192.0.2.6 11/0 0(RH) Fail Et0/0 2001:DB8::1 9/0 Down Down Et0/0 2001:DB8:0:ABCD::1 10/0 Down Down Et0/0 2001:DB8::2 1/0 0(RH) Fail Et0/0 2001:DB8:0:1::1 2/0 Down Down Et0/0 2001:DB8:0:1:FFFF:1234::5 3/0 Down Down Et0/0
Device# show bfd neighbors details NeighAddr LD/RD RH/RS State Int 192.0.2.5 4/0 Down Down Et0/0 OurAddr: 192.0.2.8 Local Diag: 0, Demand mode: 0, Poll bit: 0 MinTxInt: 1000000, MinRxInt: 1000000, Multiplier: 3 Received MinRxInt: 0, Received Multiplier: 0 Holddown (hits): 0(0), Hello (hits): 1000(120) Rx Count: 0, Rx Interval (ms) min/max/avg: 0/0/0 last: 118672 ms ago Tx Count: 120, Tx Interval (ms) min/max/avg: 760/1000/885 last: 904 ms ago Elapsed time watermarks: 0 0 (last: 0) Registered protocols: Stub Last packet: Version: 1 - Diagnostic: 0 State bit: AdminDown - Demand bit: 0 Poll bit: 0 - Final bit: 0 Multiplier: 0 - Length: 0 My Discr.: 0 - Your Discr.: 0 Min tx interval: 0 - Min rx interval: 0 Min Echo interval: 0 NeighAddr LD/RD RH/RS State Int 2001:DB8::1 9/0 Down Down Et0/0 OurAddr: 2001:DB8::2 Local Diag: 0, Demand mode: 0, Poll bit: 0 MinTxInt: 1000000, MinRxInt: 1000000, Multiplier: 3 Received MinRxInt: 0, Received Multiplier: 0 Holddown (hits): 0(0), Hello (hits): 1000(208) Rx Count: 0, Rx Interval (ms) min/max/avg: 0/0/0 last: 194760 ms ago Tx Count: 208, Tx Interval (ms) min/max/avg: 760/1000/878 last: 424 ms ago Elapsed time watermarks: 0 0 (last: 0) Registered protocols: Stub Last packet: Version: 1 - Diagnostic: 0 State bit: AdminDown - Demand bit: 0 Poll bit: 0 - Final bit: 0 Multiplier: 0 - Length: 0 My Discr.: 0 - Your Discr.: 0 Min tx interval: 0 - Min rx interval: 0 Min Echo interval: 0
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
OurAddr |
show bfd neighbors details コマンドが入力されたインターフェイスの IP アドレス。 |
||
NeighAddr |
BFD 隣接またはネイバーの IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレス |
||
LD/RD |
セッションで使用中のローカル識別子(LD)およびリモート識別子(RD)。 |
||
RH |
Remote Heard(RH)は、リモート BFD ネイバーを認識したことを示します。 |
||
Holdown (mult) |
このセッションに使用する検出タイマー乗数 |
||
State |
インターフェイスの状態で、アップまたはダウンのいずれかです。 |
||
Int |
インターフェイス タイプおよびスロット/ポート |
||
Session state is UP and using echo function with 50 ms interval. |
BFD がアップしてエコー モードで動作しています。 50 ミリ秒間隔が bfd コマンドから採用されました。
|
||
Rx Count |
BFD ネイバーから受信した BFD 制御パケットの数。 |
||
Tx Count |
BFD ネイバーにより送信された BFD 制御パケットの数。 |
||
Tx Interval |
送信された BFD パケット間の間隔(ミリ秒)。 |
||
Registered protocols |
BFD に登録されたルーティング プロトコル。 |
||
Last packet: Version: |
BFD ネイバー間で検出され、動作している BFD バージョン システムで自動的に BFD バージョン検出が実行される場合、ネイバー間の BFD セッションが最も一般的な BFD バージョンで実行されます。 たとえば、BFD ネイバーが BFD バージョン 0 を実行し、他の BFD ネイバーがバージョン 1 を実行している場合、セッションで BFD バージョン 0 が実行されます。
|
||
Diagnostic |
セッションがアップ状態から他の状態に最後に移行したローカル システムの理由を指定する診断コード。 状態値は次のとおりです。 |
||
I Hear You bit |
伝送システムがリモート システムから BFD パケットを受信しないか、何らかの理由で BFD セッションを切断している場合、I Hear You bit は 0 に設定されます。 通常の動作時には、リモート システムが伝送システムから BFD パケットを受信していることを示すために、I Hear You bit は 1 ビットに設定されます。 |
||
Demand bit |
デマンド モード ビット。 BFD には、非同期およびデマンドの 2 種類のモードがあります。 デマンド モードが設定されている場合、伝送システムはデマンド モードで実行することを選択します。 BFD の Cisco 実装では、非同期モードだけサポートされています。 |
||
Poll bit |
伝送システムが接続の確認またはパラメータ変更の確認を要求していることを示します。 |
||
Final bit |
ポーリング(P)ビットが設定された受信 BFD 制御パケットに伝送システムが応答していることを示します。 |
||
Multiplier |
検出時間の乗数。 ネゴシエートされた伝送間隔に検出時間乗数を乗算すると、BFD 非同期モードでの伝送システムの検出時間が決まります。 検出時間乗数は、Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)インターフェイスの hello 乗数に似ています。IS-IS を使用してホールド タイマー:(hello 間隔)*(hello 乗数) = ホールド タイマーが決まります。 hello パケットが hold-timer 間隔内に受信されない場合、障害が発生していることを示します。 同様に、BFD:(伝送間隔)*(検出乗数) = 検出タイマーになります。 BFD 制御パケットが detect-timer 間隔内にリモート システムから受信されない場合、障害が発生していることを示します。 |
||
Length |
BFD 制御パケットの長さ(バイト) |
||
My Discr. |
My Discriminator は、同じペアのシステム間で複数の BFD セッションを逆多重化するために使用される伝送システムが生成する、0 以外の一意の識別子です。 |
||
Your Discr. |
Your Discriminator は、対応するリモート システムから受信した識別子です。 このフィールドは、受信した値である My Discriminator を示すか、この値が不明な場合は 0 となります。 |
||
Min tx interval |
BFD 制御パケットの送信時にローカル システムが使用する最小送信間隔(マイクロ秒単位)。 |
||
Min rx interval |
システムがサポートできる受信 BFD 制御パケット間の最小受信間隔(マイクロ秒単位)。 |
||
Min Echo interval |
システムがサポートできる受信 BFD 制御パケット間の最小間隔(マイクロ秒単位)。 この値が 0 の場合、送信システムは BFD エコー パケットの受信をサポートしていません。 Cisco IOS Release 12.2(18)SXE および 12.0(31)S のシスコの BFD 実装では、エコー パケットの使用をサポートしていません。 |
次に、ハードウェアにオフロードされた BFD セッションに対する show bfd neighbors details コマンドの出力例を示します。 Rx および Tx カウントは、ハードウェアで BFD セッションが送受信するパケット数を示します。
Device# show bfd neighbors details NeighAddr LD/RD RH/RS State Int 192.0.2.1 298/298 Up Up Te7/1.2 Session state is UP and not using echo function. Session Host: Hardware - session negotiated with platform adjusted timer values. Holddown - negotiated: 510000 adjusted: 0 OurAddr: 192.0.2.2 Local Diag: 0, Demand mode: 0, Poll bit: 0 MinTxInt: 170000, MinRxInt: 170000, Multiplier: 3 Received MinRxInt: 160000, Received Multiplier: 3 Holddown (hits): 0(0), Hello (hits): 170(0) Rx Count: 1256983 Tx Count: 24990 Elapsed time watermarks: 0 0 (last: 0) Registered protocols: OSPF CEF Uptime: 18:11:31 Last packet: Version: 1 - Diagnostic: 0 State bit: Up - Demand bit: 0 Poll bit: 0 - Final bit: 0 Multiplier: 3 - Length: 24 My Discr.: 298 - Your Discr.: 298 Min tx interval: 160000 - Min rx interval: 160000 Min Echo interval: 0
次は、セッションのタイプを識別するヘッダー タイプを示す show bfd neighbors コマンドの出力例です。
Device# show bfd neighbors MPLS-TP Sessions Interface LSP type LD/RD RH/RS State Tunnel-tp1 Working 1/0 Down Down Tunnel-tp2 Working 3/0 Down Down Tunnel-tp1 Protect 2/0 Down Down IPv4 Sessions NeighAddr LD/RD RH/RS State Int 192.0.2.1 2/0 Down Down Et2/0
Device# show bfd neighbors VCCV Sessions Peer Addr :VCID LD/RD RH/RS State 198.51.100.1 :100 1/1 Up Up
Device# show bfd neighbors IPv4 Sessions NeighAddr LD/RD RH/RS State Int 192.0.2.1 6/0 Down Down Et1/0 203.0.113.1 7/6 Up Up Et3/0 198.51.100.2 8/7 Up Up Et0/0 IPv6 Sessions NeighAddr LD/RD RH/RS State Int 2001:DB8::1 1/1 Up Up Et0/0 2001:DB8:0:ABCD::1 2/2 Up Up Et0/0 2001:DB8::2 3/3 Up Up Et0/0 2001:DB8:0:1:FFFF:1234::5 4/4 Up Up Et0/0 2001:DB8:0:1::1 5/5 Up Up Et0/0
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Interface |
マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)トンネルの転送プロファイル(TP)インターフェイスの名前。 |
LSP type |
このセッションのラベルスイッチド パスのタイプ(Working または Protect)。 |
次は、シングルホップ セッションに対する show bfd neighbors コマンドの出力例です。
Device# show bfd neighbors IPv4 Sessions NeighAddr LD/RD RH/RS State Int 192.0.0.2 1/12 Up Up Et0/0 Session state is UP and using echo function with 300 ms interval. Session Host: Software OurAddr: 192.0.0.1 Handle: 12 Local Diag: 0, Demand mode: 0, Poll bit: 0 MinTxInt: 1000000, MinRxInt: 1000000, Multiplier: 3 Received MinRxInt: 1000000, Received Multiplier: 3 Holddown (hits): 0(0), Hello (hits): 1000(62244) Rx Count: 62284, Rx Interval (ms) min/max/avg: 1/2436/878 last: 239 ms ago Tx Count: 62247, Tx Interval (ms) min/max/avg: 1/1545/880 last: 246 ms ago Elapsed time watermarks: 0 0 (last: 0) Registered protocols: Stub CEF Template: my-template Authentication(Type/Keychain): sha-1/my-chain Uptime: 00:22:06 Last packet: Version: 1 - Diagnostic: 0 State bit: Up - Demand bit: 0 Poll bit: 0 - Final bit: 0 Multiplier: 3 - Length: 24 My Discr.: 12 - Your Discr.: 1 Min tx interval: 1000000 - Min rx interval: 1000000 Min Echo interval: 300000
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Template |
BFD マルチホップ テンプレート名。 |
Authentication |
認証タイプとキー チェーン。 |
次は、IPv4 マルチホップ セッションに対する show bfd neighbors コマンドの出力例です。 先頭が「Map information:」のセクションには、マルチホップ セッションに固有の情報があります。
Device# show bfd neighbors IPv4 Multihop Sessions NeighAddr[vrf] LD/RD RH/RS State 192.1.1.2 2/13 Up Up Session state is UP and not using echo function. Session Host: Software OurAddr: 192.1.1.1 Handle: 13 Local Diag: 0, Demand mode: 0, Poll bit: 0 MinTxInt: 750000, MinRxInt: 750000, Multiplier: 3 Received MinRxInt: 750000, Received Multiplier: 15 Holddown (hits): 10772(0), Hello (hits): 750(82985) Rx Count: 82973, Rx Interval (ms) min/max/avg: 24/1334/659 last: 478 ms ago Tx Count: 82935, Tx Interval (ms) min/max/avg: 1/1141/660 last: 78 ms ago Elapsed time watermarks: 0 0 (last: 0) Registered protocols: Xconnect Map information: Destination[vrf]: 192.1.1.0/24 Source[vrf]: 192.1.1.1/24 Template: mh Authentication(Type/Keychain): md5/qq last_tx_auth_seq: 5 last_rx_auth_seq 4 Uptime: 15:12:26 Last packet: Version: 1 - Diagnostic: 0 State bit: Up - Demand bit: 0 Poll bit: 0 - Final bit: 0 Multiplier: 15 - Length: 48 My Discr.: 13 - Your Discr.: 2 Min tx interval: 750000 - Min rx interval: 750000 Min Echo interval: 0
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Destination |
BFD マップの宛先アドレス。 |
Source |
BFD マップの送信元アドレス。 |
Template |
BFD マルチホップ テンプレート名。 |
Authentication |
認証タイプとキー チェーン。 |
last_tx_auth_seq |
ピアによって送信され、最後に認証されたシーケンス。 |
last_rx_auth_seq |
ピアが受信した、最後に認証されたシーケンス。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
attach |
特定のラインカード上でモニタリングおよびメンテナンス コマンドを実行するために、そのカードに接続します。 |
show bfd drops |
BFD のドロップされたパケットの数を表示します。 |
show bfd summary |
BFD のサマリー情報を表示します。 |
ダンプニングされたインターフェイスのサマリーを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show dampening interface コマンドを使用します。
show dampening interface commandshow dampening interface
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ユーザ EXEC 特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(22)S |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(14)S |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。 |
12.2(13)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(13)T に統合されました。 |
12.2(18)SXD |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXD に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
次は、特権 EXEC モードの show dampening interface コマンドの出力例です。
Router# show dampening interface 3 interfaces are configured with dampening. No interface is being suppressed. Features that are using interface dampening: IP Routing CLNS Routing
次の表で、show dampening interface コマンドの出力例に表示される重要なフィールドについて説明します。
フィールド |
説明 |
---|---|
... interfaces are configured with dampening. |
イベント ダンプニング用に設定されたインターフェイスの数を表示します。 |
No interface is being suppressed. |
イベント ダンプニング用に設定されたインターフェイスの抑制ステータスを表示します。 |
Features that are using interface dampening: |
認識されたインターフェイス ダンプニングに設定されたルーティング プロトコルを表示します。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
clear counters |
インターフェイス カウンタをクリアします。 |
dampening |
インターフェイス レベルでの IP イベント ダンプニングをイネーブルにします。 |
show interface dampening |
ダンプニング パラメータおよびステータスのサマリーを表示します。 |
ローカル ルータのダンプニングされたインターフェイスを表示するには、特権 EXEC モードで show interface dampening コマンドを使用します。
show interface dampening commandshow interface dampening
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(22)S |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(14)S |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。 |
12.2(13)T |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(13)T に統合されました。 |
12.2(18)SXD |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXD に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(31)SB2 |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 |
次に、show interface dampening コマンドの出力例を示します。
Router# show interface dampening Flaps Penalty Supp ReuseTm HalfL ReuseV SuppV MaxSTm MaxP Restart 0 0 FALSE 0 5 1000 2000 20 16000 0
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Flaps |
インターフェイスがフラップされた回数を表示します。 |
Penalty |
累積ペナルティを表示します。 |
Supp |
インターフェイスがダンプニングされているかどうかを示します。 |
ReuseTm |
再利用タイマーを表示します。 |
HalfL |
半減期カウンタを表示します。 |
ReuseV |
再利用しきい値タイマーを表示します。 |
SuppV |
抑制しきい値を表示します。 |
MaxSTm |
最大抑制を表示します。 |
MaxP |
最大ペナルティを表示します。 |
Restart |
再起動タイマーを表示します。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
clear counters |
インターフェイス カウンタをクリアします。 |
dampening |
インターフェイス レベルでの IP イベント ダンプニングをイネーブルにします。 |
show dampening interface |
インターフェイス ダンプニングのサマリーを表示します。 |
ポリシー ルート キャッシュのキャッシュ エントリを表示するには、EXEC モードで show ip cache policy コマンドを使用します。
show ip cache policy commandshow ip cache policy
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
11.3 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
次に、show ip cache policy コマンドの出力例を示します。
Router# show ip cache policy Total adds 10, total deletes 10 Type Routemap/sequence Age Interface Next Hop NH george/10 00:04:31 Ethernet0 192.168.1.2 Int george/30 00:01:23 Serial4 192.168.5.129
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Total adds |
キャッシュ エントリが作成された回数。 |
total deletes |
キャッシュ エントリまたはキャッシュ全体が削除された回数。 |
Type |
「NH」は、set ip next-hop コマンドを示します。 「Int」は set interface コマンドを示します。 |
Routemap |
エントリを作成したルート マップの名前(この例では、george)。 |
sequence |
ルート マップ シーケンス番号。 |
Age |
キャッシュ エントリの経過時間。 |
Interface |
出力インターフェイスのタイプおよび番号。 |
Next Hop |
ネクスト ホップの IP アドレス。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
ip route-cache |
フローが期限切れになると、ワーク ステーションにフロー キャッシュ エントリをエクスポートするようにルータを設定します。 |
ローカル ポリシー ルーティングに使用されているルート マップを表示するには、EXEC モードで show ip local policy コマンドを使用します。
show ip local policy commandshow ip local policy
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
11.1 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
次に、show ip local policy コマンドの出力例を示します。
Router# show ip local policy Local policy routing is enabled, using route map equal route-map equal, permit, sequence 10 Match clauses: length 150 200 Set clauses: ip next-hop 10.10.11.254 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map equal, permit, sequence 20 Match clauses: ip address (access-lists): 101 Set clauses: ip next-hop 10.10.11.14 Policy routing matches: 2 packets, 172 bytes
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
route-map equal |
ルート マップの名前は equal です。 |
permit |
ルート マップには、permit ステートメントが含まれます。 |
sequence |
ルート マップを他のルート マップ間で処理する順序を指定するルート マップのシーケンス番号。 |
Match clauses: |
許可アクションまたは拒否アクションを満たすために照合する必要のあるルート マップの句。 |
Set clauses: |
match 句が満たされた場合に実行される set 句。 |
Policy routing matches: packets |
match 句を満たすパケットの数。 |
bytes |
match 句を満たすパケットのバイト数。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
ip policy route-map |
ルート マップを特定し、ローカル ポリシー ルーティングに使用します。 |
match ip address |
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
match length |
パケットのレベル 3 長に基づいてポリシー ルーティングを実行します。 |
route-map(IP) |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
set default interface |
ポリシー ルーティングにおいてルート マップの match 句を満たし、宛先への明示ルートがないパケットの出力先を示します。 |
set interface |
ポリシー ルーティング用のルート マップの match 句に合格したパケットの出力先を示します。 |
set ip default next-hop verify-availability |
ポリシー ルーティングにおいてルート マップの match 句を満たしたパケットの宛先への明示ルートを Cisco IOS ソフトウェアが持たない場合の出力先を示します。 |
set ip next-hop |
ポリシー ルーティング用のルート マップの match 節を通過したパケットの送出先を示します。 |
ポリシー ルーティングに使用されているルート マップを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは EXEC モードで show ip policy コマンドを使用します。
show ip policy
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
ユーザ EXEC 特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
11.1 |
このコマンドが導入されました。 |
12.3(7)T |
表示出力が、ダイナミック ルート マップ用のラベルを含むように変更されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
次に、show ip policy コマンドの出力例を示します。
Router# show ip policy Interface Route map local equal Ethernet0/2 equal Ethernet0/3 AAA-02/06/04-14:01:26.619-1-AppSpec (Dynamic)
次に、前の出力例に関連する show route-map コマンドの出力例を示します。
Router# show route-map route-map equal, permit, sequence 10 Match clauses: length 150 200 Set clauses: ip next-hop 10.10.11.254 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map equal, permit, sequence 20 Match clauses: ip address (access-lists): 101 Set clauses: ip next-hop 10.10.11.14 Policy routing matches: 144 packets, 15190 bytes
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
route-map equal |
ルート マップの名前は equal です。 |
permit |
ルート マップには、permit ステートメントが含まれます。 |
sequence |
ルート マップを他のルート マップ間で処理する順序を指定するルート マップのシーケンス番号。 |
Match clauses |
許可アクションまたは拒否アクションを満たすために照合する必要のあるルート マップの句。 |
Set clauses |
match 句が満たされた場合に実行される set 句。 |
Policy routing matches packets |
match 句を満たすパケットの数。 |
bytes |
match 句を満たすパケットのバイト数。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
match ip address |
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
match length |
パケットのレベル 3 長に基づいてポリシー ルーティングを実行します。 |
route-map(IP) |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
set default interface |
ポリシー ルーティングにおいてルート マップの match 句を満たし、宛先への明示ルートがないパケットの出力先を示します。 |
set interface |
ポリシー ルーティング用のルート マップの match 句に合格したパケットの出力先を示します。 |
set ip default next-hop verify-availability |
ポリシー ルーティングにおいてルート マップの match 句を満たしたパケットの宛先への明示ルートを Cisco IOS ソフトウェアが持たない場合の出力先を示します。 |
set ip next-hop |
ポリシー ルーティング用のルート マップの match 節を通過したパケットの送出先を示します。 |
アクティブなルーティング プロトコル プロセスのパラメータと現在のステートを表示するには、特権 EXEC モードで show ip protocols コマンドを使用します。
show ip protocols commandshow ip protocols
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(15)T |
このコマンドが変更されました。 ルートホールド タイマーのサポートが出力に統合されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
15.1(2)S |
このコマンドが変更されました。 コマンドの出力が、Routing Information Protocol(RIP)のデフォルト ルートがパッシブ インターフェイスで送信されることを表示するように変更されました。 |
show ip protocols コマンドにより表示される情報は、ルーティング動作のデバッグに役立ちます。 show ip protocols の出力の Routing Information Sources フィールドの情報は、不正なルーティング情報の提供が疑われるルータを識別するのに役立ちます。
default-information originate on-passive コマンドを設定すると、show ip protocols コマンドの出力に、パッシブ インターフェイスで RIP デフォルト ルートが送信されることが表示されます。
show ip protocols コマンドの次の出力例は、Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)のプロセス 3 を示しています。
Router# show ip protocols *** IP Routing is NSF aware *** Routing Protocol is "eigrp 3" Outgoing update filter list for all interfaces is not set Incoming update filter list for all interfaces is not set Default networks flagged in outgoing updates Default networks accepted from incoming updates Redistributing: eigrp 3 EIGRP-IPv4 VR(test) Address-Family Protocol for AS(3) Metric weight K1=1, K2=0, K3=1, K4=0, K5=0 NSF-aware route hold timer is 240 Router-ID: 10.1.1.1 Topology : 0 (base) Active Timer: 3 min Distance: internal 90 external 170 Maximum path: 4 Maximum hopcount 100 Maximum metric variance 1 Total Prefix Count: 3 Total Redist Count: 0 Automatic Summarization: disabled Maximum path: 4 Routing for Networks: 10.0.0.0 Routing Information Sources: Gateway Distance Last Update 10.1.1.2 90 00:05:10 Distance: internal 90 external 170
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Routing Protocol is... |
現在実行中のルーティング プロトコルの名前および自律システム番号。 |
Outgoing update filter list for all interfaces... |
発信ルーティング アップデートのフィルタが distribute-list out コマンドに指定されているかどうかを示します。 |
Incoming update filter list for all interfaces... |
着信ルーティング アップデートのフィルタが distribute-list in コマンドに指定されているかどうかを示します。 |
Redistributing: |
ルート再配布が redistribute コマンドでイネーブル化されているかどうかを示します。 |
EIGRP-IPv4 Protocol for AS(10) |
EIGRP インスタンスおよび自律システム番号。 |
Metric weight |
EIGRP メトリック計算。 |
NSF-aware route hold timer... |
ノンストップ フォワーディング(NSF)対応ルータのルートホールド タイマー値。 |
Router-ID: 10.1.1.1 |
ルータ ID。 |
Topology |
EIGRP トポロジ テーブル内のエントリ数。 |
Active Timer |
EIGRP ルーティング アクティブ時間制限(分単位)。 |
Distance |
内部および外部アドミニストレーティブ ディスタンス。 内部距離は EIGRP 内部ルートのプリファレンスのレベルです。 外部距離は EIGRP 外部ルートのプリファレンスのレベルです。 |
Maximum path |
EIGRP がサポート可能な並列ルートの最大数。 |
Maximum hopcount |
最大ホップ カウント(10 進数)。 |
Maximum metric variance |
ルートの到達可能パスを検索するために使用されるメトリック分散。 |
Automatic Summarization |
ルート集約が auto-summary コマンドでイネーブル化されているかどうかを示します。 |
Routing for Networks: |
ルーティング プロセスが現在ルートを注入しているネットワーク。 |
Routing Information Sources: |
ルーティング テーブルを作成するために Cisco IOS ソフトウェアで使用しているすべてのルーティング ソースをリストします。 各ソースについて次の情報が表示されます。 |
show ip protocols コマンドの次の出力例は、Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)のプロセスを示しています。
Router# show ip protocols Routing Protocol is “isis” Sending updates every 0 seconds Invalid after 0 seconds, hold down 0, flushed after 0 Outgoing update filter list for all interfaces is not set Incoming update filter list for all interfaces is not set Redistributing: isis Address Summarization: None Routing for Networks: Serial0 Routing Information Sources: Distance: (default is 115)
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Routing Protocol is "isis" |
使用されているルーティング プロトコルを示します。 |
Sending updates every 0 seconds |
アップデートの送信間隔の時間を秒単位で示します。 |
Invalid after 0 seconds |
無効なパラメータ値を指定します。 |
hold down 0 |
hold-down パラメータの現在の値を示します。 |
flushed after 0 |
この時間(秒単位)の経過後に個別のルーティング情報が送出(フラッシュ)されます。 |
Outgoing update ... |
発信フィルタリング リストが設定されているかどうかを示します。 |
Incoming update ... |
着信フィルタリング リストが設定されているかどうかを示します。 |
Redistributing |
再配布されているプロトコルをリストします。 |
Routing |
ルーティング プロセスが現在ルートを注入しているネットワークを示します。 |
Routing Information Sources |
ルーティング テーブルを作成するために Cisco IOS ソフトウェアで使用しているすべてのルーティング ソースをリストします。 ソースごとに、次の情報が表示されます。 |
show ip protocols コマンドの次の出力例は、RIP プロセスを示しています。
Router# show ip protocols Routing Protocol is "rip" Outgoing update filter list for all interfaces is not set Incoming update filter list for all interfaces is not set Sending updates every 30 seconds, next due in 6 seconds Invalid after 180 seconds, hold down 180, flushed after 240 Sending Default route on Passive interfaces Redistributing: rip Default version control: send version 2, receive version 2 Automatic network summarization is not in effect Maximum path: 4 Routing for Networks: 172.19.0.0 10.2.0.0 10.3.0.0 Passive Interface(s): Ethernet0/0 Ethernet0/1 Ethernet0/2 Ethernet0/3 Ethernet1/0 Ethernet1/1 Ethernet1/2 Ethernet1/3 Passive Interface(s): Serial2/0 Serial2/1 Serial2/2 Serial2/3 Serial3/0 Serial3/1 Serial3/2 Serial3/3 Routing Information Sources: Gateway Distance Last Update Distance: (default is 120)
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Routing Protocol is "rip" |
使用されているルーティング プロトコルを示します。 |
Outgoing update ... |
発信フィルタリング リストが設定されているかどうかを示します。 |
Incoming update ... |
着信フィルタリング リストが設定されているかどうかを示します。 |
Sending updates every 30 seconds |
アップデートの送信間隔の時間を秒単位で示します。 |
next due in 6 seconds |
次のアップデートの送信予定を示します。 |
Invalid after 180 seconds |
無効なパラメータ値を指定します。 |
hold down 180 |
hold-down パラメータの現在の値を示します。 |
flushed after 240 |
この時間(秒単位)の経過後に個別のルーティング情報が送出(フラッシュ)されます。 |
Sending Default route on Passive interfaces |
RIP アップデート パケットがパッシブ インターフェイスのデフォルト ルートだけで送信されることを示します。 |
Redistributing |
再配布されているプロトコルをリストします。 |
Default version control: |
送受信される RIP パケットのバージョンを示します。 |
Routing |
ルーティング プロセスが現在ルートを注入しているネットワークを示します。 |
Routing Information Sources |
ルーティング テーブルを作成するために Cisco IOS ソフトウェアで使用しているすべてのルーティング ソースをリストします。 ソースごとに、次の情報が表示されます。 |
次に、show ip protocols コマンドの出力例を示します。 出力は、ルータが EIGRP を実行し、NSF を認識していることと、ルートホールド タイマーがルートホールド タイマーのデフォルト値である 240 秒に設定されていることを示しています。
Router# show ip protocols Routing Protocol is "eigrp 101" Outgoing update filter list for all interfaces is not set Incoming update filter list for all interfaces is not set Default networks flagged in outgoing updates Default networks accepted from incoming updates EIGRP metric weight K1=1, K2=0, K3=1, K4=0, K5=0 EIGRP maximum hopcount 100 EIGRP maximum metric variance 1 Redistributing: eigrp 101 EIGRP NSF-aware route hold timer is 240s Automatic network summarization is in effect Maximum path: 4 Routing for Networks: 10.4.9.0/24 Routing Information Sources: Gateway Distance Last Update Distance: internal 90 external 170
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Routing Protocol is "eigrp 101" |
使用されているルーティング プロトコルを示します。 |
Outgoing update ... |
発信フィルタリング リストが設定されているかどうかを示します。 |
Incoming update ... |
着信フィルタリング リストが設定されているかどうかを示します。 |
Default networks... |
これらのネットワークが着信および発信アップデートで処理される方法を示します。 |
EIGRP... |
K0-K5 メトリックの値、最大ホップ カウントを示します。 |
Redistributing |
再配布されているプロトコルをリストします。 |
EIGRP NSF-Aware... |
ルートホールド タイマー値を表示します。 |
Automatic network summarization... |
自動サマライズがイネーブルになっていることを示します。 |
Routing |
ルーティング プロセスが現在ルートを注入しているネットワークを示します。 |
Routing Information Sources |
ルーティング テーブルを作成するために Cisco IOS ソフトウェアで使用しているすべてのルーティング ソースをリストします。 ソースごとに、次の情報が表示されます。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
auto-summary(EIGRP) |
サブネットのネットワークレベル ルートへの自動集約を許可します。 |
default-information originate(RIP) |
RIP へのデフォルト ルートを作成します。 |
distribute-list in(IP) |
アップデートで受信するネットワークをフィルタリングします。 |
distribute-list out(IP) |
ネットワークがアップデート時にアドバタイズされないようにします。 |
redistribute(IP) |
ルートを 1 つのルーティング ドメインから他のルーティング ドメインに再配布します。 |
ルーティング テーブルの内容を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip route コマンドを使用します。
show ip route [ ip-address [ repair-paths | next-hop-override [dhcp] | mask [longer-prefixes] ] | protocol [process-id] | list [ access-list-number | access-list-name ] | static download | update-queue ]
ip-address |
(任意)ルーティング情報が表示される IP アドレス。 |
repair-paths |
(任意)修復パスを表示します。 |
next-hop-override |
(任意)特定のルートおよび対応するデフォルトのネクスト ホップに関連付けられた Next Hop Resolution Protocol(NHRP)のネクスト ホップの上書きを表示します。 |
dhcp |
(任意)ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)サーバによって追加されたルートを表示します。 |
mask |
(任意)サブネット マスク。 |
longer-prefixes |
(任意)より長いプレフィックス エントリの出力を表示します。 |
protocol |
(任意)ルーティング プロトコルの名前、またはキーワード connected、mobile、static、summary のいずれか。 ルーティング プロトコルを指定する場合は、次のいずれかのキーワードを使用します。bgp、eigrp、hello、isis、odr、ospf、nhrp、または rip。 |
process-id |
(任意)指定したプロトコルのプロセスの識別に使用される番号。 |
list |
(任意)アクセス リストの名前または番号で出力をフィルタリングします。 |
access-list-number |
(任意)アクセス リスト番号。 |
access-list-name |
(任意)アクセス リストの名前。 |
static |
(任意)スタティック ルートを表示します。 |
download |
(任意)認証、許可、アカウンティング(AAA)ルート ダウンロード機能を使用してインストールされたルートを表示します。 このキーワードは、AAA が設定されている場合にのみ使用されます。 |
update-queue |
(任意)Routing Information Base(RIB)のキュー アップデートを表示します。 |
ユーザ EXEC (>)
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
9.2 |
このコマンドが導入されました。 |
10.0 |
このコマンドが変更されました。 「D-EIGRP, EX-EIGRP, N1-SPF NSSA external type 1 route」と「N2-OSPF NSSA external type 2 route」コードがコマンドの出力に含まれました。 |
10.3 |
このコマンドが変更されました。 process-id 引数が追加されました。 |
11.0 |
このコマンドが変更されました。 longer-prefixes キーワードが追加されました。 |
11.1 |
このコマンドが変更されました。 「U-per-user static route」コードがコマンドの出力に含まれました。 |
11.2 |
このコマンドが変更されました。 「o-on-demand routing」コードがコマンドの出力に含まれました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合され、update-queue キーワードが追加されました。 |
11.3 |
このコマンドが変更されました。 コマンド出力が、Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ネットワークの IP ルートの始点を表示するように拡張されました。 |
12.0(1)T |
このコマンドが変更されました。 「M-mobile」コードがコマンドの出力に含まれました。 |
12.0(3)T |
このコマンドが変更されました。 「P-periodic downloaded static route」コードがコマンドの出力に含まれました。 |
12.0(4)T |
このコマンドが変更されました。 「ia-IS-IS」コードがコマンドの出力に含まれました。 |
12.2(2)T |
このコマンドが変更されました。 コマンド出力が、指定したネットワークへのマルチパスの情報を表示するように拡張されました。 |
12.2(13)T |
このコマンドが変更されました。 Exterior Gateway Protocol(EGP)および Interior Gateway Routing Protocol(IGRP)がシスコ ソフトウェアでは使用できないため、egp および igrp 引数が削除されました。 |
12.2(14)S |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。 |
12.2(14)SX |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(14)SX に組み込まれました。 |
12.3(2)T |
このコマンドが変更されました。 コマンド出力が、ルート タグ情報を表示するように拡張されました。 |
12.3(8)T |
このコマンドが変更されました。 コマンド出力が、DHCP を私用するスタティック ルートを表示するように拡張されました。 |
12.2(27)SBC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(27)SBC に統合されました。 |
12.2(33)SRE |
このコマンドが変更されました。 dhcp および repair-paths キーワードが追加されました。 |
12.2(33)XNE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)XNE に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.5 |
このコマンドが、Cisco IOS XE Release 2.5 に統合されました。 next-hop-override および nhrp キーワードが追加されました。 |
15.2(2)S |
このコマンドが変更されました。 コマンド出力が、ドット付き 10 進表記のルート タグ値を表示するように拡張されました。 |
Cisco IOS XE Release 3.6S |
このコマンドが変更されました。 コマンド出力が、ドット付き 10 進表記のルート タグ値を表示するように拡張されました。 |
15.2(4)S |
このコマンドが Cisco 7200 シリーズ ルータに実装されました。 |
15.1(1)SY |
このコマンドが、Cisco IOS Release 15.1(1)SY に統合されました。 |
次に、IP アドレスが指定されていない場合の show ip route コマンドの出力例を示します。
Device# show ip route Codes: R - RIP derived, O - OSPF derived, C - connected, S - static, B - BGP derived, * - candidate default route, IA - OSPF inter area route, i - IS-IS derived, ia - IS-IS, U - per-user static route, o - on-demand routing, M - mobile, P - periodic downloaded static route, D - EIGRP, EX - EIGRP external, E1 - OSPF external type 1 route, E2 - OSPF external type 2 route, N1 - OSPF NSSA external type 1 route, N2 - OSPF NSSA external type 2 route Gateway of last resort is 10.119.254.240 to network 10.140.0.0 O E2 10.110.0.0 [160/5] via 10.119.254.6, 0:01:00, Ethernet2 E 10.67.10.0 [200/128] via 10.119.254.244, 0:02:22, Ethernet2 O E2 10.68.132.0 [160/5] via 10.119.254.6, 0:00:59, Ethernet2 O E2 10.130.0.0 [160/5] via 10.119.254.6, 0:00:59, Ethernet2 E 10.128.0.0 [200/128] via 10.119.254.244, 0:02:22, Ethernet2 E 10.129.0.0 [200/129] via 10.119.254.240, 0:02:22, Ethernet2 E 10.65.129.0 [200/128] via 10.119.254.244, 0:02:22, Ethernet2 E 10.10.0.0 [200/128] via 10.119.254.244, 0:02:22, Ethernet2 E 10.75.139.0 [200/129] via 10.119.254.240, 0:02:23, Ethernet2 E 10.16.208.0 [200/128] via 10.119.254.244, 0:02:22, Ethernet2 E 10.84.148.0 [200/129] via 10.119.254.240, 0:02:23, Ethernet2 E 10.31.223.0 [200/128] via 10.119.254.244, 0:02:22, Ethernet2 E 10.44.236.0 [200/129] via 10.119.254.240, 0:02:23, Ethernet2 E 10.141.0.0 [200/129] via 10.119.254.240, 0:02:22, Ethernet2 E 10.140.0.0 [200/129] via 10.119.254.240, 0:02:23, Ethernet2
次の show ip route コマンドからの出力例には、IS-IS レベル 2 から学習したルートが含まれています。
Device# show ip route Codes: R - RIP derived, O - OSPF derived, C - connected, S - static, B - BGP derived, * - candidate default route, IA - OSPF inter area route, i - IS-IS derived, ia - IS-IS, U - per-user static route, o - on-demand routing, M - mobile, P - periodic downloaded static route, D - EIGRP, EX - EIGRP external, E1 - OSPF external type 1 route, E2 - OSPF external type 2 route, N1 - OSPF NSSA external type 1 route, N2 - OSPF NSSA external type 2 route Gateway of last resort is not set 10.89.0.0 is subnetted (mask is 255.255.255.0), 3 subnets C 10.89.64.0 255.255.255.0 is possibly down, routing via 10.0.0.0, Ethernet0 i L2 10.89.67.0 [115/20] via 10.89.64.240, 0:00:12, Ethernet0 i L2 10.89.66.0 [115/20] via 10.89.64.240, 0:00:12, Ethernet0
次に、show ip route ip-address mask longer-prefixes コマンドの出力例を示します。 このキーワードが含まれている場合、アドレスとマスクのペアがプレフィックスになり、そのプレフィックスに一致するアドレスが表示されます。 したがって、複数のアドレスが表示されます。 論理 AND 操作が送信元アドレス 10.0.0.0 およびマスク 10.0.0.0 に対して実行されるため、10.0.0.0 となります。 ルーティング テーブルの各宛先は、マスクとも論理 AND 演算され、10.0.0.0 と比較されます。 その範囲に含まれるすべての宛先が出力に表示されます。
Device# show ip route 10.0.0.0 10.0.0.0 longer-prefixes Codes: R - RIP derived, O - OSPF derived, C - connected, S - static, B - BGP derived, * - candidate default route, IA - OSPF inter area route, i - IS-IS derived, ia - IS-IS, U - per-user static route, o - on-demand routing, M - mobile, P - periodic downloaded static route, D - EIGRP, EX - EIGRP external, E1 - OSPF external type 1 route, E2 - OSPF external type 2 route, N1 - OSPF NSSA external type 1 route, N2 - OSPF NSSA external type 2 route Gateway of last resort is not set S 10.134.0.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.10.0.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.129.0.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.128.0.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.49.246.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.160.97.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.153.88.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.76.141.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.75.138.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.44.237.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.31.222.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.16.209.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.145.0.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.141.0.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.138.0.0 is directly connected, Ethernet0 S 10.128.0.0 is directly connected, Ethernet0 10.19.0.0 255.255.255.0 is subnetted, 1 subnets C 10.19.64.0 is directly connected, Ethernet0 10.69.0.0 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks C 10.69.232.32 255.255.255.240 is directly connected, Ethernet0 S 10.69.0.0 255.255.0.0 is directly connected, Ethernet0
show ip route コマンドからの次の出力例は、ダウンロードされたすべてのスタティック ルートを示しています。 「p」は、これらのルートが AAA ルート ダウンロード機能を使用してインストールされたことを示します。
Device# show ip route Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2, * - candidate default U - per-user static route, o - ODR, P - periodic downloaded static route T - traffic engineered route Gateway of last resort is 172.16.17.1 to network 10.0.0.0 172.31.0.0/32 is subnetted, 1 subnets P 172.31.229.41 is directly connected, Dialer1 10.0.0.0/8 is subnetted, 3 subnets P 10.1.1.0 [200/0] via 172.31.229.41, Dialer1 P 10.1.3.0 [200/0] via 172.31.229.41, Dialer1 P 10.1.2.0 [200/0] via 172.31.229.41, Dialer1 Device# show ip route static 172.16.4.0/8 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks P 172.16.1.1/32 is directly connected, BRI0 P 172.16.4.0/8 [1/0] via 10.1.1.1, BRI0 S 172.31.0.0/16 [1/0] via 172.16.114.65, Ethernet0 S 10.0.0.0/8 is directly connected, BRI0 P 10.0.0.0/8 is directly connected, BRI0 172.16.0.0/16 is variably subnetted, 5 subnets, 2 masks S 172.16.114.201/32 is directly connected, BRI0 S 172.16.114.205/32 is directly connected, BRI0 S 172.16.114.174/32 is directly connected, BRI0 S 172.16.114.12/32 is directly connected, BRI0 P 10.0.0.0/8 is directly connected, BRI0 P 10.1.0.0/16 is directly connected, BRI0 P 10.2.2.0/24 is directly connected, BRI0 S* 0.0.0.0/0 [1/0] via 172.16.114.65, Ethernet0 S 172.16.0.0/16 [1/0] via 172.16.114.65, Ethernet0
show ip route static download コマンドからの次の出力例は、AAA ルート ダウンロード機能を使用してインストールされたすべてのアクティブおよび非アクティブなルートを示しています。
Device# show ip route static download Connectivity: A - Active, I - Inactive A 10.10.0.0 255.0.0.0 BRI0 A 10.11.0.0 255.0.0.0 BRI0 A 10.12.0.0 255.0.0.0 BRI0 A 10.13.0.0 255.0.0.0 BRI0 I 10.20.0.0 255.0.0.0 172.21.1.1 I 10.22.0.0 255.0.0.0 Serial0 I 10.30.0.0 255.0.0.0 Serial0 I 10.31.0.0 255.0.0.0 Serial1 I 10.32.0.0 255.0.0.0 Serial1 A 10.34.0.0 255.0.0.0 192.168.1.1 A 10.36.1.1 255.255.255.255 BRI0 200 name remote1 I 10.38.1.9 255.255.255.0 192.168.69.1
show ip route nhrp コマンドからの次の出力例は、トンネル インターフェイスのショートカット スイッチングを示しています。
Device# show ip route Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route, H - NHRP Gateway of last resort is not set 10.0.0.0/16 is variably subnetted, 3 subnets, 2 masks C 10.1.1.0/24 is directly connected, Tunnel0 C 172.16.22.0 is directly connected, Ethernet1/0 H 172.16.99.0 [250/1] via 10.1.1.99, 00:11:43, Tunnel0 10.11.0.0/24 is subnetted, 1 subnets C 10.11.11.0 is directly connected, Ethernet0/0 Device# show ip route nhrp H 172.16.99.0 [250/1] via 10.1.1.99, 00:11:43, Tunnel0
次に、next-hop-override キーワードを使用した場合の、show ip route コマンドの出力例を示します。 このキーワードを指定した場合、特定のルートと対応するデフォルトのネクスト ホップに関連付けられた NHRP ネクスト ホップの上書きが表示されます。
=============================================================== 1) Initial configuration =============================================================== Device# show ip route Codes: L - local, C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route, H - NHRP + - replicated route Gateway of last resort is not set 10.2.0.0/16 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks C 10.2.1.0/24 is directly connected, Loopback1 L 10.2.1.1/32 is directly connected, Loopback1 10.0.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.10.10.0 is directly connected, Tunnel0 10.11.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.11.11.0 is directly connected, Ethernet0/0 Device# show ip route next-hop-override Codes: L - local, C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route, H - NHRP + - replicated route Gateway of last resort is not set 10.2.0.0/16 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks C 10.2.1.0/24 is directly connected, Loopback1 L 10.2.1.1/32 is directly connected, Loopback1 10.0.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.10.10.0 is directly connected, Tunnel0 10.11.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.11.11.0 is directly connected, Ethernet0/0 Device# show ip cef Prefix Next Hop Interface . . . 10.2.1.255/32 receive Loopback1 10.10.10.0/24 attached Tunnel0 <<<<<<<< 10.11.11.0/24 attached Ethernet0/0 172.16.0.0/12 drop . . . =============================================================== 2) Add a next-hop override address = 10.10.10.0 mask = 255.255.255.0 gateway = 10.1.1.1 interface = Tunnel0 =============================================================== Device# show ip route Codes: L - local, C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route, H - NHRP + - replicated route Gateway of last resort is not set 10.2.0.0/16 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks C 10.2.1.0/24 is directly connected, Loopback1 L 10.2.1.1/32 is directly connected, Loopback1 10.0.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.10.10.0 is directly connected, Tunnel0 10.11.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.11.11.0 is directly connected, Ethernet0/0 Device# show ip route next-hop-override Codes: L - local, C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route, H - NHRP + - replicated route Gateway of last resort is not set 10.2.0.0/16 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks C 10.2.1.0/24 is directly connected, Loopback1 L 10.2.1.1/32 is directly connected, Loopback1 10.0.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.10.10.0 is directly connected, Tunnel0 [NHO][1/0] via 10.1.1.1, Tunnel0 10.11.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.11.11.0 is directly connected, Ethernet0/0 Device# show ip cef Prefix Next Hop Interface . . . 10.2.1.255/32 receive Loopback110.10.10.0/24 10.10.10.0/24 10.1.1.1 Tunnel0 10.11.11.0/24 attached Ethernet0/0 10.12.0.0/16 drop . . . =============================================================== 3) Delete a next-hop override address = 10.10.10.0 mask = 255.255.255.0 gateway = 10.11.1.1 interface = Tunnel0 =============================================================== Device# show ip route Codes: L - local, C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route, H - NHRP + - replicated route Gateway of last resort is not set 10.2.0.0/16 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks C 10.2.1.0/24 is directly connected, Loopback1 L 10.2.1.1/32 is directly connected, Loopback1 10.0.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.10.10.0 is directly connected, Tunnel0 10.11.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.11.11.0 is directly connected, Ethernet0/0 Device# show ip route next-hop-override Codes: L - local, C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route, H - NHRP + - replicated route Gateway of last resort is not set 10.2.0.0/16 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks C 10.2.1.0/24 is directly connected, Loopback1 L 10.2.1.1/32 is directly connected, Loopback1 10.0.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.10.10.0 is directly connected, Tunnel0 10.11.0.0/24 is subnetted, 1 subnets S 10.11.11.0 is directly connected, Ethernet0/0 Device# show ip cef Prefix Next Hop Interface . . . 10.2.1.255/32 receive Loopback110.10.10.0/24 10.10.10.0/24 attached Tunnel0 10.11.11.0/24 attached Ethernet0/0 10.120.0.0/16 drop . . .
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Codes (Protocol) |
ルートを生成したプロトコルを示します。 次のいずれかの値を指定できます。 |
Codes (Type) |
ルートのタイプ。 次のいずれかの値を指定できます。 |
10.110.0.0 |
リモート ネットワークのアドレスを示します。 |
[160/5] |
角カッコ内の最初の数字は、情報の発信元からのアドミニストレーティブ ディスタンスです。2 番目の数字はルートのメトリックです。 |
via 10.119.254.6 |
リモート ネットワークまでの次のデバイスのアドレスを指定します。 |
0:01:00 |
ルートが最後に更新された時刻を指定します(時間:分:秒)。 |
Ethernet2 |
指定のネットワークに到達できるようにするためのインターフェイスを指定します。 |
次に、IP アドレスが指定されている場合の show ip route コマンドの出力例を示します。
Device# show ip route 10.0.0.1 Routing entry for 10.0.0.1/32 Known via "isis", distance 115, metric 20, type level-1 Redistributing via isis Last update from 10.191.255.251 on Fddi1/0, 00:00:13 ago Routing Descriptor Blocks: * 10.22.22.2, from 10.191.255.247, via Serial2/3 Route metric is 20, traffic share count is 1 10.191.255.251, from 10.191.255.247, via Fddi1/0 Route metric is 20, traffic share count is 1
IS-IS ルータがリンクステート情報をアドバタイズする場合、ルータには、発信元 IP アドレスとして使用する IP アドレスの 1 つが含まれます。 他のルータが IP ルートを計算すると、ルーティング テーブルに各ルートとともに発信元 IP アドレスを保存します。
前の例では、IS-IS によって生成される IP ルートに対する show ip route コマンドの出力例を示しています。 ルーティング記述子ブロック(RDB)レポート以下に示される各パスは、2 種類の IP アドレスを表示したものです。 最初のアドレス(10.22.22.2)は、ネクスト ホップ アドレスです。 2 つ目はアドバタイジング IS-IS ルータの発信元 IP アドレスです。 このアドレスは、ネットワークの特定の IP ルートの始点を決定するのに役立ちます。 上記の例では、10.0.0.1/32 へのルートは IP アドレス 10.191.255.247 のデバイスによって発信されました。
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Routing entry for 10.0.0.1/32 |
ネットワーク番号およびマスク |
Known via... |
ルートの取得方法を表します。 |
Redistributing via... |
再配布プロトコルを示します。 |
Last update from 10.191.255.251 |
リモート ネットワークおよび最後のアップデートが到着したインターフェイスへのネクスト ホップであるルータの IP アドレスを示します。 |
Routing Descriptor Blocks |
ネクストホップ IP アドレスと後続の情報の発信元を表示します。 |
Route metric |
この値は、このルーティング記述子ブロックの最適なメトリックです。 |
traffic share count |
さまざまなルート上で送信されたパケットの数を示します。 |
show ip route コマンドの次の出力例は、ルート 10.22.0.0/16 に適用されるタグを示しています。 タグ値を表示するには、IP プレフィックスを指定する必要があります。 出力にはフィールドの説明も表示されます。
Device# show ip route 10.22.0.0 Routing entry for 10.22.0.0/16 Known via “isis”, distance 115, metric 12 Tag 120, type level-1 Redistributing via isis Last update from 172.19.170.12 on Ethernet2, 01:29:13 ago Routing Descriptor Blocks: * 172.19.170.12, from 10.3.3.3, via Ethernet2 Route metric is 12, traffic share count is 1 Route tag 120
次の例は、IP ルート 10.8.8.0 がインターネットに直接接続され、ネクスト ホップ(オプション 3)のデフォルト ゲートウェイであることを示しています。 ルート 10.1.1.1 [1/0]、10.3.2.1 [24/0]、および 172.16.2.2 [1/0] はスタティックであり、ルート 10.0.0.0/0 は、デフォルト ルートの候補となります。 出力にはフィールドの説明も表示されます。
Device# show ip route Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route Gateway of last resort is 10.0.19.14 to network 0.0.0.0 10.0.0.0/24 is subnetted, 1 subnets C 10.8.8.0 is directly connected, Ethernet1 10.0.0.0/32 is subnetted, 1 subnets S 10.1.1.1 [1/0] via 10.8.8.1 10.0.0.0/32 is subnetted, 1 subnets S 10.3.2.1 [24/0] via 10.8.8.1 172.16.0.0/32 is subnetted, 1 subnets S 172.16.2.2 [1/0] via 10.8.8.1 10.0.0.0/28 is subnetted, 1 subnets C 10.0.19.0 is directly connected, Ethernet0 10.0.0.0/24 is subnetted, 1 subnets C 10.15.15.0 is directly connected, Loopback0 S* 10.0.0.0/0 [1/0] via 10.0.19.14
show ip route repair-paths コマンドの次の出力例は、タグ [RPR] でマークされた修復パスを示しています。 出力にはフィールドの説明も表示されます。
Device# show ip route repair-paths Codes: L - local, C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2 E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2 i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2 ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route o - ODR, P - periodic downloaded static route, H - NHRP + - replicated route, % - next hop override Gateway of last resort is not set 10.0.0.0/32 is subnetted, 3 subnets C 10.1.1.1 is directly connected, Loopback0 B 10.2.2.2 [200/0] via 172.16.1.2, 00:31:07 [RPR][200/0] via 192.168.1.2, 00:31:07 B 10.9.9.9 [20/0] via 192.168.1.2, 00:29:45 [RPR][20/0] via 192.168.3.2, 00:29:45 172.16.0.0/16 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks C 172.16.1.0/24 is directly connected, Ethernet0/0 L 172.16.1.1/32 is directly connected, Ethernet0/0 192.168.1.0/24 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks C 192.168.1.0/24 is directly connected, Serial2/0 L 192.168.1.1/32 is directly connected, Serial2/0 B 192.168.3.0/24 [200/0] via 172.16.1.2, 00:31:07 [RPR][200/0] via 192.168.1.2, 00:31:07 B 192.168.9.0/24 [20/0] via 192.168.1.2, 00:29:45 [RPR][20/0] via 192.168.3.2, 00:29:45 B 192.168.13.0/24 [20/0] via 192.168.1.2, 00:29:45 [RPR][20/0] via 192.168.3.2, 00:29:45 Device# show ip route repair-paths 10.9.9.9 >Routing entry for 10.9.9.9/32 > Known via "bgp 100", distance 20, metric 0 > Tag 10, type external > Last update from 192.168.1.2 00:44:52 ago > Routing Descriptor Blocks: > * 192.168.1.2, from 192.168.1.2, 00:44:52 ago, recursive-via-conn > Route metric is 0, traffic share count is 1 > AS Hops 2 > Route tag 10 > MPLS label: none > [RPR]192.168.3.2, from 172.16.1.2, 00:44:52 ago > Route metric is 0, traffic share count is 1 > AS Hops 2 > Route tag 10 > MPLS label: none
コマンド |
説明 |
---|---|
show interfaces tunnel |
トンネル インターフェイス情報を表示します。 |
show ip route summary |
サマリー形式でルーティング テーブルの現在のステートを表示します。 |
ルーティング テーブルの現在のステートを表示するには、特権 EXEC モードで show ip route summary コマンドを使用します。
shshow ip route summary commandow ip route summary
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.3(2)T |
ルーティング テーブルでサポートされるマルチパスの数が出力に追加されました。 |
12.2(27)SBC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(27)SBC に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
次に、show ip route summary コマンドの出力例を示します。
Router# show ip route summary IP routing table name is Default-IP-Routing-Table(0) IP routing table maximum-paths is 16 Route Source Networks Subnets Overhead Memory (bytes) connected 0 3 126 360 static 1 2 126 360 eigrp 109 747 12 31878 91080 internal 3 360 Total 751 17 32130 92160
表 1 に、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。
フィールド |
説明 |
---|---|
IP routing table name is... |
ルーティング テーブル タイプおよびテーブル ID を表示します。 |
IP routing table maximum-paths is... |
このルーティング テーブルがサポートするパラレル ルートの数。 |
Route Source |
ルーティング プロトコルの名前、または connected、static、internal キーワード。 「internal」は、ルーティング プロトコルが所有していないルーティング テーブル内のルートを示します。 |
Networks |
各ルート ソースのルーティング テーブルに記載されているプレフィックスの数。 |
Subnets |
各ルート ソース(ホスト ルートを含む)のルーティング テーブルに記載されているサブネットの数。 |
Overhead |
Memory フィールドで指定されたメモリ以外の特定のルート ソースに対するルート割り当てに関与した追加メモリ。 |
Memory |
特定のルート ソースに対するすべてのルートを維持するために割り当てられているバイト数。 |
スーパーネットに関する情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ip route supernets-only コマンドを使用します。
show ip route supernets-only commandshow ip route supernets-only
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
次に、show ip route supernets-only コマンドの出力例を示します。 この出力には、スーパーネットだけが表示され、サブネットは表示されません。
Router# show ip route supernets-only Codes: R - RIP derived, O - OSPF derived C - connected, S - static, B - BGP derived i - IS-IS derived, D - EIGRP derived * - candidate default route, IA - OSPF inter area route E1 - OSPF external type 1 route, E2 - OSPF external type 2 route L1 - IS-IS level-1 route, L2 - IS-IS level-2 route EX - EIGRP external route Gateway of last resort is not set B 172.16.0.0 (mask is 255.255.0.0) [20/0] via 172.16.72.30, 0:00:50 B 192.0.0.0 (mask is 255.0.0.0) [20/0] via 172.16.72.24, 0:02:50
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
B |
コードのリストに示されている Border Gateway Protocol(BGP)。 |
172.16.0.0 (mask is 255.255.0.0) |
スーパーネットの IP アドレス。 |
[20/0] |
アドミニストレーティブ ディスタンス(外部または内部)。 |
via 172.16.72.30 |
ネクスト ホップの IP アドレス。 |
0:00:50 |
ルートの経過時間(アップデートを受信した時点からの時間)。 |
IPv6 ルーティング テーブルの内容を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ipv6 route コマンドを使用します。
show ipv6 route [ ipv6-address | ipv6-prefix/prefix-length [ longer-prefixes ] | [ protocol ] | [ repair] | [ updated [ boot-up ] [ day month ] [ time ] ] | interface type number | nd | nsf | table table-id | watch ]
ipv6-address |
(任意)特定の IPv6 アドレスのルーティング情報を表示します。 |
ipv6-prefix |
(任意)特定の IPv6 ネットワークのルーティング情報を表示します。 |
/prefix-length |
(任意)IPv6 プレフィックスの長さ。 プレフィックス(アドレスのネットワーク部分)を構成するアドレスの上位連続ビット数を示す 10 進値です。 10 進数値の前にスラッシュ記号が必要です。 |
longer-prefixes |
(任意)より長いプレフィックス エントリの出力を表示します。 |
protocol |
(任意)ルーティング プロトコルの名前、またはキーワード connected、local、mobile、static のいずれか。 ルーティング プロトコルを指定する場合は、次のいずれかのキーワードを使用します。bgp、isis、eigrp、ospf、または rip。 |
repair |
(任意)修復パスを持つルートを表示します。 |
updated |
(任意)タイム スタンプを持つルートを表示します。 |
boot-up |
(任意)ブートアップ以降のルーティング情報を表示します。 |
day month |
(任意)指定した日と月以降のルートを表示します。 |
time |
(任意)指定した時刻(hh:mm 形式)以降のルートを表示します。 |
interface |
(任意)インターフェイスに関する情報を表示します。 |
type |
(任意)インターフェイス タイプ。 |
number |
(任意)インターフェイス番号。 |
nd |
(任意)ネイバー探索(ND)が所有する IPv6 Routing Information Base(RIB)からのルートだけを表示します。 |
nsf |
(任意)ノンストップ フォワーディング(NSF)ステートのルートを表示します。 |
repair |
(任意) |
table table-id |
(任意)指定されたテーブル ID の IPv6 RIB テーブル情報を表示します。 テーブル ID は 16 進表記である必要があります。 範囲は 0 ~ 0-0xFFFFFFFF です。 |
watch |
(任意)ルート監視に関する情報を表示します。 |
オプションの構文要素のいずれも選択しない場合、すべてのアクティブなルーティング テーブルのすべての IPv6 ルーティング情報が表示されます。
ユーザ EXEC (>)
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(2)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(8)T |
このコマンドが変更されました。 isis キーワードが追加され、I1 - ISIS L1、I2 - ISIS L2、および IA - ISIS interarea フィールドがコマンドの出力に含まれました。 |
12.0(21)ST |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(21)ST に統合されました。 |
12.0(22)S |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(22)S に統合されました。 タイマー情報が削除され、IPv6 マルチ プロトコル ラベル スイッチング(MPLS)インターフェイスを表示するにインジケータが追加されました。 |
12.2(13)T |
このコマンドが変更されました。 タイマー情報が削除され、IPv6 MPLS 仮想インターフェイスを表示するにインジケータが追加されました。 |
12.2(14)S |
このコマンドが変更されました。 longer-prefixes キーワードが追加されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合されました。 |
12.2(25)SG |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(25)SG に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(33)SXH |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが、Cisco ASR 1000 シリーズの集約サービス ルータに実装されました。 |
12.4(24)T |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.4(24)T よりも前のリリースで変更されました。 table、nsf、watch、および updated キーワードと、day、month、table-id、および time 引数が追加されました。 |
15.2(2)S |
このコマンドが変更されました。 コマンド出力が、ドット付き 10 進表記のルート タグ値を含めるように拡張されました。 |
Cisco IOS XE Release 3.6S |
このコマンドが変更されました。 コマンド出力が、ドット付き 10 進表記のルート タグ値を含めるように拡張されました。 |
15.1(1)SY |
nd キーワードが追加されました。 |
Cisco IOS XE Release 3.2SE |
このコマンドが Cisco IOS XE Release 3.2SE に統合されました。 |
IPv6 専用の情報である点を除いて、show ipv6 route コマンドの出力は、show ip route コマンドと類似しています。
ipv6-address 引数または ipv6-prefix/prefix-length 引数が指定されている場合は、ルーティング テーブルから最長一致検索が実行され、そのアドレスまたはネットワークのルート情報だけが表示されます。 ルーティング プロトコルが指定されている場合、そのプロトコルのルートだけが表示されます。 connected、local、mobile、または static キーワードが指定されている場合、指定されたタイプのルートだけが表示されます。 interface キーワードと type および number 引数が指定されている場合、指定されたインターフェイス固有のルートだけが表示されます。
次に、キーワードまたは引数が指定されていない場合の show ipv6 route コマンドの出力例を示します。
Device# show ipv6 route IPv6 Routing Table - 9 entries Codes: C - Connected, L - Local, S - Static, R - RIP, B - BGP I1 - ISIS L1, I2 - ISIS L2, IA - IIS interarea B 2001:DB8:4::2/48 [20/0] via FE80::A8BB:CCFF:FE02:8B00, Serial6/0 L 2001:DB8:4::3/48 [0/0] via ::, Ethernet1/0 C 2001:DB8:4::4/48 [0/0] via ::, Ethernet1/0 LC 2001:DB8:4::5/48 [0/0] via ::, Loopback0 L 2001:DB8:4::6/48 [0/0] via ::, Serial6/0 C 2001:DB8:4::7/48 [0/0] via ::, Serial6/0 S 2001:DB8:4::8/48 [1/0] via 2001:DB8:1::1, Null L FE80::/10 [0/0] via ::, Null0 L FF00::/8 [0/0] via ::, Null0
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Codes: |
ルートを生成したプロトコルを示します。 表示される値は次のとおりです。 |
2001:DB8:4::2/48 |
リモート ネットワークの IPv6 プレフィックスを示します。 |
[20/0] |
角カッコ内の最初の数字は、情報の発信元からのアドミニストレーティブ ディスタンスです。2 番目の数字はルートのメトリックです。 |
via FE80::A8BB:CCFF:FE02:8B00 |
リモート ネットワークまでの次のデバイスのアドレスを指定します。 |
ipv6-address 引数または ipv6-prefix/prefix-length 引数が指定されている場合は、そのアドレスまたはネットワークのルート情報だけが表示されます。 次に、IPv6 プレフィックス 2001:DB8::/35 を指定した場合の show ipv6 route コマンドの出力例を示します。 出力にはフィールドの説明も表示されます。
Device# show ipv6 route 2001:DB8::/35 IPv6 Routing Table - 261 entries Codes: C - Connected, L - Local, S - Static, R - RIP, B - BGP I1 - ISIS L1, I2 - ISIS L2, IA - ISIS interarea B 2001:DB8::/35 [20/3] via FE80::60:5C59:9E00:16, Tunnel1
プロトコルを指定する場合、その特定のルーティング プロトコルのルートだけが表示されます。 次に、show ipv6 route bgp コマンドの出力例を示します。 出力にはフィールドの説明も表示されます。
Device# show ipv6 route bgp IPv6 Routing Table - 9 entries Codes: C - Connected, L - Local, S - Static, R - RIP, B - BGP I1 - ISIS L1, I2 - ISIS L2, IA - ISIS interarea B 2001:DB8:4::4/64 [20/0] via FE80::A8BB:CCFF:FE02:8B00, Serial6/0
次に、show ipv6 route local コマンドの出力例を示します。 出力にはフィールドの説明も表示されます。
Device# show ipv6 route local IPv6 Routing Table - 9 entries Codes: C - Connected, L - Local, S - Static, R - RIP, B - BGP I1 - ISIS L1, I2 - ISIS L2, IA - ISIS interarea L 2001:DB8:4::2/128 [0/0] via ::, Ethernet1/0 LC 2001:DB8:4::1/128 [0/0] via ::, Loopback0 L 2001:DB8:4::3/128 [0/0] via ::, Serial6/0 L FE80::/10 [0/0] via ::, Null0 L FF00::/8 [0/0] via ::, Null0
次に、6PE マルチパス機能をイネーブルにした場合の show ipv6 route コマンドの出力例を示します。 出力にはフィールドの説明も表示されます。
Device# show ipv6 route IPv6 Routing Table - default - 19 entries Codes:C - Connected, L - Local, S - Static, R - RIP, B - BGP U - Per-user Static route I1 - ISIS L1, I2 - ISIS L2, IA - ISIS interarea, IS - ISIS summary O - OSPF intra, OI - OSPF inter, OE1 - OSPF ext 1, OE2 - OSPF ext 2 . . . B 2001:DB8::/64 [200/0] via ::FFFF:172.11.11.1 via ::FFFF:172.30.30.1
コマンド |
説明 |
---|---|
ipv6 route |
スタティック IPv6 ルートを確立します。 |
show ipv6 interface |
IPv6 インターフェイスの情報を表示します。 |
show ipv6 route summary |
IPv6 ルーティング テーブルの現在の内容をサマリー形式で表示します。 |
show ipv6 tunnel |
IPv6 トンネル情報を表示します。 |
認証キー情報を表示するには、EXEC モードで show key chain コマンドを使用します。
show key chain commandshow key chain [name-of-chain]
name-of-chain |
(任意)key chain コマンドで指定された、表示されるキー チェーンの名前。 |
すべてのキー チェーンについての情報が表示されます。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
11.1 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
次に、show key chain コマンドの出力例を示します。
Router# show key chain Key-chain trees: key 1 -- text “chestnut” accept lifetime (always valid) - (always valid) [valid now] send lifetime (always valid) - (always valid) [valid now] key 2 -- text “birch” accept lifetime (00:00:00 Dec 5 1995) - (23:59:59 Dec 5 1995) send lifetime (06:00:00 Dec 5 1995) - (18:00:00 Dec 5 1995)
コマンド |
説明 |
---|---|
accept-lifetime |
キー チェーンの認証キーが有効として受信される期間を設定します。 |
key |
キー チェーンの認証キーを識別します。 |
key chain |
ルーティング プロトコルの認証をイネーブルにします。 |
key-string(認証) |
キーの認証文字列を指定します。 |
send-lifetime |
キー チェーンの認証キーが有効に送信される期間を設定します。 |
ルータに設定されているスタティックおよびダイナミック ルート マップを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show route-map コマンドを使用します。
show route-map [ map-name | dynamic [ dynamic-map-name | application [application-name] ] | all ] [detailed]
map-name |
(任意)特定のルート マップ名。 |
dynamic |
(任意)ダイナミック ルート マップ情報を表示します。 |
dynamic-map-name |
(任意)特定のダイナミック ルート マップ名。 |
application |
(任意)アプリケーションに基づいたダイナミック ルート マップを表示します。 |
application-name |
(任意)特定のアプリケーションの名前。 |
all |
(任意)すべてのスタティックおよびダイナミック ルート マップを表示します。 |
detailed |
(任意)ダイナミック ルート マップの match 句で使用されているアクセス コントロール リスト(ACL)の詳細を表示します。 |
ユーザ EXEC (>)
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.0(22)S |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.0(22)S に統合され、Continue 句のサポートがコマンドの出力に含まれました。 |
12.2(27)SBA |
このコマンドが変更されました。 出力が、VPN ルーティングおよび転送(VRF)テーブルの動的に割り当てられたルート マップを表示するように拡張されました。 |
12.2(15)T |
このコマンドが変更されました。 コマンド出力に counter-collect ポリシー ルーティング統計情報が追加されました。 |
12.3(2)T |
このコマンドが変更されました。 Continue 句のサポートがコマンド出力に含まれました。 |
12.2(17b)SXA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(17)SXA に統合されました。 |
12.3(7)T |
このコマンドが変更されました。 dynamic、application、および all キーワードが追加されました。 |
12.0(28)S |
このコマンドが変更されました。 再帰 next-hop 句のサポートがコマンド出力に追加されました。 |
12.3(14)T |
このコマンドが変更されました。 再帰 next-hop 句のサポート、マップ表示拡張機能、および detailed キーワードがコマンド出力に追加されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.2 |
このコマンドが Cisco IOS XE Release 2.2 に統合されました。 |
15.0(1)M |
このコマンドが変更されました。 detailed キーワードが削除されました。 |
15.2(2)S |
このコマンドが変更されました。 コマンド出力が、ドット付き 10 進表記のルート タグ値を表示するように拡張されました。 |
Cisco IOS XE Release 3.6S |
このコマンドが変更されました。 コマンド出力が、ドット付き 10 進表記のルート タグ値を表示するように拡張されました。 |
15.1(1)SY |
このコマンドが、Cisco IOS Release 15.1(1)SY に統合されました。 |
show route-map コマンドは、ルータで設定されたルート マップに関する情報を表示します。 出力は、コマンドに含まれているキーワードおよびルータで実行されているシスコ ソフトウェア イメージによって異なります。
次に、キーワードまたは引数が指定されていない場合の show route-map コマンドの出力例を示します。
Device# show route-map route-map ROUTE-MAP-NAME, permit, sequence 10 Match clauses: ip address (access-lists): 1 metric 10 Continue: sequence 40 Set clauses: as-path prepend 10 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map ROUTE-MAP-NAME, permit, sequence 20 Match clauses: ip address (access-lists): 2 metric 20 Set clauses: as-path prepend 10 10 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map ROUTE-MAP-NAME, permit, sequence 30 Match clauses: Continue: to next entry 40 Set clauses: as-path prepend 10 10 10 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map ROUTE-MAP-NAME, deny, sequence 40 Match clauses: community (community-list filter): 20:2 Set clauses: local-preference 100 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map LOCAL-POLICY-MAP, permit, sequence 10 Match clauses: Set clauses: community 655370 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes
show route-map コマンドの次の出力例は、ルート タグについての情報を示しています。
Device# show route-map route-map STATIC, permit, sequence 10 Match clauses: ip address (access-lists): 1 Set clauses: metric 56 100 255 1 1500 tag 1.1.1.1 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map STATIC, permit, sequence 20 Match clauses: ip address (access-lists): 2 Set clauses: metric 56 100 255 1 1500 tag 1.1.1.2 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes
show route-map コマンドの次の出力例は、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)関連のルート マップ情報を示しています。
Device# show route-map route-map OUT, permit, sequence 10 Match clauses: ip address (access-lists): 1 Set clauses: mpls label Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map IN, permit, sequence 10 Match clauses: ip address (access-lists): 2 mpls label Set clauses: Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes
次に、show route-map dynamic コマンドの出力例を示します。
Device# show route-map dynamic route-map AAA-02/06/04-14:01:26.619-1-AppSpec, permit, sequence 0, identifier 1137954548 Match clauses: ip address (access-lists): PBR#1 PBR#2 Set clauses: Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map AAA-02/06/04-14:01:26.619-1-AppSpec, permit, sequence 1, identifier 1137956424 Match clauses: ip address (access-lists): PBR#3 PBR#4 Set clauses: Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map AAA-02/06/04-14:01:26.619-1-AppSpec, permit, sequence 2, identifier 1124436704 Match clauses: ip address (access-lists): PBR#5 PBR#6 length 10 100 Set clauses: ip next-hop 172.16.1.1 ip gateway 172.16.1.1 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes Current active dynamic routemaps = 1
次に、show route-map dynamic application コマンドの出力例を示します。
Device# show route-map dynamic application Application - AAA Number of active routemaps = 1
アプリケーション名を指定すると、そのアプリケーションのダイナミック ルートが表示されます。 次に、アプリケーション名が指定されていない場合の show route-map dynamic application コマンドの出力例を示します。
Device# show route-map dynamic application AAA AAA Number of active rmaps = 2 AAA-02/06/04-14:01:26.619-1-AppSpec AAA-02/06/04-14:34:09.735-2-AppSpec Device# show route-map dynamic AAA-02/06/04-14:34:09.735-2-AppSpec route-map AAA-02/06/04-14:34:09.735-2-AppSpec, permit, sequence 0, identifier 1128046100 Match clauses: ip address (access-lists): PBR#7 PBR#8 Set clauses: Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map AAA-02/06/04-14:34:09.735-2-AppSpec, permit, sequence 1, identifier 1141277624 Match clauses: ip address (access-lists): PBR#9 PBR#10 Set clauses: Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes route-map AAA-02/06/04-14:34:09.735-2-AppSpec, permit, sequence 2, identifier 1141279420 Match clauses: ip address (access-lists): PBR#11 PBR#12 length 10 100 Set clauses: ip next-hop 172.16.1.12 ip gateway 172.16.1.12 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes Current active dynamic routemaps = 2
次に、show route-map dynamic detailed コマンドの出力例を示します。
Device# show route-map dynamic detailed route-map AAA-01/20/04-22:03:10.799-1-AppSpec, permit, sequence 1, identifier 29675368 Match clauses: ip address (access-lists): Extended IP access list PBR#3 1 permit icmp 0.0.16.12 1.204.167.240 10.1.1.0 0.0.0.255 syn dscp af12 log-input fragments Extended IP access list PBR#4 1 permit icmp 0.0.16.12 1.204.167.240 10.1.1.0 0.0.0.255 syn dscp af12 log-input fragments Set clauses: ip next-hop 172.16.1.14 ip gateway 172.16.1.14 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes
次に、VRF が VRF 自動分類用に設定されている場合の show route-map dynamic コマンドの出力例を示します。
Device# show route-map dynamic route-map None-06/01/04-21:14:21.407-1-IP VRF, permit, sequence 0 identifier 1675771000 Match clauses: Set clauses: vrf vrf1 Policy routing matches: 0 packets, 0 bytes Current active dynamic routemaps = 1
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Route-map ROUTE-MAP-NAME |
ルート マップ名。 |
Permit |
ルートが set 処理に基づいて再配布されることを示します。 |
Sequence |
設定されているルート マップのリスト内の新しいルート マップの位置を示す番号。 |
Match clauses |
一致基準または条件で、これに基づいてルート マップが再配布されます。 |
Continue |
continue 句の設定および句の送信先となる次のルートマップ エントリを表示します。 |
Set clauses |
match コマンドの基準が満たされた場合に実行される特定の再配布処理。 |
Tag |
リモート ネットワークへのルートのタグ。 |
Policy routing matches |
ポリシー ルーティングによってフィルタリングされたパケット数とバイト数。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
redistribute(IP) |
ルートを 1 つのルーティング ドメインから他のルーティング ドメインに再配布します。 |
route-map(IP) |
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
match interface(IP) |
指定したいずれかのインターフェイスからのネクスト ホップを持つルートを配布します。 |
match ip next-hop |
指定されたアクセス リストのいずれかによって渡されたネクストホップ ルータ アドレスを含むすべてのルートを再配布します。 |
match tag |
特定のルート タグに一致するルートをフィルタリングします。 |