この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Nexus 1000V でサポートするインターフェイス タイプの概要を説明します。
Cisco Nexus 1000V では、ポート プロファイルを使用してインターフェイスを設定します。ポート プロファイルを複数のインターフェイスに割り当てると、これらのインターフェイスをまったく同じ設定にすることができます。ポート プロファイルを変更すると、そのポート プロファイルが割り当てられているすべてのインターフェイスの設定に自動的に反映されます。
VMware VirtualCenter(VC)では、ポート プロファイルはポート グループとして表されます。Virtual Ethernet(VEthernet; 仮想イーサネット)インターフェイスまたはイーサネット インターフェイスは VC において、次の事項を実行するために 1 つのポート プロファイルに割り当てられます。
• VEthernet ポートおよびイーサネット ポートの両方のサポート
アップリンクとして設定されるポート プロファイルは、サーバ管理者により物理ポート(vmnic または pnic)に割り当てることができます。アップリンクとして設定されていないポート プロファイルは、VM 仮想ポートに割り当てることができます。
(注) 手動でのインターフェイス設定によりポート プロファイルの設定が無効になる場合、それは推奨されるプロセスではありません。手動によるインターフェイスの設定は、たとえば変更内容をただちにテストする場合、または継承したポート プロファイルを変更せずにポートを無効にする場合に限り使用します。
ポート プロファイルの詳細については、『 Cisco Nexus 1000V Port Profile Configuration Guide, Release 4.0 』 を参照してください。
ポート プロファイルの割り当ての詳細については、VMware のマニュアルを参照してください。
プロファイルが設定どおりに割り当てられていることを確認するには、次の show コマンドを使用します。
show running-config interface interface-id
(注) show running-config interface interface-id コマンドの出力は、継承されたポート プロファイルを示す inherit port-profile MyProfile
などの config ラインです。
(注) 継承されたポート プロファイルは、Cisco Nexus 1000V CLI を使用して変更したり、インターフェイスから削除したりできません。これができるのは、VC を通した場合に限ります。
(注) ポートがホストに接続されている場合、継承されたポート プロファイルは Cisco Nexus 1000V によって自動設定されます。この設定は、システム管理者によって割り当てられた VMware ポート グループとそのポート グループを作成したポート プロファイルとを一致させることによって行います。
イーサネット インターフェイスには、アクセス ポート、トランク ポート、Private VLAN(PVLAN; プライベート VLAN)ホスト ポートと混合モード ポート、ルーテッド ポートがあります。
アクセス ポートは 1 つの VLAN のトラフィックを送受信します。このポートのタイプはレイヤ 2 インターフェイスだけです。アクセスポート インターフェイスの詳細については、 第 3 章「レイヤ 2 インターフェイスの設定」 を参照してください。
トランク ポートは複数の VLAN のトラフィックを送受信します。このポートのタイプはレイヤ 2 インターフェイスだけです。トランクポート インターフェイスの詳細については、 第 3 章「レイヤ 2 インターフェイスの設定」 を参照してください。
プライベート VLAN(PVLAN)は、レイヤ 2 ISP トラフィックを分離し、1 つのルータ インターフェイスに伝達するために使用されます。PVLAN はデバイスの分離を行うために、レイヤ 2 フォワーディング抑制を適用します。これにより、レイヤ 2 を分離している間、エンド デバイスは同じ IP サブネット の共有することができます。同様に、より大きいサブネットを使用することで、アドレス管理のオーバーヘッドが削減されます。3 つの個別のポート割り当てが使用され、各割り当てには、接続された各エンドポイントが、同じ VLAN ドメイン内の他の接続されたエンドポイントと通信する機能を制限する独自の 1 組のルールがあります。
PVLAN の詳細については、 『Cisco Nexus 1000V Layer 2 Switching Configuration Guide, Release 4.0 』 を参照してください。
仮想イーサネット(VEthernet または VEth)インターフェイスは、論理インターフェイスです。各 VEth インターフェイスは、仮想ポートに接続されたスイッチ インターフェイスに対応します。これらには、次のインターフェイス タイプがあります。
VEth インターフェイスは、分散型仮想スイッチ上で使用されている仮想ポートを表す Cisco Nexus 1000V で作成されます。
管理イーサネット インターフェイスを使用して、Telnet クライアント、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)、その他の管理エージェントを使用するリモート管理用ネットワークにデバイスを接続できます。管理インターフェイスの詳細については、『 Cisco Nexus 1000V Getting Started Guide, Release 4.0 』を参照してください。
ポート チャネルは、複数の物理インターフェイスを集約した論理インターフェイスです。最大 8 つの物理ポートへの個別リンクを 1 つのポート チャネルにバンドルして、帯域幅と冗長性を向上させることができます。ポート チャネリングにより、これらの物理インターフェイス チャネルのトラフィックをロード バランスさせることもできます。ポート チャネル インターフェイスの詳細については、 第 5 章「ポート チャネルの設定」 を参照してください。
表 1-1 は、ポート チャネルの Cisco Nexus 1000V リリース 4.0 設定制限を示します。
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インターフェイスは、ステートフル再起動とステートレス再起動をサポートします。ステートフル再起動はスーパーバイザ切り替え時に発生します。切り替え後、Cisco Nexus 1000Vは実行時の設定を適用します。