非管理対象モードについて
レイヤ 4 ~ レイヤ 7 サービスの挿入機能によって、管理者は 1 つ以上のサービスを 2 つのエンドポイント グループ間に挿入できます。Application Policy Infrastructure Controller(APIC)はサービスにファブリック リソース(VLAN)を割り当て、サービス グラフに指定された設定に従ってファブリック(リーフ スイッチ)とサービス アプライアンスをプログラミングします。サービスをサービス グラフの一部として使用できるようにするには、APIC にそのサービスのデバイス パッケージが必要です。APIC はグラフのインスタンス化時にもサービス アプライアンスをプログラミングします。
APIC で、サービス グラフに対してネットワーク リソースのみを割り当てて、グラフのインスタンス化時にファブリック側のみをプログラミングすることができます。サービス アプライアンスのプログラミングにより適した既存のオーケストレータまたは dev-op ツールが環境にすでにあるなど、さまざまな理由でこれが必要になる場合があります。また、サービス アプライアンスのデバイス パッケージが使用できない場合もあります。
サービスの非管理対象モードでは、ネットワーク リソースの割り当てや、ファブリックのプログラミングに対する APIC の動作を選択できます。非管理対象モードを有効にすると、APIC はネットワーク リソースのみをサービス アプライアンスに割り当て、ファブリック(リーフ)のみをプログラミングするように制限されます。デバイスの設定については、データセンターの管理者が外部から実行します。