RPR の制約事項
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「一般的な RPR の制約事項」
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「RPR のハードウェア制限」
一般的な RPR の制約事項
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冗長スーパーバイザ エンジンがスタンバイ モードの場合、スタンバイ スーパーバイザ エンジン上の 2 つのギガビット イーサネット インターフェイスは常にアクティブです。
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スーパーバイザ エンジンを冗長構成にしても、スーパーバイザ エンジンのミラーリングやロードバランスは行われません。スーパーバイザ エンジンのうちの 1 台だけがアクティブになります。
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SNMP を通じて行われた設定変更は、スタンバイ スーパーバイザ エンジンと同期化されません。SNMP を通じてスイッチを設定したあと、running-config ファイルをアクティブ スーパーバイザ エンジンの startup-config ファイルにコピーして、スタンバイ スーパーバイザ エンジンの startup-config ファイルの同期化を引き起こします。
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スーパーバイザ エンジンのスイッチオーバーは、障害のあるスーパーバイザ エンジンがコア ダンプを完了したあとに行われます。コア ダンプには最大で 15 分間かかります。スイッチオーバー時間を短縮するには、スーパーバイザ エンジンでコア ダンプをディセーブルにします。
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スタートアップ(一括)同期中は、設定を変更できません。このプロセス中に設定を変更しようとすると、次のメッセージが生成されます。
Config mode locked out till standby initializes
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スーパーバイザ エンジンのスイッチオーバー時に設定を変更した場合、その変更内容は失われます。
RPR のハードウェア制限
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Cisco IOS は、スーパーバイザ エンジンが同一である冗長構成をサポートします。スーパーバイザ エンジンが同一でない場合、片方が最初に起動されてアクティブになり、もう一方がリセット状態で保留されます。
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各スーパーバイザ エンジンが単独でスイッチを稼働させるためのリソースを備えている必要があります。つまり、スーパーバイザ エンジンのすべてのリソース(すべてのフラッシュ装置を含む)が重複している必要があります。
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スーパーバイザ エンジンごとに個別のコンソール接続を行ってください。コンソール ポートに Y 字ケーブルを接続しないでください。
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FSU 時を除いて、両方のスーパーバイザ エンジンのシステム イメージを同じにする必要があります(「RP へのファイルのコピー」を参照)。
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コンフィギュレーション レジスタを 0x2102( config-register 0x2102 )に設定する必要があります。
(注) ネットワークからの起動はサポートされていません。
RPR について
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「スーパーバイザ エンジンの冗長構成の概要」
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「RPR 動作」
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「スーパーバイザ エンジンの設定の同期化」
スーパーバイザ エンジンの冗長構成の概要
Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、プライマリのスーパーバイザ エンジンに障害が発生した場合、スタンバイ スーパーバイザ エンジンに切り替えることができることで、障害に対する耐久性が提供されています。RPR は 2 分以上のスイッチオーバー時間をサポートします。
次のイベントが発生すると、スイッチオーバーが行われます。
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アクティブ スーパーバイザ エンジンでのハードウェア障害
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スーパーバイザ エンジン間のクロック同期損失
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手動スイッチオーバー
RPR 動作
RPR は次の機能をサポートします。
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自動スタートアップおよびアクティブ スーパーバイザ エンジンとスタンバイ スーパーバイザ エンジン間の bootvar の同期化
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スーパーバイザ エンジンのアクティブ ステータスまたはスタンバイ ステータスを検出および決定するハードウェア信号
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アクティブ スーパーバイザ エンジンからスタンバイ スーパーバイザ エンジンへ、60 秒間隔でクロック同期化を実行
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スタンバイ スーパーバイザ エンジンはブートされるが、すべてのサブシステムはアップしていない。アクティブ スーパーバイザ エンジンが故障した場合に、完全に動作可能になります。
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故障した装置の代わりに動作可能なスーパーバイザ エンジンが、スタンバイ スーパーバイザ エンジンになります。
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Fast Software Upgrade(FSU)のサポート(「高速ソフトウェア アップグレード」を参照)
スイッチの電源投入時に、2 つのスーパーバイザ エンジン間で RPR が稼働します。最初に起動するスーパーバイザ エンジンは、RPR アクティブスーパーバイザ エンジンになります。ルート プロセッサ(RP)およびポリシー フィーチャ カード(PFC)が完全に動作可能になります。スタンバイ スーパーバイザ エンジン上の RP および PFC はリセットされますが、動作可能にはなりません。
スイッチオーバーが行われると、スタンバイ スーパーバイザ エンジンが完全に動作可能になり、次の動作が行われます。
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すべてのスイッチ モジュールの電源が再びオンになります。
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RP 上の残りのサブシステム(レイヤ 2 およびレイヤ 3 プロトコルを含む)が起動されます。
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アクセス コントロール リスト(ACL)がスーパーバイザ エンジンのハードウェアに再度プログラミングされます。
(注) スイッチオーバー時には、一部のアドレス ステートが失われ、ダイナミックに再確認したあとで復元されるので、トラフィックが一時中断されます。
スーパーバイザ エンジンの設定の同期化
(注) SNMP を通じて行われた設定変更は、スタンバイ スーパーバイザ エンジンと同期化されません。SNMP を通じてスイッチを設定したあと、running-config ファイルをアクティブ スーパーバイザ エンジンの startup-config ファイルにコピーして、スタンバイ スーパーバイザ エンジンの startup-config ファイルの同期化を引き起こします。
RPR モードの動作時には、2 つのスーパーバイザ エンジン間で startup-config ファイルおよび config-register コンフィギュレーションがデフォルトで同期化されます。スイッチオーバー時には、新しいアクティブ スーパーバイザ エンジンが現在の設定を使用します。
RPR の設定方法
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「RPR モードの設定」
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「スーパーバイザ エンジンの設定の同期化」
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「冗長ステートの表示」
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「RP へのファイルのコピー」
RPR モードの設定
RPR モードを設定するには、次の作業を実行します。
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ステップ 1 |
Router(config)# redundancy |
冗長コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
Router(config-red)# mode rpr |
RPR を設定します。このコマンドを入力すると、スタンバイ スーパーバイザ エンジンがリロードされ、RPR モードでの処理が開始されます。 |
次に、RPR のシステムを設定する例を示します。
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# redundancy
Router(config-red)# mode rpr
Router# show running-config
Router# show redundancy states
スーパーバイザ エンジンの設定の同期化
通常の動作時には、2 つのスーパーバイザ エンジン間で startup-config および config-register 設定がデフォルトで同期化されます。スイッチオーバー時には、新しいアクティブ スーパーバイザ エンジンが現在の設定を使用します。
(注) デフォルトの自動同期設定を変更しないでください。
冗長ステートの表示
冗長ステートを表示するには、次の作業を行います。
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Router# show redundancy states |
冗長ステートを表示します。 |
次に、冗長ステートを表示する例を示します。
Router# show redundancy states
peer state = 8 -STANDBY HOT
Redundancy Mode (Operational) = Route Processor Redundancy
Redundancy Mode (Configured) = Route Processor Redundancy
client_notification_TMR = 30000 milliseconds
keep_alive TMR = 9000 milliseconds
keep_alive threshold = 18
次の例では、2 番めのスーパーバイザ エンジンがディセーブルになっているか、見つからないため、冗長ステートに入ることができません。
Router# show redundancy states
Redundancy Mode (Operational) = rpr
Redundancy Mode (Configured) = rpr
Redundancy State = Non Redundant
Maintenance Mode = Disabled
Communications = Down Reason: Simplex mode
client_notification_TMR = 30000 milliseconds
keep_alive TMR = 4000 milliseconds