インターフェイス コマンド
この章では、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチで使用可能な Cisco NX-OS インターフェイス コマンドについて説明します。
abort(スイッチ プロファイル)
現在のスイッチ プロファイル コンフィギュレーションを廃棄するには、 abort コマンドを使用します。
abort
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
スイッチ プロファイルにインポートされたコンフィギュレーションを廃棄する場合は、このコマンドを使用します。
例
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルのコンフィギュレーションを廃棄する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# import running-config
switch(config-sync-sp-import)# exit
switch(config-sync-sp)# abort
関連コマンド
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commit |
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションをコミットします。 |
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
import |
スイッチ プロファイルにコンフィギュレーションをインポートします。 |
show switch-profile buffer |
スイッチ プロファイル バッファに関する情報を表示します。 |
show running-config switch-profile |
スイッチ プロファイルの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
verify |
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションを検証します。 |
auto-recovery
仮想ポート チャネル(vPC)ピア リンクを復元する時間を設定するには、 auto-recovery コマンドを使用します。デフォルトの遅延値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
auto-recovery [ reload-delay delay_value ]
no auto-recovery [ reload-delay delay_value ]
構文の説明
reload-delay |
(任意)vPC ピアがデッド状態であると判断し、vPC リンクを復元するまでの時間を指定します。 |
delay_value |
vPC リンクを復元するまでの時間(秒単位)。指定できる範囲は 240 ~ 3600 で、デフォルトは 240 です。 |
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、vPC ドメイン 100 の 240 秒(デフォルト値)の自動回復間隔をイネーブルにする例を示します。
switch# configuration terminal
switch(config)# vpc domain 100
switch(config-vpc-domain)# auto-recovery
Enables restoring of vPCs in a peer-detached state after reload, will wait for
240 seconds (by default) to determine if peer is un-reachable
switch(config-vpc-domain)#
次に、vPC ドメイン 200 の 300 秒の自動回復遅延時間を設定する例を示します。
switch# configuration terminal
switch(config)# vpc domain 200
switch(config-vpc-domain)# auto-recovery reload-delay 300
Enables restoring of vPCs in a peer-detached state after reload, will wait for
240 seconds (by default) to determine if peer is un-reachable
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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vpc domain |
vPC ドメインを設定します。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
bandwidth(インターフェイス)
インターフェイスに継承帯域幅および受信帯域幅の値を設定するには、 bandwidth コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
bandwidth { kbps | inherit [ kbps ]}
no bandwidth { kbps | inherit [ kbps ]}
構文の説明
kbps |
情報帯域幅(キロビット/秒)。有効値は、1 ~ 10000000 です。 |
inherit |
(任意)帯域幅を親インターフェイスから継承することを指定します。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
サブインターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
bandwidth コマンドは、現在の帯域幅だけを上位のプロトコルに通知する情報パラメータを設定します。このコマンドを使用してインターフェイスの実際の帯域幅を調整できません。
bandwidth inherit コマンドは、サブインターフェイスがメイン インターフェイスの帯域幅を継承する方法を制御します。
no bandwidth inherit コマンドを使用すると、設定済みの帯域幅に関係なく、すべてのサブインターフェイスがメイン インターフェイスのデフォルトの帯域幅を継承するようになります。サブインターフェイスに帯域幅が設定されていない状態で bandwidth inherit コマンドを使用した場合、すべてのサブインターフェイスがメイン インターフェイスの現在の帯域幅を継承します。メイン インターフェイスに新しい帯域幅を設定すると、すべてのサブインターフェイスでその新しい値が使用されます。
サブインターフェイスに帯域幅を設定せずに、メイン インターフェイスに bandwidth inherit コマンドを設定した場合、サブインターフェイスは指定された帯域幅を継承します。
いずれの場合も、インターフェイスに明示的な帯域幅が設定されている場合、そのインターフェイスでは、帯域幅の継承設定が有効かどうかにかかわらず、その明示的な帯域幅が使用されます。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、レイヤ 2 インターフェイスの帯域幅を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/5
switch(config-if)# bandwidth 1000
次に、親ルーテッド インターフェイスの帯域幅を継承するようにサブインターフェイスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/5
switch(config-if)# no switchport
switch(config-if)# bandwidth inherit 30000
switch(config-if)# interface ethernet 1/1.1
関連コマンド
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show interface |
インターフェイス コンフィギュレーション情報を表示します。 |
buffer-delete
スイッチ プロファイル バッファからコマンドを削除するには、 buffer-delete コマンドを使用します。
buffer-delete { sequence-no | all }
構文の説明
sequence-no |
削除するコマンドの ID。ID の範囲を示すには、ハイフン(-)を使用します(例:10-14)。 |
all |
バッファ リングされたすべてのコマンドを削除するように指定します。 |
コマンド モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
スイッチ プロファイルの不正な設定を修正する場合、またはソフトウェアのアップグレード後に一部のコンフィギュレーション コマンドをピアと同期されないようにする場合は、このコマンドを使用します。
例
次に、ピアのスイッチ 2 の s5010 というスイッチ プロファイルからバッファ リングされたコマンドを削除する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# show switch-profile s5010 buffer
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
1.1 switchport mode trunk
2 interface port-channel 102
2.2 switchport mode trunk
switch(config-sync-sp)# buffer-delete 2-2.2
switch(config-sync-sp)# show switch-profile s5010 buffer
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
1.1 switchport mode trunk
関連コマンド
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buffer-move |
スイッチ プロファイル バッファのコマンドの順序を修正します。 |
commit |
スイッチ コンフィギュレーションにコマンドを適用します。 |
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show switch-profile buffer |
スイッチ プロファイル バッファに関する情報を表示します。 |
verify |
スイッチ プロファイルのコマンドを検証します。 |
buffer-move
スイッチプロファイル バッファのコマンドの順序を変更するには、 buffer-move コマンドを使用します。
buffer-move from-sequence-no to-sequence-no
構文の説明
from-sequence-no |
バッファ内の現在の場所から移動するコマンドの ID。ID の範囲を示すには、ハイフン(-)を使用します(例:10-14)。 |
to-sequence-no |
コマンドの移動先の ID。ID の範囲を示すには、ハイフン(-)を使用します(例:10-14)。 |
コマンド モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
スイッチ プロファイル バッファ内のコンフィギュレーション コマンドの順序と優先順位を変更する場合は、このコマンドを使用します。
例
次に、ピアのスイッチ 2 の s5010 というスイッチ プロファイルのバッファリングされたコマンドの順序を変更する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# show switch-profile s5010 buffer
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
1.1 switchport mode trunk
2 interface port-channel 102
2.2 switchport mode trunk
switch(config-sync-sp)# buffer-move 2 1
switch(config-sync-sp)# show switch-profile s5010 buffer
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
1 interface port-channel 102
1.2 switchport mode trunk
2.1 switchport mode trunk
関連コマンド
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buffer-delete |
スイッチ プロファイル バッファからコマンドを削除します。 |
commit |
スイッチ コンフィギュレーションにコマンドを適用します。 |
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show switch-profile buffer |
スイッチ プロファイル バッファに関する情報を表示します。 |
verify |
スイッチ プロファイルのコマンドを検証します。 |
channel-group(イーサネット)
物理インターフェイスを EtherChannel に割り当て、設定するには、 channel-group コマンドを使用します。インターフェイスからチャネル グループ設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
channel-group number [ force ] [ mode { active | on | passive }]
no channel-group [ number ]
構文の説明
number |
チャネル グループの番号です。番号の範囲は 1 ~ 4096 です。EtherChannel がまだ存在していない場合は、このチャネル グループに対応する EtherChannel が Cisco NX-OS によって作成されます。 |
force |
(任意)LAN ポートをチャネル グループに強制的に追加することを指定します。 |
mode |
(任意)インターフェイスの EtherChannel モードを指定します。 |
active |
このコマンドを指定すると、ユーザが Link Aggregation Control Protocol(LACP)をイネーブルにしたときに、特定のインターフェイスの LACP がイネーブルになります。インターフェイスはアクティブなネゴシエーション状態になります。この状態では、ポートは LACP パケットを送信して他のポートとネゴシエーションを開始します。 |
on |
デフォルトのチャネル モードです。LACP を実行していないすべての EtherChannel が、このモードのままになることを指定します。LACP をイネーブルにする前に、チャネル モードを active または passive に変更しようとすると、スイッチはエラー メッセージを返します。 feature lacp コマンドで LACP をグローバルにイネーブルにしてから、チャネル モードを active または passive に設定することにより、各チャネルの LACP をイネーブルにします。このモードのインターフェイスでは、LACP パケットの開始も応答も行われません。LACP は、on ステートのインターフェイスとネゴシエートする場合、LACP パケットを受信しないため、そのインターフェイスと個別のリンクを形成します。そのため、チャネル グループには参加しません。 デフォルト モードは on です。 |
passive |
このコマンドを指定すると、ユーザが LACP をイネーブルにしたときに、LACP デバイスが検出された場合にだけ LACP がイネーブルになります。インターフェイスはパッシブなネゴシエーション状態になります。この状態では、ポートは受信した LACP パケットに応答しますが、LACP ネゴシエーションを開始しません。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
操作中のインターフェイスが含まれるチャネル グループを作成し、特定のインターフェイスをそのチャネル グループに追加したりそのチャネル グループから削除したりするには、このコマンドを使用します。また、あるチャネル グループから別のチャネル グループにポートを移動する場合も、このコマンドを使用します。ポートの移動先となるチャネル グループを入力すると、スイッチにより指定されたポートが自動的に現在のチャネル グループから削除され、指定のチャネル グループに追加されます。
指定したチャネル グループにインターフェイスを強制的に追加するには、 force キーワードを使用します。
feature lacp コマンドで LACP をグローバルにイネーブルにしてから、チャネル モードを active または passive に設定することにより、各チャネルの LACP をイネーブルにします。 on チャネル モードの EtherChannel は純粋な EtherChannel であり、最大 8 つのポートを集約できます。この EtherChannel では LACP は実行されません。
既存の EtherChannel またはそのインターフェイス(その EtherChannel で LACP が実行されていない場合)のモードは変更できません。したがって、チャネル モードは on のまま保持されます。モードを変更しようとすると、システムからエラー メッセージが返されます。
EtherChannel から物理インターフェイスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。EtherChannel から最後の物理インターフェイスを削除しても、その EtherChannel は削除されません。EtherChannel を完全に削除するには、 interface port-channel コマンドの no 形式を使用します。
互換性チェックの対象となる動作属性は次のとおりです。
• ポート モード
• アクセス VLAN
• トランク ネイティブ VLAN
• タグ付きまたはタグなし
• 許可 VLAN リスト
• スイッチド ポート アナライザ(SPAN)(SPAN 送信元ポートおよび宛先ポートは不可)
• ストーム制御
Cisco NX-OS で使用される互換性チェックの完全なリストを表示するには、 show port-channel compatibility-parameters コマンドを使用します。
スタティック EtherChannel(設定された集約プロトコルがないもの)に追加できるのは、チャネル モードが on に設定されたインターフェイスだけです。LACP を実行している EtherChannel に追加できるのは、チャネル モードが active または passive に設定されたインターフェイスだけです
これらの属性は個別のメンバ ポートに設定できます。属性に互換性がないメンバ ポートを設定した場合、Cisco NX-OS により EtherChannel 内のそのポートは一時停止されます。
インターフェイスが EtherChannel に参加すると、次のようなインターフェイスの個々のパラメータの一部は、EtherChannel の値で上書きされます。
• MAC アドレス
• スパニング ツリー プロトコル(STP)
• サービス ポリシー
• Quality of Service(QoS)
• Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)
インターフェイスが EtherChannel に参加または脱退しても、次のようなインターフェイス パラメータは影響を受けません。
• 説明
• Cisco Discovery Protocol(CDP)
• LACP ポート プライオリティ
• デバウンス
• レート モード
• シャットダウン
• SNMP トラップ
EtherChannel インターフェイスにインターフェイスが設定されていて、EtherChannel からメンバ ポートが削除されている場合、EtherChannel インターフェイスの設定はメンバ ポートに伝播されません。
EtherChannel インターフェイスに対し、互換性のあるパラメータに加えた設定変更は、その EtherChannel と同じチャネル グループ内のすべてのインターフェイスに伝播されます(たとえば、設定変更は、EtherChannel には含まれなくてもチャネル グループには含まれる物理インターフェイスにも伝播されます)。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、インターフェイスを active モードで LACP チャネル グループ 5 に追加する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)#
interface ethernet 1/1
switch(config-if)#
channel-group 5 mode active
次に、強制的にチャネル グループ 5 にインターフェイスを追加する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)#
interface ethernet 1/1
switch(config-if)#
channel-group 5 force
関連コマンド
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show interface port-channel |
指定された EtherChannel インターフェイスのトラフィックに関する情報を表示します。 |
show lacp |
LACP 情報を表示します。 |
show port-channel summary |
EtherChannel に関する情報を表示します。 |
cdp enable
イーサネット インターフェイスで Cisco Discovery Protocol(CDP)をイネーブルにするには、 cdp enable コマンドを使用します。インターフェイスで CDP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
cdp enable
no cdp enable
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、イーサネット インターフェイス上で CDP をイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# cdp enable
関連コマンド
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show interface |
インターフェイス コンフィギュレーション情報を表示します。 |
command(スイッチ プロファイル)
スイッチ プロファイルにコマンドを追加したり変更したりするには、スイッチ プロファイルでサポートされているコマンドを使用します。スイッチ プロファイルからコマンドを削除するには、サポートされているコマンドの no 形式を使用します。
command argument
no command argument
構文の説明
command |
スイッチ プロファイルでサポートされているコマンド。 |
argument |
サポートされるコマンドの引数。 |
コマンド モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
各ピアのスイッチ プロファイルを設定した後で、スイッチ プロファイルにインターフェイス コンフィギュレーション、Quality of Service(QoS)、および仮想ポート チャネル(vPC)コマンドを追加できます。
(注) Cisco NX-OS の本リリースでは、FCoE コマンドはスイッチ プロファイルでサポートされません。
追加または変更するコマンドは、 commit コマンドを使用してスイッチ コンフィギュレーションに適用するまでスイッチ プロファイル バッファに保存されます。スイッチ コンフィギュレーションに適用する前に、バッファにあるコマンドを( verify コマンドを使用して)確認できます。コンフィギュレーションをコミットした後、続けてスイッチ プロファイル コンフィギュレーションにコマンドを追加することも、コマンドを削除することもできます。コンフィギュレーションを再度コミットすると、更新されたコマンドが検証後にスイッチ プロファイル コンフィギュレーションに適用され、コンフィギュレーションがピア間で同期されます。
コマンドは、バッファリングされた順序で実行されます。 buffer-delete コマンドを使用してスイッチ プロファイル バッファからコマンドを削除したり、 buffer-move コマンドを使用してスイッチ プロファイル バッファ内でのコマンドの順序を変更したりできます。
例
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルにインターフェイス コマンドを追加する例を示します。
ピア A
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
switch(config-sync-sp)# interface ethernet 1/1
switch(config-sync-sp-if)# switchport mode trunk
switch(config-sync-sp-if)# speed 1000
switch(config-sync-sp-if)# exit
次に、ピアのスイッチ 2 の s5010 というスイッチ プロファイルにコマンドを追加する例を示します。
ピア B
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# interface ethernet 1/1
switch(config-sync-sp-if)# switchport mode trunk
switch(config-sync-sp-if)# speed 1000
switch(config-sync-sp-if)# interface port-channel 102
switch(config-sync-sp-if)# vpc 1
switch(config-sync-sp-if)# switchport mode trunk
switch(config-sync-sp-if)# exit
次に、ピアのスイッチ 2 の s5010 というスイッチ プロファイルからコマンドを削除する例を示します。
ピア B
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# interface ethernet 1/1
switch(config-sync-sp-if)# switchport mode trunk
switch(config-sync-sp-if)# speed 1000
switch(config-sync-sp-if)# interface port-channel 102
switch(config-sync-sp-if)# vpc 1
switch(config-sync-sp-if)# no switchport mode trunk <-- command removed from configuration
switch(config-sync-sp-if)# exit
関連コマンド
|
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buffer-delete |
スイッチ プロファイル バッファからコマンドを削除します。 |
buffer-move |
スイッチ プロファイル バッファのコマンドの順序を修正します。 |
commit |
スイッチ コンフィギュレーションにコマンドを適用します。 |
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show switch-profile buffer |
スイッチ プロファイル バッファに関する情報を表示します。 |
show switch-profile status |
スイッチ プロファイルのステータスを表示します。 |
verify |
スイッチ プロファイルのコマンドを検証します。 |
commit(スイッチ プロファイル)
スイッチ プロファイル バッファ内のコマンドをコミットし、コンフィギュレーションをスイッチに保存するには、 commit コマンドを使用します。
commit
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、スイッチ プロファイル コンフィギュレーションを保存し、コンフィギュレーションをピア スイッチと同期するために使用します。コミットに失敗した場合は、手動でコンフィギュレーション コマンドを修正し、再度コンフィギュレーションをコミットする必要があります。
コンフィギュレーションをコミットする際には、コンフィギュレーションがピア スイッチ全体に適用されるように、次の処理が実行されます。
• ピア スイッチが到達可能な場合は両方のスイッチでコマンドの相互排除チェックを実行し、ピア スイッチが到達可能でない場合はローカル スイッチでのみ相互排除チェックを実行します。
(注) あるスイッチ プロファイルに含まれるコマンドをそのスイッチ プロファイルの外部やピア スイッチで設定することはできません。スイッチ プロファイルの新しいコンフィギュレーションがそのスイッチ プロファイルの外部または別のスイッチ プロファイル内の設定と競合していないことを確認します。この機能を相互排除チェック(mutex)と呼びます。
• ロールバック インフラストラクチャでチェックポイントを作成します。
• ローカル スイッチおよびピア スイッチのコンフィギュレーションを適用します。
いずれかのスイッチでコミットが失敗した場合は、両方のスイッチでコンフィギュレーションがロール バックされます。
• チェックポイントを削除します。
コミット中に、次のようにスイッチ プロファイルのコンフィギュレーション リビジョンを使用して、ピア スイッチのコンフィギュレーションの同期を判断します。
• ローカル スイッチ プロファイルのリビジョン番号がピアと同じであり、同期の必要があるローカルに適用されるコンフィギュレーションがある場合は、コンフィギュレーションがピア内で同期されます。
• リビジョン番号が両方のスイッチで同じであり、ピアと同期する必要があるローカルに適用するコンフィギュレーションがない場合は、同期セッションはただちに終了します。
• ローカル スイッチのリビジョン番号がピア スイッチのリビジョン番号と一致しない場合は、ピア内でコンフィギュレーションが同期されます。
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションをコミットした後で、続けてスイッチ プロファイルに対するコマンドの追加または削除を行うことができます。コンフィギュレーションを再度コミットすると、更新されたコマンドだけが確認に使用され、次にコンフィギュレーションがスイッチ プロファイルに適用されて、ピア スイッチと同期されます。
例
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルに対する変更を適用する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# interface ethernet 1/1
switch(config-sync-sp-if)# switchport mode trunk
switch(config-sync-sp-if)# speed 1000
switch(config-sync-sp-if)# exit
switch(config-sync-sp)# commit
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
show switch-profile buffer |
スイッチ プロファイル バッファに関する情報を表示します。 |
show running-config switch-profile |
スイッチ プロファイルの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
verify |
スイッチ プロファイルのコマンドを検証します。 |
config sync
コンフィギュレーション同期モードを開始してスイッチ プロファイルを作成するには、 config sync コマンドを使用します。
config sync
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
同期させるローカル スイッチとピア スイッチで config sync コマンドを使用します。
スイッチのコンフィギュレーションを同期する前に、次のことを行う必要があります。
• ピア スイッチを特定します。
• ピア スイッチの管理インターフェイス(mgmt0)に対して、IPv4 による Cisco Fabric Services(CFS)配信をイネーブルにします。
コンフィギュレーション同期機能を使用すると、1 台のスイッチ上に作成したコンフィギュレーションがピア スイッチで同期され、使用可能になります。
config sync コマンドを使用した後で、ピア スイッチでスイッチ プロファイルを作成または設定できます。
例
次に、ピア構成のスイッチで IPv4 による CFS をイネーブルにし、そのスイッチでコンフィギュレーション同期モードを開始する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# cfs ipv4 distribute
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
関連コマンド
|
|
cfs ipv4 distribute |
スイッチで IPv4 による CFS 配信をイネーブルにします。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
copy running-config startup-config
現在のすべての設定情報をリブート後にも使用可能になるよう、実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存するには、 copy running-config startup-config コマンドを使用します。
copy running-config startup-config
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
変更した設定を表示するには、 show startup-config コマンドを使用します。
(注) copy running-config startup-config コマンドを入力した後は、実行中の設定と起動時の設定が同じになります。
例
次に、実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存する例を示します。
switch# copy running-config startup-config
[########################################] 100%
関連コマンド
|
|
show running-config |
現在の実行コンフィギュレーションを表示します。 |
show startup-config |
スタートアップ コンフィギュレーション ファイルを表示します。 |
delay(インターフェイス)
インターフェイスに遅延値を設定するには、 delay コマンドを使用します。デフォルトの遅延値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
delay tens-of-microseconds
no delay
構文の説明
tens-of-microseconds |
スループット遅延時間(10 マイクロ秒単位)。有効な範囲は 1 ~ 16,777,215 です。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
サブインターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、インターフェイスに 30,000 マイクロ秒の遅延値を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# delay 30000
次に、サブインターフェイス上で 1000 マイクロ秒の遅延を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1.1
switch(config-subif)# delay 1000
関連コマンド
|
|
interface ethernet(レイヤ 3) |
イーサネット ルーテッド インターフェイスを設定します。 |
show interface |
インターフェイス コンフィギュレーション情報を表示します。 |
delay restore
ピアの隣接がすでに確立されている場合に、リロード後に復元した vPC ピア デバイスの起動より仮想ポート チャネル(vPC)を遅らせるには、 delay restore コマンドを使用します。デフォルトの遅延値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
delay restore time
no delay restore
構文の説明
time |
復元した vPC ピア デバイスの開始を遅らせる秒数。有効な範囲は 1 ~ 3600 です。 |
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
vPC ピア デバイスを復元するときに、アクセス デバイスからコアへのアップストリーム トラフィックがドロップされないようにするには、 delay restore コマンドを使用します。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、vPC リンクにリロードの遅延時間を設定する例を示します。
switch(config)# vpc domain 1
switch(config-vpc-domain)# delay restore 10
switch(config-vpc-domain)#
次に、vPC リンクのリロード時間設定を削除する例を示します。
switch(config)# vpc domain 1
switch(config-vpc-domain)# no delay restore
switch(config-vpc-domain)#
description(インターフェイス)
インターフェイス コンフィギュレーションに説明を追加するには、 description コマンドを使用します。説明を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
description description
no description
構文の説明
description |
インターフェイス コンフィギュレーションを説明する文字列。最大文字数は 80 文字です。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
サブインターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
description コマンドは、特定のインターフェイスが何のために使用されているかを説明する注意書きをコンフィギュレーション中に提供するためにあります。この説明は、 show interface および show running-config などのコマンドの出力に表示されます。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、インターフェイスに説明を追加する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# description "10G Server Link"
関連コマンド
|
|
show interface ethernet |
インターフェイス コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show running-config |
現在実行中のコンフィギュレーション ファイルの内容を表示します。 |
dual-active exclude interface-vlan
vPC コンフィギュレーション自体ではなく、vPC ピア リンクを通過した VLAN の vPC ピア リンクに障害がある場合、仮想ポート チャネル(vPC)のセカンダリ ピア デバイスで特定の VLAN インターフェイスがシャットダウンしないようにするには、 dual-active exclude interface-vlan コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
dual-active exclude interface-vlan { range }
no dual-active exclude interface-vlan
構文の説明
range |
シャットダウンしないようにする VLAN インターフェイスの範囲。有効な VLAN の範囲は 1 ~ 3967 および 4048 ~ 4093 です。 |
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
VLAN インターフェイスがあらかじめ設定されている必要があります。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、ピア リンクに障害がある場合でも vPC ピア デバイスで VLAN インターフェイスが稼働し続けるようデバイスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 5
switch(config-vpc-domain)# dual-active exclude interface-vlan 10
switch(config-vpc-domain)#
次に、ピア リンクで障害が発生した場合に vPC ピア デバイスのデフォルト設定に戻す例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 5
switch(config-vpc-domain)# no dual-active exclude interface-vlan
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show vpc |
vPC コンフィギュレーション情報を表示します。 |
encapsulation dot1Q
指定されたサブ インターフェイス上で、トラフィックの IEEE 802.1Q カプセル化をイネーブルにするには、 encapsulation dot1q コマンドを使用します。カプセル化をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
encapsulation dot1Q vlan-id
no encapsulation dot1Q vlan-id
構文の説明
vlan-id |
インターフェイスがアクセス モードのときに設定する VLAN。有効な値は 1 ~ 4093 です。内部スイッチ用に予約されている VLAN は除きます。 |
コマンド モード
サブインターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
IEEE 802.1Q カプセル化は、イーサネット インターフェイスおよび EtherChannel インターフェイスで設定できます。IEEE 802.1Q は、複数のスイッチとルータを相互接続し、VLAN トポロジを定義するための標準プロトコルです。
VLAN ID をサブインターフェイスに適用するには、 encapsulation dot1q コマンドをサブインターフェイス範囲コンフィギュレーション モードで使用します。
(注) このコマンドは、ループバック インターフェイスには適用されません。
このコマンドにはライセンスは必要ありませんが、レイヤ 3 インターフェイスをイネーブルに設定する場合は、LAN Base Services ライセンスをインストールする必要があります。
例
次に、VLAN 30 のサブインターフェイスでの dot1Q カプセル化をイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/5.1
switch(config-subif)# encapsulation dot1q 30
関連コマンド
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|
show vlan dot1Q |
VLAN の dot1Q カプセル化情報を表示します。 |
feature vpc
仮想ポート チャネル(vPC)をイネーブルにするには、 feature vpc コマンドを使用します。vPC をイネーブルにすると、2 つの異なる Cisco Nexus 3000 シリーズ デバイスに物理的に接続されているリンクが、第 3 のデバイスに対して 1 つのポート チャネルとして表示されるようになります。スイッチで vPC をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
feature vpc
no feature vpc
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
vPC 設定では、Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ、スイッチ、サーバ、またはその他の任意のネットワーキング デバイスを 3 番目のデバイスとすることができます。
例
次に、スイッチの vPC をイネーブルにする例を示します。
switch(config)# feature vpc
関連コマンド
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|
show vpc |
vPC 設定ステータスを表示します。 |
show feature |
vPC がスイッチでイネーブルになっているかどうかを表示します。 |
graceful consistency-check
仮想ポート チャネル(vPC)ドメインでグレースフル タイプ 1 整合性検査をイネーブルにするには、 graceful consistency-check コマンドを使用します。グレースフル タイプ 1 一貫性検査機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
graceful consistency-check
no graceful consistency-check
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、vPC ドメイン 100 でグレースフル タイプ 1 一貫性検査機能をイネーブルにする例を示します。
switch# configuration terminal
switch(config)# vpc domain 100
switch(config-vpc-domain)# graceful consistency-check
switch(config-vpc-domain)#
次に、vPC ドメイン 100 でグレースフル タイプ 1 一貫性検査機能をディセーブルにする例を示します。
switch# configuration terminal
switch(config)# vpc domain 100
switch(config-vpc-domain)# no graceful consistency-check
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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vpc domain |
vPC ドメインを設定します。 |
show vpc brief |
vPC の情報を表示します。vPC 機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
hardware multicast hw-hash
EtherChannel インターフェイスで、マルチキャスト トラフィックのハードウェア ハッシュを使用するには、 hardware multicast hw-hash コマンドを使用します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
hardware multicast hw-hash
no hardware multicast hw-hash
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド デフォルト
ソフトウェア選択方式が、マルチキャスト トラフィックで使用されます。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
スイッチのいずれのポートにある入力マルチキャスト トラフィックでも、デフォルトで、特定の EtherChannel メンバが選択され、トラフィックが出力されます。帯域幅での潜在的な問題を抑制し、入力マルチキャスト トラフィックに効率的なロード バランシングを提供する場合、マルチキャスト トラフィックに対してハードウェア ハッシュが使用されます。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、EtherChannel インターフェイスのマルチキャスト トラフィックにハードウェア ハッシュを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface port-channel 21
switch(config-if)# hardware multicast hw-hash
次に、EtherChannel インターフェイスのマルチキャスト トラフィックについて、デフォルトのソフトウェア選択方式を復元する方法を示します。
switch(config)# interface port-channel 21
switch(config-if)# hardware multicast hw-hash
switch(config-if)# no hardware multicast hw-hash
関連コマンド
|
|
show interface port-channel |
EtherChannel インターフェイス コンフィギュレーションのステータスを表示します。 |
import interface
スイッチ プロファイルにインターフェイス コンフィギュレーションをインポートするには、 import interface コマンドを使用します。
import interface { ethernet slot / port | port-channel channel-no }
構文の説明
ethernet |
スイッチ プロファイルにインポートするイーサネット インターフェイスのコンフィギュレーションを指定します。 |
slot / port |
シャーシまたはスロット番号とポートまたはスロット番号。スロット番号には 1 ~ 255、ポート番号には 1 ~ 128 を指定できます。 |
port-channel |
スイッチ プロファイルにインポートする EtherChannel インターフェイスのコンフィギュレーションを指定します。 |
channel-no |
EtherChannel 番号。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
オプションが import コマンドに指定されていない場合、空のスイッチ プロファイルが作成されます。その後、ピア スイッチとの同期が必要なコンフィギュレーションを選択的に追加できます。
インポートするコマンドのセットに基づいてスイッチ プロファイルをインポートできます。コンフィギュレーション端末モードを使用して追加されたコマンドをインポートするには、次の 3 種類の方法があります。
1. 選択したコマンドをスイッチ プロファイルに追加する。
2. インターフェイスに指定された、サポートされているコマンドを追加する。
3. サポートされているシステムレベル コマンドを追加する。
スイッチ プロファイルにコマンドをインポートする場合、スイッチプロファイル バッファが空である必要があります。
インポート プロセスを完了し、スイッチ プロファイルにコンフィギュレーションを移動するには、 commit コマンドを使用します。インポート プロセスでは設定変更がサポートされないため、新しいコマンドが commit コマンドを入力する前に追加されると、スイッチ プロファイルが保存されないまま残り、スイッチはスイッチ プロファイル インポート モード(config-sync-sp-import)のままになります。追加したコマンドを削除できるほか、 abort コマンドを使用してインポートを停止することもできます。未保存のコンフィギュレーションは、プロセスが中断されると失われます。インポートが完了した後で、スイッチ プロファイルに新しいコマンドを追加できます。
例
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルにイーサネット インターフェイス コンフィギュレーションをインポートする例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# show switch-profile s5010 buffer
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
switch(config-sync-sp)# import interface ethernet 1/1
switch(config-sync-sp)# show switch-profile buffer
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
switch(config-sync-sp-import)# commit
Verification successful...
Proceeding to apply configuration. This might take a while depending on amount o
f configuration in buffer.
Please avoid other configuration changes during this time.
次に、ピアのスイッチ 1 の sp100 という名前の空のスイッチ プロファイルを作成し、コンフィギュレーション コマンドを追加する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile sp100
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# show switch-profile sp100 buffer
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
switch(config-sync-sp)# import
switch(config-sync-sp-import)# interface port-channel 100
switch(config-sync-sp-import-if)# switchport mode trunk
switch(config-sync-sp-import-if)# vpc peer-link
switch(config-sync-sp-import-if)# exit
switch(config-sync-sp-import)# commit
Verification successful...
Proceeding to apply configuration. This might take a while depending on amount o
f configuration in buffer.
Please avoid other configuration changes during this time.
関連コマンド
|
|
abort |
現在のスイッチ プロファイル コンフィギュレーションを廃棄します。 |
commit |
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションをコミットします。 |
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show switch-profile buffer |
スイッチ プロファイル バッファに関する情報を表示します。 |
show running-config switch-profile |
スイッチ プロファイルの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
import running-config
スイッチ プロファイルに実行コンフィギュレーションをインポートするには、 import running-config コマンドを使用します。
import running-config [ exclude interface ethernet ]
構文の説明
exclude |
(任意)現在の実行コンフィギュレーションをスイッチ プロファイルにインポートする際に除外するコンフィギュレーションを指定します。 |
interface |
(任意)インポート操作中にインターフェイス コンフィギュレーションを除外することを指定します。 |
ethernet |
(任意)インポート操作中に実行コンフィギュレーションからすべてのイーサネット インターフェイス コンフィギュレーションを除外することを指定します。 |
コマンド モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
import running-config exclude interface ethernet コマンドは、インポート操作中に、実行コンフィギュレーション内のすべての物理インターフェイス コマンドを廃棄します。
オプションが import コマンドに指定されていない場合、空のスイッチ プロファイルが作成されます。その後、ピア スイッチとの同期が必要なコンフィギュレーションを選択的に追加できます。
インポートするコマンドのセットに基づいてスイッチ プロファイルをインポートできます。コンフィギュレーション端末モードを使用して追加されたコマンドをインポートするには、次の 3 種類の方法があります。
1. 選択したコマンドをスイッチ プロファイルに追加する。
2. インターフェイスに指定された、サポートされているコマンドを追加する。
3. サポートされているシステムレベル コマンドを追加する。
スイッチ プロファイルにコマンドをインポートする場合、スイッチプロファイル バッファが空である必要があります。
インポート プロセスを完了し、スイッチ プロファイルにコンフィギュレーションを移動するには、 commit コマンドを使用します。インポート プロセスでは設定変更がサポートされないため、新しいコマンドが commit コマンドを入力する前に追加されると、スイッチ プロファイルが保存されないまま残り、スイッチはスイッチ プロファイル インポート モード(config-sync-sp-import)のままになります。追加したコマンドを削除できるほか、 abort コマンドを使用してインポートを停止することもできます。未保存のコンフィギュレーションは、プロセスが中断されると失われます。インポートが完了した後で、スイッチ プロファイルに新しいコマンドを追加できます。
例
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルに実行コンフィギュレーションをインポートする例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# show switch-profile buffer
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
switch(config-sync-sp)# import running-config exclude interface ethernet
switch(config-sync-sp-import)# show switch-profile buffer
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
2 interface port-channel1
3 interface port-channel100
3.2 spanning-tree port type network
switch(config-sync-sp-import)# commit
Verification successful...
Proceeding to apply configuration. This might take a while depending on amount o
f configuration in buffer.
Please avoid other configuration changes during this time.
関連コマンド
|
|
abort |
現在のスイッチ プロファイル コンフィギュレーションを廃棄します。 |
commit |
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションをコミットします。 |
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show switch-profile buffer |
スイッチ プロファイル バッファに関する情報を表示します。 |
show running-config switch-profile |
スイッチ プロファイルの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
interface ethernet
イーサネット IEEE 802.3 インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、 interface ethernet コマンドを使用します。
interface ethernet slot / port
構文の説明
slot |
スロット番号。指定できる範囲は 1 ~ 255 です。 |
port |
特定のスロット内のポート番号を指定します。指定できるポート番号は 1 ~ 128 です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、イーサネット インターフェイス 1/4 でコンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)#
interface ethernet 1/4
関連コマンド
|
|
show interface ethernet |
イーサネット IEEE 802.3 インターフェイスの各種パラメータを表示します。 |
speed |
インターフェイスの速度を設定します。 |
vtp(インターフェイス) |
インターフェイスの VLAN トランキング プロトコル(VTP)をイネーブルにします。 |
interface ethernet(レイヤ 3)
レイヤ 3 イーサネット IEEE 802.3 ルーテッド インターフェイスを設定するには、 interface ethernet コマンドを使用します。
interface ethernet slot / port [. subintf-port-no ]
構文の説明
slot |
スロット番号。指定できる範囲は 1 ~ 255 です。 |
port |
特定のスロット内のポート番号を指定します。指定できるポート番号は 1 ~ 128 です。 |
. |
(任意)サブインターフェイスの区切り文字を指定します。 |
subintf-port-no |
(任意)サブインターフェイスのポート番号。有効な範囲は 1 ~ 48 です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
インターフェイスをレイヤ 3 ルーテッド インターフェイスとして設定するためには、 no switchport コマンドをインターフェイス コンフィギュレーション モードで使用する必要があります。インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスとして設定すると、そのインターフェイスのすべてのレイヤ 2 固有のコンフィギュレーションが削除されます。
レイヤ 3 インターフェイスをレイヤ 2 インターフェイスに変換するには、 switchport コマンドを使用します。インターフェイスをレイヤ 2 インターフェイスとして設定すると、このインターフェイスのすべてのレイヤ 3 固有のコンフィギュレーションが削除されます。
このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。
例
次に、レイヤ 3 イーサネット インターフェイス 1/5 のコンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)#
interface ethernet 1/5
switch(config-if)#
no switchport
switch(config-if)#
ip address 10.1.1.1/24
次に、グローバル コンフィギュレーション モードでイーサネット インターフェイス 1/5 のレイヤ 3 サブインターフェイスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)#
interface ethernet 1/5.2
switch(config-if)#
no switchport
switch(config-subif)#
ip address 10.1.1.1/24
次に、インターフェイス コンフィギュレーション モードでレイヤ 3 サブインターフェイスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)#
interface ethernet 1/5
switch(config-if)#
no switchport
switch(config-if)#
interface ethernet 1/5.1
switch(config-subif)#
ip address 10.1.1.1/24
次に、レイヤ 3 インターフェイスをレイヤ 2 インターフェイスに変換する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)#
interface ethernet 1/5
switch(config-if)#
no switchport
switch(config-if)#
ip address 10.1.1.1/24
switch(config-if)#
switchport
関連コマンド
|
|
bandwidth |
インターフェイスの帯域幅パラメータを設定します。 |
delay |
インターフェイス スループット遅延値を設定します。 |
encapsulation |
インターフェイスのカプセル化タイプを設定します。 |
ip address |
インターフェイスのプライマリまたはセカンダリ IP アドレスを設定します。 |
inherit |
インターフェイスにポート プロファイルを割り当てます。 |
no switchport |
インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスとして設定します。 |
service-polic |
インターフェイスのサービス ポリシーを設定します。 |
show interface ethernet |
イーサネット IEEE 802.3 インターフェイスの各種パラメータを表示します。 |
interface loopback
ループバック インターフェイスを作成して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、 interface loopback コマンドを使用します。ループバック インターフェイスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface loopback number
no interface loopback number
構文の説明
number |
インターフェイス番号。有効な値は 0 ~ 1023 です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
interface loopback コマンドは、ループバック インターフェイスを作成または変更するために使用します。
ループバック インターフェイス コンフィギュレーション モードからは、次のパラメータを使用できます。
• description :インターフェイスの目的を説明します。
• ip :インターフェイスの IP アドレス、アドレス解決プロトコル(ARP)属性、ロード バランシング、またはユニキャスト リバース パス転送(RPF)などの IP 機能を設定します。
• logging :イベントのロギングを設定します。
• shutdown :インターフェイスでトラフィックをシャットダウンします。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、ループバック インターフェイスを作成する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface loopback 50
switch(config-if)# ip address 10.1.1.1/24
関連コマンド
|
|
show interface loopback |
指定されたループバック インターフェイスのトラフィックに関する情報を表示します。 |
interface port-channel
EtherChannel インターフェイスを作成して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、 interface port-channel コマンドを使用します。EtherChannel インターフェイスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface port-channel channel-number [. subintf-channel-no ]
no interface port-channel channel-number [. subintf-channel-no ]
構文の説明
channel-number |
この EtherChannel 論理インターフェイスに割り当てられているチャネル番号。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。 |
. |
(任意)サブインターフェイスの区切り文字を指定します。 (注) レイヤ 3 インターフェイスが対象となります。 |
subintf-channel-no |
(任意)EtherChannel サブインターフェイスのポート番号。有効な範囲は 1 ~ 4093 です。 (注) レイヤ 3 インターフェイスが対象となります。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ポートは、1 つのチャネル グループだけに属すことができます。
レイヤ 2 インターフェイスに interface port-channel コマンドを使用する場合は、次のガイドラインに従ってください。
• CDP を使用する場合は、EtherChannel インターフェイス上ではなく物理インターフェイス上だけで CDP を設定します。
• EtherChannel の MAC アドレスは、チャネル グループに追加される最初の動作ポートのアドレスです。この最初に追加されたポートがチャネルから削除されると、次に追加された動作ポート(存在する場合)の MAC アドレスになります。
EtherChannel インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスとして設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで no switchport コマンドを使用する必要があります。インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスとして設定すると、そのインターフェイスのすべてのレイヤ 2 固有のコンフィギュレーションが削除されます。
レイヤ 3 EtherChannel インターフェイスをレイヤ 2 インターフェイスに変換するには、 switchport コマンドを使用します。インターフェイスをレイヤ 2 インターフェイスとして設定すると、このインターフェイスのすべてのレイヤ 3 固有のコンフィギュレーションが削除されます。
ルーテッド インターフェイスで構成されるポート チャネルに 1 つまたは複数のサブインターフェイスを設定できます。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、チャネル グループ番号 50 を持つ EtherChannel グループ インターフェイスを作成する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface port-channel 50
次に、チャネル グループ番号 10 のレイヤ 3 EtherChannel グループ インターフェイスを作成する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface port-channel 10
switch(config-if)# no switchport
switch(config-if)# ip address 192.0.2.1/24
次に、インターフェイス コンフィギュレーション モードでチャネル グループ番号 1 のレイヤ 3 EtherChannel サブインターフェイスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface port-channel 10
switch(config-if)# no switchport
switch(config-if)# interface port-channel 10.1
switch(config-subif)# ip address 192.0.2.2/24
次に、グローバル コンフィギュレーション モードでチャネル グループ番号 20.1 のレイヤ 3 EtherChannel サブインターフェイスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface port-channel 20.1
switch(config-subif)# ip address 192.0.2.3/24
関連コマンド
|
|
encapsulation |
(レイヤ 3 インターフェイス)インターフェイスのカプセル化タイプを設定します。 |
ip address |
(レイヤ 3 インターフェイス)インターフェイスのプライマリ IP アドレスまたはセカンダリ IP アドレスを設定します。 |
no switchport |
(レイヤ 3 インターフェイス)レイヤ 3 インターフェイスとしてインターフェイスを設定します。 |
show interface |
インターフェイスに関する設定情報を表示します。 |
show lacp |
LACP 情報を表示します。 |
show port-channel summary |
EtherChannel に関する情報を表示します。 |
vtp(インターフェイス) |
インターフェイスの VLAN トランキング プロトコル(VTP)をイネーブルにします。 |
interface(スイッチ プロファイル)
スイッチ プロファイルでインターフェイスを設定するには、 interface コマンドを使用します。インターフェイス コンフィギュレーションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface { ethernet slot / port | port-channel channel-no }
構文の説明
ethernet |
スイッチ プロファイルで設定するイーサネット インターフェイスを指定します。 |
slot / port |
シャーシまたはスロット番号とポートまたはスロット番号。スロット番号には 1 ~ 255、ポート番号には 1 ~ 128 を指定できます。 |
port-channel |
スイッチ プロファイルで設定する EtherChannel インターフェイスを指定します。 |
channel-no |
EtherChannel 番号。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
インターフェイス タイプに対して設定されているスイッチ プロファイルは、そのタイプのインターフェイスにだけ適用できます。たとえば、イーサネット インターフェイス用に作成されたスイッチ プロファイルは、イーサネット インターフェイスに関連付ける必要があります。
例
次に、スイッチ プロファイルでイーサネット インターフェイスを設定する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# interface ethernet 1/1
switch(config-sync-sp-if)# switchport mode trunk
switch(config-sync-sp-if)# speed 1000
switch(config-sync-sp-if)# exit
次に、スイッチ プロファイルからイーサネット インターフェイス コンフィギュレーションを削除する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# interface ethernet 1/1
switch(config-sync-sp-if)# switchport mode trunk
switch(config-sync-sp-if)# speed 1000
switch(config-sync-sp-if)# exit
switch(config-sync-sp)# no interface ethernet 1/1
関連コマンド
|
|
switch profile |
スイッチ プロファイルを作成および設定します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
interface vlan
VLAN インターフェイスを作成して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、 interface vlan コマンドを使用します。VLAN インターフェイスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface vlan vlan-id
no interface vlan vlan-id
構文の説明
vlan-id |
インターフェイスがアクセス モードのときに設定する VLAN。有効な値は 1 ~ 4094 です。内部スイッチ用に予約されている VLAN は除きます。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用する前に、 feature interface-vlan コマンドを使用して、VLAN インターフェイス機能をイネーブルにします。
VLAN インターフェイスの作成または変更を行うには、 interface vlan コマンドを使用します。
VLAN インターフェイスは、特定の VLAN に対して初めて interface vlan コマンドを入力したときに作成されます。 vlan-id 引数は、IEEE 802.1Q カプセル化トランク上のデータ フレームに関連付けられた VLAN タグ、またはアクセス ポートに設定された VLAN ID に対応します。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、VLAN 50 の VLAN インターフェイスを作成する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface vlan 50
関連コマンド
|
|
feature interface-vlan |
VLAN インターフェイスを作成する機能をイネーブルにします。 |
show interface vlan |
指定された VLAN インターフェイスのトラフィックに関する情報を表示します。 |
lacp min-links
ポート チャネルの最少リンク数を設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、lacp min-links コマンドを使用します。ポート チャネルの最少リンク数の設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
lacp min-links number
no lacp min-links
構文の説明
number |
最少リンク数。指定できる範囲は 1 ~ 16 です。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U3(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
最少リンク数機能は、Link Aggregation Control Protocol(LACP)ポート チャネルだけで動作します。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、ポート チャネルの最少リンク数を設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface port-channel 100
switch(config-if)# lacp min-links 10
次に、ポート チャネルの最少リンク数の設定を削除する例を示します。
switch(config-if)# no lacp min-links
switch(config)#
関連コマンド
|
|
show running-config interface port-channel |
ポート チャネルの最少リンク数の設定を表示します。 |
lacp port-priority
Link Aggregation Control Protocol(LACP)の物理インターフェイスのプライオリティを設定するには、 lacp port-priority コマンドを使用します。ポート プライオリティをデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
lacp port-priority priority
no lacp port-priority
構文の説明
priority |
物理インターフェイスのプライオリティ。有効な番号の範囲は、1 ~ 65535 です。 |
コマンド デフォルト
システム プライオリティ値は 32768 です。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
LACP を使用するように設定されたポートにはそれぞれ LACP ポート プライオリティがあります。1 ~ 65535 の値を設定できます。LACP は、このポート プライオリティとポート番号を組み合わせてポート ID を生成します。ポート プライオリティは、ポート ID を作成するためにポート番号とともに使用されます。ポート プライオリティは、ハードウェアに制約があることが原因で互換性のあるポートをすべて集約できない場合、どのポートをスタンバイ モードにする必要があるかを決めるために使用されます。
(注) プライオリティを設定するときには、番号が大きいほどプライオリティが低くなることに注意してください。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、インターフェイスの LACP ポート プライオリティを 2000 に設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/5
switch(config-if)# lacp port-priority 2000
lacp rate fast
制御パケットが Link Aggregation Control Protocol(LACP)によって送信されるレートを設定するには、 lacp rate fast コマンドを使用します。レートを 30 秒に戻すには、このコマンドの no 形式を使用するか、または lacp rate normal コマンドを使用します。
lacp rate fast
no lacp rate
no lacp rate fast
lacp rate normal
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用する前に、LACP をイネーブルにする必要があります。
LACP レート高速機能を使用して、LACP 制御パケットが LACP に送信されるレート(1 秒に 1 回)が設定されます。LACP パケットが送信される通常のレートは 30 秒です。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、指定されたイーサネット インターフェイスに LACP 高速レート機能を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# lacp rate fast
次に、指定されたイーサネット インターフェイスから LACP 高速レート機能の設定を削除する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# no lacp rate fast
関連コマンド
|
|
feature lacp |
スイッチ上で LACP をイネーブルまたはディセーブルにします。 |
interface ethernet |
イーサネット インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show lacp |
LACP コンフィギュレーション情報を表示します。 |
lacp system-priority
スイッチの Link Aggregation Control Protocol(LACP)システム プライオリティを設定するには、 lacp system-priority コマンドを使用します。システム プライオリティをデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
lacp system-priority priority
no lacp system-priority
構文の説明
priority |
物理インターフェイスのプライオリティ。有効な番号の範囲は、1 ~ 65535 です。 |
コマンド デフォルト
システム プライオリティ値は 32768 です。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
LACP を実行するどのデバイスにも LACP システム プライオリティ値があります。1 ~ 65535 の値を設定できます。LACP は、このシステム プライオリティと MAC アドレスを組み合わせてシステム ID を生成します。また、他のシステムとのネゴシエーション中にもシステム プライオリティを使用します。
プライオリティを設定するときには、番号が 大きい ほどプライオリティが 低く なることに注意してください。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、デバイスの LACP システム プライオリティを 2500 に設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# lacp system-priority 2500
lldp(インターフェイス)
インターフェイス上でリンク層検出プロトコル(LLDP)パケットの受信または送信をイネーブルにするには、 lldp コマンドを使用します。LLDP パケットの受信または送信をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
lldp { receive | transmit }
no lldp { receive | transmit }
構文の説明
receive |
インターフェイスが LLDP パケットを受信するよう、指定します。 |
transmit |
インターフェイスが LLDP パケットを送信するよう、指定します。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
(注) ネットワーク デバイスが自己の情報をネットワーク上の他のデバイスにアドバタイズするために使用するネイバー探索プロトコルである LLDP は、スイッチにおいてデフォルトでイネーブルになります。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、LLDP パケットを送信するようインターフェイスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 2/1
switch(config-if)# lldp transmit
関連コマンド
|
|
show interface |
インターフェイスに関する設定情報を表示します。 |
no switchport
インターフェイスをレイヤ 3 イーサネット インターフェイスとして設定するには、 no switchport コマンドを使用します。
no switchport
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
任意のイーサネット ポートをルーテッド インターフェイスとして設定できます。インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスとして設定すると、このインターフェイス上のレイヤ 2 固有の設定はすべて削除されます。
レイヤ 2 にレイヤ 3 インターフェイスを設定するには、 switchport コマンドを入力します。レイヤ 2 インターフェイスをルーテッド インターフェイスに変更する場合は、 no switchport コマンドを入力します。
このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。
例
次に、インターフェイスをレイヤ 3 ルーテッド インターフェイスとしてイネーブルにする例を示します。
switch(config)# interface ethernet 1/5
switch(config-if)# no switchport
次に、レイヤ 3 インターフェイスをレイヤ 2 インターフェイスとして設定する例を示します。
switch(config)# interface ethernet 1/5
switch(config-if)# switchport
関連コマンド
|
|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。 |
interface ethernet(レイヤ 3) |
イーサネット ルーテッド インターフェイスまたはサブインターフェイスを設定します。 |
inteface loopback |
ループバック インターフェイスを設定します。 |
interface port-channel |
EtherChannel インターフェイスまたはサブインターフェイスを設定します。 |
ip address |
インターフェイスのプライマリまたはセカンダリ IP アドレスを設定します。 |
show interfaces |
インターフェイス情報を表示します。 |
port-channel load-balance ethernet
チャネルグループ バンドルのインターフェイス間でロードバランシング方式を設定するには、 port-channel load-balance ethernet コマンドを使用します。システム プライオリティをデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
port-channel load-balance ethernet method
no port-channel load-balance ethernet [ method ]
構文の説明
method |
ロードバランシング方式。有効値のリストについては、「使用上のガイドライン」の項を参照してください。 |
コマンド デフォルト
送信元および宛先 MAC アドレスの負荷分散。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
5.0(3)U2(1) |
このコマンドのサポートがスイッチ プロファイルに追加されました。 |
使用上のガイドライン
有効なロードバランシング method 値は、次のとおりです。
• destination-ip :宛先 IP アドレスの負荷分散。
• destination-mac :宛先 MAC アドレスの負荷分散。
• destination-port :宛先ポートの負荷分散。
• source-destination-ip :送信元および宛先 IP アドレスの負荷分散。
• source-destination-mac :送信元および宛先 MAC アドレスの負荷分散。
• source-destination-port :送信元および宛先ポートの負荷分散。
• source-ip :送信元 IP アドレスの負荷分散。
• source-mac :送信元 MAC アドレスの負荷分散。
• source-port :送信元ポートの負荷分散。
使用する設定で最多の種類のロードバランス条件が得られるオプションを使用してください。たとえば、ある EtherChannel のトラフィックが単一の MAC アドレスだけに送信されている場合に、宛先 MAC アドレスを EtherChannel のロード バランシングの基準として使用すると、EtherChannel 内で常に同じリンクが選択されます。送信元アドレスまたは IP アドレスを使用すると、ロード バランシングが向上する場合があります。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、送信元 IP を使用するロードバランシング方式を設定する例を示します。
switch(config)#
port-channel load-balance ethernet source-ip
次に、スイッチ プロファイルで宛先 IP を使用するロードバランシング方式を設定する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# port-channel load-balance ethernet destination-ip
関連コマンド
|
|
show port-channel load-balance |
EtherChannel ロード バランシングに関する情報を表示します。 |
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンに関する情報を表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを作成または設定します。 |
peer-config-check-bypass
Multichassis EtherChannel トランク(MCT)がダウンしているときにプライマリ vPC デバイスでタイプ チェックを無視するには、 peer-config-check-bypass コマンドを使用します。タイプ チェックの無視を停止するには、このコマンドの no 形式を使用します。
peer-config-check-bypass
no peer-config-check-bypass
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Multichassis EtherChannel トランク(MCT)とも呼ばれているピア リンクは、vPC ピア スイッチを接続します。ピア リンクでは常に転送が行われています。セカンダリ vPC ピアの vPC ポートで受信された Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)パケットまたは Link Aggregation Control Protocol(LACP)パケットは、ピア リンク経由でプライマリ vPC ピアに転送され、処理されます。
ピア リンクは、vPC ピア スイッチの MAC アドレスを同期するために使用され、マルチキャスト トラフィックに必要な転送を提供します。また、ピア リンクは孤立ポート(つまり、vPC ポートではないポート)宛てに発信されたトラフィックを転送するためにも使用されます。
例
次に、MCT がダウンしているときにタイプ チェックを無視するようにプライマリ vPC デバイスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 100
switch(config-vpc-domain)# peer-config-check-bypass
switch(config-vpc-domain)#
MCT がダウンしているときにタイプ チェックの無視を停止する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 100
switch(config-vpc-domain)# no peer-config-check-bypass
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
|
|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc brief |
各 vPC ドメインに関する要約情報を表示します。 |
show vpc peer-keepalive |
ピアキープアライブ リンクのステータスを表示します。 |
show vpc statistics |
キープアライブ メッセージのコンフィギュレーションに関する情報を表示します。 |
peer-gateway
仮想ポート チャネル(vPC)のゲートウェイ MAC アドレスを宛先とするパケットのレイヤ 3 転送をイネーブルにするには、 peer-gateway コマンドを使用します。レイヤ 3 のパケット転送をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
peer-gateway
no peer-gateway
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
vPC ピアゲートウェイ機能により、vPC スイッチが、vPC ピアのルータ MAC アドレスを宛先とするパケットに対してアクティブなゲートウェイとして機能するようになります。この機能は、このようなパケットが vPC ピアリンクを通過する必要なしにローカルに転送されることを可能にします。このシナリオでは、この機能によってピアリンクの使用が最適化され、トラフィック損失の可能性がなくなります。
両方の vPC ピア スイッチでピアゲートウェイ機能を設定する必要があります。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、vPC ピア ゲートウェイをイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 20
switch(config-vpc-domain)# peer-gateway
switch(config-vpc-domain)#
次に、vPC ピア ゲートウェイをディセーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 20
switch(config-vpc-domain)# no peer-gateway
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
|
|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show vpc |
vPC に関する情報を表示します。 |
peer-keepalive
キープアライブ メッセージを伝送する vPC ピア キープアライブ リンクのリモート エンドの IPv4 アドレスを設定するには、 peer-keepalive コマンドを使用します。ピア キープアライブ リンクの関連付けを解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
peer-keepalive destination ipv4_address [ hold-timeout holdtime_seconds | interval mseconds { timeout seconds } | precedence { prec_value | critical | flash | flash-override | immediate | internet | network | priority | routine } | source ipv4_address | tos { tos_value | max-reliability | max-throughput | min-delay | min-monetary-cost | normal } | tos-byte tos_byte_value | udp-port udp_port | vrf { vrf_name | management }]
no peer-keepalive destination ipv4_address [ hold-timeout holdtime_seconds | interval mseconds { timeout seconds } | precedence { prec_value | critical | flash | flash-override | immediate | internet | network | priority | routine } | source ipv4_address | tos { tos_value | max-reliability | max-throughput | min-delay | min-monetary-cost | normal } | tos-byte tos_byte_value | udp-port udp_port | vrf { vrf_name | management }]
構文の説明
destination |
リモート(セカンダリ)vPC デバイス インターフェイスを指定します。 |
ipv4_address |
vPC デバイスの A . B . C . D 形式の IPv4 アドレス。 |
hold-timeout holdtime_seconds |
(任意)セカンダリ vPC ピア デバイスが vPC ピアキープアライブ メッセージを無視するホールド タイムアウト時間を(秒単位で)指定します。有効な範囲は 3 ~ 10 です。デフォルトのホールド タイムアウト値は 3 秒です。 |
interval mseconds |
(任意)vPC デバイスがピアキープアライブ メッセージを受信する時間間隔を(ミリ秒単位で)指定します。有効な範囲は 400 ~ 10000 です。 vPC ピアキープアライブ メッセージのデフォルトの時間間隔は 1 秒です。 |
timeout seconds |
(任意)リモート(セカンダリ)vPC デバイスへの再送信間隔のタイムアウトを(秒単位で)指定します。有効な範囲は 3 ~ 20 です。 デフォルトのタイムアウト値は 5 秒です。 |
precedence |
(任意)IP ヘッダーのタイプ オブ サービス(ToS)バイト フィールドの precedence 値に基づいて、vPC ピアキープアライブ インターフェイス トラフィックを分類します。 precedence 値は次のいずれかになります。 • prec_value :IP precedence 値。有効な範囲は 0 ~ 7 です。デフォルトの precedence 値は 6 です。 • critical:critical precedence(5) • flash:flash precedence(3) • flash-override:flash-override precedence(4) • immediate:immediate precedence(2) • internet:internet precedence(6) • network:network precedence(7) • priority:priority precedence(1) • routine:routine precedence(0) |
source |
(任意)送信元(プライマリ)vPC デバイス インターフェイスを指定します。 |
tos |
(任意)タイプ オブ サービス(ToS)の値を指定します。 ToS の値は次のいずれかになります。 • tos_value :A 4 ビット ToS 値。指定できる範囲は 0 ~ 15 です。 • max-reliability:max-reliability(2) • max-throughput:max-throughput(4) • min-delay:min-delay(8) • min-monetary-cost:Min-monetary-cost (1) • normal:normal(0) |
tos-byte tos_byte_value |
(任意)8 ビットの ToS 値を指定します。有効な範囲は 0 ~ 255 です。 |
udp-port udp_port |
(任意)ピア キープアライブ リンクに使用される UDP ポート番号を指定します。有効な範囲は 1024 ~ 65000 です。 |
vrf vrf_name |
(任意)ピア キープアライブ リンクに使用する仮想ルーティング/転送(VRF)の名前を指定します。名前は最大 32 文字の英数字で、大文字と小文字が区別されます。 |
management |
管理 VRF を指定します。これがデフォルトの VRF です。 |
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
システムで vPC ピア リンクを形成できるようにするには、まず vPC ピアキープアライブ リンクを設定する必要があります。ピアキープアライブ メッセージに使用される送信元 IP アドレスと宛先 IP アドレスの両方が、ネットワーク上で一意であり、それらの IP アドレスがその vPC ピアキープアライブ リンクに関連付けられている VRF から到達できることを確認してください。
Cisco NX-OS ソフトウェアは、vPC ピア間でピアキープアライブ リンクを使用して、設定可能なキープアライブ メッセージを定期的に送信します。これらのメッセージを送信するには、ピア デバイス間にレイヤ 3 接続が必要です。ピアキープアライブ リンクが起動および動作していないと、システムは vPC ピア リンクを開始できません。
(注) vPC ピアキープアライブ リンクを使用する際は、個別の VRF インスタンスを設定して、各 vPC ピア デバイスからその VRF にレイヤ 3 ポートを接続することを推奨します。ピア リンク自体を使用して vPC ピアキープアライブ メッセージを送信しないでください。
例
次に、プライマリとセカンダリの vPC デバイス間でピア キープアライブ リンク接続を設定する例を示します。
switch(config)# vpc domain 100
switch(config-vpc-domain)# peer-keepalive destination 192.168.2.2 source 192.168.2.1
--------:: Management VRF will be used as the default VRF ::--------
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
|
|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
vpc peer-link |
vPC ピア デバイス間で vPC ピア リンクを作成します。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc peer-keepalive |
ピアキープアライブ リンクのステータスを表示します。 |
show vpc statistics |
キープアライブ メッセージのコンフィギュレーションに関する情報を表示します。 |
resync-database
スイッチ プロファイル データベースを再同期するには、 resync-database コマンドを使用します。
resync-database
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、スイッチ プロファイルのデータベースを再同期する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# resync-database
Re-synchronization of switch-profile db takes a few minutes...
Re-synchronize switch-profile db completed successfully.
関連コマンド
|
|
switch-profile |
スイッチ プロファイルを設定します。 |
role
プライマリまたはセカンダリ ロールを手動で仮想ポート チャネル(vPC)デバイスに割り当てるには、 role コマンドを使用します。デフォルトのロール プライオリティを復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
role priority priority_value
no role priority
構文の説明
priority |
vPC コンフィギュレーションにプライマリとセカンダリのロールを定義するプライオリティを指定します。 |
priority_value |
vPC デバイスのプライオリティ値。有効な範囲は 1 ~ 65535 です。 |
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
デフォルトでは、vPC ドメインと、vPC ピア リンクの両端を設定すると、Cisco NX-OS ソフトウェアはプライマリとセカンダリの vPC ピア デバイスを選択します。ただし、vPC のプライマリ デバイスとして、特定の vPC ピア デバイスを選択することもできます。選択したら、プライマリ デバイスにする vPC ピア デバイスに、他の vPC ピア デバイスより小さいロール値を手動で設定します。
vPC はロールのプリエンプションをサポートしていません。プライマリ vPC ピア デバイスに障害が発生すると、セカンダリ vPC ピア デバイスが、vPC プライマリ デバイスの機能を引き継ぎます。ただし、以前のプライマリ vPC が再起動しても、機能のロールは元に戻りません。
例
次に、vPC デバイスのロール プライオリティを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 5
switch(config-vpc-domain)# role priority 100
switch(config-vpc-domain)#
次に、vPC デバイスのロール プライオリティ デフォルトに復元する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 5
switch(config-vpc-domain)# no role priority 100
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
|
|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc role |
vPC システム プライオリティを表示します。 |
show interface brief
インターフェイス設定情報の簡単なサマリーを表示するには、 show interface brief コマンドを使用します。
show interface brief
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、指定されたインターフェイスの設定情報のサマリーを表示する例を示します。
switch# show interface brief
--------------------------------------------------------------------------------
Ethernet VLAN Type Mode Status Reason Speed Port
--------------------------------------------------------------------------------
Eth1/1 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
Eth1/2 1 eth trunk up none 10G(D) --
Eth1/3 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
Eth1/4 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
Eth1/5 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
Eth1/6 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
Eth1/7 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
Eth1/63 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
Eth1/64 1 eth access down SFP not inserted 10G(D) --
--------------------------------------------------------------------------------
Port VRF Status IP Address Speed MTU
--------------------------------------------------------------------------------
mgmt0 -- up 192.168.0.150 100 1500
関連コマンド
|
|
interface ethernet |
イーサネット IEEE 802.3 インターフェイスを設定します。 |
show interface capabilities
イーサネットの機能に関する詳細情報を表示するには、 show interface capabilities コマンドを使用します。
show interface [ ethernet slot / port ] capabilities
構文の説明
ethernet slot / port |
(任意)イーサネット インターフェイスのスロット番号とポート番号を指定します。 スロット 番号は 1 ~ 255、 ポート 番号は 1 ~ 128 です。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show interface capabilities コマンドは、物理インターフェイスに対してのみ使用できます。
例
次に、インターフェイス機能を表示する例を示します。
switch# show interface capabilities
Type (SFP capable): 10Gbase-SR
Trunk encap. type: 802.1Q
Broadcast suppression: percentage(0-100)
Flowcontrol: rx-(off/on),tx-(off/on)
QOS scheduling: rx-(6q1t),tx-(1p6q0t)
Port mode: Routed,Switched
次に、特定のインターフェイスのインターフェイス機能を表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/1 capabilities
Type (SFP capable): 10Gbase-SR
Trunk encap. type: 802.1Q
Broadcast suppression: percentage(0-100)
Flowcontrol: rx-(off/on),tx-(off/on)
QOS scheduling: rx-(6q1t),tx-(1p6q0t)
Port mode: Routed,Switched
関連コマンド
|
|
interface ethernet |
イーサネット IEEE 802.3 インターフェイスを設定します。 |
show interface debounce
すべてのインターフェイスのデバウンス時間情報を表示するには、 show interface debounce コマンドを使用します。
show interface debounce
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、すべてのインターフェイスのデバウンス ステータスを表示する例を示します。
switch# show interface debounce
------------------------------------------------------------------
Port Debounce time Value(ms)
------------------------------------------------------------------
関連コマンド
|
|
link debounce |
インターフェイス上のデバウンス タイマーをイネーブルにします。 |
show interface ethernet
インターフェイス設定に関する情報を表示するには、 show interface ethernet コマンドを使用します。
show interface ethernet slot / port [ . subintf-port-no ] [ brief | counters | description | status | switchport | transceiver [ details ]]
構文の説明
slot/port |
イーサネット インターフェイスのスロット番号とポート番号を指定します。 スロット 番号は 1 ~ 255、 ポート 番号は 1 ~ 128 です。 |
. |
(任意)サブインターフェイスの区切り文字を指定します。 (注) レイヤ 3 インターフェイスが対象となります。 |
subintf-port-no |
(任意)サブインターフェイスのポート番号。有効な範囲は 1 ~ 48 です。 (注) レイヤ 3 インターフェイスが対象となります。 |
brief |
(任意)インターフェイスに関する要約情報を表示します。 |
counters |
(任意)インターフェイスに設定されているカウンタに関する情報を表示します。 |
description |
(任意)インターフェイス設定の説明を表示します。 |
status |
(任意)インターフェイスの動作ステートを表示します。 |
switchport |
(任意)インターフェイスのスイッチポート情報を表示します。 |
transceiver details |
(任意)インターフェイス上のトランシーバに関する詳細情報を表示します。 |
コマンド デフォルト
インターフェイスのすべての情報を表示します。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、指定されたインターフェイスの詳細情報を表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/1
Hardware: 1000/10000 Ethernet, address: 0005.0505.050d (bia 0005.0505.050d)
MTU 1500 bytes, BW 10000000 Kbit, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
full-duplex, 10 Gb/s, media type is 10G
Input flow-control is off, output flow-control is off
Switchport monitor is off
Last link flapped 09:09:55
Last clearing of "show interface" counters never
30 seconds input rate 0 bits/sec, 0 bytes/sec, 0 packets/sec
30 seconds output rate 0 bits/sec, 0 bytes/sec, 0 packets/sec
Load-Interval #2: 5 minute (300 seconds)
input rate 0 bps, 0 pps; output rate 0 bps, 0 pps
0 unicast packets 0 multicast packets 0 broadcast packets
0 jumbo packets 0 storm suppression packets
0 runts 0 giants 0 CRC 0 no buffer
0 input error 0 short frame 0 overrun 0 underrun 0 ignored
0 watchdog 0 bad etype drop 0 bad proto drop 0 if down drop
0 input with dribble 0 input discard
0 unicast packets 10778 multicast packets 0 broadcast packets
10778 output packets 755719 bytes
0 output errors 0 collision 0 deferred 0 late collision
0 lost carrier 0 no carrier 0 babble
次に、指定されたインターフェイスに設定されているカウンタを表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/1 counters
--------------------------------------------------------------------------------
Port InOctets InUcastPkts
--------------------------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------------------------
Port InMcastPkts InBcastPkts
--------------------------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------------------------
Port OutOctets OutUcastPkts
--------------------------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------------------------
Port OutMcastPkts OutBcastPkts
--------------------------------------------------------------------------------
次に、特定のインターフェイスのスイッチポート情報を表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/2 switchport
Switchport Monitor: Not enabled
Access Mode VLAN: 1 (default)
Trunking Native Mode VLAN: 1 (default)
Trunking VLANs Enabled: 1
Administrative private-vlan primary host-association: none
Administrative private-vlan secondary host-association: none
Administrative private-vlan primary mapping: none
Administrative private-vlan secondary mapping: none
Administrative private-vlan trunk native VLAN: none
Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q
Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none
Administrative private-vlan trunk private VLANs: none
Operational private-vlan: none
Unknown unicast blocked: disabled
Unknown multicast blocked: disabled
次に、特定のインターフェイスの動作ステータスを表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/5 status
--------------------------------------------------------------------------------
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
--------------------------------------------------------------------------------
Eth1/5 -- sfpAbsent 1 full 40G 40gb
次に、指定されたイーサネット インターフェイスに接続されたトランシーバに関する較正情報を表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/2 transceiver calibrations
part number is SFBR-7700SDZ
serial number is AGD1210210F
nominal bitrate is 10300 MBit/sec
Link length supported for 50/125um fiber is 80 m
Link length supported for 50/125um fiber is 300 m
Link length supported for 62.5/125um fiber is 20 m
cisco extended id number is 4
Transceiver Internal Calibrations Information
----------------------------------------------------------------------
Slope Offset Rx4/Rx3/Rx2/Rx1/Rx0
----------------------------------------------------------------------
Rx Power 0.0000/0.0000/0.0000/0.0000/0.0000
----------------------------------------------------------------------
関連コマンド
|
|
interface ethernet |
イーサネット IEEE 802.3 インターフェイスを設定します。 |
interface ethernet(レイヤ 3) |
レイヤ 3 イーサネット IEEE 802.3 インターフェイスを設定します。 |
switchport monitor rate-limit |
インターフェイス上のトラフィックのレート制限を設定します。 |
show interface loopback
ループバック インターフェイスに関する情報を表示するには、 show interface loopback コマンドを使用します。
show interface loopback lo-number [ brief | description ]
構文の説明
lo-number |
ループバック インターフェイス番号。指定できる範囲は 0 ~ 1023 です。 |
brief |
(任意)ループバック インターフェイス情報の簡単なサマリーを表示します。 |
description |
(任意)ループバック インターフェイスの説明を表示します。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、特定のループバック インターフェイスの設定情報を表示する例を示します。
switch# show interface loopback 10
Description: Loopback interface 10
MTU 1500 bytes, BW 8000000 Kbit, DLY 5000 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
0 multicast frames 0 compressed
0 input errors 0 frame 0 overrun 0 fifo
0 packets output 0 bytes 0 underruns
0 output errors 0 collisions 0 fifo
表 i-1 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 i-1 show interface loopback のフィールドの説明
|
|
Loopback is ... |
インターフェイス ハードウェアが現在アクティブであるか(キャリア検出があるか)、現在非アクティブであるか(ダウンしているか)、または、管理者によって停止されたか(管理上のダウンが行われたか)が示されます。 |
Hardware |
ハードウェアはループバックです。 |
MTU |
インターフェイスの最大伝送ユニット(MTU)。 |
BW |
インターフェイスの帯域幅(kbps)。 |
DLY |
マイクロ秒単位でのインターフェイスの遅延(DLY)。 |
reliability |
255 を分母とする分数で表したインターフェイスの信頼性(255/255 は 100% の信頼性)。5 分間の幾何平均から算出されます。 |
txload |
インターフェイス上の送信パケットの負荷を表す、255 を分母とする分数(255/255 は完全な飽和状態を表します)。5 分間の幾何平均から算出されています。 |
rxload |
インターフェイス上の受信パケットの負荷を表す、255 を分母とする分数(255/255 は完全な飽和状態を表します)。5 分間の指数平均から算出します。 |
Encapsulation |
インターフェイスに割り当てられているカプセル化方式。 |
LOOPBACK |
ループバックが設定されているかどうかが示される。 |
packets input |
システムが受信したエラーのないパケットの総数 |
bytes |
システムで受信されたエラーのないパケット内のデータと MAC のカプセル化が含まれる総バイト数。 |
multicast frames |
インターフェイスでイネーブルになっているマルチキャスト フレームの総数。 |
compressed |
インターフェイスで圧縮されたマルチキャスト フレームの総数。 |
input errors |
検査するインターフェイスでのデータグラムの受信を妨げたエラーの総数。これは、列挙された出力エラーの総数と整合しないことがあります。その理由は、データグラムの中には、複数のエラーが存在するものや表形式のカテゴリに具体的には該当しないものがあるからです。 |
frame |
CRC エラーおよび整数以外のオクテット数を含む、不正な受信パケット数 シリアル回線の場合、通常、これはノイズやその他の転送上の問題による結果です。 |
overrun |
入力速度がレシーバのデータ処理能力を超えたために、シリアル レシーバ ハードウェアが受信したデータをハードウェア バッファに格納できなかった回数。 |
fifo |
受信方向の先入れ先出し(FIFO)エラーの数。 |
packets output |
システムが送信したメッセージの総数 |
bytes |
データおよび MAC カプセル化など、システムが送信したバイトの総数 |
underruns |
遠端トランスミッタが近端ルータのレシーバの処理速度よりも速く動作した回数。これは、一部のインターフェイスでは発生しない(報告されない)ことがあります。 |
output errors |
検査するインターフェイスに関し、発信されるデータグラムの最終的な送信を妨げたエラーの総数。一部のデータグラムには、複数のエラーがある場合があり、また、他のデータグラムには、特に表形式のカテゴリに当てはまらないエラーがある場合があるため、これは、列挙型出力エラーの合計とのバランスが取れないことがあります。 |
collisions |
ループバック インターフェイスに衝突はありません。 |
fifo |
送信方向の先入れ先出し(FIFO)エラーの数。 |
次に、特定のループバック インターフェイスの要約情報を表示する例を示します。
switch# show interface loopback 10 brief
-------------------------------------------------------------------------------
Interface Status Description
-------------------------------------------------------------------------------
loopback10 up Loopback interface 10
関連コマンド
|
|
interface loopback |
ループバック インターフェイスを設定します。 |
show interface port-channel
EtherChannel インターフェイス設定に関する情報を表示するには、 show interface port-channel コマンドを使用します。
show interface port-channel number [ . subinterface-number ] [ brief | counters | description | status ]
構文の説明
number |
EtherChannel 番号。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。 |
. subinterface-number |
(任意)ポート チャネル サブインターフェイスの設定。EtherChannel 番号の後にドット(.)とサブインターフェイス番号を指定します。形式は、 portchannel-number . subinterface-number です。 |
counters |
(任意)EtherChannel インターフェイスに設定されているカウンタに関する情報を表示します。 |
description |
(任意)EtherChannel インターフェイス設定の説明を表示します。 |
status |
(任意)EtherChannel インターフェイスの動作ステートを表示します。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、指定された EtherChannel インターフェイスの設定情報を表示する例を示します。
switch# show interface port-channel 100
port-channel100 is down (No operational members)
Hardware: Port-Channel, address: 0000.0000.0000 (bia 0000.0000.0000)
MTU 1500 bytes, BW 3000 Kbit, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Input flow-control is off, output flow-control is off
Switchport monitor is off
Last clearing of "show interface" counters never
0 seconds input rate 0 bits/sec, 0 bytes/sec, 0 packets/sec
0 seconds output rate 0 bits/sec, 0 bytes/sec, 0 packets/sec
Load-Interval #2: 0 seconds
input rate 0 bps, 0 pps; output rate 0 bps, 0 pps
0 unicast packets 0 multicast packets 0 broadcast packets
0 jumbo packets 0 storm suppression packets
0 runts 0 giants 0 CRC 0 no buffer
0 input error 0 short frame 0 overrun 0 underrun 0 ignored
0 watchdog 0 bad etype drop 0 bad proto drop 0 if down drop
0 input with dribble 0 input discard
0 unicast packets 0 multicast packets 0 broadcast packets
0 output errors 0 collision 0 deferred 0 late collision
0 lost carrier 0 no carrier 0 babble
関連コマンド
|
|
interface port-channel |
EtherChannel インターフェイスを設定します。 |
show interface mac-address
MAC アドレスに関する情報を表示するには、 show interface mac-address コマンドを使用します。
show interface [ type slot / port | portchannel-no ] mac-address
構文の説明
type |
(任意)MAC アドレスを表示する対象のインターフェイスです。 type はイーサネットまたは EtherChannel のいずれかです。 |
slot/port |
イーサネット インターフェイスのポート番号とスロット番号。スロット番号は 1 ~ 255、ポート番号は 1 ~ 128 です。 |
portchannel-no |
EtherChannel 番号。EtherChannel 番号の範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
インターフェイスを指定しない場合、システムはすべての MAC アドレスを表示します。
例
次に、スイッチ全体の MAC アドレスの情報を表示する例を示します。
switch# show interface mac-address
switch(config)# sh interface mac-address
----------------------------------------------------------------------------
Interface Mac-Address Burn-in Mac-Address
----------------------------------------------------------------------------
Ethernet1/1 0005.0505.053c 0005.0505.050d
Ethernet1/2 0005.0505.053c 0005.0505.050e
Ethernet1/3 0005.0505.053c 0005.0505.050f
Ethernet1/4 0005.0505.053c 0005.0505.0510
Ethernet1/5 0005.0505.053c 0005.0505.0511
Ethernet1/6 0005.0505.053c 0005.0505.0512
Ethernet1/7 0005.0505.053c 0005.0505.0513
次に、特定のポート チャネルの MAC アドレス情報を表示する例を示します。
switch# show interface port-channel 100 mac-address
--------------------------------------------------------------------------------
Interface Mac-Address Burn-in Mac-Address
--------------------------------------------------------------------------------
port-channel100 0005.0505.053c 0000.0000.0000
関連コマンド
|
|
mac address-table static |
MAC アドレス テーブルにスタティック エントリを追加するか、アドレスの Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)スヌーピングがディセーブルになっているスタティック MAC アドレスを設定します。 |
show mac address-table |
MAC アドレス テーブルの情報を表示します。 |
show interface private-vlan mapping
プライマリ VLAN のインターフェイスのプライベート VLAN マッピングに関する情報を表示するには、 show interface private-vlan mapping コマンドを使用します。
show interface private-vlan mapping
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
プライベート VLAN を設定する前に、 feature private-vlan コマンドを使用してそれをイネーブルにする必要があります。プライベート VLAN をイネーブルにするまで、プライベート VLAN を設定するためのコマンドは表示されません。
このコマンドは、プライマリおよびセカンダリ VLAN 間のマッピング情報を表示します。このマッピングにより、両方の VLAN がプライマリ VLAN の VLAN インターフェイスを共有できるようになります。
例
次に、プライマリおよびセカンダリ プライベート VLAN マッピングに関する情報を表示する例を示します。
switch# show interface private-vlan mapping
関連コマンド
|
|
feature private-vlan |
プライベート VLAN をイネーブルにします。 |
show interface switchport |
プライベート VLAN 内のポートも含めた、ポートに関する情報を表示します。 |
show vlan |
すべての VLAN に関するサマリー情報を表示します。 |
show vlan private-vlan |
デバイス上のすべてのプライベート VLAN に関する情報を表示します。 |
switchport private-vlan mapping |
無差別ポートについて、プライベート VLAN のアソシエーションを定義します。 |
show interface status err-disabled
インターフェイスの errdisable 状態を表示するには、 show interface status err-disabled コマンドを使用します。
show interface status err-disabled
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、インターフェイスの errdisable 状態を表示する例を示します。
switch# show interface status err-disabled
関連コマンド
|
|
errdisable detect cause |
errdisable(err-disabled)の検出をイネーブルにします。 |
errdisable recovery cause |
インターフェイスでの errdisable 回復をイネーブルにします。 |
show interface switchport
すべてのスイッチ ポート インターフェイスに関する情報を表示するには、 show interface switchport コマンドを使用します。
show interface switchport
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、すべてのイーサネット インターフェイスの情報を表示する例を示します。
switch# show interface switchport
Switchport Monitor: Not enabled
Access Mode VLAN: 1 (default)
Trunking Native Mode VLAN: 1 (default)
Trunking VLANs Enabled: 1
Administrative private-vlan primary host-association: none
Administrative private-vlan secondary host-association: none
Administrative private-vlan primary mapping: none
Administrative private-vlan secondary mapping: none
Administrative private-vlan trunk native VLAN: none
Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q
Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none
Administrative private-vlan trunk private VLANs: none
Operational private-vlan: none
Unknown unicast blocked: disabled
Unknown multicast blocked: disabled
関連コマンド
|
|
switchport access vlan |
インターフェイスがアクセス モードの場合にアクセス VLAN を設定します。 |
switchport monitor rate-limit |
インターフェイス上のトラフィックのレート制限を設定します。 |
show interface transceiver
指定されたインスタンスに接続されたトランシーバに関する情報を表示するには、 show interface transceiver コマンドを使用します。
show interface [ ethernet slot / port ] transceiver [ details ]
構文の説明
ethernet slot/port |
(任意)イーサネット インターフェイスのスロット番号とポート番号に関する情報を表示します。 スロット 番号は 1 ~ 255、 ポート 番号は 1 ~ 128 です。 |
details |
(任意)インターフェイス上のトランシーバに関する詳細情報を表示します。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show interface transceiver コマンドは、物理インターフェイスに対してのみ使用できます。
例
次に、すべてのイーサネット インターフェイスのトランシーバを表示する例を示します。
switch# show interface transceiver
part number is SFBR-7700SDZ
serial number is AGD121220VN
nominal bitrate is 10300 MBit/sec
Link length supported for 50/125um fiber is 80 m
Link length supported for 50/125um fiber is 300 m
Link length supported for 62.5/125um fiber is 20 m
cisco extended id number is 4
次に、指定されたイーサネット インターフェイスに接続されたトランシーバを表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/2 transceiver
part number is SFBR-7700SDZ
serial number is AGD1210210F
nominal bitrate is 10300 MBit/sec
Link length supported for 50/125um fiber is 80 m
Link length supported for 50/125um fiber is 300 m
Link length supported for 62.5/125um fiber is 20 m
cisco extended id number is 4
次に、指定されたイーサネット インターフェイスに接続されたトランシーバに関する詳細情報を表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/2 transceiver details
part number is SFBR-7700SDZ
serial number is AGD1210210F
nominal bitrate is 10300 MBit/sec
Link length supported for 50/125um fiber is 80 m
Link length supported for 50/125um fiber is 300 m
Link length supported for 62.5/125um fiber is 20 m
cisco extended id number is 4
関連コマンド
|
|
interface ethernet |
イーサネット IEEE 802.3 インターフェイスを設定します。 |
show interface capabilities |
インターフェイスの機能に関する詳細情報を表示します。 |
show lacp
Link Aggregation Control Protocol(LACP)情報を表示するには、 show lacp コマンドを使用します。
show lacp { counters | interface ethernet slot / port | neighbor [ interface port-channel number ] | port-channel [ interface port-channel number ] | system-identifier }
構文の説明
counters |
LACP トラフィック統計情報に関する情報を表示します。 |
interface ethernet slot / port |
特定のイーサネット インターフェイスの LACP 情報を表示します。 スロット 番号は 1 ~ 255、 ポート 番号は 1 ~ 128 です。 |
neighbor |
LACP ネイバーに関する情報を表示します。 |
port-channel |
すべての EtherChannel に関する情報を表示します。 |
interface port-channel number |
(任意)特定の EtherChannel の情報を表示します。EtherChannel 番号の範囲は 1 ~ 4096 です。 |
system-identifier |
LACP システム ID を表示します。ID は、ポート プライオリティとデバイスの MAC アドレスが組み合わされています。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ネットワークの LACP に関する問題のトラブルシューティングを行うには、 show lacp コマンドを使用します。
例
次に、LACP システム ID を表示する例を示します。
switch# show lacp system-identifier
次に、特定のインターフェイスの LACP 情報を表示する例を示します。
switch# show lacp interface ethernet 1/1
Interface Ethernet1/1 is invalid
Channel group is 0 port channel is
Lag Id: [ [(0, 0-0-0-0-0-0, 0, 0, 0), (0, 0-0-0-0-0-0, 0, 0, 0)] ]
Operational as aggregated link since Thu Jan 1 00:00:00 1970
Local Port: Eth1/1 MAC Address= 0-5-5-5-5-3c
System Identifier=0x8000,0-5-5-5-5-3c
Port Identifier=0x8000,0x0
LACP_Timeout=Long Timeout (30s)
Synchronization=NOT_IN_SYNC
Partner information refresh timeout=Long Timeout (90s)
Actor Admin State=(Ac-0:To-0:Ag-0:Sy-0:Co-0:Di-0:De-0:Ex-0)
Actor Oper State=(Ac-0:To-0:Ag-0:Sy-0:Co-0:Di-0:De-0:Ex-0)
System Identifier=0x0,0-0-0-0-0-0
LACP_Timeout=Long Timeout (30s)
Synchronization=NOT_IN_SYNC
Partner Admin State=(Ac-0:To-0:Ag-0:Sy-0:Co-0:Di-0:De-0:Ex-0)
Partner Oper State=(Ac-0:To-0:Ag-0:Sy-0:Co-0:Di-0:De-0:Ex-0)
関連コマンド
|
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lacp port-priority |
LACP の物理インターフェイスのプライオリティを設定します。 |
lacp system-priority |
LACP のスイッチのシステム プライオリティを設定します。 |
show module
モジュール情報を表示するには、 show module コマンドを使用します。
show module module_num
構文の説明
module_num |
スイッチ シャーシのモジュール番号。有効な範囲は 1 ~ 3 です。 |
コマンド デフォルト
すべてのモジュールの情報を表示します。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、特定のモジュールのモジュール情報を表示する例を示します。
Mod Ports Module-Type Model Status
--- ----- -------------------------------- ---------------------- ------------
1 40 40x10GE/Supervisor N5K-C5020P-BF-SUP active *
Mod Sw Hw World-Wide-Name(s) (WWN)
--- -------------- ------ --------------------------------------------------
Mod MAC-Address(es) Serial-Num
--- -------------------------------------- ----------
1 0005.9b78.6e48 to 0005.9b78.6e6f JAF1413ADCS
関連コマンド
|
|
show hardware inventory |
物理ハードウェアに関する情報を表示します。 |
show inventory |
ハードウェア インベントリ情報を表示します。 |
show port-channel capacity
設定されているポート チャネルの数や、デバイスで使用可能なポート チャネルの数を表示するには、 show port-channel capacity コマンドを使用します。
show port-channel capacity
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、デバイスでポート チャネルを表示する例を示します。
switch# show port-channel capacity
64 total 4 used 60 free 6% used
関連コマンド
|
|
port-channel load-balance ethernet |
EtherChannel のロードバランシング アルゴリズムを設定します。 |
show tech-support port-channel |
EtherChannels に関するシスコ テクニカル サポート情報を表示します。 |
show port-channel compatibility-parameters
EtherChannel インターフェイスに加わるために、メンバ ポート内で同じである必要があるパラメータを表示するには、 show port-channel compatibility-parameters コマンドを使用します。
show port-channel compatibility-parameters
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、EtherChannel インターフェイス パラメータを表示する例を示します。
switch# show port-channel compatibility-parameters
Members must have the same port mode configured.
Members must have the same port mode configured, either E,F or AUTO. If
they are configured in AUTO port mode, they have to negotiate E or F mode
when they come up. If a member negotiates a different mode, it will be
Members must have the same speed configured. If they are configured in AUTO
speed, they have to negotiate the same speed when they come up. If a member
negotiates a different speed, it will be suspended.
関連コマンド
|
|
port-channel load-balance ethernet |
EtherChannel のロードバランシング アルゴリズムを設定します。 |
show tech-support port-channel |
EtherChannels に関するシスコ テクニカル サポート情報を表示します。 |
show port-channel database
1 つまたは複数の EtherChannel インターフェイスの集約ステートを表示するには、 show port-channel database コマンドを使用します。
show port-channel database [ interface port-channel number ]
構文の説明
interface |
(任意)EtherChannel インターフェイスの情報を表示します。 |
port-channel number |
(任意)特定の EtherChannel インターフェイスの集約情報を表示します。番号の範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、すべての EtherChannel インターフェイスの集約ステートを表示する例を示します。
switch# show port-channel database
Last membership update is successful
0 ports in total, 0 ports up
Age of the port-channel is 0d:00h:04m:04s
次に、特定の EtherChannel インターフェイスの集約ステートを表示する例を示します。
switch# show port-channel database interface port-channel 21
関連コマンド
|
|
port-channel load-balance ethernet |
EtherChannel のロードバランシング アルゴリズムを設定します。 |
show tech-support port-channel |
EtherChannels に関するシスコ テクニカル サポート情報を表示します。 |
show port-channel load-balance
EtherChannel ロード バランシングに関する情報を表示するには、 show port-channel load-balance コマンドを使用します。
show port-channel load-balance [ forwarding-path interface port-channel number { vlan vlan_ID } [ dst-ip ipv4-addr ] [ dst-ipv6 ipv6-addr ] [ dst-mac dst-mac-addr ] [ l4-dst-port dst-port ] [ l4-src-port src-port ] [ src-ip ipv4-addr ] [ src-ipv6 ipv6-addr ] [ src-mac src-mac-addr ]]
構文の説明
forwarding-path interface port-channel |
(任意)パケットを転送する EtherChannel インターフェイスのポートを識別します。 |
number |
表示するロードバランシング フォワーディング パスの EtherChannel 番号です。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。 |
vlan |
(任意)ハードウェア ハッシュの VLAN を識別します。 |
vlan_ID |
VLAN ID。有効な範囲は 1 ~ 3967 および 4048 ~ 4093 です。 |
dst-ip |
(任意)宛先 IP アドレスの負荷分散を表示します。 |
ipv4-addr |
送信元 IP アドレスまたは宛先 IP アドレスを指定するための IPv4 アドレスです。形式は、 A . B . C . D です。 |
dst-ipv6 |
(任意)宛先 IPv6 アドレスの負荷分散を表示します。 |
ipv6-addr |
送信元 IP アドレスまたは宛先 IP アドレスを指定するための IPv6 アドレスです。形式は、 A : B :: C : D です。 |
dst-mac |
(任意)宛先 MAC アドレスの負荷分散を表示します。 |
dst-mac-addr |
宛先 MAC アドレスです。形式は、 AAAA : BBBB : CCCC です。 |
l4-dst-port |
(任意)宛先ポートの負荷分散を表示します。 |
dst-port |
宛先ポート番号です。指定できる範囲は 0 ~ 65535 です。 |
l4-src-port |
(任意)送信元ポートの負荷分散を表示します。 |
src-port |
送信元ポート番号です。指定できる範囲は 0 ~ 65535 です。 |
src-ip |
(任意)送信元 IP アドレスの負荷分散を表示します。 |
src-ipv6 |
(任意)送信元 IPv6 アドレスの負荷分散を表示します。 |
src-mac |
(任意)送信元 MAC アドレスの負荷分散を表示します。 |
src-mac-addr |
送信元 MAC アドレスです。形式は、 AA : BB : CC : DD : EE : FF です。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ハードウェア ハッシュの使用を確認するには、 vlan キーワードを使用する必要があります。
ハードウェア ハッシュを使用していない場合は、発信ポート ID を決定するために使用されるすべてのパラメータが出力に表示されます。欠落したパラメータは、ゼロの値として出力に表示されます。
ハードウェア ハッシュを使用していない場合は、コントロール プレーンの選択を使用して発信ポート ID が確認されます。ハードウェア ハッシュは、次のシナリオでは使用されません。
• 指定された VLAN に、未知のユニキャスト宛先 MAC アドレスが含まれている。
• 指定された VLAN に、既知または未知のマルチキャスト宛先 MAC または宛先 IP アドレスが含まれている。
• 指定された VLAN に、ブロードキャスト MAC アドレスが含まれている。
• EtherChannel に、アクティブなメンバが 1 つだけ含まれている。
• 負荷分散が送信元 IP アドレス(src-ip)、送信元ポート(l4-src-port)、または送信元 MAC アドレス(src-mac)で設定される場合、宛先 MAC アドレスは認識されません。
正確な結果を得るには、次の手順を実行する必要があります。
• (ユニキャスト フレームの場合)宛先 MAC アドレス(dst-mac)およびハードウェア ハッシュの VLAN(vlan)を指定します。宛先 MAC アドレスが指定されない場合、ハードウェア ハッシュと見なされます。
• (マルチキャスト フレームの場合)IP マルチキャストでは、ハードウェア ハッシュの VLAN(vlan)で、宛先 IP アドレス(dst-ip)または宛先 MAC アドレス(dst-mac)を指定します。IP マルチキャスト以外では、ハードウェア ハッシュの VLAN で、宛先 MAC アドレスを指定します。
• (ブロードキャスト フレームの場合)宛先 MAC アドレス(dst-mac)およびハードウェア ハッシュの VLAN(vlan)を指定します。
例
次に、ポート チャネルのロード バランス情報を表示する例を示します。
switch# show port-channel load-balance
Port Channel Load-Balancing Configuration:
Port Channel Load-Balancing Addresses Used Per-Protocol:
関連コマンド
|
|
port-channel load-balance ethernet |
チャネル グループ バンドル内のインターフェイス間のロードバランシング方式を設定します。 |
show port-channel summary
EtherChannel に関するサマリー情報を表示するには、 show port-channel summary コマンドを使用します。
show port-channel summary
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用する前に、 interface port-channel コマンドを使用して EtherChannel グループを設定する必要があります。
例
次に、EtherChannels に関するサマリー情報を表示する例を示します。
switch# show port-channel summary
Flags: D - Down P - Up in port-channel (members)
I - Individual H - Hot-standby (LACP only)
s - Suspended r - Module-removed
-------------------------------------------------------------------------------
Group Port- Type Protocol Member Ports
-------------------------------------------------------------------------------
関連コマンド
|
|
channel-group(イーサネット) |
物理インターフェイスの EtherChannel への割り当ておよび設定を行います。 |
interface port-channel |
EtherChannel インターフェイスを作成して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show port-channel traffic
EtherChannel のトラフィック統計情報を表示するには、 show port-channel traffic コマンドを使用します。
show port-channel traffic [ interface port-channel number ]
構文の説明
interface |
(任意)指定されたインターフェイスのトラフィック統計情報を表示します。 |
port-channel number |
(任意)指定された EtherChannel の情報を表示します。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、すべての EtherChannel のトラフィック統計情報を表示する例を示します。
switch# show port-channel traffic
次に、特定の EtherChannel のトラフィック統計情報を表示する例を示します。
switch# show port-channel traffic interface port-channel 10
関連コマンド
|
|
port-channel load-balance ethernet |
EtherChannel のロードバランシング アルゴリズムを設定します。 |
show tech-support port-channel |
EtherChannels に関するシスコ テクニカル サポート情報を表示します。 |
show port-channel usage
使用済みと未使用の EtherChannel 番号の範囲を表示するには、 show port-channel usage コマンドを使用します。
show port-channel usage
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、EtherChannel の使用率の情報を表示する例を示します。
switch# show port-channel usage
関連コマンド
|
|
port-channel load-balance ethernet |
EtherChannel のロードバランシング アルゴリズムを設定します。 |
show tech-support port-channel |
EtherChannels に関するシスコ テクニカル サポート情報を表示します。 |
show resource
システムで現在使用可能なリソースの数を表示するには、 show resource コマンドを使用します。
show resource [ resource ]
構文の説明
resource |
リソース名。次のいずれかを使用できます。 • monitor-session :システムで使用可能なセッションの数を表示します。 • port-channel :システムで使用可能な EtherChannel の数を表示します。 • vlan :システムで使用可能な VLAN の数を表示します。 • vrf :システムで使用可能な Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティングおよび転送)の数を表示します。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、システムで使用可能なリソースを表示する例を示します。
Resource Min Max Used Unused Avail
----------- ----- ----- ------ -------- -------
monitor-session 0 4 0 0 4
u4route-mem 32 32 1 31 31
u6route-mem 16 16 1 15 15
m4route-mem 58 58 4 54 54
関連コマンド
|
|
show interface port-channel |
EtherChannel に関する情報を表示します。 |
show running-config interface
特定のポート チャネルの実行コンフィギュレーションを表示するには、 show running-config interface コマンドを使用します。
show running-config interface [ all | { ethernet { slot / port } [ all ]} | { loopback { number } [ all ]} | { mgmt 0 [ all ]} | port-channel { channel-number } [ membership ]}
構文の説明
all |
(任意) 設定済みおよびデフォルトの情報を表示します 。 |
ethernet slot / port |
イーサネット インターフェイス スロット番号とポート番号を表示します。スロット番号は 1 ~ 255、ポート番号は 1 ~ 128 です。 |
loopback number |
ループバック インターフェイスの数を表示します。値の範囲は 1 ~ 4096 です。 |
mgmt 0 |
管理インターフェイスのコンフィギュレーション情報を表示します。 |
port-channel channel-number |
ポート チャネル グループの数を表示します。値の範囲は 0 ~ 1023 です。 |
membership |
指定したポート チャネルのメンバーシップを表示します。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U21(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) を実行するスイッチのポート チャネル 100 の実行コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch(config)#
show running-config interface port-channel 100
!Command: show running-config interface port-channel100
!Time: Tue Aug 23 09:25:00 2011
interface port-channel100
関連コマンド
|
|
show startup-config |
デバイスの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
show running-config switch-profile
スイッチ プロファイルの実行コンフィギュレーションを表示するには、 show running-config switch-profile コマンドを使用します。
show running-config switch-profile
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、ピアのスイッチ 1 に設定された s5010 というスイッチ プロファイルの実行コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch# show running-config switch-profile
sync-peers destination 192.0.120.3
関連コマンド
|
|
switch-profile |
スイッチ プロファイルを設定します。 |
show startup-config switch-profile |
スイッチ プロファイルのスタートアップ コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show running-config vpc
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)の実行コンフィギュレーション情報を表示するには、 show running-config vpc コマンドを使用します。
show running-config vpc [ all ]
構文の説明
all |
(任意)設定済みおよびデフォルトの情報を表示します。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) を実行するスイッチの vPC の実行コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch (config)# show running-config vpc
!Command: show running-config vpc
!Time: Tue Aug 23 09:30:39 2011
no graceful consistency-check
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) を実行するスイッチの vPC の設定済みおよびデフォルトの実行コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch (config)# show running-config vpc all
!Command: show running-config vpc all
!Time: Tue Aug 23 09:31:44 2011
no peer-config-check-bypass
no dual-active exclude interface-vlan
no graceful consistency-check
関連コマンド
|
|
show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていないと、このコマンドからはエラーが返されます。 |
show startup-config interface
スタートアップ コンフィギュレーションのインターフェイス設定情報を表示するには、 show startup-config interface コマンドを使用します。
show startup-config interface [ ethernet slot / port | loopback number | mgmt 0 | port-channel { channel-number } [ membership ]
構文の説明
ethernet slot / port |
(任意)モジュールの数とポート番号を表示します。 スロット 番号は 1 ~ 255、 ポート 番号は 1 ~ 128 です。 |
loopback number |
ループバック インターフェイスの数を表示します。値の範囲は 1 ~ 4096 です。 |
mgmt 0 |
管理インターフェイスのコンフィギュレーション情報を表示します。 |
port-channel channel-number |
ポート チャネル グループの数を表示します。値の範囲は 0 ~ 1023 です。 |
membership |
(任意)指定したポート チャネルのメンバーシップを表示します。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、インターフェイス イーサネット 1/1 のスタートアップ コンフィギュレーションの情報を表示する例を示します。
switch(config)# show startup-config interface ethernet 1/1
!Command: show startup-config interface Ethernet1/1
!Time: Tue Aug 23 09:33:25 2011
!Startup config saved at: Sat Aug 20 04:58:59 2011
関連コマンド
|
|
show interface |
指定されたインターフェイスに関する情報を表示します。 |
show startup-config switch-profile
スイッチ プロファイルのスタートアップ コンフィギュレーションを表示するには、 show startup-config switch-profile コマンドを使用します。
show startup-config switch-profile
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、ピアのスイッチ 1 に設定された s5010 というスイッチ プロファイルのスタートアップ コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch# show startup-config switch-profile
sync-peers destination 192.0.120.3
interface Ethernet101/1/35
switchport trunk native vlan 300
switchport trunk allowed vlan 300-800
関連コマンド
|
|
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを設定します。 |
show running-config switch-profile |
スイッチ プロファイルの実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show startup-config vpc
スタートアップ コンフィギュレーションの Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)の設定情報を表示するには、 show startup-config vpc コマンドを使用します。
show startup-config vpc [ all ]
構文の説明
all |
(任意)すべての vPC のスタートアップ コンフィギュレーション情報を表示します。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、スタートアップ コンフィギュレーションの vPC 情報を表示する例を示します。
switch(config)# show startup-config vpc
!Command: show startup-config vpc
!Time: Tue Aug 23 09:34:50 2011
!Startup config saved at: Tue Aug 23 09:34:46 2011
no graceful consistency-check
関連コマンド
|
|
show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show switch-profile
スイッチに設定されたスイッチ プロファイルを表示するには、 show switch-profile コマンドを使用します。
show switch-profile [ sw-profile-name ]
構文の説明
sw-profile-name |
(任意)スイッチ プロファイルの名前。名前は、大文字と小文字が区別され、最大 64 文字の英数字を使用でき、アンダースコアおよびハイフンを含めることができます。名前にはスペースや特殊文字は使用できません。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、ピアのスイッチ 1 に設定されたスイッチ プロファイルを表示する例を示します。
switch# show switch-profile
----------------------------------------------------------
Profile-name Config-revision
----------------------------------------------------------
表 i-2 に、この出力で表示されるフィールドの説明を示します。
表 i-2 show switch-profile で表示されるフィールドの説明
|
|
Profile-name |
スイッチ プロファイルの名前。 |
Config-revision |
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションのリビジョン。リビジョン番号は、ピア スイッチでコンフィギュレーションを同期するために使用されます。 詳細については、 commit コマンドを参照してください。 |
関連コマンド
|
|
commit |
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションをコミットします。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを設定します。 |
show switch-profile status |
スイッチ プロファイルのステータスを表示します。 |
show switch-profile buffer
スイッチ プロファイル バッファを表示するには、 show switch-profile buffer コマンドを使用します。
show switch-profile [ sw-profile-name ] buffer
構文の説明
sw-profile-name |
(任意)スイッチ プロファイルの名前。名前は、大文字と小文字が区別され、最大 64 文字の英数字を使用でき、アンダースコアおよびハイフンを含めることができます。名前にはスペースや特殊文字は使用できません。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、s5010 というスイッチ プロファイルのバッファを表示する例を示します。
switch# show switch-profile s5010 buffer
----------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------
1.1 switchport mode trunk
2 interface port-channel 102
2.2 switchport mode trunk
表 i-3 に、この出力で表示されるフィールドの説明を示します。
表 i-3 show switch-profile buffer で表示されるフィールドの説明
|
|
Seq-no |
スイッチ プロファイル バッファのコマンドのシーケンス番号または入力順序。 |
Command |
スイッチ プロファイルの設定に使用されるコマンド。 |
関連コマンド
|
|
command(スイッチ プロファイル) |
スイッチ プロファイルにコマンドを追加します。 |
import |
スイッチ プロファイルにコマンドをインポートします。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを設定します。 |
show switch-profile status |
スイッチ プロファイルのステータスを表示します。 |
show switch-profile peer
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション内の宛先ピア スイッチに関する情報を表示するには、 show switch-profile peer コマンドを使用します。
show switch-profile [ sw-profile-name ] peer { ip-address [ details ] | details }
構文の説明
sw-profile-name |
(任意)スイッチ プロファイルの名前。名前は、大文字と小文字が区別され、最大 64 文字の英数字を使用でき、アンダースコアおよびハイフンを含めることができます。名前にはスペースや特殊文字は使用できません。 |
ip-address |
A . B . C . D 形式の宛先ピア スイッチの IPv4 アドレス。 |
details |
(任意)ピア スイッチ プロファイルに関する詳細情報を表示します。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルに追加された、IPv4 アドレス 192.168.120.3 の宛先ピア スイッチに関する情報を表示する例を示します。
switch# show switch-profile s5010 peer 192.168.120.3
Peer-sync-status : Not yet merged. pending-merge:1 received_merge:0
Peer-status : Peer not reachable
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルの IPv4 アドレス 192.168.120.3 の宛先ピアのスイッチに関する正常なコミット情報を表示する例を示します。
switch1# show switch-profile s5010 peer 192.168.120.3
Peer-sync-status : In Sync.
Peer-status : Commit Success
表 i-4 に、この出力で表示されるフィールドの説明を示します。
表 i-4 show switch-profile peer で表示されるフィールドの説明
|
|
Peer-sync-status |
ピア スイッチの同期されたコンフィギュレーションのステータス。次のいずれかとなります。 • In Sync:両方のスイッチのコンフィギュレーションが同期された。 • Not yet merged.pending-merge:1 received_merge:0:ローカル スイッチのコンフィギュレーションがピア スイッチにマージされていない。 |
Peer-status |
コンフィギュレーション同期中のピア スイッチのステータス。到達可能か到達不能か、正常に検証またはコミットされたかどうか。 |
Peer-error(s) |
ピア スイッチへの接続が失敗した理由。 |
関連コマンド
|
|
show switch-profile status |
スイッチ プロファイルのステータスを表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを設定します。 |
sync-peers destination |
コンフィギュレーションを同期するピア スイッチを設定します。 |
show switch-profile session-history
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションのセッション履歴を表示するには、 show switch-profile session-history コマンドを使用します。
show switch-profile [ sw-profile-name ] session-history
構文の説明
sw-profile-name |
(任意)スイッチ プロファイルの名前。名前は、大文字と小文字が区別され、最大 64 文字の英数字を使用でき、アンダースコアおよびハイフンを含めることができます。名前にはスペースや特殊文字は使用できません。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルのセッション履歴を表示する例を示します。
switch# show switch-profile s5010 session-history
Start-time: 959269 usecs after Tue Aug 23 06:02:46 2011
End-time: 961304 usecs after Tue Aug 23 06:02:46 2011
Session-type: Initial-Exchange
Sync-status: Not yet merged. pending-merge:1 received-merge:0
Status: Peer not reachable
Start-time: 794606 usecs after Tue Aug 23 07:06:49 2011
End-time: 796861 usecs after Tue Aug 23 07:06:49 2011
Session-type: Peer-delete
Profile-status: Sync Success
表 i-5 に、この出力で表示されるフィールドの説明を示します。
表 i-5 show switch-profile session-history で表示されるフィールドの説明
|
|
Start-time |
nn usecs after Day-of-week Month Date hh : mm : ss Year という形式で表されたコンフィギュレーション セッションの開始時刻。usecs はマイクロ秒を表します。 例:265561 usecs after Tue Aug 23 06:02:46 2011。 |
End-time |
nn usecs after Day-of-week Month Date hh : mm : ss Year という形式で表されたコンフィギュレーション セッションの終了時刻。usecs はマイクロ秒を表します。 |
Profile-Revision |
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションの変更回数。 |
Session-type |
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションに対して実行された操作(Initial-Exchange、Commit、Peer-Delete など)。 |
Peer-triggered |
ピア到達可能通知の受信ステータス。 |
Profile-status |
コンフィギュレーション同期のステータス。 |
Local information |
ローカル スイッチ プロファイルに関する情報。 |
Status |
ローカル スイッチでのコンフィギュレーション同期操作のステータス。 |
Error(s) |
コンフィギュレーションの同期中にローカル スイッチ側で表示されるエラーの理由。 |
Peer information |
ピア スイッチ プロファイルに関する情報。 |
IP-address |
宛先ピア スイッチの IPv4 アドレス。 |
Pending-merge |
ピア スイッチのコンフィギュレーションとマージするローカル スイッチの最新のコンフィギュレーション リビジョン番号。 |
Received-merge |
ピア スイッチと同期するローカル スイッチから受信したコンフィギュレーション リビジョン。 |
Sync-status |
ピア スイッチの同期されたコンフィギュレーションのステータス。次のいずれかとなります。 • In Sync:ピア スイッチのコンフィギュレーションがローカル スイッチのコンフィギュレーションと同期された。 • Not yet merged.pending-merge:1 received_merge:0:ローカル スイッチのコンフィギュレーションがピア スイッチにマージされていない。 |
Status |
ピア スイッチのステータス(接続状況やコマンドの実行ステータスなど)。 |
Error(s) |
ピア スイッチでのコンフィギュレーションの同期中に表示されるエラーの理由。 |
関連コマンド
|
|
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンを表示します。 |
show switch-profile status |
スイッチ プロファイルのステータスを表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを設定します。 |
show switch-profile status
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションのステータスを表示するには、 show switch-profile コマンドを使用します。
show switch-profile [ sw-profile-name ] status
構文の説明
sw-profile-name |
(任意)スイッチ プロファイルの名前。名前は、大文字と小文字が区別され、最大 64 文字の英数字を使用でき、アンダースコアおよびハイフンを含めることができます。名前にはスペースや特殊文字は使用できません。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルのステータスを表示する例を示します。
switch# show switch-profile s5010 status
Start-time: 794606 usecs after Tue Aug 23 07:06:49 2011
End-time: 796861 usecs after Tue Aug 23 07:06:49 20110
Profile-status: Sync Success
表 i-6 に、この出力で表示されるフィールドの説明を示します。
表 i-6 show switch-profile status で表示されるフィールドの説明
|
|
Start-time |
nn usecs after Day-of-week Month Date hh : mm : ss Year という形式で表されたコンフィギュレーション セッションの開始時刻。usecs はマイクロ秒を表します。 例:265561 usecs after Tue Aug 23 07:06:49 2011。 |
End-time |
nn usecs after Day-of-week Month Date hh : mm : ss Year という形式で表されたコンフィギュレーション セッションの終了時刻。usecs はマイクロ秒を表します。 |
Profile-Revision |
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションの変更回数。 |
Session-type |
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションに対して実行された操作(Commit や Peer-Delete など)。 |
Peer-triggered |
ピア到達可能通知の受信ステータス。 |
Profile-status |
コンフィギュレーション同期のステータス。 |
Local information |
ローカル スイッチ プロファイルに関する情報。 |
Status |
ローカル スイッチでのコンフィギュレーション同期操作のステータス。 |
Error(s) |
コンフィギュレーションの同期中にローカル スイッチ側で表示されるエラーの理由。 |
Peer information |
ピア スイッチ プロファイルに関する情報。 |
IP-address |
宛先ピア スイッチの IPv4 アドレス。 |
Sync-status |
ピア スイッチの同期されたコンフィギュレーションのステータス。 • In Sync:ピア スイッチのコンフィギュレーションがローカル スイッチのコンフィギュレーションと同期された。 • Not yet merged.pending-merge:1 received_merge:0:ローカル スイッチのコンフィギュレーションがピア スイッチにマージされていない。 |
Status |
ピア スイッチでのコンフィギュレーション同期操作のステータス。 |
Error(s) |
ピア スイッチでのコンフィギュレーションの同期中に表示されるエラーの理由。 |
関連コマンド
|
|
show switch-profile |
スイッチ プロファイルおよびコンフィギュレーション リビジョンを表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを設定します。 |
show tech-support port-channel
EtherChannel インターフェイスに関するトラブルシューティング情報を表示するには、 show tech-support port-channel コマンドを使用します。
show tech-support port-channel
構文の説明
このコマンドには、引数およびキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show tech-support port-channel コマンドの出力は非常に長くなります。この出力は、ファイルにリダイレクトすると、効率よく処理できます。
例
次に、EtherChannel インターフェイスに関するシスコ テクニカル サポート情報を表示する例を示します。
switch# show tech-support port-channel
`show port-channel internal event-history all`
Low Priority Pending queue: len(0), max len(1) [Fri May 28 11:07:02 2010]
High Priority Pending queue: len(0), max len(64) [Fri May 28 11:07:02 2010]
pcm_max_channel_in_use : 1
====================================================
====================================================
up_time : 0 usecs after Thu Jan 1 00:00:00 1970
関連コマンド
|
|
port-channel load-balance ethernet |
チャネル グループ バンドル内のインターフェイス間のロードバランシング方式を設定します。 |
show port-channel load-balance |
EtherChannel ロード バランシングに関する情報を表示します。 |
show tech-support vpc
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)に関するトラブルシューティング情報を表示するには、 show tech-support vpc コマンドを使用します。
show tech-support vpc
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、vPC トラブルシューティング情報を表示する例を示します。
switch# show tech-support vpc
Cisco Nexus Operating System (NX-OS) Software
TAC support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 2002-2011, Cisco Systems, Inc. All rights reserved.
The copyrights to certain works contained herein are owned by
other third parties and are used and distributed under license.
Some parts of this software are covered under the GNU Public
License. A copy of the license is available at
http://www.gnu.org/licenses/gpl.html.
kickstart: version 5.0(3)U2(1) [build 5.0(3)U2(0.125)]
system: version 5.0(3)U2(1) [build 5.0(3)U2(0.125)]
power-seq: Module 1: version v4.1
BIOS compile time: 03/08/2011
kickstart image file is: bootflash:///125.k
kickstart compile time: 8/11/2011 16:00:00 [08/11/2011 23:16:27]
system image file is: bootflash:///125.s
system compile time: 8/11/2011 16:00:00 [08/12/2011 00:09:45]
cisco Nexus3064 Chassis ("48x10GE + 16x10G/4x40G Supervisor")
Intel(R) Celeron(R) CPU with 4007288 kB of memory.
Processor Board ID FOC152107X4
関連コマンド
|
|
show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show version
ソフトウェアおよびハードウェアのバージョン情報を表示するには、 show version コマンドを使用します。
show version
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) を実行するスイッチのバージョン情報を表示する例を示します。
Cisco Nexus Operating System (NX-OS) Software
TAC support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 2002-2011, Cisco Systems, Inc. All rights reserved.
The copyrights to certain works contained herein are owned by
other third parties and are used and distributed under license.
Some parts of this software are covered under the GNU Public
License. A copy of the license is available at
http://www.gnu.org/licenses/gpl.html.
kickstart: version 5.0(3)U2(1) [build 5.0(3)U2(0.125)]
system: version 5.0(3)U2(1) [build 5.0(3)U2(0.125)]
power-seq: Module 1: version v4.1
BIOS compile time: 03/08/2011
kickstart image file is: bootflash:///125.k
kickstart compile time: 8/11/2011 16:00:00 [08/11/2011 23:16:27]
system image file is: bootflash:///125.s
system compile time: 8/11/2011 16:00:00 [08/12/2011 00:09:45]
cisco Nexus3064 Chassis ("48x10GE + 16x10G/4x40G Supervisor")
Intel(R) Celeron(R) CPU with 4007288 kB of memory.
Processor Board ID FOC152107X4
Kernel uptime is 3 day(s), 5 hour(s), 7 minute(s), 7 second(s)
Last reset at 331149 usecs after Sat Aug 20 04:40:54 2011
Reason: Reset Requested by CLI command reload
System version: 5.0(3)U2(1)
Core Plugin, Ethernet Plugin
関連コマンド
|
|
show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show vpc
スイッチに設定されている Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)の詳細な情報を表示するには、 show vpc コマンドを使用します。
show vpc [ vpc-number ]
構文の説明
vpc-number |
(任意)vPC 番号。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、vPC 情報を表示する例を示します。
(*) - local vPC is down, forwarding via vPC peer-link
Peer status : peer link not configured
vPC keep-alive status : Disabled
Configuration consistency status: failed
Per-vlan consistency status : failed
Configuration consistency reason: vPC peer-link does not exist
Type-2 consistency status : failed
Type-2 consistency reason : vPC peer-link does not exist
vPC role : none established
Number of vPCs configured : 0
Dual-active excluded VLANs : 200
Graceful Consistency Check : Disabled (due to peer configuration)
次に、特定の vPC 情報を表示する例を示します。
----------------------------------------------------------------------------
id Port Status Consistency Reason Active vlans
------ ----------- ------ ----------- -------------------------- -----------
5 Po10 down failed Consistency Check Not -
関連コマンド
|
|
show vpc brief |
vPC 情報の要約を表示します。 |
vpc |
スイッチに vPC 機能を設定します。 |
show vpc brief
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)に関する要約情報を表示するには、 show vpc brief コマンドを使用します。
show vpc brief [ vpc number ]
構文の説明
vpc number |
(任意)指定した vPC の要約情報を表示します。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show vpc brief コマンドは、vPC ドメイン ID、ピアリンク ステータス、キープアライブ メッセージ ステータス、設定が一致しているかどうか、ピア リンクが形成されたかまたは形成に失敗したかどうかを表示します。
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc コマンドを参照してください。
vPC ドメイン コンフィギュレーション モードでの単一モジュールにおける vPC の実行に対し、トラッキング対象オブジェクトを設定してある場合は、トラック オブジェクトを表示できます。
例
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) を実行するスイッチの vPC に関する要約情報を表示する例を示します。
switch(config)# show vpc brief
(*) - local vPC is down, forwarding via vPC peer-link
Peer status : peer link not configured
vPC keep-alive status : Disabled
Configuration consistency status: failed
Per-vlan consistency status : failed
Configuration consistency reason: vPC peer-link does not exist
Type-2 consistency status : failed
Type-2 consistency reason : vPC peer-link does not exist
vPC role : none established
Number of vPCs configured : 0
Dual-active excluded VLANs : 200
Graceful Consistency Check : Disabled (due to peer configuration)
関連コマンド
|
|
feature vpc |
デバイスで vPC をイネーブルにします。 |
show port channel summary |
ポート チャネルの情報を表示します。 |
vpc |
vPC ドメインとピアを設定します。 |
show vpc consistency-parameters
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)インターフェイス全体で互換性が必要なパラメータの一貫性を表示するには、 show vpc consistency-parameters コマンドを使用します。
show vpc consistency-parameters { global | interface { ethernet slot / port | port-channel channel-number } | vlans | vpc number }
構文の説明
global |
両端の vPC ピア リンクのタイプ 1 グローバル パラメータのコンフィギュレーションをすべて表示します。 |
interface |
vPC ピア リンクの両側でイーサネットまたは EtherChannel インターフェイスの設定を表示します。 |
ethernet slot/port |
イーサネット インターフェイスのすべてのタイプ 1 パラメータの設定を表示します。スロット番号は 1 ~ 255、ポート番号は 1 ~ 128 です。 |
port-channel channel-number |
EtherChannel インターフェイスのすべてのタイプ 1 パラメータの設定を表示します。チャネル番号は 1~4096 です。 |
vlans |
指定 vPC の vPC ピア リンクの両端ですべての VLAN の設定を、互換性のない VLAN を含めて表示します。 |
vpc number |
(任意)指定 vPC の vPC ピア リンク両端のタイプ 1 インターフェイス パラメータの設定をすべて表示します。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show vpc consistency-parameters コマンドは、両端の vPC ピア リンクの vPC タイプ 1 パラメータのコンフィギュレーションをすべて表示します。
(注) すべてのタイプ 1 コンフィギュレーションは、vPC ピア リンクの両端で同じである必要があります。同じでないと、リンクが確立されません。
vPC タイプ 1 コンフィギュレーション パラメータは次のとおりです。
• ポート チャネル モード:on、off、active
• チャネルごとのリンク速度
• チャネルごとのデュプレックス モード
• チャネルごとのトランク モード
– ネイティブ VLAN
– トランク上の許可 VLAN
– ネイティブ VLAN トラフィックのタギング
• スパニング ツリー プロトコル(STP)モード
• 多重スパニング ツリーの STP 領域コンフィギュレーション
• イネーブルまたはディセーブル状態(VLAN ごとに同一)
• STP グローバル設定
– Bridge Assurance 設定
– ポート タイプ設定:すべての vPC ピア リンク ポートをネットワーク ポートとして設定することを推奨します。
– ループ ガード設定
• STP インターフェイス設定:
– ポート タイプ設定
– Loop Guard
– ルート ガード
• Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)
• 許可 VLAN ビット設定
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc を参照してください。
例
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) を実行するスイッチの vPC グローバル 一貫性パラメータを表示する例を示します。
switch# show vpc consistency-parameters global
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) を実行するスイッチの指定ポート チャネルの vPC 一貫性パラメータを表示する例を示します。
switch# show vpc consistency-parameters interface port-channel 10
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) を実行するスイッチの指定 vPC の vPC 一貫性パラメータを表示する例を示します。
switch# show vpc consistency-parameters vpc 5
次に、Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) を実行するスイッチ上の VLAN の vPC 一貫性パラメータを表示する例を示します。
switch# show vpc consistency-parameters vlans
関連コマンド
|
|
show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show port channel summary |
ポート チャネルの情報を表示します。 |
vpc |
vPC ドメインとピアを設定します。 |
show vpc orphan-ports
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)の一部ではないが、共通の VLAN を持っているポートを表示するには、 show vpc orphan-ports コマンドを使用します。
show vpc orphan-ports
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show vpc orphan-ports コマンドは、vPC の一部ではないが、vPC の一部であるポートと同じ VLAN を共有しているポートを表示します。
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc コマンドを参照してください。
例
次に、vPC の孤立ポートを表示する例を示します。
switch(config)# show vpc orphan-ports
関連コマンド
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|
feature vpc |
デバイスで vPC をイネーブルにします。 |
vpc orphan-port suspend |
非 vPC ポートを一時停止します。 |
show vpc brief |
vPC に関する要約情報を表示します。 |
show vpc peer-keepalive
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)のピア キープアライブ メッセージの宛先 IP とメッセージのステータスを表示するには、 show vpc peer-keepalive コマンドを使用します。
show vpc peer-keepalive
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show vpc peer-keepalive コマンドは、vPC のピア キープアライブ メッセージの宛先 IP を表示します。また、このコマンドは送受信ステータスと、ピアからの最終の更新を秒単位およびミリ秒単位で表示します。
(注) vPC ピア キープアライブ メッセージを送受信するために、ピア デバイスに個別の VRF を作成することを推奨します。ピア リンク自体を使用して vPC ピアキープアライブ メッセージを送信しないでください。
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc コマンドを参照してください。
例
次に、ピアキープアライブ メッセージの情報を表示する例を示します。
switch# show vpc peer-keepalive
vPC keep-alive status : Disabled
--Receive status : Failed
--Last update from peer : (-n-a-) seconds, (-n-a-) msec
vPC Keep-alive parameters
--Keepalive interval : 1000 msec
--Keepalive timeout : 5 seconds
--Keepalive hold timeout : 3 seconds
--Keepalive vrf : management
--Keepalive udp port : 3200
関連コマンド
|
|
show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show vpc role
ピア デバイスの Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)ロールに関する情報を表示するには、 show vpc role コマンドを使用します。
show vpc role
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show vpc role コマンドは、vPC ステータスに関する次の情報を表示します。
• ピアの隣接状態
• vPC ロール
• vPC MAC アドレス
• vPC システム プライオリティ
• 作業対象のデバイスの MAC アドレス
• 作業対象のデバイスのシステム プライオリティ
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc コマンドを参照してください。
例
次に、作業対象のデバイスの vPC ロール情報を表示する例を示します。
----------------------------------------------------
vPC role : none established
Dual Active Detection Status : 0
vPC system-mac : 00:00:00:00:00:00
vPC system-priority : 32667
vPC local system-mac : 00:05:73:ff:5b:01
vPC local role-priority : 0
関連コマンド
|
|
role |
vPC デバイスにプライマリまたはセカンダリのロールを割り当てます。 |
show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show port channel summary |
ポート チャネルの情報を表示します。 |
show vpc statistics
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)の統計情報を表示するには、 show vpc statistics コマンドを使用します。
show vpc statistics { peer-keepalive | peer-link | vpc number }
構文の説明
peer-keepalive |
ピアキープアライブ メッセージに関する統計情報を表示します。 |
peer-link |
ピア リンクに関する統計情報を表示します。 |
vpc number |
指定した vPC に関する統計情報を表示します。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
peer-link パラメータは、vPC ピアリンク ポート チャネルの show interface port-channel channel number コマンドと同じ情報を表示します。
vpc number パラメータは、指定した vPC ポート チャネルの show interface port-channel channel number コマンドと同じ情報を表示します。
vPC 機能がイネーブルになっていないと、このコマンドは使用できません。vPC をイネーブルにするための情報は、 feature vpc コマンドを参照してください。
例
次に、ピアキープアライブ メッセージに関する統計情報を表示する例を示します。
switch# show vpc statistics peer-keepalive
vPC keep-alive status : Suspended (Destination IP not reachable)
vPC keep-alive statistics
----------------------------------------------------
peer-keepalive tx count: 469
peer-keepalive rx count: 0
average interval for peer rx: 0
Count of peer timeouts: 0
次に、特定の vPC の統計情報を表示する例を示します。
switch# show vpc statistics vpc 5
関連コマンド
|
|
show vpc brief |
vPC の情報を表示します。この機能がイネーブルになっていない状態でこのコマンドを入力すると、システムはエラーを表示します。 |
show port channel summary |
ポート チャネルの情報を表示します。 |
shutdown
イーサネット インターフェイスまたは Ethernet ポートチャネル インターフェイスでローカル トラフィックをシャットダウンするには、 shutdown コマンドを使用します。インターフェイスをデフォルトの動作ステートに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
shutdown
no shutdown
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
サブインターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、次のインターフェイスで使用できます。
• レイヤ 2 インターフェイス
• レイヤ 3 インターフェイス
(注) インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスとして設定するには、no switchport コマンドを使用します。
• レイヤ 3 サブインターフェイス
このコマンドにはライセンスは必要ありませんが、レイヤ 3 インターフェイスをイネーブルに設定する場合は、LAN Base Services ライセンスをインストールする必要があります。
例
次に、レイヤ 2 インターフェイスをシャットダウン(ディセーブル)する例を示します。
switch(config)#
interface ethernet 1/10
switch(
config-if)#
shutdown
次に、レイヤ 3 イーサネット サブインターフェイスをシャットダウンする例を示します。
switch(config)#
interface ethernet 1/5.1
switch(
config-subif)#
shutdown
関連コマンド
|
|
no switchport |
インターフェイスをレイヤ 3 ルーテッド インターフェイスに変換します。 |
show interface ethernet |
イーサネット インターフェイス コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show interface port-channel |
指定の EtherChannel インターフェイスのトラフィックに関する情報を表示します。 |
speed(イーサネット)
イーサネット インターフェイスに送受信速度設定をするには、 speed コマンドを使用します。デフォルトの速度にリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
speed {10 | 100 | 1000 | 10000 | auto }
no speed
構文の説明
10 |
インターフェイス速度を 10 Mbps に設定します。 |
100 |
インターフェイス速度を 100 Mbps に設定します。 |
1000 |
インターフェイス速度を 1 Gbps に設定します。 |
10000 |
インターフェイス速度を 10 Gbps に設定します。これがデフォルト速度です。 |
auto |
インターフェイス速度を自動的に設定します。 |
コマンド デフォルト
デフォルト速度は 10000(10 ギガビット)です。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U3(1) |
10、100、および auto キーワードが追加されました。 |
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
デフォルトのインターフェイス速度は 10 ギガビットです。これらのポートを 1 ギガビット イーサネットに設定するには、1 ギガビット イーサネット SFP トランシーバを該当するポートに挿入してから、その速度を speed コマンドで設定します。
(注) インターフェイスとトランシーバの速度が一致しない場合、show interface ethernet slot/port コマンドを入力すると、SFP 検証失敗メッセージが表示されます。たとえば、speed 1000 コマンドを設定しないで 1 ギガビット SFP トランシーバをポートに挿入すると、このエラーが発生します。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、1 ギガビット イーサネット ポートの速度を設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 2/1
switch(config-if)# speed 1000
関連コマンド
|
|
show interface |
インターフェイス コンフィギュレーション情報を表示します。 |
switch-profile
スイッチ プロファイルを作成または設定するには、 switch-profile コマンドを使用します。スイッチ プロファイルを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
switch-profile sw-profile-name
no switch-profile sw-profile-name { all-config | local-config }
構文の説明
sw-profile-name |
スイッチ プロファイルの名前。名前は、大文字と小文字が区別され、最大 64 文字の英数字を使用でき、アンダースコアおよびハイフンを含めることができます。名前にはスペースや特殊文字は使用できません。 |
all-config |
スイッチ プロファイルをすべてのローカルおよびピア コンフィギュレーションとともに削除することを指定します。 |
local-config |
スイッチ プロファイルとすべてのローカル コンフィギュレーションを削除することを指定します。 |
コマンド モード
コンフィギュレーション同期モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
各ピア スイッチにスイッチ プロファイルを作成するには、このコマンドを使用します。Cisco Fabric Service(CFS)ピア コンフィギュレーションの両方のスイッチに同じプロファイル名を使用する必要があります。
(注) Cisco NX-OS の本リリースでは、スイッチのペアのみをピアとして設定できます。
各ピア スイッチにアクティブなスイッチ プロファイルを 1 つだけ設定できます。2 つ目のスイッチ プロファイルを作成または設定すると、次のメッセージが表示されます。
Error: Another switch profile already exists. Cannot configure more than one switch-profile.
スイッチ上でローカルに作成されたコンフィギュレーションは、ピア スイッチ間の接続が確立され、ローカル スイッチでコンフィギュレーションが検証およびコミットされて初めてピア スイッチで同期され、使用可能になります。
インターフェイス コンフィギュレーション、Quality of Service(QoS)、および仮想ポート チャネル(vPC)コマンドを含むようにスイッチ プロファイルを設定できます。FCoE コマンドはスイッチ プロファイルではサポートされません。
スイッチ プロファイルを削除するときには、ローカル スイッチ プロファイルをスイッチ上のローカル コンフィギュレーションとともに削除するか、スイッチ プロファイルをピアのローカル コンフィギュレーションおよびコンフィギュレーション情報とともに削除するかを選択できます。ピアは到達不能になります。
例
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルを作成する例を示します。
ピア A
switch# configure terminal
switch(config)# cfs ipv4 distribute
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
次に、ピアのスイッチ 2 の s5010 というスイッチ プロファイルを作成する例を示します。
ピア B
switch# configure terminal
switch(config)# cfs ipv4 distribute
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルとそのローカル コンフィギュレーションを削除する例を示します。
ピア A
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# no switch-profile s5010 local-config
関連コマンド
|
|
config sync |
コンフィギュレーション同期モードを開始します。 |
show switch-profile |
スイッチ上に作成されたスイッチ プロファイルとそのコンフィギュレーション リビジョンを表示します。 |
sync-peers destination |
コンフィギュレーションを同期するピア スイッチを設定します。 |
switchport block
不明のマルチキャストまたはユニキャスト パケットが転送されないようにするには、 switchport block コマンドを使用します。不明のマルチキャストまたはユニキャスト パケットの転送を許可するには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchport block { multicast | unicast }
no switchport block { multicast | unicast }
構文の説明
multicast |
不明のマルチキャスト トラフィックがブロックされるように指定します。 |
unicast |
不明のユニキャスト トラフィックがブロックされるように指定します。 |
コマンド デフォルト
未知のマルチキャストおよびユニキャスト トラフィックはブロックされません。未知の MAC アドレスを持ったすべてのトラフィックがすべてのポートに送信されます。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
スイッチ ポート上の不明なマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックをブロックできます。
不明なマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックのブロックは、スイッチ ポート上で自動的にイネーブルにはなりません。明示的に設定する必要があります。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、インターフェイス上で不明なマルチキャスト トラフィックをブロックする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# switchport block multicast
関連コマンド
|
|
show interface switchport |
指定のインターフェイスまたはすべてのインターフェイスのスイッチ ポート情報を表示します。 |
switchport host
インターフェイスをアクセス ホスト ポートに設定するには、 switchport host コマンドを使用します。ホスト ポートを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchport host
no switchport host
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
適切なインターフェイスを設定していることを確認します。エンド ステーションに接続されているインターフェイスを設定する必要があります。
アクセス ホスト ポートは、エッジ ポートと同じように STP を処理して、ブロッキング ステートおよびラーニング ステートを経由せずに、フォワーディング ステートに直接移行します。インターフェイスをアクセス ホスト ポートとして設定すると、そのインターフェイス上で EtherChannel 動作がディセーブルになります。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、EtherChannel がディセーブルにされたイーサネット アクセス ホスト ポートとしてインターフェイスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 2/1
switch(config-if)# switchport host
関連コマンド
|
|
show interface brief |
インターフェイス設定情報のサマリーを表示します。 |
show interface switchport |
スイッチ ポートとして設定されているすべてのインターフェイスに関する情報を表示します。 |
switchport mode
非トランキングタグなし単一 VLAN イーサネット インターフェイスとしてインターフェイスを設定するには、 switchport mode コマンドを使用します。設定を削除してデフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
switchport mode { access | trunk }
no switchport mode { access | trunk }
構文の説明
access |
インターフェイスがアクセス モードになるように指定します。 |
trunk |
インターフェイスがトランク モードになるように指定します。 |
コマンド デフォルト
アクセス ポートは VLAN 1 のトラフィックを送受信します。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
アクセス ポートは、1 つの VLAN のトラフィックだけを伝送できます。アクセス ポートは、デフォルトで、VLAN 1 のトラフィックを送受信します。異なる VLAN のトラフィックを送受信するようアクセス ポートを設定するには、 switchport access vlan コマンドを使用します。
VLAN をアクセス VLAN として指定するには、その VLAN が存在しなければなりません。システムは、存在しないアクセス VLAN に割り当てられたアクセス ポートをシャット ダウンします。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、指定された VLAN のみのトラフィックを送受信するイーサネット アクセス ポートとしてインターフェイスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 2/1
switch(config-if)# switchport mode access
switch(config-if)# switchport access vlan 5
関連コマンド
|
|
show interface ethernet |
指定されたイーサネット インターフェイスに関する情報を表示します。 |
show interface switchport |
スイッチ ポートとして設定されているすべてのインターフェイスに関する情報を表示します。 |
switchport access vlan |
インターフェイスがアクセス モードの場合にアクセス VLAN を設定します。 |
sync-peers destination
スイッチ プロファイルにピア スイッチを追加するには、 sync-peers destination コマンドを使用します。スイッチ プロファイルからピアを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
sync-peers destination ipv4-address
no sync-peers destination ipv4-address
構文の説明
destination |
ピア スイッチの宛先 IPv4 アドレスを指定します。 |
ipv4-address |
A . B . C . D 形式のピア スイッチの宛先 IPv4 アドレス。 |
コマンド モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、同期の対象とするピア スイッチを追加するために使用します。ピア スイッチの IPv4 アドレスが必要です。 config sync コマンドを使用して、ピア スイッチでコンフィギュレーション同期がイネーブルになっていることを確認できます。
スイッチ プロファイルにピアを追加した後で、スイッチ プロファイルにコマンドを追加できます。
ピアは、ローカル コンフィギュレーションのコンフィギュレーション リビジョンおよびリビジョンを保持します。ネットワークの停止後、ピア スイッチ間の接続が確立され、ピアが到達可能になると、各ピアはスイッチのコンフィギュレーションを他のピアと同期する必要があるかどうかを確認します。変更されたコンフィギュレーションがピア間で同期されます。
スイッチ プロファイルからピアを削除すると、ピアに関するすべてのコンフィギュレーション情報がローカル スイッチから削除されます。
例
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルに IPv4 アドレスが 192.168.1.37 のピア スイッチを追加する例を示します。
ピア A
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# sync-peers destination 192.168.1.37
次に、ピアのスイッチ 2 の s5010 というスイッチ プロファイルに IPv4 アドレスが 192.168.120.3 のピア スイッチを追加する例を示します。
ピア B
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# sync-peers destination 192.168.120.3
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルから IPv4 アドレスが 192.168.1.37 のピアを削除する例を示します。
ピア A
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
switch(config-sync-sp)# no sync-peers destination 192.168.1.37
関連コマンド
|
|
command |
スイッチ プロファイルにおいてコマンドを追加、変更、または削除します。 |
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
import |
実行コンフィギュレーションからスイッチ プロファイルにコマンドをインポートします。 |
show switch-profile |
スイッチ上に作成されたスイッチ プロファイルとそのコンフィギュレーション リビジョンを表示します。 |
show switch-profile status |
スイッチ プロファイルのステータスを表示します。 |
switch-profile |
スイッチ プロファイルを設定します。 |
system-mac
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)ドメインの MAC アドレスを手動で設定するには、 system-mac コマンドを使用します。vPC システムのデフォルトの MAC アドレスを復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
system-mac mac_address
no system-mac
構文の説明
mac_address |
指定した vPC ドメインに設定する aaaa.bbbb.cccc 形式の MAC アドレス。 |
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
|
5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
vPC ドメインを作成するとき、Cisco NX-OS ソフトウェアは自動的に vPC システムの MAC アドレスを作成します。これは、Link Aggregation Control Protocol(LACP)などのリンクスコープ内の操作にだけ使用されます。ただし、vPC ドメインの MAC アドレスを手動で設定すように選択することもできます。
例
次に、vPC ドメインの MAC アドレスを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 5
switch(config-vpc-domain)# system-mac 23fb.4ab5.4c4e
switch(config-vpc-domain)#
次に、vPC ドメインの MAC アドレスの設定を削除する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 5
switch(config-vpc-domain)# no system-mac 23fb.4ab5.4c4e
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show vpc peer-keepalive |
ピアキープアライブ リンクのステータスを表示します。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc role |
vPC システム プライオリティを表示します。 |
show vpc statistics |
キープアライブ メッセージのコンフィギュレーションに関する情報を表示します。 |
system-priority
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)ドメインのシステム プライオリティを手動で設定するには、 system-priority コマンドを使用します。デフォルトのシステム プライオリティを復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
system-priority priority_value
no system-priority priority_value
構文の説明
priority_value |
指定した vPC ドメインに設定するシステム プライオリティ。有効な範囲は 1 ~ 65535 で、デフォルト値は 32667 です。 |
コマンド デフォルト
システム プライオリティのデフォルトは 32667 です。
コマンド モード
vPC ドメイン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Link Aggregation Control Protocol(LACP)を実行しているときには、vPC ピア デバイスが LACP 上で必ずプライマリ デバイスになるように、vPC システム プライオリティを手動で設定することを推奨します。システム プライオリティを手動で設定する場合には、必ず同じプライオリティ値を両方の vPC ピア デバイスに設定します。これらの値が一致しないと、vPC は起動しません。
例
次に、vPC ドメインのシステム プライオリティを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 5
switch(config-vpc-domain)# system-priority 3000
switch(config-vpc-domain)#
次に、vPC ドメインのシステム プライオリティ設定を削除する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 5
switch(config-vpc-domain)# no system-priority 3000
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc role |
vPC システム プライオリティを表示します。 |
udld(コンフィギュレーション モード)
スイッチ上で Unidirectional Link Detection(UDLD; 単方向リンク検出)プロトコルを設定するには、 udld コマンドを使用します。UDLD をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
udld { aggressive | message-time timer-time | reset }
no udld { aggressive | message-time | reset }
構文の説明
aggressive |
スイッチ上でアグレッシブ モードで UDLD をイネーブルにします。 |
message-time timer-time |
アドバタイズ モードにあり、現在は双方向と判別されたポートにおける UDLD プローブ メッセージ間の時間間隔を設定します。有効な範囲は 7 ~ 90 秒です。デフォルトは 15 秒です。 |
reset |
UDLD によりシャットダウンされたすべてのポートをリセットし、トラフィックの転送を再び許可します。スパニング ツリーなどのその他の機能は、イネーブルになっている場合は通常どおり動作します。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
UDLD アグレッシブ モードはデフォルトではディセーブルに設定されています。UDLD アグレッシブ モードは、UDLD アグレッシブ モードをサポートするネットワーク デバイスの間のポイントツーポイントのリンク上に限って設定できます。UDLD アグレッシブ モードがイネーブルになっている場合、UDLD ネイバー関係が確立されている双方向リンク上のポートが UDLD フレームを受信しなくなったとき、UDLD はネイバーとの接続の再確立を試行します。この試行に 8 回失敗すると、ポートはディセーブルになります。
スパニング ツリー ループを回避するために、デフォルトの 15 秒間隔を使用するノーマル UDLD により、(デフォルトのスパニング ツリー パラメータを使用している場合)ブロッキング ポートがフォワーディング ステートに移行する前に、すみやかに単方向リンクをシャットダウンできます。
UDLD アグレッシブ モードをイネーブルにすると、次のようなことが発生します。
• リンクの一方にポート スタックが生じる(送受信どちらも)
• リンクの一方がダウンしているにもかかわらず、リンクのもう一方がアップしたままになる
このような場合、UDLD アグレッシブ モードでは、リンクのポートの 1 つがディセーブルになり、トラフィックが廃棄されるのを防止します。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次に、スイッチのアグレッシブ UDLD モードをイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# udld aggressive
次に、UDLD によってシャットダウンされたすべてのポートをリセットする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# udld reset
関連コマンド
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show udld |
管理上および運用上の UDLD ステータスを表示します。 |
udld(イーサネット)
イーサネット インターフェイスで Unidirectional Link Detection(UDLD; 単方向リンク検出)プロトコルをイネーブルにして設定するには、 udld コマンドを使用します。UDLD をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
udld { aggressive | disable | enable }
no udld { aggressive | disable | enable }
構文の説明
aggressive |
インターフェイス上でアグレッシブ モードで UDLD をイネーブルにします。 |
disable |
インターフェイス上で UDLD をディセーブルにします。 |
enable |
インターフェイス上でノーマル モードで UDLD をイネーブルにします。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
|
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5.0(3)U1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
イーサネット インターフェイスでは、UDLD をノーマルまたはアグレッシブ モードに設定できます。インターフェイスで UDLD モードをイネーブルにする前に、スイッチ上で UDLD がイネーブルになっていることを確認する必要があります。UDLD は他方のリンク先のインターフェイスおよびそのデバイスでもイネーブルになっている必要があります。
リンクで UDLD ノーマル モードを使用するには、片方のポートをノーマル モードに設定し、もう一方のポートをノーマル モードまたはアグレッシブ モードに設定する必要があります。UDLD アグレッシブ モードを使用するには、リンクの両端をアグレッシブ モードに設定する必要があります。
このコマンドには、ライセンスは必要ありません。
例
次の例は、イーサネット ポートのノーマル UDLD モードをイネーブルにする方法を示しています。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# udld enable
次の例は、イーサネット ポートのアグレッシブ UDLD モードをイネーブルにする方法を示しています。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# udld aggressive
次の例は、イーサネット ポートの UDLD をディセーブルにする例を示しています。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/1
switch(config-if)# udld disable
関連コマンド
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|
show udld |
管理上および運用上の UDLD ステータスを表示します。 |
verify
スイッチ プロファイルのバッファリングされたコンフィギュレーションを検証するには、 verify コマンドを使用します。
verify
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
verify コマンドを使用すると、ローカル スイッチとピア スイッチでコンフィギュレーション内のコマンドに対する相互排除チェックが行われた後、ピア スイッチ側のマージ チェックにより、スイッチ プロファイル コンフィギュレーションが両方のスイッチで一致していることが確認されます。
(注) 一度に 1 つのピアだけが検証を開始できます。
マージ チェックは、スイッチが新しいコンフィギュレーションを受け取るたびにピア スイッチで実行されます。マージ チェックによって、受信したコンフィギュレーションが受信側スイッチ上の既存のスイッチ プロファイル コンフィギュレーションと競合しないことが確認されます。マージ チェックは、マージまたはコミット プロセスで実行されます。マージが失敗した場合はエラーが報告され、手動で修正する必要があります。
あるスイッチ プロファイルに含まれるコマンドをそのスイッチ プロファイルの外部やピア スイッチで設定することはできません。スイッチ プロファイルの新しいコンフィギュレーションがそのスイッチ プロファイルの外部または別のスイッチ プロファイル内のコンフィギュレーションと競合していないことを確認します。このプロセスを相互排除チェックと呼びます。
相互排除チェックには、次の例外があります。
• インターフェイス コンフィギュレーション:インターフェイス コンフィギュレーションは、スイッチ プロファイルの内部と外部の両方に存在できるため、相互排除チェックの対象外となります。たとえば、インターフェイス イーサネット 1/1 は、スイッチ プロファイルの内部および外部に存在できます。
• ポートのシャットダウン:操作上およびデバッグ上の理由から、1 つのスイッチでのみポート シャットダウンできます。 shutdown コマンドおよび no shutdown コマンドは、相互排除チェックの対象外です。
• Port Channel コマンド:最初のメンバ インターフェイスをポート チャネルに追加すると、そのポート チャネルはメンバ インターフェイスのコンフィギュレーションを継承します。相互排除チェックの対象外となります。
• ポート プロファイル:ポート プロファイルは、 inherit コマンドを使用してインターフェイスに適用されます。inherit コマンドにより、一度に複数のコンフィギュレーションをインターフェイスに適用できます。これらのコマンドは、インターフェイス上で上書きできます。
• スイッチポート トランクの許可 VLAN: switchport trunk allowed vlan add コマンドと switchport trunk allowed vlan remove コマンドは、コマンドを置き換えるのではなく変更します。これらのコマンドは、相互排除チェックの対象外です。
コンフィギュレーションの検証が失敗すると、次のエラー メッセージが表示されます。
相互チェックまたはマージが失敗した理由やピア スイッチのステータスを表示するには、 show switch-profile status コマンドまたは show switch-profile peer コマンドを使用します。
例
次に、ピアのスイッチ 1 の s5010 というスイッチ プロファイルのコンフィギュレーションを検証する例を示します。
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config-sync)# switch-profile s5010
Switch-Profile started, Profile ID is 1
switch(config-sync-sp)# interface ethernet 1/1
switch(config-sync-sp-if)# switchport mode trunk
switch(config-sync-sp-if)# speed 1000
switch(config-sync-sp-if)# exit
switch(config-sync-sp)# verify
関連コマンド
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commit |
スイッチ プロファイル コンフィギュレーションをコミットします。 |
copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show switch-profile peer |
ピア スイッチに関する情報を表示します。 |
show switch-profile status |
スイッチ プロファイルのステータスに関する情報を表示します。 |
show running-config switch-profile |
スイッチ プロファイルの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
vpc
他のポート チャネルを Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)に移動して、ダウンストリーム デバイスに接続するには、 vpc コマンドを使用します。vPC からポート チャネルを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vpc number
no vpc number
構文の説明
number |
ダウンストリーム デバイスに接続するポート チャネル番号。有効な範囲は 1 ~ 4096 です。 (注) vPC ピア デバイスからダウンストリーム デバイスに接続するためにポート チャネルに割り当てる vPC 番号は、両方の vPC ピア デバイスで同じである必要があります。 |
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ポート チャネルには、デバイスの任意のモジュールを使用できます。
(注) 冗長性を確保するために、vPC ドメイン ダウンストリーム ポート チャネルを 2 つのデバイスに接続することを推奨します。
ダウンストリーム デバイスに接続するには、ダウンストリーム デバイスからプライマリ vPC ピア デバイスへのポート チャネルを作成し、ダウンストリーム デバイスからセカンダリ デバイスへの別のポート チャネルを作成します。最後に、各 vPC ピア デバイスで作業し、ダウンストリーム デバイスに接続するポート チャネルに vPC 番号を割り当てます。vPC の作成時にトラフィックが中断されることはほとんどありません。
(注) ポート チャネル番号と vPC 番号を別の番号にすることはできますが、vPC 番号は両方の Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチで同じである必要があります。
例
次に、ダウンストリーム デバイスに接続するために、選択されたポート チャネルを vPC に設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface port-channel 20
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc brief |
vPC ピア リンクに関する情報など、各 vPC の情報を表示します。 |
show vpc consistency-parameters |
すべての vPC インターフェイス全体で一貫している必要があるパラメータのステータスを表示します。 |
vpc domain
Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)ドメインを作成して、ドメイン ID を割り当てるには、 vpc domain コマンドを使用します。デフォルトの vPC 設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
vpc domain domain_id
no vpc domain domain_id
構文の説明
domain_id |
vPC ドメイン ID。指定できる範囲は 1 ~ 1000 です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
vPC ドメインを作成して、スイッチで vPC を設定する前に、 feature vpc コマンドを使用して、vPC 機能をイネーブルにする必要があります。
vPC ドメインには、両方の vPC ピア デバイス、vPC ピア キープアライブ リンク、vPC ピア リンク、ダウンストリーム デバイスに接続されている vPC ドメイン内のすべてのポート チャネルが含まれます。各デバイスに設定できる vPC ドメイン ID は、1 つだけです。
vPC ドメイン ID を設定するときには、隣接する、ダブルサイド vPC を構成する可能性のある vPC 対応デバイスで使用されている ID とは異なる ID を必ず使用してください。システム ID はスイッチの MAC アドレス ID から取得されるため、この一意の ID が必要となります。vPC では、この MAC アドレスはドメイン ID から取得されます。その結果、ピアツーピアの vPC コンフィギュレーションでは、隣接するスイッチが同じドメイン ID を使用している場合、LACP ネゴシエーションでシステム ID の競合が発生し、LACP ネゴシエーションが成功しないことがあります。
vPC ドメインでは、 peer-config-check-bypass コマンドを使用して、タイプ チェックを無視するようにプライマリ vPC デバイスを必ず設定してください。
例
次に、vPC ドメインを作成する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 5
switch(config-vpc-domain)#
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
feature vpc |
スイッチで vPC をイネーブルまたはディセーブルにします。 |
peer-config-check-bypass |
MCT がダウンしているときに、プライマリでのタイプ チェックを無視します。 |
peer-keepalive |
vPC ピア キープアライブ リンクを設定します。 |
reload restore |
指定された時間の経過後に vPC ピア リンクを復元します。 |
role priority |
vPC デバイスのロール プライオリティを設定します。 |
show vpc brief |
各 vPC ドメインに関する要約情報を表示します。 |
vpc peer-link
指定した vPC ドメインのピア リンクとして設定するポート チャネルを各デバイス上で指定して、Virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)ピア リンクを作成するには、 vpc peer-link コマンドを使用します。ピア リンクを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vpc peer-link
no vpc peer-link
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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5.0(3)U2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
冗長性を確保するため、トランク モードで vPC ピア リンクとして指定したレイヤ 2 ポート チャネルを設定し、各 vPC ピア デバイス上の個別のモジュールで 2 つのポートを使用することを推奨します。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチは 64 個のハードウェア ポート チャネルをサポートしています。ハードウェアでサポートされているポート チャネルの合計数を表示するには、 show port-channel capacity コマンドを使用します。
例
次に、このデバイスで vPC ピア リンクとして使用するポート チャネルを選択し、選択したポート チャネルを vPC ピア リンクとして設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface port-channel 20
switch(config-if)# vpc peer-link
次に、vPC ピア リンクを削除する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface port-channel 20
switch(config-if)# no vpc peer-link
関連コマンド
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copy running-config startup-config |
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
reload restore |
指定された時間の経過後に vPC ピア リンクを復元します。 |
show port-channel capacity |
デバイスで設定されているポート チャネルの数と、未使用のポート チャネルの数を報告します。 |
show running-config vpc |
vPC の実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show vpc brief |
vPC に関する要約情報を表示します。 |
show vpc brief |
vPC ピア リンクに関する情報など、各 vPC の情報を表示します。 |
show vpc peer-keepalive |
ピアキープアライブ メッセージの情報を表示します。 |