この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章の内容は、次のとおりです。
Cisco Nexus デバイスでは、IPv4/IPv6 および unicast/multicast エントリは同じテーブルを共有します。さらに、同じテーブルが、ステーション テーブル管理(STM)とホスト ルート テーブル(HRT)で共有されます。STM は、MAC エントリを保持するホスト テーブルの一部です。HRT は、ARP、IPv6 ND、および /32 ホスト ルートを保持するホスト テーブルの一部です。STM/HRT テンプレート プロファイル機能は、Cisco Nexus デバイスに固有です。この機能は、要件ごとに STM および HRT テーブルのサイズをカービングするための柔軟性を提供します。合計テーブル サイズは 256k です。次の 4 種類の定義済みテンプレートのいずれかを適用できます。
テンプレート プロファイル | 仕様 |
---|---|
hrt-128-stm-128 |
HRT サイズ:128k、STM サイズ:128k(デフォルト サイズ) |
hrt-96-stm-160 |
HRT サイズ:96k、STM サイズ:160k |
hrt-64-stm-192 |
HRT サイズ:64k、STM サイズ:192k |
hrt-32-stm-224 |
HRT サイズ:32k、STM サイズ:224k |
(注) | hrt-96-stm-160 および hrt-32-stm-224 テンプレート プロファイルは、IPv6 エントリが存在する場合は推奨されません。これは、この 2 つのプロファイルを使用すると、HRT テーブルで奇数の SRAM が使用可能になるためです。IPv6 エントリを挿入すると、連続する 2 つの SRAM 内に空き領域が必要になります。 推奨される設定値の最大 ARP 割合は 50% です。推奨される設定値の最大 MAC 割合は 90% です。たとえば、プロファイルが hrt-96-stm-160 に設定される場合、スイッチが使用できる最大 ARP エントリには 96k の 50%(48k)が推奨されます。 |
テンプレート プロファイルを適用または適用解除するときは、新しく適用されるテンプレートまたはデフォルト テンプレートをアクティブにするために、copy running-config startup-config コマンドを入力してスイッチをリロードする必要があります。これらのコマンドはスイッチ単位です。そのため、vPC ピア スイッチに対して明示的に設定する必要があります。
次に、hrt-96-stm-160 テンプレートを設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# hardware profile route resource service-template hrt-96-stm-160 switch(config)# copy running-config startup-config
スイッチをリロードします。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例では、デフォルト テンプレートを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# no hardware profile route resource service-template switch(config)# copy running-config startup-config
スイッチをリブートすると、デフォルト テンプレート(hrt-128-stm-128)が適用されます。
MAC/ARP ハードウェア リソース カービング テンプレート設定情報を表示するには、次のコマンドのいずれかを入力します。
コマンド | 目的 |
---|---|
show hardware profile route resource template |
デフォルトを含む既存のテンプレートをすべて表示します。 |
show hardware profile route resource template template-name |
特定の事前定義されたテンプレートの詳細を表示します。 |
show hardware profile route resource template default |
デフォルト テンプレートの詳細を表示します。 |
show running-config hardware profile route resource template |
テンプレート マネージャに関連する実行設定情報を表示します。現在適用されているデフォルト以外の stm/hrt テンプレートを表示します。デフォルト テンプレートが適用されている場合、ここには何も表示されません。 |
show startup-config hardware profile route resource template |
テンプレート マネージャに関連するスタートアップ設定情報を表示します。copy running-config startup-config コマンドを入力すると、現在適用されているデフォルト以外の stm/hrt テンプレートが表示されます。デフォルト テンプレートが適用されている場合は何も表示されません。 |