この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章は、次の項で構成されています。
Small Form-Factor Pluggable Plus(SFP+) または SFP トランシーバを使用して、I/O モジュール上のポートを他のスイッチまたはファブリック エクステンダ(FEX)を含む他のネットワーク デバイスと接続することができます。 SFP+ トランシーバには、FEX と I/O モジュールを接続するためのファブリック エクステンダ トランシーバ(FET)が含まれます。
銅ケーブルで使用する トランシーバはすでにケーブルと組み込まれています。 光ファイバ ケーブルで使用するトランシーバはケーブルとは分離されています。 光ファイバ ケーブルおよびそのトランシーバの破損を防止するため、トランシーバを I/O モジュールにインストールする場合にトランシーバの光ファイバ ケーブルを接続解除しておくことを推奨します。 光ファイバ ケーブルのトランシーバを削除する前に、トランシーバからケーブルを除いてください。
トランシーバおよび光ケーブルの有効性と寿命を最大化するには、以下の手順に従ってください。
スイッチをネットワーク管理接続するか、スイッチをネットワークに接続する前に、コンソール端末でローカルの管理接続を確立して、スイッチの IP アドレスを設定する必要があります。 コンソールを使用し、次の機能を実行することもできます。それぞれの機能は、その接続を完了したあとで管理インターフェイスによって実行できます。
非同期伝送が可能なスーパーバイザ モジュールおよびコンソール デバイス上の非同期シリアル ポート間でこのローカル管理接続を確立します。 通常、コンソール デバイスとしてコンピュータ端末を使用できます。 スーパーバイザ モジュールでは、次の非同期シリアル ポートのうちいずれかを使用します。
![]() (注) |
コンソール ポートをコンピュータ端末に接続する前に、コンピュータ端末で VT100 端末エミュレーションがサポートされていることを確認してください。 端末エミュレーション ソフトウェアにより、セットアップ中および設定中にスイッチとコンピュータ間の通信が可能になります。 |
スイッチの初期設定を作成する準備ができました(初期スイッチ設定を参照)。
スーパーバイザ管理ポート(MGMT ETH)によってアウトオブバンド管理が提供されるので、コマンドライン インターフェイス(CLI)または Cisco Data Center Network Manager(DCNM)インターフェイスを使用して、IP アドレスでスイッチを管理できます。 このポートでは、RJ-45 インターフェイスで 10/100/1000 イーサネット接続が使用されます。
![]() (注) |
デュアル スーパーバイザ スイッチでは、両方のスーパーバイザ モジュール上の管理インターフェイスをネットワークに接続することでアクティブなスーパーバイザ モジュールをネットワークに常に接続された状態に保つことができます(つまり、このタスクを各スーパーバイザ モジュールに対して実行できます)。 このようにすることで、どのスーパーバイザ モジュールがアクティブであっても、ネットワークから実行され、アクセス可能な管理インターフェイスをスイッチで自動的に使用できるようになります。 |
![]() 注意 |
IP アドレスの重複を防ぐために、初期設定が完了するまでは、MGMT 10/100/1000 イーサネット ポートを接続しないでください。 詳細については、初期スイッチ設定を参照してください。 |
スイッチの初期設定を完了しておく必要があります(初期スイッチ設定を参照)。
ステップ 1 | モジュラ型 RJ-45 UTP ケーブルをスーパーバイザ モジュールの MGMT ETH ポートに接続します。 |
ステップ 2 | ケーブル管理システムの中央スロットにケーブルを通します。 |
ステップ 3 | ケーブルの反対側をネットワーク デバイスの 10/100/1000 イーサネット ポートに接続します。 |
各 I/O モジュール上のインターフェイス ポートをネットワークに接続する準備ができました。
スイッチをネットワークに接続できるように、IP アドレスをスイッチ管理インターフェイスに割り当てる必要があります。
最初にスイッチの電源を入れるとブートが始まり、スイッチを設定するための一連の質問が表示されます。 スイッチをネットワークに接続できるようにするために、IP アドレス以外の各設定にはデフォルトを使用できるようになっています。IP アドレスは入力する必要があります。 『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Fundamentals Configuration Guide』で説明されるように、他の設定は後で実行することができます。
![]() (注) |
ネットワーク内のデバイス間でスイッチを識別するために必要な、一意の名前も知っておいてください。 |
これで、スイッチのスーパーバイザ モジュールごとに管理インターフェイスを設定できるようになりました。
I/O モジュール上の光インターフェイス ポートをネットワーク接続のその他のデバイスと接続できます。
光ファイバ ケーブルの損傷を防ぐために、ケーブルに公称制限値を超える張力をかけないでください。また、ケーブルに張力がかかっていない場合でも、ケーブルを半径 1 インチ(2.54 cm)未満に曲げないでください。ケーブルに張力がかかっている場合は、半径 2 インチ(5.08 cm)未満に曲げないでください。
ケーブルやトランシーバの破損を防止するため、トランシーバへのケーブルの取り付けは、トランシーバをポートに設置してから行ってください。
ステップ 1 | 静電気防止用リスト ストラップを着用して、使用法に従います。 |
ステップ 2 | ケーブルのポート コネクタからダスト カバーを外します。 |
ステップ 3 | トランシーバのケーブル側のダスト カバーを外します。 |
ステップ 4 |
ケーブル コネクタをトランシーバに合わせ、しっかりはまるまでコネクタをトランシーバに差し込みます(SFP または SFP+ トランシーバについては、以下の図を参照してください)。
![]() ケーブルが取り付けにくい場合、ケーブルの向きを確認してください。 |
光ファイバ トランシーバを取り外す場合は、まずトランシーバから光ファイバ ケーブルを取り外し、その後でポートからトランシーバを取り外します。
高精度の信号を維持し、コネクタの損傷を防ぐためには、トランシーバおよび光ファイバ ケーブルを常に埃のない清潔な状態に保つ必要があります。 減衰(光損失)は汚れによって増加します。減衰量は 0.35 dB 未満でなければなりません。
メンテナンスの際には、次の注意事項に従ってください。